説明

毛髪処理促進装置

【課題】 従来の毛髪処理促進装置にあっては、加熱体の回転と同期して回転する円板にスリットを形成し、該スリットの位置を検出することで初期位置に正確に停止させ、また、頭髪の温度を検出するためのタイミングを出力することは開示されているが、頭髪の特定部分のみを照射する発明は開示されていない。
【解決手段】 リング状の加熱体4から熱を照射して被施術者の頭髪の周囲を回転しながら均一な温度に加熱する毛髪処理促進装置であって、施術内容を選択するための施術内容操作釦2cと、被施術者のフロント部、左右サイド部、ネープ部の加熱または非加熱で回転する部位を選択するための部位選択操作釦2gと、前記加熱体の回転領域を前記フロント部、左右サイド部、ネープ部に分割し、前記加熱体の1回転毎の前記回転領域毎に前記加熱体のヒーター4bの通電と遮断とを制御回路で制御して前記選択された部位で加熱または非加熱で回転する毛髪処理促進装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動手段によって回転する加熱体に、初期位置(加熱体が垂直位置)にある状態において、最下部位置のヒーターの照射エネルギーを高く(高温)し、上方位置のヒーターの照射エネルギーを小さく(低温)し、かつ、高温と低温の間のヒーターの照射エネルギーを中間(中温)とすることで、頭髪全体に対してより均一にエネルギーを照射し、また、頭髪の一部のみのパーマ等の施術温度を下げて処理する場合には、ヒーターへの通電を一時的に遮断することで、希望する頭髪部分のパーマのみの促進力を高めることができる毛髪処理促進装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来における毛髪処理促進装置としては、特許文献1として特開平1−136605号公報に開示されている発明がある。この発明は、リング状の加熱体に、後述する加熱体が略垂直位置にある状態において回転体の下部側よりの加温温度を高くするために密度を高くしたヒーターを装着し、該回転体を昇降杆の頂部に取付けられた駆動手段に対して略垂下状態として取付け、前記駆動手段を回転することで加熱体は、略垂直状態から斜め状態を介して水平状態に達し、この水平状態から斜め状態を介して略垂直状態に戻るような構造となっている。そして、加熱体が前記したような動作を行うことで、加熱体に取付けられたヒーターよりの遠赤外線によって、被施術者の頭髪の全体を均一な温度で加温してパーマや染色の促進を行うものであった。
【0003】
また、特許文献2として特開2002−85143号公報には、加熱体の回転と同期して回転する円板に加熱体を初期位置(回転体が略垂直位置)で停止させるためのスリットと、加熱体の3つの位置で被施術者の毛髪の温度を検出するタイミングを検出するためのスリットが形成された発明がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平1−136605号公報
【特許文献2】特開2002−85143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1にあっては、略垂直位置にある状態において加熱体の下部側のヒーター密度のみを高くして放射熱量を高くしたものであるため、頭髪に対する温度が均等に加えることが難しく、また、ヒーターは常時通電状態であることから、頭髪の特定部分(例えば、フロント部分(前頭部)、ネープ部分(後頭部)、サイド部分(側頭部)のみ、あるいは、前記3つの部分から2つの部分の組み合わせのみのパーマの促進力を高めることはできなかった。
【0006】
また、特許文献2にあっては、加熱体の回転と同期して回転する円板にスリットを形成し、該スリットの位置を検出することで初期位置に正確に停止させること、また、頭髪の温度を検出するためのタイミングを出力することが開示されているが、頭髪の特定部分のみを照射することについては利用していなかった。
【0007】
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、頭髪の全体を均一に加熱することができるようにし、また、頭髪の一部あるいは2の部分のみに照射して、施術者の施術のやり方や被施術者の希望による頭髪の一部や2つの部分のパーマ等の施術をコントロール(温度を強くしたり弱くしたり)することが可能な毛髪処理促進装置を提供せんとするにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の毛髪処理促進装置は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、リング状の加熱体から熱を照射して被施術者の頭髪の周囲を回転しながら均一な温度に加熱する毛髪処理促進装置であって、パーマやカラー等の施術内容を選択するための施術内容操作釦と、被施術者のフロント部、左右サイド部およびネープ部の加熱または非加熱で回転する部位を選択するための部位選択操作釦と、前記加熱体の回転領域を前記フロント部、左右サイド部およびネープ部に分割し、前記加熱体の1回転毎の前記回転領域毎に前記加熱体のヒーターの通電と遮断とを制御回路で制御して前記選択された部位で加熱または非加熱で回転することを特徴とする。
