説明

機能選択性α2Cアドレナリン受容体アゴニストとしてのクロマン誘導体および類似体

本発明は、その多くの実施形態において、α2Cアドレナリン受容体アゴニストの阻害薬としての式Iの新規クラスのクロマン化合物、


このような化合物を調製する方法、1つ以上のこのような化合物を含有する製薬組成物、1つ以上のこのような化合物を含む製薬調合物を調製する方法、およびこのような化合物または製薬組成物を使用したα2Cアドレナリン受容体に関連する1つ以上の状態の治療、予防、阻害、または緩和の方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化97】

によって表される化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ
(式中:
Jは:
【化98】

であり;
Zは−[C(R)(R)]−であり、
ここで
xは、1、2、または3であり;
Aは、1〜3個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環であり、少なくとも1個のRならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換され;
、J、およびJは独立して、−N−、−N(O)−または−C(R)−であり;
Xは、−O−または−S−であり;
【化99】

は、2個の連続二重結合がありえないという条件で、そして式Iにおいて位置1および2が二重結合を形成する場合、R4’およびRが存在しないというさらなる条件で、単結合または二重結合であり;
は、−[C(R)(R)]YR7’、−[C(R)(R)]N(R)YR7’、−[C(R)(R)]NR7’、−[C(R)(R)]OYR7’、−[C(R)(R)]N(YR)(YR7’)−、−[C(R)(R)]ON=CR7’、−P(=O)(OR)(OR7’)、−P(=O)(NR7’および−P(=O)Rから成る群より選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=O)−[C(R)(R)]−O−C(=O)−、−C(=O)N(R)−O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
ここでRおよびRは、H、アルキル、アルコキシ、およびハロから成る群より独立して選択され、
は、Hまたはアルキルであり;
は、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−[C(R)(R)]YR7’、−[C(R)(R)]N(R)YR7’、−[C(R)(R)]OYR7’、および−(CHON=CR、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、ハロ、および(=O)、ならびに少なくともRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、wが3である場合、R基の2個以下が(=O)でありうるという条件であり;
は、H、−CN、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
4’は、非存在であるか、あるいはHおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、ハロ、および−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、非存在であるか、あるいはH、−CN、ハロ、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1個または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル(hetrocyclenylalkyl)、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル(hetrocyclenylalkyl)、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−[C(R)(R)]YR7’、−[C(R)(R)]N(R)YR7’、−[C(R)(R)]NR7’、−[C(R)(R)]OYR7’、−(CHNR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されており、あるいは
b)可変基が−(CHON=CR7’または−[C(R)(R)]ON=CR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された炭素原子と共に、3〜8員シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記ヘテロシクリル(hetroacyclyl)、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は、O、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、前記環は1〜5個の独立して選択されたR部分ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されており;
は、そのそれぞれがハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’置換基から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)、ならびに次に、H、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、任意選択で置換されたヘテロシクレニルオキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、およびヘテロシクレニルアルコキシ基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシ、アリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、およびヘテロシクレニルオキシは置換される場合、R11によって1回以上置換され;
13は、Hならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
14は、H、アルキル、ハロ、−CN、およびアルコキシから成る群より独立して選択され;
mは、0または1であり;
nは独立して、1、2、または3であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0〜10の整数であり;
wは、0、1、2、または3であり;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
次の条件を伴う:
(a)J〜Jが−C(H)−であり、Rが−[C(R)(R)]OYR7’であり、qが0であり、Aが非置換イミダゾリルである場合、ここでYは結合以外であり;
(b)J〜Jが−C(H)−であり、Rが−[C(R)(R)]YR7’であり、qが0であり、Aが非置換イミダゾリルである場合、ここでYは結合以外であり;
(c)mが0である場合、ここでzは0ではありえない;
(d)Aが非置換イミダゾリルであり、Rが−[C(R)(R)]YR7’であり、qが0であり、Yが−C(=O)−または−C(=O)O−である場合、ここでR7’は、Hまたはアルキル以外であり;
(e)Rが−[C(R)(R)]YR7’であり、q=0、Y=−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、または−C(=NR)N(R)O−、である場合、ここでRおよびR7’は、ひとまとめにされて3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成しない;
(f)Rが−[C(R)(R)]N(R)YR7’または−[C(R)(R)]NR7’であり、q=0である場合、ここでRおよびR7’は、ひとまとめにされて3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成しない)。
【請求項2】
〜Jがそれぞれ−C(R)−であり;
が、−C(R)−または−N−であり;
Aが、少なくとも1個のRならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたイミダゾール、イミダゾリン、およびオキサゾリンから成る群からの5員ヘテロアリールまたはヘテロシクレニル環であり;
が、−(CHYR7’、−(CHNRYR7’、−(CHN(YR)(YR7’)、−(CHNR7’、−(CHOYR7’、−(CHON=CR7’、−P(=O)(OR)(OR7’)、−P(=O)(NR7’および−P(=O)Rから成る群より選択され;
Yが、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
が、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−(CHYR7’、−(CHNRYR7’、−(CHOYR7’、および−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
が、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
が、H、−CN、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
4’が、非存在であるか、あるいはH、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
が、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
が、非存在であるか、あるいはHおよび−CN、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
が、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’が、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−(CHNR7’、−P(O)NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分によって任意選択で置換されており;
が、そのそれぞれがハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
が、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10が、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11)、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より選択され;
11が、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’が、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12が、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11、ならびにそのそれぞれが次に、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシは置換されるときに、R11によって1回以上置換され;
mが、0または1であり;
nが、1または2であり;
pが、0、1、または2であり;
qが、0、1、2、または3であり;
wが、0、1、2、または3であり;
zが0または1である;
次の条件を伴う:
(a)Jが−C(H)−であり、Rが−(CHOYR7’であり、qが0であり、Aが非置換イミダゾリルである場合、ここでYは結合以外であり;
(b)Jが−C(H)−であり、Rが−(CHYR7’であり、qが0であり、Aが非置換イミダゾリルである場合、ここでYは結合以外であり;
(c)mが0である場合、ここでzは0ではありえない;
(d)Aが非置換イミダゾリルであり、Rが−(CHYR7’であり、qが0であり、Yが−C(=O)−または−C(=O)O−である場合、ここでR7’は、Hまたはアルキル以外であり;
(e)Rが−(CHYR7’であり、q=0、そしてY=−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、または−C(=NR)N(R)O−である場合、ここでRおよびR7’は、ひとまとめにされて3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成しない;
(f)Rが−(CHN(R)YR7’または−(CHYN(R)R7’であり、q=0である場合、ここでRおよびR7’は、ひとまとめにされて3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成しない;
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】

