説明

毛髪化粧料

【課題】毛髪に対する損傷防止、損傷修復の機能を有し、かつ良好なハリ、コシ及びボリューム感を与え、優れたスタイリング性を有する毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】ゲル形成成分が、その水溶液が0℃より高く37℃より低いゾル-ゲル転移温度を有する高分子化合物からなり、且つ、毛髪化粧料全体として前記ゾル-ゲル転移温度より高い温度で水不溶性を示し、該ゾル-ゲル転移温度より低い温度で可逆的に水可溶性を示し、該高分子化合物が、0℃より高く37℃より低いLCSTを有する複数の高分子部分(a)と、親水性高分子部分(b)とが結合された分子量10万以上のブロック共重合体またはグラフト共重合体である高分子化合物を含有することを特徴とする毛髪化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪に対する損傷防止、損傷修復、良好なハリ、コシ及びボリューム感を与え、優れたスタイリング性を有する毛髪化粧料に関し、より詳しくは、0℃より高く37℃より低いゾル-ゲル転移温度を有する高分子化合物を含有する毛髪化粧料と、さらにエタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、イソペンタンジオール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2,3−ペンタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、1,3,4−ペンタントリオール、1,3,5−ペンタントリオール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,3−ヘキサントリオール、1,3,4−ヘキサントリオール、1,3,5−ヘキサントリオール、1,4,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、グリセリン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール、イノシトール、パンテノール、ラミニトール、バリエナミン、バリダミン、バリダトール、酸化エチレン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、酸化プロピレンから選ばれる化合物を併用させた、毛髪に対してより損傷防止、損傷修復を高め、良好なハリ、コシ及びボリューム感を与え、優れたスタイリング性を有する毛髪化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
0℃より高く37℃より低いゾル-ゲル転移温度を有する高分子化合物にかかる技術は特許文献1などによって示される。
【特許文献1】特開平9−227329号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
柔かい髪や損傷(紫外線によるダメージ、パーマ、染毛、ブリーチなどの薬剤によるダメージ、ドライヤー等の熱によるダメージなど)を受けた毛髪は、ハリ、コシやボリュームがないため、スタイリングしづらいという問題を有している。毛髪のスタイリング性は美容上最も重要なポイントの一つであり、従来、各種美容処理がおこなわれている。例えば、毛髪化粧料を用いて毛髪に適度なウエーブを与える方法としては、パーマネントウエーブ法による永久処理法及びセットローション、ヘアスプレー等による一時的な処理法があり、これらの処理により毛髪スタイルがととのえられている。しかし、パーマネントウエーブ法による処理では、毛髪に著しい損傷を与えその回復が不可能な状態としてしまう場合があり、また、セットローション、ヘアスプレー等による処理は毛髪を一時的に固定するだけなので水分等により簡単にセットが崩れてしまうという欠点がありいずれも十分満足のゆくものではなかった。また、これらの方法は、毛髪をゴワゴワさせる傾向があり、毛髪の感触面で未だ十分なものではなかった。
【0004】
一方、洗髪後のスタイリング性を向上させる目的でシリコン誘導体やケラチンやシルクなどから誘導される加水分解蛋白質などを配合したシャンプーやコンディショナーが知られているが、未だ充分満足にいく効果が得られるものは存在しなかった。
【0005】
従って、毛髪に対する損傷防止、損傷修復の機能を有し、かつ良好なハリ、コシ及びボリューム感を与え、優れたスタイリング性を有する毛髪化粧料の開発が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる実情において本発明者らは鋭意研究を行った結果、0℃より高く37℃より低いゾル-ゲル転移温度を有する高分子化合物を含有する毛髪化粧料とすることで、又はさらにエタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、イソペンタンジオール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2,3−ペンタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、1,3,4−ペンタントリオール、1,3,5−ペンタントリオール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,3−ヘキサントリオール、1,3,4−ヘキサントリオール、1,3,5−ヘキサントリオール、1,4,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、グリセリン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール、イノシトール、パンテノール、ラミニトール、バリエナミン、バリダミン、バリダトール、酸化エチレン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、酸化プロピレンから選ばれる化合物を組合わせて毛髪化粧料とすることで、より一層効果を向上させ上記課題を解決することができることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明の目的は、毛髪に対して、特に、損傷の防止、損傷の修復、良好なハリ、コシ及びボリューム感を与え、優れたスタイリング性を有する毛髪化粧料とするものであって、ゲル形成成分が、その水溶液が0℃より高く37℃より低いゾル-ゲル転移温度を有する高分子化合物からなり、且つ、毛髪化粧料全体として前記ゾル-ゲル転移温度より高い温度で水不溶性を示し、該ゾル-ゲル転移温度より低い温度で可逆的に水可溶性を示し、該高分子化合物が、0℃より高く37℃より低いLCSTを有する複数の高分子部分(a)と、親水性高分子部分(b)とが結合された分子量10万以上のブロック共重合体またはグラフト共重合体であって、且つ、該高分子部分(a)が、ポリプロピレンオキサイド、プロピレンオキサイドと他のアルキレンオキサイドとの共重合体;ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルアルコール部分酢化物;または、ポリ−N−アクリロイルピペリジン、ポリ−N−n−プロピルメタアクリルアミド、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N,N−ジエチルアクリルアミド、ポリ−N−イソプロピルメタアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド、ポリ−N−アクリロイルピロリジン、ポリ−N、N−エチルメチルアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルメタアクリルアミド、ポリ−N−エチルアクリルアミドの単独重合体または共重合体から選ばれる高分子化合物を含有する毛髪化粧料と、さらにエタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、イソペンタンジオール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2,3−ペンタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、1,3,4−ペンタントリオール、1,3,5−ペンタントリオール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,3−ヘキサントリオール、1,3,4−ヘキサントリオール、1,3,5−ヘキサントリオール、1,4,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、グリセリン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール、イノシトール、パンテノール、ラミニトール、バリエナミン、バリダミン、バリダトール、酸化エチレン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、酸化プロピレンから選ばれる化合物を併用した毛髪化粧料を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の毛髪化粧料は、紫外線や、パーマ、染毛、ブリーチなどの薬剤、ドライヤー、アイロン、ブラッシング等による物理的または化学的な毛髪の損傷を防止し、またそうした損傷を受けた毛髪を修復し、毛髪に良好なハリ、コシ及びボリューム感を与え、優れたスタイリング性を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明で用いられる高分子化合物は、水溶液において0℃より高く、37℃より低いゾル−ゲル転移温度を有する。生体表面(肌、毛髪等)の温度(約37℃)において効率的なゲル化を可能とする点からは、該ゾル−ゲル転移温度は、15℃以上35℃以下(更には20℃以上30℃以下)であることが好ましい。
【0010】
このように好適なゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物は、毛髪化粧料のゲル形成成分として使用可能な種々の高分子化合物の中から、上記したスクリーニング方法(ゾル−ゲル転移温度測定法)に従って容易に選択することができる。
【0011】
本発明における高分子化合物は、0℃より高く、37℃より低いゾル−ゲル転移温度を有するものであれば特に制限されないが、速やかな水不溶性への変化が容易な点からは、該高分子化合物は、その水溶液が0℃より高く37℃より低いLCSTを有する温度感応性高分子部分(ブロック)と、親水性高分子部分とが結合されてなる高分子化合物であることが好ましく、該「LCSTを有する温度感応性高分子部分」が一分子中に複数存在する高分子化合物であることが更に好ましい。
【0012】
本発明に用いられる「その水溶液がLCSTを有する温度感応性高分子」部分とは、水に対する溶解度温度係数が負を示す高分子化合物であり、低温にて生成する高分子化合物と水分子との水素結合に依存する水和物(オキソニウムヒドロキシド)が高温で分解し、脱水和により高分子化合物同士が凝集し沈澱する特徴を有する。
【0013】
本発明において、LCST(Lower Critical Solution Temperature)とは、高分子化合物の水和と脱水和の転移温度をいう(例えば、ヘスキンズ(M. Heskins)らの J. Macromol. Sci.-Chem., A2 (8), 1441 (1968)参照)。該温度感応性高分子部分はLCSTより低い温度では親水性で水に可溶性であるが、LCSTより高い温度では疎水性となって水中で不溶性であって沈澱し、この変化は可逆的である。本発明においては、前述した高分子化合物が生体表面の温度および「これより低い温度」に速やかに対応した可溶性−不溶性の可逆的変化を与える点からは、上記温度感応性高分子部分のLCSTは0℃より高く37℃未満(更には15〜37℃)であることが好ましい。
【0014】
上記LCSTを有する限り、本発明においては上記温度感応性高分子として特に制限なく使用することが可能である。本発明に好適に使用可能な高分子化合物としては、例えば、ポリN−置換アクリルアミド誘導体、ポリN−置換メタアクリルアミド誘導体、これらの共重合体;ポリプロピレンオキサイド、プロピレンオキサイドと他のアルキレンオキサイドとの共重合体;ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルアルコール部分酢化物、ポリアルキレンオキサイド等が挙げられる。
【0015】
本発明において好適な温度感応性高分子化合物を、以下にLCSTが低い順に列挙する。
【0016】
ポリ−N−アクリロイルピペリジン;ポリ−N−n−プロピルメタアクリルアミド;ポリ−N−イソプロピルアクリルアミド;ポリ−N,N−ジエチルアクリルアミド;ポリ−N−イソプロピルメタアクリルアミド;ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド;ポリ−N−アクリロイルピロリジン;ポリ−N、N−エチルメチルアクリルアミド;ポリ−N−シクロプロピルメタアクリルアミド;ポリ−N−エチルアクリルアミド;上記の高分子は単独重合体(ホモポリマー)であってもよく、また上記重合体を構成する単量体と、他の単量体との共重合体であってもよい。このような共重合体を構成する他の単量体としては、親水性単量体、疎水性単量体のいずれを用いることもできる。
【0017】
上記親水性単量体としては、N−ビニルピロリドン、ビニルピリジン、アクリルアミド、メタアクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、ヒドリキシエチルメタアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシメチルメタアクリレート、ヒドロキシメチルアクリレート、酸性基を有するアクリル酸、メタアクリル酸及びそれらの塩、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸等、並びに塩基性基を有するN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド及びそれらの塩等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0018】
一方、上記疎水性単量体としては、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート等のアクリレート誘導体およびメタクリレート誘導体、N−n−ブチルメタアクリルアミド等のN−置換アルキルメタアクリルアミド誘導体、塩化ビニル、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0019】
一般的には、上記高分子化合物に親水性単量体を共重合することにより、LCSTを上昇させることが可能となり、一方疎水性単量体を共重合することにより、LCSTを下降させることが可能となる。従って、これらの共重合成分(親水性単量体および/又は疎水性単量体)を選択することによっても、所望のLCSTを有する高分子化合物を得ることができる。
【0020】
一方、本発明において温度感応性高分子化合物と結合させる親水性高分子化合物としては、例えば、メチルセルロース、デキストラン、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリN−ビニルピロリドン、ポリビニルピリジン、ポリアクリルアミド、ポリメタアクリルアミド、ポリN−メチルアクリルアミド、ポリヒドロキシメチルアクリレート、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリビニルスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸およびそれらの塩、ポリN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、ポリN,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、ポリN,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドおよびそれらの塩等が挙げられる。
【0021】
本発明に用いられる「ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物」における、その水溶液がLCSTを有する高分子部分(a)と親水性高分子部分(b)とを結合してなる共重合体の結合様式は特に制限されないが、例えば、aとbのブロック共重合体、あるいは主鎖aに側鎖bが結合したグラフト共重合体、または主鎖bに側鎖aが結合したグラフト共重合体等の様式が好適に使用可能である。
【0022】
LCSTを有する高分子部分と、親水性高分子部分とのブロック共重合体は、例えば予め両者に反応活性な官能基(水酸基、カルボキシル基、アミノ基、イソシアネート基等)を複数導入し、両者を化学反応により結合させることによって得ることが可能である。
【0023】
