説明

毛髪セット補充液およびそれを用いた毛髪セット方法

【課題】毛髪をセットする際に毛髪セット剤とともに使用する毛髪セット補充液、および該毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法の提供。
【解決手段】水と、酢酸と、香料とを含有する毛髪セット補充液、および該毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法。該毛髪セット剤は、パーマネントウェーブ剤、ヘアーカラー剤、ヘアーブリーチ剤のいずれか1つであることが好ましい。該毛髪セット方法においては、該毛髪セット剤に対し、該毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合する補充剤混合工程と、該補充剤混合工程により混合された前記毛髪セット剤と前記毛髪セット補充液からなる毛髪処理剤を毛髪に塗布する毛髪塗布工程、とを有する毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法であることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪をセットする際に毛髪セット剤とともに使用する毛髪セット補充液およびそれを用いた毛髪セット方法に関する。詳しくは、毛髪をセットする際に毛髪セット剤とともに使用して、毛髪の美しい艶と手触り感を向上させ、その効果を長時間持続させる毛髪セット補充液およびそれを用いた毛髪セット方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、パーマ液などに含ませて、毛髪の艶や潤いなどを向上される毛髪セット補充液が知られている。この種の毛髪セット補充液として、臭素酸ナトリウム等のパーマネント第2液にカチオン性セルロース誘導体を配合したものがあった(例えば、特許文献1)。この毛髪セット補充液を用いることにより、たんぱく質への吸着力が強く毛髪表面にポリマーが形成され、ウェーブの持続性、セットの長時間保持性、かつ毛髪の艶、柔軟性、帯電防止作用や弾力性が改善するという効果を有するものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭55−11518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のパーマネントウェーブ剤第2液に毛髪セット補充液を補充する方法では、カチオン性セルロース誘導体が強アルカリ性で不安定な液体であることからアルカリ性溶液からなるパーマネントウェーブ剤第1液に適切に配合できなかった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、各種の毛髪セット剤に配合することが可能で、毛髪の美しい艶と手触り感を向上させ、その効果を長時間持続させる毛髪セット補充液およびそれを用いた毛髪セット方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、毛髪をセットする際に毛髪セット剤とともに使用する毛髪セット補充液において、水と、酢酸と、香料とを含有することを特徴とするものである。
【0007】
美容院でパーマネントウェーブ剤などの毛髪セット剤を使用する際に、悪臭の酢酸を付加する毛髪セット剤を使用することは困難であるが、本発明は、酢酸に香料を含有させ良好な匂いがするので、酢酸を含む毛髪セット補充液を美容院などで毛髪セット剤ともに用いることができる。また、本発明の毛髪セット補充液の所定量を毛髪セット剤とともに使用して毛髪をセットすることにより、毛髪セット補充液の酢酸の作用により、毛髪セット剤の種類に関係なく化学反応時間を短縮することができるともに、毛髪の美しい艶と手触り感を向上させ、その効果を長時間持続させることができる。
【0008】
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る毛髪セット補充液であって、 前記毛髪セット剤は、パーマネントウェーブ剤、ヘアーカラー剤、ヘアーブリーチ剤のいずれか1つである。
【0009】
(1) 本発明の毛髪セット補充液の所定量をパーマネントウェーブ剤ともに使用して毛髪をセットすることにより、毛髪セット補充液の酢酸の触媒的作用により、パーマネントウェーブ剤の種類に関係なく化学反応時間を短縮することができる。また、パーマネントウェーブ剤第1液はアルカリ性であるが、毛髪セット補充液の酢酸の作用によりアルカリ度を押さえ、中性範囲で毛表皮が開くことなく化学反応するため、繰り返しパーマ施術しても毛髪がダメージを受けることなく毛髪が傷まず、深みのある美しい艶や手触りを得ることができる。