【化100】

によって表される請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ
(式中:
〜Jはそれぞれ−C(R)−であり;
は、−C(R)−または−N−であり;
Aは、少なくとも1個のRならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたイミダゾール、イミダゾリン、およびオキサゾリンから成る群からの5員ヘテロアリールまたはヘテロシクレニル環であり;
は、−(CHYR7’、−(CHNRYR7’、−(CHN(YR)(YR7’)、−(CHNR7’、−(CHOYR7’、−(CHON=CR7’、−P(=O)(OR)(OR7’)、−P(=O)(NR7’および−P(=O)Rから成る群より選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
は、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−(CHYR7’、−(CHNRYR7’、−(CHOYR7’、および−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−CN、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−(CHNR7’、−P(O)NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分によって任意選択で置換されており;
は、そのそれぞれがハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11)、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11、ならびにそのそれぞれが次に、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシは置換されるときに、R11によって1回以上置換され;
mは、0または1であり;
nは、1または2であり;
pは、0〜2の整数であり;
qは、0〜3の整数であり;
wは、0〜3の整数であり;
zは、0または1である)。
【請求項4】
式Ia
【化101】

によって表される請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ
(式中:
Aは、1〜3個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環であり、少なくとも1個のRならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換され;
、J、およびJは独立して、−N−、−N(O)−または−C(R)−であり;
Xは、−O−または−S−であり;
【化102】

