説明

水まわり部品、すなわち流れる流体媒体のための流れ調節器または流れ整形器、そのような水まわり部品の製造方法、ならびにそのような水まわり部品の使用

本発明は、少なくとも1つのスクリーン・アタッチメントと、1つのディフューザ・プレート・アセンブリと、シェル本体とを含む特性規定部品を、流れの方向にサンドイッチ状に配置して構成されており、シェル本体が、その断面を横切って広がる流れ整形用開口のセグメントを有している水まわり部品、すなわち流れる流体媒体のための流れ調節器または流れ整形器に関する。特性規定部品が、さまざまなユーザおよびユーザの要件への適合性を実現するために、交換可能かつ組み合わせ可能である。この目的のために、固定手段が、例えばシェル本体の内周に設けられ、対応する相手方の固定手段が、ディフューザ・プレート・アセンブリの外周に設けられる。ディフューザ・プレート・アセンブリが、少なくとも外側に、流量クラス特定用の視覚的コードを呈しており、シェル本体が、流れの種類を特定し、すなわち層流であるか空気入りであるかを特定する視覚的コードを呈している。さらに、スクリーン・アタッチメントが、例えば円形のディフューザ・プレート・アセンブリの内周の凹所へと、好ましくは固定の接続によって挿入され、流量絞りがスクリーン・アタッチメントとディフューザ・プレート・アセンブリとの間に配置される場合には、スクリーン・アタッチメントが半透明または透明な設計であって、流量絞りがさらなる視覚的コードを呈している。流量絞りが設けられない場合には、スクリーン・アタッチメントの視覚的コードが、ディフューザ・プレート・アセンブリの視覚的コードに一致するように設計され、あるいは所定の組み合わせにて用意されるように設計される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特性規定部品を流れの方向にサンドイッチ状に配置して構成される水まわり部品、すなわち流れる流体媒体のための流れ調節器(stream regulator)または流れ整形器(stream former)、そのような水まわり部品の製造方法、ならびにそのような水まわり部品、すなわち流れ調節器または流れ整形器の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
Neoperl GmbH社によって「Neoperl(登録商標)」および「Perlator(登録商標)」という商品名で市販されている流れ調節器または流れ整形器が、長年にわたって従来技術の一部である。
【0003】
同時に、例えば欧州EN 246規格またはUS ASME A112.18.1M規格などといった種々の規格ゆえ、異なる流量または異なる流量絞りを反映するいくつかの異なる製品の市販について、ニーズが存在している。また、一方では空気と混合されたいわゆる気泡流であり、他方では層流である流体媒体の無色透明な流れなど、異なる流れのパターンが求められると同時に、流出する流れにおいて生じる騒音の放射を抑制することが望まれる。上述の要件ゆえに、現実に1つの同じ目的に機能する製品について、製品の種類がさらに増すことになる。
【0004】
流体媒体のための流れ調節器または流れ整形器の最も基本的な構成部品は、流れの方向にサンドイッチ状の様相で配置される手段、すなわち通例では、円形のスクリーン・アタッチメント(screen attachmrnt)、円形のディフューザ・プレート・アセンブリ(diffuser plate assembly)、ならびに実質的に円筒形のシェル本体(shell body)であり、シェル本体は、その断面を横切って広がる流れ整形用開口を備えるセグメント(シェルと一緒に一部品として構成されてもよく、さらには/あるいはインサート板として構成されてもよい)を有している。
【0005】
流れの方向の上流のスクリーン・アタッチメントまたはフィルタ・スクリーン、流れ調節器、流量調節器、流れ規制器、および/またはチェック・バルブが、水まわりインサート部材を水と一緒に運ばれる塵埃粒子から保護する。スクリーン・アタッチメントは、通常は、他の構造部品へと接続され、例えばねじで蛇口の水出口に取り付けられる流出ノズルの1つの関連の機能ユニットとして挿入され、あるいは蛇口へと直接挿入される。スクリーン・アタッチメントは、典型的には不透明な合成材料から作られ、したがって流出側に配置されるインサート部材の視認を妨げている。このため、ユーザは、流れ調節器の内部に追加の流れ整形手段または流量規制手段が設けられているかどうかを、容易に見分けることができない。
【0006】
上述のように、流れ調節器または流れ整形器の変種の範囲は、さまざまな流量クラスへと広がっており、例えば手洗い器の蛇口を機能させるためには、3barにおいて6L/分で充分である一方で、浴槽を満たすためには、3barにおいて30L/分が推奨され、さらに上述のように、流量クラスを生み出すため、および層流の無色透明な流れ、または空気入りの流れを生み出すために、さまざまな技法が存在していることから、市販の流れ調節器のユーザは、とくにはスペアの部品を取り扱うときに、既存の蛇口にどの流れ調節器を挿入すれば蛇口を問題なく機能させることができ、必要とされる快適性および安全性の要件を満たすことができるかを、見分けることができないことがしばしばである。
【0007】
