水から異物を取り除くための薄板装置
多孔板、背面板、およびスキマーを使用して、異物を含む水から、そのような異物を取り除くための装置である製品であり、スキマーバーは、多孔板から異物をこすり取ることなく多孔板から異物を取り除く手段を提供するために、多孔板の背部に隣接して配置され、スキマーバーと背面板は、それらの動きが同期している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
我々、テリー,エル.デュペロンおよびマイケル エー.ウッドリーは、両方とも、サギノー郡サギノー・シティに居住するアメリカ市民であるが、本明細書に記載される新しい、有用な装置を開発した。
【0002】
本出願は、2009年9月2日に出願された米国仮特許出願第61/275,657号、および2010年9月1日に出願された特許出願第12/807,260号の優先権を主張する特許出願である。
【0003】
本明細書に開示され、利益を主張される発明は、異物を包含している水からその異物を取り除くための装置である製品に関する。
【0004】
本発明の本質は、多孔板から異物をこすり落とすことなく、多孔板から異物を取り除く手段を提供するために、多孔板およびその多孔板の背部に隣接する背面板(backer plate)を使用することである。
【背景技術】
【0005】
水中の膜型バイオリアクターは廃水において最も急成長している処理法のうちの1つである。しかしながら、すべての廃水処理過程に典型的なように、後続加工の効率を決定するのは、大抵、流入行程の初期での予備的な液体/固体の分離操作の効果である。
【0006】
膜型バイオリアクターは、活性スラッジ処理過程の重要項目を、物理的な膜の液体/固体の分離操作と組み合わせる。膜成分は、浄化および第三次濾過の必要をなくすために、低圧精密濾過または限外濾過膜を使用する。一般的に、幾つかの応用は個別の膜式タンクを使用するが、膜は曝気槽に浸される。
【0007】
老朽化する基礎構造、より厳しい廃水条件および変化する人口統計によって、北アメリカにおいて、および世界の至る所において、膜型バイオリアクターの劇的な成長が駆り立てられた。それらの高まる人気は、従来の廃水処理場より相当に小さい空間で質の高い廃水を送達するバイオリアクター技術の能力のみでなく、ミクロン・レベルでの濾過を達成するというバイオリアクター技術の能力にも起因する。
【0008】
しかし、バイオリアクターに基づいた処理場を計画する場合、人は、予備的な液体/固体の分離の選択を、コスト、設置面積およびエネルギー使用量のような問題と比較検討しなければならない。膜型バイオリアクター技術が発展し、所有費式において改善され続けても、膜型バイオリアクターの建築費および操作費用が従来の工程のものより一般的に高いことは、現在でも広く認識される。しかしながら、この追加費用は、膜型バイオリアクターの証明された利点によってしばしば軽減される。
【0009】
いくつかのタイプの膜型ユニットがあるが、各々は、機械的なスクリーニングの予備的な液体/固体の分離操作に依存する。膜は、非生物学的な浮遊固体物質に特に弱い。これらの固体は、廃水に当然ある部分で、ゴミ、髪、プラスチック、ボロ布および他の物理的な汚染物質の形で処理設備に到達する。このような汚染物質は、膜繊維中のつや消し(matting)のみならず、汚損または詰まりも引き起こす。この汚損の結果は、増加するエネルギー消費から膜への永久的な損傷に及び得、サービスからその除去を引き起こす。
【0010】
汚損はまた、処理能力、バックウォッシュ(backwash)のための費用および時間、並びに交換または保守のためにオフラインであるときの非稼働時間に対する制限を含む稼働能力における他の妥協を引き起こす。典型的には、膜式バイオリアクターの投資の100分の3未満を占めるのは、スクリーニングシステムであり、それは、膜式タンクの中への流入が導かれる前に、もしかすると損傷を与える物理的な汚染物質を工程から除去しなくてはならない。下流へと迂回または持ち越すことなく物質の補足を確実にしなければならないのは、スクリーンであり、下流の保守のための要求を決定するのは、スクリーンおよびその有効性である。
【0011】
本発明の多孔板は、現在の多孔板の先行技術の装置の問題を緩和する。例えば、本発明の多孔板は、摩耗および破損を受けやすい任意の運動用シールを使用しない。シールの破損は、結果として、感応膜フィルターのからまり(tangling)または汚損を引き起こす下流の汚染をもたらす。本発明の多孔板の水路の流水への方向付けは、効率的で単純な設置を提供し、保守のための徹底的なブラッシングの必要をなくす受動的なクリーニング機構を提供する。
【0012】
従って、上述の問題を有さないスクリーニングシステムを有することは価値がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0013】
本明細書に開示されて、権利を主張されるのは、固体の異物を包含する水からそのような異物を取り除くための薄板装置である。装置は、2つの、平行な、間隔をおいた(spaced-apart)垂直支持部から成る支持フレームを含む。垂直支持部は、剛体の(rigid)横材によって互いに堅く付けられる(affixed)。
【0014】
垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有する。
【0015】
各側部支持アームは、下方に向いた(downwardly depending)一組のポストを有しており、そのポストは、互いに平行であり、そのポストは、それに付けられた取付板を有し、その取付板は、内側面を有する。
【0016】
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、その中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有する。
【0017】
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の(square-tracked)滑車が取り付けられ(mounted)、およびそのような滑車各々の上に、剛体のリンクバー(rigid link bars)で構成された駆動チェーンが取り付けられされ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成する。各剛体のスキミングバーは、遠位縁部を有し、各遠位縁部上には、例えば、超高分子量ポリエチレンのような、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられる。
【0018】
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、多孔板が取り付けられ、多孔板は背部およびその中にある非常に多数のそのような穿孔を有し、穿孔のサイズは、式に基づいて計算され:
【0019】
【数1】
【0020】
であり、多孔板の厚さは、1/4インチを超えない。
【0021】
移動可能な固体のエフェクター板が、多孔板の背部の近くに取り付けられ、その固体の板は、上端部、および前面、背面を有し、移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、その移動可能な固体のエフェクター板は、基本的に垂直運動で、上下に移動可能である。
【0022】
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構(lift and release mechanism)によって提供され、その持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー(dampener)手段に枢動可能に取り付けられ、そのダンプナー手段は、遠位端を有し、そのダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられる。
【0023】
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有する。ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長い。ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができる。
【0024】
ワイパーバーは、ダンプナー手段の能動部品に取り付けられている連結部(linkage)をその上にしっかりと取り付けている。
【0025】
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段がある。別の実施形態において、上記の装置に相当する薄板装置があり、その装置は、波状の遠位縁部を有する剛体のスキミングバーを含み、個々の波状の遠位縁部に、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられる。この実施形態において、遠位縁部の近く、および垂直支持部の間に、波状の多孔板が取り付けられ、その波状の多孔板は、遠位の水平縁部および垂直遠位縁部を有し、および上述の剛体のスキミングバーを受けるように構成されている。
