説明

殺線虫性組成物

【課題】殺線虫性化合物、組成物の開発。
【解決手段】2種以上の下記既知化合物の、殺線虫性化合物、殺線虫性組成物としてのその調合物、および線虫、好ましくは植物に寄生する線虫を抑制するためのその使用方法を提供する。アンプロピルフォス,ビテルタノル,クロルフルアズロン,シモキサニル,ジクロフルアニド,ジフェノコナゾール,ジメトモルフ,フルフェナセト,フルルタモン,フルバリネート,フベリダゾール,ハロフェノジド,イミダクロプリド,イプロジオン,イソキサフルトール,キノプレン,ニテンピラム,オフレース,オキサジキシル,ピペロニルブトキシド,レスメトリン,テブフェンピラド,テフルトリン,テトラメトリン,チフェンスルフロンメチルおよびその誘導体。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
殺線虫剤としての式I、V、VI、VIII、IX、XI、XII、XIV、XVI、XVII、XVIII、XX、XXI、XXIII、XXIV、XXV、XXVI、XXVII、XXIX、XXX、XXXI、XXXIV、XXXV、XXXVII、XXXIX、XLVII、L、LIII、LVI
【化1】

【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

各式において、
およびRは独立に水素またはC〜Cアルキル基から選ばれ;nは0、1、2、または3の整数であり;RはC〜C12アルキル基であり、Rは水素またはC〜C12アルキル基から選ばれ、
はC〜Cアルキル部分を有するN,N−ジアルキルアミノ、フェニル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、ニトロフェニル、ニトロクロロフェニル、トリルおよびクロロメチルより成る群から選ばれ、Zはフェニル、フルオロフェニル、低級アルキルフェニル、クロロフェニル、低級アルキル、C〜Cアルキル部分を有するアルキルカルボニル、
【化6】

より成る群から選ばれ、YおよびZは窒素原子と一緒に組み合わされた場合には複素環式環として定義され、Halはハロゲンとして定義されてCl、Br、またはIを表すことができ、
およびRはそれぞれ独立に水素、メチルまたはエチル基から選ばれ、Arはフェニル、フルオロフェニル、低級アルキルフェニルまたはクロロフェニルから成る群から選ばれ、
は水素、塩素または臭素原子、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルケニル、HClFC−CFO−、HClC=CCl−、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、4−クロロフェニル、4−エチルフェニル、4−クロロベンジルまたは4−クロロフェニルチオ基;またはフッ素および塩素およびメチルおよびエトキシカルボニル基より成る群から選ばれる一つまたはそれ以上の置換基で随時置換されていてもよいフェノキシ基であり、Rは水素原子、低級アルキルまたは3−フェノキシ基から選ばれ、Rは水素、低級アルキル、トリフルオロメチル、フェニル、置換されたフェニルから選ばれるか、或いは環を形成することができ、
式IXにおいて、Rは塩素または臭素原子或いはトリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、プロピル、ブトキシ、フェニル、4−クロロフェニルチオ、4−クロロフェノキシ、4−メチルフェノキシまたは4−エトキシカルボンフェノキシ(4−ethoxycarbonphenoxy)基、特に塩素または臭素原子或いはトリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、フェニルまたは4−クロロフェノキシ基から選ばれ、
Hetはハロゲンまたはそれぞれ随時ハロゲンにより置換されていてもよいC〜Cアルキルまたはフェニルによって置換されているチアジアゾリルを表し、Arは随時ハロゲン、C〜CアルキルまたはC〜Cハロゲノアルキルで置換されていてもよいフェニルを表し、R10はハロゲン、または随時ハロゲンにより置換されていてもよいC〜Cアルキルから選ばれ
13は炭素数1〜4の低級アルキル;炭素数3〜7のシクロアルキル;低級アルケニル;炭素数が1〜4でフッ素、塩素、臭素またはヨードから独立に選ばれるハロゲン原子を1〜3個有するハロアルキル;炭素数が2〜4でフッ素、塩素、臭素、またはヨードから独立に選ばれるハロゲン原子を1〜3個有するハロアルケニル;アルコキシおよびアルキル部分が独立に1〜3個の炭素原子を有する低級アルコキシアルキル;アルキル部分が独立に1〜3個の炭素原子を有する低級アルキルチオアルキル;フェニル;ナフト−1−イル;インデン−1−イル;4−フルオロフェニル;アルキレン部分の炭素数が1〜3でありアリール部分がフェニル、ナフト−1−イルまたはインデン−1−イルであるアリールアルキレン;または式
【化7】

を有する基から選ばれる置換されたアリールまたはアリールアルキレンから選ばれ、ここでR14、R15、R16、R17、R18、およびR19の1、2または3個はそれぞれ独立に低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、または同一または相異なるハロゲン原子を1〜3個有するC〜Cハロアルキルであり、残りは水素であり;R20は単結合またはC〜Cアルキレンから選ばれ、R11は水素、C〜Cアルキルから選ばれ;R12は水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、アルコキシ部分の炭素数が1〜4でアルキル部分の炭素数が1〜4であるアルコキシカルボニルアルキル、アルコキシおよびアルキル部分の炭素数が独立に1〜3のアルコキシアルキル、またはアルキル部分が独立に1〜3個の炭素原子を有するアルキルチオアルキルから選ばれるか;或いはR11およびR12はそれらが結合する窒素と一緒になって構成原子の一つが窒素であり残りが炭素原子である4〜6個の環原子を有する飽和または不飽和の複素環を形成し;Xは水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、またはトリフルオロメチルから選ばれ、フェニル環上の任意の可能な位置を占めることができ;Yは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、炭素数が1〜4で1〜3個の同一または相異なるハロゲン原子を有する低級ハロアルキル、炭素数が1〜4で1〜3個の同一または相異なるハロゲン原子を有する低級ハロアルコキシ、または炭素数が1〜4で1〜3個の同一または相異なるハロゲン原子を有する低級ハロアルキルチオから選ばれ、但しYがハロゲンである場合にはR13、R11およびR12はすべてが水素であることはなく、またさらにYがトリフルオロメチル以外であり、Xが水素以外であり、且つR11が水素であり、R12が水素である場合には、R13はメチル、エチル、プロピル、2−ハロフェニル、2−低級アルキルフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、
27はC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキル;X、Y、M、お
よびNはそれぞれ独立にH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルフォニル、シアノ、F、Cl、Br、I、ニトロ、CF、R21CF−、1,1−ジフルオロ−2,2−ジクロロエトキシ、R22COまたはR2324N−から選ばれ、XおよびYは一緒になって環を形成することができ、この場合Xは構造−OCHO−、−OCFO−、または
【化8】

によって表され;ZはS(O)またはOから選ばれ;R21はH、F、CHF、CHFClまたはCFであり;R22はC〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはR2324Nであり;R23はHまたはC〜Cアルキルであり;R24はH、C〜CアルキルまたはR25COであり;R25はHまたはC〜Cアルキルであり;mは0、1または2であり;但しX、Y、M、またはNの少なくとも一つは水素以外の置換基から選ばれ、Mがパラ位のニトロである場合は他のX、Y、またはNの少なくとも一つは水素以外の置換基でなければならず、
式XVIIIにおいては、XおよびMはそれぞれ独立にH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルフォニル、シアノ、F、Cl、Br、I、ニトロ、CFから選ばれ;R27は水素、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルから選ばれ、
tは0又1を表し、R31、R32、R35、およびR36はそれぞれ独立に水素原子またはアルキル基から選ばれ、R33およびR34はそれぞれ独立に水素原子、ヒドロキシ基、またはアルキル基から選ばれ、ここでtが1の場合、R32はR35と一緒になって単結合を形成することができ、Xは硫黄原子、酸素原子、
【化9】

を表し、ここでR37は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ベンジロキシ基;アルコキシ基、アルキルチオ基、シアノ基、ハロゲン原子、ジアルキルアミノ基、およびトリアルキルシリル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるアルキル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルケニル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルキニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニル基;メチル基、メトキシ基、ハロゲン原子、ハロメチル基、ハロメトキシ基およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるベンジル基;フォルミル基、アルケニルカルボニル基;アルコキシ基、フェノキシ基、アルキルチオ基、およびハロゲン原子より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるアルキルカルボニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロメチル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるベンゾイル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるベンジルカルボニル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルコキシカルボニル基;アルキルチオカルボニル基;メチル基、メトキシ基、ハロメチル基、ハロメトキシ基、ハロゲン原子およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェノキシカルボニル基;ハロゲン原子および/またはアルキル基により置換されていることができるフェニルチオカルボニル基;ベンジロキシカルボニル基、モノアルキル−またはジアルキル−アミノカルボニル基;アルキル基、ハロアルキル基およびハロゲン原子より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェニルアミノ
カルボニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるベンゾイルアミノカルボニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルスルフォニルアミノカルボニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルチオ基、ハロゲン原子により置換されていることができるアルキルスルフォニル基;アルキル基、ハロゲン原子およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェニルスルフォニル基;アルキルカルボニルメチル基;ハロゲン原子および/またはアルキル基により置換されていることができるフェナシル基、有機フォスフォノ基、有機チオノフォスフォノ基、−CH−Wまたは−CO−Wから選ばれ、ここでWは酸素原子、硫黄原子および窒素原子より成る群から選ばれる少なくとも一つのへテロ原子を含む5〜6員の複素環式であり、これはハロゲン原子、アルキル基、およびハロアルキル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができ、R38は水素原子、アルキル基、アリール基またはベンジル基から選ばれ、Yは窒素原子または
【化10】