【0009】
請求項2の手段は、リング状の加熱体から熱を照射して被施術者の頭髪の周囲を回転しながら均一な温度に加熱する毛髪処理促進装置であって、パーマやカラー等の施術内容から1つの施術内容を選択するための施術内容操作釦と、被施術者のフロント部、左右のサイド部およびネープ部のそれぞれの回転領域部位での加熱・非加熱で回転する部位から1つまたは複数を選択するための部位選択操作釦と、前記フロント部、左右のサイド部およびネープ部の4箇所の回転領域部位と前記ヒーターの回転位置とが一致したことを検出するタイミング検出手段と、前記施術内容と加熱する部位が選択された状態において前記加熱体の回転を開始させる回転操作釦と、前記施術内容と前記部位選択とが設定された後に前記回転操作釦が操作されると、前記加熱体が回転すると共にタイミング検出手段が選択された部位と加熱体との位置が一致したことを検出した位置において前記ヒーターへの通電と遮断を加熱体の1回転毎に繰り返し行う制御回路とより構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3の手段は、前記した請求項2において、前記加熱体のヒーターへの通電および遮断のタイミング検出手段は、前記加熱体を回転するモータと一体に回転する円板に、前記部位選択操作釦のフロント部、左右サイド部およびネープ部の位置と対応するスリット等の位置表示部を形成し、前記選択した部位の位置表示部をセンサーが検出するヒーターに通電し、選択していない部位の位置表示部をセンサーが検出するとヒーターへの通電を遮断するようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項4の手段は、前記した請求項3において、前記ヒーターに通電してから立ち上がり(ヒーターが所定の温度に達する時間)までの時間と、通電を遮断してから立ち下がり(ヒーターの冷却時間)までの時間に差がある場合にあっては、前記ヒーターへの通電開始を前記部位選択操作釦で選択した部位と対応する位置表示部を検出してから予め設定した時間の遅れの後に行い、また、前記ヒーターの通電遮断を前記部位選択操作釦で選択していない部位の位置表示部を検出してから前記通電開始の遅れ時間とは異なる予め設定した時間の遅れの後に行うようにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項5の手段は、前記した請求項1または2において、前記加熱体のヒーターとして、エネルギー量が大きく、電源を投入してからの立ち上がり(ヒーターが所定の温度に達する時間)が早く、かつ、電源を遮断してから立ち下がり(ヒーターの冷却時間)が早い、カーボンヒーターを採用したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明は前記したように、施術内容操作釦から選んだパーマやカラー等の施術において、被施術者のフロント部、左右サイド部、ネープ部の1つや2つの部位を選択して加温を開始すると、選択した部位である部分的な箇所の施術を行うことができ、従って、被施術者の好みに応じた施術が可能であると共にスタイルや髪の状態に合わせて加温部位を選ぶことができ、かつ、加温の必要がない部位を加温しないことから、被施術者の快適性を向上することができる。
【0014】
また、ヒーターによって通電開始から立ち上がり、通電から遮断した時の立ち下がりの応答性が異なっても、通電開始のエリア位置と通電遮断のエリア開始位置において若干の時間差を設けて制御するようにしたので、ヒーターの加温時間が常に一定となって。加温時間を常に均一に行うことができる。
【0015】
さらに、加熱体のヒーターとして、カーボンヒーターを採用することで、エネルギー量が大きくなって施術時間の短縮が図れ、また、電源の投入および遮断時において立ち上がりと立ち下がり時間が早いので、加温時間と冷却時間の短縮が図れ、よって、加温時間の正確さを図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る毛髪処理促進装置における加熱体が初期状態に位置する正面図である。
【図2】毛髪処理促進装置における加熱体が回転する状態を6分割した正面図である。
【図3】毛髪処理促進装置の側面図である。
【図4】毛髪処理促進装置の背面図である。
【図5】発熱体の反射板に対するヒーターの熱エネルギー分割を示す正面図である。
【図6】毛髪処理促進装置の操作盤の正面図である。
【図7】発熱体と同期して回転する円板の正面図である。
【図8】制御回路のブロック図である。
