説明

水中の濁り監視方法および濁り監視装置

【課題】三次元的な濁りの分布や濁り粒子の輸送量を短時間に計測し、工事で出る濁りを詳細に管理することができる水中の濁り監視方法および濁り監視装置を提供すること。
【解決手段】観測船3の舷7にADCP5を、観測船3上にGPS20とコンピュータ19を設置する。観測船3で海上を移動しつつ、GPS20で観測船3の水平方向の位置情報を取得する。同時に、ADCP5から水底17に向けて超音波ビーム11を発射し、水中9の鉛直方向の各層に浮遊する微粒子15で反射された反射波14のドップラーシフトから求めた水深毎の流速21と、水深毎の反射波14の反射強度とを取得する。次に、コンピュータ19を用いて、観測船3の位置情報と反射波14の反射強度から、三次元的な濁りの分布を推定する。さらに、流速21と、推定された濁りの分布から、微粒子15の輸送量を算出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中の濁り監視方法および濁り監視装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
海工事などで発生する濁りが工事海域外に流出すると、周辺環境に様々な問題が発生し、工事の工程に影響を及ぼす場合がある。そのため、工事で発生する濁りを計測する必要がある。従来、濁りの計測には、主に、(1)濁度計を用いる方法(例えば、特許文献1参照)や、(2)採水したサンプルの濁度を測定する方法(例えば、特許文献2参照)が使用されている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−354069号公報
【特許文献2】特開平6−027014号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、(1)、(2)の方法とも、鉛直方向や水平方向の濁度分布を計測するのではなく、水中の1点の濁度を計測するため、工事海域において三次元的に分布する濁りを測定することが不可能である。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、三次元的な濁りの分布や濁り粒子の輸送量を短時間に計測し、工事で出る濁りを詳細に管理することができる水中の濁り監視方法および濁り監視装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するための第1の発明は、超音波ドップラー流速計を移動させつつ、前記超音波ドップラー流速計から発射されて水中の微粒子で反射された超音波の反射強度および前記超音波ドップラー流速計の位置情報を取得し、前記反射強度と前記位置情報から、前記微粒子の三次元的な分布を推定することを特徴とする水中の濁り監視方法である。
【0007】
超音波ドップラー流速計(ADCP)は、水上で移動可能な観測船等に設置される。超音波ドップラー流速計は、水中に複数の超音波ビームを発信し、鉛直方向の各層の微粒子で反射させて水深毎の流速を計測すると同時に、反射した超音波の反射強度を水深毎に取得する。微粒子とは、例えば、浮遊土砂等である。超音波ドップラー流速計の超音波の周波数は、水深により変化させる。
【0008】
さらに、観測船には、位置情報を取得するために、例えばGPS(汎地球測位システム)等の設備が設置される。GPS等で観測した水平方向の位置情報と超音波ドップラー流速計で観測した鉛直方向の各層の微粒子による反射波の反射強度は、コンピュータ等に送られ、微粒子の三次元的な分布が推定される。また、超音波ドップラー流速計で測定した流速と、推定された微粒子の三次元的な分布等から、水中の微粒子の輸送量が算出される。
【0009】
第1の発明では、超音波ドップラー流速計を移動しつつ、超音波ドップラー流速計から発射されて水中の微粒子で反射された超音波の反射強度を取得する。また、超音波ドップラー流速計の位置情報も取得する。そして、取得した反射強度と位置情報から、水中の微粒子の三次元的な分布を推定する。さらに、超音波ドップラー流速計で計測された流速を用いて微粒子の輸送量を算出することができる。
