説明

殺虫性アリールピロリジン類

【課題】殺虫剤として優れた殺虫効果を示す新規なアリールピロリジン類を提供すること。
【解決手段】式(I):


(各置換基は、明細書に記載のとおり)で表わされるアリールピロリジン類並びにそれの殺虫剤及び動物寄生虫防除剤としての利用。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

式中、
は、C1−12アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−12ハロアルキル、C3−8ハロシクロアルキルを示し、
−−−は、単結合を示すか、存在せず、
nは1、2又は3を示し、
は、それぞれ独立して、ハロゲン、ニトロ、シアノ、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、C1−12アルコキシ、C1−12ハロアルコキシ、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル、五フッ化硫黄、C1−12アルコキシ−カルボニル、C1−12ハロアルコキシ−カルボニル、C1−12アルコキシ−カルボニルオキシ、又はC1−12ハロアルコキシ−カルボニルオキシを示し、ただし、Rがオキソ又はチオキソの場合、−−−は単結合を示し、Rがオキソ及びチオキソ以外の場合、−−−は存在せず、
Aは、C−X又は窒素を示し、
、X、X及びXは、それぞれ独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、C1−12アルコキシ、C1−12ハロアルコキシ、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル、C1−12アルキルアミノ、ジ(C1−12アルキル)アミノ、C1−12ハロアルキルアミノ、ジ(C1−12ハロアルキル)アミノ、(C1−12アルキル)(C1−12ハロアルキル)アミノ又は五フッ化硫黄を示し、
は、C−Y又は窒素を示し、
は、C−Y又は窒素を示し、
は、C−Y又は窒素を示し、
は、C−Y又は窒素を示し、
、B、及びB、B間の結合が一緒になって硫黄を示しても良く、
式(I)中、次式で表される部分:
【化2】

(式中、#印はピロリジンの窒素原子との結合を示し、*印はGの結合を示す)
の部分は次式:
【化3】

(式中、#印はピロリジンの窒素原子との結合を示し、*印はGの結合を示し、n’は1、2、3又は4を示す)
又は、
【化4】

(式中、#印はピロリジンの窒素原子との結合を示し、*印はGの結合を示す)を示しても良く、
、Y、Y及びYは、それぞれ独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ハロシクロアルキル、C1−12アルコキシ、C1−12ハロアルコキシ、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル、C1−12アルキルアミノ、ジ(C1−12アルキル)アミノ、C1−12ハロアルキルアミノ、ジ(C1−12ハロアルキル)アミノ、(C1−12アルキル)(C1−12ハロアルキル)アミノ又は五フッ化硫黄を示し、
Gは、
【化5】