(2) 本発明の毛髪セット補充液の所定量をヘアーカラー剤ともに使用して毛髪をセットすることにより、毛髪セット補充液の酢酸の触媒的作用により、化学反応時間を短縮することができる。また、ヘアーカラー剤はアルカリ性であるが、毛髪セット補充液の酢酸の作用によりアルカリ度を押さえ、中性範囲で毛表皮が開くことなく発色反応が進むため、クリアーな発色が鮮やかに出るとともに、毛髪のダメージがかなり修復され、退色防止効果があるため色持ちが格段に良くなる。また、繰り返しカラーヘアー施術しても毛髪がほとんどダメージを受けることなく毛髪が傷まず、深みのある美しい艶や手触りを得ることができる。
(3) 本発明の毛髪セット補充液の所定量をヘアーブリーチ剤ともに使用して毛髪をセットすることにより、毛髪セット補充液の酢酸の作用により、毛表皮が開かず毛髪内部の組織も破壊せずメラニン色素のみ抜くために、ブリーチ特有のパサパサ感がなく、毛髪のダメージを与えることなく脱色することができる。そのため、艶手触り等がかなり良く、その後に、パーマネント、ヘアーカラー等の施術も問題なく行うことができる。
【0010】
本発明のうち第3の態様に係るものは、第1の態様または第2の態様の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法であって、毛髪セット剤に対し毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合する補充剤混合工程と、該補充剤混合工程により混合された毛髪セット剤と毛髪セット補充液からなる毛髪処理剤を毛髪に塗布する毛髪塗布工程と、を有するものである。
【0011】
本発明によれば、毛髪セット剤に対し第1の態様または第2の態様の毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合して毛髪処理剤を生成し、その毛髪処理剤を毛髪に塗布することにより、第1の態様の効果および第2の態様の効果を顕著に発揮することができる。
【0012】
本発明のうち第4の態様に係るものは、第1の態様または第2の態様の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法であって、毛髪セット剤を毛髪に塗布する毛髪セット剤塗布工程と、毛髪セット剤に対し10〜20質量%の毛髪セット補充液を毛髪に塗布する毛髪セット補充液塗布工程と、を有するものである。
【0013】
本発明によれば、毛髪セット剤を毛髪に塗布した後に、毛髪セット剤に対し10〜20質量%の毛髪セット補充液を毛髪に塗布することにより、上述した第1の態様の効果および第2の態様の効果を顕著に発揮することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、毛髪セット剤の化学反応が短縮するともに、毛髪の美しい艶と手触り感を向上させ、その効果を長時間持続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1の実施形態における毛髪セット補充液を使用したヘアーカラー施術のフローチャートである。
【図2】同毛髪セット補充液を使用したパーマ施術のフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態における毛髪セット補充液を使用したヘアーカラー施術のフローチャートである。
【図4】同毛髪セット補充液を使用したパーマ施術のフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法について図面を参照にしながら説明する。
【0017】
毛髪セット補充液は、水と、酢酸と、(C12−14)パレスと、香料とを含有するものである。ここで、酢酸は、毛髪セット補充液に4〜7質量%の割合(好ましくは、5〜6質量%)で含有され、毛髪セット補充液のPHは略2.4に保持されている。(C12−14)パレス(ポリオキシエチレンアルキル(12〜14)エーテル(12E.0.))とは、代表的なノニオン界面活性剤の一種で、親水基をポリオキシエチレンや親油基を様々なアルキル基にしてつくられる原料である。このように、本実施形態の毛髪セット補充液は、酢酸に香料を含有させ良好な匂いがするので、美容院などで毛髪セット剤ともに使用する毛髪セット補充液として用いることができる。また、毛髪セット補充液の所定量を毛髪セット剤とともに使用して毛髪をセットすることにより、毛髪セット補充液の酢酸の作用により、毛髪セット剤の種類に関係なく化学反応時間を短縮することができるともに、美しい艶と手触り感を向上させ、その効果を長時間持続させることができる。以下、本発明の第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法の具体例について説明する。
【0018】
(ヘアーカラー施術)