から選ばれ、ここにR39は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ベンジロキシ基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、シアノ基、モノ−またはジアルキル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基およびフェノキシカルボニル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるアルキル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルケニル基;アルキニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基;ハロゲン原子、アルキル基およびアルコキシル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるベンゾイル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルコキシカルボニル基、アルキルチオカルボニル基;ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェノキシカルボニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルチオカルボニル基、ベンジロキシカルボニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるベンゾイルアミノカルボニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルスルフォニルアミノカルボニル基、アルキルスルフォニルアミノカルボニル基、アルキルチオ基、ハロゲン原子により置換されていることができるアルキルスルフォニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルチオ基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルスルフォニル基から選ばれ、さらに、R39はメチレン基を介して式XXのビス−形態を形成することができ、R30は水素原子またはアルキル基から選ばれ、Zは酸素原子、硫黄原子および窒素原子より成る群から選ばれる少なくとも一つのヘテロ原子を含む5〜6員の複素環式基を表し、該環はハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルフォニル基、アルケニル基、ハロアルコキシ基、ハロアルキルチオ基、ハロアルケニル基、アシルアミノ基、ハロアシルアミノ基、アルコキシカルボニル基、チオシアナート基、アルキニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、シクロアルキル基、オキソ基、チオオキソ基、ハロアルケニルチオ基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニルアミノ基、カルバモイル基、アシル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、フォルミル基、ハロゲン原子、アルキル基、ハロゲノアルキル基、アルコキシ基、ニトロ基およびシアノ基よりなる群から選ばれ
る置換基によって随時置換されていてもよいアリール基、上記アリール基のところで示した置換基によって随時置換されていてもよいアリーロキシ基、および該アリール基のところで示したと同じ置換基によって随時置換されていてもよいアラルキル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基によって置換されていることができ、但しR31、R32、R33、R34、R35およびR36が同時に水素原子を表わし、X
【化11】

を表し且つY
【化12】

を表す場合、Zはピリジル基を表してはならず、
式XXIにおいては、sは1または2を表し、Zはハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基またはアルコキシ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基によって置換されていることができる6員の窒素含有複素式環であり、R30およびR28はそれぞれ独立に水素原子またはアルキルまたはヒドロキシ基から選ばれ、
各m’およびn’は0であるか、または1、2、または3の整数であり;各R51およびR52は低級アルキルであり;R54はアルキルであり;R53、R55、R56、R57およびR58のそれぞれは独立に水素および低級アルキルから選ばれ;Qは基−C(=O)OR59、−C(=O)Xまたは−C(=O)S50の一つであり、ここでXはブロモ、クロロまたはフルオロであり、R59は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、低級アルキルチオアルキル、低級アルコキシアルキル、ハロゲンが置換された低級アルキル、複素環、または金属陽イオンから選ばれ;
50は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルから選ばれ、
Aは水素またはベンゼン核上の脂肪族基、R60は中間の脂肪族炭化水素基、R61はアルキル、アリール、或いは複素環式の基またはカルボキシル基であり、s’は2またはそれ以上であり、t’はモノグリコールエーテルの場合は1、ポリグリコールエーテル基の場合は1よりも大きく、
式XXXIにおいては、Aは水素またはベンゼン核上の脂肪族基、R61はアルキル、アリール、或いは複素環またはカルボキシル基であり、t’はモノグリコールエーテルの場合は1、ポリグリコールエーテル基の場合は1よりも大きく、
は酸素または硫黄であり、R71はシクロアルキル、シクロアルケニル、ハロゲンまたは低級アルキルで置換されたシクロアルケニル、または基
【化13】

から選ばれ、ここでtは0、1、2、3または4であり、Yは水素、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキルカルボニル、低級アルコキシカルボニル、低級アリーロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、および低級ハロアルキルチオから選ばれ、ZはYの意義、シクロアルキル、および低級ハロアルコキシから選ばれるか;或いはYとZはメチレンジオキシ基を形成し、R72は水素、低級アルキル、低級ハロアルキルカルボニル、またはフォルミルから選ばれ、R73は炭素数2〜5の低級アルキル、炭素数2〜5の低級アルケニル、炭素数1〜4の低級ハロアルキ
ル、炭素数2〜4の低級ハロアルケニル、または炭素数3または4の低級シクロアルキルから選ばれ、R74は水素またはフルオロであり、R75
【化14】

から選ばれる基であり、ここでpは0、1、2、または3であり、R76は水素、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、エチニル、または−C(=S)NHから選ばれ、R77はハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルケニル、または低級ハロアルケニルから選ばれ、R78は水素から選ばれるか、またはR77と一緒になって隣接環炭素原子を横切るアルキレンジオキシ架橋を形成し、R79は水素、低級アルケニルオキシ、低級アルキニル、低級アルキニルオキシ、低級ハロアルキニル、低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、置換されたアリールカルボニル、アリーロキシ、置換されたアリーロキシ、アリールチオ、置換されたアリールチオ、アラルキル、置換されたアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、低級アシロキシ、アリーロキシカルボニル、低級アルコキシカルボニル、または低級ハロアルケニルオキシから選ばれ、R62は水素または低級アルキルであり、R63は低級アルケニル、低級アルキニル、またはアラルキルから選ばれ、R64およびR65は一緒になって低級アルキレンまたは低級アルケニレンの架橋を形成し、R66は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、またはアラルキルから選ばれ、R67は水素または低級アルキルであり、R68は水素、クロロ、フルオロ、またはメチルから選ばれ、R69は水素、クロロ、フルオロ、またはメチルから選ばれるか、またはR68と一緒になって炭素−炭素結合を形成し、R70はフェニルまたはフェニロキシであり、R80は水素、ハロゲン、メチル、またはエチルから選ばれ、R81はアリル、プロパルギル、3−ブテニル、3−ブチニル、フェニル、またはベンジルから選ばれ、およびその強無機酸または有機酸の塩であり、
式XXXVにおいては、R73は低級C〜Cアルキルであり;YおよびZはそれぞれ独立に水素、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキルカルボニル、低級アルコキシカルボニル、低級アリーロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、または低級ハロアルキルチオから選ばれ;R76は水素、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、またはエチニルから選ばれ;R77は水素、ハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、または低級ハロアルコキシから選ばれ;R78は水素、低級アルケニルオキシ、低級アルキニル、低級アルキニルオキシ、置換基をもったアリールカルボニル、アリーロキシ、または置換されたアリーロキシから選ばれ、
91はC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、フェニル基またはベンジル基を表し、R92およびR93の一つは−C(=O)R94または−C(=S)R94を表し、ここでR94
【化15】

を表し、ここでR95、R96およびR97はそれぞれ水素原子、C〜Cアルキル基またはフェニル基を表し、R98およびR99はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルコキシアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、フェニル基、ベンジル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ基、C〜Cアルキルアミノ基、C〜Cジアルキルアミノ基、シアノ基、カルボキシル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cシクロアルコキシカルボニル基、C〜Cアルコキシアルコキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、C〜C11ジアルキルアミノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、モルフォリノカルボニル基、トリメチルシリル基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、またはC〜Cアルキルスルフォニル基を表し、他のR92およびR93は水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cシクロアルキル基またはフェニル基を表し;Xは水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C〜Cアルキルアミノ基、C〜C10ジアルキルアミノ基およびC〜Cアシルアミノ基を表し、
はOまたはSであり、AはH、Cl、Br、C〜Cアルキル、OCH、NOまたはCFから選ばれ;Aは−C(=O)−O−R82であり、ここでR82はC〜Cアルキル;C〜Cアルケニル;C〜Cアルキニル;1、2または3個のCl、FまたはBr、またはCNまたはCHの一つで置換されたC〜Cアルキルから選ばれ、Bは
【化16】

であり、ここでR84はHまたはCH;WはOまたはSであり;R85はH、CHまたはCHOであり;但しR84またはR85のいずれかはHでなければならず;R86
【化17】

であり、ここでZはN、CHまたはC−Fから選ばれ;XはH,Cl、−CH、−OCHまたは−OCHCHを表し;YはH;Cl;C〜Cアルキル;−OCH、−OC、−CN、−COCH、−CO、−C(=O)−L、または1〜3個のF、Cl、Br原子で置換されたC〜Cアルキル;C−Cアルケニル;−O−(CHn’O−(C〜C)アルキル、ここでn’は2または3である;−OCH−C(=O)−L;−OCH(CH)−C(=O)−L;−OCHCH−C(=O)−L;SCNまたは−Nを表し、ここでLはOH、−NH、−N(CH)−OCH、−NH(C〜Cアルキル)、−N(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルコキシから選ばれ、
Arはフェニル基、またはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキルおよびアルコキシ基およびトリフルオロメチル基より成る群から選ばれる同一または相異なることができる置換基を1〜5個有するフェニル基であり、R41は炭素数1〜4のアルコキシ基または−NR4344の基であり、ここでR43およびR44は同一または相異なりそれぞれ水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数2〜4のアルケニル基から選ばれ、R42は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基から選ばれ、Xは酸素または硫黄原子を表し、
式XXIVにおいては、Arはフェニル基、またはハロゲン原子から選ばれる同一または相異なることができる置換基を1〜5個有するフェニル基であり、R40およびR45は同一または相異なり、それぞれ独立に水素、またはC〜Cアルキル基を表し、
10は−C(R113−、−O−、−NR113−、−S−、−(C=O)−、または
【化18】

を表し;R113は水素または炭素数最高6の低級アルキルから選ばれ;uは1または2のいずれかであり;R110、R111、およびR112はそれぞれ互いに独立に水素、ハロゲンまたは低級アルキルから選ばれ;Yは一つの結合または−O−であり;Zは水素、低級アルキル、または随時ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていてもよい低級アルキルを表し、
121およびR122はそれぞれ独立に水素またはC〜Cの直鎖または分岐したアルキルから選ばれ、R123は置換されたまたは未置換のアリールまたはヘテロアリール基から選ばれ、R124は置換されたまたは未置換のアリールまたはヘテロアリール基或いは式
【化19】

