説明

毛髪化粧料

【課題】毛髪の乾燥及びセットを目的として用いられる熱発生ヘアケア器具の使用前に塗布する毛髪化粧料であって、加熱処理に伴う毛髪損傷を防止又は低減でき、かつ毛髪のパサつきやごわつきを抑え、良好な指通り性を与えることができる毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】メドウフォーム種子油のラクトン誘導体、(B)カチオン性界面活性剤、(C)低級アルコールを含有することを特徴とする毛髪化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は毛髪化粧料に関し、詳細には、毛髪の乾燥及びセットを目的として用いられる熱発生ヘアケア器具の使用前に塗布する毛髪化粧料であって、毛髪のパサつきを抑え、良好な指通り性を与え、さらに加熱処理に伴う毛髪損傷を防止又は低減する毛髪化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ヘアスタイルのトレンドは特に若年層を中心に多様化している。例えば、毛先にしっかりとしたウェーブを持たせたボリューム感のある巻き髪スタイル、流れるようにゆるいウェーブを持たせたふんわり巻きスタイル、さらさらとなびくストレートスタイル、自然なまとまり感を演出するボブスタイルなどの髪型のように、そのファッション性が多様化している。また、それらの髪型を形成する方法も単に手でアレンジできるものから、熱発生ヘアケア器具を使用して作る方法など多様化している。熱発生ヘアケア器具としては、例えば熱風ヘアケア器具や高温表面ヘアケア器具等がある。一般的に熱風ヘアケア器具は、毛髪の乾燥及びスタイリングに使用されている。ドライヤー、くるくるドライヤーやブラシ付ドライヤーがその例である。一方、高温表面ヘアケア器具は、主として毛髪のスタイリングに使用されている。ヘアアイロンやコテがその例である。これらのような熱発生ヘアケア器具により、熱での毛髪処理が可能となる。
【0003】
しかしながら、例えば、熱風ヘアケア器具のドライヤーは約70℃〜100℃の熱を発生させ、高温表面ヘアケア器具であるヘアアイロンやコテは約120〜180℃の熱を発生させることによって毛髪を処理できるものであるが、温度に敏感な毛髪繊維の構造を変質させる場合もあるため、毛髪に損傷を与える恐れがある。そのため熱発生ヘアケア器具を繰り返し使用すると、熱および過剰な水分蒸散によって毛髪のパサつきなどの損傷を誘発し、またタンパク質が変性し、毛髪ダメージが徐々に進行する。
【0004】
加熱処理に伴う毛髪損傷を防止又は低減するために、使用者は、シャンプー、ヘアコンディショニング、ヘアスタイリングなどの各種ヘアケア組成物を使用している。ヘアケア組成物としては、例えば、水分散性ポリエステル樹脂及び植物抽出物を含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照。)、シリル化ペプチドを含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照。)、シロキサン化合物、エタノール可溶性タンパク質誘導体及び低級アルコールを組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献3参照。)、アミンオキシド基含有樹脂に、酸化アルキレン付加重合体や、アミノ酸などを組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献4,5参照。)、カチオン性界面活性剤、脂肪酸多価アルコールエステル及びポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・アルキレン・メチルポリシロキサン共重合体を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献6参照。)などが提案されている。
【0005】
しかしながら、これらの組成物が毛髪の損傷をある程度低減できるとしても、温度の異なる熱発生ヘアケア器具それぞれに効果を十分発揮できるとは言えず、また、ある程度効果が認められるものに関しても、その技術ゆえに、パサつきやごわつきなどの使用面での感触が損なわれる傾向にある。これらのことから熱発生ヘアケア器具を用いたスタイリング等を行う毛髪処理において、加熱処理に伴う毛髪損傷を防止又は低減でき、かつ使用者の使用面での不満を低減させるべき、毛髪のパサつきやごわつきを抑え、良好な指通り性を与えることのできる毛髪化粧料が常に望まれていた。
【0006】
なお、本発明者らは、ガラス転移点が180℃以上の水溶性高分子化合物、引火点が180℃以上のジメチコンコポリオール及び低級アルコールを組み合わせた毛髪化粧料(例え
ば、特許文献7参照。)を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平7−187965号公報
【特許文献2】特開2000−302648号公報
【特許文献3】特開2004−59487号公報
【特許文献4】特開2005−232117号公報
【特許文献5】特開2005−232120号公報
【特許文献6】特開2006−28114号公報
【特許文献7】特開2010−189306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記状況を鑑みて、毛髪の乾燥及びセットを目的として用いられる熱発生ヘアケア器具の使用前に塗布する毛髪化粧料であって、加熱処理に伴う毛髪損傷を防止又は低減でき、かつ毛髪のパサつきやごわつきを抑え、良好な指通り性を与える毛髪化粧料を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、メドウフォーム種子油のラクトン誘導体と、カチオン性界面活性剤、低級アルコールを組み合わせることにより毛髪化粧料の上記問題が解決されることを見出した。
【0010】
すなわち、本発明の毛髪化粧料は、
(A)メドウフォーム種子油のラクトン誘導体
(B)カチオン性界面活性剤
(C)低級アルコール
を含有し、熱発生ヘアケア器具の使用前に塗布するものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明の毛髪化粧料によれば、毛髪の乾燥及びセットを目的として用いられる熱発生ヘアケア器具の使用前に塗布することにより、加熱処理に伴う毛髪損傷を防止又は低減でき、かつ毛髪のパサつきやごわつきを抑え、良好な指通り性を与えることができる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の毛髪化粧料について詳細に説明する。
【0013】
本発明の(A)成分であるメドウフォーム種子油のラクトン誘導体は、メドウフォーム種子由来の脂肪酸から得られるラクトン誘導体である。例えば、有機合成法あるいは植物(例えばメドウフォームやマメ科植物、ゴマ科植物、ホホバ科植物、モクセイ科オリーブ属植物、イネ科トウモロコシ属植物等の実や種子)からの抽出精製法等の既知の製造方法あるいはそれらの組み合わせにより得られる。このような誘導体としては市販品ではファンニング社製のメドウラクトン(登録商標)、一丸ファルコス社製のメドウフォーム−γ−ラクトン(登録商標)などが適当である。具体例としては下記一般式(1)で表される化合物である。
【0014】
【化1】

