説明

毛包脂腺ユニットの活性を調節する活性物質としてのプロトベルベリン(protoberberine)の使用

本発明は、毛包脂腺ユニット活性を低下させる、好ましくは毛包脂腺ユニットの活性を阻害する活性物質としての、ベルベリン(berberine)を除く少なくとも1のプロトベルベリン(protoberberine)又はプロトベルベリンを含有する植物抽出物の、皮膚に局所適用による、化粧的使用に関する。特に、本発明は、顔及び/又は体の毛の成長を低下させる、好ましくは阻害する、及び/又は皮脂腺の脂漏症活性を低下させる活性物質としての、ベルベリン(berberine)を除く少なくとも1のプロトベルベリン(protoberberine)又はプロトベルベリンを含有する植物抽出物の使用に関する。本発明は、毛包脂腺ユニット活性を低下させる、好ましくは毛包脂腺ユニットの活性を阻害する活性物質として、ベルベリン(berberine)を除く少なくとも1のプロトベルベリン(protoberberine)又はプロトベルベリンを含有する植物抽出物を、皮膚科学的に許容される担体中に含む化粧組成物にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
皮膚科学的に許容される担体を含む化粧又は皮膚医薬組成物中での、毛包脂腺ユニット活性を低下させる、好ましくは毛包脂腺ユニットの活性を阻害する活性物質としての、ベルベリン(berberine)を除く少なくとも1のプロトベルベリン(protoberberine)又はプロトベルベリンを含有する植物抽出物の化粧的使用。
【請求項2】
前記活性が、毛包の毛の成長の活性、及び/又は皮脂腺の脂漏症活性である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記プロトベルベリン又は前記植物抽出物が、顔及び/又は体の毛の成長を遅らせ及び/又は阻害する剤として使用される、請求項1に記載の使用。
【請求項4】
前記プロトベルベリンが、チェリドニン(chelidonine)又はパルマチン(palmatine)並びにそれらの塩及び誘導体の中から選ばれる、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記プロトベルベリンが、供給源から、特に化学合成を通じて、又は植物抽出物を通じて、得られる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用。
【請求項6】
前記植物抽出物が、フィブラウレア・レシサ(fibraurea recisa)の抽出物又はチェリドニウム・マジュス(chelidonium majus)の抽出物の中から選ばれる、請求項3又は5に記載の使用。
【請求項7】
前記プロトベルベリン又は前記植物抽出物が、皮脂腺の脂漏症活性を妨害する及び/又は阻害する剤として使用される、請求項1に記載の使用。
【請求項8】
前記プロトベルベリンが、コルムバミン(columbamine)、シュードコルムバミン(pseudocolumbamine)、ジャトロリジン(jatrorrhizine)、及びパルマチン(palmatine)並びにそれらの塩及び誘導体の中から選ばれる、請求項7に記載の使用。
【請求項9】
前記プロトベルベリンが、供給源から、特に化学合成を通じて、又は植物抽出物を通じて、得られる、請求項7又は8に記載の使用。
【請求項10】
前記植物抽出物が、エナンチア・クロランタ(enanthia chloranta)の抽出物である、請求項7又は9に記載の使用。
【請求項11】
皮膚科学的に許容される担体中に、皮膚の毛包脂腺ユニット活性を低下させる、好ましくは阻害する活性物質としての、ベルベリン(berberine)を除く少なくとも1のプロトベルベリン(protoberberine)又はプロトベルベリンを含有する植物抽出物を含む、化粧又は皮膚医薬組成物。
【請求項12】
前記プロトベルベリン又は前記植物抽出物が、顔及び/又は体の毛の成長を遅らせ及び/又は阻害する剤として使用される、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記プロトベルベリンが、チェリドニン(chelidonine)又はパルマチン(palmatine)並びにそれらの塩及び誘導体の中から選ばれる、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
前記プロトベルベリンが、供給源から、特に化学合成を通じて、又は植物抽出物を通じて、得られる、請求項11〜13のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項15】