さらに、最終の製品がきわめて多様であるにせよ、機能規定部品の数は、技術的な製造およびコスト削減の理由ならびに最終的には在庫を最小限にするために、可能な限り少なく保たれるべきであることから、必要とされる製品の集団の全体を、わずかに少数の構成部品または部品ユニットの組み合わせを用いて提供することが、すでに試みられている。しかしながら、製造プロセスにおいては、品質保証の対象として、顧客が最終的に使用する流れ調節器の所望のパラメータを全体として保証する部品のみが実際に使用されるように、保証されなければならない。
【0008】
適切な流れ調節器の識別に関して、従来技術におけるさらなる問題は、通常は蛇口が標準化されているがために、種類または用途を特定する手段を例えば特別な外側の設計によって実現することができない点にある。これは、流れ調節器がOEM製品として販売されることが多く、特定の蛇口製造者からの仕様が、流れ調節器そのものならびに内部に流れ調節器を収容して蛇口の出口に接続される典型的には金属製の外側ハウジングの両者に関してのみ存在し、特定の流れ調節器の具体的特性についての仕様が存在しないという事実によってさらに複雑になる。すなわち、換言すると、とくには製品がスペア部品としての必要性から外側ハウジングなしで販売される場合に、比較的高い取り違えの危険が従来技術に関して存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
以上にもとづき、本発明の対処する課題は、水まわり部品、すなわち流れる流体媒体のための流れ調節器または流れ整形器をさらに発展させ、製造プロセスならびにその後の使用の両者において、種々の異なる設計および技術的手段によって明確な識別が可能であり、それぞれの最終製品の品質基準を損なうことなく効果的であって費用対効果に優れた単純なやり方でそのような部品の製造を実現できるようにする水まわり部品とすることにある。
【0010】
本発明のさらなる課題は、そのような水まわり部品、すなわち流れ調節器または流れ整形器の製造方法であって、流れ調節器または流れ整形器の自動化された組み立てにつながる製造方法を開発することにある。
【0011】
最後に(最後ではあるが、重要度が低いわけではない)、そのような水まわり部品、すなわち流れ調節器または流れ整形器を、例えば浴槽を満たすための流量クラスが手洗い器の蛇口に使用されるなどといった不適切な部品の使用を、確実に近い確率で排除できるようなやり方で使用できなければならない。同じことが、やはり回避されなければならないOEMの顧客による不適切な部品の使用の場合にも当てはまる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明のこの課題に対する解決策は、請求項1の特徴による水まわり部品、そのような水まわり部品の請求項20の定義による製造方法、ならびにそのような水まわり部品の請求項22の教示による具体的使用によって実現され、従属請求項が、同様に機能する設計および実施形態を構成している。
【0013】
本発明による水まわり部品は、すなわち流れる流体媒体のための流れ調節器または流れ整形器の形態であり、サンドイッチ状または積層状に配置された特性規定部品で構成されている。
【0014】
それらの部品は、少なくとも1つの好ましくは円形のスクリーン・アタッチメントまたはフィルタ・スクリーンと、1つの好ましくは円形または円筒形のディフューザ・プレート・アセンブリと、好ましくは円筒形のシェル本体とを含み、シェル本体は、その断面を横切って広がる流れ整形用開口を備えるセグメントを有している。
【0015】
きわめてさまざまであるユーザおよび用途の要件への適合性を実現するために、前記特性規定部品は、入れ換え可能かつ組み合わせ可能である。この目的のために、固定手段が、例えばシェル本体の内周に配置され、対応する相手方の固定手段が、例えば円形のディフューザ・プレート・アセンブリの外周に配置される。これらの手段は、好ましくは、それぞれの部品に一体に、すなわち一部品として形成される。
【0016】
好ましくは円形または円柱形であるディフューザ・プレート・アセンブリが、少なくとも外側に、流量クラス特定用の視覚的コード(code)を呈しており、シェル本体が、流れの種類または流れのパターンを定めるコードを呈している。流れの種類または流れのパターンは、好ましくは、無色透明な流れを有する層流、または気泡流(すなわち、空気入り)である。流れの種類または流れのパターンが、特定の視覚的コードによって表わされる。
【0017】
本発明の流れ調節器のさらなる実施形態においては、シェル本体の流出領域が、流れ整形手段が設けられている枢動可能なインサートまたは枢動可能な整流器を有している。
【0018】
ディフューザ・プレート・アセンブリおよびシェル本体が円形である実施形態においては、シェル本体の内側が、球面キャップの形状に構成され、枢動可能な整流器も同様に、相補的な球面キャップの形状を有している。枢動可能な整流器は、流出する流れを、流れ調節器の長手軸から特定の角度に傾斜または首振りさせることができる。所望の枢動に関して整流器を動かすことは、いかなる補助手段も必要とせずに実現でき、すなわち単に指をプレートの下面に軽く押し当てることによって実現できる。
【0019】
可動の整流器による枢動可能な流れを備えており、あるいは備えていない所与の流れ調節器の設計の種類を、さらなる視覚的コードによって表わすことが可能である。