また、一般にグラフト共重合体の合成法としては、1)重合体の連鎖移動反応を利用する方法、2)幹重合体に遊離基に分裂し得る官能基を導入し、該官能基から重合を開始する方法、3)幹重合体からイオン重合を開始せしめる方法等が知られている。本発明に使用すべきグラフト共重合体をこれらの方法によって得ることもできるが、側鎖の重合度を制御するという観点からは、LCSTを有する高分子部分中に1個の重合性官能基を導入し、親水性高分子部分を与える単量体と共重合させる;あるいは、親水性高分子部分中に1個の重合性官能基を導入し、LCSTを有する高分子部分を与える単量体と共重合させることで得ることが有利である。
【0024】
本発明の毛髪化粧料に用いられる「ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物」の分子量は特に制限されないが、分散系(エマルション、ディスパージョン等)に用いた場合の分散の安定性の点からは、分子量が大きい程有利である。より具体的には、本発明においては、上記「ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物」としては、その分子量が5万以上のものを少なくとも含むものが好ましく用いられる。ここに「分子量5万以上の高分子化合物」とは、該ゾル−ゲル転移温度より低い温度においてその水溶液(濃度:約1%)を分画分子量5万の限外濾過膜(アミコン社製)を用いて限外濾過した際に、実質的に濾過されないものをいう。ここに、「実質的に濾過されない」とは、原液の容量を1/3まで限外濾過濃縮した時、濾液中に検出される該高分子化合物の濃度が原液(濃縮前)中の該高分子化合物の濃度の1/10以下であることをいう。この「実質的に濾過されない」ことは、例えば、原液と濾液中の高分子化合物の濃度比をUV測定等により確認することが可能である。
【0025】
本発明に用いる「ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物」の水溶液は、低温(ゾル−ゲル転移より低い温度)では流動性のある水溶液状態を呈し、高温(ゾル−ゲル転移より高い温度)では、流動性を失ってハイドロゲル状態を呈する、熱可逆性ゾル−ゲル転移を示す。本発明者の知見によれば、このような熱可逆性ゾル−ゲル転移のメカニズムは、以下のように推定される。
【0026】
すなわち、分子内に存在する温度感応性高分子部分のLCSTより低い温度では、該温度感応性高分子部分、親水性高分子部分ともに水溶性であるため、該「ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物」は完全に水に溶解可能となる。しかしながら、この水溶液の温度を該LCSTより高い温度に昇温すると、該温度感応性高分子部分が非水溶性(疎水性)となり、疎水相互作用によって、別個の分子間で会合する。
【0027】
他方、親水性高分子部分は該LCSTより高い温度においても水溶性を保つため、このような親水性高分子部分の存在が、上記「LCSTを有する高分子部分」間の凝集が巨視的な相分離に至ることを防止して、安定なハイドロゲル形成に寄与する。
【0028】
このようにして生成したハイドロゲルの温度を、再び、分子内に存在する温度感応性高分子部分のLCSTより低い温度に冷却すると、該温度感応性高分子部分が水溶性となって疎水性会合による架橋点が解放され、ハイドロゲル構造が消失する。このため、本発明に用いる「ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物」再び、完全に水に溶解可能となる。このように、このゾル−ゲル転移は、分子内に存在する温度感応性高分子部分のLCSTにおける可逆的な親水性−疎水性の変化に基づくものであるため、温度変化に対応して完全な可逆性を有する。
【0029】
LCSTを有する温度感応性高分子部分と親水性高分子部分との組成、両高分子部分の疎水性度、親水性度、及び/又はそれらの分子量を調整することによって上記高分子化合物のゾル−ゲル転移温度、即ち、本発明の外用香粧品のゾル−ゲル転移温度が0℃より高く、37℃より低くなるように制御することができる。また、該高分子化合物水溶液に添加される「他の成分」(例えば、尿素、グアニジン、チオグリコール酸塩、pH調製剤など)を含んでいても、該ゾル−ゲル転移温度を0℃より高く、37℃より低くなるように制御することができる。
【0030】
本発明は毛髪に対して、特に、損傷の防止、損傷の修復、良好なハリ、コシ及びボリューム感を与え、優れたスタイリング性を有する毛髪化粧料が目的であるため、毛髪化粧料を構成する上記高分子化合物の濃度は、含水率、ないし浸透圧作用、または毛髪への皮膜形成度合い等に基づく観点から、通常0.0001%〜1.5%(特には0.001%〜0.5%)の範囲であることが好ましい。0.0001%より配合量が少ないと、毛髪のハリ、コシ及びボリューム感が不充分であったり、毛髪損傷防止や損傷毛に対する修復効果が低くなる。また逆に、0.5〜1.5%程度範囲以上で配合すると、過度の膜形成により毛髪にゴワツキを与えたり、また皮膜屑(高分子化合物のゲル塗膜屑)が毛髪上に残存したり落床したりし、スタイリング性及び使用性といった観点から好ましくない。
【0031】
一方、本発明おいて上記高分子化合物と併用して、エタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、イソペンタンジオール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2,3−ペンタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、1,3,4−ペンタントリオール、1,3,5−ペンタントリオール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,3−ヘキサントリオール、1,3,4−ヘキサントリオール、1,3,5−ヘキサントリオール、1,4,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、グリセリン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール、イノシトール、パンテノール、ラミニトール、バリエナミン、バリダミン、バリダトール、酸化エチレン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、酸化プロピレンから選ばれる化合物を使用することにより、毛髪に対する損傷の防止、損傷の修復、良好なハリ、コシ及びボリューム感を与え、優れたスタイリング性を著しく向上させることができる。これら化合物のうち、特に、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、グリセリン、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(オクタンジオール)が好ましい。
【0032】
これらの化合物は、本発明毛髪化粧料中に通常0.0001〜30%(特には0.001%〜20%)の範囲であることが好ましい。0.0001%より配合量が少ないと、毛髪への修復機能の向上が減少するばかりでなく、毛髪のハリ、コシ感及びボリューム感が不充分であり、30%を超えて配合すると、毛髪のべとつき、またはごわつき等の感触の上から好ましくない。
【0033】
本発明において、毛髪化粧料の剤型は任意であり、カプセル状、固形状、液状、ゲル状、乳液状、クリーム状、軟膏状、ムース状、粉末分散状、多層状、エアゾール状等の剤型を成す。具体的には、シャンプー、リンス、トリートメント等の洗髪用化粧料や、ヘアクリーム、ヘアスプレー、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアジェル、ヘアローション、ヘアオイル、ヘアエッセンス、ヘアウォーター、ヘアワックス、ヘアフォーム、アフターシャンプー、ヘアコンディショナー、セットローション、ブロースタイリングローション等の整髪料、育毛剤、養毛剤、脱毛防止剤、1剤式染毛剤や2剤式染毛剤、ヘアカラー等の染毛料、パーマネントウェーブ1剤、パーマネントウェーブ2剤や縮毛矯正剤等のパーマ剤やウエーブ保持剤等の頭皮又は毛髪化粧料である。
【0034】
さらに、本発明の毛髪化粧料には、必要に応じて、通常、洗浄剤、化粧料、医薬品、食品等に配合される成分、例えばアルキルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルサルフェート、α−オレフィンアルキルサルフェート、スルホコハク酸ハーフアルキルエステル、アシル化グルタミン酸、モノアルキルリン酸、石ケン等のアニオン界面活性剤;アミドアミノ酸、アルキルベタイン等の両性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤;シリコン誘導体、エステル油、高級アルコール等の油脂類;水;グリセリン、プロピレングリコール等の保湿剤;消炎剤、抗フケ剤、殺菌剤、ビタミン類等の薬効剤;パラベン,尿素等の防腐剤;パーフルオロポリエーテル、水溶性高分子等の増粘剤;オキシベンゾン等の紫外線吸収剤;ジブチルヒドロキシトルエン、酢酸トコフェロール等の抗酸化剤;染料、顔料等の着色剤;カチオン性ポリマー等のコンディショニング剤;グリコールエステル等のパール化剤;アクリル樹脂液等の毛髪セット用ポリマー;各種調合香料;その他エンサイクロペディア・オブ・コンディショニング・リンス・イングレディエンツ〔ENCYCLOPEDIA OF CONDITIONING RINSE INGREDIENTS(MICELLE PRESS 1987年)〕に収載されている成分等を、本発明の効果を損なわない範囲において、適宜配合することもできる。
【0035】
具体的には、
(1)各種油脂類
アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、スクワレン、スクワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等。
【0036】
(2)ロウ類
ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス等。
【0037】
(3)鉱物油
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス等。
【0038】
(4)脂肪酸類
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2-エチルブタン酸、イソペンタン酸、2-メチルペンタン酸、2-エチルヘキサン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。
【0039】
(5)アルコール類
エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、フェノキシエタノール等の天然アルコール、2-ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等の合成アルコール。
【0040】
(6)エステル類
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール等。
【0041】
(7)金属セッケン類
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等。
【0042】
(8)ガム質、糖類又は水溶性高分子化合物
アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイド等のアルキレン(C2〜C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチン又はキトサン、低分子キチン又はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキトサン、リン酸化キチン又はキトサン、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン等。
【0043】
(9)界面活性剤
アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。
【0044】
(10)各種ビタミン類
ビタミンA群:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群:ビタミンC酸又はその誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビタミンE又はその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロット酸、ビタミンP類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンU等。
【0045】
(11)各種アミノ酸類
バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等。
【0046】
(12)植物又は動物系原料由来の種々の添加物
これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すれば良い。
【0047】
尚、抽出に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、或いは後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール、ペンタンジオール等の低級アルコール或いは含水低級アルコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール或いは含水多価アルコール、アセトン、酢酸エチル等の各種有機溶媒の中から選ばれる1種若しくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あるいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば良く、又、搾取抽出したものでも良い。
【0048】
尚、植物又は動物系原料由来の添加物を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供する場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿、感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の緩和、芳香によるストレスの緩和、細胞賦活(細胞老化防止)、炎症の抑制、肌質・髪質の改善、肌荒れ防止及びその改善、発毛、育毛、脱毛防止、光沢の付与、清浄効果、疲労の緩和、血流促進、温浴効果等の美容的効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝等の効果も期待できる。
【0049】
原料とする具体的な植物(生薬)としては、例えば、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉)、アオカズラ(清風藤)、アオキ(青木)、アオギリ又はケナシアオギリ(梧桐)、アオツヅラフジ(木防巳)、アオテンマ、アカシア、アカショウマ(赤升麻)、アカスグリ「果実」、アカツメクサ、アカブドウ、アカミノキ(ログウッド)、アカメガシワ(赤芽柏)、アカミノアカネ又はセイヨウアカネ又はアカネ(茜草根)、アカヤジオウ又はジオウ(地黄)、アギ(阿魏)、アキカラマツ、アキニレ(榔楡皮)、アグアイー・グァスー、アグアヘ(オオミテングヤシ)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオ又はアサガオ(牽牛子)、アジサイ(紫陽花)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、アスナロ、アセロラ、アセンヤク(阿仙薬)、アチラ(ショクヨウカンナ)、アニス、アビウ、アビウラーナ、アブラナ、アベマキ「果実」、アボカド、アマ、アマチャ(甘茶)、アマチャヅル、アマドコロ(玉竹)、アマナ(光慈姑)、アマランサス(ヒユ、ハゲイトウ、ヒモゲイトウ、センニンコク、スギモリゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイトウ、ハリビユ、アオスズラン、アマラントウス・ヒポコンドリアクス)、アミガサユリ又はバイモ(貝母)、アリストロメリア(ユリズイセン)、アルカナ(アルカンナ)、アルガローボ(キャベ)、アルテア、アルニカ、アルピニア又はカツマダイ(ソウズク)、アロエ(蘆薈)、アロエベラ、アンジェリカ、アンズ又はホンアンズ(杏仁)、アンソッコウ(安息香)、イエローサポテ、イガコウゾリナ(地胆頭)、イカリソウ又はヤチマタイカリソウ(インヨウカク)、イグサ(灯心草)、イタドリ(虎杖根)、イチイ(一位)、イチゴ、イチジク(無花果「果実、葉」)、イチハツ(一初)、イチビ(冬葵子)、イチヤクソウ(一薬草)、イチョウ(銀杏「種子、葉」)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマメ、イヌナズナ(テイレキシ)、イヌビユ(ホナガイヌビユ)、イネ「種子、種皮」、イノンド「種子」、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、イワタバコ(岩萵苣)、イワヒバ又はイワマツ(巻柏)、インゲンマメ、ウーロン茶、ウイキョウ(茴香)、ウィート(チブサノキ)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ「果実」、ヒメウイキョウ、ウコン(鬱金)、ウキクサ(浮萍)、ウスバサイシン又はケイリンサイシン又はオウシュウサイシン(細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウチョウラン、ウツボグサ(夏枯草)、ウド又はシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウニャデガト(ウンカリア、キャッツクロー)、ウバ茶、ウメ(烏梅「種子、果肉」)、ウラジロガシ、ウワウルシ(クサコケモモ)、ウンシュウミカン(陳皮)、ウンボク、エストラゴン、エゾウコギ(蝦夷五加)、エゾスズラン、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタケ(榎茸)、エビスグサ又はカッシア・トーラ(決明子)、エルカンプレ、エルダーベリー「果実」、エレミ、エリンギィ又はプレロータスエリンジ、エンジュ(槐花、槐花米)、エンドウ、オウギ又はキバナオウギ(黄耆)、ナルコユリ又はカギクルマバナルコユリ(黄精)、オウヒササノユキ又はササノユキ、オウレン(黄連)、オオガタホウケン、オオカラスウリ(カロコン)、オオグルマ(土木香)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ(車前子、車前草)、オオバナアザミ(祁州漏芦、白頭翁)、オオハシバミ(榛子)、オオハシラサボテン、オオバナオケラ又はオケラ(白朮)、オオバナサルスベリ(バナバ)、オオバヤシャブシ「果実」、オオヒラタケ、オオホシグサ(穀精草)、オオミアカテツ、オオミサンザシ又はサンザシ(山査子)、オオミヤシ、オオムギ(大麦)、オカ、オカゼリ(蛇床子)、オクラ「果実」、オグルマ(旋覆)、オクルリヒゴタイ(禹州漏芦、藍刺頭)、オタネニンジン又はトチバニンジン (人参)、オトギリソウ又はコゴメバオトギリソウ又はセイヨウオトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳子)、オニグルミ、オニドコロ又はトコロ又はナガドコロ(ヒカイ)、オニノヤガラ(天麻)、オニユリ又はササユリ又はハカタユリ(百合)、オノエラン、オノニス、オヒョウ(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤)、オユーコ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼリ、オランダビユ、オランダミツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ「果実、果皮」、カイケイジオウ(熟地黄)、カカオ「果実、果皮、種子」、カキ(柿蒂「葉」)、カギカズラ(釣藤鈎)、カキドオシ又はカントリソウ(蓮銭草)、カキラン、ガクアジサイ、カシア、カジノキ(楮実「果実」)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、槲葉)、カスカリラ、カスカラサグラダ、カスミソウ、カセンソウ、カニクサ(金沙藤)、カニーワ、カーネーション、カノコソウ(吉草根)、カバ、カバアナタケ、カバノキ又はシダレカンバ(白樺)、ガーベラ、カボチャ、カポックノキ「種子」、カホクサンショウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレ又はローマカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカム(カモカモ)、カラグワ又はヤマグワ(桑椹)、カラー、カラクサケマン、カラスウリ又はシナカラスウリ(王瓜)、カラスビシャク(半夏)、カラスムギ、ガラナ「種子」、カラホオ(厚朴)、カラヤ、ガリュウ、カリン(木瓜)、ガルシニア、カワミドリ、カワラサイコ(委陵菜、翻白草)、カワヂシャ、カワラタケ、カワラナデシコ(石竹)又はエゾカワラナデシコ(瞿麦、瞿麦子)、カワラニンジン(青蒿)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンスイ(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カンタラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、カンラン、キイチゴ(エゾイチゴ、オランダイチゴ、エビガライチゴ、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ヨーロッパキイチゴ)、キウイ「果実、葉」、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ(桔梗、桔梗根)、キク(菊花、シマカンギク、チョウセンノギク)、キクタニギク、キササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナ、キナノキ(シンコーナ、アカキナノキ)、キヌア(キノア)、キハダ(黄柏)、キマメ、ギムネマ・シルベスタ、キメンカク、キャベツ、キャベブ「未熟果」、キャラウェー、キュウリ、ギョリュウ(西河柳、てい柳)、キラジャ・サポナリア、キラヤ、キランソウ(金瘡小草)、キンカン「果実」、キンキジュ、ギンセカイ、キンブセン、キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、キンラン、ギンラン、キンリョウヘン、グァペーバ・ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子)、ククイナッツ、クゲヌマラン、クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカズラ(天門冬)、クズ(葛根)、クスノキ、グースベリー「果実」、クソニンジン(黄花蒿)、クティティリバー、クチナシ(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クプアス、クベバ、クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、クララ(苦参)、クランベリー「果実」、クリ「種子、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチフォリア「果実」、グレープフルーツ「果実・葉」、クロウメモドキ、クロガネモチ(救必応)、カメバヒキオコシ又はクロバナヒキオコシ又はヒキオコシ(延命草)、クローブ(丁子、丁香)、グンバイナズナ(セキメイ、セキメイシ)、ケイガイ(荊芥、荊芥穂)、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッカビジン、ゲッケイジュ(月桂樹)、ケナシサルトリイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ケンポナシ(キグシ)、コウキセッコク、キシュウミカン(コウジ、タチバナ、オオベニミカン、フクレミカン、サガミコウジ、ポンカン、サンタラ(橘皮))、コウシンバラ(月季花)、コウスイハッカ、コウゾ「果実」、コウチャ(紅茶)、コウホネ(川骨)、コウホン(藁本、唐藁本)、コウリャン、コウリョウキョウ(高良姜)、コエンドロ「果実」、コオウレン(胡黄連)、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘)、ココヤシ「果実」、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴショイチゴ(覆盆子)、コショウ(胡椒)、コスモス、コパイババルサム、コーヒー「種子、葉」、コフキサルノコシカケ(梅寄生)、コブシ又はモクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタンヅル、ゴマ(胡麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)、サネカズラ又はビナンカズラ又はマツブサ、コムギ(小麦)、米又は米糠「赤糠、白糠」、コメ油、コーラ・アクミナタ「種子」、コーラ・ベラ「種子」、コレウス・フォルスコリ、コロニーリャ、コロハ「果実」、コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)、サイザル(サイザルアサ)、サイハイラン、サカネラン(エゾサカネラン)、サキシマボタンヅル又はシナボタンヅル又はシナセンニンソウ(威霊仙)、サクラ(オオシマザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ、カスミザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ「葉、花、果実、樹皮(桜皮)」)、サクランボ、ザクロ、ササ、ササバギンラン、サザンカ、サジオモダカ(沢瀉)、サツマイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サフラン(番紅花、西紅花)、サポジラ、サポテアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、サーモンベリー「果実」、サラシナショウマ(升麻)、サランシトウ(砂藍刺頭)、サルビア(セージ)、サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンカクサボテン、サングレデグラード(クロトン)、サンシクヨウソウ、サンシチニンジン(三七人参)、サンシュユ(山茱萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、シア(カリテ)、シアノキ「果実」、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、シカクマメ、ジキタリス、シクンシ(使君子)、シソ又はアオジソ又はチリメンジソ又はカタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子)、シタン、シナノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シメジ(ヒンシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンジメシ、シロタモギタケ)、シモクレン(辛夷)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャクヤク(芍薬)、シャジン(沙参)、ジャスミン(マツリカ)、ジャノヒゲ(麦門冬)、ジュウロクササゲ、シュクコンカスミソウ、シュクシャミツ(砂仁、縮砂)、ジュズダマ、シュロ「果実」、シュンラン、ジョウオウヤシ、ショウガ(生姜)、ジョウザンアジサイ(常山)、ショウブ(菖蒲、菖蒲根)、ショズク「果実」、シラカシ「種子」、シラン(ビャッキュウ)、シロゴチョウ「種子」、シロツメクサ(クローバー)、シロトウアズキ(鶏骨草)、シロバナイリス(ニオイイリス)、シロバナツタ「花」、シロバナルーピン、シロミナンテン(南天実)、シンコナサクシルブラ、ジンチョウゲ(瑞香、瑞香花、沈丁花)、シンナモン、シンナモムム・カッシア(桂皮)、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ(酸模)、スイムベリー「果実」、スターアップル、ステビア、ストロベリー「果実」、スズサイコ(徐長卿)、スギナ(問荊)、スベリヒユ(馬歯けん、馬歯けん子)、スモモ「果実」、スルガラン(オラン)、セイヨウアカマツ「球果」、セイヨウカラマツ、セイヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウスノキ、セイヨウタンポポ、セイヨウトチノキ(マロニエ)、セイヨウナシ「果実」、セイヨウナツユキソウ、セイヨウニワトコ(エルダー)、セイヨウネズ(ジュニパー、杜松)、セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル)、セイヨウバラ、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカ又はセイヨウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、セッコク(サクラセッコク、コウキセッコク、オオバナセッコク、オキナワセッコク、ホンセッコク、コチョウセッコク、シカクセッコク、キバナノセッコク)(デンドロビウム、石斛)、セドロン(ボウシュウボク)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキュウ(川キュウ)、センシンレン(穿心連)、センダン、センニンサボテン、センナ「果実、葉」、センニンソウ(大蓼)、センブリ(当薬)、センボク、ソウカ(草果)、ゾウゲチュウ、ソシンロウバイ、ソバ「種実」、ソメモノイモ、ソラマメ、ダイオウ(大黄)、大根、大豆、ダイダイ(橙皮、枳実)、タカサゴルリヒゴタイ(東南藍刺頭)、タカサブロウ(旱蓮草)、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリー「果実」、タチアオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチドコロ(ヒカイ)、タチヤナギ、タマリンド「種子」、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキ「果実、葉、根皮」、タラヨウ(大葉冬青、一葉茶、苦丁茶、苦灯茶)、ダリア(テンジクボタン)、タルウィ、タンキリマメ、タンシウチワ、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)又はシロバナタン
ポポ又はモウコタンポポ、ダンマル、チェリー「果実」、チガヤ「果実、根、芽」、チクセツニンジン(竹節人参)、チコリ、チャンカピエドラ(キダチコミカンソウ)、チューリップ、チョコノステイ、チョウセンアザミ(アーティチョーク)、チョウセンダイオウ(大黄)、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイマイタケ(猪苓)、チョロギ、ツキミソウ、ツクシサカネラン、ツクリタケ(マッシュルーム)、ツチアケビ、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツルアズキ(赤小豆)、ツルツチアケビ、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツルニンジン(四葉参)、ツルマメ、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、デュベリー「果実」、テングサ、テンチャ(甜茶)、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウカギカズラ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、トウサイカチ、トウナベナ(川断)、トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネズミモチ(女貞子)、トウリンドウ又はチョウセンリンドウ(竜胆)、トクサ(木賊)、ドクダミ(十薬)、トコン(吐根)、トシシ又はマメダオシ又はネナシカズラ、トチュウ(杜仲「樹皮、葉、根」)、トネリコ(秦皮)、トマト、トラガント、トリアカンソス「種子」、トリュフ(セイヨウショウロタケ)、トルコキキョウ、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、トンカマメ、ナイゼリアベリー「果実」、ナガイモ又はヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ(ブッチャーブルーム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナタマメ又はタテハキ(刀豆)、ナツミカン、ナツメ(大棗)、ナニワイバラ(金桜子)、ナベナ(続断)、ナメコ、ナンキンマメ(落花生)、ナンテン(南天実)、ナンバンカラムシ(苧麻)、ニオイスミレ、ニガキ(苦木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイ又はニッケイ又はセイロンニッケイ又はヤブニッケイ(桂皮)又はケイシ(桂枝)、ニョホウチドリ、ニラ(韮子)、ニワトコ(接骨木「果実、花、茎、葉」)、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、ネギ、ネムノキ又はネブ又はネビ又はネムリノキ又はジゴクバナ(合歓)、ノアザミ(大薊)、ノイバラ(営実)、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノゲイトウ、ノコギリソウ、ノダケ(前胡)、ノバラ、ノモモ、パイナップル「果実」、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウリンブッソウゲ、ローゼル)、ハイリンドウ、ハウチワ、パウ・ドーセ、ハカマウラボシ(骨砕補)、ハクカユマトウ、ハクサンチドリ、ハクセン(白癬皮)、ハクルベリー「果実」、ハコベ(繁縷)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(蓮、蓮肉、蓮子)、パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチク又はマダケ(竹茹)、パチョリー、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハッショウマメ、ハトムギ(ヨクイニン)、ハナスゲ(知母)、バナナ、