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殺菌剤及びニキビの治療・予防剤
説明

殺菌剤及びニキビの治療・予防剤

【課題】安全性が高く、優れた殺菌性能を有する殺菌剤及びニキビの治療・予防剤を提供する。
【解決手段】金イオンを有効成分とする殺菌剤及びニキビの治療・予防剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、殺菌剤及びニキビの治療・予防剤に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、菌の繁殖による種々の問題を防止するための抗菌性素材や殺菌剤の使用が拡大している。特に、新型インフルエンザの流行等によって、殺菌性を有する皮膚外用剤を使用することによって病気の拡大を防ぐことや、防臭・消臭効果を得ることが望まれており、優れた性能を有する殺菌性・抗菌性の皮膚外用剤の開発が望まれている。
【0003】
現在広く使用されている殺菌性を有する皮膚外用剤としては、エタノール等のアルコール系の化合物を含有するものを挙げることができる。エタノールは安価で、安全性の高い化合物であることから、殺菌剤として広く使用され、また、化粧料においても広く使用されている。またペンチレングリコール、ヘキサンジオール、カプリリルグリコール等のアルカンジオールやパラオキシ安息香酸エチルや塩化ベンザルコニウムなどの塩素系の化合物も用いられている。
【0004】
一方、水中に微量に配合することで安定的な殺菌性が得られる殺菌剤があれば、種々の組成を有する化粧料において殺菌性を付与することができる。また、エタノールを皮膚に塗布すると、蒸散時に清涼感を感じるが、このような感覚を好まない需要者もいるため、エタノール以外の殺菌成分を配合した殺菌剤が求められている。
【0005】
金イオン水については、特許文献1にその製造方法とともに記載されている。しかし、金イオンの殺菌性能については、記載されていない。
【0006】
特許文献2には、粒子表面に可逆的に金属イオンが結合されている官能基を含有するようなナノ粒子が記載されており、このような粒子を抗菌剤として使用することが記載されている。しかしこのような粒子は、金イオンの溶出効率が必ずしも高くないため、組成物中に高い配合量で添加しなければならない。このため、金イオンがコロイド化してコロイド粒子となることによって、変色等の問題を生じることから、化粧料分野における使用は容易ではなかった。
【0007】
特許文献3には、抗菌性金属を坦持させた抗菌性セラミックを配合した皮膚外用剤が記載され、ニキビ治療用皮膚外用剤として使用できる旨が記載されている。しかし、金イオン自体を配合することは記載されておらず、金属を坦持させたセラミックを配合することが記載されているのみである。このような皮膚外用剤は、金属イオンの溶出効率が必ずしも良くないため、配合量を多くする必要があるため、これによって変色等の問題を生じやすいという問題がある。
【0008】
特許文献4には、金属イオンを有機キレート化合物との複合体としてこれを殺菌剤として使用することが記載されている。しかし、有機キレート化合物との複合体は、不溶物であり、金属イオンの溶出効率が悪いことから、皮膚外用剤や家庭用の殺菌剤等の使用において充分な殺菌性を確保しつつ、変色・変質等の問題を生じさせないことは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2004−182500号公報
【特許文献2】特表2004−526566号公報
【特許文献3】特開平7−109217号公報
【特許文献4】特表2003−521472号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、安全性が高く、優れた殺菌性能を有する殺菌剤及びニキビの治療・予防剤を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、金イオンを有効成分とする殺菌剤である。
上記殺菌剤は、アクネ菌を殺菌するために用いられるものであることが好ましい。
本発明は金イオンを含有することを特徴とするニキビの治療・予防剤でもある。
【発明の効果】
【0012】
本発明によって、安全性に優れ、変色等の問題を生じず、低濃度であっても高い殺菌性能を示す殺菌剤及びニキビの治療・予防剤を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明者らは、金イオンを含有する水溶液について、スーパーオキサイド消去能及び殺菌性の実験を行い、これによって金イオンが高いスーパーオキサイド消去能及び殺菌性能を有することを明らかにすることによって本発明を完成したものである。特に、殺菌剤としての機能においては、アクネ菌に対する殺菌性能に優れることから、ニキビの治療・予防剤として使用することができる。
【0014】