最初に、毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法の代表例として、毛髪セット補充液をヘアーカラー施術に使用する場合について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における毛髪セット補充液を使用したヘアーカラー施術のフローチャートである。
【0019】
ヘアーカラー施術は、最初に補充剤混合工程(S1)が実施される、この補充剤混合工程は、カラーセット剤(毛髪セット剤)に毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合して、毛髪処理剤を生成する工程である(S1)。なお、毛髪処理剤は、カラーセット剤(毛髪セット剤)と毛髪セット補充液を含有するものであれば、その他の液体を含んでもよい。ここで、カラーセット剤に対し10〜20質量%の割合で毛髪セット補充液を混合させるのは、繰り返し実験より、10〜20質量%の割合で毛髪セット補充液を混合させると、カラーセット剤の化学反応が短縮するともに、毛髪の美しい艶と手触り感などが向上することが証明されたからである。なお、本実施形態では、カラーセット剤第1液30グラムに毛髪セット補充液が3グラム混合(カラーセット剤第1液の約10質量%)させている。また、カラーセット剤には、カラーセット剤第1液の他にカラーセット剤第2液30グラムも含まれている。また、本発明の毛髪セット剤(カラーセット剤)には、カラーセット剤全体(第1液+第2液)のみならず、カラーセット剤第1液やカラーセット剤第2液のように、カラーセット剤に含まれる独立した一部の液体も該当する。
【0020】
次に、前処理工程(S2)が実施される。この前処理工程は、毛髪セット補充液を水で5〜10倍に希釈し、その5〜10倍希釈液を頭皮および毛髪に塗布して、コーミングを行う工程である。ここで、コーミングとは、「コームで梳く」という髪のお手入れのひとつで、コーミングを行われることにより、髪が整えられ、フケやホコリなどの汚れが取り除かれるとともに、頭皮に刺激を与えて新陳代謝が促さられ、頭皮のトラブルを防止することができる。前処理を行うことにより、ヘアーカラー液を均一に効率よく毛髪に作用させ、ダメージを抑えることができるとともに、頭皮のトラブルを防止することができる。ここで、前処理工程は、任意の工程である、特に頭皮の敏感な人やダメージが多い毛髪の人にヘアーカラー施術を行う際に有効である。なお、本実施形態では、前処理工程で、毛髪セット補充液を水で希釈させたが、これに限らず、前処理剤(たとえば、加水分解ケラチンPPTやコラーゲンPPT)対し毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合させて、毛髪に塗布するようにしてもよい。
【0021】
次に、毛髪塗布工程(S3)が実施される。この毛髪塗布工程は、補充剤混合工程により生成された毛髪処理剤(カラーセット剤+毛髪セット補充液など)を毛髪に塗布する工程である。そして、毛髪塗布工程の後は、カラーセット剤の染まり具合をチェックしながら、所定の時間この状態で放置される。これにより、髪がしっかり染められる。ここで、ヘアーカラー剤は、パーマネントウェーブ剤と比較して化学反応が強くアルカリ度も高く毛表皮が大きく開くため毛髪の損傷度合いが強い、また化学反応時間もパーマ時と比較して長く損傷が進む。特に、繰り返しヘアーカラー施術するとさらに損傷が大きく、パサパサした艶のない硬い髪となるが、本実施形態では、毛髪セット補充液の所定量をヘアーカラー剤ともに使用して毛髪をセットすることにより、毛髪セット補充液の酢酸の触媒的作用により、化学反応時間を短縮することができる。また、ヘアーカラー剤はアルカリ性であるが、毛髪セット補充液の酢酸の作用によりアルカリ度を押さえ、中性範囲で毛表皮が開くことなく発色反応が進むため、クリアーな発色が鮮やかに出るとともに、毛髪のダメージがかなり修復され、退色防止効果があるため色持ちが格段に良くなる。また、繰り返しカラーヘアー施術しても毛髪がほとんどダメージを受けることなく毛髪が傷まず、深みのある美しい艶や手触りを得ることができる。
【0022】
次に、乳化工程(S4)が実施される。この乳化工程では、毛髪セット補充液を水で5〜10倍に希釈し、その5〜10倍希釈液をアプリケータで頭皮および毛髪に塗布して、乳化という作業が行われる。ここで、乳化とは、毛髪セット補充液の5〜10倍希釈液をアプリケータで頭皮および毛髪に塗布して、頭皮や地肌に付着した薬液をきれいにしっかりと取り除き、染毛されていない部分がないように薬液を再度まんべんなく全体になじませる作業のことをいう。
【0023】
次に、シャンプーリンス工程が実施される。このシャンプーリンス工程では、カラーヘアー剤を流し落とした後、シャンプーとチェンジリンスが行われる。
【0024】