ハナハッカ、ハナビシ(シツリシ、シシツリ)、バニラビンズ、パパイヤ、ハハコグサ(鼠麹草)、パハロボボ、ハブ「全草、茎、葉」、パプリカ、ハマカキラン、ハマゴウ又はミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマビシ(シツ莉子)、ハマナス(マイカイ花)、ハマボウフウ(浜防風)、ハマメリス、パーム、バラ(薔薇)、バラータ、バラタゴムノキ、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタケ、ウスキモリノカサ)、ハラン、パリウルス(セイヨウハマナツメ)、パリエタリア、ハルカンラン、バルサミーナ(ツルレイシ、ニガウリ)、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉)、バルバスコ、ハルリンドウ、ハンダイカイ(胖大海)、パンノキ、ヒオウギ(射干)、ヒカゲツルニンジン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒグルマダリア、ヒゴタイ、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒトツバエニシダ、ヒナギク(デージー)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒナチヨドリ、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ピーマン、ヒメウズ(天葵)、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツタケ(カワリハラタケ、ヒロマツタケ)、ヒメムヨウラン、ピメンタ「果実」、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒユ「果実」、ヒヨコマメ、ヒラマメ、ビロウドアオイ、ヒロハオキナグサ(白頭翁)、ビワ「果実、葉、茎」、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、プーアル茶、フウトウカズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、フジマメ(扁豆)、フジモドキ(チョウジザクラ、芫花)、ブドウ「果実、果皮、種子、葉」、ブナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラジルニンジン、ブラジルヤシ、ブラジルゾウゲヤシ、ブラックカーラント「果実」、ブラックベリー、ブラーニェン、プラム「果実」、フルセラリア、ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ)、プルーン、フローラルブランカ、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘーゼルナッツ、ヘチマ、ヘツカラン、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ベリー「果実」、ペルセア、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソウ又はイキクサ(景天)、ボイセンベリー「果実」、ホウキギ又はニワクサ又はネンドウ又はハハキギ・コキア(地膚子)、ホウサイラン、ホウセンカ(鳳仙、急性子、透骨草)、ポウテリア・サポタ、ポウテリア・ルクマ、ホウノキ、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオノキ(和厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバアブラギク(苦ヨク)、ホソバオグルマ、ホソバナオケラ(蒼朮)、ホソバノキリンソウ(景天三七)、ホソババレンギク、ボダイジュ(菩醍樹)、ボタン(牡丹「花、葉、茎、樹皮」)、ボタンピ(牡丹皮)、ホップ、ホホバ、ボリジ(ルリチシャ)、ボルドー、ホワートルベリー「果実」、ホンオニク(肉じゅ蓉、大芸)、ホンセッコク(鉄皮石斛、雀山石斛)、マイズルテンナンショウ(天南星)、マイタケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカ、マカデミアナッツ、マーガレット(モクシュンギク)、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮「樹皮、葉」)、マグノリア・スプレンゲリ、マサランヅーバ、マサランズーバ・ド・セアラー、マシェイラ・デ・ボイ、マシュア(タマノウゼンハレン、キュウコンキンレンカ)、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、松「葉、樹皮、根」、マッタ・オーリョ、マツタケ(松茸)、マツホド(茯苓)、マティコ(コルドンシージョ)、マヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルベリー「果実」、マルメロ、マレイン(ビロウドモウズイカ)、マンゴー、マンゴスチン、マンサーニャ(アンデスカミツレ)、マンシュウグルミ、マンダリン「果実」、マンネンタケ(霊芝)、キジツ(枳実「果実」)、ミシマサイコ(柴胡)、ミズオオバコ又はミズアサガオ(竜舌草)、ミゾカクシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミチヤナギ又はニワヤナギ(篇蓄)、ミツガシワ、ミツバ、ミドリサポテ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ「果実」、ミルラ、ミロバラン、ムギワラギク、ムクゲ(木槿)、ムクノキ、ムクロジ(延命皮)、ムニャ、ムラサキ(紫根)、ムラサキシキブ又はオオムラサキシキブ(紫珠)、ムラサキトウモロコシ、ムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、メガカンサ・オプンティカ、メシマコブ(桑黄)、メハジキ(益母草)、メボウギ、メマツヨイグサ(月見草)、メラロイカ、メリッサ、メリロート、メロン「果実」、モウコヨモギ、モウソウチク、モクキリン、モジェ(コショウボク)、モチノキ、モッコウ(木香)、モミジバダイオウ、モモ(桃「葉、種子、花、果実」)、モヤシ、モレロチェリー「果実」、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤクチ(益智)、ヤクヨウガレーガ、ヤグルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤーコン、ヤーバサンタ、ヤシャブシ(矢車)又はヒメヤシャブシ又はオオバヤシャブシ「果実、果皮、果穂」、ヤチヤナギ、ヤツデ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギ(カワヤナギ、タチヤナギ、シダレヤナギ、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ウンリュウヤナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌヤナギ、キツネヤナギ、ドロノキ)、ヤナギタデ「葉、茎」、ヤーバサンタ、ヤブガラシ、ヤブコウジ(紫金牛)、ヤブタバコ(鶴虱、天名精)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマドリタケ(ポルチーニ、セップ、シュタインピルツ)、ヤマハンノキ(山榛)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤマヨモギ、 ユーカリ、ユキノシタ(虎耳草)、ユッカ又はフレビフォリア、ユズ「果実」、ユリ、ヨロイグサ、ヨモギ(艾葉)、ライガン(雷丸)、ライム「果実」、ライムギ、ラカンカ「果実」、ラズベリー「葉、果実」、ラタニア(クラメリア)、ラッキョウ又はエシャロット(薤白)、ラベンダー、リュウガン(竜眼肉)、リュウゼツラン(アオノリュウゼツラン、フクリンリュウゼツラン)、リョクチャ(緑茶)、リンゴ「果実、種子、葉、根」、リンドウ、ルバス又はスアビシムス(甜涼)、ルリタマアザミ(ウラジロヒゴタイ、新彊藍刺頭)、レイシ(茘枝、茘枝核)、レタス(チシャ)、レッドカーラント「果実」、レッドピタヤ、レモン「果実」、レモングラス、レンギョウ又はシナレンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ロウバイ(蝋梅)、ロウヤシ、ロコン(ヨシ、蘆根)、ローガンベリー「果実」、ローズマリー(マンネンロウ)、ローズヒップ(ノバラ)、ワサビ、ワタフジウツギ(密蒙花)、ワレモコウ(地楡)等が挙げられる。
【0050】
海藻類としては、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレノイドサ、クロレラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、ホソエダアオノリ)、アナアオサ(アオサ)]、海藻[褐藻類:コンブ(マコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロメ、アオワカメ、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティス・インテグリフォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタ、ウミウチワ、ウスバウミウチワ、キレバノウミウチワ、アカバウミウチワ、コナウミウチワ、オキナウチワ、ウスユキウチワ、エツキウミウチワ]、海藻[紅藻類:ヒジリメン、マクサ(テングサ)、ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、シマテングサ、トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャクシンキリンサイ、ツノマタ、オオバツノマタ、トチャカ(ヤハズツノマタ)、エゾツノマタ、トゲツノマタ、ヒラコトジ、コトジツノマタ、イボツノマタ、マルバツノマタ、ヒラコトジ、スギノリ、シキンノリ、カイノリ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、アカモミジノリ]等が代表的なものとして挙げられる。
【0051】
又、その他の藻類、例えば、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス、アカユキモ、ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ、クロロコッカス属:クロロコッカス、クワノミモ属:クワノミモ、ボルボックス属:オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ属、ヨツメモ属、アオミドロ属:ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ属、ヒビミドロ属:ヒビミドロ、アオサ属:アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ属:カワノリ、フリッチエラ属、シオグサ属:オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ、バロニア属:タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ属:マガタマモ、イワヅタ属:フサイワヅタ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ属、ミル属:ミル、クロミル、サキブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ属:カサノリ、ジュズモ属:フトジュズモ、タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ属、コレカエテ属、ツヅミモ属、キッコウグサ属:キッコウグサ、ヒトエグサ属:ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウスヒトエグサ、モツキヒトエ、サヤミドロ属、クンショウモ属、スミレモ属:スミレモ、ホシミドロ属、フシナシミドロ属等)。
【0052】
藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ、アオコ属、ネンジュモ属:カワタケ、イシクラゲ、ハッサイ、ユレモ属、ラセンモ(スピルリナ)属:スピルリナ、トリコデスミウム(アイアカシオ)属等)。
【0053】
褐藻類(ピラエラ属:ピラエラ、シオミドロ属:ナガミシオミドロ、イソブドウ属:イソブドウ、イソガワラ属:イソガワラ、クロガシラ属:グンセンクロガシラ、カシラザキ属:カシラザキ、ムチモ属:ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ属:アミジグサ、サキビロアミジ、サナダグサ属:サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ属:コモングサ、ヤハズグサ属:エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ属:ジガミグサ、ウミウチワ属:ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ナミマクラ属:ヒルナミマクラ、ソメワケグサ属:ソメワケグサ、ナバリモ属:ナバリモ、チャソウメン属:モツキチャソウメン、マツモ属:マツモ、ナガマツモ属:ナガマツモ、オキナワモズク属:オキナワモズク、ニセフトモズク属:ニセフトモズク、フトモズク属:フトモズク、イシモズク属:イシモズク、クロモ属:クロモ、ニセモズク属:ニセモズク、モズク属:モズク、イシゲ属:イシゲ、イロロ、イチメガサ属:イチメガサ、ケヤリ属:ケヤリ、ウミボッス属:ウミボッス、ウルシグサ属:ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、コンブモドキ属:コンブモドキ、ハバモドキ属:ハバモドキ、ハバノリ属:ハバノリ、セイヨウハバノリ属:セイヨウハバノリ、コモンブクロ属:コモンブクロ、エゾブクロ属:エゾブクロ、フクロノリ属:フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ属:チシマフクロノリ、カゴメノリ属:カゴメノリ、ムラリドリ属:ムラチドリ、サメズグサ属:サメズグサ、イワヒゲ属:イワヒゲ、ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ、カヤモノリ属:カヤモノリ、ウイキョウモ属:ウイキョウモ、ツルモ属:ツルモ、アナメ属:アナメ、スジメ属:スジメ、ミスジコンブ属:ミスジコンブ、アツバミスジコンブ、コンブ属:ガツガラコンブ、カキジマコンブ、オニコンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミコンブ、トロロコンブ属:トロロコンブ、アントクメ属:アントクメ、カジメ属:カジメ、ツルアラメ、クロメ、キクイシコンブ属:キクイシコンブ、ネジレコンブ属:ネジレコンブ、クロシオメ属:クロシオメ、ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ、アラメ属:アラメ、アイヌワカメ属:アイヌワカメ、チガイソ、オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ、ヤバネモク属:ヤバネモク、ラッパモク属:ラッパモク、ジョロモク属:ウガノモク、ジョロモク、ヒエモク、ホンダワラ属:タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク、シダモク、ホンダワラ、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、ウミトラノオ、オオバモク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリモク、オオバノコギリモク、スギモク属:スギモク、ウキモ属:オオウキモ、ブルウキモ属:ブルウキモ、カヤモノリ属:カヤモノリ等)。
【0054】
紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ、フノリノウシケ、アマノリ属:アサクサノリ、スサビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、ベニタサ、ロドコルトン属:ミルノベニ、アケボノモズク属:アケボノモズク、コナハダ属:ハイコナハダ、ヨゴレコナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン属:ウミゾウメン、ツクモノリ、カモガシラノリ、ベニモズク属:ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ属:カサマツ、フサノリ属:フサノリ、ニセフサノリ属:ニセフサノリ、ソデガラミ属:ソデガラミ、ガラガラ属:ガラガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタダキ、タマイタダキ属:タマイタダキ、カギケノリ属:カギノリ、カギケノリ、テングサ属:ヒメテングサ、ハイテングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、ヒビロウド属:ヒビロウド、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ属:イソムメモドキ、 ミチガエソウ属:ミチガエソウ、リュウモンソウ属:リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニセカレキグサ属:ニセカレキグサ、オキツバラ属:オオバオキツバラ、アカバ属:アカバ、マルバアカバ、ナミノハナ属:ホソバナミノハナ、ナミノハナ、サンゴモドキ属:ガラガラモドキ、シオグサゴロモ属:シオグサゴロモ、イワノカワ属:エツキイワノカワ、カイノカワ属:カイノカワ、カニノテ属:カニノテ、サンゴモ属:サンゴモ、ムカデノリ属:ムカデノリ、スジムカデ、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクムカデ、タンバノリ、ツルツル、フダラク、マルバフダラク、イソノハナ属:ヌラクサ、クロヌラクサ、オオムカデノリ、ヒラキントキ属:ヒラキントキ、マタボウ属:マタボウ、キントキ属:チャボキントキ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ、フシキントキ、ツノムカデ、ナガキントキ、スジムカデ、カクレイト属:オオバキントキ、イトフノリ属:イトフノリ、ナガオバネ属:ナガオバネ、フノリ属:ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリ、カレキグサ属:カレキグサ、トサカモドキ属:ホソバノトサカモドキ、ヒロハノトサカモドキ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノトサカモドキ、ユウソラ、エツキノトサカモドキ、ナンカイトサカモドキ、ヒメトサカモドキ、キヌハダ属:キヌハダ、エゾトサカ属:エゾトサカ、ツカサノリ属:エナシカリメニア、オオツカサノリ、ハナガタカリメニア、ホウノオ属:ホウノオ、ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト、ウスギヌ、ニクホウノオ属:ニクホウノオ、ベニスナゴ属:ベニスナゴ、ススカケベニ属:ススカケベニ、オカムラグサ属:ヤマダグサ、ミリン属:ミリン、ホソバミリン、トサカノリ属:キクトサカ、エゾナメシ属:エゾナメシ、イソモッカ属:イソモッカ、ユカリ属:ユカリ、ホソユカリ、イバラノリ属:イバラノリ、サイダイバラ、タチイバラ、カギイバラノリ、キジノオ属:キジノオ、イソダンツウ属:イソダンツウ、アツバノリ属:アツバノリ、オゴノリ属:オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミゾオコノリ、カバノリ、ベニオゴノリ、フクレシノリ、ムラサキカバノリ、シンカイカバノリ、トゲカバノリ、カタオゴノリ、リュウキュウオゴノリ、セイヨウオゴノリ、イツツギヌ、ユミガタオゴノリ、クビレオゴノリ、モサオゴノリ、キヌカバノリ、テングサモドキ属:ハチジョウテングサモドキ、フシクレノリ属:フシクレノリ、ナミイワタケ属:ナミイワタケ、カイメンソウ属:カイメンソウ、オキツノリ属:オキツノリ、サイミ属:イタニグサ、サイミ、ハリガネ、ハスジグサ属:ハスジグサ、スギノリ属:イカノアシ、ホソイボノリ、ノボノリ、クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ、アカバギンナンソウ属:アカバギンナンソウ、ヒシブクロ属:ヒシブクロ、マダラグサ属:トゲマダラ、エツキマダラ、タオヤギソウ属:タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ属:フクロツナギ、スジコノリ、ハナノエダ属:ハナノエダ、ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ、ダルス属:ダルス、マサゴシバリ、アナダルス、ウエバグサ属:ウエバグサ、ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ、フシツナギ属:フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ワツナギソウ属:ヒラワツナギソウ、ウスバワツナギソウ、イギス属:イギス、ケイギス、ハリイギス、ハネイギス、アミクサ、エゴノリ属:エゴノリ、フトイギス、サエダ属:サエダ、チリモミジ属:チリモミジ、コノハノリ科:ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノリ、ウスベニ属:ウスベニ、ハスジギヌ属:ハスジギヌ、ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ、スジギヌ属:スジギヌ、アツバスジギヌ、ハイウスバノリ属:カギウスバノリ、ヤレウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ、アヤニシキ属:アヤニシキ、アヤギヌ属:アヤギヌ、ダジア属:エナシダジア、シマダジア属:イソハギ、シマダジア、ダジモドキ属:ダジモモドキ、イトグサ属:モロイトグサ、フトイグサ、マクリ属:マクリ、ヤナギノリ属:ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、モツレユナ、ベニヤナギコリ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、ソゾ属:クロソゾ、コブソゾ、ハネソゾ、ソゾノハナ、ハネグサ属:ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ属:コザネモ、イソムラサキ、ホソコザネモ、ヒメゴケ属:ヒメゴケ、クロヒメゴケ、ヒオドシグ属:キクヒオドシ、ヒオドシグサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ属:アイソメグサ、スジナシグサ属:スジナシグサ、イソバショウ属:イソバショウ、フジマツモ属:フジマツモ、ノコギリヒバ属:ハケサキノコギリヒバ、カワモズク属:カワモズク、アオカワモズク、ヒメカワモズク、イデユコゴメ属:イデユコゴメ、オキチモズク属:オキチモズク、イトグサ属、チノリモ属:チノリモ、チスジノリ属:チスジノリ等)。
【0055】
車軸藻類(シャジクモ属、シラタマモ属、ホシツリモ属:ホシツリモ、リクノタムヌス属、フラスコモ属:ヒメフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラ属等)、黄色藻類(ヒカリモ属:ヒカリモ等)等。
【0056】
又、動物系原料由来の素材としては、鶏冠抽出物、牛又は豚、人の胎盤抽出物、牛又は豚の胃、十二指腸、腸、脾臓の抽出物若しくはその分解物、牛又は豚の脳組織の抽出物、牛・豚又は魚類のコラーゲン加水(酸、アルカリ、酵素等)分解物や水溶性コラーゲン又はアシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体、牛・豚又は魚類のエラスチン又はエラスチン加水分解物(酸、アルカリ、酵素等)又は水溶性エラスチン誘導体、ケラチン及びその分解物又はそれらの誘導体、シルク蛋白及びその分解物又はそれらの誘導体、豚又は牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド)、牛又は豚へモグロビン分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘム、プロトヘム、ヘム鉄等)、牛乳、カゼイン及びその分解物又はそれらの誘導体、脱脂粉乳及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン又はその分解物、鶏卵成分、魚肉分解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)等。
【0057】
又、植物又は動物系原料由来の素材としては、遺伝子組み替え体や細胞融合体由来の任意の部位、細胞、組織、器官、代謝物等も使用することができる。更に、任意の部位、細胞、組織、器官等を細胞培養することで得られる、例えば未分化細胞群や分化途中の細胞群等も使用することができる。
【0058】
(13)海洋成分
深層水等の海水類、例えば、海水塩、海水乾燥物、死海又は大西洋又は太平洋の海より得た無機塩(塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等)、海泥又は泥(ファンゴ)類、例えば、イタリアファンゴ、ドイツファンゴ、アイフェルファンゴ、フライブルグファンゴ等の各地の海泥又は泥(含有成分:二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、クロム、鉄、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、マンガン、ヒ素、水)、聖徳石、黒耀石等。
【0059】
(14)微生物培養代謝物
酵母代謝物、酵母菌抽出エキス、細菌代謝物、細菌抽出エキス、カビ又は放線菌代謝物、カビ又は放線菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、米発酵エキス、米糠(赤糠、白糠)発酵エキス、ユーグレナ抽出物又はその分解物又はそれら水溶性誘導体、トレハロース又はその誘導体、生乳又は脱脂粉乳の乳酸発酵物、マメ科植物の乳酸菌発酵物、ココヤシ属植物の乳酸菌発酵物等。
【0060】
(15)α-ヒドロキシ酸類
グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等。
【0061】
(16)無機顔料
無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等。
【0062】
(17)紫外線吸収/遮断剤
ベンゾフェノン誘導体(2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウム、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等)、パラアミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸2-エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル等)、サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸メチル等)、アントラニル酸誘導体(アントラニル酸メチル等)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等)、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロン、エスクリン、桂皮酸ベンジル、シノキサート、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、エスカロール、酸化亜鉛、タルク、カオリン等。
【0063】
(18)美白剤
パラアミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ビタミンE又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキス、エラグ酸、ルシノール等。
【0064】
(19)チロシナーゼ活性阻害剤
ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル等)、コウジ酸又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、N−アセチルチロシン又はその誘導体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、胎盤エキス、エラグ酸、アルブチン、ルシノール、シルク抽出物、植物エキス(カミツレ、クワ、クチナシ、トウキ、ワレモコウ、クララ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、マツホド、ハトムギ、オドリコソウ、ホップ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ、ハマメリス、カラグワ又はヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄、センキュウ、ドッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、オウゴン、牡丹皮、シャクヤク、ゲンノショウコ、葛根、甘草、五倍子、アロエ、ショウマ、紅花、緑茶、紅茶、阿仙薬)等。
【0065】
(20)メラニン色素還元/分解物質
フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸化亜鉛、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル)等。
【0066】
(21)ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質
ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキス(アロエ、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨクイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソウ、キュウリ、タチジャコウソウ、マンネンロウ、パセリ)等。
【0067】
(22)収斂剤
コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タンニン酸(カテキン化合物を含む)等。
【0068】
(23)活性酸素消去剤
SOD、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等。
【0069】
(24)抗酸化剤
ビタミンC又はその塩、ステアリン酸エステル、ビタミンE又はその誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポール、プロポリス等。
【0070】
(25)過酸化脂質生成抑制剤
β-カロチン、植物エキス(ゴマ培養細胞、アマチャ、オトギリソウ、ハマメリス、チョウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、サルビア、マンネンロウ、南天実、エイジツ、イチョウ、緑茶)等。
【0071】
(26)抗炎症剤
イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d-カンフル、dl-カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸又はその塩、グリチルレチン酸又はその塩、甘草エキス、シコンエキス、エイジツエキス、プロポリス等。
【0072】
(27)抗菌・殺菌・消毒薬
アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT、サラシ粉、ヨウ素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸又はその塩、プロピオン酸又はその塩、サルチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウリル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩、フェノール、クレゾール、p-クロロフェノール、p-クロロ-m-キシレノール、p-クロロ-m-クレゾール、チモール、フェネチルアルコール、O-フェニルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、クロロヘキシジン、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、2-フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、ジンクピリジオン、クロロブタノール、イソプロピルメチルフェノール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンカリウム等)、カチオン界面活性剤(臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒド、ヘキサミン、ブリリアントグリーン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレット、ジャーマル、感光素101号、感光素201号、感光素401号、N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸附加塩、酸化亜鉛、ヒノキチオール、クジン、プロポリス等。
【0073】
(28)保湿剤
グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、トリカプリルカプリン酸グリセリン、グリコール酸(αーヒドロキシ酸)、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、水溶性キチン又はその誘導体或いはキトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸ナトリウム、尿素、ソルビトール、アミノ酸又はその誘導体(バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジンや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸)、油脂類「アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、クインスシード油、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ホホバ油、パーシック油、ヒマシ油、ヒマワリ油、綿実油、落花生油、タートル油、ティートリー油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、ユーカリ油、牛脂、豚脂、スクワレン、スクワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油)」、ロウ類(ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス)、鉱物油(流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス)、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、絹繊維抽出物、植物エキス(赤松樹液、アロエ、葛根、カミツレ、甘草、キュウリ、甘草、米又は米糠、紫根、白樺又は白樺樹液、センブリ、桑白皮、琵琶葉、ヘチマ、牡丹皮、蓬)等。
【0074】
(29)エラスターゼ活性阻害剤
フロオロリン酸ジイソプロピル、植物エキス(オウゴン、オトギリソウ、クララ、桑の葉、ケイヒ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア、セイヨウニワトコ、ボダイジュ、ボタンピ)、海藻エキス等。
【0075】
(30)頭髪用剤
二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸等。
【0076】
(31)抗アンドロゲン剤
卵胞ホルモン(エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール等)、イソフラボン、オキセンドロン等。
【0077】
(32)末梢血管血流促進剤
ビタミンE又はその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル等。
【0078】
(33)刺激剤
トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、ハッカ油、l-メントール、カンフル、ニコチン酸ベンジル等。
【0079】
(34)代謝活性剤
感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸又はその誘導体、アラントイン、胎盤エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド等。
【0080】
(35)抗脂漏剤
ピリドキシン又はその誘導体、イオウ、ビタミンB6等。
【0081】
(36)角質溶解剤
レゾルシン、サリチル酸、乳酸,尿素等。
【0082】
(37)酸化剤
過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム過酸化水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付加体、β-チロシナーゼ酵素液、マッシュルーム抽出液等。
【0083】
(38)除毛剤
硫酸ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫化カルシウム等の無機系還元剤、チオグリコール酸又はその塩類(チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸リチウム、チオグリコール酸マグネシウム、チオグリコール酸ストロンチウム)等。
【0084】
(39)毛髪膨潤剤
エタノールアミン、尿素、グアニジン等。
【0085】
(40)染料剤
5-アミノオルトクレゾール、2-アミノ-4-ニトロフェノール、2-アミノ-5-ニトロフェノール、1-アミノ-4-メチルアミノアントラキノン、3,3′-イミノジフェノール、塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール、塩酸2,4-ジアミノフェノール、塩酸トルエン-2,5-ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N-フェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4-ジアミノアントラキノン、2,6-ジアミノピリジン、1,5-ジヒドロキシナフタレン、トルエン-2,5-ジアミン、トルエン-3,4-ジアミン、ニトロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、N,N′-ビス(4-アミノフェニル)-2,5-ジアミノ-1,4-キノンジイミン、5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチルフェノール、N-フェニルパラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸5-アミノオルトクレゾール、硫酸2-アミノ-5-ニトロフェノール、硫酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン、硫酸4,4′-ジアミノジフェニルアミン、硫酸2,4-ジアミノフェノール、硫酸トルエン-2,5-ジアミン、硫酸ニトロパラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン、カテコール、ジフェニルアミン、α−ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、レゾルシン、タンニン酸、2-ヒドロキシ-5-ニトロ-2′,4′-ジアミノアゾベンゼン-5′-スルホン酸ナトリウム、ヘマテイン等。
【0086】
(41)香料
ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー(マンネンロウ)精油、和種ハッカ精油等の植物性香料、その他合成香料等。
【0087】
(42)色素・着色剤
赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチン等。
【0088】
(43)その他
ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、抗炎症剤・消炎剤・抗アレルギー剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、酵素、精製水(電子水、小クラスター化等)、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料等が挙げられ、これらと併用することによって、本発明効果又は他の美容的効果の相加的又は相乗的向上が期待できる。
【0089】
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例1】
【0090】
(ゾル−ゲル転移温度を有する高分子の合成)
N−イソプロピルアクリルアミド(イーストマンコダック社製)10.2gと、N−アクリロキシスクシンイミド(国産化学(株)製)1.71gとを反応容器内のクロロホルム400mlに溶解し、該反応容器内を窒素で置換した後、N,N´−アゾビスイソブチロニトリル0.135gを加えて、60℃で、6時間重合させた。反応終了後、反応生成物を減圧下で濃縮し、次いで、ジエチルエーテル中に沈澱させた。得られた沈殿を濾過により分離した後、約40℃で約24時間真空乾燥して、8.8gのポリ(N−イソプロピルアクリルアミド−co−N−アクリロキシスクシンイミド)を得た。
【0091】
上記により得たポリ(N−イソプロピルアクリルアミド−co−N−アクリロキシスクシンイミド)1.0gと、両末端アミノ化ポリエチレンオキシド(分子量6,000、川研ファインケミカル(株)製)0.5gとを、クロロホルム100mlに溶解し、室温で終夜(約10時間)反応させた。次いで、イソプロピルアミン0.1gを加え、25℃で終夜(約10時間)放置した。
【0092】
得られた反応生成物を減圧下で濃縮した後、ジエチルエーテル中に沈澱させた。得られた沈殿を濾過により分離、乾燥した後、蒸留水1000mlに希釈し、分画分子量5万のホローファイバー型限外濾過膜(アミコン社製)を用いて10℃で300mlまで濃縮した。該濃縮液に蒸留水700mlを加えて希釈し、上記希釈操作を再度行った。上記の希釈、限外濾過濃縮操作をさらに5回繰り返し、分子量5万以下のものを除去した。この限外濾過により濾過されなかったもの(限外濾過膜内に残留したもの)を回収して凍結乾燥して、約40℃で約10時間真空乾燥して、1.4gの「高分子化合物1」(ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物)を得た。
【0093】
このようにして得た「高分子化合物1」1gを、9gの蒸留水に室温で溶解した。この水溶液のゾル−ゲル転移温度を、貯蔵弾性率(弾性項)が損失弾性率(粘性項)を上回る点の温度として測定したところ、該ゾル−ゲル転移温度は35℃であった。
【実施例2】
【0094】
N−イソプロピルアクリルアミド 9.61gと、N−アクリロキシスクシンイミド1.71gと、n−ブチルメタクリレート0.71gとを、反応容器中でクロロホルム400mlに溶解し、該反応容器中を窒素で置換した後、N,N´−アゾビスイソブチロニトリル0.135gを加えて、60℃で、6時間重合させた。得られた反応生成物を減圧下で濃縮した後、ジエチルエーテルに沈澱させた。得られた沈殿を濾過により分離した後、約40℃で約24時間真空乾燥して、7.8gのポリ(N−イソプロピルアクリルアミド−co−N−アクリロキシスクシンイミド−co−n−ブチルメタクリレート)を得た。
【0095】
上記により得たポリ(N−イソプロピルアクリルアミド−co−N−アクリロキシスクシンイミド−co−n−ブチルメタクリレート)1.0gと、両末端アミノ化ポリエチレンオキシド(分子量6,000、川研ファインケミカル(株)製)0.5gとを、クロロホルム100mlに溶解し、室温で終夜(約10時間)反応させた後、イソプロピルアミン0.1gを加え、約25℃で終夜(約10時間)放置した。得られた反応生成物を減圧下で濃縮した後、ジエチルエーテル中に沈澱させた。得られた沈殿を濾過により分離、約40℃で約24時間真空乾燥した後、蒸留水1000mlに希釈し、分画分子量5万のホローファイバー型限外濾過膜(アミコン社製)を用いて10℃で300mlまで濃縮した。該濃縮液に蒸留水700mlを加えて希釈し、上記希釈操作を再度行った。上記の希釈、限外濾過濃縮操作をさらに5回繰り返し、分子量5万以下のものを除去した。この限外濾過により濾過されなかったもの(限外濾過膜内に残留したもの)を回収して凍結乾燥して、1.4gの「高分子化合物2」(ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物)を得た。
【0096】
上記により得た「高分子化合物2」1gを、9gの蒸留水に氷冷下で溶解した。この水溶液のゾル−ゲル転移温度を実施例1と同様の方法で測定したところ、該ゾル−ゲル転移温度は21℃であった。
【実施例3】
【0097】
両末端アミノ化ポリエチレンオサイド(分子量6,000、川研ファインケミカル(株)製)3gをクロロホルム100mlに溶解した後、ジイソシアン酸トリレン(コロネートT65、日本ポリウレタン工業(株)製)0.1gと、末端に1級アミノ基を有するトリアミノポリプロピレンオキサイド(平均分子量約3000、米国ジェファーソンケミカル社製:ジェファーミンT−3000)1gとを加え、室温で5分反応させた。次いで、イソプロピルアミン1gを加え、室温終夜(約10時間)反応させた。溶媒を減圧下で留去して、「高分子化合物3」(ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物)を得た。
【0098】
上記により得た「高分子化合物3」1gを、9gの蒸留水に氷冷下で溶解した。この水溶液のゾル−ゲル転移温度を実施例1と同様の方法で測定したところ、該ゾル−ゲル転移温度は15℃であった。
【実施例4】
【0099】
両末端アミノ化ポリエチレンオキサイド(分子量6,000、川研ファインケミカル(株)製)30gをクロロホルム1000mlに溶解した後、ジイソシアン酸トリレン(コロネートT65、日本ポリウレタン工業(株)製)1gと、末端に1級アミノ基を有するトリアミノポリプロピレンオキサイド(平均分子量約5000、米国ジェファーソンケミカル社製:ジェファーミンT−5000)17gとを加え、室温で5分反応させた。次いで、イソプロピルアミン10gを加え、室温で終夜(約10時間)反応させた。溶媒を減圧下で留去して、「高分子化合物4」(ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物)を得た。
【0100】
上記により得た「高分子化合物4」1gを、9gの蒸留水に氷冷下で溶解した。この水溶液のゾル−ゲル転移温度を実施例1と同様の方法で測定したところ、該ゾル−ゲル転移温度は9℃であった。
【実施例5】
【0101】
片末端に1級アミノ基を有するポリプロピレンオキサイド(平均分子量約2000、米国ジェファーソンケミカル社製:ジェファーミンM−2005)20gを四塩化炭素50mlに溶解した後、アクリル酸クロライド(国産化学(株)製)0.91gと、トリエチルアミン1.38mlとを加えて、室温で終夜(約10時間)反応させた。反応により生成した固形分を濾過で分離した後、濾液から溶媒を減圧下で留去して、片末端に重合性官能基を導入したポリプロピレンオキサイドモノアクリルアミド体を得た。
【0102】
上記により得たポリプロピレンオキサイドモノアクリルアミド体10gと、アクリルアミド20gとを反応容器内で蒸留水970mlに氷冷下で溶解し、該反応容器内を窒素で置換した後、過硫酸アンモニウム0.3gとテトラメチルエチレンジアミン200μlとを加え、氷冷・窒素雰囲気下で終夜(約10時間)反応させた。
【0103】
得られた反応液を蒸留水で3lに希釈し、分画分子量5万のホローファイバー型限外濾過膜(アミコン社製)を用いて10℃で1lまで濃縮した。該濃縮液に蒸留水2lを加えて希釈し、上記希釈操作を再度行った。上記の希釈、限外濾過濃縮操作をさらに5回繰り返し、分子量5万以下のものを除去した。この限外濾過により濾過されなかったもの(限外濾過膜内に残留したもの)を回収して凍結乾燥して、ポリアクリルアミド主鎖にポリプロピレンオキサイド側鎖を結合してなる、分子量5万以上の「高分子化合物5」(ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物)28gを得た。
【0104】
上記により得た「高分子化合物5」1gを、9gの蒸留水に氷冷下で溶解した。この水溶液のゾル−ゲル転移温度を実施例1と同様の方法で測定したところ、該ゾル−ゲル転移温度は20℃であった。
【実施例6】
【0105】
N−イソプロピルアクリルアミド37gと、n−ブチルメタクリレート3gと、ポリエチレンオキサイドモノアクリレート(分子量4,000、日本油脂(株)製:PME−4000)28gとを、ベンゼン340mlに溶解した後、2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.8gを加え、60℃で6時間反応させた。得られた反応生成物にクロロホルム600mlを加えて溶解し、該溶液をエーテル20L(リットル)に滴下して沈澱させた。得られた沈殿を濾過により回収し、該沈澱を約40℃で24時間真空乾燥した後、蒸留水6Lに再び溶解し、分画分子量5万のホローファイバー型限外濾過膜(アミコン社製)を用いて10℃で2lまで濃縮した。該濃縮液に蒸留水4lを加えて希釈し、上記希釈操作を再度行った。上記の希釈、限外濾過濃縮操作をさらに5回繰り返し、分子量5万以下のものを除去した。この限外濾過により濾過されなかったもの(限外濾過膜内に残留したもの)を回収して凍結乾燥し、分子量5万以上の「高分子化合物6」(ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物)61gを得た。
【0106】
上記により得た「高分子化合物6」1gを、9gの蒸留水に氷冷下で溶解した。この水溶液のゾル−ゲル転移温度を実施例1と同様の方法で測定したところ、該ゾル−ゲル転移温度は25℃であった。
【実施例7】
【0107】
N−イソプロピルアクリルアミド37gと、n−ブチルメタクリレート3gと、ポリエチレンオキサイドジアクリレート(分子量4,000)29gとを、ベンゼン340mlに溶解した後、2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.8gを加え、60℃で6時間反応させた。得られた反応生成物にクロロホルム600mlを加えて溶解し、該溶液をエーテル20L(リットル)に滴下して沈澱させた。得られた沈殿を濾過により回収し、該沈澱を約40℃で24時間真空乾燥した後、蒸留水6Lに再び溶解し、分画分子量5万のホローファイバー型限外濾過膜(アミコン社製)を用いて10℃で2lまで濃縮した。該濃縮液に蒸留水4lを加えて希釈し、上記希釈操作を再度行った。上記の希釈、限外濾過濃縮操作をさらに5回繰り返し、分子量5万以下のものを除去した。この限外濾過により濾過されなかったもの(限外濾過膜内に残留したもの)を回収して凍結乾燥し、分子量5万以上の「高分子化合物7」(ゾル−ゲル転移温度を有する高分子化合物)62gを得た。