【図9】動作説明のためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係る毛髪処理促進装置の一実施例を図面と共に説明する。
1はキャスターにより移動自在な脚体、2は該脚体1より上方に延長された受け杆1aに対して昇降可能に取付けられ、内部に後述する制御回路が内蔵され、かつ、上端に操作盤2aが傾斜状態で設けられた制御ボックス体である。なお、該制御ボックス体2の上方には被施術者の首部付近にセットし、頭部の位置を合わせるための頭部位置指示バー2bが設けられている。
【0018】
3は前記制御ボックス体2の操作盤2aの傾斜最高位置に下端部が固定され、中間部が前記頭部位置指示バー2b側に折曲されたパイプにして、折曲された先端には後に詳述するリング状の加熱体4を回転するためのモータ(図示せず)を駆動源とする駆動手段5が取付けられている。なお、駆動手段5の回転軸には加熱体4のリング状の1箇所が取付けられ、かつ、前記回転軸に取付けられた箇所とは反対側の円周部が前記パイプ3側に向かって傾斜するように取付けられている。なお、リング状の加熱体4は、被施術者の頭部の周りを均一距離を保ちながら回転運動するようになっている。
【0019】
そして、加熱体4が略垂直状態にある位置が初期位置(図1,図3、図4の状態)となっている。この初期位置において被施術者の頭部が加熱体4の前方で、かつ、加熱体4の中央位置となるように被施術者を椅子に着座させる。なお、着座状態において加熱体4の下端部が被施術者のネープ部に位置している。
【0020】
また、駆動手段5を駆動して加熱体4を1回転(正面側から見て時計方向)させると、該加熱体4は前記初期位置から加熱体4の中心部(リングの中心部)が被施術者の一方の側頭部に移動し、次いで、加熱体4の中心部が被施術者の頂頭部に移動し、さらに、前記側頭部とは反対側の側頭部を経て初期位置に戻るような回転を行うものである(図2参照)。なお、この図2にあっては、正面側から見た図であるため加熱体4は時計方向に回転した図となっている。
【0021】
前記加熱体4は断面が円弧状で内面側が反射面となっている反射板4aと、該反射板4aの内面に配置されたヒーター4bとから構成されている。前記ヒーター4bは図4に示すように、加熱体4が初期位置にある状態において下方部位が高エネルギーの高発熱部4b1となっており、該高発熱部4b1の両端より先の部位が中エネルギーの中発熱部4b2となっており、さらに、該中発熱部4b2の両端より先の回転軸部の先端部位が低エネルギーの低発熱部4b3となっている。
【0022】
なお、前記低発熱部4b3の端部間は無発熱部4b4となっている。また、4cは前記した駆動手段5に内蔵されているモータの回転軸に接続される取付部である。
【0023】
本実施例におけるヒーター4bとしては、高純度のカーボンで構成したカーボンヒーターを採用した。その理由としては、頭髪に対するエネルギー量が大きいことから加温の促進が図れ、また、電源の投入からの立ち上がり(ヒーターが所定の温度に達する)が早く、また、電源の遮断後におけるヒーターの冷却時間が早いことから、後に説明する頭髪の1箇所あるいは2箇所のパーマやカラー等の施術を強調する施術に適しているからである。
【0024】
前記制御ボックス体2の操作盤2aは図6に示すように、パーマ、カラー、トリートメント、マニュアル(施術者が被施術者の毛髪の量、毛髪の硬さに応じて施術時間や温度を設定する)操作を設定するための施術内容操作釦2cが配置され、また、該施術内容操作釦2cの上方には施術時間、ヒーター温度を施術者が操作するための手動操作釦2d,2eおよび該操作釦2d,2eの操作量に応じて施術時間やヒーター温度を表示する表示板2fが配置されている。
【0025】
また、前記施術内容操作釦2cの下部にはフロント(頭髪の前頭部)、サイド(頭髪の左右側頭部)およびネープ(頭髪の後頭部)である3箇所の部位におけるどの部位の前記施術を強調して行うか、また弱く施術を行うかを選択するための部位選択操作釦2gが配置されている。すなわち、前記施術内容操作釦2cにより選択される各施術モードを行う場合において、前記した各部位、フロント、サイドまたはネープの促進力を強くしたり、弱くしたりする場合、この部位選択操作釦2gを操作することになる。
【0026】
また、前記部位選択操作釦2gの全てを操作しない場合には、ヒーター4bがオンの状態で頭髪全体を均一なパーマとなるように制御される。前記部位選択操作釦2gの下部には施術の開始と終了を操作するためのSTART/STOPである回転操作釦2hが配置されている。なお、施術内容操作釦2c、部位選択操作釦2g各操作釦の近傍には操作釦が選択されたか否かを表示する操作ランプ2jが設けられている。
【0027】
前記駆動手段5のモータには、図7に示すように前記モータの回転に同期して回転する円板6が取付けられている。この円板6には前記加熱体4の回転終了指令に基づいて、加熱体4を初期位置に正確に停止させるためのホームポジション用スリット(1)と、ストップ用スリット(6)が形成されている。なお、図7に示す円板6は加熱体4の背面側から見た図であり、回転方向は反時計方向となる。