【0026】
さらに別の実施形態において、固体の垂直バーを含む粗目スクリーン部品をさらに有する波形の多孔板を有する装置があり、固体の垂直バーは、波状の多孔板の波形の前縁部に位置し、装置用の粗目スクリーンとして働く。
【0027】
さらに別の実施形態において、多孔板の波形の垂直縁部に組み込まれた谷形板があり、その結果、その谷形板は、谷形板の接触が、スキマーバーに安定性を与えるように、スキミングバーの遠位の鉛直縁部に接触しているような装置がある。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は、適所にハウジングを含まない本発明の装置の主要な部品の側面図である。
【図2】図2は、ほとんどの垂直支持部が削除された図1の側面図であり、明確にするために幾つかの部分的な部品を示す。
【図3】図3は、多孔板および固体のエフェクター板の配置の完全な側面図であり、多孔板の前面の固体の巻かれた物(rolls)または粒状の物(pills)を示す。
【図4】図4は、多孔板を介する水の流れの図である。
【図5】図5は、本発明の多孔平板の完全な正面図である。
【図6A】模式図6Aは、装置の波状の配置を示す装置の一部である。
【図6B】図6Bは、図6Aの装置の側面図であり、部品の関係が示されている。
【図6C】図6Cは、図6Bにおいて示される領域Cの拡大図である。
【図7A】図7Aは、本発明の波状の微細なスクリーン/粗目スクリーンの一部の平面図である。
【図7B】図7Bは、本発明の平らな微細なスクリーン/粗目スクリーンの一部の平面図である。
【図8】図8は、ワイパーブレードの作動に関連する連結部の詳細な細部である。
【図9】図9は、多孔板の一部分であり、多孔板に対する配水(water supply)を示す。
【図10A】図10Aは、本発明のエフェクター板の一部の斜視図である。
【図10B】図10Bは、図10Aの線B−Bで切断した、図10Aのデバイスの断面図であり、配水システムの孔および開口部の詳細を示す。
【図10C】図10Cは、図10Bの一部分であり、ノズル配置の詳細を示す。
【図11】図11は、多孔板の背面への配水の別の配置である。
【図12】図12は、汚水の流れのヒドロプレッション効果を示す。
【図13】図13は、完全なハウジングを有する本発明のデバイスの完全な前部の斜視図である。
【図14】図14は、完全なハウジングを有する図13のデバイスの完全な背部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の目的のために、用語「ヒドロプレッション(hydropression)効果」は、本発明が先行技術装置より優れている根拠を示すために使用される。ヒドロプレッションは、本発明およびこの方法(すなわち、水からの固体の多孔板/ウルトラスクリーニング)に適用されるような、薄い平板流体力学の効力について記述するために発明者によって本明細書において造られた用語である。ヒドロプレッション効果は、本質的に流体力学輸送効果である。この効果を生み出すために、薄い平板は、流れる流体(この場合、水)へと垂直に配置される。正圧は板の前部に生じ、および負圧は板の背面に生じる。スクリーンの背部(板の負圧側)上のエフェクター板(以下に記述される)およびスクリーンの前面(正)上のスキマーは、調和して動くことで圧力差を生み出す。この差異は、異物をスクリーン上へ押しあげる偏った水の流れを生み出し、およびスキマーまたは同様の装置によって回収するために、それを利用可能なものとする。その後、異物は、排出され、水路から取り除かれる。図4は、(14)でのこの効果を示す。このヒドロプレッション効果はまた、図12にも示され、汚い水の流れが(DW)と称された大きな実線矢印によって示される。多孔板(20)、エフェクター板(21)およびスキマーバー(22)が示される。エフェクター板(21)およびスキマーバー(22)は、多孔板(20)のクリーニングを最適化するために、同期して動く。それらは、(ES)と称された大きな実線矢印の方向に動く。
【0030】
図1に戻って、ハウジングが取り除かれた本発明の装置(1)が、垂直ポスト(2)、側部の上方の支持アーム(3)、モータ取付台パネル(4)、連結チェーン(5)、滑車(7)のための回転軸(6)、スキミングバー(8)、多孔板(9)、固体のエフェクター背部板(10)、ダンプナー手段(11)、および連結部(19)の上部のフック(12)と共に示される。連結チェーン(5)は、この装置の操作に非常に重要である。このようなチェーンは、そのようなチェーンに関して教示している、1995年6月20日に発行された米国特許第5,425,875号において見出されることができる。その米国特許は、そのようなチェーン、それらの機能および利点についてその特許が教示することに関して、参照によって本明細書に組み入れられる。
【0031】
図1には、ワイパーブレード(16)、口板(17)およびアクチュエーターカム(18)も示され、その全ては、以下に記述される。
【0032】
図2(ここで、図1におけるのと同様の数は、図1におけるのと同様の部品を意味する)には、ダンプナー手段(11)の上部の連結フック、および固体板(10)の昇降を制御する機構ととともに、丸めた(rolled)または玉になった(pilled)粒子(13)がさらに示される。
【0033】
図3は、平面の多孔板(9)と固体板(10)の関係の図解であり、この図において、玉になったまたは流れた固体材料(13)も示される。
【0034】
図4は、多孔板(9)を介する、および固体板(10)のまわりの、水の流れの図解であり、多孔板(9)の前部でヒドロプレッション(バックウォッシュ)(14)を引き起こす。
【0035】
図5は、多孔板(9)の完全な正面図であり、多孔板の至る所に非常に多数の小さな開口部(15)を示す。
【0036】
本発明の多孔板の開口部のサイズは、以下の式
【0037】
【数2】
【0038】
によって計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えない。
【0039】
操作において、および実例目的のために、図4において、廃水の流れは左から右である。水は、固体板(10)が多孔板(9)を裏打ちしていないところでの、多孔板(9)を通り抜ける。固体板(10)が多孔板(9)を裏打ちしている領域において、固体材料(13)を、開口部(15)から優しく押し、廃水の流れへ向かって押し戻すバックウォッシュ(14)がある。この時間の間、スキミングバー(8)は、固体板(10)に従うように連動し、スキミングバー(8)が、フック(12)に達すると、連結部(19)は解放され、それは、順に、固体板(9)を解放し、底部まで後退させ、および一直線に並んでいる次のスキミングバー(8)によって、再度上昇する。
【0040】
スキミングバー(8)は、多孔板(9)の前部をこすり落とさないが、その代り、ちょうど多孔板(9)の表面の手前をかすってゆき、固体を取り除く。
【0041】
バックウォッシュ(14)が、実際に固体材料を丸めて球(balls)にし、その球は、バックウォッシュ(14)によって開口部(15)から離され、廃水の上部表面の方へ浮かび、その後、固体が上部に到着するまで、スキミングバー(8)によって動かされ、そこで、それらは、回収デバイスへと移動され、処分されるということが分かった。
【0042】
ここで、本発明の第2の実施形態に転じて、図6Aにおいて、波状のシステムの一部、すなわち波状の多孔板(20)、波状のエフェクター板(21)(その配置が、波状の多孔板(20)の配置に調和する)、および波状のスキマーバー(22)、が示される。
【0043】
波形の目的は少なくとも3倍である。すなわち、波形は、平板が提供するより多くの表面積を提供し;波形は、より多くの剛性を生み出し、従って、板の安定性を生み出し、それは、より多くの利点に達するために、装置に追加部品を配置するための土台を提供し、その全部は以下に説明される。
【0044】
図6Bは、図6Aの装置の一部分であり、そこには、スキマー(22)、エフェクター板(21)および多孔板(20)が示され、それらの関係も示される。図6B及び6Cから、スキマー(22)は、多孔板の表面に触れず、従って、これはスクレーパ機構ではないことに注意されたい。エフェクター板(21)は、波状の多孔板(20)の背部に対して配置される。図10Bにおいて注意され得るように、波状のスキマーバー(22)の配置は、平均で1.5インチの高さを必要とし、この値は、少なくとも1/2インチから変動し得、3インチの高さであることもある。これは、本明細書に述べる利点を提供するために、必要な剛性を一般的に有しない薄板とは対照的である。
【0045】
ここで、多孔板として使用される微細なスクリーンと組み合わせた粗目スクリーンである、本発明の別の実施形態に転じて、多孔板(23)は、図7Aにおいて示される。この板(23)は、波形の板として示されるが、平板(47)として製造することができる(図7B)。
