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毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤
説明

毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤

【目的】ヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ剤、仕上げ剤等の毛髪処理剤を容易且つ安価に調製できる毛髪処理剤配合用組成物、並びに髪の艶、しなやかさ、しっとり感、ソフト感、櫛通りのよさ等に優れた毛髪処理剤を提供する。
【構成】脂肪酸エステル類、アルコール類、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、及び油脂類を含有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤に関する。特に、本発明は、毛髪処理剤を調製するための毛髪処理剤配合用組成物、並びにこれらより得られるヘアトリートメント、リンス等のヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ剤、又は仕上げ剤等の毛髪処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、髪に対する美意識は高くなっており、髪の艶、しなやかさ、しっとり感、ソフト感、櫛通りのよさ等がより一層強く求められている。
従来、このような需要者の要求を満たすべく、種々の配合成分を含有したヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ剤、仕上げ剤等の毛髪処理剤が提案されている。
【0003】
しかしながら、従来の毛髪処理剤の調製に於いては、各配合成分を逐一、秤量し添加・混合等するものであるため非常に工程が煩雑であり、時間とコストがかかるという問題があった。
【0004】
また、従来の毛髪処理剤に於いては、種々の毛髪処理効果を発現させるため特定の成分、例えば特定の脂肪酸エステル類、界面活性剤、シリコン類等を毛髪処理剤に配合する。
しかしながらが、これらの化合物は、例えば特殊な構造を有するなどして、一般的でない場合が多い。そのため、入手が困難であったり、高価であるといった問題があった。又、毛髪処理効果も十分でないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ剤、仕上げ剤等の毛髪処理剤を容易且つ安価に調製できる毛髪処理剤配合用組成物、並びに髪の艶、しなやかさ、しっとり感、ソフト感、櫛通りのよさ等に優れた毛髪処理剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明者等が鋭意検討した結果、脂肪酸エステル類、アルコール類、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、及び油脂類を共に含有する組成物を使用すれば、優れた毛髪処理効果を有する毛髪処理剤を容易且つ安価に調製できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
即ち、本発明は、脂肪酸エステル類、アルコール類、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、及び油脂類を含有する毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0008】
又、本発明は、脂肪酸エステル類が親油型モノステアリン酸グリセリン、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸ステアリン酸モノ・ジグリセリド、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オキシステアリン酸オクチル、及びラノリン脂肪酸オクチルドデシルから成る群より選択される一種乃至三種の化合物であり、アルコール類がラウリルアルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、ジプロピレングリコール、セタノールから成る群より選択される一種乃至五種の化合物であり、カチオン界面活性剤が塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピル・エチルジメチルアンモニウム、及び臭化セチルトリメチルアンモニウムから成る群より選択される一種又は二種の化合物であり、ノニオン界面活性剤がポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル及びポリオキシエチレンステアリルエーテルから成る群より選択される一種又は二種の化合物であり、油脂類がラノリン、硬質ラノリン、硬化油、オリブ油及びミンク油から成る群より選択される一種乃至三種の化合物である上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0009】
又、本発明は、脂肪酸エステル類が親油型モノステアリン酸グリセリン及び/又はミリスチン酸イソプロピルである上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
又、本発明は、アルコール類がオレイルアルコール及び/又はセタノールである上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0010】
又、本発明は、カチオン界面活性剤が塩化セチルトリメチルアンモニウム及び/又は臭化セチルトリメチルアンモニウムである上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
又、本発明は、ノニオン界面活性剤がポリオキシエチレンセチルエーテルである上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
又、本発明は、油脂類がラノリン又は硬化油である上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0011】