【0028】
前記ホームポジション用スリット(1)から反時計方向の45度の位置にはフロント用スリット(2)、該フロント用スリット(2)から反時計方向に90度の位置には被施術者の右側サイド用スリット(3)、該右側サイド用スリット(3)から反時計方向に90度の位置にはネープ用スリット(4)、該ネープ用スリット(4)から反時計方向に90度の位置には被施術者の左側サイド用スリット(5)が形成されている。
【0029】
そして、前記円板6に形成されている全てのスリット(1)〜(6)は、図示しない光透過型の光センサーが前記駆動手段5に固定され、円板6の回転によって順次検出する構造となっている。すなわち、加熱体4が初期位置にある時には、ホームポジション用スリットを検出しており、加熱体4が初期位置から回転(図3から見て反時計方向)すると、前記スリット(2)〜(5)を順次検出して後述する制御回路7に検出信号を送出するものである。
【0030】
前記した説明では、光センサーとしてスリットを検出する光透過型の光センサーとしたが、円板6にスリットに変えて白地に黒線を施し、該黒線を光反射型の光センサーで検出するようにしてもよい。なお、円板6の回転角度を検出手段としてはスリットと光センサーに限定されるものではなく、円板6の回転角度を検出可能な全てのセンサー、例えば、円板6を非磁性体で構成し、該非磁性体の円板6に前記(1)〜(6)の部分に磁石を配置し、この磁石を磁気検出センサーで検出するようにしてもよい。なお、以下の説明ではスリットと光センサーとの組み合わせで説明する。
【0031】
次に、図8の制御回路7の構成について説明するに、7aは中央演算処理装置であるCPU、7bはCPU7aに接続されたRAM、7cはCPU7aに接続されたROM、7dは前記したスリットを検出するとホームポジション用スリット(1)を検出している基準位置から順次(2)〜(5)を検出したセンサーよりの出力をCPU7aに送出するためのスリット検出回路、7eは前記操作盤2aに装備された各種の制御を行うための操作盤スイッチであり、操作を行うとCPU7aに出力する。
【0032】
7fはCPU7aより出力で加熱体4を回転させるためのモータ、4bはCPU7aよりのヒーター通電出力が送出されると通電が開始される前記した種類の発熱量で発熱するヒーターである。
【0033】
次に、頭髪の施術、例えば、頭髪全体のパーマの強さを均等にする施術を行う場合について説明する。図1の前記施術内容操作釦2cの前面側に設けられた元電源スイッチ2iをオンにした状態にあっては、施術内容操作釦2cの操作ランプ2jが点滅状態となっている。この点滅状態でパーマ、カラー、トリートメント、マニュアルの内のパーマを選択し操作すると、パーマ以外の操作ランプ2jは消灯する。また、施術内容操作釦2cが操作されると回転操作釦2hが点滅を開始する。
【0034】
この状態において、回転操作釦2hを操作するとヒーター4bへの通電が開始されると共に駆動手段5のモータに通電が開始され、加熱体4は初期位置の略垂直位置から加熱体4の中心部(リングの中心部)が被施術者の右側頭部に移動し、次いで、加熱体4の中心部が被施術者の頂頭部に移動し、さらに、前記被施術者の左側頭部に移動した後初期位置に戻るという回転をする(図2参照)。そして、この動作は、予め設定したヒーター4bの温度と加熱時間に達するまで行われ、加熱時間に達すると初期位置で停止されると共にヒーター4bへの通電を遮断して頭髪は均一な温度でパーマ施術が行われる。
【0035】
なお、前記ヒーター4bの温度調整と加熱時間調整は、被施術者の頭髪の量、硬さ等によって異なるので、施術者が被施術者の頭髪を見て手動操作釦2d,2eを操作して、最適な加熱温度と加熱時間を設定することができる。
【0036】
次に、毛髪のフロント、サイド、ネープの何れかの1の箇所を、例えば、ネープ位置を他のフロントやサイドよりもパーマを強くかける場合の動作を図9のフローチャートと共に説明する。
【0037】
元電源スイッチ2iがオンの状態にあっては、前記したように施術内容操作釦2cの操作ランプ2jが点灯されている。この点灯されている施術内容の1つ、例えば、パーマを選択すると、施術内容操作釦2c中のカラー、フェイシャル、マニュアルの操作ランプ2jは消灯する。この施術内容の選択が終了すると、部位選択操作釦2gにおける全ての釦の操作ランプ2jが点灯し、かつ、回転操作釦2hが点滅を開始する。
【0038】
そこで、部位選択操作釦2gのフロント、サイド、ネープの何れか、例えば、フロントとサイドを選択すると、フロントとサイドの釦を照明する操作ランプ2jは消灯する。このネープ釦の操作ランプ2jのみが点灯した状態であることから、ネープ部分の頭髪のパーマ施術を行うとの意志が明確になる。
【0039】