は、2個の連続二重結合がありえないという条件で、そして式Iaにおいて位置1および2が二重結合を形成する場合、R4’およびRが存在しないというさらなる条件で、単結合または二重結合であり;
は、−[C(R)(R)]YR7’、−[C(R)(R)]N(R)YR7’、−[C(R)(R)]NR7’、−[C(R)(R)]OYR7’、−[C(R)(R)]N(YR)(YR7’)、−[C(R)(R)]ON=CR7’、−P(=O)(OR)(OR7’)、−P(=O)(NR7’および−P(=O)Rから成る群より選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=O)−[C(R)(R)]−O−C(=O)−、−C(=O)N(R)−O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
ここでRおよびRは、H、アルキル、アルコキシ、およびハロから成る群より独立して選択され、
は、Hまたはアルキルであり;
は、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−[C(R)(R)]YR7’、−[C(R)(R)]N(R)YR7’、−[C(R)(R)]=OYR7’、および−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、ハロ、および(=O)、ならびに少なくともRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、wが3である場合、Rの2個以下が(=O)でありうるという条件であり;
は、H、−CN、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
4’は、非存在であるか、あるいはHおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、ハロ、および−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、非存在であるか、あるいはH、−CN、ハロ、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1個または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−[C(R)(R)]YR7’、−[C(R)(R)]N(R)YR7’、−[C(R)(R)]NR7’、−[C(R)(R)]OYR7’、−(CHNR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されており、あるいは
b)可変基が−(CHON=CR7’または−[C(R)(R)]ON=CR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された炭素原子と共に、3〜8員シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記ヘテロシクリル(hetroacyclyl)、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は、O、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、前記環は1〜5個の独立して選択されたR部分ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されており;
は、そのそれぞれがハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1また2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1また2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1また2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’置換基から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)、ならびにそのそれぞれが次に、H、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、任意選択で置換されたヘテロシクレニルオキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、およびヘテロシクレニルアルコキシ基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシ、アリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、およびヘテロシクレニルオキシは置換される場合、R11によって1回以上置換され;
14は、H、アルキル、ハロ、−CN、およびアルコキシから成る群より独立して選択され;
mは、0または1であり;
nは独立して、1、2、または3であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0〜10の整数であり;
wは、0、1、2、または3であり;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
次の条件を伴う:
(a)J〜Jが−C(H)−であり、Rが−[C(R)(R)]OYR7’であり、qが0であり、Aが非置換イミダゾリルである場合、ここでYは結合以外であり;
(b)J〜Jが−C(H)−であり、Rが−[C(R)(R)]YR7’であり、qが0であり、Aが非置換イミダゾリルである場合、ここでYは結合以外であり;
(c)mが0である場合、ここでzは0ではありえない;
(d)Aが非置換イミダゾリルであり、Rが−[C(R)(R)]YR7’であり、qが0であり、Yが−C(=O)−または−C(=O)O−である場合、ここでR7’は、Hまたはアルキル以外であり;
(e)Rが−[C(R)(R)]YR7’であり、q=0、そしてY=−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、または−C(=NR)N(R)O−、である場合、ここでRおよびR7’は、ひとまとめにされて3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成しない;
(f)Rが−[C(R)(R)]N(R)YR7’または−[C(R)(R)]NR7’であり、q=0である場合、ここでRおよびR7’は、ひとまとめにされて3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成しない)。
【請求項5】
Ib:
【化103】

によって表される請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ
(式中:
Aは、1〜3個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環であり、少なくとも1個のRならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換され;
、J、およびJは独立して、−N−、−N(O)−または−C(R)−であり;
Xは、−O−または−S−であり;
【化104】