又、本発明は、毛髪処理剤配合用組成物が、更に両性界面活性剤を含有する上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
又、本発明は、両性界面活性剤がステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン及び/又はラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインである上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
又、本発明は、両性界面活性剤がステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインである上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0012】
又、本発明は、毛髪処理剤配合用組成物が、更に炭化水素類を含有する上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
又、本発明は、炭化水素類が、流動パラフィン、ワセリン及びパラフィンから成る群より選択される一種以上の化合物である上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0013】
又、本発明は、毛髪処理剤配合用組成物が、更に脂肪酸類及び/又は金属イオン封鎖剤を含有する上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
又、本発明は、特に脂肪酸類がステアリン酸であり、金属イオン封鎖剤がエデト酸二ナトリウムである上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
又、本発明は、毛髪処理剤配合用組成物が、更にポリオキシプロピレンブチルエーテル又はメチルポリシロキサンを含有する上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0014】
又、本発明は、毛髪処理剤配合用組成物の組成に於いて、脂肪酸エステル類、アルコール類、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、及び油脂類の含有量をそれぞれA、B、C、D、及びE(重量%)とすると、A〜Eが、3≦A≦45、15≦B≦60、5≦C≦25、0.1≦D≦20、1≦E≦20、及びA+B+C+D+E≦100を満足する上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0015】
又、本発明は、毛髪処理剤配合用組成物がヘアコンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用組成物、ウェーブ剤配合用組成物、又は仕上げ剤配合用組成物である上記毛髪処理剤配合用組成物を提供する。
【0016】
又、本発明は、上記何れかの毛髪処理剤配合用組成物を含有する毛髪処理剤を提供する。
又、本発明は、毛髪処理剤がヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ剤、又は仕上げ剤である上記毛髪処理剤を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、脂肪酸エステル類を含有する。脂肪酸エステル類としては、多価アルコールの脂肪酸エステル、高級脂肪酸エステル、天然脂肪酸エステル等が挙げられる。具体的には、グリセリン脂肪酸エステル(例えば親油型モノステアリン酸グリセリン、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸/ステアリン酸混合酸のモノ及びジグリセリド混合物等)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オキシステアリン酸オクチル、及びラノリン脂肪酸オクチルドデシル等の一種乃至三種の化合物が挙げられる。
【0018】
具体的には、ヘアコンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用組成物、ウェーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用組成物に於いては、脂肪酸エステル類として例えば親油型モノステアリン酸グリセリン及び/又はミリスチン酸イソプロピルを含有してよい。
【0019】
又、本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、アルコール類を含有する。アルコール類としては、例えば高級アルコール、多価アルコール、天然アルコール等が挙げられる。具体的には、ラウリルアルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、ジプロピレングリコール、セタノール等の一種乃至五種の化合物が挙げられる。
【0020】
具体的には、ヘアコンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用組成物、ウェーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用組成物に於いては、アルコール類として例えばオレイルアルコール及び/又はセタノールを含有してよい。
【0021】
又、本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、カチオン界面活性剤を含有する。カチオン界面活性剤としては、例えば塩化アルキルトリメチルアンモニウム等のハロゲン化アルキルトリメチルアンモニウム、アルキル硫酸・脂肪酸アミドアルキルアンモニウム塩等が挙げられる。具体的には塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピル・エチルジメチルアンモニウム(又はエチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピル・エチルジメチルアンモニウム)等の一種又は二種の化合物が挙げられる。
【0022】