から選ばれ、ここでR125は低級アルキル基であり、
Arはフェニル;またはフルオロ、クロロ、ブロモ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシまたはニトロから選ばれる1〜3個の同一または相異なる置換基で置換され
たフェニルであり;R126はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ニトロ、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルキル;またはフルオロ、クロロ、またはブロモから選ばれる同一または相異なるハロゲンを1〜5個有するC〜Cハロアルキルから選ばれ;X11は炭素原子または窒素原子から選ばれ;vは1または2であり、
127およびR128それぞれ互いに独立に水素、低級アルキル、シクロアルキル、ハロメチル、およびハロゲンであり;X12はアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル含む芳香族または不飽和の環を表し、これらの環は場合によりさらに1個またはそれ以上のニトロソ、ニトロ、アミノ、置換されたアミノ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ヒドロキシル、置換されたヒドロキシル、アゾ、シアノ、アルキル、アラルキル、またはアルキルアリール基で置換されていてもよく、或いは、X12は−N(R129)−CO−R130を表すことができ;ここでR129は水素、低級アルキルまたはアルカノイルから選ばれ;R130は水素、低級アルキルまたはアルケニルから選ばれ;或いはR129とR130は一緒になって随時1個またはそれ以上のアリールまたはシクロアルキルと融合したラクタムおよびイミンを含む環系を表すことができる、
の化合物、またはそれらの立体異性体、互変異性体、ラセミ体、またはそれらの塩、エステルおよび/または溶媒和物の群から選ばれる少なくとも1種の化合物を殺線虫剤として含む殺線虫剤組成物の使用方法。
【請求項2】
少なくとも2種の化合物を使用方法する請求項1に記載の使用方法。
【請求項3】
式、I、V、VI、VIII、IX、XI、XII、XIV、XVI、XVII、XVIII、XX、XXI、XXIII、XXIV、XXV、XXVI、XXVII、XXIX、XXX、XXXI、XXXIII、XXXIV、XXXV、XXXVII、XXXIX、XLVII、L、LIII、LVIの化合物、またはそれらの立体異性体、互変異性体、ラセミ体、またはそれらの塩、エステルおよび/または溶媒和物の群から選ばれる少なくとも2種の化合物の有効量を含んで成る請求項2に記載の使用方法。
【請求項4】
該化合物がアンプロピルフォス(ampropylfos)、ビテルタノル(bitertanol)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、シモキサニル(cymoxanil)、ジクロフルアニド(diclofluanid)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジメトモルフ(dimethomorf)、フルフェナセト(flufenacet)、フルルタモン(Flurtamone)、フルバリネート(fluvalinate)、フベリダゾール(fuberidazole)、ハロフェノジド(halofenozide)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イプロジオン(iprodione)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、キノプレン(kinoprene)、ニテンピラム(nitenpyram)、オフレース(ofurace))、オキサジキシル(oxadixyl)、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、レスメトリン(resmethrin)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テフルトリン(tefluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、チフェンスルフロン−メチル(thifensulfuron−methyl)またはそれらの立体異性体、互変異性体、ラセミ体、またはそれらの塩、エステルおよび/または溶媒和物の群から選ばれる請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項5】
該化合物が式I;VIIIまたはIX;XIまたはXII;XXIIIまたはXXIV;XXVI;XXVII;XXXまたはXXXI;XXXIVまたはXXXV;XXXIXの化合物;またはそれらの立体異性体、互変異性体、ラセミ体、またはこれらの化合物のいずれかの塩、エステルおよび/または溶媒和物の群から選ばれる請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項6】
− 式XXIIIまたはXXIVの化合物がイプロジオンであり;
− 式VIIIまたはIXの化合物がジメトモルフであり;
− 式XIまたはXIIの化合物がフルフェナセトであり;
− 式XXVIIの化合物がキノプレンであり;
− 式XXXまたはXXXIの化合物がピペロニルブトキシドであり;
− 式XXXIVまたはXXXVの化合物がτ−フルバリネートであり;
− 式XXXIXの化合物がチフェンスルフロン−メチルである
請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項7】
第1の化合物が式XXIIIまたはXXIVの化合物であり、少なくとも一つの他の化合物が式XXXまたはXXXIを有する請求項2または3に記載の使用方法。
【請求項8】
該第1の化合物がイプロジオンであり、少なくとも一つの他の化合物がピペロニルブトキシドである請求項7に記載の使用方法。
【請求項9】
第1の化合物が式XXXIVまたはXXXVの化合物であり、少なくとも一つの他の化合物が式XIまたはXII;VIIIまたはIX;XXVI;XXXまたはXXXI;およびXXXIXの群から選ばれる請求項2または3に記載の使用方法。
【請求項10】
該第1の化合物がフルバリネートであり;そして
− 式XIまたはXIIの化合物がフルフェナセトであり;
− 式VIIIまたはIXの化合物がジメトモルフであり;
− 式XXVIの化合物がイソキサフルトールであり;
− 式XXXまたはXXXIの化合物がピペロニルブトキシドであり;或いは
− 式XXXIXの化合物がチフェンスルフロン−メチルでである
請求項9に記載の使用方法。
【請求項11】
第1の化合物が式XIまたはXIIの化合物であり少なくとも一つの他の化合物が式XXXIXの化合物である請求項2または請求項3に記載の使用方法。
【請求項12】
該第1の化合物がフルフェナセトであり、そして
− 式XXXIXの化合物がチフェンスルフロン−メチルである
請求項11に記載の使用方法。
【請求項13】
該殺線虫剤が植物に寄生する線虫に対して活性である請求項1〜12のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項14】
該殺線虫剤の有効量を保護されるべき植物もしくは動物またはそれらの場所に適用することを含んでなる線虫の制御のための請求項1〜12のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項15】
前記場所が土壌である請求項14に記載の使用方法。
【請求項16】
該適用が植樹の前に行われる請求項14又は請求項15に記載の使用方法。
【請求項17】
該適用が植樹の後に行われる請求項14又は請求項15に記載の使用方法。
【請求項18】
該化合物が除草剤、殺菌・殺カビ剤、殺バクテリア剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺虫剤との混合物において使用される請求項1〜17のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項19】
線虫損傷の人間もしくは動物を処置するかまたは線虫損傷から人間もしくは動物を保護
するための薬剤の製造のための請求項1〜12のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項20】
式I、V、VI、VIII、IX、XI、XII、XIV、XVI、XVII、XVIII、XX、XXI、XXIII、XXIV、XXV、XXVI、XXVII、XXIX、XXX、XXXI、XXXIV、XXXV、XXXVII、XXXIX、XLIII、XLIV、XLVI、XLVII、L、LIII、LVI
【化20】

【化21】

【化22】

【化23】

より成る群から選ばれ、
各式において、
およびRは独立に水素またはC〜Cアルキル基から選ばれ;nは0、1、2、または3の整数であり;RはC〜C12アルキル基であり、Rは水素またはC〜C12アルキル基から選ばれ、
はC〜Cアルキル部分を有するN,N−ジアルキルアミノ、フェニル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、ニトロフェニル、ニトロクロロフェニル、トリルおよびクロロメチルより成る群から選ばれ、Zはフェニル、フルオロフェニル、低級アルキルフ
ェニル、クロロフェニル、低級アルキル、C〜Cアルキル部分を有するアルキルカルボニル、
【化24】

より成る群から選ばれ、YおよびZは窒素原子と一緒に組み合わされた場合には複素環式環として定義され、Halはハロゲンとして定義されてCl、Br、またはIを表すことができ、
およびRはそれぞれ独立に水素、メチルまたはエチル基から選ばれ、Arはフェニル、フルオロフェニル、低級アルキルフェニルまたはクロロフェニルから成る群から選ばれ、
は水素、塩素または臭素原子、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルケニル、HClFC−CFO−、HClC=CCl−、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、4−クロロフェニル、4−エチルフェニル、4−クロロベンジルまたは4−クロロフェニルチオ基;またはフッ素および塩素およびメチルおよびエトキシカルボニル基より成る群から選ばれる一つまたはそれ以上の置換基で随時置換されていてもよいフェノキシ基であり、Rは水素原子、低級アルキルまたは3−フェノキシ基から選ばれ、Rは水素、低級アルキル、トリフルオロメチル、フェニル、置換されたフェニルから選ばれるか、或いは環を形成することができ、
式IXにおいて、Rは塩素または臭素原子或いはトリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、プロピル、ブトキシ、フェニル、4−クロロフェニルチオ、4−クロロフェノキシ、4−メチルフェノキシまたは4−エトキシカルボンフェノキシ(4−ethoxycarbonphenoxy)基、特に塩素または臭素原子或いはトリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、フェニルまたは4−クロロフェノキシ基から選ばれ、
Hetはハロゲンまたはそれぞれ随時ハロゲンにより置換されていてもよいC〜Cアルキルまたはフェニルによって置換されているチアジアゾリルを表し、Arは随時ハロゲン、C〜CアルキルまたはC〜Cハロゲノアルキルで置換されていてもよいフェニルを表し、R10はハロゲン、または随時ハロゲンにより置換されていてもよいC〜Cアルキルから選ばれ
13は炭素数1〜4の低級アルキル;炭素数3〜7のシクロアルキル;低級アルケニル;炭素数が1〜4でフッ素、塩素、臭素またはヨードから独立に選ばれるハロゲン原子を1〜3個有するハロアルキル;炭素数が2〜4でフッ素、塩素、臭素、またはヨードから独立に選ばれるハロゲン原子を1〜3個有するハロアルケニル;アルコキシおよびアルキル部分が独立に1〜3個の炭素原子を有する低級アルコキシアルキル;アルキル部分が独立に1〜3個の炭素原子を有する低級アルキルチオアルキル;フェニル;ナフト−1−イル;インデン−1−イル;4−フルオロフェニル;アルキレン部分の炭素数が1〜3でありアリール部分がフェニル、ナフト−1−イルまたはインデン−1−イルであるアリールアルキレン;または式
【化25】