は、2個の連続二重結合がありえないという条件で、そして式Iaにおいて位置1および2が二重結合を形成する場合、R4’およびRが存在しないというさらなる条件で、単結合または二重結合であり;
は、−[C(R)(R)]YR7’、−[C(R)(R)]N(R)YR7’、−[C(R)(R)]NR7’、−[C(R)(R)]OYR7’、−[C(R)(R)]N(YR)(YR7’)、−[C(R)(R)]ON=CR7’、−P(=O)(OR)(OR7’)、−P(=O)(NR7’および−P(=O)Rから成る群より選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=O)−[C(R)(R)]−O−C(=O)−、−C(=O)N(R)−O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
ここでRおよびRは、H、アルキル、アルコキシ、およびハロから成る群より独立して選択され、
は、Hまたはアルキルであり;
は、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−[C(R)(R)]YR7’、−[C(R)(R)]N(R)YR7’、−[C(R)(R)]OYR7’、および−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、ハロ、および(=O)、ならびに少なくともRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、wが3である場合、R基の2個以下が(=O)でありうるという条件であり;
は、H、ハロ、および−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、非存在であるか、あるいはH、−CN、ハロ、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1個または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−[C(R)(R)]YR7’、−[C(R)(R)]N(R)YR7’、−[C(R)(R)]NR7’、−[C(R)(R)]OYR7’、−(CHNR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されており、あるいは
b)可変基が−(CHON=CR7’または−[C(R)(R)]ON=CR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された炭素原子と共に、3〜8員シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記ヘテロシクリル(hetroacyclyl)、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は、O、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、前記環は1〜5個の独立して選択されたR部分ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されており;
は、そのそれぞれがハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11置換基から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基ならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)、ならびにそのそれぞれが次に、H、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、任意選択で置換されたヘテロシクレニルオキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、およびヘテロシクレニルアルコキシ基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシ、アリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、およびヘテロシクレニルオキシは置換される場合、R11によって1回以上置換され;
13は、Hならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
14は、H、アルキル、ハロ、−CN、およびアルコキシから成る群より独立して選択され;
mは、0または1であり;
nは独立して、1、2、または3であり;
pは独立して、0、1、2、または2であり;
qは独立して、0〜10の整数であり;
wが、0、1、2、または3であり;
zが、0〜5であり、
次の条件を伴う:
(a)J〜Jが−C(H)−であり、Rが−[C(R)(R)]OYR7’であり、qが0であり、Aが非置換イミダゾリルである場合、ここでYは結合以外であり;
(b)J〜Jが−C(H)−であり、Rが−[C(R)(R)]YR7’であり、qが0であり、Aが非置換イミダゾリルである場合、ここでYは結合以外であり;
(c)mが0である場合、ここでzは0ではありえない;
(d)Aが非置換イミダゾリルであり、Rが−[C(R)(R)]YR7’であり、qが0であり、Yが−C(=O)−または−C(=O)O−である場合、ここでR7’は、Hまたはアルキル以外であり;
(e)Rが−[C(R)(R)]YR7’であり、q=0、そしてY=−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、または−C(=NR)N(R)O−、である場合、ここでRおよびR7’は、ひとまとめにされて3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成しない;
(f)Rが−[C(R)(R)]N(R)YR7’または−[C(R)(R)]NR7’であり、q=0である場合、ここでRおよびR7’は、ひとまとめにされて3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成しない)。
【請求項6】
構造式
【化105】

によって表される請求項4に記載の化合物あるいは前記化合物の製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ
(式中:
は、−(CHYR7’、−(CHNRYR7’、−(CHN(YR)(YR7’)、−(CHNR7’、−(CHOYR7’、−(CHON=CR7’、−P(=O)(OR)(OR7’)、−P(=O)(NR7’および−P(=O)Rから成る群より選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より独立して選択され;
は、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個および/または1個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−CNおよびハロ、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−(CHNR7’、−P(O)NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分によって任意選択で置換されており;
は、そのそれぞれがハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11、ならびにそのそれぞれが次に、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシは置換される場合、R11によって1回以上置換され;
14は独立して、Hまたはアルキルであり;
zは、1、2、3、4または5であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0〜6の整数であり;
wは、0、1、2、または3であり;
は、0、1、2、または3である)。
【請求項7】
zが0であり、RがHである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
構造式
【化106】