この状態において、回転操作釦2hを操作すると予めROMに記憶されているプログラムに従って動作が開始される。すなわち、初期位置にある加熱体4のヒーター4bには通電が行われない状態でモータのみに通電が行われ、加熱体4は反時計方向に回転を開始する。モータの回転によって円板6のホームポジション用スリットを検出していた位置に固定されていた光センサーが加熱体4の回転に伴ってスリット(2)(3)(4)(5)の順に検出する。そして、前記プログラムではスリット(5)を検出したか否かの判定を行う(ステップS1)。
【0040】
ステップS1においてスリット(5)を検出したと判断すると、サイドがオンに設定されているか否かの判定を行う(ステップS2)。この実施例にあってはネープのみがオンに設定されていることから,ステップS2ではNOとの判断を行いステップS17に移行する。すなわち、スリット(5)の検出から2.4秒(a点)経過したか否かの判断を行い(ステップS17)、経過したと判断するとヒーター4bへの通電を遮断する(ステップS18)。しかし、スリット(5)を検出した時点においてヒーター4bへの通電は遮断状態であったので、引き続きヒーター4bは非通電状態に維持される。
【0041】
ステップS18においてヒーター4bへの通電遮断との指示を行った後にスリット(2)を検出したか否かの判定を行う(ステップS5)。そして、スリット(2)を検出したと判断すると、フロントがオンに設定されているか否かの判定を行う(ステップS6)。この実施例にあってはネープのみがオン状態に設定されていることから,ステップS6ではNOとの判断を行いステップS19に移行する。すなわち、スリット(2)の検出から2.4秒(b点)経過したか否かの判断を行い(ステップS19)、経過したと判断するとヒーター4bへの通電を遮断する(ステップS20)。しかし、ステップS18においてヒーター4bへの通電は遮断状態を維持していたので、引き続きヒーター4bは非通電状態に維持される。
【0042】
ステップS20においてヒーター4bへの通電遮断との指示を行った後にスリット(3)を検出したか否かの判定を行う(ステップS9)。そして、スリット(3)を検出したと判断すると、サイドがオンに設定されているか否かの判定を行う(ステップS10)。この実施例にあってはネープのみがオン状態に設定されていることから,ステップS10ではNOとの判断を行いステップS21に移行する。すなわち、スリット(3)の検出から2.4秒(c点)経過したか否かの判断を行い(ステップS21)、経過したと判断するとヒーター4bへの通電を遮断する(ステップS22)。しかし、ステップS20においてヒーター4bへの通電は遮断状態を維持していたので、引き続きヒーター4bは非通電状態に維持される。
【0043】
前記ステップS22においてヒーター4bへの通電遮断との指示を行った後にスリット(4)を検出したか否かの判定を行う(ステップS13)。そして、スリット(4)を検出したと判断すると、ネープがオンに設定されているか否かの判定を行う(ステップS14)。この実施例ではネープを選択していることからYESと判断され、スリット(4)の検出から2.1秒(d点)経過したか否かの判定を行い(ステップS15)、この時間が経過したと判断するとヒーター4bへの通電を開始する(ステップS16)。このヒーター4bによる頭髪への加熱において、この実施例ではネープを選択していることから、特にネープ位置が他のフロントやサイド位置よりも高熱で処理されることとなり、従って、ネープ位置の頭髪のパーマが強くかけられた状態となる。
【0044】
前記ステップS16において、ヒーター4bの通電が開始されると、次に、スリット(5)を検出したか否かの判定を行うステップであるステップS1に戻り、ステップS2,17を介して2.4秒(a点)後にステップS8においてヒーター4bへの通電が遮断され、以下、前記した動作が予め操作盤2aで設定した施術時間に達するまで繰り返し行われる。
【0045】
そして、前記した動作において、ネープ部を指定した場合の加熱体4のヒーター4bが通電されるのは、略図2における(ヘ)〜(ロ)の間である。なお、図2において、符号(イ)〜(へ)で示しているのは、加熱板4が初期位置(イ)から順に(へ)の状態に回動しながら変移し(イ)に戻る状態を示している。
【0046】
ところで、前記した動作説明において、ヒーター4bへの通電の遮断は2.4秒後に行われ、また、ヒーター4bへの通電は2.1秒後に行われるようにしたのは、ヒーター4bは通電してからの立ち上がり時間と、通電を遮断してからの立ち下がり時間がことなり、また、加熱体4の1回転の時間が(実施例では交流電源の周波数が60Hzである場合)14秒程度の速度とすることが実験より頭髪への熱量として最も適してことから、スリットを検出してからの通電までの時間と、スリットを検出してから通電の遮断時間を決定した。
【0047】