を有する基から選ばれる置換されたアリールまたはアリールアルキレンから選ばれ、ここ
でR14、R15、R16、R17、R18、およびR19の1、2または3個はそれぞれ独立に低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、または同一または相異なるハロゲン原子を1〜3個有するC〜Cハロアルキルであり、残りは水素であり;R20は単結合またはC〜Cアルキレンから選ばれ、R11は水素、C〜Cアルキルから選ばれ;R12は水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、アルコキシ部分の炭素数が1〜4でアルキル部分の炭素数が1〜4であるアルコキシカルボニルアルキル、アルコキシおよびアルキル部分の炭素数が独立に1〜3のアルコキシアルキル、またはアルキル部分が独立に1〜3個の炭素原子を有するアルキルチオアルキルから選ばれるか;或いはR11およびR12はそれらが結合する窒素と一緒になって構成原子の一つが窒素であり残りが炭素原子である4〜6個の環原子を有する飽和または不飽和の複素環を形成し;Xは水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、またはトリフルオロメチルから選ばれ、フェニル環上の任意の可能な位置を占めることができ;Yは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、炭素数が1〜4で1〜3個の同一または相異なるハロゲン原子を有する低級ハロアルキル、炭素数が1〜4で1〜3個の同一または相異なるハロゲン原子を有する低級ハロアルコキシ、または炭素数が1〜4で1〜3個の同一または相異なるハロゲン原子を有する低級ハロアルキルチオから選ばれ、但しYがハロゲンである場合にはR13、R11およびR12はすべてが水素であることはなく、またさらにYがトリフルオロメチル以外であり、Xが水素以外であり、且つR11が水素であり、R12が水素である場合には、R13はメチル、エチル、プロピル、2−ハロフェニル、2−低級アルキルフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、
27はC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキル;X、Y、M、およびNはそれぞれ独立にH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルフォニル、シアノ、F、Cl、Br、I、ニトロ、CF、R21CF−、1,1−ジフルオロ−2,2−ジクロロエトキシ、R22COまたはR2324N−から選ばれ、XおよびYは一緒になって環を形成することができ、この場合Xは構造−OCHO−、−OCFO−、または
【化26】

によって表され;ZはS(O)またはOから選ばれ;R21はH、F、CHF、CHFClまたはCFであり;R22はC〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはR2324Nであり;R23はHまたはC〜Cアルキルであり;R24はH、C〜CアルキルまたはR25COであり;R25はHまたはC〜Cアルキルであり;mは0、1または2であり;但しX、Y、M、またはNの少なくとも一つは水素以外の置換基から選ばれ、Mがパラ位のニトロである場合は他のX、Y、またはNの少なくとも一つは水素以外の置換基でなければならず、
式XVIIIにおいては、XおよびMはそれぞれ独立にH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルフォニル、シアノ、F、Cl、Br、I、ニトロ、CFから選ばれ;R27は水素、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルから選ばれ、
tは0又1を表し、R31、R32、R35、およびR36はそれぞれ独立に水素原子またはアルキル基から選ばれ、R33およびR34はそれぞれ独立に水素原子、ヒドロキシ基、またはアルキル基から選ばれ、ここでtが1の場合、R32はR35と一緒になって単結合を形成することができ、Xは硫黄原子、酸素原子、
【化27】

を表し、ここでR37は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ベンジロキシ基;アルコキシ基、アルキルチオ基、シアノ基、ハロゲン原子、ジアルキルアミノ基、およびトリアルキルシリル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるアルキル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルケニル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルキニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニル基;メチル基、メトキシ基、ハロゲン原子、ハロメチル基、ハロメトキシ基およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるベンジル基;フォルミル基、アルケニルカルボニル基;アルコキシ基、フェノキシ基、アルキルチオ基、およびハロゲン原子より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるアルキルカルボニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロメチル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるベンゾイル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるベンジルカルボニル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルコキシカルボニル基;アルキルチオカルボニル基;メチル基、メトキシ基、ハロメチル基、ハロメトキシ基、ハロゲン原子およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェノキシカルボニル基;ハロゲン原子および/またはアルキル基により置換されていることができるフェニルチオカルボニル基;ベンジロキシカルボニル基、モノアルキル−またはジアルキル−アミノカルボニル基;アルキル基、ハロアルキル基およびハロゲン原子より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェニルアミノカルボニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるベンゾイルアミノカルボニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルスルフォニルアミノカルボニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルチオ基、ハロゲン原子により置換されていることができるアルキルスルフォニル基;アルキル基、ハロゲン原子およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェニルスルフォニル基;アルキルカルボニルメチル基;ハロゲン原子および/またはアルキル基により置換されていることができるフェナシル基、有機フォスフォノ基、有機チオノフォスフォノ基、−CH−Wまたは−CO−Wから選ばれ、ここでWは酸素原子、硫黄原子および窒素原子より成る群から選ばれる少なくとも一つのへテロ原子を含む5〜6員の複素環式であり、これはハロゲン原子、アルキル基、およびハロアルキル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができ、R38は水素原子、アルキル基、アリール基またはベンジル基から選ばれ、Yは窒素原子または
【化28】

から選ばれ、ここにR39は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ベンジロキシ基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、シアノ基、モノ−またはジアルキル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基およびフェノキシカルボニル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるアルキル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルケニル基;アルキニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基;ハロゲン原子、アルキル基およびアルコキシル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるベンゾイル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルコキシカルボニル基、アルキルチオカルボニル基;ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、およびニトロ基より成る
群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェノキシカルボニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルチオカルボニル基、ベンジロキシカルボニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるベンゾイルアミノカルボニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルスルフォニルアミノカルボニル基、アルキルスルフォニルアミノカルボニル基、アルキルチオ基、ハロゲン原子により置換されていることができるアルキルスルフォニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルチオ基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルスルフォニル基から選ばれ、さらに、R39はメチレン基を介して式XXのビス−形態を形成することができ、R30は水素原子またはアルキル基から選ばれ、Zは酸素原子、硫黄原子および窒素原子より成る群から選ばれる少なくとも一つのヘテロ原子を含む5〜6員の複素環式基を表し、該環はハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルフォニル基、アルケニル基、ハロアルコキシ基、ハロアルキルチオ基、ハロアルケニル基、アシルアミノ基、ハロアシルアミノ基、アルコキシカルボニル基、チオシアナート基、アルキニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、シクロアルキル基、オキソ基、チオオキソ基、ハロアルケニルチオ基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニルアミノ基、カルバモイル基、アシル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、フォルミル基、ハロゲン原子、アルキル基、ハロゲノアルキル基、アルコキシ基、ニトロ基およびシアノ基よりなる群から選ばれる置換基によって随時置換されていてもよいアリール基、上記アリール基のところで示した置換基によって随時置換されていてもよいアリーロキシ基、および該アリール基のところで示したと同じ置換基によって随時置換されていてもよいアラルキル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基によって置換されていることができ、但しR31、R32、R33、R34、R35およびR36が同時に水素原子を表わし、X
【化29】

を表し且つY
【化30】

を表す場合、Zはピリジル基を表してはならず、
式XXIにおいては、sは1または2を表し、Zはハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基またはアルコキシ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基によって置換されていることができる6員の窒素含有複素式環であり、R30およびR28はそれぞれ独立に水素原子またはアルキルまたはヒドロキシ基から選ばれ、
各m’およびn’は0であるか、または1、2、または3の整数であり;各R51およびR52は低級アルキルであり;R54はアルキルであり;R53、R55、R56、R57およびR58のそれぞれは独立に水素および低級アルキルから選ばれ;Qは基−C(=O)OR59、−C(=O)Xまたは−C(=O)S50の一つであり、ここでXはブロモ、クロロまたはフルオロであり、R59は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、低級アルキルチオアルキル、低級アルコキシアルキル、ハロゲンが置換された低級アルキル、複素環、または金属陽イオンから選ばれ;
50は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルから選ばれ、
Aは水素またはベンゼン核上の脂肪族基、R60は中間の脂肪族炭化水素基、R61
アルキル、アリール、或いは複素環式の基またはカルボキシル基であり、s’は2またはそれ以上であり、t’はモノグリコールエーテルの場合は1、ポリグリコールエーテル基の場合は1よりも大きく、
式XXXIにおいては、Aは水素またはベンゼン核上の脂肪族基、R61はアルキル、アリール、或いは複素環またはカルボキシル基であり、t’はモノグリコールエーテルの場合は1、ポリグリコールエーテル基の場合は1よりも大きく、
は酸素または硫黄であり、R71はシクロアルキル、シクロアルケニル、ハロゲンまたは低級アルキルで置換されたシクロアルケニル、または基
【化31】

から選ばれ、ここでtは0、1、2、3または4であり、Yは水素、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキルカルボニル、低級アルコキシカルボニル、低級アリーロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、および低級ハロアルキルチオから選ばれ、ZはYの意義、シクロアルキル、および低級ハロアルコキシから選ばれるか;或いはYとZはメチレンジオキシ基を形成し、R72は水素、低級アルキル、低級ハロアルキルカルボニル、またはフォルミルから選ばれ、R73は炭素数2〜5の低級アルキル、炭素数2〜5の低級アルケニル、炭素数1〜4の低級ハロアルキル、炭素数2〜4の低級ハロアルケニル、または炭素数3または4の低級シクロアルキルから選ばれ、R74は水素またはフルオロであり、R75
【化32】