【0108】
上記により得た「高分子化合物7」1gを、9gの蒸留水に氷冷下で溶解した。この水溶液のゾル−ゲル転移温度を実施例1と同様の方法で測定したところ、該ゾル−ゲル転移温度は26℃であった。
【実施例8】
【0109】
下記表1に示す組成のヘアローションを調整し、ブリーチ処理した損傷毛に対する修復作用について、下記方法により評価を行った。その結果を表1〜7及び図1〜12に示す。尚、図1はブリーチ処理する前の毛髪の状態である。
【0110】
〔評価方法〕
ブリーチ毛(25%アンモニア水4mL、30%過酸化水素水13mL、精製水を加えて100mLとしたブリーチ剤に40℃、12時間毛髪を浸漬処理したもの)を、ヘアローションに40℃で30分間浸漬し、引張試験(毛髪長70mm,引張速度50mm/分)にて引張強度および伸度を測定した。また、キューティクルの隔離や分解に対する修復について、走査型電子顕微鏡にて観察した。
【0111】
【表1】

【0112】
【表2】

【0113】
【表3】

【0114】
【表4】

【0115】
【表5】

【0116】
【表6】

【0117】
【表7】

【実施例9】
【0118】
下記表8に示す組成のシャンプーを調製し、それぞれを用いて洗髪し、乾燥した後の髪のハリ、コシ感及び髪のボリューム感について、下記方法により評価を行った。その結果を表8に示す。
【0119】
〔評価方法〕
健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)にシャンプーを塗布し、1分間泡立てた後、すすぎ、ドライヤーで乾燥した後の髪のハリ、コシ感、ボリューム感について下記基準により専門パネラー10名によって評価した。
髪のハリ、コシ感
◎:良好なハリ、コシ感がある。
○:ハリ、コシ感がある。
△:ハリ、コシ感をやや感じる。
×:ハリ、コシ感を感じない。
髪のボリューム感
◎:良好なボリューム感がある。
○:ボリューム感がある。
△:ボリューム感をやや感じる。
×:ボリューム感を感じない。
【0120】
【表8】

【実施例10】
【0121】
上記の評価結果に従い、以下にその処方例を示すが、各処方例は各製品の製造における常法により製造したもので良く、配合量のみを示した。又、本発明はこれらに限定されるわけではない。
【0122】
(処方例1)シャンプー 質量%
POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 13.0
ラウリルグリセリル硫酸ナトリウム 2.0
ラウリル硫酸ナトリウム 2.0
ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム 3.0
γ−ケラトース加水分解物(MW 35000) 3.0
ラウリルジメチルアミンオキシド 1.0
グリセリン脂肪酸エステル 1.0
ヒドロキシエチルセルロース 1.0
カチオン化セルロース 0.2
ピロクトンオラミン 0.5
高重合ジメチルシリコーン 3.0
グリシン 0.2
グリセリン 1.0
1,3−ブチレングリコール 0.5
安息香酸ナトリウム 1.0
メチルパラベン 0.2
アラントイン 0.2
実施例1の高分子化合物1 0.5
色素 適量
香料 適量
クエン酸 0.5
精製水 残量
【0123】
(処方例2)シャンプー 質量%
POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 4.0
ラウロイルメチル−β−アラニントリエタノールアミン塩 5.0
ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン塩 5.0
ラウリルアミドプロピルベタイン 5.0
ドデシルアミノプロピオン酸 1.0
POE硬化ヒマシ油(40) 2.0
実施例3の高分子化合物3 0.5
ピリドキシン塩酸塩 0.3
デシルグリセリルグルコシド 1.0
グリセリンラウリン酸エステル 3.0
ポリジメチルシロキサン 4.0
イソオクタン酸セチル 3.0
ワックス 1.0
カチオン化セルロース 0.4
ピロクトンオラミン 0.5
ダイズタンパク加水分解物 0.2
エタノール 3.0
ジプロピレングリコール 0.5
塩化ナトリウム 1.0
安息香酸ナトリウム 0.3
パラベン 0.2
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
香料 適量
クエン酸 1.5
精製水 残量
【0124】
(処方例3)シャンプー 質量%
POE(2.5)トリデシルエーテル硫酸ナトリウム 10.0
C14−α−オレフィンスルホン酸ナトリウム 5.0
パラフィンスルホン酸ナトリウム 1.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 2.0
ドデシルカルボキシエチルヒドロキシエチルベタイン 1.0
POE(15)ドデシルエーテル 3.0
POE硬化ヒマシ油(40) 3.0
実施例7の高分子化合物7 0.5
カテキン 0.1
バジルエキス 0.3
ドデシルグリセリンエーテル 2.0
ジメチルシロキサン 2.0
イソオクタン酸セチル 1.0
流動パラフィン 1.0
塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド共重合体 0.3
コラーゲン由来トリペプチド 0.5
エタノール 2.0
塩化ナトリウム 0.5
クエン酸ナトリウム 0.2
パラベン 0.2
メチルイソチアゾリンオン・メチルクロロイソチアゾリンオン 0.03
ジブチルヒドロキシトルエン 適量
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
クエン酸 0.8
精製水 残量
【0125】
(処方例4)リンス 質量%
アミドアミノ酸型両性活性剤 5.0
セタノール 3.0
実施例2の高分子化合物2 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.5
アロエエキス 0.2
カチオン化ポリビニルポリマー 0.1
ワセリン 0.5
ヒドロキシエチルセルロース 0.8
エタノール 5.0
香料 適量
クエン酸 1.3
精製水 残量
【0126】
(処方例5)リンス 質量%
塩化アルキルジポリオキシレエチレンメチルアンモニウム 4.0
セタノール 2.5
カチオン化ポリアクリルポリマー 0.3
グリセリン 3.5
ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.5
ジメチルポリシロキサン 2.0
加水分解シルク(MW 2000〜20000) 2.0
実施例5の高分子化合物5 0.1
イノシトール 0.5
ヒオウギエキス 0.3
ポリオキシエチレングリコール(MW200000) 0.2
塩化ナトリウム 1.0
エタノール 3.0
香料 適量
クエン酸 1.3
精製水 残量
【0127】
(処方例6)リンス 質量%
ラウリルジメチルアミンオキサイド 4.0
セタノール 3.0
実施例4の高分子化合物4 0.3
アスタキサンチン 0.2
ビワエキス 0.3
トリメチルアンモニウム付加キチン 0.2
ソルビトール 3.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル(EO3.0) 0.6
ヒドロキシエチルセルロース 1.0
エタノール 3.0
香料 適量
クエン酸 1.3
精製水 残量
【0128】
(処方例7)リンス 質量%
アミドアミノ酸型両性活性剤 4.0
セタノール 3.0
キシリトール 3.5
実施例6の高分子化合物6 0.3
クエルセチン 0.2
シソエキス 0.3
ポリオキシエチレンセチルエーテル(EO3.0) 0.5
1,2−ヘキサンジオール 1.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.8
BHT 0.1
香料 適量
乳酸 1.0
精製水 残量
【0129】
(処方例8)リンス 質量%
セトステアリルアルコール 3.0
ミリスチン酸イソセチル 2.0
アルギニン誘導体 2.0
α−ケラトース加水分解物アルキルカチオン化誘導体 3.0
(MW 46000)
(ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム付加)
実施例7の高分子化合物7 0.5
メチルポリシロキサン 1.0
アミノ変性シリコーン 1.0
アルテアエキス 1.0
ポリエチレングリコール 1.0
香料 適量
防腐剤 適量
精製水 残量
【0130】
(処方例9)ヘアトリーメント 質量%
トリエチルヘキサン酸グリセリル 3.0
メチルフェニルポリシロキサン 1.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物 2.0
ステアリルアルコール 1.5
ベヘニルアルコール 0.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
1,3−ブチレングリコール 7.0
カチオン化セルロース 0.2
実施例2の高分子化合物 0.5
コムギエキス 0.5
ニコチン酸 0.2
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残量
【0131】
(処方例10)ヘアトリートメント 質量%
1,3−ブタンジオール 5.0
モズクエキス 0.2
メチルパラベン 0.2
フェノキシエタノール 0.3
塩化セチルトリメチル 2.0
塩化ジメチルジステアリル 3.0
ひまし油 1.0
ネオペンチルグリコールジイソオクタネート 5.0
流動パラフィン 8.0
セタノール 6.0
ジメチルポリシロキサン 1.0
アミノエチルアミノプロピルシロキサン・
メチルシロキサン共重合体 2.0
実施例6の高分子化合物6 1.0
クロロゲン酸 0.2
精製水 残量
【0132】
(処方例11)トリートメント 質量%
トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0
メチルフェニルポリシロキサン 1.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
部分架橋型ポリエーテル変性
オルガノポリシロキサン重合物 2.0
ステアリルアルコール 1.5
ベヘニルアルコール 0.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
1,3−ブチレングリコール 7.0
1,3−βグルカン 0.2
実施例5の高分子化合物5 0.2
メチオニン 0.3
乳酸菌発酵乳エキス 0.5
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残量
【0133】
(処方例12)ヘアートニック 質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
ショウキョウチンキ 1.0
イソプロピルメチルフェノール 0.05
実施例1の高分子化合物1 0.05
サリチルアルコールカルシウム 0.2
トチュウエキス 0.4
エタノール 50.0
グリセリン 2.0
精製水 残量
【0134】
(処方例13)ヘアクリーム 質量%
オルガノポリシロキサン 15.0
ステアリン酸 0.5
スクワラン 5.0
流動パラフィン 10.0
POE(20)セチルエーテル 1.5
POE(2)セチルエーテル 2.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.5
モノステアリン酸グリセリル 0.5
トリエタノールアミン 0.2
ポリビニルピロリドン 5.0
プロピレングリコール 10.0
実施例7の高分子化合物7 0.1
1,2−ペンタンジオール 0.5
トコフェロールアセテート 0.2
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残量
【0135】
(処方例14)ヘアークリーム 質量%
流動パラフィン 10.0
スクワラン 7.0
ホホバ油 3.0
固型パラフィン 3.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.0
実施例2の高分子化合物2 0.05
γ−アミノ酪酸 0.2
ワレモコウエキス 0.3
ソルビタンセスキオレエート 1.0
水酸化カリウム 0.1
グリセリン 3.0
エチルパラベン 0.1
精製水 残量
【0136】
(処方例15)ヘアオイル 質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 70.0
実施例4の高分子化合物4 0.03
緑茶エキス 0.2
シソエキス 0.3
トリクロロトリフロロエタン 7.0
イソプロピルアルコール 3.0
ジメチルポリシロキサン 4.0
大豆レシチン 1.0
香料 適量
エタノール 残量
【0137】
(処方例16)ヘアセットローション 質量%
ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩 1.0
レンゲソウエキス 0.3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.3
実施例7の高分子化合物7 0.02
γ−ケラトース加水分解物アルキルカチオン化誘導体 1.0
(MW 38000)
(ヒドロキシプロピルラウリルジメチルアンモニウム付加)
N−アセチルノイラミン酸 0.1
ジエチレングリコール 1.0
ヘキサンジオール 0.5
オニユリエキス 0.2
エタノール 20.0
香料 適量
防腐剤 適量
精製水 残量
【0138】
(処方例17)ヘアスタイリングジェル 質量%
N−メタクリロイルエチルN,N−ジメチル
アンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタイン
・メタクリル酸アルキル共重合体 1.0
ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体 0.2
エゾスズランエキス 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.5
グリセリン 0.5
実施例5の高分子化合物5 0.5
タンニン酸 0.2
ナリンゲニン 0.4
エタノール 18.0
ジイソプロパノールアミン 0.4
香料 適量
防腐剤 適量
精製水 残量
【0139】
(処方例18)ヘアスタイリングスプレー 質量%
アクリル酸オクチルアミド・アクリルヒドロキシプロピル
・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体 3.0
アクリル樹脂アルカノールアミン 0.5
アミノメチルプロパノール 0.6
カミツレエキス 1.0
実施例2の高分子化合物2 0.05
マルチトール 0.5
イノシトールデオキシ誘導体 0.1
グレープフルーツエキス 0.5
精製水 2.0
香料 適量
エタノール 残量
噴射剤(LPG) 6.0
【0140】
(処方例19)ヘアローション 質量%
エタノール 40.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 0.5
クエン酸トリエチル 3.0
メチルフェニルポリシロキサン 10.0
ジプロピレングリコール 2.0
ジグリセリン 1.0
実施例6の高分子化合物6 0.05
γ−オリザノール 0.2
アスパラギン酸 0.4
アスパラギン 0.3
混合果実エキス(レモン、リンゴ、モモ、オレンジ) 1.0
混合植物エキス
(アルニカ、オトギリソウ、カモミラ、 シナノキ、スギナ、
ノコギリソウ、セージ、ゼニアオイ、トウキンセンカ) 1.0
オタネニンジンエキス 0.1
精製水 残量
【0141】
(処方例20)ヘアフォーム 質量%
アルキル変性オルガノポリシロキサン 10.0
混合植物エキス
(アルニカ、イラクサ、キュウリ、セイヨウキズタ、
ゼニアオイ、ニワトコ) 1.0
オウゴンエキス 0.1
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 0.5
ポリオキシエチレンセチルエーテル(10EO) 0.3
実施例3の高分子化合物3 0.01
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.5
パンテノール 0.1
コンドロイチン硫酸ナトリウム 1.0
精製水 残量
【0142】
(処方例21)ヘアジェル 質量%
トリフルオロアルキル変性シリコーン 5.0
混合植物エキス
(海藻、コボタンズル、シモツケ、スギナ、セイヨウキズタ) 1.0
実施例1の高分子化合物1 0.5
ガラクチトール 1.0
乳酸ナトリウム 0.5
α−トコトリエノール 0.2
キウイエキス 0.1
センブリエキス 0.1
トリエチレングリコール 1.0
シャクヤクエキス 0.1
ポリビニルピロリドン 1.0
アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.5
トリエタノールアミン 0.5
ポリエーテル変性シリコーン 0.2
精製水 残量
【0143】
(処方例22)ヘアミスト 質量%
ジメチルポリシロキサン 10.0
実施例3の高分子化合物3 0.05