【0015】
(上記式中、Rは炭素数1〜25の直鎖状又は分枝状のアルキル基、又は炭素数5〜25の直鎖状又は分枝状のアルケニル基を示す。)
【0016】
上記一般式(1)中のRが炭素数1〜25の直鎖状又は分枝状のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソブチル基、2−メチルブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチルノニル基、プロピルドデカニル基、トリデカニル基、オクタデカニル基、プロピルオクタデカニル基、イソノナデカニル基、ブチルノナデカニル基、イコサニル基、プロピルイコサニル基、ヘンイコサニル基、エチルヘンイコサニル基、ドコサニル基、イソトリコサニル基等が挙げられる。
【0017】
上記一般式(1)中のRが炭素数2〜25の直鎖状又は分枝状のアルケニル基としては、二重結合を少なくとも1以上有するアルケニル基であり、例えば、エテニル基、プロピニル基、イソブテニル基、ブテニル基、メチルブテニル基、エチルブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、オクタジエニル基、ノネニル基、デセニル基、デカジエニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、イソドデセニル基、プロピルドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基、イコセニル基、ヘンイコセニル基、イソヘンイコセニル基、ドコセニル基、ドコサジエニル基等が挙げられる。
【0018】
本発明において、上記ラクトン誘導体の毛髪化粧料における含有量としては、0.001〜5質量%の範囲であるが、期待される加熱処理に伴う毛髪損傷の低減、及び使用面での効果から0.1〜3質量%の範囲が特に好ましい。含有量が0.001質量%未満の場合は毛髪化粧料に付与される上記効果が不十分であり、また含有量が5質量%を超える場合は製剤自体の安定性が低下する場合がある。
【0019】
本発明の(B)成分であるカチオン性界面活性剤は、水に溶解してイオン解離をする親水基が陽イオンとなる界面活性剤であり、毛髪の柔軟性とコンディショニング性、また本発明においては毛髪のすべり摩擦を改善するものである。カチオン性界面活性剤としては、長鎖アルキルアミンの無機酸または有機酸塩、高級脂肪酸とジアミンを縮合した脂肪酸アミドアミンの無機酸または有機酸塩、高級脂肪酸にアルカノールアミンを反応させたエステル含有3級アミンの無機酸または有機酸塩、第4級アンモニウム塩が挙げられ、これらの中でも、第4級アンモニウム塩が好ましく、具体例としては下記一般式(2)で表される。
【0020】
【化2】