から選ばれる基であり、ここでpは0、1、2、または3であり、R76は水素、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、エチニル、または−C(=S)NHから選ばれ、R77はハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルケニル、または低級ハロアルケニルから選ばれ、R78は水素から選ばれるか、またはR77と一緒になって隣接環炭素原子を横切るアルキレンジオキシ架橋を形成し、R79は水素、低級アルケニルオキシ、低級アルキニル、低級アルキニルオキシ、低級ハロアルキニル、低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、置換されたアリールカルボニル、アリーロキシ、置換されたアリーロキシ、アリールチオ、置換されたアリールチオ、アラルキル、置換されたアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、低級アシロキシ、アリーロキシカルボニル、低級アルコキシカルボニル、または低級ハロアルケニルオキシから選ばれ、R62は水素または低級アルキルであり、R63は低級アルケニル、低級アルキニル、またはアラルキルから選ばれ、R64およびR65は一緒になって低級アルキレンまたは低級アルケニレンの架橋を形成し、R66は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、またはアラルキルから選ばれ、R67は水素または低級アルキルであり、R68は水素、クロロ、フルオロ、またはメチルから選ばれ、R69は水素、クロロ、フルオロ、またはメチルから選ばれるか、またはR68と一緒になって炭素−炭素結合を形成し、R70はフェニルまたはフェニロキ
シであり、R80は水素、ハロゲン、メチル、またはエチルから選ばれ、R81はアリル、プロパルギル、3−ブテニル、3−ブチニル、フェニル、またはベンジルから選ばれ、およびその強無機酸または有機酸の塩であり、
式XXXVにおいては、R73は低級C〜Cアルキルであり;YおよびZはそれぞれ独立に水素、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキルカルボニル、低級アルコキシカルボニル、低級アリーロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、または低級ハロアルキルチオから選ばれ;R76は水素、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、またはエチニルから選ばれ;R77は水素、ハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、または低級ハロアルコキシから選ばれ;R78は水素、低級アルケニルオキシ、低級アルキニル、低級アルキニルオキシ、置換基をもったアリールカルボニル、アリーロキシ、または置換されたアリーロキシから選ばれ、
91はC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、フェニル基またはベンジル基を表し、R92およびR93の一つは−C(=O)R94または−C(=S)R94を表し、ここでR94
【化33】

を表し、ここでR95、R96およびR97はそれぞれ水素原子、C〜Cアルキル基またはフェニル基を表し、R98およびR99はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルコキシアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、フェニル基、ベンジル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ基、C〜Cアルキルアミノ基、C〜Cジアルキルアミノ基、シアノ基、カルボキシル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cシクロアルコキシカルボニル基、C〜Cアルコキシアルコキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、C〜C11ジアルキルアミノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、モルフォリノカルボニル基、トリメチルシリル基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、またはC〜Cアルキルスルフォニル基を表し、他のR92およびR93は水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cシクロアルキル基またはフェニル基を表し;Xは水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C〜Cアルキルアミノ基、C〜C10ジアルキルアミノ基およびC〜Cアシルアミノ基を表し、
はOまたはSであり、AはH、Cl、Br、C〜Cアルキル、OCH、NOまたはCFから選ばれ;Aは−C(=O)−O−R82であり、ここでR82はC〜Cアルキル;C〜Cアルケニル;C〜Cアルキニル;1、2または3個
のCl、FまたはBr、またはCNまたはCHの一つで置換されたC〜Cアルキルから選ばれ、Bは
【化34】

であり、ここでR84はHまたはCH;WはOまたはSであり;R85はH、CHまたはCHOであり;但しR84またはR85のいずれかはHでなければならず;R86
【化35】

であり、ここでZはN、CHまたはC−Fから選ばれ;XはH,Cl、−CH、−OCHまたは−OCHCHを表し;YはH;Cl;C〜Cアルキル;−OCH、−OC、−CN、−COCH、−CO、−C(=O)−L、または1〜3個のF、Cl、Br原子で置換されたC〜Cアルキル;C−Cアルケニル;−O−(CHn’O−(C〜C)アルキル、ここでn’は2または3である;−OCH−C(=O)−L;−OCH(CH)−C(=O)−L;−OCHCH−C(=O)−L;SCNまたは−Nを表し、ここでLはOH、−NH、−N(CH)−OCH、−NH(C〜Cアルキル)、−N(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルコキシから選ばれ、
Arはフェニル基、またはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキルおよびアルコキシ基およびトリフルオロメチル基より成る群から選ばれる同一または相異なることができる置換基を1〜5個有するフェニル基であり、R41は炭素数1〜4のアルコキシ基または−NR4344の基であり、ここでR43およびR44は同一または相異なりそれぞれ水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数2〜4のアルケニル基から選ばれ、R42は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基から選ばれ、Xは酸素または硫黄原子を表し、
式XXIVにおいては、Arはフェニル基、またはハロゲン原子から選ばれる同一または相異なることができる置換基を1〜5個有するフェニル基であり、R40およびR45は同一または相異なり、それぞれ独立に水素、またはC〜Cアルキル基を表し、
10は−C(R113−、−O−、−NR113−、−S−、−(C=O)−、または
【化36】

を表し;R113は水素または炭素数最高6の低級アルキルから選ばれ;uは1または2のいずれかであり;R110、R111、およびR112はそれぞれ互いに独立に水素、ハロゲンまたは低級アルキルから選ばれ;Yは一つの結合または−O−であり;Zは水素、低級アルキル、または随時ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていてもよい低級アルキルを表し、
121およびR122はそれぞれ独立に水素またはC〜Cの直鎖または分岐したアルキルから選ばれ、R123は置換されたまたは未置換のアリールまたはヘテロアリー
ル基から選ばれ、R124は置換されたまたは未置換のアリールまたはヘテロアリール基或いは式
【化37】

から選ばれ、ここでR125は低級アルキル基であり、
Arはフェニル;またはフルオロ、クロロ、ブロモ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシまたはニトロから選ばれる1〜3個の同一または相異なる置換基で置換されたフェニルであり;R126はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ニトロ、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルキル;またはフルオロ、クロロ、またはブロモから選ばれる同一または相異なるハロゲンを1〜5個有するC〜Cハロアルキルから選ばれ;X11は炭素原子または窒素原子から選ばれ;vは1または2であり、
127およびR128それぞれ互いに独立に水素、低級アルキル、シクロアルキル、ハロメチル、およびハロゲンであり;X12はアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル含む芳香族または不飽和の環を表し、これらの環は場合によりさらに1個またはそれ以上のニトロソ、ニトロ、アミノ、置換されたアミノ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ヒドロキシル、置換されたヒドロキシル、アゾ、シアノ、アルキル、アラルキル、またはアルキルアリール基で置換されていてもよく、或いは、X12は−N(R129)−CO−R130を表すことができ;ここでR129は水素、低級アルキルまたはアルカノイルから選ばれ;R130は水素、低級アルキルまたはアルケニルから選ばれ;或いはR129とR130は一緒になって随時1個またはそれ以上のアリールまたはシクロアルキルと融合したラクタムおよびイミンを含む環系を表すことができる、
の化合物、またはそれらの立体異性体、互変異性体、ラセミ体、またはそれらの塩、エステルおよび/または溶媒和物の群から選ばれる少なくとも2種の化合物の有効量を含んで成る殺線虫性組成物。
【請求項21】
該少なくとも2種の化合物がブピリメート、イプロジオン、アンプロピルフォス、ジクロフルアニド、ジメトモルフ、フルフェナセト、フルルタモン、フベリダゾール、ハロフェノジド、イミダクロプリド、イソキサフルトール、キノプレン、ニテンピラム、ピペロニルブトキシド、フルバリネート、テブフェンピラド、チフェンスルフロン−メチル、シプロジニル、ピリメタニル、ビテルタノル、ジフェノコナゾール、クロルフルアズロン、シモキサニル、オフレース、オキサジキシル、レスメトリン、テフルトリン、テトラメトリンまたはそれらの立体異性体、互変異性体、ラセミ体、またはそれらの塩、エステルおよび/または溶媒和物の群から選ばれる請求項20に記載の殺線虫性組成物。
【請求項22】
更に少なくとも1種の次の成分:即ち表面活性剤、固体または液体の希釈剤を含んで成る殺線虫性組成物であって、表面活性剤または希釈剤が殺線虫性組成物において通常使用方法されることを特徴とする請求項20または請求項21のいずれかに記載された殺線虫性組成物。
【請求項23】
不織布繊維、および該繊維に安定に吸着されている
式I、V、VI、VIII、IX、XI、XII、XIV、XVI、XVII、XVIII、XX、XXI、XXIII、XXIV、XXVI、XXVII、XXIX、XXX、XXXI、XXXIV、XXXV、XXXVII、XXXIX、XLVII、L、LIII、LVI
【化38】

【化39】

【化40】

【化41】

【化42】

より成る群から選ばれ、
各式において、
およびRは独立に水素またはC〜Cアルキル基から選ばれ;nは0、1、2、または3の整数であり;RはC〜C12アルキル基であり、Rは水素またはC〜C12アルキル基から選ばれ、
はC〜Cアルキル部分を有するN,N−ジアルキルアミノ、フェニル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、ニトロフェニル、ニトロクロロフェニル、トリルおよびクロロメチルより成る群から選ばれ、Zはフェニル、フルオロフェニル、低級アルキルフェニル、クロロフェニル、低級アルキル、C〜Cアルキル部分を有するアルキルカルボニル、
【化43】