シャンプーリンス工程のシャンプーは、シャンプー剤10グラムに対し毛髪セット補充液2グラム(シャンプー剤の約20質量%)を混合させて行われる。なお、これに限らず、毛髪セット補充液は、シャンプー剤を対し10〜20質量%の割合で含有するようにしてもよい。また、シャンプーリンス工程のチェンジリンスでは、洗面器に毛髪セット補充液を5〜10グラム入れたお湯を溜め、その上に頭をもっていき、その洗面器のお湯を毛髪にかける。その時、毛髪から流れるお湯は洗面器に再度落ちるようにし、毛髪にやさしくモミ込むようにしてなじませる。なお、シャンプーリンス工程は、任意の工程である。そして、シャンプーリンス工程が終了すると毛髪をお湯で流す。
【0025】
次に、アフタートリートメント工程が実施される。このアフタートリートメント工程は、トリートメント剤に対し毛髪セット補充液を20質量%の割合で含有させて、毛髪に塗布する。なお、これに限らず、毛髪セット補充液は、トリートメント剤に対し10〜20質量%の割合で含有するようにしてもよい。そして、アフタートリートメント工程が終了した後にトリートメント剤を流し落とし、毛髪を乾かして、ヘアーカラー施術が終了する。なお、アフタートリートメント工程は、任意の工程である。
【0026】
本実施形態では、前処理を行う前処理工程、シャンプーとチェンジリンスを行うシャンプーリンス工程、およびアフタートリートメント工程をヘアーカラー施術の一工程としたが、これに限らず、前処理工程を独立の工程として、前処理剤を毛髪セット剤と考え、補充液混合工程(S1)で、前処理剤と毛髪セット補充液を混合させ、そして、前処理工程を毛髪塗布工程と仮定して、その補充液混合工程により混合された前処理剤と毛髪セット補充液が含まれる毛髪処理剤を毛髪に塗布するようにしてもよく、また、シャンプーリンス工程を独立の工程として、シャンプー剤を毛髪セット剤と考え、補充液混合工程(S1)で、シャンプー剤と毛髪セット補充液を混合させ、そして、シャンプーリンス工程を毛髪塗布工程と仮定して、その補充液混合工程により混合されたシャンプー剤と毛髪セット補充液が含まれる毛髪処理剤を毛髪に塗布するようにしてもよく、また、アフタートリートメント工程を独立の工程として、トリートメント剤を毛髪セット剤と考え、補充液混合工程(S1)で、トリートメント剤と毛髪セット補充液を混合させ、そして、アフタートリートメント工程を毛髪塗布工程と仮定して、その補充液混合工程により混合されたシャンプー剤と毛髪セット補充液が含まれる毛髪処理剤を毛髪に塗布するようにしてもよい。なお、これは、以下のパーマ施術、第2の実施形態におけるヘアーカラー施術やパーマ施術の共通する工程においても、同様である。
【0027】
(パーマ施術)
次に、毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法の他の例として、毛髪セット補充液をパーマ施術に使用する場合について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態における毛髪セット補充液を使用したパーマ施術のフローチャートである。
【0028】
パーマ施術は、最初に補充剤混合工程(S1)が実施される、この補充剤混合工程は、パーマネントウェーブ剤(毛髪セット剤)に毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合して、毛髪処理剤を生成する工程である(S1)。なお、毛髪処理剤は、パーマネントウェーブ剤(毛髪セット剤)と毛髪セット補充液を含有するものであれば、その他の液体を含んでもよい。ここで、10〜20質量%の割合で毛髪セット補充液を混合させるのは、上述したと同様、繰り返し実験より、10〜20質量%の割合で毛髪セット補充液を混合させると、パーマネントウェーブ剤の化学反応が短縮するともに、毛髪の美しい艶と手触り感などが向上することが証明されたからである。本実施形態では、パーマネントウェーブ剤第1液80グラムに毛髪セット補充液を8グラム混合させ、パーマネントウェーブ剤第2液80グラムについても毛髪セット補充液を8グラム混合させている。なお、本発明の毛髪セット剤(パーマネントウェーブ剤)には、パーマネントウェーブ剤全体(第1液+第2液)のみならず、パーマネントウェーブ剤第1液やパーマネントウェーブ剤第2液のように、パーマネントウェーブ剤に含まれる独立した一部の液体も該当する。
【0029】