なお、交流電源の周波数の違い(50Hz)で、スリットを検出してから通電までの時間2.55秒であり、また、遮断時間は2.93秒となる。
【0048】
そして、ヒーター4bの通電してからの立ち上がりと、遮断してからの立ち下がりがおなじであり、かつ、加熱体4の回転速度が遅い場合には、スリットを検出した位置でヒーター4bへの通電開始と、ヒーター4bの通電遮断を行うことが可能となる。
【0049】
次に、頭髪のフロント部のパーマ施術を行う場合について動作を説明する。なお、この説明では前記したネープの動作説明で詳細に説明したので、この実施例では簡潔に説明する。
【0050】
前記フローチャートにおいて、ステップS1→S2→S17→S18→S5 →S6→S7→S8(ヒーター4bに通電)→S9→S10→S21→S22(ヒーター4bの遮断)→S13→S14→S23→S24(ヒーター4bへの通電遮断)→S1の動作が繰り返し行われる。そして、前記した動作において、フロント部を指定した場合の加熱体4bのヒーター4bが通電され点灯するのは略図2における(ハ)〜(ホ)の間である。
【0051】
また、サイド部のパーマを強くしたい場合にあっては、ステップS1→S2→S3→S4(ヒーター4bに通電)→S5→S6→S19→S20(ヒーター4bの遮断)→S9→S10→S11→S12(ヒーター4bの遮断)→S13→S14→S23→S24(ヒーター4bの遮断)→S1に戻るという動作を繰り返し行う。そして、前記した動作において、サイド部を指定した場合の加熱体4のヒーター4bが通電され点灯するのは、略図2における(ニ)〜(ハ)および(ホ)〜(ヘ)の間である。
【0052】
なお、この動作説明ではヒーター4bへのスリットを検出してから通電するまでの時間およびヒーター4bをスリットを検出してから遮断するまでの時間は前記したネープのみを選択した場合で説明した時間で行われる。
【0053】
次に、フロント、サイド、ネープの位置の2箇所を選択してパーマ施術を行う場合の動作を図9のフローチャートと共に説明する。
先ず、サイドとネープ部の毛髪のパーマ処理を強く行いたい場合には、施術内容操作釦2cからパーマを選択した後、部位選択操作釦2gのフロント釦を操作すると、サイドとネープの操作ランプ2jが点灯状態を維持し、フロントの操作ランプ2jは消灯状態となる。
【0054】
この状態において、回転操作釦2hを操作すると加熱体4のヒーター4bは通電が行われない状態で反時計方向に回転を開始する。そして、スリット(5)を検出したか否かの判断を行い(ステップS1)、スリット(5)を検出したと判断すると、サイドがオンに設定されているか否かの判定を行う(ステップS2)。この実施例にあってはサイドが選択されていることから、ステップS2ではYESとの判断を行いステップS3に移行して、スリット(5)の検出から2.1秒経過したか否かの判断を行い、2.1秒が経過したと判断するとヒーター4bへの通電が開始される(ステップS4)。
【0055】
そして、ヒーター4bへの通電状態においてスリット(2)を検出したか否かの判断を行い(ステップS5)、スリット(2)を検出したと判断するとフロントがオンに設定されているか否かの判断を行う(ステップS6)。この実施例ではフロントは選択されていないのでNOとの判断を行いステップS19に移行して、スリット(2)の検出から2.4秒経過したか否かの判断を行い、経過したと判断するとヒーター4bへの通電を遮断する(ステップS20)。従って、加熱体4のヒーター4bへの通電は遮断され頭髪への加熱は停止される。
【0056】
ステップS20においてヒーター4bへの通電遮断との指示を行った後にスリット(3)を検出したか否かの判定を行う(ステップS9)。そして、スリット(3)を検出したと判断すると、サイドがオンに設定されているか否かの判定を行う(ステップS10)。この実施例にあってはサイドも設定されていることから,ステップS11に移行してスリット(3)の検出から2.1秒経過したか否かの判断を行い(ステップS11)、経過したと判断されるとヒーター4bへの通電が開始される(ステップS12)。そして、頭髪への加熱が再度行われる。
【0057】
前記ステップS12のヒーター4bへの通電との指示を行った後に、スリット(4)を検出したか否かの判定を行う(ステップS13)。そして、スリット(4)を検出したと判断すると、ネープがオンに設定されているか否かの判定を行う(ステップS14)。この実施例ではネープも選択していることからYESと判断され、スリット(4)の検出から2.1秒経過したか否かの判定を行い(ステップS15)、この時間が経過したと判断するとヒーター4bへの通電が連続して行われる(ステップS16)。このように、ネープとサイドが選択されていると長時間の頭髪への加熱が行われるので、ネープとサイド部分の頭髪のパーマが強くかけられた状態となる。
【0058】