【0020】
本発明の流れ調節器の変形版の実施形態においては、例えばシリコーンなどのエラストマー材料で作られた所定の最小厚さまたは最小強度のコーティングが、シェル本体と一体に形成することができる整流器の外表面に設けられる。したがって、このコーティングは、流れの方向において整流器の輪郭または構造に従う。流れ調節器の寿命の間にエラストマー・コーティングへと付着するきわめてカルシウムに富んだ堆積物を、コーティングを穏やかに動かし、すなわちコーティングをこすることによって、きわめて容易に取り除くことができる。
【0021】
さらに、整流器の外側のコーティングの種類によって、本発明の課題の意味での他の触覚、すなわち触知のコードを実現することができる。
【0022】
さらに、金属製の外側スリーブに収容されず、例えば蛇口の筒状の端部へと直接ねじ込まれる流れ調節器が知られている。そのような隠れた流れ調節器は、雄ねじと、通常は周状の溝に配置されるワッシャとを備えるシェル本体を有している。このワッシャが、シェル本体の色コードとは異なる視覚的なコード、すなわち色コードを有することができる。このコードが、例えば雄ねじの種類、ねじピッチ、などを表わしている。
【0023】
1つの実施形態においては、スクリーン・アタッチメントが、円形のディフューザ・プレート・アセンブリの周状の内側凹所へと、好ましくは固定またははめ込みの接続によって挿入され、流量絞り(flow regulator)がスクリーン・アタッチメントとディフューザ・プレート・アセンブリとの間に配置される場合には、スクリーン・アタッチメントが半透明または透明であるように設計され、流量絞りがさらなる視覚的コードを有している。
【0024】
流量絞りが設けられない場合には、スクリーン・アタッチメントの視覚的コードが、ディフューザ・プレート・アセンブリの視覚的コードに一致するように設計され、あるいは所定の組み合わせにて用意されるように設計される。
【0025】
本発明の教示のとくに好ましい実施形態においては、視覚的コードが、それぞれに異なる色コードとして設計される。
【0026】
それぞれのコードにおける色の段階または色の差が、オプトエレクトロニクスによる画像の検出および分析によって検出できる色温度に関係している。色の段階を人間の目によって容易に知覚できるようにすることも、本発明の意味の範囲内である。
【0027】
スクリーン・アタッチメントの色コードは、21色、すなわち暗い緑色、バーガンディー、明るい緑色、明るい青色、黄色、暗い青色、暗い灰色、明るい灰色、灰色、橙色、青色、アイボリー、緑色、茶色、オリーブ色、赤色、ベージュ、黒色、ピンク色、紫色、および白色を含んでいる。
【0028】
流量絞りの色コードは、10色、すなわち好ましくは明るい緑色、暗い灰色、緑色、紫色、暗い青色、ピンク、橙色、黒色、黄色、および白色を含んでいる。
【0029】
ディフューザ・プレート・アセンブリの色コードは、少なくとも11色、すなわち暗い緑色、バーガンディー、明るい緑色、明るい青色、黄色、暗い青色、暗い灰色、明るい灰色、灰色、橙色、および無色を含んでいる。無色の色合いとは、好ましくは使用される合成材料から、いかなる色も加えることなく素材の特性とともにもたらされる色と理解すべきである。好ましいPOM材料が使用される場合には、乳白色の不透明な色合いがもたらされる。
【0030】
ディフューザ・プレート・アセンブリは、典型的にはシェル本体に挿入されるが、例えばシェル本体の色とは異なる環状の外側輪郭を有する部品として構成することも可能である。この場合、ディフューザ・プレート・アセンブリの無色の色は、騒音低減を備えない型であることを表わし、色付きの変種は、騒音低減型であることを表わしている。
【0031】
シェル本体の色コードは、少なくとも2つの色を含んでおり、第1の色が、空気供給溝を有しているシェル本体に関連付けられ、第2の色が、空気供給溝のないシェル本体に関連付けられている。
【0032】
第1の色が、好ましくは暗い灰色である一方で、第2の色は、好ましくは明るい灰色であり、それぞれのシェル本体が、べた一色の合成材料である。
【0033】
シェル本体またはシェル本体の底部のための補完的な色コード、すなわち上述の2つの色から明確に相違する色マーキングが、整流器がシェル本体の枢動可能なインサートとして構成されている実施形態に適用される。例えば、白色が、枢動可能な実施形態を表わす一方で、暗い灰色または明るい灰色が、固定された実施形態を表わしている。
【0034】
それぞれの水まわり部品において使用される流量絞りが、制御すき間を有しており、制御すき間の流れの断面を、流れる流体媒体の圧力のもとで弾性変形可能なリングによって変化させることができる。
【0035】
スクリーン・アタッチメントの透明度が、一方では変形可能リングの位置を識別でき、他方では流量絞りの全体を、流量絞りのコードも含めて視認できるように選択されている。
【0036】
本発明の1つの実施形態においては、弾性リングが、視覚的に識別可能なコードであって、制御すき間または制御すき間の周囲の領域とは異なるコード、とくには色コードを有している。
【0037】
スクリーン・アタッチメントは、流入側において、凸状または円錐形を有するように構成されている。
【0038】