次に、前処理工程(S2)が実施される。この前処理工程は、毛髪セット補充液を水で5〜10倍に希釈し、その5〜10倍希釈液を頭皮および毛髪に塗布して、コーミングを行う工程である。ここで、コーミングとは、上述したように、「コームで梳く」という髪のお手入れのひとつで、コーミングを行われることにより、髪が整えられ、フケやホコリなどの汚れが取り除かれ、頭皮に刺激を与えて新陳代謝が促さられ、頭皮から出た脂分を毛先に運び、髪本来のツヤを出すことができる。前処理を行うことにより、パーマ液を均一に効率よく毛髪に作用させると共に、ダメージを抑えることができる。ここで、前処理工程は、任意の工程である、特に頭皮の敏感な人やダメージが多い毛髪の人にパーマ施術を行う際に有効である。なお、本実施形態では、前処理工程で、毛髪セット補充液を水で希釈させたが、これに限らず、前処理剤(たとえば、加水分解ケラチンPPTやコラーゲンPPT)対し毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合させて、毛髪に塗布するようにしてもよい。そして、前処理工程が終了してから7〜15分の間この状態で放置される。
【0030】
次に、ワインディング工程が実施される。ワインディング工程では、毛髪にロッドが巻かれる。そして、ワインディング工程が終了(毛髪にロットを巻く作業が終了)すると、毛髪塗布工程(S3)が行われる。
【0031】
毛髪塗布工程(S4)は、補充剤混合工程により生成された毛髪処理剤(パーマネントウェーブ剤+毛髪セット補充液など)をロットが巻き付けられた毛髪に塗布する工程である。毛髪塗布工程を詳細に説明すると、まず、パーマネントウェーブ剤第1液80グラムに毛髪セット補充液を8グラム混合させた毛髪処理剤が毛髪に塗布され、そして7〜15分の時間この状態で放置され、その後にパーマネントウェーブ剤第2液80グラムに毛髪セット補充液を8グラム混合させた毛髪処理剤が毛髪に塗布され、その後この状態で7〜15分の時間放置される。これにより、毛髪がパーマのかかった状態となる。ここで、通常のパーマ施術では、パーマネントウェーブ剤第1液(アルカリ剤)により毛表皮が開かされ、その一度開いた毛表皮はその後もほとんど閉じることができない。また、パーマネントウェーブ剤第2液にも毛表皮を閉じさせる働きがないため、繰り返しパーマ施術を行うと毛髪内部の組織が流れ出て損傷が進む。さらに、毎日のシャンプー時にも組織の流出が進むため、カサカサして艶のないダメージ毛になるが、本実施形態では、毛髪セット補充液をパーマネントウェーブ剤に補充して毛髪に塗布しているので、毛髪セット補充液の酢酸の触媒的作用により、パーマネントウェーブ剤の種類に関係なく化学反応時間を短縮することができる。また、パーマネントウェーブ剤第1液はアルカリ性であるが、毛髪セット補充液の酢酸の作用によりアルカリ度を押さえ、中性範囲で毛表皮が開くことなく化学反応するため、繰り返しパーマ施術しても毛髪がダメージを受けることなく毛髪が傷まず、深みのある美しい艶や手触りを得ることができる。また、パーマ施術を行う際の悪臭もなくなる。
【0032】
次に、ロットアウト工程(S5)が実施される。このロットアウト工程では、毛髪からロッドが取り外される。そして、仕上げ工程(S6)が実施される。この仕上げ工程では、ムースやワックスを用いて、毛髪が綺麗に仕上げられる。
【0033】
本実施形態では、ヘアーカラー施術およびパーマ施術について、毛髪セット補充液を使用した場合について説明したが、これに限らず、ブリーチ施術において、毛髪セット剤としてヘアーブリーチ剤を用い、そのヘアーブリーチ剤に対し毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合させて毛髪処理剤を作り(補充液混合工程)、その毛髪処理剤を毛髪に塗布する(毛髪塗布工程)ようにしてもよい。ここで、通常のブリーチ施術では、毛髪内部の組織を破壊してメラニン色素を抜くため毛表皮がボロボロの状態になり修復が不可能な状態となる。そして、この状態になると日ごろの手入れも大変で、毛髪の艶もなくなりパサパサ、カサカサになって、それ以後パーマ施術やヘアーカラー施術を行うことができなくなるが、本実施形態では、毛髪セット補充液をヘアーブリーチ剤に補充して毛髪に塗布しているので、毛髪セット補充剤の酢酸の作用により、毛表皮が開かず毛髪内部の組織も破壊せずメラニン色素のみ抜くために、ブリーチ特有のパサパサ感がなく、毛髪のダメージを与えることなく脱色することができる。そのため、艶手触り等がかなり良く、その後に、パーマネント、ヘアーカラー等の施術も問題なく行うことができる。また、この毛髪セット補充剤をあらかじめ頭皮に塗布しておくと、かなりの刺激予防効果を得ることができる。さらに、毛髪セット剤としてヘナを用いた毛染め剤を使用し、その毛染め剤に対し毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合させて毛髪処理剤を作り(補充液混合工程)、その毛髪処理剤を毛髪に塗布する(毛髪塗布工程)ようにしてもよい。ここで、通常のヘナを用いた毛染めでは、色素を毛髪に塗布するためヘアーカラーに比べ持ちが悪く、施術から2週間過ぎると退色がかなり進むため色褪せて見え、毛髪の艶や手触り等も良くなくなるが、本実施形態では、毛髪セット補充液をヘナを用いた毛染め剤に補充して毛髪に塗布しているので、毛髪セット補充液の酢酸の触媒的作用により、化学反応時間を短縮することができる。また、ヘナを用いた毛染め剤は弱酸性であるが、毛髪セット補充液の酢酸の作用により酸性度を少し強め、毛表皮が開くことなく化学反応するため、化学的損傷はほぼなくなるとともに、毛髪の艶、手触り感、および色持ちもかなりよくなる。また、毛髪セット剤として、ヘナを用いた毛染め剤に代えてマネキュア剤を用いた場合も同様の効果を有する。ここで、毛髪セット剤は、毛髪をセットする際に使用するものであれば、その他のものも含まれる。