そして、ステップS16において、ヒーター4bの通電が行われている状態において、スリット(5)を検出したか否かの判断を行うステップS1に戻り、ステップS2においてサイドが選択されているので、ステップS3を経てヒーター4bへの通電が連続して行われる(ステップS4)。以下、前記した動作が予め操作盤2aで設定した施術時間に達するまで繰り返し行われる。
【0059】
そして、前記した動作において、サイドとネープ部を指定した場合の加熱体4のヒーター4bが通電され点灯するのは、略図2における被施術者の右側頭部(ロ)〜(ハ)、被施術者の左側頭部(ホ)〜(ヘ)および被施術者の後頭部(ヘ)〜(ロ)の間である。
【0060】
この動作説明においてヒーター4bへのスリットを検出してから通電するまでの時間およびヒーター4bをスリットを検出してから遮断するまでの時間は前記したネープのみを指定した場合で説明した時間で行われる。
【0061】
次に、頭髪のフロントとサイド部のパーマを強くしたい場合について動作を説明する。なお、この説明では前記したサイドとネープの動作説明で詳細に説明したので、この実施例では簡潔に説明する。
【0062】
ステップS1→S2→S3→S4(ヒーター4bに通電)→S5→S6→S7→S8(ヒーター4bに通電)→S9→S10→S11→S12(ヒーターに通電)→S13→S14→S23→S24(ヒーター4bへの通電遮断)→S1に戻るという動作を繰り返し行う。
【0063】
そして、前記した動作において、フロントとサイド部を指定した場合の加熱体4のヒーター4bが通電され点灯するのは、略図2における被施術者の右側頭部(ロ)(ハ)、被施術者の前頭部(ハ)〜(ホ)および被施術者の左側頭部(ホ)〜(ヘ)の間である。
【0064】
次にフロントとネープ部のパーマ処理を行った場合について動作を説明する。
ステップS1→S2→S17→S18(ヒーター4bを連続して遮断)→S5→S6→S7→S8(ヒーター4bに通電)→S9→S10→S21→S22(ヒーター4bへの通電遮断)→S13→S14→S15→S16(ヒーター4bに通電)→S1に戻るという動作を繰り返し行う。
【0065】
そして、前記した動作において、フロントとネープ部を指定した場合の加熱体4のヒーター4bが通電され点灯するのは、略図2における被施術者の前頭部(ハ)〜(ホ)、被施術者の後頭部(ヘ)〜(ロ)の間である。
【0066】
フロントとサイドおよびフロントとネープの動作説明においても前記サイドとネープの動作説明と同様に、ヒーター4bへのスリットを検出してから通電するまでの時間およびヒーター4bをスリットを検出してから遮断するまでの時間は前記したネープのみを指定した場合で説明した時間で行われる。
【0067】
次に、施術者がマニュアル釦を選択した場合の動作説明を行うに、マニュアル操作にあっては、施術者が加熱温度、加熱時間の設定は全て施術者が設定して行うものである。このマニュアル操作の場合においても、予め設定した時間に達すると加熱体4は初期位置で停止することとなる。
【0068】
また、マニュアル釦を操作し加熱温度と加熱時間を設定した後に、例えば、頭髪の前頭部のみのパーマ施術を行いたい場合には、操作盤2aの図示しないローテーション釦を操作すると、前頭部にリング状の加熱体4の高発熱部4b1 が位置する状態で停止し、前記時間が経過するまで前記停止位置が保持されてフロントの頭髪のみが加熱されてフロントのみがパーマが強くかけられることとなる。
【0069】
ところで、例えば、パーマ施術において、施術者によっては被施術者のフロント(前頭部)にあまり熱を与えないような運転をさせることを望む場合がある。このような設定を行うには、元電源スイッチ2iがオンの状態で施術内容操作釦2cの操作ランプ2jが点灯しているパーマ、カラー、トリートメント、マニュアルの釦からパーマを選択する。該パーマが選択されると部位選択操作釦2gのフロント、サイド、ネープ釦の操作ランプ2jが点灯されるので、ここで、フロント釦を操作すると、該フロントのみがオフとなるので、サイド、ネープのパーマ施術が行われフロント部ではヒーター4bへの通電が遮断される設定となる。
【0070】
ここで、施術者がパーマ施術において常時フロント部の加熱を必要としない設定を行う場合には、前記の設定状態から施術内容操作釦2cのパーマ釦の操作時間を長押し(例えば、3秒)すると、フロント釦の操作ランプ2jは消灯し、フロント部ではヒーター4bへの通電が遮断される設定にRAM7cが記憶するので、次回以降の施術内容操作釦2cのパーマ釦を選択すると、部位選択操作釦2gのフロント釦はオフを維持してサイド、ネープのパーマ処理のみを行うこととなる。
【0071】
また、施術内容操作釦2cのパーマの設定においては、フロントのみでなくサイド、ネープの何れでも行え、さらに、前記フロント、サイド、ネープの単独ではなく2つの組み合わせ、例えば、サイドとネープの組み合わせであっても可能となる。
【0072】