【0010】
第2の発明は、超音波ドップラー流速計と、前記超音波ドップラー流速計を移動させる移動手段と、前記超音波ドップラー流速計の位置情報を取得する手段と、前記超音波ドップラー流速計から発射されて水中の微粒子で反射された超音波の反射強度と前記位置情報から、前記微粒子の三次元的な分布を推定する手段とを具備することを特徴とする水中の濁り監視装置である。
【0011】
移動手段には、例えば観測船を使用し、観測船の舷側等に超音波ドップラー流速計を設置する。また、超音波ドップラー流速計の水平方向の位置情報を取得する手段として、観測船にGPS等を設置する。さらに、水中の各層に浮遊する微粒子で反射された超音波の反射強度と超音波ドップラー流速計の位置情報から微粒子の三次元的な分布を推定し、超音波ドップラー流速計で計測された流速と推定された微粒子の分布から微粒子の輸送量を算出する手段として、コンピュータ等を用いる。
【0012】
第2の発明では、観測船等を移動させつつ、超音波ドップラー流速計の位置情報をGPS等で取得する。超音波ドップラー流速計は、複数の超音波ビームを発信し、水中の微粒子で反射させて流速を計測すると同時に、水中の微粒子で反射した反射波の反射強度を取得する。そして、超音波ドップラー流速計の位置情報と超音波の反射強度から、コンピュータ等を用いて、微粒子の三次元的な分布を推定する。さらに、超音波ドップラー流速計で計測された流速を用いて微粒子の輸送量を算出する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、三次元的な濁りの分布や濁り粒子の輸送量を短時間に計測し、工事で出る濁りを詳細に管理することができる水中の濁り監視方法および濁り監視装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、濁り監視装置1の概要図である。濁り監視装置1は、観測船3、ADCP(超音波ドップラー流速計)5、コンピュータ19、GPS20等で構成される。ADCP5は、例えば、観測船3の舷7側等に設置される。コンピュータ19、GPS20は、例えば、観測船3上に設置される。
【0015】
観測船3は、ADCP5を任意の位置に移動させる。図1に示すように、ADCP5からは、複数本の超音波ビーム11が水底7に向けて発射される。矢印Aに示す方向に発射された超音波ビーム11は、測定セル13の位置に浮遊する微粒子15で矢印Bの方向に反射される。ADCP5は、この反射波14のドップラーシフトで、測定セル13を含む水平面でのADCP5の直下の流速21を測定する。
【0016】
流速21を測定すると同時に、ADCP5は、超音波ビーム11の矢印B方向の反射波14の反射強度を取得する。図1では、鉛直方向の1つの層の測定セル13のみを図示したが、ADCP5から発射された超音波ビーム11は鉛直方向の各層の測定セル13中に浮遊する微粒子15で反射され、ADCP5は鉛直方向の各層毎の流速21と、反射波14の反射強度を同時に取得する。ADCP5を用いて測定された水深毎の流速21および反射波14の反射強度は、コンピュータ19に入力される。
【0017】
観測船3に設置されたGPS20は、ADCP5の位置情報を取得する。濁り監視装置1では、濁り全体の分布を網羅できるように、濁り発生源を中心に経過時間ごとに観測船3の航行範囲を広げながら、ADCP5による流速21と反射波14の反射強度の観測と、GPS20によるADCP5の位置の観測とが行われる。GPS20を用いて取得されたADCP5の位置情報は、コンピュータ19に入力され、表示画面に表示される。
【0018】
図2は、GPS20で観測された観測船3の軌跡25、すなわちADCP5の位置情報を示す図である。図2では、例えば、横軸が東西方向の位置を、縦軸が南北方向の位置を示す。観測船3の軌跡25に示す曲線から枝分かれした複数の直線31は、枝分かれ位置においてADCP5で測定された、水中9の所定の層での流速21と流向を示す。