具体的には、ヘアコンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用組成物、ウェーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用組成物に於いては、カチオン界面活性剤として例えば塩化セチルトリメチルアンモニウム及び/又は臭化セチルトリメチルアンモニウムを含有してよい。
【0023】
又、本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、ノニオン界面活性剤を含有する。ノニオン界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル、油脂類のエチレンオキシド付加体等が挙げられる。具体的には、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン等の一種又は二種の化合物が挙げられる。尚、上記ポリオキシエチレンエーテルとしては、例えば5〜50モルのエチレンオキシド(EO)付加重合体等が挙げられる。
【0024】
具体的には、ヘアコンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用組成物、ウェーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用組成物に於いては、ノニオン界面活性剤として例えばポリオキシエチレンセチルエーテルを含有してよい。
【0025】
又、本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、油脂類を含有する。油脂類としては、具体的にはラノリン、硬質ラノリン、硬化油(水添パーム油脂肪酸トリグリセリド、水添牛脂脂肪酸トリグリセリド等)、オリブ油、ミンク油等の一種乃至三種の化合物が挙げられる。
具体的には油脂類として例えば、ヘアコンディショナー配合用組成物に於いてはラノリンを含有してよく、染毛剤配合用組成物、ウェーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用組成物に於いては硬化油を含有してよい。
【0026】
更に、本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、毛髪処理剤の種類、目的等に応じ適宜、各種添加剤を配合してもよい。
例えば、本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、添加剤として両性界面活性剤を含有してもよい。両性界面活性剤としては、具体的にはステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。
具体的には、ヘアコンディショナー配合用組成物には於いては、両性界面活性剤として例えばステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインを含有させてよい。
【0027】
又、本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、添加剤として炭化水素類を含有してもよい。炭化水素類としては、具体的には流動パラフィン、ワセリン、パラフィン等の一種以上、例えば一種又は二種の化合物が挙げられる。
【0028】
又、本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、添加剤として脂肪酸類及び/又は金属イオン封鎖剤を含有してもよい。
脂肪酸類としては、ステアリン酸等の高級脂肪酸が挙げられる。金属イオン封鎖剤としては、エデト酸二ナトリウム等が挙げられる。
【0029】
又、本発明の毛髪処理剤配合用組成物には、添加剤としてポリオキシプロピレンブチルエーテル又はメチルポリシロキサン等を含有してもよい。前記ポリオキシプロピレンエーテルとしては、例えば30〜50モルのプロピレンオキシド(PO)付加重合体等が挙げられる。
具体的には、ヘアコンディショナー配合用組成物にポリオキシプロピレンブチルエーテルを配合してよい。又、染毛剤配合用組成物、ウェーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用組成物にメチルポリシロキサンを配合してよい。
【0030】
本発明の毛髪処理剤配合用組成物の組成に於いては、脂肪酸エステル類、アルコール類、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、及び油脂類の含有量をそれぞれA、B、C、D、及びE(重量%)とすると、3≦A≦45、15≦B≦60、5≦C≦25、0.1≦D≦20、1≦E≦20、且つA+B+C+D+E≦100が好ましい。
【0031】
例えば、ヘアコンディショナー配合用組成物の組成に於いては、5≦A≦40、15≦B≦55、5≦C≦25、1≦D≦20、1≦E≦15、且つA+B+C+D+E≦100であってよい。
【0032】
又、染毛剤配合用組成物、ウェーブ剤配合用組成物、及び仕上げ剤配合用組成物の組成に於いては、10≦A≦20、25≦B≦60、5≦C≦15、1≦D≦10、10≦E≦20、且つA+B+C+D+E≦100であってよい。
【0033】
本発明の毛髪処理剤配合用組成物の調製法に於いては、例えば脂肪酸エステル類、アルコール類、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、油脂類、及び必要に応じ各種添加剤等の配合成分を混合し、加熱下、完全溶解するまで撹拌して行われる。加熱温度は、混合物が分解しない温度以下、例えば100℃以下、好ましくは85℃以下である。尚、各配合成分の添加順序等は特に限定されない。
【0034】
本発明の毛髪処理剤は、上記本発明の毛髪処理剤配合用組成物を含有する。以下、毛髪処理剤として、ヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ剤、及び仕上げ剤等を例示して説明する。
本発明のヘアコンディショナーは、上記ヘアコンディショナー配合用組成物を含有する。ヘアコンディショナー配合用組成物としては、一種又は二種以上使用してよい。
【0035】