【0046】
多孔板(23)は、薄型スクリーン板(24)および粗目スクリーンバー(25)から構成され、そこで、薄型スクリーン板(24)は、溶接により、または締め金具(27)(1つの例のみ示される)を用いて、下側(26)で一緒に接続される。図7Aから観察され得るように、薄型スクリーン(23)の1つの実施形態は、V型を形成し、それらが組み立てられると、波状のスクリーンを作り出すようになる。このスクリーンのさらなる実施形態は、固体エフェクター板(48)と組み合わせた平面スクリーン(47)である。固体バー(49)は、この配置用の粗目スクリーンである。
【0047】
図7Bは、平面図で、平面スクリーン(47)、固体バー(49)および平面エフェクター板(48)の組み合わせのバージョンを示す。
【0048】
薄型スクリーン(24)(多孔板材料)の前縁部(28)にあり、および薄型スクリーン(24)の前縁部(28)間に位置するのは、粗目スクリーン(25)を形成するために前縁部(28)の間で垂直に保持される金属バー(29)である。これらのバー(29)は、粗目スクリーン(25)を構成する。部品(30)もあり、それは、微細なスクリーン(24)の間の正確な距離を維持し、かつデバイスに安定性を提供するために使用される金属バーである。薄型スクリーン/粗目スクリーンは、容易に製造されず、バー(30)の使用は、その製造工程を容易にするのを助ける。
【0049】
粗目スクリーン(25)は、水の流れから、布、紙、木材およびより大きなサイズの粒子を、それらの材料が薄型スクリーン(23)に出くわす前に、ふるい分け、従って、薄型スクリーン(23)が初期に詰まることを防ぐ。
【0050】
使用の際、これらの微細なスクリーン/粗目スクリーンは、上に述べ、記載された多孔板の代わりに装置において用いられる。
【0051】
ここで、本発明の別の実施形態に転じて、図6Cにおいて、谷型板(31)の使用が示される。谷型板(31)は、多孔板(20)の末口(32)に位置する。スキマー(22)は、多孔板(20)に触れないが、むしろ、スキマー(22)は、谷型板(31)に乗っており、およびこの機構によって、多孔板(20)とスキマー(22)の間で間隙が生み出される。この間隙は、異物が多孔板(20)の上へ流れることを可能にする。エフェクター板(21)は、多孔板と接触せず、多孔板(20)の裏側と接触していない。
【0052】
図8は、ワイパーブレードアクチュエーションに関連する結合についての詳細を扱う。スキマー(20)とワイパーブレード(16)の間のインタフェースは、連結部(33)によってエフェクター板(21)を始動させる。アクチュエーターカム(18)は、ワイパーブレード(16)に、スキマー(22)をきれいにこすり取らせる。アクチュエーターカム(18)はまた、重力によってエフェクターアクチュエーターをその初期状態に戻すことができるスキマー(22)から、ワイパーブレード(16)を脱落させる。スキマー(22)およびエフェクター板(21)は、同期を必要とする。
【0053】
本発明の多孔板に関連する水の使用に関して、多孔板(20)の一部分が示される図9に注意を向ける。さらに、一連の配水ノズル(34)が示される。水がノズル(34)に供給される手段は示されていないが、ホース(42)が示される。述べるように、ノズル(34)は、多孔板(20)の後ろに密接に位置し、加圧された水(35)を多孔板(20)の背面(36)へ供給する。この水の供給の目的は、多孔板(20)の穿孔に詰まる固体に圧力を加えることである。ちょうどスキマーバー(22)(図示せず)が多孔板(20)上をのぼる時、加圧するように水を同期させ、その結果、固体は、多孔板(20)の前面(37)で、流れる水の中で懸濁するようになり、その結果、スキマーバー(22)(この図において示されない)は、多孔板(20)の前面に沿って固体を上方へ移動させることができる。この手段によって、ヒドロプレッション効果は増強される。
【0054】
本発明の範囲内で、図10Aにおいて示される、エフェクター板(21)に位置する波状の配水ノズル(38)を提供することも検討され、ここで、水(35)は多孔板(20)の背面(36)に供給される。
【0055】
エフェクター板(21)の一部の斜視図である、図10Aから述べられ得るように、ノズル(38)は、エフェクター板(21)の前面(40)の中央線(43)にある開口部(39)の形態である。図10Bは、図10Aのデバイスの線B−Bの切断図であり、孔(41)および開口部(39)の詳細を示す。図10Cにおいて、開口部(39)の別の開口部の配置が示される。
【0056】
上に述べられるように、ノズルのこの配置において、ヒドロプレッション効果を高めるために、多孔板(20)の背面に対して水を向かわせることにより、同様の様式で操作する。
【0057】
本発明のさらに別の実施形態において、図11には、多孔板(20)の背面(36)への配水(45)の別の配置が示される。この配置は、水圧ではなく水の速度に依存する。図10Aにおいて示される配置は、配水(34)を、多孔板(20)の背面(36)と密接に関係していることを示すが、一方、この配置において、配水(45)は、背面(36)と密接に関係していないが、配水(45)と多孔板(20)の背面(36)の間の間隙(44)を示すことに注意されたい。この配置は、平らな多孔板および波状の多孔板上で使用することができる。配水(45)が水に十分な速度を与えることができる限り、配水(45)の種類はこの配置において重要ではなく、従って、指定(45)は、総括的な配水のためである。
【0058】
図13は、ハウジング(46)を有する本発明のデバイスの完全な前部の斜視図である。
【0059】
図14は、図13の装置の完全な背部の斜視図である。
【0060】
本発明の多孔板は、任意の水を通さない建材から製造することができ、それは、例えば木材、プラスチック、編み組まれた織物(webbed texitle)、メッシュ、網地(netting)または金属であり得、本発明のためには、金属が好ましい。
【技術分野】
【0001】
我々、テリー,エル.デュペロンおよびマイケル エー.ウッドリーは、両方とも、サギノー郡サギノー・シティに居住するアメリカ市民であるが、本明細書に記載される新しい、有用な装置を開発した。
【0002】
本出願は、2009年9月2日に出願された米国仮特許出願第61/275,657号、および2010年9月1日に出願された特許出願第12/807,260号の優先権を主張する特許出願である。
【0003】
本明細書に開示され、利益を主張される発明は、異物を包含している水からその異物を取り除くための装置である製品に関する。
【0004】
本発明の本質は、多孔板から異物をこすり落とすことなく、多孔板から異物を取り除く手段を提供するために、多孔板およびその多孔板の背部に隣接する背面板(backer plate)を使用することである。
【背景技術】
【0005】
水中の膜型バイオリアクターは廃水において最も急成長している処理法のうちの1つである。しかしながら、すべての廃水処理過程に典型的なように、後続加工の効率を決定するのは、大抵、流入行程の初期での予備的な液体/固体の分離操作の効果である。
【0006】
膜型バイオリアクターは、活性スラッジ処理過程の重要項目を、物理的な膜の液体/固体の分離操作と組み合わせる。膜成分は、浄化および第三次濾過の必要をなくすために、低圧精密濾過または限外濾過膜を使用する。一般的に、幾つかの応用は個別の膜式タンクを使用するが、膜は曝気槽に浸される。
【0007】
老朽化する基礎構造、より厳しい廃水条件および変化する人口統計によって、北アメリカにおいて、および世界の至る所において、膜型バイオリアクターの劇的な成長が駆り立てられた。それらの高まる人気は、従来の廃水処理場より相当に小さい空間で質の高い廃水を送達するバイオリアクター技術の能力のみでなく、ミクロン・レベルでの濾過を達成するというバイオリアクター技術の能力にも起因する。
【0008】
しかし、バイオリアクターに基づいた処理場を計画する場合、人は、予備的な液体/固体の分離の選択を、コスト、設置面積およびエネルギー使用量のような問題と比較検討しなければならない。膜型バイオリアクター技術が発展し、所有費式において改善され続けても、膜型バイオリアクターの建築費および操作費用が従来の工程のものより一般的に高いことは、現在でも広く認識される。しかしながら、この追加費用は、膜型バイオリアクターの証明された利点によってしばしば軽減される。
【0009】
いくつかのタイプの膜型ユニットがあるが、各々は、機械的なスクリーニングの予備的な液体/固体の分離操作に依存する。膜は、非生物学的な浮遊固体物質に特に弱い。これらの固体は、廃水に当然ある部分で、ゴミ、髪、プラスチック、ボロ布および他の物理的な汚染物質の形で処理設備に到達する。このような汚染物質は、膜繊維中のつや消し(matting)のみならず、汚損または詰まりも引き起こす。この汚損の結果は、増加するエネルギー消費から膜への永久的な損傷に及び得、サービスからその除去を引き起こす。