更に、殺菌・消臭を目的とした殺菌剤組成物に配合する殺菌成分としても使用することができる。近年、家庭においてカーテン,ぬいぐるみ,寝具,カーペット等に対して消臭を目的として殺菌性の組成物を噴霧することがしばしば行われている。このような用途に使用する殺菌性の組成物は、水溶性であること、噴霧後に変色や素材の変質等を生じないことが望まれる。金イオンは、このような用途の殺菌剤組成物における有効成分として使用することもできる。特に、イオン性で水性組成物に配合しやすいこと、低い濃度で高い殺菌性能を発揮するものであることから、殺菌処理される被処理物における変色、変質等の問題を生じにくい等の利点を有する。
【0015】
また、金イオン水濃度が50ppm以下という比較的低濃度であっても充分な殺菌性能を有することが明らかとなった。このため、金イオンのコロイド化によって変色を生じたりすることもなく、コスト上も有利なものである。このような殺菌剤は、洗浄剤、化粧料、ニキビ予防・治療剤等の皮膚外用剤、各種食品等に配合することができる。
【0016】
本発明の殺菌剤は、化粧料や食品等の水性組成物に配合してその腐敗を防止する防腐剤として使用する方法;皮膚上に常在するアクネ菌を殺菌することによってニキビの予防・治療を行う皮膚外用剤に有効成分として配合して使用する方法;手指等の殺菌を行うための皮膚外用剤として使用する方法等の用途がある。
【0017】
更に、本発明者らの実験により、金イオンは0.3ppmという低い濃度であってもスーパーオサイドアニオン消去作用を有するものであり、アスコルビン酸やテアフラビン等の公知のスーパーオキサイド消去剤と比べても低濃度で優れたスーパーオキサイドアニオン消去作用を有するものであることも明らかとなった。このような少量でスーパーオキサイドアニオン消去作用を発現するものであることから、安定して組成物に配合することができ、変質することによる変色の問題等も生じにくく、コスト的にも有利なものである。
【0018】
更に、本発明のスーパーオキサイドアニオン消去剤は、化粧料等の皮膚外用剤だけではなく、医薬品、健康食品等において使用することができる。
【0019】
本発明の殺菌剤の形態としては特に限定されず、金イオンが安定して存在することができるものであれば特に限定されないが、水溶液、O/W型エマルション等の水性組成物であることが好ましい。
【0020】
上記金イオン水としては特に限定されず、例えば、上記特許文献1に記載されたような以下の方法により得ることができる。まず、金を王水(塩酸3:硝酸1)で溶解した金溶解液を坩堝や蒸発皿などの耐高熱容器に入れた状態で、耐高熱容器を加熱して、金溶解液を耐高熱容器内で蒸発乾固すると同時に塩酸および窒素酸化物を揮発させる。
【0021】
つぎに、耐高熱容器を常温まで冷却したのち、耐高熱容器内に析出した析出物を王水で溶解し、耐高熱容器を再び加熱して、蒸発乾固物溶解液を耐高熱容器内で蒸発乾固すると同時に塩素および窒素酸化物を揮発させる再蒸発乾固工程を少なくとも1回実施する。
そして、再蒸発乾固工程が完了し、耐高熱容器を常温まで冷却後、耐高熱容器内に精製水を注ぎ耐高熱容器内に残った最後の析出物を精製水に溶解させて金イオン水を得る。
【0022】
本発明の殺菌剤において、金イオンは、組成物の全量に対して0.0001〜250ppm濃度で添加されることが好ましく、0.001〜150ppmであることがより好ましく、10〜60ppmであることが更に好ましい。上記範囲内とすることで、好適な殺菌性能が得られ、また過剰に高濃度とすることによる溶液の変色やコストアップも避けることができる。
【0023】
本発明の殺菌剤は、アクネ菌、大腸菌、緑膿菌、MRSA、カンジダ、白癬菌、黒皮黴、黄色ブドウ球菌、ウィルス等への効果が期待されるものである。
【0024】
金イオンをスーパーオキサイドアニオン消去剤として使用する場合、金イオンは、組成物の全量に対して、0.0001〜50ppmの濃度で添加されることが好ましく、0.001〜10ppmであることがより好ましく、0.001〜5ppmであることが更に好ましい。上記範囲内とすることで、好適な殺菌性能が得られ、また過剰に高濃度とすることによる溶液の変色やコストアップも避けることができる。
【0025】
上述したようなスーパーオキサイドアニオン消去剤、殺菌剤としての機能を有する金イオンは、皮膚外用剤の配合成分として好適に使用することができる。皮膚外用剤に配合する場合は、金イオンを配合したものであるため、皮膚上に存在し、健康上・美容上の悪影響を与える菌に対する優れた殺菌作用を有し、ニキビの治療・改善剤として使用することができる。また、金イオンは、皮膚外用剤組成物の腐敗を防止する目的で添加することもできる。
【0026】
金イオンを配合した皮膚外用剤としては特に限定されず、ローション、乳液、クリーム、ジェル、シャンプー、ボディーソープ、ハンドソープ、石鹸等の洗浄用組成物、リンス、トリートメント、セット剤等の毛髪用化粧料等を挙げることができる。また、これらの皮膚外用剤からなるシート状化粧料や、これらの皮膚外用剤を不織布等の基材に含侵させたシート状化粧料等の形態のものも挙げることができる。
【0027】
