説明

毛染め用ケープ

【課題】 毛染め、パーマ、トリートメントの施術時に、液が首や耳、衣服につかないように、後ろ首筋から耳を安定して覆い、もみ上げ部分の施術も行うことができるケープを提供する。
【解決手段】 交差した長さ調節可能な紐により、うなじにケープを固定し、後ろ首筋から耳を覆う毛染め用ケープ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、毛染めやパーマ、トリートメントの施術時にうなじや後ろ首筋、耳を覆い、染液等の付着を防ぐケープに関するものである。
【背景技術】
【0002】
▲1▼従来は、毛染め用ケープは首から肩を覆うもの
▲2▼耳を覆うようにケープをうなじから耳の上部にかぶせる形の物
特開 2002−017429
特開 2006−255266
があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらには次のような欠点があった。
(イ)▲1▼の、ケープでは、首筋や耳を覆うことが無いため、首筋や耳への液の付着を防ぐためには別にタオルや耳キャップを使用する必要があった。
(ロ)▲2▼の、ケープをうなじから耳の上部に掛けて首筋や耳を覆うものは、うなじから生え際に沿って耳の上を通る部分がずれやすく、固定することができないため、液が首筋へ付着する心配があった。
(ハ)もみあげ部分への施術では、耳を覆うがもみ上げは露出する必要がある。その為にはケープの位置を容易に変える事ができる必要がある。
本発明は、これらの問題点を解決し、施術が一人でも簡単にできるためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ケープに顔面から耳の上部を通り、後ろ首筋生え際に沿ってうなじ生え際で交差する長さ調節可能な紐を通し、この紐は首まわりに沿って前で結ぶ。
【発明の効果】
【0005】
本発明を使用することによって、
交差させた紐により、うなじへの固定する部分が形成され、又、紐の簡単な長さ調整が可能になり、もみ上げへの施術も可能になり、又、うなじから後頭部生え際にそって耳までにケープを安定して装着し覆うことができる。これにより、耳や首筋に液が付着することを防ぐ効果が増し、一人でも楽に施術ができるようになるという効果が得られ、課題を解決する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1に示すように、ケープ本体(1)に交差する紐(2)を通す。
図2に示すように、紐(2)は交差して、うなじに固定する部分(3)となる。紐は自然に生え際に沿えるように伸縮性のある素材が望ましい。
図3及び図4に示すように、ケープ本体(1)は顔面から耳の上を通り、後ろ首筋生え際に沿ってうなじ生え際で交差する紐(2)によって耳や首筋を覆う。
交差した紐は首まわりに沿って前にまわし、適当な長さ及び張り具合で結ぶ。
ケープは紐(2)が通ったカーテン状であり、視界を遮らないように顔部分の開きを調節することができる。
また、図5に示すように耳を覆うケープの紐の引き具合で長さを調節し、あごの位置に下げることも可能なので、もみ上げ部分の施術も簡単にできる。
また、図6に示すように紐の両端はストッパーなどの器具で輪にしてもよい。
また、図7及び図8に示すように施術後はケープを上にたくし上げてまとめることにより、ヘアキャップの用途を兼ねることができる。この場合も、紐によりヘアキャップがうなじ部分に固定しているため、髪がはみ出す心配が無い。
本発明は以上の構成より成る。
本発明を使用する時は、ケープの紐(2)を額あるいはあごから耳の上を通り後ろ首筋に沿わせ、うなじに固定する部分(3)をうなじ生え際に当て、更にこの紐を首前にまわして長さを調節し、首に固定する。ケープは後頭部生え際に沿って耳の上部にかぶさるように装着する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の平面図。
【図2】 本発明の部分拡大図。
【図3】 本発明の使用状態を示す図。わかりやすいようにケープ部分を透明として作図。
【図4】 本発明の使用状態を示す図。わかりやすいようにケープ部分を透明として作図。
【図5】 本発明の使用状態を示す図。わかりやすいようにケープ部分を透明として作図。
【図6】 本発明の使用状態を示す図。わかりやすいようにケープ部分を透明として作図。
【図7】 本発明の使用状態を示す図
【図8】 本発明の使用状態を示す図
【符号の説明】
【0008】
1 ケープ本体
2 紐
3 うなじに固定する部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交差した長さ調節可能な紐により、うなじにケープを固定し、後ろ首筋から耳を安定して覆う毛染め用ケープ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−213855(P2009−213855A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−101931(P2008−101931)
【出願日】平成20年3月12日(2008.3.12)
【出願人】(505099129)
【Fターム(参考)】