スクリーン・アタッチメントは、好ましくは多角形のスクリーン開口を呈するとともに、円形のディフューザ・プレート・アセンブリの内側凹所に固定される環状のカラーを有している。さらに、スクリーン・アタッチメントの基本的な色合いによって、例えば「水の節約」、「流れが最大」、または「通常用」など、好ましい特定の用途についての簡単かつ容易に把握できる表示をもたらすことができる。
【0039】
上述のように、用途に特有の要件に従って、さまざまなディフューザ・プレート・アセンブリおよびシェル本体ならびに流量絞り(使用される場合)の中から選択を行うことができ、それらの部品を、例えば固定手段またははめ込み接続を使用して容易に組み立てることができる。組み立てられた状態において視認できる個々の構成部品の数はわずかでしかないが、ここで提案した形式の視覚的コードによれば、所与の製品が期待される要件に対応するか否か、および/または意図する用途に適しているか否かについて、対応するパターンまたは色表示の一致を素早く識別することによって、他のいかなる助けも必要とせずに視覚的に判断する機会が提供される。
【0040】
水まわり部品、すなわち流れる流体媒体のための流れ調節器または流れ整形器の製造方法に関しては、やはり、流れの方向における特性規定部品のサンドイッチ状配置がとられており、特性規定部品が、少なくとも1つの例えば円形のスクリーン・アタッチメントと、1つの例えば円形のディフューザ・プレート・アセンブリと、例えば円筒形のシェル本体とを含んでおり、シェル本体は、その断面を横切って広がる流れ整形用整流開口のセグメントを有している。
【0041】
これら特性規定部品は、さまざまなユーザおよび用途の要件への適合性を実現するために、入れ換え可能かつ組み合わせ可能である。この目的のために、対応する構成部品に一体に形成され、あるいは対応する構成部品へと挿入される特定の固定手段または接続が、好ましくは使用される。
【0042】
例えば円形であるディフューザ・プレート・アセンブリが、少なくとも外側に、流量クラス特定用の視覚的コードを呈しており、シェル本体が、流れの種類を特定し、すなわち層流であるか空気入りであるかを特定する視覚的コードを呈している。
【0043】
スクリーン・アタッチメントを、上述の固定の接続によってディフューザ・プレート・アセンブリへと挿入でき、流量絞りがスクリーン・アタッチメントとディフューザ・プレート・アセンブリとの間に挿入される場合には、スクリーン・アタッチメントが半透明または透明の構成である。
【0044】
流量絞りが同様に、特定の視覚的コードを呈している。流量絞りが設けられない場合には、スクリーン・アタッチメントの視覚的コードが、ディフューザ・プレート・アセンブリの視覚的コードに一致するようにされ、あるいは所定の組み合わせ、とくには色の組み合わせにて用意される。
【0045】
所望の流量クラスならびにそれぞれの流れのパターンおよび/または流量に関する顧客の特定の要求にもとづき、本発明の方法の特性規定部品のコードが、顧客の特定の要求に一致し、あるいは顧客の特定の要求に可能な限り最大限に近付くように、コード表から調べ出される。
【0046】
この情報によって、在庫からの構成部品の取り出し、ならびにそれらの組み立てが容易にされるとともに、自動化および管理も可能になる。オプトエレクトロニクスによる画像の検出およびデジタル画像処理の方法が、そのような管理の目的によく適している。
【0047】
本発明による水まわり部品、とくには請求項1に規定の水まわり部品の使用および適用は、分解を必要とすることなく部品上で識別できる特定の視覚的コードのどれが、流れのパターン、流量の絞り、および/または流量クラスに関してそれぞれの用途に一致し、あるいは可能な限り最大限に近似しているかを示す製造者の認めるコード表を引用して実行される。
【0048】
この点で、本発明による教示を実現することによって、製造プロセスの最適化および品質保証の改善が可能になるだけでなく、最終のユーザがそれぞれの交換用の型式を容易に特定でき、最終的な結果として、注文の準備および実際の購入が簡単になる点に、注意すべきである。
【0049】
以下で、本発明をさらに詳しく具体的に説明するために、実施形態を頼るとともに、図面および表を参照する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0050】
図2および2aによれば、水まわり部品が、特性規定部品を流れの方向にサンドイッチ状の様相で配置して有している流量絞りの流れ調節器(図2a)を有している。図1および1aは、流れの整形または整流のみを行う流れ調節器を有する水まわり部品を示している。
【0051】
本発明による水まわり部品のもっとも基本的な構成要素は、下面または下部に開口を有する流れを真っ直ぐにする流れ整形手段2(整流器)が設けられているシェル本体1である。
【0052】
シェル本体1は、外周の特定の一部を横切る溝状の開口3を有しており、これらの開口3が、外気の供給に機能し、すなわち通気された気泡の多い流れのパターンを生み出そうとする場合に機能する。
【0053】
円形のディフューザ・プレート・アセンブリ4が、流入の方向においてシェル本体1の上側に配置されている。このディフューザ・プレート・アセンブリ4は、種々の断面または変化する長手方向の切断を有する複数の特別な流れ分割開口を呈しており、流入する流体を加速させ、流れの方向の下流に配置された整流器2へと通過させる。