上記皮膚外用剤には、通常化粧料に用いられる、油剤、粉体(顔料、樹脂粒子)、界面活性剤、粘剤、樹脂、水系着色剤、防腐剤、香料、紫外線吸収剤(有機系、無機系を含む。UV−A、Bのいずれに対応していても構わない)、溶媒、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分、多価アルコール等の保湿剤、塩類、酸化防止剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤等の成分を適宜配合することができる。
【0028】
油剤としては、通常化粧料に用いられる揮発性及び不揮発性の油剤、溶剤、並びに樹脂等が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体のいずれであっても構わない。油剤の例としては、例えばイソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール;イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸;イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル類;流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ラノリン、還元ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、キャンデリラロウ、セレシン、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス等のロウ;ポリエチレンワックス、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー、エチレンプロピレンポリマー等が挙げられる。
【0029】
粉体の例としては、赤色104号、赤色102号、赤色226号、赤色201号、赤色202号、黄色4号、黒色401号等の色素;青色1号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色203号バリウムレーキ等のレーキ色素;ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料;酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料;タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料;雲母チタン等のパール顔料;硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩;シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等が挙げられ、またこれらを従来公知の表面処理、例えば、N−アシル化リジン処理、アミノ酸処理、親水性高分子処理、油剤処理、シリコーン処理、金属石鹸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等を施したものを使用することも可能である。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)に特に制限はない。粉体の大きさとしては、5nm〜100μmの範囲に入るものが好ましく、さらに好ましくは10nm〜25μmである。これらの粉体は単独で処理しても、混合物を形成し、それをまとめて処理しても構わない。また、混合物の色を肌色等に調整したものを処理することも可能である。さらに、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等の紫外線散乱成分を使用することで紫外線防御機能を有する処理粉体とすることも可能である。
【0030】
界面活性剤としては、例えばアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤を用いることができる。より詳しくは脂肪酸石鹸、α−アシルスルホン酸塩、N−アシルアミノ酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等のアニオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤、ラウリン酸アルカノールアミド、POE(ポリオキシエチレン、以下同じ)ソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、ポリエーテル変性シリコーン等のノニオン性界面活性剤、カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等の両性界面活性剤が挙げられる。また、サポニン、糖系界面活性剤等の天然系界面活性剤を用いることもできる。
【0031】