【0010】
汚損はまた、処理能力、バックウォッシュ(backwash)のための費用および時間、並びに交換または保守のためにオフラインであるときの非稼働時間に対する制限を含む稼働能力における他の妥協を引き起こす。典型的には、膜式バイオリアクターの投資の100分の3未満を占めるのは、スクリーニングシステムであり、それは、膜式タンクの中への流入が導かれる前に、もしかすると損傷を与える物理的な汚染物質を工程から除去しなくてはならない。下流へと迂回または持ち越すことなく物質の補足を確実にしなければならないのは、スクリーンであり、下流の保守のための要求を決定するのは、スクリーンおよびその有効性である。
【0011】
本発明の多孔板は、現在の多孔板の先行技術の装置の問題を緩和する。例えば、本発明の多孔板は、摩耗および破損を受けやすい任意の運動用シールを使用しない。シールの破損は、結果として、感応膜フィルターのからまり(tangling)または汚損を引き起こす下流の汚染をもたらす。本発明の多孔板の水路の流水への方向付けは、効率的で単純な設置を提供し、保守のための徹底的なブラッシングの必要をなくす受動的なクリーニング機構を提供する。
【0012】
従って、上述の問題を有さないスクリーニングシステムを有することは価値がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0013】
本明細書に開示されて、権利を主張されるのは、固体の異物を包含する水からそのような異物を取り除くための薄板装置である。装置は、2つの、平行な、間隔をおいた(spaced-apart)垂直支持部から成る支持フレームを含む。垂直支持部は、剛体の(rigid)横材によって互いに堅く付けられる(affixed)。
【0014】
垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有する。
【0015】
各側部支持アームは、下方に向いた(downwardly depending)一組のポストを有しており、そのポストは、互いに平行であり、そのポストは、それに付けられた取付板を有し、その取付板は、内側面を有する。
【0016】
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、その中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有する。
【0017】
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の(square-tracked)滑車が取り付けられ(mounted)、およびそのような滑車各々の上に、剛体のリンクバー(rigid link bars)で構成された駆動チェーンが取り付けられされ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成する。各剛体のスキミングバーは、遠位縁部を有し、各遠位縁部上には、例えば、超高分子量ポリエチレンのような、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられる。
【0018】
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、多孔板が取り付けられ、多孔板は背部およびその中にある非常に多数のそのような穿孔を有し、穿孔のサイズは、式に基づいて計算され:
【0019】
【数1】
【0020】
であり、多孔板の厚さは、1/4インチを超えない。
【0021】
移動可能な固体のエフェクター板が、多孔板の背部の近くに取り付けられ、その固体の板は、上端部、および前面、背面を有し、移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、その移動可能な固体のエフェクター板は、基本的に垂直運動で、上下に移動可能である。
【0022】
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構(lift and release mechanism)によって提供され、その持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー(dampener)手段に枢動可能に取り付けられ、そのダンプナー手段は、遠位端を有し、そのダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられる。
【0023】
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有する。ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長い。ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができる。
【0024】
ワイパーバーは、ダンプナー手段の能動部品に取り付けられている連結部(linkage)をその上にしっかりと取り付けている。
【0025】
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段がある。別の実施形態において、上記の装置に相当する薄板装置があり、その装置は、波状の遠位縁部を有する剛体のスキミングバーを含み、個々の波状の遠位縁部に、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられる。この実施形態において、遠位縁部の近く、および垂直支持部の間に、波状の多孔板が取り付けられ、その波状の多孔板は、遠位の水平縁部および垂直遠位縁部を有し、および上述の剛体のスキミングバーを受けるように構成されている。
【0026】
さらに別の実施形態において、固体の垂直バーを含む粗目スクリーン部品をさらに有する波形の多孔板を有する装置があり、固体の垂直バーは、波状の多孔板の波形の前縁部に位置し、装置用の粗目スクリーンとして働く。
【0027】
さらに別の実施形態において、多孔板の波形の垂直縁部に組み込まれた谷形板があり、その結果、その谷形板は、谷形板の接触が、スキマーバーに安定性を与えるように、スキミングバーの遠位の鉛直縁部に接触しているような装置がある。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は、適所にハウジングを含まない本発明の装置の主要な部品の側面図である。
【図2】図2は、ほとんどの垂直支持部が削除された図1の側面図であり、明確にするために幾つかの部分的な部品を示す。
【図3】図3は、多孔板および固体のエフェクター板の配置の完全な側面図であり、多孔板の前面の固体の巻かれた物(rolls)または粒状の物(pills)を示す。
【図4】図4は、多孔板を介する水の流れの図である。
【図5】図5は、本発明の多孔平板の完全な正面図である。
【図6A】模式図6Aは、装置の波状の配置を示す装置の一部である。
【図6B】図6Bは、図6Aの装置の側面図であり、部品の関係が示されている。
【図6C】図6Cは、図6Bにおいて示される領域Cの拡大図である。
【図7A】図7Aは、本発明の波状の微細なスクリーン/粗目スクリーンの一部の平面図である。
【図7B】図7Bは、本発明の平らな微細なスクリーン/粗目スクリーンの一部の平面図である。
【図8】図8は、ワイパーブレードの作動に関連する連結部の詳細な細部である。
【図9】図9は、多孔板の一部分であり、多孔板に対する配水(water supply)を示す。
【図10A】図10Aは、本発明のエフェクター板の一部の斜視図である。
【図10B】図10Bは、図10Aの線B−Bで切断した、図10Aのデバイスの断面図であり、配水システムの孔および開口部の詳細を示す。
【図10C】図10Cは、図10Bの一部分であり、ノズル配置の詳細を示す。
【図11】図11は、多孔板の背面への配水の別の配置である。
【図12】図12は、汚水の流れのヒドロプレッション効果を示す。
【図13】図13は、完全なハウジングを有する本発明のデバイスの完全な前部の斜視図である。
【図14】図14は、完全なハウジングを有する図13のデバイスの完全な背部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の目的のために、用語「ヒドロプレッション(hydropression)効果」は、本発明が先行技術装置より優れている根拠を示すために使用される。ヒドロプレッションは、本発明およびこの方法(すなわち、水からの固体の多孔板/ウルトラスクリーニング)に適用されるような、薄い平板流体力学の効力について記述するために発明者によって本明細書において造られた用語である。ヒドロプレッション効果は、本質的に流体力学輸送効果である。この効果を生み出すために、薄い平板は、流れる流体(この場合、水)へと垂直に配置される。正圧は板の前部に生じ、および負圧は板の背面に生じる。スクリーンの背部(板の負圧側)上のエフェクター板(以下に記述される)およびスクリーンの前面(正)上のスキマーは、調和して動くことで圧力差を生み出す。この差異は、異物をスクリーン上へ押しあげる偏った水の流れを生み出し、およびスキマーまたは同様の装置によって回収するために、それを利用可能なものとする。その後、異物は、排出され、水路から取り除かれる。図4は、(14)でのこの効果を示す。このヒドロプレッション効果はまた、図12にも示され、汚い水の流れが(DW)と称された大きな実線矢印によって示される。多孔板(20)、エフェクター板(21)およびスキマーバー(22)が示される。エフェクター板(21)およびスキマーバー(22)は、多孔板(20)のクリーニングを最適化するために、同期して動く。それらは、(ES)と称された大きな実線矢印の方向に動く。