【0054】
ディフューザ・プレート・アセンブリ4は、例えば係止の接続5によってシェル本体1の内側に接触し、したがって固定されている。
【0055】
したがって、さまざまなユーザおよび用途の要件への適合性を実現するために、特性規定部品、すなわちディフューザ・プレート・アセンブリ4およびシェル本体1が、流れ整形手段2とともに交換可能かつ組み合わせ可能である。この目的のため、係止手段がシェル本体1の内周に配置され、好ましくはシェル本体1の内周に一体化される一方で、対応する相手方の係止手段が、円形のディフューザ・プレート・アセンブリ4の外周に配置され、好ましくは円形のディフューザ・プレート・アセンブリ4の外周に一体化される。
【0056】
円形のディフューザ・プレート・アセンブリ4においては、少なくともその外側にコードが用意されている。同様に、シェル本体1についても、少なくともその外側にコードが用意されており、好ましくは円形のディフューザ・プレート・アセンブリ4ならびにシェル本体1の両者が、べた一色の合成材料で作られており、合成材料の色が、所望の視覚的なコードに対応している。
【0057】
さらに、スクリーン・アタッチメント6が、好ましくは係止の接続5.1または同一面のはめ合いによって、ディフューザ・プレート・アセンブリ4へと挿入される。この目的のため、1つの実施形態においては、円形のディフューザ・プレート・アセンブリ4に、内側の凹所が備えられ、スクリーン・アタッチメント6に、これと対をなす部分的または全周にわたるカラーが備えられる。
【0058】
流量絞り7がスクリーン・アタッチメント6とディフューザ・プレート・アセンブリ4との間に挿入される場合(図2および2aを参照)には、スクリーン・アタッチメント6が、この実施形態(図2を参照)においては透明な設計であり、流量絞り7が、所与のディフューザ・プレート・アセンブリ4のコードとは異なる別の視覚的コードを有している。
【0059】
流量絞り7が存在しない場合(図1および1a)には、スクリーン・アタッチメント6の視覚的コードが、ディフューザ・プレート・アセンブリ4の視覚的コードに一致するように設計され、あるいはスクリーン・アタッチメント6の視覚的コードに、所定の組み合わせがもたらされ、とくには表1による色の組み合わせがもたらされる。
【0060】
表1〜3および図1a、2a、および3による水まわり部品の実施形態を検討することで、適用の範囲ならびに製品の使用またはパラメータの両者を、容易に導き出すことができる。
【0061】
したがって、図1または1aによる製品は、表3に従って暗い灰色のシェル本体1および溝状の開口3を有する流れ調節器である。ここで、暗い灰色のシェル本体1は、この製品が空気入りの流れを生み出すことを意味している。
【0062】
暗い青色のディフューザ・プレート・アセンブリ4と暗い青色のスクリーン・アタッチメント6との組み合わせは、流量クラスBに適した流れ調節器をもたらす(表1を参照)。
【0063】
図2および2aによる水まわり部品は、流量絞りの流れ調節器に関し、すなわちその理由で、スクリーン・アタッチメント6が透明である。透明なスクリーン6を通して視認できる流量絞り7は黄色であり、その意図される使用において、直面しかつ変動しうる圧力に従って最大8.3L/分の流量を意味している。
【0064】
制御すき間11に配置された弾性変形可能リング10も、見て取ることができる。荷重の加わっていない状態においては、このリング10は変形しておらず、変更対象の流れの断面に対して目標位置をとらなければならない。変形可能リング10の対応する位置を、使用されている透明なスクリーン・アタッチメント6によって容易に推定することができる。
【0065】
図2aを参照し、表3を検討すると、そこに示されているシェル本体1は、やはり暗い灰色を有しており、この場合において生み出される流れも空気入りであることを知らせている。
【0066】
シェル本体1が明るい灰色を有しているならば、それは、該当の流れ調節器の意図される使用に従って、層流が生み出されることを知らせている。
【0067】
多部材からなるディフューザ・プレート・アセンブリを備える図3の水まわり部品は、貫流開口13を備えるスクリーン12を有している。この貫流開口は、その流量クラス規定寸法がユーザにとって容易に視認可能ではないが、リング部材14への着色および/またはスクリーン・アタッチメント6への着色を、しるしとすることができる。リング部材14を、ディフューザ・プレート・アセンブリの一体の一部として構成することが可能である。
【0068】
図4による流れ調節器の実施形態は、本質的には、図1および2(それぞれ、図1aおよび2a)に示したものと同じ基本的構成を有している。
【0069】
ディフューザ・プレート・アセンブリが、シェル本体1の内側に配置されており、流れを加速させる目的のための上部4.1と、加速された流れの分割および減速のための下部4.2とを有している。整流器2が、ディフューザ・プレート・アセンブリの下方に、枢動可能部材8として配置されている。図4に例として示されている枢動運動を得るために、シェル本体1の内周の下部が、球面キャップの形状に構成されている。枢動可能部材8の外周が、対応する相補的な球面キャップの形状9を有している。部材8を枢動させることが可能であるため、出て行く流れを特定の角度で前後に動かすことができ、これが装着された水栓に大きな応用上の利点がもたらされる。