より成る群から選ばれ、YおよびZは窒素原子と一緒に組み合わされた場合には複素環式環として定義され、Halはハロゲンとして定義されてCl、Br、またはIを表すことができ、
およびRはそれぞれ独立に水素、メチルまたはエチル基から選ばれ、Arはフェニル、フルオロフェニル、低級アルキルフェニルまたはクロロフェニルから成る群から選ばれ、
は水素、塩素または臭素原子、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルケニル、HClFC−CFO−、HClC=CCl−、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、4−クロロフェニル、4−エチルフェニル、4−クロロベンジルまたは4−クロロフェニルチオ基;またはフッ素および塩素およびメチルおよびエトキシカルボニル基より成る群から選ばれる一つまたはそれ以上の置換基で随時置換されていてもよいフェノキシ基であり、Rは水素原子、低級アルキルまたは3−フェノキシ基から選ばれ、Rは水素、低級アルキル、トリフルオロメチル、フェニル、置換されたフェニルから選ばれるか、或いは環を形成することができ、
式IXにおいて、Rは塩素または臭素原子或いはトリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、プロピル、ブトキシ、フェニル、4−クロロフェニルチオ、4−クロロフェノキシ、4−メチルフェノキシまたは4−エトキシカルボンフェノキシ(4−ethoxycarbonphenoxy)基、特に塩素または臭素原子或いはトリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、フェニルまたは4−クロロフェノキシ基から選ばれ、
Hetはハロゲンまたはそれぞれ随時ハロゲンにより置換されていてもよいC〜Cアルキルまたはフェニルによって置換されているチアジアゾリルを表し、Arは随時ハロゲン、C〜CアルキルまたはC〜Cハロゲノアルキルで置換されていてもよいフェニルを表し、R10はハロゲン、または随時ハロゲンにより置換されていてもよいC〜Cアルキルから選ばれ
13は炭素数1〜4の低級アルキル;炭素数3〜7のシクロアルキル;低級アルケニル;炭素数が1〜4でフッ素、塩素、臭素またはヨードから独立に選ばれるハロゲン原子を1〜3個有するハロアルキル;炭素数が2〜4でフッ素、塩素、臭素、またはヨードから独立に選ばれるハロゲン原子を1〜3個有するハロアルケニル;アルコキシおよびアルキル部分が独立に1〜3個の炭素原子を有する低級アルコキシアルキル;アルキル部分が独立に1〜3個の炭素原子を有する低級アルキルチオアルキル;フェニル;ナフト−1−イル;インデン−1−イル;4−フルオロフェニル;アルキレン部分の炭素数が1〜3でありアリール部分がフェニル、ナフト−1−イルまたはインデン−1−イルであるアリールアルキレン;または式
【化44】

を有する基から選ばれる置換されたアリールまたはアリールアルキレンから選ばれ、ここでR14、R15、R16、R17、R18、およびR19の1、2または3個はそれぞれ独立に低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、または同一または相異なるハロゲン原子を1〜3個有するC〜Cハロアルキルであり、残りは水素であり;R20は単結合またはC〜Cアルキレンから選ばれ、R11は水素、C〜Cアルキルから選ばれ;R12は水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、アルコキシ部分の炭素数が1〜4でアルキル部分の炭素数が1〜4であるアルコキシカルボニルアルキル、アルコキシおよびアルキル部分の炭素数が独立に1〜3のアルコキシアルキル、またはアルキル部分が独立に1〜3個の炭素原子を有するアルキルチオアルキルから選ばれるか;或いはR11およびR12はそれらが結合する窒素と一緒になって構成原子の一つが窒素であり残りが炭素原子である4〜6個の環原子を有する飽和または不飽和の複素環を形成し;Xは水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、またはトリフルオロメチルから選ばれ、フェニル環上の任意の可能な位置を占めることができ;Yは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、炭素数が1〜4で1〜3個の同一または相異なるハロゲン原子を有する低級ハロアルキル、炭素数が1〜4で1〜3個の同一または相異なるハロゲン原子を有する低級ハロアルコキシ、または炭素数が1〜4で1〜3個の同一または相異なるハロゲン原子を有する低級ハロアルキルチオから選ばれ、但しYがハロゲンである場合にはR13、R11およびR12はすべてが水素であることはなく、またさらにYがトリフルオロメチル以外であり、Xが水素以外であり、且つR11が水素であり、R12が水素である場合には、R13はメチル、エチル、プロピル、2−ハロフェニル、2−低級アルキルフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、
27はC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキル;X、Y、M、およびNはそれぞれ独立にH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルフォニル、シアノ、F、Cl、Br、I、ニトロ、CF、R21CF−、1,1−ジフルオロ−2,2−ジクロロエトキシ、R22COまたはR2324N−から選ばれ、XおよびYは一緒になって環を形成することができ、この場合Xは構造−OCHO−、−OCFO−、または
【化45】

によって表され;ZはS(O)またはOから選ばれ;R21はH、F、CHF、CHFClまたはCFであり;R22はC〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはR2324Nであり;R23はHまたはC〜Cアルキルであり;R24はH、C〜CアルキルまたはR25COであり;R25はHまたはC〜Cアルキルであり;mは0、1または2であり;但しX、Y、M、またはNの少なくとも一つは水素以外の置換基から選ばれ、Mがパラ位のニトロである場合は他のX、Y、またはNの少なくとも一つは水素以外の置換基でなければならず、
式XVIIIにおいては、XおよびMはそれぞれ独立にH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルフォニル、シアノ、F、Cl、Br、I、ニトロ、CFから選ばれ;R27は水素、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルから選ばれ、
tは0又1を表し、R31、R32、R35、およびR36はそれぞれ独立に水素原子またはアルキル基から選ばれ、R33およびR34はそれぞれ独立に水素原子、ヒドロキシ基、またはアルキル基から選ばれ、ここでtが1の場合、R32はR35と一緒になって単結合を形成することができ、Xは硫黄原子、酸素原子、
【化46】

を表し、ここでR37は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ベンジロキシ基;アルコキシ基、アルキルチオ基、シアノ基、ハロゲン原子、ジアルキルアミノ基、およびトリアルキルシリル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるアルキル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルケニル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルキニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニル基;メチル基、メトキシ基、ハロゲン原子、ハロメチル基、ハロメトキシ基およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるベンジル基;フォルミル基、アルケニルカルボニル基;アルコキシ基、フェノキシ基、アルキルチオ基、およびハロゲン原子より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるアルキルカルボニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロメチル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるベンゾイル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるベンジルカルボニル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルコキシカルボニル基;アルキルチオカルボニル基;メチル基、メトキシ基、ハロメチル基、ハロメトキシ基、ハロゲン原子およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェノキシカルボニル基;ハロゲン原子および/またはアルキル基により置換されていることができるフェニルチオカルボニル基;ベンジロキシカルボニル基、モノアルキル−またはジアルキル−アミノカルボニル基;アルキル基、ハロアルキル基およびハロゲン原子より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェニルアミノカルボニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるベンゾイルアミノカルボニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルスルフォニルアミノカルボニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルチオ基、ハロゲン原子により置換されていることができるアルキルスルフォニル基;アルキル基、ハロゲン原子およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェニルスルフォニル基;アルキルカルボニルメチル基;ハロゲン原子および/またはアルキル基により置換されていることができるフェナシル基、有機フォスフォノ基、有機チオノフォスフォノ基、−CH−Wまたは−CO−Wから選ばれ、ここでWは酸素原子、硫黄原子および窒素原子より成る群から選ばれる少なくとも一つのへテロ原子を含む5〜6員の複素環式であり、これはハロゲン原子、アルキル基、およびハロアルキル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができ、R38は水素原子、アルキル基、アリール基またはベンジル基から選ばれ、Yは窒素原子または
【化47】

から選ばれ、ここにR39は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ベンジロキシ基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、シアノ基
、モノ−またはジアルキル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基およびフェノキシカルボニル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるアルキル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルケニル基;アルキニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基;ハロゲン原子、アルキル基およびアルコキシル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるベンゾイル基;ハロゲン原子により置換されていることができるアルコキシカルボニル基、アルキルチオカルボニル基;ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、およびニトロ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基により置換されていることができるフェノキシカルボニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルチオカルボニル基、ベンジロキシカルボニル基;アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるベンゾイルアミノカルボニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルスルフォニルアミノカルボニル基、アルキルスルフォニルアミノカルボニル基、アルキルチオ基、ハロゲン原子により置換されていることができるアルキルスルフォニル基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルチオ基、アルキル基および/またはハロゲン原子により置換されていることができるフェニルスルフォニル基から選ばれ、さらに、R39はメチレン基を介して式XXのビス−形態を形成することができ、R30は水素原子またはアルキル基から選ばれ、Zは酸素原子、硫黄原子および窒素原子より成る群から選ばれる少なくとも一つのヘテロ原子を含む5〜6員の複素環式基を表し、該環はハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルフォニル基、アルケニル基、ハロアルコキシ基、ハロアルキルチオ基、ハロアルケニル基、アシルアミノ基、ハロアシルアミノ基、アルコキシカルボニル基、チオシアナート基、アルキニル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、シクロアルキル基、オキソ基、チオオキソ基、ハロアルケニルチオ基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニルアミノ基、カルバモイル基、アシル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、フォルミル基、ハロゲン原子、アルキル基、ハロゲノアルキル基、アルコキシ基、ニトロ基およびシアノ基よりなる群から選ばれる置換基によって随時置換されていてもよいアリール基、上記アリール基のところで示した置換基によって随時置換されていてもよいアリーロキシ基、および該アリール基のところで示したと同じ置換基によって随時置換されていてもよいアラルキル基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基によって置換されていることができ、但しR31、R32、R33、R34、R35およびR36が同時に水素原子を表わし、X
【化48】

を表し且つY
【化49】

を表す場合、Zはピリジル基を表してはならず、
式XXIにおいては、sは1または2を表し、Zはハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、ニトロ基、シアノ基またはアルコキシ基より成る群から選ばれる少なくとも一つの置換基によって置換されていることができる6員の窒素含有複素式環であり、R30およびR28はそれぞれ独立に水素原子またはアルキルまたはヒドロキシ基から選ばれ、
各m’およびn’は0であるか、または1、2、または3の整数であり;各R51およ
びR52は低級アルキルであり;R54はアルキルであり;R53、R55、R56、R57およびR58のそれぞれは独立に水素および低級アルキルから選ばれ;Qは基−C(=O)OR59、−C(=O)Xまたは−C(=O)S50の一つであり、ここでXはブロモ、クロロまたはフルオロであり、R59は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、低級アルキルチオアルキル、低級アルコキシアルキル、ハロゲンが置換された低級アルキル、複素環、または金属陽イオンから選ばれ;
50は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルから選ばれ、
Aは水素またはベンゼン核上の脂肪族基、R60は中間の脂肪族炭化水素基、R61はアルキル、アリール、或いは複素環式の基またはカルボキシル基であり、s’は2またはそれ以上であり、t’はモノグリコールエーテルの場合は1、ポリグリコールエーテル基の場合は1よりも大きく、
式XXXIにおいては、Aは水素またはベンゼン核上の脂肪族基、R61はアルキル、アリール、或いは複素環またはカルボキシル基であり、t’はモノグリコールエーテルの場合は1、ポリグリコールエーテル基の場合は1よりも大きく、
は酸素または硫黄であり、R71はシクロアルキル、シクロアルケニル、ハロゲンまたは低級アルキルで置換されたシクロアルケニル、または基
【化50】