【0030】
図1に戻って、ハウジングが取り除かれた本発明の装置(1)が、垂直ポスト(2)、側部の上方の支持アーム(3)、モータ取付台パネル(4)、連結チェーン(5)、滑車(7)のための回転軸(6)、スキミングバー(8)、多孔板(9)、固体のエフェクター背部板(10)、ダンプナー手段(11)、および連結部(19)の上部のフック(12)と共に示される。連結チェーン(5)は、この装置の操作に非常に重要である。このようなチェーンは、そのようなチェーンに関して教示している、1995年6月20日に発行された米国特許第5,425,875号において見出されることができる。その米国特許は、そのようなチェーン、それらの機能および利点についてその特許が教示することに関して、参照によって本明細書に組み入れられる。
【0031】
図1には、ワイパーブレード(16)、口板(17)およびアクチュエーターカム(18)も示され、その全ては、以下に記述される。
【0032】
図2(ここで、図1におけるのと同様の数は、図1におけるのと同様の部品を意味する)には、ダンプナー手段(11)の上部の連結フック、および固体板(10)の昇降を制御する機構ととともに、丸めた(rolled)または玉になった(pilled)粒子(13)がさらに示される。
【0033】
図3は、平面の多孔板(9)と固体板(10)の関係の図解であり、この図において、玉になったまたは流れた固体材料(13)も示される。
【0034】
図4は、多孔板(9)を介する、および固体板(10)のまわりの、水の流れの図解であり、多孔板(9)の前部でヒドロプレッション(バックウォッシュ)(14)を引き起こす。
【0035】
図5は、多孔板(9)の完全な正面図であり、多孔板の至る所に非常に多数の小さな開口部(15)を示す。
【0036】
本発明の多孔板の開口部のサイズは、以下の式
【0037】
【数2】
【0038】
によって計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えない。
【0039】
操作において、および実例目的のために、図4において、廃水の流れは左から右である。水は、固体板(10)が多孔板(9)を裏打ちしていないところでの、多孔板(9)を通り抜ける。固体板(10)が多孔板(9)を裏打ちしている領域において、固体材料(13)を、開口部(15)から優しく押し、廃水の流れへ向かって押し戻すバックウォッシュ(14)がある。この時間の間、スキミングバー(8)は、固体板(10)に従うように連動し、スキミングバー(8)が、フック(12)に達すると、連結部(19)は解放され、それは、順に、固体板(9)を解放し、底部まで後退させ、および一直線に並んでいる次のスキミングバー(8)によって、再度上昇する。
【0040】
スキミングバー(8)は、多孔板(9)の前部をこすり落とさないが、その代り、ちょうど多孔板(9)の表面の手前をかすってゆき、固体を取り除く。
【0041】
バックウォッシュ(14)が、実際に固体材料を丸めて球(balls)にし、その球は、バックウォッシュ(14)によって開口部(15)から離され、廃水の上部表面の方へ浮かび、その後、固体が上部に到着するまで、スキミングバー(8)によって動かされ、そこで、それらは、回収デバイスへと移動され、処分されるということが分かった。
【0042】
ここで、本発明の第2の実施形態に転じて、図6Aにおいて、波状のシステムの一部、すなわち波状の多孔板(20)、波状のエフェクター板(21)(その配置が、波状の多孔板(20)の配置に調和する)、および波状のスキマーバー(22)、が示される。
【0043】
波形の目的は少なくとも3倍である。すなわち、波形は、平板が提供するより多くの表面積を提供し;波形は、より多くの剛性を生み出し、従って、板の安定性を生み出し、それは、より多くの利点に達するために、装置に追加部品を配置するための土台を提供し、その全部は以下に説明される。
【0044】
図6Bは、図6Aの装置の一部分であり、そこには、スキマー(22)、エフェクター板(21)および多孔板(20)が示され、それらの関係も示される。図6B及び6Cから、スキマー(22)は、多孔板の表面に触れず、従って、これはスクレーパ機構ではないことに注意されたい。エフェクター板(21)は、波状の多孔板(20)の背部に対して配置される。図10Bにおいて注意され得るように、波状のスキマーバー(22)の配置は、平均で1.5インチの高さを必要とし、この値は、少なくとも1/2インチから変動し得、3インチの高さであることもある。これは、本明細書に述べる利点を提供するために、必要な剛性を一般的に有しない薄板とは対照的である。
【0045】
ここで、多孔板として使用される微細なスクリーンと組み合わせた粗目スクリーンである、本発明の別の実施形態に転じて、多孔板(23)は、図7Aにおいて示される。この板(23)は、波形の板として示されるが、平板(47)として製造することができる(図7B)。
【0046】
多孔板(23)は、薄型スクリーン板(24)および粗目スクリーンバー(25)から構成され、そこで、薄型スクリーン板(24)は、溶接により、または締め金具(27)(1つの例のみ示される)を用いて、下側(26)で一緒に接続される。図7Aから観察され得るように、薄型スクリーン(23)の1つの実施形態は、V型を形成し、それらが組み立てられると、波状のスクリーンを作り出すようになる。このスクリーンのさらなる実施形態は、固体エフェクター板(48)と組み合わせた平面スクリーン(47)である。固体バー(49)は、この配置用の粗目スクリーンである。
【0047】
図7Bは、平面図で、平面スクリーン(47)、固体バー(49)および平面エフェクター板(48)の組み合わせのバージョンを示す。
【0048】
薄型スクリーン(24)(多孔板材料)の前縁部(28)にあり、および薄型スクリーン(24)の前縁部(28)間に位置するのは、粗目スクリーン(25)を形成するために前縁部(28)の間で垂直に保持される金属バー(29)である。これらのバー(29)は、粗目スクリーン(25)を構成する。部品(30)もあり、それは、微細なスクリーン(24)の間の正確な距離を維持し、かつデバイスに安定性を提供するために使用される金属バーである。薄型スクリーン/粗目スクリーンは、容易に製造されず、バー(30)の使用は、その製造工程を容易にするのを助ける。
【0049】
粗目スクリーン(25)は、水の流れから、布、紙、木材およびより大きなサイズの粒子を、それらの材料が薄型スクリーン(23)に出くわす前に、ふるい分け、従って、薄型スクリーン(23)が初期に詰まることを防ぐ。
【0050】
使用の際、これらの微細なスクリーン/粗目スクリーンは、上に述べ、記載された多孔板の代わりに装置において用いられる。
【0051】
ここで、本発明の別の実施形態に転じて、図6Cにおいて、谷型板(31)の使用が示される。谷型板(31)は、多孔板(20)の末口(32)に位置する。スキマー(22)は、多孔板(20)に触れないが、むしろ、スキマー(22)は、谷型板(31)に乗っており、およびこの機構によって、多孔板(20)とスキマー(22)の間で間隙が生み出される。この間隙は、異物が多孔板(20)の上へ流れることを可能にする。エフェクター板(21)は、多孔板と接触せず、多孔板(20)の裏側と接触していない。
【0052】
図8は、ワイパーブレードアクチュエーションに関連する結合についての詳細を扱う。スキマー(20)とワイパーブレード(16)の間のインタフェースは、連結部(33)によってエフェクター板(21)を始動させる。アクチュエーターカム(18)は、ワイパーブレード(16)に、スキマー(22)をきれいにこすり取らせる。アクチュエーターカム(18)はまた、重力によってエフェクターアクチュエーターをその初期状態に戻すことができるスキマー(22)から、ワイパーブレード(16)を脱落させる。スキマー(22)およびエフェクター板(21)は、同期を必要とする。
【0053】