更に、本発明のヘアコンディショナーは、添加成分として、油性物質、防腐剤、PPT(ポリペプチド水溶液)、色素、香料、水等を含有してもよい。油性物質としては、例えばホホバ油、アボガド油、ミンク油等が挙げられる。防腐剤としては、パラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン等のパラベン類が挙げられる。色素及び香料としては、ヘアコンディショナーに通常使用されるものであってよい。
【0036】
本発明のヘアコンディショナーの組成に於いて、ヘアコンディショナー配合用組成物は例えば5〜30重量%含有される。
【0037】
本発明のヘアコンディショナーの調製法は特に限定されないが、例えば加熱した水中に、加熱し均一溶解させたヘアコンディショナー配合用組成物を撹拌しながら加え乳化させ、その後冷却して、必要に応じ添加剤等を加えて行ってよい。水及びヘアコンディショナー配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0038】
本発明の染毛剤としては、酸化染毛剤が挙げられる。酸化染毛剤は、第一剤及び第二剤から成る(尚、本発明に於いては、酸化染毛剤第一剤単独、及び酸化染毛剤第二剤単独も本発明の染毛剤に含まれる。)。本発明の酸化染毛剤第一剤は、本発明の染毛剤配合用組成物の他に、染料中間体、アルカリ剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、水等を含有してよい。染料中間対体としては、例えばフェニレンジアミン類(オルト・メタ・パラフェニレンジアミン等)、フェノール類(オルト・メタ・パラアミノフェノール、ニトロフェノール類等)、及びアミノクレゾール類等が挙げられる。アルカリ剤としてはアンモニア水、MEA (モノエタノールアミン)等が挙げられる。酸化防止剤としては、通常酸化染毛剤に使用されるもの、例えば亜硫酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、アスコルビン酸、システイン等が挙げられる。金属イオン封鎖剤としては、エデト酸塩等が挙げられる。
【0039】
酸化染毛剤第一剤の組成に於いて、染毛剤配合用組成物は例えば10〜35重量%、好ましくは20〜30重量%含有してよい。
酸化染毛剤第一剤の調製法としては、例えば加熱した水中に染料中間体及び酸化防止剤を加え、水溶液にした後、加熱して均一溶解させた染毛剤配合用組成物を加えて混合し、冷却後、撹拌しつつアルカリ剤、金属イオン封鎖剤等を加えて行ってよい。水及び染毛剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0040】
本発明の酸化染毛剤第二剤は、本発明の染毛剤配合用組成物の他に、酸化剤、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、水等を含有してよい。酸化剤としては、過酸化水素等が挙げられる。金属イオン封鎖剤としては、ヒドロキシエタンジホスホン酸等が挙げられる。pH調整剤としては、リン酸塩類(例えばリン酸一水素ナトリウム)等が挙げられる。
酸化染毛剤第二剤の組成に於いて、染毛剤配合用組成物は例えば1〜15重量%、好ましくは2〜10重量%含有してよい。
【0041】
酸化染毛剤第二剤の調製法としては、例えば加熱した水中に、加熱し均一溶解させた染毛剤配合用組成物を加え撹拌乳化し、撹拌しつつ冷却後、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、酸化剤等を加えて行ってよい。水及び染毛剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0042】
本発明の酸化染毛剤は、上記本発明の酸化染毛剤第一剤及び上記本発明の酸化染毛剤第二剤の少なくとも一つが使用されるものである。例えば、本発明の酸化染毛剤としては、上記本発明の酸化染毛剤第一剤及び上記本発明の酸化染毛剤第二剤から成るもの、上記本発明の酸化染毛剤第一剤及び上記以外の酸化染毛剤第二剤から成るもの、並びに上記以外の酸化染毛剤第一剤及び上記本発明の酸化染毛剤第二剤から成るもの等が含まれる。
上記以外の酸化染毛剤第一剤及び上記以外の酸化染毛剤第二剤としては、例えばそれぞれ染毛剤に通常使用される第一剤及び第二剤等が挙げられる。
【0043】
本発明の別の毛髪処理剤として、毛髪脱色剤が挙げられる。毛髪脱色剤は、第一剤及び第二剤から成る(尚、本発明に於いては、毛髪脱色剤、毛髪脱色剤第一剤単独、及び毛髪脱色剤第二剤単独も本発明の染毛剤に含まれる。)。本発明の毛髪脱色剤第一剤は、本発明の染毛剤配合用組成物の他に、アルカリ剤、金属イオン封鎖剤、水等を含有してよい。アルカリ剤としてはアンモニア及びMEA等、金属イオン封鎖剤としてはエデト酸塩等が挙げられる。
毛髪脱色剤第一剤の組成に於いては、染毛剤配合用組成物は例えば10〜20重量%含有してよい。
【0044】
毛髪脱色剤第一剤の調製法としては、例えば加熱した水中に加熱して均一溶解させた染毛剤配合用組成物を撹拌しながら加え乳化させ、その後冷却して、アルカリ剤、金属イオン封鎖剤等を加えて行ってよい。水及び染毛剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
本発明の毛髪脱色剤第二剤の配合成分、配合組成、調製法等は、本発明の酸化染毛剤第二剤の場合と同様であってよい。
【0045】
本発明の毛髪脱色剤は、上記本発明の毛髪脱色剤第一剤及び上記本発明の毛髪脱色剤第二剤の少なくとも一つが使用されるものである。例えば、本発明の毛髪脱色剤としては、上記本発明の毛髪脱色剤第一剤及び上記本発明の毛髪脱色剤第二剤から成るもの、上記本発明の毛髪脱色剤第一剤及び上記以外の毛髪脱色剤第二剤から成るもの、並びに上記以外の毛髪脱色剤第一剤及び上記本発明の毛髪脱色剤第二剤から成るもの等が含まれる。
上記以外の毛髪脱色剤第一剤及び上記以外の毛髪脱色剤第二剤としては、例えばそれぞれ毛髪脱色剤に通常使用される第一剤及び第二剤等が挙げられる。
【0046】
本発明の別の染毛剤としては酸性染毛料が挙げられる。酸性染毛料は、本発明の染毛剤配合用組成物の他に、タール色素、有機溶剤、有機酸、無機酸、金属イオン封鎖剤、水等を含有してよい。上記有機溶剤としては、ベンジルアルコール、N−メチルピロリドン等が挙げられる。上記有機酸としては、乳酸、グリコール酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられる。無機酸としては、リン酸、塩酸等が挙げられる。上記金属イオン封鎖剤としては、エデト酸塩類が挙げられる。