アミノグアニジン 0.2
β−シトステロール 0.1
スチグマステロール 0.1
甘草エキス 0.001
緑茶エキス 0.1
混合植物エキス
(クララ、ショウキョウ、センキュウ、トウキ、
モモ、オタネニンジン) 0.5
グリセリン 0.1
エタノール 50.0
ヘキシレングリコール 2.0
メチルフェニルポリシロキサン 0.01
精製水 残量
【0144】
(処方例23)ヘアワックス 質量%
ジイソステアリン酸デカグリセリル 5.0
カルボキシビニルポリマー 0.5
キサンタンガム 0.3
メチルシロキサン・ポリオキシエチレン共重合体 2.0
ワセリン 3.0
シア脂 2.0
実施例4の高分子化合物4 0.01
トコフェリルグルコシド 0.2
ヒドロキシチロソール 0.1
イチョウエキス 0.3
セイヨウナシエキス 0.5
キャンデリラロウ 1.0
ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 0.3
ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル 4.0
ジヒドロキシベンゾフエノン 0.1
プロピルパラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.5
塩化ベンザルコニウム 0.05
エデト酸四ナトリウム 0.05
トリエタノールアミン 0.5
香料 適量
エタノール 5.0
精製水 残量
【0145】
(処方例24)ヘアウォーター 質量%
ロベージエキス 0.5
ポリオキシエチレン変性シリコーン 0.5
ポリエチレングリコール 1.0
1,3−ブタンジオール 1.0
実施例6の高分子化合物6 0.01
トコトリエノールニコチネート 0.1
ノルジヒドログアセレテン酸 0.1
エチレングリコール 0.2
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.4
ラウリルジメチルアミンオキシド 0.2
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0
メチルパラベン 0.3
クエン酸ナトリウム 0.1
ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.1
香料 適量
エタノール 20.0
精製水 残量
【0146】
(処方例25)ヘアエッセンス 質量%
ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 1.0
ポリエチレングリコール(MW600000) 0.3
ソルビトール 1.0
4−グアニジノブチルラウロアミド 1.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 0.2
ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 2.0
実施例7の高分子化合物7 0.02
ルテオリン 0.01
ウミウチワエキス 0.2
セタノール 1.6
ベヘニルアルコール 0.2
オレイルアルコール 0.2
酸化エチレン 0.2
イソステアリン酸 0.2
オレイン酸オレイル 0.2
モノステアリン酸グルセリル 0.1
モノラウリン酸ソルビタン 0.1
ポリオキシエチレン(40)硬化ひまし油 1.0
ピロリドンカルボン酸 適量
グリコール酸 適量
塩酸 適量
リン酸 適量
パラオキシ安息香酸メチル 適量
パラオキシ安息香酸プロピル 適量
安息香酸ナトリウム 適量
香料 適量
精製水 残量
【0147】
(処方例26)スタイリングクリーム 質量%
流動パラフィン 6.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
ポリエーテル変性シリコーン 2.5
N−メタクリロイルエチルN,N−ジメチルアンモニウム
−α−N−メチルカルボキシベタイン
・メタクリル酸エステル共重合体 13.0
実施例3の高分子化合物 0.01
エチレングリコールモノアルキル(C1〜C4)エーテル 0.1
酸化プロピレン 0.1
ビリルビン 0.2
スチルベンガロイル配糖体 0.2
カシワエキス 0.4
コーヒーエキス 0.4
パラベン 0.1
酸化防止剤 0.1
エタノール 5.0
香料 0.1
精製水 残量
【0148】
(処方例27)スタイリングクリーム 質量%
トリイソステアリン酸ポリグセリル 15.0
ジメチルポリシロキサン 5.0
グリセリン 5.0
実施例4の高分子化合物4 0.05
アルキルアスコルビン酸リン酸エステルカルシウム 0.2
β−トコフェロール 0.2
クローブエキス 0.5
ウーロンチャエキス 0.5
ポリエーテル変性シリコーン 3.0
アクリル樹脂アルカノールアミン 3.0
エタノール 8.0
パラベン 0.1
香料 0.1
精製水 残量
【0149】
(処方例28)染毛剤 質量%
(第1剤)
パラアミノフェノール 1.0
パラアミノオルトクレゾール 1.1
28重量%アンモニア水 5.0
モノエタノールアミン 2.0
セタノール 8.5
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 3.0
ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル 3.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
流動パラフィン 0.5
亜硫酸ナトリウム 0.05
アスコルビン酸 0.5
エデト酸四ナトリウム 0.1
実施例3の高分子化合物3 0.1
香料 適量
塩化アンモニウム 適量
精製水 残量
(第2剤)
35重量%過酸化水素水 17.1
メチルパラベン 0.1
リン酸 適量
精製水 残量
【0150】
(処方例29)1剤式染毛剤 質量%
アロキサン 1.0
エタノール 25.0
ベンジルアルコール 3.0
グリコール酸 3.0
コハク酸 5.0
実施例7の高分子化合物7 0.01
黒色401号 0.007
紫色401号 0.008
橙色205号 0.035
カルボキシメチルキチン 1.5
水酸化ナトリウム 適量
グリシン 1.0
アルギニン 0.3
チロシン 0.3
アニスエキス 0.5
精製水 残量
【0151】
(処方例30)ヘアマニキュア 質量%
ベンジルアルコール 8.0
フェノキシエタノール 1.0
ジプロピレングリコール 5.0
実施例4の高分子化合物4 0.1
アスタキサンチン脂肪酸エステル 0.2
酪酸ヒドロコルチゾン 0.2
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 1.0
キサンタンガム 1.2
メチルポリシロキサン 1.0
流動パラフィン 5.0
エデト酸二ナトリウム 0.02
エタノール 24.0
クエン酸 1.0
トリエタノールアミン 適量
赤色504号 0.25
橙色205号 0.05
精製水 残量
【0152】
(処方例31)ヘアマニキュア 質量%
ベンジルアルコール 8.0
n−ブタノール 1.0
ジプロピレングリコール 5.0
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 1.0
キサンタンガム 1.2
メチルポリシロキサン 2.5
実施例5の高分子化合物5 0.01
流動イソパラフィン 5.0
エデト酸二ナトリウム 0.02
エタノール 24.0
乳酸 1.0
水酸化ナトリウム 適量
シリル化加水分解シルク 0.05
コンキオリン加水分解物 0.05
ハマメリスエキス 0.05
アロエエキス 0.05
モモエキス 0.05
赤色227号 0.05
黄色4号 0.15
精製水 残量
【0153】
(処方例32)パーマネントウェーブ剤 質量%
(第1剤)
チオグリコール酸アンモニウム 6.0
γ−ケラトース加水分解物(MW 35000) 5.0
実施例2の高分子化合物2 0.05
エルゴステロール 0.2
グルコシルセラミド 0.3
ヤクモソウエキス 0.6
モノエタノールアミン 0.8
アンモニア水(25%) 1.0
乳化剤 1.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 0.3
エデト酸二ナトリウム 0.1
香料 適量
精製水 残量
(第2剤)
臭素酸ナトリウム 10.0
精製水 残量
【0154】
(処方例33)パーマネントウェーブ剤 質量%
ペクチン 5.0
アルギン酸ナトリウム 4.1
実施例1の高分子化合物1 0.05
オウゴンエキス 0.4
α−トコフェロール 0.2
チオグリコール酸アンモニウム 7.5
モノエタノールアミン 1.0
アンモニア水(28%) 適量
香料 適量
ポリエチレングリコール 1.0
エデト酸ナトリウム 0.1
精製水 残量
(第2剤)
臭素酸ナトリウム 6.0
アミノアルキル変性シリコーン 2.0
精製水 残量
【0155】
(処方例34)パーマネントウェーブ剤 質量%
(第1剤)
50%チオグリコール酸アンモニウム 10.0
モノエタノールアミン 3.5
キサンタンガム 0.5
サフラワー油 1.0
ローズヒップ油 0.5
POE(10)オレイルエーテル 1.2
1,3−ブチレングリコール 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3
香料 適量
精製水 残量
(第2剤)
臭素酸ナトリウム 7.0
実施例7の高分子化合物7 0.05
ブルーベリーエキス 0.4
ジエチル硫酸ビニルピロリドン・N,N−ジメチル
アミノエチルメタクリル酸共重合体 0.3
流動パラフィン 0.2
POEノニルフェニルエーテル 0.5
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 2.0
プロピレングリコール 2.0
クエン酸ナトリウム 適量
クエン酸 適量
精製水 残量
【0156】
(処方例35)縮毛矯正剤 質量%
(第1剤)
チオグリコール酸アンモニウム 8.0
実施例4の高分子化合物4 0.02
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 2.0
ホソババレンギクエキス 0.5
オランダカラシエキス 0.5
ジチオジグリコール酸アンモニウム 2.0
28%アンモニア水 1.0
モノエタノールアミン 3.0
カルボキシビニルポリマー 1.0
サフラワー油 1.0
米胚芽油 0.5
POE(10)オレイルエーテル 1.2
1,3−ブチレングリコール 1.5
香料 適量
精製水 残量
(第2剤)
臭素酸ナトリウム 10.0
セタノール 6.0
流動パラフィン 4.0
POE(15)セチルエーテル 0.5
POE(2)ステアリルエーテル 3.0
精製水 残量
【0157】
(処方例36)縮毛矯正剤 質量%
(第1剤)
チオグリコール酸アンモニウム 7.0
γ−ケラトース加水分解物(MW 21200) 4.5
リンゴエキス 0.3
ペルビアンバーグエキス 0.3
モノエタノールアミン 2.0
ヒドロキシエチルセルロース 2.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
アラニン 2.0
ヒドロキシプロリン 1.0
アルキル変性オルガノポリシロキサン 2.0
香料 適量
精製水 残量
(第2剤)
臭素酸ナトリウム 10.0
セタノール 8.0
実施例2の高分子化合物2 0.02
ヒレハリソウエキス 0.5
サイシンエキス 0.4
流動パラフィン 4.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル 4.5
ウーロンチャエキス 3.0
グルタミン酸 2.0
メチルフェニルポリシロキサン 0.5
トレハロース 0.5
リン酸 適量
精製水 残量
【0158】
(処方例37)1剤式パーマネントウェーブ剤 質量%
アンモニウムチオグリコレート 13.0
ロイシン 2.0
実施例6の高分子化合物6 0.05
混合植物エキス
(ゴボウ、サボンソウ、セイヨウオトギリソウ、サルビア
トウキンセンカ、ホップ、レモン) 1.0
カルボキシビニルポリマー 0.5
オレイルアルコール 3.5
1,3−ブタンジオール 1.5
ジビニルポリジメチルシロキサン 0.3
香料 適量
アンモニア 適量
精製水 残量
【実施例11】
【0159】
前記処方例16のヘアセットローション、処方例22のヘアミスト、処方例24のヘアウォーター、処方例25のヘアエッセンスを用い、柔らかい髪やパーマ、ブリーチなどで傷んだ髪質のパネラーによる使用試験を行った。その結果、それらはいずれも乾燥後の毛髪に対して良好なハリ、コシ、ボリューム感を与え、またスタイリング性が著しく良いものであることが評価された。
【図面の簡単な説明】
【0160】
【図1】実施例8のブリーチ処理する前の毛髪の状態を示す図。
【図2】実施例8のブリーチ処理後、精製水のみで処理した毛髪の状態を示す図。
【図3】実施例8のブリーチ処理後、高分子化合物1で処理した毛髪の状態を示す図。
【図4】実施例8のブリーチ処理後、高分子化合物1+ポリエチレングリコールで処理した毛髪の状態を示す図。
【図5】実施例8のブリーチ処理後、高分子化合物2で処理した毛髪の状態を示す図。
【図6】実施例8のブリーチ処理後、高分子化合物2+1,3−ブチレングリコールで処理した毛髪の状態を示す図。
【図7】実施例8のブリーチ処理後、高分子化合物4で処理した毛髪の状態を示す図。
【図8】実施例8のブリーチ処理後、高分子化合物4+1,2−ヘキサンジオールで処理した毛髪の状態を示す図。
【図9】実施例8のブリーチ処理後、高分子化合物5+1,3−ブチレングリコールで処理した毛髪の状態を示す図。
【図10】実施例8のブリーチ処理後、高分子化合物7で処理した毛髪の状態を示す図。
【図11】実施例8のブリーチ処理後、高分子化合物7+1,2−ペンタンジオールで処理した毛髪の状態を示す図。
【図12】実施例8のブリーチ処理後、1,2−ペンタンジオールで処理した毛髪の状態を示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲル形成成分が、その水溶液が0℃より高く37℃より低いゾル-ゲル転移温度を有する高分子化合物からなり、且つ、毛髪化粧料全体として前記ゾル-ゲル転移温度より高い温度で水不溶性を示し、該ゾル-ゲル転移温度より低い温度で可逆的に水可溶性を示し、該高分子化合物が、0℃より高く37℃より低いLCSTを有する複数の高分子部分(a)と、親水性高分子部分(b)とが結合された分子量10万以上のブロック共重合体またはグラフト共重合体であって、且つ、該高分子部分(a)が、ポリプロピレンオキサイド、プロピレンオキサイドと他のアルキレンオキサイドとの共重合体;ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルアルコール部分酢化物;または、ポリ−N−アクリロイルピペリジン、ポリ−N−n−プロピルメタアクリルアミド、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミド、ポリ−N,N−ジエチルアクリルアミド、ポリ−N−イソプロピルメタアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルアクリルアミド、ポリ−N−アクリロイルピロリジン、ポリ−N、N−エチルメチルアクリルアミド、ポリ−N−シクロプロピルメタアクリルアミド、ポリ−N−エチルアクリルアミドの単独重合体または共重合体から選ばれる高分子化合物を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
【請求項2】
さらに、エタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、イソペンタンジオール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2,3−ペンタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、1,3,4−ペンタントリオール、1,3,5−ペンタントリオール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,3−ヘキサントリオール、1,3,4−ヘキサントリオール、1,3,5−ヘキサントリオール、1,4,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、グリセリン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール、イノシトール、パンテノール、ラミニトール、バリエナミン、バリダミン、バリダトール、酸化エチレン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、酸化プロピレンから選ばれる化合物を含有する請求項1記載の毛髪化粧料。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−1628(P2008−1628A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−172366(P2006−172366)
【出願日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(000119472)一丸ファルコス株式会社 (78)
【出願人】(596009814)メビオール株式会社 (23)
【Fターム(参考)】