防腐剤としては、例えば安息香酸、安息香酸ナトリウム、ウンデシレン酸、サリチル酸、ソルビン酸又はその塩、デヒドロ酢酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸ベンジル等の有機酸及びその誘導体、イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、クレゾール、チモール、パラクロロフェノール、フェニルエチルアルコール、フェニルフェノール、フェニルフェノールナトリウム、フェノキシエタノール、フェノキシジグリコール、フェノール、ベンジルアルコール等のフェノール類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルイソキノリウム、臭化ドミフェノン等の4級アンモニウム塩、茶エキス、ヒノキチオール、リンゴエキス等の植物抽出液、クロラミンT、クロルヘキシジン、ジンクピリチオン等を挙げることができる。
【0032】
有機系紫外線吸収剤の例としては、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸(以後、PABAと略す)、サリチル酸ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル等が挙げられる。
【0033】
溶媒の例としては、精製水、環状シリコーン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メチルピロリドン、フルオロアルコール、次世代フロン等が挙げられる。
【0034】
天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0035】
水系着色剤の例としては、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色2号、赤色226号、カラメル、銅クロロフィル、クチナシ、ウコン、ベニバナなど天然由来の色素等を挙げることができる。
【0036】
多価アルコールとしては、化粧料の材料として汎用されている任意の成分を使用することができ、例えば、グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、ポリグリセリンおよびその誘導体、ポリオキシエチレングリセリン(26E.O)、ソルビトールやキシリトール、イノシトール、マルチトール、ラクチトール、パラチニット、エリスリトール等の糖アルコール等を挙げることができる。
【0037】
上記皮膚外用剤は、粘度を調整するために、増粘剤を添加するものであってもよい。増粘剤としては水溶性高分子を挙げることができる。本発明に用いられる水溶性高分子としては、外用剤用として一般に使用され得る、合成水溶性高分子、半合成水溶性高分子、天然水溶性高分子等が挙げられる。
【0038】
合成水溶性高分子としては、例えばアクリル酸メタクリル酸長鎖アルキル(炭素数10〜30)共重合体、エチレンオキシド−プロピレンオキシドブロック共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド等が挙げられる。これらの中でも使用性等の点から、アクリル酸メタクリル酸長鎖アルキル(炭素数10〜30)共重合体(例えば、B.F.グッドリッチ社製の「PEMULEN TR−1」等)、カルボキシビニルポリマー(例えば、B.F.グッドリッチ社製の「カーボポール934」、「カーボポール940」、「カーボポール941」等)が好ましく用いられる。
【0039】
半合成水溶性高分子としては、例えばカルボキシメチルセルロースまたはその塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等)、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系高分子;可溶性デンプン、カルキシメチルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系水溶性高分子;アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギン酸塩等のアルギン酸系水溶性高分子;多糖類系水溶性誘導体等が挙げられる。
【0040】
天然水溶性高分子としては、例えばグアーガム、ローカストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、トラガカントガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等が挙げられる。これらの中でも使用性等の点から、キサンタンガムが好ましく用いられる。
【0041】
これら水溶性高分子は単独で用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、アクリル酸メタクリル酸長鎖アルキル(炭素数10〜30)共重合体、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガムが好ましく、特に好ましくは、アクリル酸メタクリル酸長鎖アルキル(炭素数10〜30)共重合体と、キサンタンガムとを併用すると、アクリル酸メタクリル酸長鎖アルキル(炭素数10〜30)共重合体によって増粘効果が増強され、さらにキサンタンガムによってべたつき感を解消できるので併用することが好ましい。
【0042】