本発明の多孔板に関連する水の使用に関して、多孔板(20)の一部分が示される図9に注意を向ける。さらに、一連の配水ノズル(34)が示される。水がノズル(34)に供給される手段は示されていないが、ホース(42)が示される。述べるように、ノズル(34)は、多孔板(20)の後ろに密接に位置し、加圧された水(35)を多孔板(20)の背面(36)へ供給する。この水の供給の目的は、多孔板(20)の穿孔に詰まる固体に圧力を加えることである。ちょうどスキマーバー(22)(図示せず)が多孔板(20)上をのぼる時、加圧するように水を同期させ、その結果、固体は、多孔板(20)の前面(37)で、流れる水の中で懸濁するようになり、その結果、スキマーバー(22)(この図において示されない)は、多孔板(20)の前面に沿って固体を上方へ移動させることができる。この手段によって、ヒドロプレッション効果は増強される。
【0054】
本発明の範囲内で、図10Aにおいて示される、エフェクター板(21)に位置する波状の配水ノズル(38)を提供することも検討され、ここで、水(35)は多孔板(20)の背面(36)に供給される。
【0055】
エフェクター板(21)の一部の斜視図である、図10Aから述べられ得るように、ノズル(38)は、エフェクター板(21)の前面(40)の中央線(43)にある開口部(39)の形態である。図10Bは、図10Aのデバイスの線B−Bの切断図であり、孔(41)および開口部(39)の詳細を示す。図10Cにおいて、開口部(39)の別の開口部の配置が示される。
【0056】
上に述べられるように、ノズルのこの配置において、ヒドロプレッション効果を高めるために、多孔板(20)の背面に対して水を向かわせることにより、同様の様式で操作する。
【0057】
本発明のさらに別の実施形態において、図11には、多孔板(20)の背面(36)への配水(45)の別の配置が示される。この配置は、水圧ではなく水の速度に依存する。図10Aにおいて示される配置は、配水(34)を、多孔板(20)の背面(36)と密接に関係していることを示すが、一方、この配置において、配水(45)は、背面(36)と密接に関係していないが、配水(45)と多孔板(20)の背面(36)の間の間隙(44)を示すことに注意されたい。この配置は、平らな多孔板および波状の多孔板上で使用することができる。配水(45)が水に十分な速度を与えることができる限り、配水(45)の種類はこの配置において重要ではなく、従って、指定(45)は、総括的な配水のためである。
【0058】
図13は、ハウジング(46)を有する本発明のデバイスの完全な前部の斜視図である。
【0059】
図14は、図13の装置の完全な背部の斜視図である。
【0060】
本発明の多孔板は、任意の水を通さない建材から製造することができ、それは、例えば木材、プラスチック、編み組まれた織物(webbed texitle)、メッシュ、網地(netting)または金属であり得、本発明のためには、金属が好ましい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、平らな遠位縁部を有し、各平らな遠位縁部上には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、平らな多孔板が取り付けられ、前記平らな多孔板は、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数1】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記装置は、さらに、
平らな多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたようにスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長く、ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができ、
ワイパーブレードは、ダンプナー手段の能動部品に取り付けられている連結部を有し、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項2】
前記薄板装置が、前記多孔板の背面に対して配置され、前記移動可能な固体のエフェクター板の動きによって垂直方向に移動するように調整される配水機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項3】
前記薄板装置が、前記移動可能な固体のエフェクター板内に配置される配水機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項4】
前記薄板装置が、配水機構と前記多孔板の背面との間に間隙があるように、前記多孔板の背面に隣接して配置される配水機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項5】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、前記垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、波状の遠位縁部を有し、各波状の遠位縁部上には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、波状の多孔板が取り付けられ、前記波状の多孔板は、遠位の水平縁部および遠位の垂直縁部を有し、および前記剛体のスキミングバーを受けるように構成され、および、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数2】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記装置は、さらに、
波状の多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたように波状のスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長く、ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができ、
ワイパーブレードは、その上にしっかりと取り付けられている連結部を有し、前記連結部はダンプナー手段の能動部品に取り付けられ、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項6】
前記薄板装置が、前記波状の多孔板の背面に対して配置され、前記移動可能な固体のエフェクター板の動きによって垂直方向に移動するように調整される配水機構を備えることを特徴とする請求項5に記載の薄板装置。
【請求項7】
前記薄板装置が、前記移動可能な固体のエフェクター板内に配置される配水機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項8】
前記薄板装置が、配水機構と前記多孔板の背面との間に間隙があるように、前記多孔板の背面に隣接して配置される配水機構を備えることを特徴とする請求項5に記載の薄板装置。
【請求項9】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、波状の遠位縁部を有し、各波状の遠位縁部上には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、波状の多孔板が取り付けられ、前記波状の多孔板は、前記剛体のスキミングバーを受けるように構成され、および、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数3】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記波状の多孔板は、さらに、固体の垂直バーを含む粗目スクリーン部品を有し、前記固体の垂直バーは、前記波状の多孔板の波形の前縁に位置し、
前記装置は、さらに、
波状の多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたように波状のスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長く、ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができ、
ワイパーブレードは、その上にしっかりと取り付けられている連結部を有し、前記連結部はダンプナー手段の能動部品に取り付けられ、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項10】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、平らな遠位縁部を有し、各平らな遠位縁部上には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、平らな多孔板が取り付けられ、前記平らな多孔板は、前記剛体のスキミングバーを受けるように構成され、および、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数4】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記平らな多孔板は、さらに、固体の垂直バーを含む粗目スクリーン部品を有し、前記固体の垂直バーは、前記平らな多孔板の前面上に独立して配置され、