【0019】
図2に示す例では、投入地点27から水中に投入された土砂等の濁り29aが、時間の経過とともに南西方向の流れで濁り29b、29c、29d、29eに示す位置に運ばれる。観測船3の軌跡25は、海上の観測船3が待機位置23から矢印Cに示す方向に移動を開始し、その後、濁り29a、29b、29c、29d、29e上を往復しながら通過したことを示す。
【0020】
図3は、観測船3の軌跡25に示す位置および時刻での超音波反射強度を示す図である。横軸は時刻を、縦軸は水深を示す。横軸に示す時刻は、図2に示す観測船3の軌跡25、すなわちADCP5での反射強度の測定位置に対応し、観測船3の走行中には距離に換算可能である。例えば、図3の待機中33に示す時間帯には、観測船3は図2に示す待機位置23で待機中である。また、図3の走行中35a、35b、35c、35d、35eに示す時間帯には、観測船3は図2に示す濁り29a、29b、29c、29d、29eのある海上を横切って走行中である。
【0021】
凡例36は、超音波反射強度と図3中の表示パターンの対応関係を示す。ADCP5で取得された超音波反射強度と、GPS20で取得された位置情報を入力されたコンピュータ19は、観測船3の軌跡25に示す位置および時刻での水中9の反射波14の反射強度を、凡例36に示すような表示パターンを用いて、表示画面に表示させる。
【0022】
図4は、採水分析で求めたS.S.(浮遊粒子)濃度とADCP信号反射強度との関係を示す図である。縦軸は採水分析で求めたS.S.(浮遊粒子)濃度を、横軸はADCP5で観測されたADCP信号反射強度を示す。点37は、表層、中層、低層の各位置で採取したサンプルのS.S.濃度と、同じ位置での超音波反射強度とを示す。
【0023】
直線39は、点37に示すデータの相関直線である。表層、中層、低層のいずれにおいても、水中9で採取したサンプルのS.S.濃度と、同じ位置での超音波ビーム11の反射波14の反射強度との間には、同様の相関関係が見られる。微粒子15からの超音波反射強度は、粒子径及び粒子間の距離(密度)が影響すると考えられ、直線39の関係から、コンピュータ19等を用いて、ADCP5で観測した超音波反射強度(図3)をS.S.濃度に換算した推定値が求められる。
【0024】
図5は、空港島41とその北西に設置されたシルトフェンス43付近の流速と流向の分布例を示す図、図6は、図5に示す表示範囲45の濁り分布の予測例を示す図である。図5に示す複数の線の長さは流速を、向きは流向を示す。
【0025】
図5に示すような流速および流向のデータと、ある時点での濁りの分布から、コンピュータ19等を用いて、土砂等の微粒子15の輸送量が算出され、任意の時間や水深の濁り範囲の予測が行われる。予測結果は、図6に示すように、各濃度のS.S.濃度に対応する複数の表示パターンを用いて表示画面に表示される。
【0026】
図5に示す流速および流向のデータには、例えば、濁り監視装置1のADCP5で観測された流速・流向や、潮汐、風、河川流入等を考慮して算出した流速・流向が用いられる。濁りの分布のデータには、濁り監視装置1で観測された微粒子15の濃度分布や、土運船から土砂が投下される時刻、位置等の情報が用いられる。
【0027】
次に、濁り監視装置1の動作について説明する。濁り監視装置1を用いて三次元的に濁りを監視するには、観測船3は、図2に示すように、濁り全体の分布を網羅できるよう、濁り発生源を中心に経過時間ごとに航行範囲を広げながら航行する。図2に示す例では、観測船3が待機位置23で待機している間に、土運船等を用いて濁り発生源となる投入地点27から土砂等の微粒子15を投入した。観測船3は、周囲の水面まで濁りが現れるまで待機を続けた後、矢印Cに示す方向に移動を開始し、水中9に発生した濁り29aの上方の海上を通過した。
【0028】
次に、観測船3は矢印Dに示す方向に方向転換し、濁り29aが南西方向の流れで濁り29bに示す位置に運ばれるのに合わせて、濁り29bの上方の海上を通過した。さらに、観測船3は、矢印E、矢印F、矢印Gに示す方向に方向転換を繰り返し、南西に運ばれた濁り29c、29d、29eの上方の海上を通過した。