【0021】
(上記式中、R1〜R4のうちいずれか1個または2個は炭素数8〜24のアルキル基、
アルケニル基、ヒドロキシアルキル基またはヒドロキシアルケニル基を表し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す。)
【0022】
上記一般式(2)中のR1〜R4のうちいずれか1個又は2個の炭素数8〜24のアルキル基は、例えばセチル基、ステアリル基、ベヘニル基、12−ヒドロキシステアリル基等であり、炭素数16〜22のアルキル基が好ましく、特に好ましいものとしてはセチル基、ステアリル基及びベヘニル基が挙げられる。残りの炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基は、好ましいものとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシメチル基及びヒドロキシエチル基が挙げられる。Xのハロゲン原子は、好ましくは塩素原子又は臭素原子である。
【0023】
上記一般式(2)で示される第4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、及びセチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェート等を挙げることができる。その中でも特に、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、及び塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム並びにこれらの混合物が好ましい。
【0024】
本発明における(B)成分として、上記カチオン性界面活性剤は、それぞれ単独または2種以上混合して用いることができる。また、これらのカチオン性界面活性剤の配合量は毛髪化粧料中に好ましくは0.1〜5質量%、更に好ましくは、0.3〜2%の範囲である。カチオン性界面活性剤の配合量が0.1質量%未満の場合、毛髪に対する良好な指通り性の改善が見られない場合があり、また、5質量%を超えると、毛髪に吸着する量が多くなりすぎ、感触上不都合が生じるなど問題点を生じる。
【0025】
本発明の(C)成分である低級アルコールとは、具体的にはエタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げられ、特にエタノールが好ましい。低級アルコールの配合量は、通常毛髪化粧料全量に対し、15質量%以上、好ましくは50質量%以上である。この配合量の範囲であれば、塗布後の良好な指通り性を発揮し、製剤自体の安定性がよくなることができるため好ましい。
【0026】
本発明においては、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、さらに通常毛髪化粧料に用いられている他の追加成分を配合することが出来る。これら追加成分をとしては、例えばさらに保湿剤、植物抽出物、界面活性剤、増粘剤類、セット剤類、油分、色素類、pH調整剤、殺菌剤、噴射剤、香料から選択される1種または2種以上を含有することができる。
【0027】
このような追加成分は一般に、個々に毛髪化粧料の約0.01〜10.0質量%、好ましくは約0.05〜5.0質量%の濃度で使用される。
【0028】
本発明の毛髪化粧料は、ヘアローション、ヘアリキッド、ヘアミスト、ウオーター、ブロー等の毛髪化粧料、ヘアクリーム、ヘアトリートメント、ヘアミルク、ヘアジェル等の乳液・クリーム状毛髪化粧料、ヘアフォーム、ヘアスプレー等のエアゾール状毛髪化粧料等に用いることができる。また本発明の毛髪化粧料は、常法により製造することができる。
【実施例】
【0029】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範
囲が限定されるものではない。なお、実施例及び比較例に記載の毛髪化粧料について、毛髪のパサつき・ごわつき感や指通り性、ツヤ、まとまり感に関する試験法を下記に示す。
【0030】
(パサつき・ごわつき感)
10名の専門パネルを対象に、実施例及び比較例で示した毛髪化粧料2gを毛束(長さ10cm、重さ2gのバージン毛髪)に塗布し、その後熱風ヘアケア器具(約70℃)(例:ブラシ付ドライヤー)を2分間あてて乾燥/セットさせた。その時の毛髪のパサつき・ごわつき感について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
【0031】
判定基準(パサつき・ごわつき感がある、またはパサつき・ごわつき感がない)
◎:パネルの8名以上がパサつき・ごわつき感がないと判断
○:パネルの6名以上8名未満がパサつき・ごわつき感がないと判断
△:パネルの4名以上6名未満がパサつき・ごわつき感がないと判断
×:パサつき・ごわつき感があると判断したパネルが4名以上
【0032】
(指通り性)
10名の専門パネルを対象に、実施例及び比較例で示した毛髪化粧料2gを毛束(長さ10cm、重さ2gのバージン毛髪)に塗布し、その後高温表面ヘアケア器具(約140℃)(例:ストレート用アイロン)を2分間あててセットした。その時の毛髪の指通り性について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
【0033】
判定基準(指通りが良い、または指通りが悪い)
◎:パネルの8名以上が指通りが良いと判断
○:パネルの6名以上8名未満が指通りが良いと判断
△:パネルの4名以上6名未満が指通りが良いと判断
×:指通りが悪いと判断したパネルが4名以上
【0034】
(加熱処理毛における毛髪損傷低減効果)
アジア人のブリーチ毛の毛束(5g,10cm)に実施例および比較例で示した毛髪化粧料2.0gを塗布し、その後熱風ヘアケア器具(約100℃)(例:ドライヤー)で乾燥させた後、以下の試験を行った。
【0035】
(毛髪引張強度の測定)
毛束から毛髪の直径が約80±5μmの太さの毛髪を20本選別し、テクスチャーアナライザー(Stevens/Mechtric社)を用いて引張強度を測定し、毛髪が破断した時の荷重を測定した。毛髪直径と破断荷重の値から毛髪引張強度を算出して平均値を求めた。尚、毛髪引張強度が高い程、切れにくく毛髪損傷が低減していることを示す。
【0036】
実施例1〜6及び比較例1〜5(ヘアミスト)
表1に示すヘアミストを常法により調整し、官能評価でパサつき、ごわつきのなさ、指通り性の改善と加熱処理毛における毛髪損傷低減効果について評価を行いその結果を併せて表1に示した。
【0037】
【表1】