【0047】
酸性染毛料の組成に於いて、染毛剤配合用組成物は例えば15〜30重量%、好ましくは20〜25重量%含有してよい。
酸性染毛料の調製法としては、例えばタール色素を溶かした加熱水中に、加熱して均一溶解させた染毛剤配合用組成物を加え、冷却後、撹拌しつつ有機溶剤、有機酸、無機酸等を加えて行ってよい。水及び染毛剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0048】
本発明のウェーブ剤としては、カチオンタイプウェーブ剤が挙げられる。カチオンタイプウェーブ剤は、第一剤と第二剤とから成る(尚、本発明に於いては、カチオンタイプウェーブ剤第一剤単独、及びカチオンタイプウェーブ剤第二剤単独も、本発明のウェーブ剤に含まれる。)。本発明のカチオンタイプウェーブ剤第一剤には、本発明のウェーブ剤配合用組成物の他に、還元剤、アルカリ剤、水等を含有してよい。還元剤としては、チオグリコール酸及びシステイン等、又はそれらの塩類(アンモニウム塩、MEA塩等)が挙げられる。アルカリ剤としては、アンモニア、アミン類(MEA、イソプロパノールアミン等)、アンモニウム塩(重炭酸アンモニウム等)、塩基性アミノ酸等が挙げられる。
【0049】
カチオンタイプウェーブ剤第一剤の組成に於いて、ウェーブ剤配合用組成物は例えば10〜25重量%、好ましくは15〜20重量%含有してよい。
カチオンタイプウェーブ剤第一剤の調製法としては、例えば加熱水中に、加熱し均一溶解させたウェーブ剤配合用組成物を加え撹拌乳化し、冷却後、撹拌しつつ還元剤、アルカリ剤等を加えて行ってよい。水及びウェーブ剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0050】
本発明のカチオンタイプウェーブ剤第二剤には、本発明のウェーブ剤配合用組成物の他に、酸化剤、有機酸、カチオン界面活性剤、無機酸、金属イオン封鎖剤、水等を含有してよい。酸化剤としては臭素酸塩類、過酸化水素等、有機酸としてはクエン酸、酒石酸等、カチオン界面活性剤としてはハロゲン化ラウリルトリメチルアンモニウム等、無機酸としてはリン酸、リン酸一水素ナトリウム等、金属イオン封鎖剤としてはヒドロキシエタンジホスホン酸等が挙げられる。
カチオンタイプウェーブ剤第二剤の組成に於いて、ウェーブ剤配合用組成物は例えば10〜25重量%含有してよい。
【0051】
カチオンタイプウェーブ剤第二剤の調製法としては、例えば加熱水中に加熱して均一溶解させたウェーブ剤配合用組成物を加え撹拌乳化し、冷却後、撹拌しつつ酸化剤、有機酸、カチオン界面活性剤、無機酸、金属イオン封鎖剤等を加えて行ってよい。水及びウェーブ剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
【0052】
本発明のカチオンタイプウェーブ剤は、上記本発明のカチオンタイプウェーブ剤第一剤及び上記本発明のカチオンタイプウェーブ剤第二剤の少なくとも一つが使用されるものである。例えば、本発明のカチオンタイプウェーブ剤としては、上記本発明のカチオンタイプウェーブ剤第一剤及び上記本発明のカチオンタイプウェーブ剤第二剤から成るもの、上記本発明のカチオンタイプウェーブ剤第一剤及び上記以外のカチオンタイプウェーブ剤第二剤から成るもの、並びに上記以外のカチオンタイプウェーブ剤第一剤及び上記本発明のカチオンタイプウェーブ剤第二剤から成るもの等が含まれる。
【0053】
上記以外のカチオンタイプウェーブ剤第一剤及び上記以外のカチオンタイプウェーブ剤第二剤としては、例えばそれぞれウェーブ剤に通常使用される第一剤及び第二剤等が挙げられる。具体的には、上記以外のカチオンタイプウェーブ剤第二剤としては、酸化剤及びカチオン界面活性剤等を水に均一溶解して調製したもの等が挙げられる。
【0054】
本発明の別のウェーブ剤としては、カーリングクリームタイプウェーブ剤がある。カーリングクリームタイプウェーブ剤も又、第一剤と第二剤とから成る(尚、本発明に於いては、カーリングクリームタイプウェーブ剤第一剤単独、及びカーリングクリームタイプウェーブ剤第二剤単独も、本発明のウェーブ剤に含まれる。)。本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤第一剤には、本発明のウェーブ剤配合用組成物の他に、還元剤、アルカリ剤、水等を含有してよい。還元剤としては、例えば亜硫酸ナトリウム等が挙げられる。アルカリ剤としては、MEA等が挙げられる。
【0055】
カーリングクリームタイプウェーブ剤第一剤の組成に於いて、ウェーブ剤配合用組成物は例えば5〜20重量%、好ましくは6〜15重量%含有してよい。
カーリングクリームタイプウェーブ剤第一剤の調製法としては、例えば加熱水中に加熱して均一溶解させたウェーブ剤配合用組成物を加え撹拌乳化し、冷却後、撹拌しつつ還元剤、アルカリ剤等を加えて行ってよい。水及び毛髪処理剤配合用組成物の加熱温度は、配合成分が分解しない温度、例えば95℃以下が好ましい。
本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤第二剤の配合成分、配合組成、調製法等は、本発明のカチオンタイプウェーブ剤第二剤と同様であってよい。
【0056】
本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤は、上記本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤第一剤及び上記本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤第二剤の少なくとも一つが使用されるものである。例えば、本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤としては、上記本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤第一剤及び上記本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤第二剤から成るもの、上記本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤第一剤及び上記以外のカーリングクリームタイプウェーブ剤第二剤から成るもの、並びに上記以外のカーリングクリームタイプウェーブ剤第一剤及び上記本発明のカーリングクリームタイプウェーブ剤第二剤から成るもの等が含まれる。