前記植物抽出物が、フィブラウレア・レシサ(fibraurea recisa)の抽出物又はチェリドニウム・マジュス(chelidonium majus)の抽出物の中から選ばれる、請求項11、12又は14のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項16】
前記組成物が微小球を含む、請求項12〜15のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項17】
前記組成物が、毛髪の成長を遅らせる及び/又は阻害する活性を提示することが既に知られている物を含む、請求項12〜16のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項18】
前記プロトベルベリン又は前記植物抽出物が、皮脂腺の脂漏症活性を妨害する及び/又は阻害する剤として使用される、請求項11に記載の組成物。
【請求項19】
前記植物抽出物が、エナンチア・クロランタ(enanthia chloranta)の抽出物である、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
前記組成物がオレアノール酸を含む、請求項18又は19に記載の組成物。
【請求項21】
前記オレアノール酸が、前記組成物の重量に対して、約0.0001%w/w〜約1%w/w、好ましくは約0.001%w/w〜0.1%w/wの範囲で変化しうる、請求項20に記載の組成物。
【請求項22】
前記組成物は、抗−脂漏症特性について化粧分野で知られた活性物質を含む、請求項18又は21に記載の組成物。
【請求項23】
前記プロトベルベリンが、前記組成物の重量に対して、約0.00001%w/w〜約10%w/w、好ましくは約0.0001%w/w〜1%w/wの範囲で変化しうる、請求項11〜22のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項24】
前記植物抽出物が、前記組成物の重量に対して、約0.0001%w/w〜約20%w/w、好ましくは約0.001%w/w〜5%w/wの範囲で変化しうる、請求項11〜22のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項25】
前記組成物が、以下の:皮膚治癒剤、皮膚老化防止剤、皮膚モイスチャー剤、しわ防止剤、萎縮防止剤、皮膚平滑化剤、抗菌剤、抗真菌剤、殺虫薬、駆虫薬、抗微生物剤、抗炎症剤、止痒薬、外用麻酔薬、抗ウイルス剤、角質溶解剤、遊離基捕捉剤、抗脂漏剤、ふけ防止剤、皮膚の分化、増殖、もしくは色素沈着を調節する薬剤及び浸透促進剤、剥離剤、脱色剤もしくはプロピグメント剤、抗グリケーション剤、引き締め剤、真皮もしくは表皮の高分子合成を促す及び/又はそれらの分解を妨げる薬剤;繊維芽細胞及び/又はケラチノサイトの増殖を促すもしくはケラチノサイトの分化を促す薬剤;筋弛緩剤;汚染又はフリーラジカルを処理する薬剤;スリミング剤、抗セルライト剤、微傷循環に作用する薬剤;細胞のエネルギー代謝に作用する薬剤;洗浄剤、毛髪コンディショニング剤、ヘアスタイリング剤、育毛剤、日焼け止め及び/又は日焼け防止化合物、化粧剤、洗剤、医療用薬品、乳化剤、皮膚軟化薬、防腐剤、防臭剤、皮膚科学的に許容される担体、界面活性剤、研磨材、吸収剤、香料等の美容成分、着色剤、精油、皮膚感覚剤、化粧用収斂薬、抗ざ瘡剤、固化防止剤、消泡剤、抗酸化剤、結合剤、生化学的添加剤、酵素、酵素阻害剤、酵素誘導剤、補酵素、植物抽出物、植物誘導体、植物組織抽出物、植物種子抽出物、植物油、植物、植物学的抽出物、セラミド、ペプチド、緩衝剤、増量剤、キレート剤、化学添加剤、着色料、化粧品殺生物剤、変性剤、薬物収斂薬、外用鎮痛薬、皮膜形成剤もしくは皮膜形成材、例えば組成物の皮膜形成性及び実質性を助けるポリマー、四級誘導体、実質性を向上させる薬剤、不透明材、pH調整剤、pH調節剤、駆出剤、還元剤、金属イオン封鎖剤、皮膚漂白剤及び美白剤、皮膚日焼け剤、皮膚コンディショニング剤(例えば様々なもの及び閉塞性の湿潤剤を含む)、皮膚鎮静剤及び/又は治癒剤及び誘導体、皮膚トリートメント剤、濃厚剤、ビタミン及びその誘導体、脂質濃厚剤、ピーリング剤、モイスチャー剤、鎮痛剤、治癒剤、リグナン、並びに混合物から選ばれる少なくとも1つの追加の成分を含む、請求項11〜24のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項26】
前記皮膚科学的に許容される担体が、水性又はヒドロアルコール溶液、水/油エマルジョン、油/水エマルジョン、マイクロエマルジョン、水性ゲル、無水ゲル、血清又は媒体分散体である、請求項11〜25のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項27】