【0038】
表1から明らかなように実施例1〜6の本発明の毛髪化粧料は、毛髪を熱処理によるダメージから保護及び/又は損傷を低減し、パサつきやごわつきがなく、良好な手触り感触に優れていた。
【0039】
以下、本発明毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、上記の加熱処理毛における毛髪損傷低減効果(毛髪引張強度)、官能試験(パサつき、ごわつきのなさ、指通り性)について各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
【0040】
実施例7(ヘアミスト)
(1)(VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾール)コポリマー 0.5%
(2)ジメチコンコポリオール 1.0%
(商品名:SS−2802、東レ・ダウコーニング社製)
(3)エタノール 40.0%
(4)ポリエチレングリコール200 1.0%
(5)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5%
(6)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.5%
(7)ラクトン誘導体*1 0.5%
(8)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.05%
(9)L−アルギニン 0.05%
(10)L−グルタミン酸ナトリウム 0.05%
(11)クエン酸 0.01%
(12)クエン酸ナトリウム 0.03%
(13)香料 0.1%
(14)精製水 残余
【0041】
(製法)(3)に(6),(7),(8)および(13)を均一に混合溶解し、(14)を加えた後、(1),(2),(4),(5),(9)〜(12)を加えて均一に混合し、ポンプミスト容器に充填してヘアミストを調整した。
【0042】
実施例8(ヘアスプレー)
<エアゾール原液>
(1)ジメチコンコポリオール 0.5%
(商品名:SS−2802、東レ・ダウコーニング社製)
(2)エタノール 80.0%
(3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0%
(4)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.2%
(5)ラクトン誘導体*1 1.0%
(6)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
(7)香料 0.1%
(8)精製水 残余
<ガス充填>
(9)エアゾール原液 60.0%
(10)噴射剤(液化石油ガス) 40.0%
【0043】
(製法)(1)〜(8)を均一に混合溶解してエアゾール原液(9)を作成し、エアゾール耐圧容器に充填し、噴射剤(10)を充填しヘアスプレーを調整した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱発生ヘアケア器具の使用前に塗布する毛髪化粧料であって、
(A)下記一般式(1)で示されるメドウフォーム種子油のラクトン誘導体
【化1】

(上記式中、Rは炭素数1〜25の直鎖状又は分枝状のアルキル基、又は炭素数2〜25の直鎖状又は分枝状のアルケニル基を示す。)
(B)カチオン性界面活性剤
(C)低級アルコール
を含有することを特徴とする毛髪化粧料。

【公開番号】特開2012−254946(P2012−254946A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−127570(P2011−127570)
【出願日】平成23年6月7日(2011.6.7)
【出願人】(306018365)クラシエホームプロダクツ株式会社 (188)
【Fターム(参考)】