【0070】
シェル本体の底部としての枢動可能部材8の色コードを、やはり本発明に沿った明確な相関付けが可能であるように、シェル本体1とは異なる色となるように設計することができ、例えば表8による色とすることができる。
【0071】
表7に従って、整流器の外表面またはシェルの底部に追加の触覚コードを設けることで、水まわり部品の水あかに対する耐性を定めることが可能である。さらに、不透明なスクリーン・アタッチメントへの色を選択することで、水まわり部品のユーザに、例えば水の節約など、その好ましい用途を明確に通知することができる。例えば、現在の表4および5によれば、「緑」の色は、流量低減にもとづく水の節約を知らせている。
【0072】
この時点で、上述の視覚的なコードがすべて、水まわり部品の所与の直径または寸法とは無関係に、あらかじめ定められている点に注意すべきである。視覚的なコードは、流れ調節器の機能を定める特性または快適性を定める特性にのみ関係している。
【0073】
図5は、シェル本体1が雄ねじ15を有している水まわり部品を示しており、シェル本体1を、蛇口の相補的な雌ねじへと直接ねじ込むことが可能である。ここでも、流量クラスおよび/または流れの調節について、上述したコードを同様に使用することが可能である。雄ねじ15の種類またはピッチを、必須のワッシャ16の色コードによって定めることも、さらに可能である。
【0074】
【表1】

表1は、スクリーン・アタッチメントおよびディフューザ・プレート・アセンブリについて選択されるコードの例であり、それぞれの色の組み合わせについてそれぞれの圧力値における典型的な流量が示されている。
【0075】
【表2】

表2は、透明なスクリーン・アタッチメントを有している流れの絞りの機能を実行するための流れ調節器について、色コードの概要である。
【0076】
【表3】

表3は、それぞれ空気入りの流れまたは層流を得る機能のためのシェル本体について、シェルの色コードを示している。
【0077】
【表4】

表4は、水まわり部品の特定の好ましい機能に関し、欧州販売地域にもとづくスクリーン・アタッチメントの色の例である。
【0078】
【表5】

表5は、水まわり部品の特定の好ましい機能に関し、米国販売地域にもとづくスクリーン・アタッチメントの色の例である。
【0079】
【表6】

表6は、水まわり部品の騒音特性に関し、ディフューザ・プレート・アセンブリの一部としてのディフューザ・リングの外側から識別できる色コードである。
【0080】
【表7】

表7は、抗水あか機能についての触覚コードを示している。
【0081】
【表8】

表8は、水まわり部品の使用時の所望の流れの方向に関し、それぞれシェル本体、シェル基部の色コードである。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】空気入りの流れを生成するためのシェル本体を有している流れ整形器の形態の水まわり部品である。
【図1a】図1の部分断面図である。
【図2】透明なスクリーン・アタッチメントおよび認識可能な絞りユニットを有している流れ調節器の形態の水まわり部品の上面図である。
【図2a】図2の部分断面図である。
【図3】2部品構成のディフューザ・プレート・アセンブリを有している水まわり部品の部分断面である。
【図4】シェル本体内に枢動可能な整流器を有している流れ調節器の実施形態の断面図である。
【図5】蛇口の内側に隠して取り付けられるように雄ねじを有している流れ調節器の斜視上面図である。
【符号の説明】
【0083】
1 シェル本体
2 シェル本体1の断面領域の流れ整形手段
3 シェル本体1の溝状の空気供給開口
4 流量クラスを定めるディフューザ・プレート・アセンブリ
5 シェル本体1とディフューザ・プレート・アセンブリ4との間の固定の接続
6 スクリーン・アタッチメント
7 流量絞り
8 枢動可能な整流器
9 球面キャップ
10 弾性リング
11 制御すき間
12 スクリーン
13 貫流開口
14 リング部材
15 雄ねじ
16 ワッシャ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水まわり部品、すなわち流れる流体媒体のための流れ調節器または流れ整形器であって、
少なくとも1つのスクリーン・アタッチメントと、1つのディフューザ・プレート・アセンブリと、1つのシェル本体とを含む特性規定部品を、流れの方向にサンドイッチ状に配置して構成されており、シェル本体は、その断面を横切って広がる流れ整形用開口のセグメントを有しており、
きわめてさまざまであるユーザおよび用途の要件への適合性を実現するために、前記特性規定部品が交換可能かつ組み合わせ可能であり、この目的のために、固定手段が用意され、好ましくはシェル本体に一体に形成または成型されるとともに、対応する固定手段が用意され、好ましくはディフューザ・プレート・アセンブリに一体に形成または成型され、
ディフューザ・プレート・アセンブリが、少なくとも外側に、流量クラス特定用の視覚的コードを呈するとともに、シェル本体が、流れの種類を特定し、すなわち層流であるか空気入りであるかを特定する視覚的コードを呈しており、