【0034】
次に、本発明の第2の実施形態の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法について図面を参照にしながら説明する。
【0035】
ここで、第2の実施形態の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法と第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法の違いは、第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法では、補充剤混合工程で、毛髪セット剤に毛髪セット補充液を混合させ、毛髪塗布工程で、毛髪処理剤(毛髪セット剤+毛髪セット補充液など)を毛髪に塗布させるようにしたが、第2の実施形態の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法では、毛髪セット剤と毛髪セット補充液を混合させることなく、毛髪セット剤塗布工程で、毛髪セット剤を毛髪に塗布させ、その後の毛髪セット補充液塗布工程で、毛髪セット補充液を毛髪に塗布させるようにしたところが異なる。なお、その他については、第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法と同様であるので説明は省略する。ここで、 図3は、本発明の第2の実施形態における毛髪セット補充液を使用したヘアーカラー施術のフローチャートである。
【0036】
(ヘアーカラー施術)
最初に、毛髪セット補充液をヘアーカラー施術に使用する場合について説明する。ここで、上述したように、本発明の第2の実施形態の毛髪セット補充液を用いたヘアーカラー施術では、第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いたヘアーカラー施術と異なり、補充剤混合工程が実施されず、最初に前処理工程(S1)が実施され、前処理工程が終了した後に、毛髪セット剤塗布工程(S2)および毛髪セット補充液塗布工程(S3)が実施される。
【0037】
毛髪セット剤塗布工程(S2)は、カラーセット剤を毛髪に塗布する工程であり、毛髪セット補充液塗布工程(S3)は、毛髪セット補充液を毛髪に塗布する工程である。なお。毛髪に塗布されるカラーセット剤(毛髪セット剤)と毛髪セット補充液の量は、第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いたヘアーカラー施術と同様である。すなわち、毛髪セット補充液は、カラーセット剤(毛髪セット剤)に対し10〜20質量%の量で毛髪に塗布される。ここで、10〜20質量%の割合で毛髪セット補充液を毛髪に塗布するのは、繰り返し実験より、カラーセット剤に対し10〜20質量%の割合で毛髪セット補充液を毛髪に塗布すると、カラーセット剤の化学反応が短縮するともに、毛髪の美しい艶と手触り感などが向上することが証明されたからである。本実施形態では、毛髪セット剤塗布工程(S2)で、カラーセット剤第1液30グラムとカラーセット剤第2液30グラムを毛髪に塗布し、その後の毛髪セット補充液塗布工程(S3)で、毛髪セット補充液3グラム(カラーセット剤第1液の約10質量%)を毛髪に塗布させている。そして、毛髪セット補充液塗布工程(S3)の後は、カラーセット剤の染まり具合をチェックしながら、この状態で所定の時間放置される。これにより、髪の色素(メラニン色素)が脱色される。ここで、ヘアーカラー剤は、パーマネントウェーブ剤と比較して化学反応が強くアルカリ度も高く毛表皮が大きく開くため毛髪の損傷度合いが強い、また化学反応時間もパーマ時と比較して長く損傷が進む。特に、繰り返しヘアーカラー施術するとさらに損傷が大きく、パサパサした艶のない硬い髪となるが、本実施形態では、ヘアーカラー剤を毛髪に塗布した後に毛髪セット補充液を毛髪に塗布しているので、毛髪セット補充液の酢酸の触媒的作用により、化学反応時間を短縮することができる。また、ヘアーカラー剤はアルカリ性であるが、毛髪セット補充液の酢酸の作用によりアルカリ度を押さえ、中性範囲で毛表皮が開くことなく発色反応が進むため、クリアーな発色が鮮やかに出るとともに、毛髪のダメージがかなり修復され、退色防止効果があるため色持ちが格段に良くなる。また、繰り返しカラーヘアー施術しても毛髪がほとんどダメージを受けることなく毛髪が傷まず、深みのある美しい艶や手触りを得ることができる。なお、本発明の毛髪セット剤(カラーセット剤)には、カラーセット剤全体(第1液+第2液)のみならず、カラーセット剤第1液やカラーセット剤第2液のように、カラーセット剤の独立した一部の液体も該当する。