前記装置は、さらに、
平らな多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたように平らなスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長く、ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができ、
ワイパーブレードは、その上にしっかりと取り付けられている連結部を有し、前記連結部はダンプナー手段の能動部品に取り付けられ、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項11】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、遠位の波状の垂直縁部および2つの近位の水平縁部を有し、各波状の近位の水平縁部には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、波状の多孔板が取り付けられ、前記波状の多孔板は、近位の水平縁部および遠位の垂直縁部を有し、および、前記スキミングバーを受けるように構成され、および、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数5】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記遠位の垂直縁部は、その中に配置された谷形板を有し、前記谷形板は、スキミングバーの遠位の垂直縁部に接触しており、
前記装置は、さらに、
波状の多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたように波状のスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードは、スキマーバーの上面に取り付けられ、側部支持バーの近くの支持フレームにフックが付けられ、フックは、フックとワイパーブレードが互いに出くわし接触し得る長さを有し、ここで、ワイパーブレードは、スキマーバーの上面を拭い、およびフックは、ワイパーブレードと移動可能な固体のエフェクター板の連結を解き、支持フレームの底部へ落とし、
ワイパーブレードは、その上にしっかりと取り付けられている連結部を有し、前記連結部はダンプナー手段の能動部品に取り付けられ、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項12】
前記多孔板が木材から製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項13】
前記多孔板が編み組まれたプラスティックから製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項14】
前記多孔板が編み組まれた織物から製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項15】
前記多孔板がメッシュから製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項16】
前記多孔板が網地から製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項17】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項18】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項5に記載の薄板装置。
【請求項19】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項9に記載の薄板装置。
【請求項20】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項10に記載の薄板装置。
【請求項21】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項11に記載の薄板装置。
【請求項1】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、平らな遠位縁部を有し、各平らな遠位縁部上には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、平らな多孔板が取り付けられ、前記平らな多孔板は、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数1】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記装置は、さらに、
平らな多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたようにスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長く、ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができ、
ワイパーブレードは、ダンプナー手段の能動部品に取り付けられている連結部を有し、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項2】
前記薄板装置が、前記多孔板の背面に対して配置され、前記移動可能な固体のエフェクター板の動きによって垂直方向に移動するように調整される配水機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項3】
前記薄板装置が、前記移動可能な固体のエフェクター板内に配置される配水機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項4】
前記薄板装置が、配水機構と前記多孔板の背面との間に間隙があるように、前記多孔板の背面に隣接して配置される配水機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項5】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、前記垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、波状の遠位縁部を有し、各波状の遠位縁部上には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、波状の多孔板が取り付けられ、前記波状の多孔板は、遠位の水平縁部および遠位の垂直縁部を有し、および前記剛体のスキミングバーを受けるように構成され、および、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数2】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記装置は、さらに、
波状の多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたように波状のスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長く、ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができ、
ワイパーブレードは、その上にしっかりと取り付けられている連結部を有し、前記連結部はダンプナー手段の能動部品に取り付けられ、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項6】
前記薄板装置が、前記波状の多孔板の背面に対して配置され、前記移動可能な固体のエフェクター板の動きによって垂直方向に移動するように調整される配水機構を備えることを特徴とする請求項5に記載の薄板装置。
【請求項7】
前記薄板装置が、前記移動可能な固体のエフェクター板内に配置される配水機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項8】
前記薄板装置が、配水機構と前記多孔板の背面との間に間隙があるように、前記多孔板の背面に隣接して配置される配水機構を備えることを特徴とする請求項5に記載の薄板装置。
【請求項9】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、波状の遠位縁部を有し、各波状の遠位縁部上には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、波状の多孔板が取り付けられ、前記波状の多孔板は、前記剛体のスキミングバーを受けるように構成され、および、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数3】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記波状の多孔板は、さらに、固体の垂直バーを含む粗目スクリーン部品を有し、前記固体の垂直バーは、前記波状の多孔板の波形の前縁に位置し、