さらにスクリーン・アタッチメントが、ディフューザ・プレート・アセンブリへと接続され、流量絞りがスクリーン・アタッチメントとディフューザ・プレート・アセンブリとの間に配置される場合には、スクリーン・アタッチメントが半透明または透明な設計であって、流量絞りがさらなる視覚的コードを有しており、
流量絞りが設けられない場合には、スクリーン・アタッチメントの視覚的コードが、ディフューザ・プレート・アセンブリの視覚的コードに一致するように設計され、あるいは所定の組み合わせにて用意されるように設計される水まわり部品。
【請求項2】
視覚的コードが、それぞれに異なる色コードとして設計されていることを特徴とする請求項1に記載の水まわり部品。
【請求項3】
それぞれのコードにおける色の段階または色の差が、オプトエレクトロニクスによる画像の検出および分析によって、補助的な助けを必要とせずに視覚的に識別できる色温度を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の水まわり部品。
【請求項4】
ディフューザ・プレート・アセンブリのコードに一致しない場合のスクリーン・アタッチメントの色コードが、青色、アイボリー、緑色、茶色、オリーブ色、赤色、ベージュ、黒色、ピンク、紫色、および白色の各色を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の水まわり部品。
【請求項5】
流量絞りの色コードが、10色、すなわち明るい緑色、暗い灰色、緑色、紫色、暗い青色、ピンク、橙色、黒色、黄色、および白色を含んでいることを特徴とする請求項2または3に記載の水まわり部品。
【請求項6】
ディフューザ・プレート・アセンブリの色コードが、少なくとも11色、すなわち暗い緑色、バーガンディー、明るい緑色、明るい青色、黄色、暗い青色、暗い灰色、明るい灰色、灰色、橙色、および無色を含んでいることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の水まわり部品。
【請求項7】
スクリーン・アタッチメントが、暗い緑色、バーガンディー、明るい緑色、明るい青色、黄色、暗い青色、暗い灰色、明るい灰色、灰色、または橙色からなる色コードを有していることを特徴とする請求項5に記載の水まわり部品。
【請求項8】
シェル本体の色コードが、少なくとも2つの色を含んでおり、第1の色が、空気供給溝を有しているシェル本体に関連付けられ、第2の色が、空気供給溝のないシェル本体に関連付けられていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の水まわり部品。
【請求項9】
第1の色が、暗い灰色であり、第2の色が、明るい灰色であり、それぞれのシェル本体が、べた一色の合成材料であることを特徴とする請求項8に記載の水まわり部品。
【請求項10】
シェル本体が、流出側の整流器として枢動可能なシェル底部を有しており、
この枢動可能な底部が、別の色コードを呈していることを特徴とする請求項2〜9のいずれか一項に記載の水まわり部品。
【請求項11】
別の色コードが、シェル本体の色コードと異なっていることを特徴とする請求項10に記載の水まわり部品。
【請求項12】
エラストマー材料のコーティングが、流出側のシェル本体の外側または流出側のシェル本体に配置された整流器へと塗布されていることを特徴とする請求項2〜11のいずれか一項に記載の水まわり部品。
【請求項13】
コーティングが着色され、あるいは色コードを有しており、さらに/またはコーティングの弾性特性が触覚によるコードを可能にしていることを特徴とする請求項12に記載の水まわり部品。
【請求項14】
流量絞りが、制御すき間を有しており、
制御すき間の流れの断面を、流れる流体媒体の圧力のもとで弾性変形可能なリングによって変化させることができ、
スクリーン・アタッチメントの透明度が、流量絞りそのものならびに変形可能リングの位置を識別できるように選択されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の水まわり部品。
【請求項15】
弾性リングが、視覚的に識別可能なコードであって、制御すき間または制御すき間の周囲の領域とは異なるコード、とくには色コードを有していることを特徴とする請求項14に記載の水まわり部品。
【請求項16】
スクリーン・アタッチメントが、流入側において、凸状または円錐形を呈していることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の水まわり部品。
【請求項17】
スクリーン・アタッチメントが、多角形のスクリーン開口を呈するとともに、円形のディフューザ・プレート・アセンブリの内側凹所に固定される環状のカラーを有していることを特徴とする請求項16に記載の水まわり部品。
【請求項18】
スクリーン・アタッチメントおよびディフューザ・プレート・アセンブリの両者、ならびにシェル本体が、円形の断面を呈していることを特徴とする請求項1〜17のいずれか一項に記載の水まわり部品。
【請求項19】
シェル本体が、相補的である蛇口の雌ねじへと直接ねじ込むことができる雄ねじを有しており、
シェル本体に設けられるワッシャが、ねじの種類および/または雄ねじのねじピッチを明示するコード、とくには色コードを呈していることを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の水まわり部品。