【0038】
次に、乳化工程(S4)、シャンプーリンス工程(S5)、アフタートリートメント工程(S6)を実施して、ヘアーカラー施術が終了する。なお、これらの工程は、第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いたヘアーカラー施術と同様であるので、説明は省略する。
【0039】
(パーマ施術)
次に、毛髪セット補充液をパーマ施術に使用する場合について説明する。ここで、上述したように、本発明の第2の実施形態の毛髪セット補充液を用いたパーマ施術では、第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いたパーマ施術と異なり、補充剤混合工程が実施されず、最初に前処理工程(S1)が実施され、前処理工程(S1)およびワインディング工程(S2)の終了後に、毛髪セット剤塗布工程(S3)および毛髪セット補充液塗布工程(S4)が実施される。 図4は、本発明の第2の実施形態における毛髪セット補充液を使用したパーマ施術のフローチャートである。
【0040】
第2の実施形態におけるパーマ施術の毛髪セット剤塗布工程(S3)では、パーマネントウェーブ剤第1液とパーマネントウェーブ剤第2液が別々に塗布され、そして、それぞれのパーマネントウェーブ剤が塗布された後に、毛髪セット補充液塗布工程(S4)において、毛髪セット補充液が塗布される。すなわち、本実施形態では、毛髪セット剤塗布工程(S3)で、パーマネントウェーブ剤第1液80グラムが毛髪に塗布され、その後の毛髪セット補充液塗布工程(S4)で、毛髪セット補充液が8グラム(パーマネントウェーブ剤第1液の約10質量%)毛髪に塗布される。そしてこの状態で7〜15分の時間放置される。次に、S44において、パーマネントウェーブ剤第2液が塗布されたかが判断され、パーマネントウェーブ剤第2液が塗布されていない場合は、毛髪セット剤塗布工程(S3)で、パーマネントウェーブ剤第2液80グラムが毛髪に塗布され、その後に毛髪セット補充液を8グラム(パーマネントウェーブ剤第2液の約10質量%)が毛髪に塗布される。そしてこの状態で7〜15分の時間放置される。このように、第2の実施形態におけるパーマ施術では、パーマネントウェーブ剤第1液→毛髪セット補充液→パーマネントウェーブ剤第2液→毛髪セット補充液の順で毛髪に塗布される。なお、毛髪に塗布される毛髪セット補充液の量は、これに限らず、パーマネントウェーブ剤第1液が毛髪に塗布された後に塗布される毛髪セット補充液の量は、パーマネントウェーブ剤第1液(毛髪セット剤)の10〜20質量%であればよく、パーマネントウェーブ剤第2液が毛髪に塗布された後に塗布される毛髪セット補充液の量は、パーマネントウェーブ剤第2液(毛髪セット剤)の10〜20質量%であればよい。このように、本発明の毛髪セット剤(パーマネントウェーブ剤)には、パーマネントウェーブ剤全体(第1液+第2液)のみならず、パーマネントウェーブ剤第1液やパーマネントウェーブ剤第2液のように、パーマネントウェーブ剤の独立した一部の液体も該当する。ここで、通常のパーマ施術では、パーマネントウェーブ剤第1液(アルカリ剤)により毛表皮が開かされ、その一度開いた毛表皮はその後もほとんど閉じることができない。また、パーマネントウェーブ剤第2液にも毛表皮を閉じさせる働きがないため、繰り返しパーマ施術を行うと毛髪内部の組織が流れ出て損傷が進む。さらに、毎日のシャンプー時にも組織の流出が進むため、カサカサして艶のないダメージ毛になるが、本実施形態では、パーマネントウェーブ剤第1液を毛髪に塗布した後に毛髪セット補充液を毛髪に塗布し、また、パーマネントウェーブ剤第2液を毛髪に塗布した後に毛髪セット補充液を毛髪に塗布しているので、毛髪セット補充液の酢酸の触媒的作用により、パーマネントウェーブ剤の種類に関係なく化学反応時間を短縮することができる。また、パーマネントウェーブ剤第1液はアルカリ性であるが、毛髪セット補充液の酢酸の作用によりアルカリ度を押さえ、中性範囲で毛表皮が開くことなく化学反応するため、繰り返しパーマ施術しても毛髪がダメージを受けることなく毛髪が傷まず、深みのある美しい艶や手触りを得ることができる。また、パーマ施術を行う際の悪臭もなくなる。
【0041】
次に、ロットアウト工程(S5)、仕上げ工程(S6)が実施されて、パーマ施術が終了する。なお、これらの工程は、第1の実施形態の毛髪セット補充液を用いたパーマ施術と同様であるので、説明は省略する。
【0042】