前記装置は、さらに、
波状の多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたように波状のスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長く、ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができ、
ワイパーブレードは、その上にしっかりと取り付けられている連結部を有し、前記連結部はダンプナー手段の能動部品に取り付けられ、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項10】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、平らな遠位縁部を有し、各平らな遠位縁部上には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、平らな多孔板が取り付けられ、前記平らな多孔板は、前記剛体のスキミングバーを受けるように構成され、および、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数4】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記平らな多孔板は、さらに、固体の垂直バーを含む粗目スクリーン部品を有し、前記固体の垂直バーは、前記平らな多孔板の前面上に独立して配置され、
前記装置は、さらに、
平らな多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたように平らなスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードの遠位端は、スキマーバーの上面に接触するように充分に長く、ワイパーブレードの近位アームは、アクチュエーターカムに繋がれ、アクチュエーターカムは、ワイパーブレードにスキマーバーの上面をこすらせ、ワイパーブレードをスキマーバーから落とし、エフェクター板を、装置の基板のその初期位置へ、重力の重みによって落下させることができ、
ワイパーブレードは、その上にしっかりと取り付けられている連結部を有し、前記連結部はダンプナー手段の能動部品に取り付けられ、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項11】
固体の異物を包含している水から前記異物を取り除くための薄板装置であって、前記装置は、
2つの、平行な、間隔を置いた垂直支持部からなる支持フレームを含み、前記垂直支持部は、剛体の横材によって互いに堅く付けられ、
前記垂直支持部は各々、近位端および遠位端を有し、各垂直支持部の遠位端は、それに付けられた側部支持アームを有し、
各前記側部支持アームは、下方に向いた一組のポストを有しており、前記ポストは、互いに平行であり、前記ポストは、それに付けられた取付板を有し、前記取付板は、内側面を有し、
各取付板は、その中に中心の開口部を有し、前記中心の開口部は、その中に挿入された共通の回転軸の1つの端部を有し、
各取付板の内側面の近くに、正方形の軌道の滑車が取り付けられ、および前記滑車各々の上に、剛体のリンクバーで構成された駆動チェーンが取り付けられ、剛体のリンクバーは、互いに連結され、その結果、各リンクバーが、隣接するリンクバーと枢動可能に相互に作用することによって、複数の剛体のスキミングバーによって、間隔を置いた配置で互いに付けられている2つの隣接する駆動チェーンを形成し、各前記剛体のスキミングバーは、遠位の波状の垂直縁部および2つの近位の水平縁部を有し、各波状の近位の水平縁部には、柔軟で弾力のあるスキミング材料が取り付けられ、
遠位端の近く、および垂直支持部の間には、波状の多孔板が取り付けられ、前記波状の多孔板は、近位の水平縁部および遠位の垂直縁部を有し、および、前記スキミングバーを受けるように構成され、および、背部およびその中にある複数の穿孔を有し、穿孔のサイズは、式:
【数5】
に基づいて計算され、ここで、多孔板の厚さは、1/4インチを超えず、
前記遠位の垂直縁部は、その中に配置された谷形板を有し、前記谷形板は、スキミングバーの遠位の垂直縁部に接触しており、
前記装置は、さらに、
波状の多孔板の背部の近くに取り付けられた移動可能な固体のエフェクター板を含み、前記移動可能な固体のエフェクター板は、背面、上端、および前面を有し、前記移動可能な固体のエフェクター板の前面は、多孔板に接触しておらず、前記移動可能な固体のエフェクター板は、予め決められたように波状のスキマーバーと連携して、基本的に垂直運動で、上下に移動可能であり、
移動可能な固体のエフェクター板の動きは、持ち上げと解放の機構によって提供され、前記持ち上げと解放の機構は、近位端および遠位端を有する、下部の枢動可能な支持アームを含み、近位端は、支持フレームに枢動可能に取り付けられ、遠位端は、ダンプナー手段に枢動可能に取り付けられ、前記ダンプナー手段は、遠位端を有し、前記ダンプナー手段は移動可能な固体のエフェクター板の背面へ枢動可能に取り付けられ、
移動可能な固体のエフェクター板の上端は、ワイパーブレードへ枢動可能に繋がれ、ワイパーブレードは、遠位端を有し、ワイパーブレードは、スキマーバーの上面に取り付けられ、側部支持バーの近くの支持フレームにフックが付けられ、フックは、フックとワイパーブレードが互いに出くわし接触し得る長さを有し、ここで、ワイパーブレードは、スキマーバーの上面を拭い、およびフックは、ワイパーブレードと移動可能な固体のエフェクター板の連結を解き、支持フレームの底部へ落とし、
ワイパーブレードは、その上にしっかりと取り付けられている連結部を有し、前記連結部はダンプナー手段の能動部品に取り付けられ、
前記装置は、さらに、
共通の回転軸に駆動可能に接続された駆動手段を含む、
ことを特徴とする薄板装置。
【請求項12】
前記多孔板が木材から製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項13】
前記多孔板が編み組まれたプラスティックから製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項14】
前記多孔板が編み組まれた織物から製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項15】
前記多孔板がメッシュから製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項16】
前記多孔板が網地から製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項17】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項1に記載の薄板装置。
【請求項18】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項5に記載の薄板装置。
【請求項19】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項9に記載の薄板装置。
【請求項20】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項10に記載の薄板装置。
【請求項21】
前記多孔板が金属から製造されることを特徴とする請求項11に記載の薄板装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公表番号】特表2013−503737(P2013−503737A)
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−527865(P2012−527865)
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際出願番号】PCT/US2010/002419
【国際公開番号】WO2011/028282
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(512053299)
【出願人】(512053303)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際出願番号】PCT/US2010/002419
【国際公開番号】WO2011/028282
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(512053299)
【出願人】(512053303)
【Fターム(参考)】
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