【請求項20】
少なくとも1つのスクリーン・アタッチメントと、1つのディフューザ・プレート・アセンブリまたはディフューザと、シェル本体とを含む特性規定部品を、流れの方向にサンドイッチ状に配置して構成されており、
シェル本体が、その断面を横切って広がる流れ整形用開口のセグメントを有しており、
きわめてさまざまであるユーザおよび用途の要件への適合性を実現するために、前記特性規定部品が交換可能かつ組み合わせ可能であって、固定手段がシェル本体に配置されるとともに、対応する相手の固定手段がディフューザ・プレート・アセンブリに配置され、
ディフューザ・プレート・アセンブリが、少なくとも外側に、流量クラス特定用の視覚的コードを呈するとともに、シェル本体が、流れの種類を特定し、すなわち層流であるか空気入りであるかを特定する視覚的コードを呈しており、
さらにスクリーン・アタッチメントが、ディフューザ・プレート・アセンブリへと接続され、流量絞りがスクリーン・アタッチメントとディフューザ・プレート・アセンブリとの間に配置される場合には、スクリーン・アタッチメントが半透明または透明な設計であって、流量絞りがさらなる視覚的コードを有しており、
流量絞りが設けられない場合には、スクリーン・アタッチメントの視覚的コードが、ディフューザ・プレート・アセンブリの視覚的コードに一致するように設計され、あるいは所定の組み合わせにて用意されるように設計される水まわり部品、すなわち流れる流体媒体のための流れ調節器または流れ整形器の製造のための方法であって、
所望の流量クラスならびにそれぞれの流れのパターンおよび/または流量に関する顧客の特定の要求にもとづき、特性規定部品のコードを、顧客の特定の要求に一致し、あるいは顧客の特定の要求に可能な限り最大限に近付くようにコード表から取り出し、それらの部品を正確かつ管理された様相で在庫から取り出して組み立てる方法。
【請求項21】
水まわり部品の製造の管理ならびに品質の管理が、画像の取得およびコンピュータの支援による画像処理によって保証され、
色温度の異なる所定の色が、それぞれのコードとして使用されていることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
少なくとも1つの円形のスクリーン・アタッチメントと、1つの円形のディフューザ・プレート・アセンブリと、円筒形のシェル本体とを含む特性規定部品を、流れの方向にサンドイッチ状に配置して構成されており、
シェル本体が、その断面を横切って広がる流れ整形用開口のセグメントを有しており、
きわめてさまざまであるユーザおよび用途の要件への適合性を実現するために、前記特性規定部品が交換可能かつ組み合わせ可能であって、この目的のために、固定手段がシェル本体の内周に設けられるとともに、対応する相手の固定手段が円形のディフューザ・プレート・アセンブリの外周に設けられ、
円形のディフューザ・プレート・アセンブリが、少なくとも外側に、流量クラス特定用の視覚的コードを呈するとともに、シェル本体が、流れの種類を特定し、すなわち層流であるか空気入りであるかを特定する視覚的コードを呈しており、
さらにスクリーン・アタッチメントが、円形のディフューザ・プレート・アセンブリの周状の内側凹所へと挿入されており、
流量絞りがスクリーン・アタッチメントとディフューザ・プレート・アセンブリとの間に配置される場合には、スクリーン・アタッチメントが半透明または透明な設計であって、流量絞りがさらなる視覚的コードを有しており、
流量絞りが設けられない場合には、スクリーン・アタッチメントの視覚的コードが、ディフューザ・プレート・アセンブリの視覚的コードに一致するように設計され、あるいは所定の組み合わせにて用意されるように設計される水まわり部品、すなわち流れる流体媒体のための流れ調節器または流れ整形器を、
分解を必要とすることなく部品上で識別できる特定の視覚的コードのどれが、流れのパターン、流量の絞り、および/または流量クラスに関してそれぞれの用途に一致し、あるいは可能な限り最大限に近似しているかを示す製造者の認めるコード表にもとづいて使用すること。
【請求項23】
コードが、色温度の異なる色として実現されていることを特徴とする請求項22に記載の水まわり部品の使用。

【図1】
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【図1a】
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【図2】
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【図2a】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−540883(P2008−540883A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−511566(P2008−511566)
【出願日】平成17年6月22日(2005.6.22)
【国際出願番号】PCT/EP2005/006756
【国際公開番号】WO2006/122579
【国際公開日】平成18年11月23日(2006.11.23)
【出願人】(506211849)ネオパール ゲーエムベーハー (1)
【Fターム(参考)】