説明

正n角形柱に変化する直方体

【課題】正n角形の面積はn個の二等辺三角形の面積と同じであるが、その大きさを実感することはかなり難しい。また、1つの角の大きさを求めることも容易ではない。従来は円に内接する正n角形の性質を理解するには平面上の図形での説明に頼る方法がほとんどであった。正n角形の性質、面積や角の大きさを小道具を用いて理解できるようにする。
【解決手段】直方体から正n角形柱に変形できるような直角三角柱を2n個連結した。このことによって正n角形の面積を求める際、直方体の側面の長方形の面積と変化後の正n角柱の底面の正n角形の面積が同じということを実感しやすく、また、このことを用いて簡単に正n角形の面積を求めることができる。さらに、正n角形の1つの角の大きさは、直角三角形の直角以外の残りの角の大きさを表示しておくだけで簡単に求めることができるなど、正n角形の性質を理解するために十分な役目を果たすことができる小道具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
【先行技術文献】
【0003】
【非特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
正n角形の面積はn個の二等辺三角形の面積と同じであるが、その大きさを実感することはかなり難しい。また、1つの角の大きさを求めることも容易ではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
直角三角柱で連結された直方体が正n角形柱に変化することによって、直方体の側面の長方形が正n角形に変化したことが実感でき、長方形の面積を求めれば、簡単に正n角形の面積を求めることができることが理解できる。また、直角三角形の2つの角の大きさを表示しておけば、正n角形の1つの角の大きさも簡単に求められる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 直角三角柱10個を連結し、直方体にしたもの。それぞれの連結面は2つの大きさの違う長方形でその長方形の対角線の交点部分に面と垂直になるような回転軸(ビスなど)で連結されている。これは正5角柱になる。
【図2】 図1の1の連結面
【図3】 図1の2の連結面
【図4】 直角三角柱の底面で、角のC大きさは36° 斜辺ACの大きさを10cmとすると、高さABの大きさは10SIN36°cm 底辺BCの大きさは10COS36°cm

【符号の説明】
【0008】
図1の1は直角三角柱の1つの連結面
図1の2は直角三角柱のもう1つの連結面
図2の1は対角線の交点
図3の1は対角線の交点
図4のA、B、Cは直角三角形の頂点および角の大きさ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方体から正n角形柱に変形できるような直角三角柱を2n個連結した。このことによって正n角形の面積を求める際、直方体の側面の長方形の面積と変化後の正n角柱の底面の正n角形の面積が同じことを用いて簡単に正n角形の面積を求めることができる。また、正n角形の1つの角の大きさは直角三角形の直角以外の残りの角の大きさを表示しおくだけで簡単に求めることができるなど、正n角形の性質を理解するために十分な役目を果たすことができる小道具である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−145634(P2011−145634A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−21612(P2010−21612)
【出願日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(505112370)
【Fターム(参考)】