上記皮膚外用剤の製造方法としては特に限定されず、従来の製造方法を用いることができ、皮膚外用剤組成物の調製の任意の工程において、適宜、金イオン水を添加する方法を挙げることができる。
【0043】
上記金イオンは、飲食品に配合することもできる。上記金イオンを含有することにより、スーパーオキサイドアニオン消去能を有する健康食品を得ることができる。更に、飲食物の腐敗を防止しつつ、安全性の高い飲食品を得ることができる。
【0044】
上記飲食品の形態としては特に限定されず、例えば、液体、クリーム状、ジェル状、ペースト状等を挙げることができる。また、本発明の飲食品の種類としても特に限定されず、例えば、菓子類(チューインガム、キャンディ、グミ、タブレット、チョコレート、ゼリー等)、氷菓(アイスキャンディー、アイスクリーム、シャーベット等)、冷菓(ゼリー、プリン、水ようかん等)、麺類をはじめとする澱粉系食品、飲料(スープ、コーヒー、茶類、ジュース、炭酸飲料、ココア、アルコール飲料、ゼリー状ドリンク等)、油脂食品(マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド等)、乳製品(牛乳、ヨーグルト、乳清飲料、乳酸菌飲料、バター、クリーム、チーズ等)等を挙げることができる。
【0045】
上記飲食品は、必要に応じて、本発明の目的を損なわない範囲で下記の成分を適宜選択して配合できる。例えば、糖質甘味料(果糖、ブドウ糖、タガトース、アラビノース等の単糖類、乳糖、オリゴ糖、麦芽糖、トレハロース等の少糖類、粉末水あめ、デキストリン、糖アルコール等)、高甘味度甘味料(スクラロース、アセスルファムK、ステビア等)、でん粉等の多糖類、油脂類、乳製品、安定剤、乳化剤、香料(バニリン、リナロール、天然香料等)、色素、着色料、酸味料、風味原料(卵、コーヒー、茶類、ココア、果汁果肉、ヨーグルト、酒類等)、香味料(ラズベリーフレーバー、アップルフレーバー、コーヒーフレーバー等)、湿化防止剤、電解質、保存料、湿潤剤、蛋白質、アミノ酸、ペプチド、食物繊維、有機酸(クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、マロン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸等)、ビタミン類(L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、イノシトール等)、白金、ミネラル(亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウム、クロム、セレン、カリウム、ナトリウム等)、海洋性コラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸、発酵酵母エキス、グルコサミン、酵母、卵殻膜、リコピン、アスタキサンチン、その他カロテノイド、シルク、コンドロイチン、セラミド、プラセンタエキス、フカヒレエキス、深海鮫エキス、スクワレン、γ−アミノ酪酸、カゼインドデカペプチド、生栗皮抽出物、栗の葉抽出物、栗のいが抽出物、栗果肉抽出物、栗樹皮抽出物、キャベツ発酵エキス、バラの花びら抽出物、ブドウ葉抽出物、ブドウ種子抽出物、りんごポリフェノール、カミツレエキス、ライチ種子エキス、ゴツコラエキス、月桃葉エキス、ハス胚芽エキス、スターフルーツ葉エキス、桑葉抽出物、グァバ茶抽出物、赤ワイン、緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒー、ココア、チョコレート、黒ゴマ、豆類、豆乳、ナッツ類、きのこ類、緑黄食野菜類、ヨード卵等の卵由来原料、カテキン類、その他ポリフェノール類、ラズベリーケトン、低分子アルギン酸、サイリウム種皮、イチョウ葉抽出物、松樹皮抽出物、ナットウキナーゼ、植物ステロール、ジアシルグリセロール、キトサン、ヒアルロン酸、メチルスルフォニルメタン、コウジ酸、エラグ酸、アルブチン、ルシノール、マグノリグナン、リン酸L−アスコルビン酸マグネシウム、CoQ10、α−リポ酸等が挙げられる。
【0046】
上記飲食品において、金イオンの配合量は、0.0001〜150ppmであることが好ましく、0.001〜100ppmであることがより好ましく、0.1〜100ppmであることが更に好ましい。
【0047】
上記飲食品の製造方法としては特に限定されず、従来の製造方法を用いることができ、適宜、金イオン水を添加する方法を挙げることができる。
【実施例】
【0048】
以下に、実施例を示して本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合量はすべて質量%を表す。
【0049】
以下に記載した製造方法に従って得られた金イオンについて、スーパーオキサイドアニオン消去能及び殺菌性能を評価した。
【0050】
(1)金イオン水の製造
金箔(純度99.99%)1gを耐高熱容器(チーゲル)内に入れたのち、王水(塩酸:硝酸=3:1)80ミリリットルをこの耐高熱容器内に投入し、金箔を王水に溶解させた。次に、この金溶解液入りの耐高熱容器をバーナーで1時間加熱し、金溶解液を蒸発乾固させた。