から選ばれ、ここでtは0、1、2、3または4であり、Yは水素、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキルカルボニル、低級アルコキシカルボニル、低級アリーロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、および低級ハロアルキルチオから選ばれ、ZはYの意義、シクロアルキル、および低級ハロアルコキシから選ばれるか;或いはYとZはメチレンジオキシ基を形成し、R72は水素、低級アルキル、低級ハロアルキルカルボニル、またはフォルミルから選ばれ、R73は炭素数2〜5の低級アルキル、炭素数2〜5の低級アルケニル、炭素数1〜4の低級ハロアルキル、炭素数2〜4の低級ハロアルケニル、または炭素数3または4の低級シクロアルキルから選ばれ、R74は水素またはフルオロであり、R75
【化51】

から選ばれる基であり、ここでpは0、1、2、または3であり、R76は水素、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、エチニル、または−C(=S)NHから選ばれ、R77はハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルケニル、または低級ハロアルケニルから選ばれ、R78は水素から選ばれるか、またはR77と一緒になって隣接環炭素原子を横切るアルキレンジオキシ架橋を形成し、R79は水素、低級アルケニルオキシ、低級アルキニル、低級アルキニルオキシ、低級ハロアルキニル、低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、置換されたアリールカルボニル、アリーロキシ、置換されたアリーロキシ、アリールチオ、置換されたアリールチオ、アラルキル、置換されたアラルキル、シクロアルキル、シクロ
アルキルアルキル、低級アシロキシ、アリーロキシカルボニル、低級アルコキシカルボニル、または低級ハロアルケニルオキシから選ばれ、R62は水素または低級アルキルであり、R63は低級アルケニル、低級アルキニル、またはアラルキルから選ばれ、R64およびR65は一緒になって低級アルキレンまたは低級アルケニレンの架橋を形成し、R66は水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、またはアラルキルから選ばれ、R67は水素または低級アルキルであり、R68は水素、クロロ、フルオロ、またはメチルから選ばれ、R69は水素、クロロ、フルオロ、またはメチルから選ばれるか、またはR68と一緒になって炭素−炭素結合を形成し、R70はフェニルまたはフェニロキシであり、R80は水素、ハロゲン、メチル、またはエチルから選ばれ、R81はアリル、プロパルギル、3−ブテニル、3−ブチニル、フェニル、またはベンジルから選ばれ、およびその強無機酸または有機酸の塩であり、
式XXXVにおいては、R73は低級C〜Cアルキルであり;YおよびZはそれぞれ独立に水素、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキルカルボニル、低級アルコキシカルボニル、低級アリーロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、または低級ハロアルキルチオから選ばれ;R76は水素、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、またはエチニルから選ばれ;R77は水素、ハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、または低級ハロアルコキシから選ばれ;R78は水素、低級アルケニルオキシ、低級アルキニル、低級アルキニルオキシ、置換基をもったアリールカルボニル、アリーロキシ、または置換されたアリーロキシから選ばれ、
91はC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、フェニル基またはベンジル基を表し、R92およびR93の一つは−C(=O)R94または−C(=S)R94を表し、ここでR94
【化52】

を表し、ここでR95、R96およびR97はそれぞれ水素原子、C〜Cアルキル基またはフェニル基を表し、R98およびR99はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルコキシアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、フェニル基、ベンジル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ基、C〜Cアルキルアミノ基、C〜Cジアルキルアミノ基、シアノ基、カルボキシル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cシクロアルコキシカルボニル基、C〜Cアルコキシアルコキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、C〜C11ジアルキルアミノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、モルフォリノカルボニル基、トリメチルシリル基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、またはC〜Cアルキルスルフォ
ニル基を表し、他のR92およびR93は水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cシクロアルキル基またはフェニル基を表し;Xは水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、ニトロ基、シアノ基、C〜Cアルキルアミノ基、C〜C10ジアルキルアミノ基およびC〜Cアシルアミノ基を表し、
はOまたはSであり、AはH、Cl、Br、C〜Cアルキル、OCH、NOまたはCFから選ばれ;Aは−C(=O)−O−R82であり、ここでR82はC〜Cアルキル;C〜Cアルケニル;C〜Cアルキニル;1、2または3個のCl、FまたはBr、またはCNまたはCHの一つで置換されたC〜Cアルキルから選ばれ、Bは
【化53】

であり、ここでR84はHまたはCH;WはOまたはSであり;R85はH、CHまたはCHOであり;但しR84またはR85のいずれかはHでなければならず;R86
【化54】

であり、ここでZはN、CHまたはC−Fから選ばれ;XはH,Cl、−CH、−OCHまたは−OCHCHを表し;YはH;Cl;C〜Cアルキル;−OCH、−OC、−CN、−COCH、−CO、−C(=O)−L、または1〜3個のF、Cl、Br原子で置換されたC〜Cアルキル;C−Cアルケニル;−O−(CHn’O−(C〜C)アルキル、ここでn’は2または3である;−OCH−C(=O)−L;−OCH(CH)−C(=O)−L;−OCHCH−C(=O)−L;SCNまたは−Nを表し、ここでLはOH、−NH、−N(CH)−OCH、−NH(C〜Cアルキル)、−N(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルコキシから選ばれ、
Arはフェニル基、またはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキルおよびアルコキシ基およびトリフルオロメチル基より成る群から選ばれる同一または相異なることができる置換基を1〜5個有するフェニル基であり、R41は炭素数1〜4のアルコキシ基または−NR4344の基であり、ここでR43およびR44は同一または相異なりそれぞれ水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数2〜4のアルケニル基から選ばれ、R42は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基から選ばれ、Xは酸素または硫黄原子を表し、
式XXIVにおいては、Arはフェニル基、またはハロゲン原子から選ばれる同一または相異なることができる置換基を1〜5個有するフェニル基であり、R40およびR45は同一または相異なり、それぞれ独立に水素、またはC〜Cアルキル基を表し、
10は−C(R113−、−O−、−NR113−、−S−、−(C=O)−、または
【化55】

を表し;R113は水素または炭素数最高6の低級アルキルから選ばれ;uは1または2のいずれかであり;R110、R111、およびR112はそれぞれ互いに独立に水素、ハロゲンまたは低級アルキルから選ばれ;Yは一つの結合または−O−であり;Zは水素、低級アルキル、または随時ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていてもよい低級アルキルを表し、
121およびR122はそれぞれ独立に水素またはC〜Cの直鎖または分岐したアルキルから選ばれ、R123は置換されたまたは未置換のアリールまたはヘテロアリール基から選ばれ、R124は置換されたまたは未置換のアリールまたはヘテロアリール基或いは式
【化56】