【0057】
上記以外のカーリングクリームタイプウェーブ剤第一剤及び上記以外のカーリングクリームタイプウェーブ剤第二剤としては、例えばそれぞれウェーブ剤に通常使用される第一剤及び第二剤等が挙げられる。具体的には、上記以外のカーリングクリームタイプウェーブ剤第二剤としては、例えば有機酸等を水に均一溶解して調製したもの等が挙げられる。
【0058】
本発明の仕上げ剤は、仕上げ剤配合用組成物を含有し、通常は更に水を含有する。その他、添加成分として、ヘアコンディショナーに於いて例示したもの等を適宜加えてもよい。
本発明の仕上げ剤の組成に於いて、仕上げ剤配合用組成物は例えば1〜10重量%含有してよい。
本発明の仕上げ剤の調製法は、ヘアコンディショナーの調製法と同様であってよい。
【0059】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
(毛髪処理剤配合用組成物の調製)
・実施例1〜18
表1又は表2に示す配合量(kg)の配合成分を容器に入れ混合し、この混合物を80〜85℃にて撹拌して完全溶解させ、本発明の各毛髪処理剤配合用組成物(実施例1〜18)を調製した。
【0060】
【表1】

【0061】
【表2】

【0062】
表1及び表2中の1)〜15)は、以下を表す。
1)IPA(イソプロパノール) 40重量%含有、2)IPA20重量%含有、3)ジプロピレングリコール50重量%含有、4)エタノール30重量%含有、5)15EO重合体、6)6EO重合体、7)23EO重合体、8)13EO重合体、9)26重量%水溶液、10)40PO重合体、11)ミリスチン酸グリセリル、12)オレイン酸ステアリン酸モノ・ジグリセリド混合物、13)IPA35重量%+精製水15重量%含有、14)7EO重合体、15)40EO、16)水添パーム油脂肪酸トリグリセリド、17)水添牛脂脂肪酸トリグリセリド。
【0063】
(ヘアコンディショナーの調製)
・実施例19〜24
初期精製水を83〜86℃まで加熱した。一方、上記で得られたヘアコンディショナー配合用組成物(各実施例1、3、8、10、12又は13)を83〜86℃まで加熱し均一溶解させ、これを前記加熱水に撹拌しながら加えて乳化させた。その後、この乳化物を撹拌しながら45〜50℃まで冷却後、表3に示す添加剤を加え、更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整し均一混合して、本発明の各ヘアコンディショナー(実施例19〜24)を調製した。表3に配合成分及び配合量(kg)を示す。
【0064】
【表3】

【0065】
(酸化染毛剤の調製)
・実施例25
第一剤の調製
80〜85℃に加熱した初期精製水50kgに、無水亜硫酸ナトリウム0.5kg、プロピレングリコール3.0kg、及び染料中間体(レゾルシン、p−フェニレンジアミン、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール)適量を加え均一に混合した。これに、80〜85℃にて均一溶解させた染毛剤配合用組成物(実施例15)25kgを加え、撹拌乳化した。この乳化物を撹拌しつつ50〜55℃まで冷却後、塩酸MEA液8kg、エデト酸塩0.2kg及びMEA適量を加え、更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整して、第一剤を調製した。
【0066】
第二剤の調製
80〜85℃に加熱した初期精製水約70kg中に、80〜85℃に加熱して均一溶解させた染毛剤配合用組成物(実施例15)10kgを加え、撹拌乳化させた。次いで、この乳化物を45℃まで撹拌しながら冷却し、60%ヒドロキシエタンジホスホン酸0.17kg及びリン酸一水素ナトリウム(12水和物)0.26kgを加え、更に35重量%過酸化水素水16.9kgを加え、最後に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整して、第二剤を調製した。
【0067】
(毛髪脱色剤の調製)
・実施例26
第一剤の調製
80〜85℃に加熱した初期精製水約70kg中に80〜85℃に加熱して均一溶解させた染毛剤配合用組成物(実施例15)15kgを撹拌しながら加え乳化させ、その後冷却して、MEA6.6kg、エデト酸二ナトリウム0.1kgを加え、更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整して、第一剤を調製した。
【0068】
第二剤の調製
80〜85℃に加熱した初期精製水約70kg中に、80〜85℃に加熱して均一溶解させた染毛剤配合用組成物(実施例15)10kgを加え、撹拌乳化させた。次いで、この乳化物を45℃まで撹拌しながら冷却し、60%ヒドロキシエタンジホスホン酸0.17kg及びリン酸一水素ナトリウム(12水和物)0.26kgを加え、更に35重量%過酸化水素水16.9kgを加え、最後に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整して、第二剤を調製した。
【0069】
(酸性染毛料の調製)
・実施例27
80〜85℃にて均一溶解させた染毛剤配合用組成物(実施例16)20kgを、80〜85℃に加熱した初期精製水適量に溶解した赤色227号1kgに加え撹拌乳化させた。この乳化物を45℃まで冷却し、ベンジルアルコール3kg、N−メチルピロリドン5kg、及びグリコール酸1kgを添加し、更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整して、酸性染毛料を調製した。
【0070】
(カチオンタイプウェーブ剤の調製)
・実施例28
第一剤の調製