また、前記施術内容操作釦2cのモード設定時に、照射時間の設定や温度設定も同時に行うことが可能である。例えば、パーマモードでフロントにあまり熱を与えたくない(フロントを加熱体4のヒーター4bが照射する位置でオフ)、また、照射時間を通常より短く、また、照射温度を通常より低くした状態で、施術内容操作釦2cのパーマ釦を長押しすることで、次回以降のパーマ時には前記設定した部位と時間と温度でパーマ施術が行われることとなる。
【0073】
なお、前記した説明では、パーマについて説明したが、カラー、トリートメント、マニュアルのそれぞれのモード釦が押された場合であっても、前記したと同様な操作を行うことで、全てのモード設定において行うことが可能である。また、前記設定は新たな設定状態でパーマ釦を長押しすることでメモリは上書きされ、新たな設定状態で動作を行うことができる。
【0074】
なお、前記した実施例にあっては、パーマの施術についてのみ説明したが、カラー、トリートメントの施術についても前記したと同様な施術を行うことができるものである。
【符号の説明】
【0075】
1 脚体
2 制御ボックス体
2a 操作盤
2c 施術内容操作釦
2g 部位選択操作釦
2h 回転操作釦
4 加熱板
4a 反射板
4b ヒーター
5 駆動手段
6 円板
(1)〜(6) スリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リング状の加熱体から熱を照射して被施術者の頭髪の周囲を回転しながら均一な温度に加熱する毛髪処理促進装置であって、
パーマやカラー等の施術内容を選択するための施術内容操作釦と、被施術者のフロント部、左右サイド部およびネープ部の加熱または非加熱で回転する部位を選択するための部位選択操作釦と、前記加熱体の回転領域を前記フロント部、左右サイド部およびネープ部に分割し、前記加熱体の1回転毎の前記回転領域毎に前記加熱体のヒーターの通電と遮断とを制御回路で制御して前記選択された部位で加熱または非加熱で回転することを特徴とする毛髪処理促進装置。
【請求項2】
リング状の加熱体から熱を照射して被施術者の頭髪の周囲を回転しながら均一な温度に加熱する毛髪処理促進装置であって、
パーマやカラー等の施術内容から1つの施術内容を選択するための施術内容操作釦と、
被施術者のフロント部、左右のサイド部およびネープ部のそれぞれの回転領域部位での加熱・非加熱で回転する部位から1つまたは複数を選択するための部位選択操作釦と、
前記フロント部、左右のサイド部およびネープ部の4箇所の回転領域部位と前記ヒーターの回転位置とが一致したことを検出するタイミング検出手段と、
前記施術内容と加熱する部位が選択された状態において前記加熱体の回転を開始させる回転操作釦と、
前記施術内容と前記部位選択とが設定された後に前記回転操作釦が操作されると、前記加熱体が回転すると共にタイミング検出手段が選択された部位と加熱体との位置が一致したことを検出した位置において前記ヒーターへの通電と遮断を加熱体の1回転毎に繰り返し行う制御回路とより構成したことを特徴とする毛髪処理促進装置。
【請求項3】
前記加熱体のヒーターへの通電および遮断のタイミング検出手段は、前記加熱体を回転するモータと一体に回転する円板に、前記部位選択操作釦のフロント部、左右サイド部およびネープ部の位置と対応するスリット等の位置表示部を形成し、前記選択した部位の位置表示部をセンサーが検出するヒーターに通電し、選択していない部位の位置表示部をセンサーが検出するとヒーターへの通電を遮断するようにしたことを特徴とする請求項2記載の毛髪処理促進装置。
【請求項4】
前記ヒーターに通電してから立ち上がり(ヒーターが所定の温度に達する時間)までの時間と、通電を遮断してから立ち下がり(ヒーターの冷却時間)までの時間に差がある場合にあっては、前記ヒーターへの通電開始を前記部位選択操作釦で選択した部位と対応する位置表示部を検出してから予め設定した時間の遅れの後に行い、また、前記ヒーターの通電遮断を前記部位選択操作釦で選択していない部位の位置表示部を検出してから前記通電開始の遅れ時間とは異なる予め設定した時間の遅れの後に行うようにしたことを特徴とする請求項3記載の毛髪処理促進装置。
【請求項5】
前記加熱体のヒーターとして、エネルギー量が大きく、電源を投入してからの立ち上がり(ヒーターが所定の温度に達する時間)が早く、かつ、電源を遮断してから立ち下がり(ヒーターの冷却時間)が早い、カーボンヒーターを採用したことを特徴とする請求項1または2記載の毛髪処理促進装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−27627(P2013−27627A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−167103(P2011−167103)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(000108672)タカラベルモント株式会社 (113)
【Fターム(参考)】