本実施形態では、ヘアーカラー施術およびパーマ施術について、毛髪セット補充液を使用した場合について説明したが、これに限らず、ブリーチ施術において、毛髪セット剤としてヘアーブリーチ剤を用いて、毛髪セット剤塗布工程(S3)で、そのヘアーブリーチ剤を毛髪に塗布し、毛髪セット補充液塗布工程(S4)で、そのヘアーブリーチ剤に対し10〜20質量%の毛髪セット補充液を毛髪に塗布するようにしてもよい。ここで、上述したように、通常のブリーチ施術では、毛髪内部の組織を破壊してメラミン色素を抜くため毛表皮がボロボロの状態になり修復が不可能な状態となる。そして、この状態になると日ごろの手入れも大変で、毛髪の艶もなくなりパサパサ、カサカサになって、それ以後パーマ施術やヘアーカラー施術を行うことができなくなるが、本実施形態では、ヘアーブリーチ剤を頭髪に塗布した後に、毛髪セット補充液を毛髪に塗布しているので、毛髪セット補充剤の酢酸の作用により、毛表皮が開かず毛髪内部の組織も破壊せずメラミン色素のみ抜くために、ブリーチ特有のパサパサ感がなく、毛髪のダメージを与えることなく脱色することができる。そのため、艶手触り等がかなり良く、その後に、パーマネント、ヘアーカラー等の施術も問題なく行うことができる。また、この毛髪セット補充剤をあらかじめ頭皮に塗布しておくと、かなりの刺激予防効果を得ることができるという効果を有する。
さらに、毛髪セット剤としてヘナを用いた毛染め剤を使用し、毛髪セット剤塗布工程(S3)で、そのヘナを用いた毛染め剤を毛髪に塗布し、毛髪セット補充液塗布工程(S4)で、その毛染め剤に対し10〜20質量%の毛髪セット補充液を毛髪に塗布するようにしてもよい。ここで、上述したように、通常のヘナを用いた毛染めでは、色素を毛髪に塗布するためヘアーカラーに比べ持ちが悪く、施術から2週間過ぎると退色がかなり進むため色褪せて見え、毛髪の艶や手触り等も良くなくなるが、本実施形態では、ヘナを用いた毛染め剤を頭髪に塗布した後に、毛髪セット補充液を毛髪に塗布しているので、毛髪セット補充液の酢酸の触媒的作用により、化学反応時間を短縮することができる。また、ヘナを用いた毛染め剤は弱酸性であるが、毛髪セット補充液の酢酸の作用により酸性度を少し強め、毛表皮が開くことなく化学反応するため、化学的損傷はほぼなくなるとともに、毛髪の艶、手触り感、および色持ちもかなりよくなる。また、毛髪セット剤として、ヘナを用いた毛染め剤に代えてマネキュア剤を用いた場合も同様の効果を有する。ここで、毛髪セット剤は、上述したように、毛髪をセットする際に使用するものであれば、その他のものも含まれる。
【0043】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。




【特許請求の範囲】
【請求項1】
毛髪をセットする際に毛髪セット剤とともに使用する毛髪セット補充液において、
水と、酢酸と、香料とを含有することを特徴とする毛髪セット補充液。
【請求項2】
前記毛髪セット剤は、パーマネントウェーブ剤、ヘアーカラー剤、ヘアーブリーチ剤のいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載の毛髪セット補充液。
【請求項3】
毛髪セット剤とともに使用する毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法において、
毛髪セット剤に対し毛髪セット補充液を10〜20質量%の割合で含有するように混合する補充剤混合工程と、
該補充剤混合工程により混合された前記毛髪セット剤と前記毛髪セット補充液からなる毛髪処理剤を毛髪に塗布する毛髪塗布工程と、
を有する請求項1または請求項2記載の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法。
【請求項4】
毛髪セット剤とともに使用する毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法において、
毛髪セット剤を毛髪に塗布する毛髪セット剤塗布工程と、
前記毛髪セット剤に対し10〜20質量%の毛髪セット補充液を毛髪に塗布する毛髪セット補充液塗布工程と、
を有する請求項1または請求項2記載の毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法。








【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−28553(P2013−28553A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−164948(P2011−164948)
【出願日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【出願人】(511183490)株式会社 ビーマイスター (1)
【Fターム(参考)】