80〜85℃にて均一溶解させたウェーブ剤配合用組成物(実施例15)を、80〜85℃に加熱した初期精製水に加え撹拌乳化させた。この乳化物を45℃まで冷却し、50%チオグリコール酸アンモニウム、強アンモニア水及び重炭酸アンモニウムを添加し、更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整して、第一剤を調製した。表4に、配合成分及び配合量(kg)を示す。
【0071】
第二剤の調製
80〜85℃にて均一溶解させたウェーブ剤配合用組成物(実施例15又は16)を、80〜85℃に加熱した初期精製水に加え撹拌乳化させた。この乳化物を45℃まで冷却し、臭素酸ナトリウムを添加し、更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整して、第二剤を調製した。表4に、配合成分及び配合量(kg)を示す。
【0072】
・実施例29
第一剤の調製
ウェーブ剤配合用組成物として実施例15の替わりに実施例16を使用し、配合組成を表4に示す通りに変更した以外は、実施例28と同様にして第一剤を調製した。
【0073】
第二剤の調製
80〜85℃にて均一溶解させたウェーブ剤配合用組成物(実施例16)を、80〜85℃に加熱した初期精製水に加え撹拌乳化させた。この乳化物を45℃まで冷却し、表4に示す残りの配合成分を添加し、更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整して、第二剤を調製した。表4に、配合成分及び配合量(kg)を示す。
【0074】
・実施例30
第一剤の調製
第一剤を、実施例29と同様にして調製した。
第二剤の調製
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム及び臭素酸ナトリウムに精製水を加えて全重量が100kgの水溶液として、第二剤を調製した。表4に、配合成分及び配合量(kg)を示す。
【0075】
(カーリングクリームタイプウェーブ剤の調製)
・実施例31
第一剤の調製
80〜85℃にて均一溶解させたウェーブ剤配合用組成物(実施例16)を、80〜85℃に加熱した初期精製水に加え撹拌乳化させた。この乳化物を45℃まで冷却し、無水亜硫酸ナトリウム水溶液及びMEAを添加し、更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整して、カーリングクリームタイプウェーブ剤の第一剤を調製した。表4に、配合成分及び配合量(kg)を示す。
第二剤の調製
クエン酸1kgに精製水を加えて全重量が100kgの水溶液として、第二剤を調製した。
【0076】
・実施例32
第一剤の調製
ウェーブ剤配合用組成物として実施例16の替わりに実施例15を用いた以外は、実施例31と同様にして、カーリングクリームタイプウェーブ剤の第一剤を調製した。表4に、配合成分及び配合量(kg)を示す。
第二剤の調製
実施例31と同様にして第二剤を調製した。
【0077】
【表4】

【0078】
(仕上げ剤の調製)
・実施例33
初期精製水約85kgを83〜86℃まで加熱した。一方、仕上げ剤配合用組成物(実施例16)5kgを83〜86℃まで加熱し均一溶解させ、これを前記加熱水に撹拌しながら加えて乳化させた。その後、この乳化物を撹拌しながら45〜50℃まで冷却後、パラベン類適量を加え、更に精製水(補水)を加えて全重量が100kgになるように調整し均一混合して、本発明の仕上げ剤配合用組成物を調製した。
【0079】
(毛髪処理剤の毛髪処理効果ついての官能評価)
50人の被試験者に対し、下記のような方法で毛髪処理を行い、毛髪処理剤の毛髪処理効果(使用感)について官能評価してもらった。評価結果を表5に示す。・ヘアコンディショナーの毛髪処理方法
通常のシャンプー後、ヘアコンディショナー(各実施例19〜24)を毛髪に塗布し、コーミングしてゆきわたらせた。次いで、すすぎ、ドライヤー乾燥した。
【0080】
・染毛剤の毛髪処理方法
実施例25の第一剤及び第二剤を1:1(重量比)の割合で混合し、これを毛髪に塗布した。次いで、室温にて30分放置した後、すすぎ、ドライヤー乾燥した。
【0081】
・ウェーブ剤の毛髪処理方法
ストレートパーマの場合
ウェーブ剤(各実施例28及び29)第一剤を毛髪に塗布しコーミングしてゆきわたらせ、毛髪をストレート状にした。その後、10分間放置した。次いで、第二剤を毛髪に塗布しコーミングしてゆきわたらせ、10分間放置した。最後に、すすぎ、ドライヤー乾燥した。
【0082】
カーリングパーマの場合
ウェーブ剤(実施例31)第一剤を毛髪に塗布しコーミングしてゆきわたらせ、ロッドに毛髪を巻き、7分間45℃にて加温した。次いで、第二剤をアプリケータにて塗布し7分間放置後、再び第二剤をアプリケータにて塗布し7分間放置した。その後、ロッドをはずし、すすぎ、ドライヤー乾燥した。
【0083】
・仕上げ剤の毛髪処理方法
仕上げ剤(実施例33)を毛髪に塗布し、ゆきわたらせた。
【0084】
【表5】

【0085】
表5中、◎は非常に良い、○は良い、△は普通、を表す。
表5の結果から明らかなように、本発明の毛髪処理剤は、髪のしなやかさ、軽い油性感(艶)、ソフト感、しっとり感、モツレ・キシミの無さ、スベリ感(櫛通りの良さ)、髪のスタイリング保持性等に優れることが判る。
【0086】
【発明の効果】
本発明の毛髪処理剤配合用組成物は、低廉且つ入手容易な配合成分を、優れた毛髪処理効果が発揮するよう適切に選択・組み合わせて調製したものである。従って、本発明の毛髪処理剤配合用組成物は、低コスト且つ容易に製造することが出来る。
本発明の毛髪処理剤は、上記組成物から調製されるので低コストであり、且つ、髪のしなやかさ、軽い油性感(艶)、ソフト感、しっとり感、モツレ・キシミの無さ、スベリ感(櫛通りの良さ)、髪のスタイリング保持性等優れた毛髪処理効果を有する。また、毛髪処理剤の製造工程に於いても、脂肪酸エステル類、アルコール類、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、及び油脂類等を一括して配合でき、非常に工程を簡略化することが可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脂肪酸エステル類、アルコール類、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、及び油脂類を含有することを特徴とする毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項2】