蒸発乾固後、耐高熱容器を常温になるまで放冷したのち、耐高熱容器内に再び上記王水80ミリリットルを投入し、耐高熱容器内に残った蒸発乾固物を王水に溶解した。この蒸発乾固物溶解液入りの耐高熱容器をバーナーで1時間加熱し、蒸発乾固物溶解液を再蒸発乾固させた。
耐高熱容器を再び常温まで放熱後、耐高熱容器内を精製水で繰り返し洗浄し、洗浄液を濾過しつつすべてビーカー内に移し総量を1リットルとし、金イオン水を得た。得られた金イオン水の金イオン濃度をICP発光分光分析装置でn数=5で測定し、その結果の平均値は764ppmであった。
【0051】
(殺菌力試験)
試料にアクネ菌の菌液を接種後(以下「試験液」という。)、室温で嫌気保存し、1,3及び24時間後に試験液中の生菌数を測定した。なお、あらかじめ予備試験を行い、生菌数の測定方法について検討した。試験は、上述した方法によって得られた金イオン水をイオン交換水によって希釈することによって、金イオン濃度を10ppm、5ppm、2ppmとしたサンプルについて行った。
試験条件の詳細を以下に示す。
【0052】
1)試験菌株
Propionibacterium acnes GAI 5419(アクネ菌)
2)菌数測定用培地及び培養条件
GAM寒天培地[日水製薬株式会社], 混釈平板培養法,35℃±1℃,5日間嫌気培養
3)試験菌液の調製
試験菌液をGAM寒天培地で35℃±1℃,18〜24時間嫌気培養した後、生理食塩水に浮遊させ、菌数が10〜10 /ml となるように調製し、試験菌液とした。
4)試験操作
検体原液及び検体希釈液(精製水で調製した検体の50及び20 V/V%希釈液)を嫌気状態で1晩保存したものを試料とした。試料10mlに試験菌液を0.1ml接種し、試験液とした。室温で嫌気保存し、1,3及び24時間後に試験液をSCDLP培地[日本製薬株式会社]で直ちに10倍に希釈し、試験液中の生菌数を菌数測定用培地を用いて測定した。
なお、対照として精製水を用いて同様に試験し、開始時についても生菌数を測定した。
【0053】
結果を表1に示す。
なお、試験液をSCDLP培地で10倍に希釈することにより、検体の影響を受けずに生菌数が測定できることを予備試験により確認した。
【0054】
【表1】

【0055】
表1の結果から、金イオンは低濃度で長時間にわたって殺菌性能を有することが明らかである。また、低濃度であっても高い殺菌性能を有することから、安定性、安全性の点からも優れるものである。
【0056】
(スーパーオキサイドアニオン消去作用の測定)
試験試料を0.25mM nitroblue tetrazolium(NBT)、1mM hypoxanthineおよび0.1mM EDTAを含むHank’s bufferに添加した。次にxanthineoxidase(XOD)を加えて10分間インキュベート後、反応液の吸光度を測定した(O.D.=550nm)。一方、試験試料の吸光度ブランクとしてXOD未含有の反応液を作成し、同様に10分間インキュベート後の吸光度を各試薬含有の反応系における吸光度から差し引くことにより補正し、試験試料のスーパーオキサイドアニオン消去作用を評価した。結果は、試料未添加の吸光度を100%とした相対値にて示した。測定は、表1に示した種々の濃度に対して行った。更に、対照試験として、スーパーオキサイドアニオン消去能を有する化合物として公知であるアスコルビン酸及びテアフラビンについても、同様の試験を行った。結果を表2に示す。更に、濃度を横軸に、吸光度を縦軸にプロットし、吸光度が50となる値をID50としてグラフ上から読み取った。その値を表3に示す。なお、測定はn=5で行い、平均値と標準偏差を算出した。
【0057】
【表2】

【0058】
【表3】

【0059】
表2,3の結果から、金イオンは低濃度でも高いレベルのスーパオキサイドアニオン消去作用を示すことが明らかとなった。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明の殺菌剤は、化粧品、食品等の組成物の腐敗を防止する目的で配合することができる。更に、ニキビの治療・予防を目的とした皮膚外用剤中に有効成分として配合することもできる。更に、消毒・殺菌用の組成物において有効成分として配合することもできる。更に、家庭用の殺菌用組成物における有効成分として配合することもできる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金イオンを有効成分とする殺菌剤。
【請求項2】
アクネ菌を殺菌するために用いられるものである請求項1記載の殺菌剤。
【請求項3】
金イオンを含有することを特徴とするニキビの治療・予防剤。


【公開番号】特開2012−92027(P2012−92027A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−238734(P2010−238734)
【出願日】平成22年10月25日(2010.10.25)
【出願人】(306018365)クラシエホームプロダクツ株式会社 (188)
【Fターム(参考)】