(式中、*印の結合はB、B間の炭素原子との結合を示す)
又は
【化6】

(式中、*印の結合はB、B間の炭素原子との結合を示す)
又は次式G1からG9のうちから選ばれる一つを示し、
【化7】

(式中、*印の結合はB、B間の炭素原子との結合を示し、Zはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、C1−12アルコキシ、C1−12ハロアルコキシ、C1−12アルキルスルフェニル、C1−12アルキルスルフィニル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルフェニル、C1−12ハロアルキルスルフィニル、C1−12ハロアルキルスルホニル又は五フッ化硫黄を示し、lは1、2又は3示す)
は、水素、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、C1−12アルキル−カルボニル、C1−12ハロアルキル−カルボニル、C1−12アルコキシ−カルボニル、又はC1−12ハロアルコキシ−カルボニルを示し、
は、水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ハロシクロアルキル、C3−8シクロアルキル−C1−12アルキル、C3−8ハロシクロアルキル−C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12ハロアルケニル、C2−12アルキニル、C2−12ハロアルキニル、C1−12アルコキシ、C1−12ハロアルコキシ、C1−12アルコキシ−C1−12アルキル、C1−12ハロアルコキシ−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S−C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル−S−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルホニル、C1−12アルキルアミノ、ジ(C1−12アルキル)アミノ、C1−12ハロアルキルアミノ、ジ(C1−12ハロアルキル)アミノ、(C1−12アルキル)(C1−12ハロアルキル)アミノ、シアノC1−12アルキル、アリール、アリール−C1−12アルキル、複素環基、複素環基置換C1−12アルキル、C1−12アルキル−O−N=CH−、C1−12ハロアルキル−O−N=CH−又は(R)(R)N−CO−C1−12アルキルを示し、
及びRは、それぞれ独立して、水素、シアノ、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ハロシクロアルキル、C1−12アルコキシ−カルボニル又はC1−12ハロアルコキシ−カルボニルを示し、上記BがC−Yであるとき、Y及びRまたはY及びRが一緒になって、それらが結合する炭素原子と、さらにそれらの炭素原子間で結合する炭素原子と一緒になって、5乃至7員の炭化水素環を形成してもよく、該環は不飽和でもよく、
は、水素、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ハロシクロアルキル、C3−8シクロアルキル−C1−12アルキル、C3−8ハロシクロアルキル−C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12ハロアルケニル、C2−12アルキニル、C2−12ハロアルキニル、C1−12アルコキシ、C1−12ハロアルコキシ、C1−12アルコキシ−C1−12アルキル、C1−12ハロアルコキシ−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S−C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル−S−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル−S(O)−C1−12アルキル、アミノ、C1−12アルキルアミノ、ジ(C1−12アルキル)アミノ、C1−12ハロアルキルアミノ、ジ(C1−12ハロアルキル)アミノ、アリール、アリール−C1−12アルキル、複素環基、複素環基置換C1−12アルキル又は(R)(R)N−CO−を示し、
及びRは、それぞれ独立して水素、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ハロシクロアルキル、C3−8シクロアルキル−C1−12アルキル、C3−8ハロシクロアルキル−C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12ハロアルケニル、C2−12アルキニル、C2−12ハロアルキニル、C1−12アルコキシ、C1−12ハロアルコキシ、C1−12アルコキシ−C1−12アルキル、C1−12ハロアルコキシ−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S−C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル−S−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12アルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル−S(O)−C1−12アルキル、C1−12アルキルスルホニル、C1−12ハロアルキルスルホニル、C1−12アルキルアミノ、ジ(C1−12アルキル)アミノ、C1−12ハロアルキルアミノ、ジ(C1−12ハロアルキル)アミノ、(C1−12アルキル)(C1−12ハロアルキル)アミノ、シアノC1−12アルキル、アリール、アリール−C1−12アルキル、複素環基又は複素環基置換C1−12アルキルを示し、
Wは、酸素又は硫黄を示し、そして、
mは、1又は2を示す
で表されるアリールピロリジン類。
【請求項2】
前記アルキル又はアルキル部分を有する基のアルキルの炭素数が1〜6であり、
前記アルケニル又はアルケニル部分を有する基のアルケニルの炭素数が2〜5であり、
前記アルキニル又はアルキニル部分を有する基のアルキニルの炭素数が2〜5であり、そして
前記シクロアルキル又はシクロアルキル部分を有する基のシクロアルキルの炭素数が3〜7である
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記アルキル又はアルキル部分を有する基のアルキルの炭素数が1〜4であり、
前記アルケニル又はアルケニル部分を有する基のアルケニルの炭素数が2〜4であり、
前記アルキニル又はアルキニル部分を有する基のアルキニルの炭素数が2〜4であり、そして
前記シクロアルキル又はシクロアルキル部分を有する基のシクロアルキルの炭素数が3〜6である
請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が、C1−4ハロアルキルを示し、
が、オキソ又はヒドロキシを示し、
、X、X及びXが、それぞれ独立して水素、ハロゲン、C−C1−4アルキル又はC1−4ハロアルキルを示し、
が、C−H又は窒素を示し、
が、C−H、C−ハロゲン、C−C1−4アルキル又はC−C1−4ハロアルキルを示し、
が、C−Hを示し、
が、C−H又は窒素を示し、
Gが、
【化8】

(式中、*印の結合はB、B間の炭素原子との結合を示す)
を示し、
及びRが、両方が水素、又は一方が水素かつ他方がC1−4アルキルを示し、
が、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−4アルキル、C1−4アルコキシ−C1−4アルキル、C1−4アルキル−S−C1−4アルキル、C1−4アルキル−S(O)−C1−4アルキル又はC1−4アルキル−S(O)−C1−4アルキルを示し、
Wが、酸素を示し、そして、
mが、1を示す、
請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が、トリフルオロメチルを示す、
請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有する殺虫剤。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有する動物寄生虫防除剤。
【請求項8】
下記式:
【化9】

式中、X、X、A、X、R、BからB及び−―−が請求項1〜5のいずれかと同義であり、R2’は、ヒドロキシ(ここで、−−−は存在しない)又はオキソ(ここで、−−−は単結合)を示し、Tは水素、ハロゲン、シアノ又は次式:
【化10】

(式中、R、R、R、m及び*は、請求項1〜5のいずれかと同義であり、R10は、水素、ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、C1−4アルコキシ又はC1−4ハロアルコキシを示し、R11は、ヒドロキシ、アジド、C1−4アルキルスルホニルオキシ、C1−4ハロアルキルスルホニルオキシ、任意に置換しても良いアリールスルホニルオキシを示す)
を示す、
で表わされる化合物。

【公開番号】特開2012−82186(P2012−82186A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−291998(P2010−291998)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(507203353)バイエル・クロップサイエンス・アーゲー (172)
【氏名又は名称原語表記】BAYER CROPSCIENCE AG
【Fターム(参考)】