によって表される請求項4に記載の化合物あるいは前記化合物の製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ
(式中:
は、−(CHYR7’、−(CHNRYR7’、−(CHN(YR)(YR7’)、−(CHNR7’、−(CHOYR7’、−(CHON=CR7’、−P(=O)(OR)(OR7’)、−P(=O)(NR7’および−P(=O)Rから成る群より選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より独立して選択され;
は、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個および/または1個の(=O)によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、Hおよび−CN、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−(CHNR7’、−P(O)NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’である場合、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分によって任意選択で置換されており;
は、そのそれぞれがハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11、ならびにそのそれぞれが次に、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシは置換される場合、R11によって1回以上置換され;
14は独立して、Hまたはアルキルであり;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0〜6の整数であり;
wは、0、1、2、または3であり;
z’は、0、1、2、または3である)。
【請求項9】
zが0であり、RがHである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
が−(CHYR7’、−(CHNRYR7’、−(CHOYR7’、および−(CHON=CR7’から成る群より選択される、請求項6に記載の化合物。
【請求項11】
が−(CHYR7’、−(CHNRYR7’、−(CHOYR7’、および−(CHON=CR7’から成る群より選択される、請求項8に記載の化合物。
【請求項12】
【化107】

【化108】

から成る群より選択される請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項13】
請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、あるいはその製薬的に許容される塩または溶媒和物および少なくとも1つの製薬的に許容される担体、アジュバントまたはビヒクルを含む製薬組成物。
【請求項14】
1つ以上の追加の治療剤をさらに含み、前記追加の治療剤が、ステロイド、糖質コルチコステロイド、PDE−4阻害薬、抗ムスカリン剤、筋弛緩薬、クロモリンナトリウム、H受容体アンタゴニスト、5−HTアゴニスト、NSAID、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、アンギオテンシンII受容体アゴニスト、β遮断薬、長期および短期作用βアゴニスト、ロイコトリエンアンタゴニスト、利尿薬、アルドステロンアンタゴニスト、イオンチャネル剤、ナトリウム利尿ペプチド、疼痛管理剤/鎮痛剤、抗不安剤、抗片頭痛剤、鎮静剤、NMDA受容体アンタゴニスト、アルファ1受容体アンタゴニストを含まないアルファアドレナリン作動薬、抗痙攣薬、タキキニン(NK)アンタゴニスト、COX−2阻害薬、神経遮断薬、バニロイド受容体アゴニストまたはアンタゴニスト、ベータアドレナリン作動薬、局所麻酔薬、コルチコステロイド、セロトニン受容体アゴニストまたはアンタゴニスト、PDEV阻害薬、アルファ−2−デルタリガンド、カンナビノイド(canabinoid)ならびに心臓病、精神病性障害、または緑内障を治療するのに適切な治療剤から成る群より選択される、請求項13に記載の製薬組成物。
【請求項15】
α2Cアドレナリン受容体をその必要がある細胞において選択的に刺激する方法であって、前記細胞に少なくとも1つの請求項1の化合物あるいはその製薬的に許容される塩または溶媒和物の治療的有効量を接触させるステップを含む方法。
【請求項16】
α2Cアドレナリン受容体に関連する1つ以上の状態を治療する方法であって、このような治療が必要な哺乳類に、請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩または溶媒和物を投与するステップを含む方法。
【請求項17】
前記状態がアレルギー性鼻炎、うっ滞、疼痛、下痢、緑内障、うっ血性心不全、慢性心不全、心臓虚血、躁病障害、うつ病、不安、片頭痛、ストレス誘発性尿失禁、虚血による神経損傷、統合失調症、注意欠陥多動性障害および糖尿病の症状から成る群より選択される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記状態がうっ滞である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記うっ滞が通年性アレルギー性鼻炎、季節性アレルギー性鼻炎、非アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、薬物性鼻炎、静脈洞炎、急性鼻副鼻腔炎、または慢性鼻副鼻腔炎に関連している、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記うっ滞がポリープによって引き起こされる、または感冒に関連している、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記状態が疼痛である、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記疼痛がニューロパシー、炎症、関節炎、糖尿病に関連している、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
単離および精製形である、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】

【化109】

を有する請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項25】

【化110】

を有する請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項26】

【化111】

を有する請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項27】

【化112】

を有する請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項28】

【化113】

を有する請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。

【公表番号】特表2010−518161(P2010−518161A)
【公表日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−549596(P2009−549596)
【出願日】平成20年2月11日(2008.2.11)
【国際出願番号】PCT/US2008/001770
【国際公開番号】WO2008/100459
【国際公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】