脂肪酸エステル類が親油型モノステアリン酸グリセリン、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸ステアリン酸モノ・ジグリセリド、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オキシステアリン酸オクチル、及びラノリン脂肪酸オクチルドデシルから成る群より選択される一種乃至三種の化合物であり、
アルコール類がラウリルアルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、ジプロピレングリコール、セタノールから成る群より選択される一種乃至五種の化合物であり、
カチオン界面活性剤が塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピル・エチルジメチルアンモニウム、及び臭化セチルトリメチルアンモニウムから成る群より選択される一種又は二種の化合物であり、
ノニオン界面活性剤がポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル及びポリオキシエチレンステアリルエーテルから成る群より選択される一種又は二種の化合物であり、
油脂類がラノリン、硬質ラノリン、硬化油、オリブ油及びミンク油から成る群より選択される一種乃至三種の化合物であることを特徴とする請求項1記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項3】
脂肪酸エステル類が親油型モノステアリン酸グリセリン及び/又はミリスチン酸イソプロピルであることを特徴とする請求項1又は2記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項4】
アルコール類がオレイルアルコール及び/又はセタノールであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項5】
カチオン界面活性剤が塩化セチルトリメチルアンモニウム及び/又は臭化セチルトリメチルアンモニウムであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項6】
ノニオン界面活性剤がポリオキシエチレンセチルエーテルであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項7】
油脂類がラノリン又は硬化油であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項8】
毛髪処理剤配合用組成物が、更に両性界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項9】
両性界面活性剤が、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン及び/又はラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインであることを特徴とする請求項8に記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項10】
両性界面活性剤がステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインであることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項11】
毛髪処理剤配合用組成物が、更に炭化水素類を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項12】
炭化水素類が、流動パラフィン、ワセリン及びパラフィンから成る群より選択される一種以上の化合物であることを特徴とする請求項11に記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項13】
毛髪処理剤配合用組成物が、更に脂肪酸類及び/又は金属イオン封鎖剤を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項14】
脂肪酸類がステアリン酸であり、金属イオン封鎖剤がエデト酸二ナトリウムであることを特徴とする請求項13に記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項15】
毛髪処理剤配合用組成物が、更にポリオキシプロピレンブチルエーテル又はメチルポリシロキサンを含有することを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項16】
毛髪処理剤配合用組成物の組成に於いて、脂肪酸エステル類、アルコール類、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、及び油脂類の含有量をそれぞれA、B、C、D、及びE(重量%)として、A〜Eが、下式3≦A≦45、15≦B≦60、5≦C≦25、0.1≦D≦20、1≦E≦20、及びA+B+C+D+E≦100を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項17】
毛髪処理剤配合用組成物がヘアコンディショナー配合用組成物、染毛剤配合用組成物、ウェーブ剤配合用組成物、又は仕上げ剤配合用組成物である請求項1乃至請求項16の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物。
【請求項18】
請求項1乃至請求項17の何れかに記載の毛髪処理剤配合用組成物を含有する毛髪処理剤。
【請求項19】
毛髪処理剤がヘアコンディショナー、染毛剤、ウェーブ剤、又は仕上げ剤である請求項18に記載の毛髪処理剤。

【公開番号】特開2008−74705(P2008−74705A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−7703(P2001−7703)
【出願日】平成13年1月16日(2001.1.16)
【出願人】(591028980)山栄化学株式会社 (45)
【Fターム(参考)】