前記物質の内の少なくとも1つが、溶液、分散体、エマルジョン、ペースト、又は粉末の形で、マクロカプセル、マイクロカプセル若しくはナノカプセル、マクロスフィア、マイクロスフィア若しくはナノスフェア、リボソーム、オレオソーム、又はカイロミクロン、マクロ粒子、マイクロ粒子若しくはナノ粒子、又はマクロスポンジ、マイクロスポンジ若しくはナノスポンジ等の媒体中に個別に又はプレミックスとして含まれ、又は有機ポリマー粉末、タルク、ベントナイト、又は他の無機若しくは有機支持体上に吸着されて用いられる、請求項11〜26のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項28】
前記組成物は、以下の:クリーム、ローション、軟膏、乳液、ゲル、エマルジョン、分散体、溶液、懸濁液、洗浄剤、ファンデーション、無水製剤(スティック、特に口紅、ボディーオイル、及びバスオイル)、シャワージェル及びバスジェル、シャンプー及び頭皮トリートメントローション、皮膚もしくは毛髪ケア用クリームもしくはローション、サンスクリーンローション、ミルク又はクリーム、人工日焼けローション、クリーム又はミルク、シェービングクリームもしくはフォーム、アフターシェーブローション、メーキャップ、マスカラもしくはマニキュア、リップスティック、皮膚「エッセンス」、血清、接着もしくは吸収剤物質、経皮性パッチ、パウダー、保湿ローション、皮膚軟化ミルク、皮膚軟化クリーム、スプレー、ボディーオイル及びバスオイル、ファンデーション薄色ベース、ポマード、エマルジョン、コロイド、コンパクトもしくは固形懸濁剤、ペンシル、スプレー可能な調合物、ブラシで使用できる調合物、の化粧品形態で使用される、請求項11〜27のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項29】
前記組成物が、毛包脂腺ユニット活性を低下させることを意図される、請求項11〜28のいずれか1項に記載の組成物の化粧品としての使用。
【請求項30】
前記組成物が、顔及び/又は体の毛の成長を遅らせ及び/又は阻害することを意図される、請求項11〜17、及び請求項23〜28のいずれか1項に記載の化粧品としての使用。
【請求項31】
前記組成物が、皮脂腺の脂漏症活性を阻害することを意図され、及び/又は脂症の傾向がある皮膚の予防及び治療を意図される、請求項18〜28のいずれか1項に記載の化粧品としての使用。
【請求項32】
顔及び/又は体の皮膚の上に、皮膚科学的に許容される担体中に、少なくともパルマチン又はチェリドニン又フィブラウレア・レシサ(fibraurea recisa)の抽出物又はチェリドニウム・マジュス(chelidonium majus)の植物抽出物を含む組成物を適用することから成る、シェービング及び/又は脱毛の傾向を低減することを意図される非治療的処置方法。
【請求項33】
顔及び/又は体の皮膚の上に、皮膚科学的に許容される担体中に、エナンチア・クロランタ(enanthia chloranta)の少なくとも1つの抽出物を含む組成物を、適用することから成る、過脂漏症、例えば、輝き、光沢、脂症の傾向にある皮膚の毛穴のサイズ及び数に関連する皮膚の障害を改善することを意図される非治療的処置方法。
【請求項34】
毛包脂腺ユニット活性を低下させる、好ましくは毛包脂腺ユニットの活性を阻害することを意図される医薬の製造のための、皮膚科学的に許容される担体中に、ベルベリン(berberine)を除く少なくとも1のプロトベルベリン(protoberberine)又はプロトベルベリンを含有する植物抽出物を含む組成物の使用。
【請求項35】
顔及び/又は体の毛の成長を遅らせ及び/又は阻害することを意図される医薬の製造のための、皮膚科学的に許容される担体中に、少なくともパルマチン又はチェリドニン又は又はフィブラウレア・レシサ(fibraurea recisa)又はチェリドニウム・マジュス(chelidonium majus)の植物抽出物を含む組成物の使用。
【請求項36】
皮脂腺の脂漏症活性を阻害することを意図され、及び/又は脂症の傾向がある皮膚の予防及び治療を意図される医薬の製造のための、皮膚科学的に許容される担体中に、エナンチア・クロランタ(enanthia chloranta)の植物抽出物を含む組成物の使用。

【公表番号】特表2009−507012(P2009−507012A)
【公表日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−528647(P2008−528647)
【出願日】平成18年9月6日(2006.9.6)
【国際出願番号】PCT/IB2006/053136
【国際公開番号】WO2007/029187
【国際公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【出願人】(507238207)
【Fターム(参考)】