から選ばれ、ここでR125は低級アルキル基であり、
Arはフェニル;またはフルオロ、クロロ、ブロモ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシまたはニトロから選ばれる1〜3個の同一または相異なる置換基で置換されたフェニルであり;R126はC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ニトロ、C〜Cアルコキシ−C〜Cアルキル;またはフルオロ、クロロ、またはブロモから選ばれる同一または相異なるハロゲンを1〜5個有するC〜Cハロアルキルから選ばれ;X11は炭素原子または窒素原子から選ばれ;vは1または2であり、
127およびR128それぞれ互いに独立に水素、低級アルキル、シクロアルキル、ハロメチル、およびハロゲンであり;X12はアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル含む芳香族または不飽和の環を表し、これらの環は場合によりさらに1個またはそれ以上のニトロソ、ニトロ、アミノ、置換されたアミノ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ヒドロキシル、置換されたヒドロキシル、アゾ、シアノ、アルキル、アラルキル、またはアルキルアリール基で置換されていてもよく、或いは、X12は−N(R129)−CO−R130を表すことができ;ここでR129は水素、低級アルキルまたはアルカノイルから選ばれ;R130は水素、低級アルキルまたはアルケニルから選ばれ;或いはR129とR130は一緒になって随時1個またはそれ以上のアリールまたはシクロアルキルと融合したラクタムおよびイミンを含む環系を表すことができる、
の化合物の群或いはイプロジオン、アンプロピルフォス、ジクロフルアニド、ジメトモルフ、フルフェナセト、フルルタモン、フベリダゾール、ハロフェノジド、イミダクロプリド、イソキサフルトール、キノプレン、ニテンピラム、ピペロニルブトキシド、フルバリネート、テブフェンピラド、チフェンスルフロン−メチル、ビテルタノル、ジフェノコナゾール、クロルフルアズロン、シモキサニル、オフレース、オキサジキシル、レスメトリン、テフルトリン、テトラメトリンから選ばれる少なくとも1種の化合物の有効量を含んで成る繊維状殺線虫性組成物。
【請求項24】
請求項20または請求項21記載の少なくとも2種の化合物を含んで成る請求項23記載の繊維状殺線虫性組成物。
【請求項25】
該繊維が低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(エチレンオキシド)、酢酸ビニル、ウレタン、グラファイト、シリコーン、ネオプレン、ジソプレン(disoprene)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(エチルオキサゾリン)、ポリ(エチレンオキシド)−co−ポリ(プロピレンオキシド)共重合体、ポリ(ラクチド−co−グリコリド)、ポリグリコリド、ポリラクチド、ポロキサミン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシアルキル化されたセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリスクロース、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、アリプラスティックグリコール(a
lyplastic glycols)、ポリ芳香族酸、ポリウレタン、ポリアクチクアシド、ポリアミド、ポリ無水物、ポリカプロラクトン、ポリカーボネート、ポリジオキサノン、ポリエステル、水分散性ポリエステル、ポリエーテル−ブロック・ポリアミド共重合体、ポリヒドロキシアルカノート(polyhydroxyalkanotes)、ポリオレフィン、ポリオルトエステル、ポリオキシエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリトリメチレン ペレフタレート(polytrimethylene perephthalate)、非分散性レーヨン、ヒアルロン酸、デキストラン、グラファイト、ヘパリン硫酸塩、コンドロイチン硫酸塩、ヘパリン、アルギネート、ゼラチン、コラーゲン、アルブミン、卵白アルブミン、または澱粉を含んで成る請求項23または請求項24に記載の繊維状組成物。
【請求項26】
繊維がエチレン−酢酸ビニル共重合体を含んで成る請求項23または請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
繊維が生分解性である請求項23〜26のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項28】
種子をコーティングする殺線虫剤としての請求項23〜27のいずれか一項に記載の繊維状組成物の使用方法。
【請求項29】
種子をコーティングする殺線虫剤としての請求項1、4、5、6のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物の液体または固体調製物の使用方法。
【請求項30】
液体または固体調製物が請求項20または請求項21に記載の少なくとも2種の化合物を有効な量で含んで成る請求項29に記載の使用方法。
【請求項31】
種子が、種子と液体または固体調製物の容器中における混合、液体または固体調製物の種子への機械的適用、液体または固体調製物中での種子のタンブリング、液体または固体調製物の種子へのスプレー噴霧、或いは種子の液体または固体調製物中の浸漬により、液体または固体調製物でコーティングされる請求項29または請求項30に記載の使用方法。
【請求項32】
液体または固体調製物が、液体希釈剤、化合物のマトリックスとして働く結合剤、種子を保護するための充填剤、及び/またはコーティングの柔軟性、接着性及び/または塗布性を向上させるための可塑剤を含む調剤である請求項29〜31のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項33】
液体または固体調製物が、コーティングされるべき種子に植物毒性的影響のない天然または合成の接着性ポリマーを含む1種以上の結合剤を含む請求項29〜32のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項34】
1種以上の結合剤がポリ酢酸ビニル;ポリ酢酸ビニルコポリマー;エチレン酢酸ビニル(EVA)コポリマー;ポリビニルアルコール;ポリビニルアルコールコポリマー;エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びカルボキシメチルセルロースを含むセルロース;ポリビニルピロリドン;澱粉、修飾澱粉、デキストリン、マルトデキストリン、アルギネート及びキトサンを含む多糖類;脂肪;油;ゼラチン及びゼインを含むタンパク質;アラビアゴム;シェラック;塩化ビニリデン及び塩化ビニリデンコポリマー;カルシウムリグノスルホネート;アクリルコポリマー;ポリビニルアクリレート;ポリエチレンオキシド;アクリルアミドポリマー及びコポリマー;ポリヒドロキシエチルアクリレート;メタクリルアミドモノマー;及びポリクロロプレンから選ばれる請求項32または請求項33に記載の使用方法。
【請求項35】
1種以上の結合剤化合物の連続固体相を含み、それ全体に1種以上の化合物が不連続相として分布している、請求項29〜34のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項36】
該化合物が殺菌・殺カビ剤、殺バクテリア剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺虫剤との混合物において使用される請求項29〜35のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項37】
1種以上のポリマー及び1種以上の請求項1、請求項4、請求項5、請求項6のいずれか一項に記載の化合物を含み、界面活性剤を含有せず、芳香族溶媒をほとんどまたは全く含まない、殺線虫剤としての使用のための水性乳剤。
【請求項38】
1種以上のポリマーがアルキル化ビニルピロリドンコポリマー、遊離の酸基を有するポリカルボン酸ポリオキシエチレンコポリマーまたは分枝アクリルポリマーから選ばれる請求項37に記載の水性乳剤。
【請求項39】
乳剤が請求項20または請求項21に記載の少なくとも2種以上の化合物を含む請求項37または請求項38に記載の水性乳剤。
【請求項40】
少なくとも1種の請求項1、請求項4、請求項5、請求項6のいずれか一項に記載の化合物を含んでなる、乾燥散布可能顆粒剤を含む殺線虫剤としての使用のための珪藻土組成物。
【請求項41】
請求項20または請求項21に記載の少なくとも2種の化合物を含む請求項40に記載の珪藻土組成物。
【請求項42】
0.005〜60重量%の少なくとも1種の該化合物を含む請求項41に記載の珪藻土組成物。
【請求項43】
更に界面活性剤組成物を含む請求項40〜42のいずれか一項に記載の珪藻土組成物。
【請求項44】
界面活性剤組成物が5〜40重量%で存在する請求項43に記載の珪藻土組成物。
【請求項45】
(a)0.1〜80重量%の少なくとも1種の請求項1、請求項4、請求項6のいずれか一項に記載された化合物;(b)3〜80重量%のポリラクチドの群からの熱可塑性、水−不溶性ポリマー;(c)0〜80重量%の少なくとも1種の熱可塑性ポリマー;(d)10〜80重量%の少なくとも1種の無機充填剤;及び(e)0〜20重量%の無機もしくは有機添加剤を含み;成分(a)から(e)の合計は100%である、殺線虫剤としての使用のための固体遅延−放出調剤。
【請求項46】
(a)0.1〜80重量%の請求項20または請求項21に記載の少なくとも2種の化合物を含む請求項45に記載の固体遅延−放出調剤。
【請求項47】
少なくとも1種の熱可塑性ポリマー(c)がポリオレフィン;ビニルポリマー;ポリアセタール;少なくとも部分的−脂肪族エステル基を有するポリエステル;ポリブチレンスクシネート;ポリアルキレンテレフタレート;ポリエステルアミド;ポリエーテルアミド;ポリアミド;ポリエステルアミド;ポリカプロラクタム;ポリイミド;ポリエーテル;ポリエーテルケトン;ポリウレタン及びポリカーボネート;エチレン/酢酸ビニル、エチレン/(メタ)アクリレート、スチレン/アクリロニトリル、スチレン/ブタジエン、スチレン/ブタジエン/アクリロニトリル、オレフィン/無水マレイン酸のコポリマー;コラーゲン;ゼラチン;セルロース及びセルロース誘導体、及び/または澱粉及びその誘導
体である請求項45または請求項46に記載の固体遅延−放出調剤。
【請求項48】
少なくとも1種の熱可塑性ポリマー(c)が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン及びポリイソブチニリレンから選択されるポリオレフィン;ポリ塩化ビニル、ポリビニルピロリドン、ポリビニリニルカプロラクタムクロポラクトウラン(polyvinylinylcaprolactamcropolactouran)、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリメタクリレートから選択されるビニルポリマー;ポリオキシメチレン;ポリヒドロキシ酪酸、ポリヒドロキシ吉草酸から選択される少なくとも部分的−脂肪族エステル基を有するポリエステル;ポリブチレンスクシネート;ポリブチレンアジペートテレフタレートを含むポリアルキレンアジペートテレフタレートから選択されるポリアルキレンテレフタレートから選ばれる請求項47に記載の固体遅延−放出調剤。
【請求項49】
少なくとも1種の無機充填剤(d)がカルシウム、マグネシウム、アルミニウム及び/またはチタンの酸化物、水酸化物、ケイ酸塩、炭酸塩ならびに硫酸塩から選ばれる請求項45〜48のいずれか一項に記載の固体遅延−放出調剤。
【請求項50】
少なくとも1種の添加剤(e)が(1)押出法において通常用いられる助剤;及び/または(2)活性化合物の放出に影響する添加剤:水溶性無機物質;水溶性有機物質;非イオン性もしくはイオン性界面活性剤;ワックス、脂肪アルコール及び脂肪酸;脂肪及び油(fats and oil)から選ばれる請求項45〜49のいずれか一項に記載の固体遅延−放出調剤。
【請求項51】
少なくとも1種の添加剤(e)が(1)滑沢剤、離型剤、流動化助剤、可塑剤及び安定剤から選択される押出法において通常用いられる助剤;及び/または(2)活性化合物の放出に影響する添加剤であって、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムまたは硫酸カルシウムから選択される水溶性無機物質;ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコールまたはウレアから選択される水溶性有機物質;脂肪アルコールエトキシレート、アルキルベンゼンスルホネートまたはアルキルナフタレンスルホネートから選択される非イオン性もしくはイオン性界面活性剤;カルナバ蝋、ステアリン酸、ステアリルアルコールまたはひまし油から選択されるワックス、脂肪アルコール及び脂肪酸、脂肪及び油(fats and oil)である請求項50に記載の固体遅延−放出調剤。
【請求項52】
保護されるべき植物、植物の一部もしくは動物またはその場所における請求項1〜12のいずれか一項に記載された殺線虫性組成物の使用方法、或いは、
請求項20〜27のいずれか一項に記載された有効量の殺線虫性組成物、または、請求項37〜39のいずれか一項に記載された有効量の水性乳剤、または、請求項40〜44のいずれか一項に記載された有効量の珪藻土組成物、または、請求項45〜51のいずれか一項に記載された有効量の固体遅延−放出調剤を保護されるべき植物、植物の一部もしくは動物にまたはその場所に施用すること
を含んでなる、線虫の抑制方法。
【請求項53】
前記場所が土壌である請求項52に記載の方法。
【請求項54】
該施用が植樹の前に行われる請求項52または請求項53に記載の方法。
【請求項55】
該施用が植樹の後に行われる請求項52または請求項53に記載の方法。
【請求項56】
該化合物が除草剤、殺菌・殺カビ剤、殺バクテリア剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺虫剤との混合物において使用される請求項52〜55のいずれか一項に記載の方法。
【請求項57】
植物の一部が種子、果実、子実体、幹、葉、針、茎、苗条、花、葯、根、塊茎または根茎から選択される、請求項14に記載の使用方法または請求項52〜56のいずれか一項に記載の方法。

【公開番号】特開2009−137999(P2009−137999A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−18292(P2009−18292)
【出願日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【分割の表示】特願2007−545965(P2007−545965)の分割
【原出願日】平成17年12月16日(2005.12.16)
【出願人】(507047609)デブゲン・エヌ・ブイ (2)
【Fターム(参考)】