【0029】
図1に示すように、投入位置27での土砂投入直後から、観測船3が海上を移動を続ける間、観測船3の舷7に設置したADCP5から水底7に向けて複数の超音波ビーム11を発射する。矢印Aに示す方向に発射された超音波ビーム11は、鉛直方向の各層の測定セル13内に浮遊する微粒子15により、矢印Bの方向に反射される。
【0030】
ADCP5は、矢印Bの方向に反射された反射波14のドップラーシフトで、鉛直方向の各層について、測定セル13を含む水平面でのADCP5の直下の流速21を測定する。同時に、ADCP5は各層に浮遊する微粒子15による反射波14の反射強度を取得する。そして、水深毎の流速21および反射波14の反射強度の情報をコンピュータ19に送る。
【0031】
濁り監視装置1は、ADCP5で水深毎の流速21と反射波14の反射強度を測定すると同時に、観測船3上に設置されたGPS20で観測船3の移動の軌跡、すなわちADCP5の位置情報を取得して、位置情報のデータをコンピュータ19に送る。
【0032】
コンピュータ19は、入力された位置情報に基づいて、図2に示すように、観測船3の軌跡25を表示画面に表示する。図2に示すように、表示画面に、ADCP5から入力された流速21等のデータを直線31を用いて同時に表示してもよい。観測船3の軌跡25は、ADCP5の水平方向の測定位置を示す。観測船3の軌跡25から枝分かれした直線31の長さは、枝分かれ位置での水中9の流速21を示し、直線31の向きは、枝分かれ位置での流向を示す。
【0033】
図2に示すようなADCP5の位置情報、および、超音波ビーム11の反射波14の反射強度を取得した後、コンピュータ19は、反射波14の反射強度とその測定位置との関係を整理し、図3に示すようなグラフを表示画面に表示する。
【0034】
図3に示す例では、待機中33の後半以降の時間帯に、超音波反射強度の高い部分34が観測された。これは、投入地点27で土砂が投入された後、投入地点27から待機位置23に向かって水底17を這うように動いてきた濁りを捉えている。また、高い超音波反射強度が観測された走行中35a、35b、35c、35d、35eの時間帯には、観測船3は図2に示す濁り29a、29b、29c、29d、29eの上を走行していた。
【0035】
図3から、超音波反射強度の高い部分が濁りの存在する位置に対応すると考えられる。また、最初に発生した強い濁り29aは、時間が経過して、濁り29b、29c、29d、29eの位置に移動するにつれて薄まっていくことがわかる。さらに、水深の浅い水表面から見える濁りの範囲より、水深の深い部分の方がより広い範囲に濁りが広がっていることがわかる。
【0036】
コンピュータ19は、図4に示すような、S.S.濃度とADCP信号反射強度との相関から、反射波14の反射強度をS.S.濃度に換算する。ADCP5は、観測船3で水平方向に移動しながら鉛直方向の各層における反射強度を取得しているため、三次元的な濃度分布が推定される。
【0037】
さらに、コンピュータ19は、ADCP5で測定した流速21等、または、潮汐、風、河川流入等の条件を考慮して算出した流速と流向の分布を用いて、必要に応じて、図5に示すような画面を表示画面に表示する。また、流速および流向と、ADCP5で観測したある時点での濁りの分布や、土砂を投入する位置等の濁りについての情報から、土砂等の微粒子15の輸送量を算出し、任意の時間や水深の濁り範囲の予測を行い、図6に示すような表示パターンを用いて表示画面に表示する。
【0038】
濁りの分布を予測する対象範囲および対象時刻は、任意に設定できる。必要に応じて、濁り分布の経時変化の予測結果を、図6に示すような表示パターンを用いて連続して表示してもよい。
【0039】
このように、本実施の形態では、ADCP5を取り付けた観測船3を水平方向に移動させつつ、濁度の基となる微粒子15からの超音波反射強度を連続観測する。ADCP5が、水平方向に移動しつつ、鉛直方向の各層の超音波反射強度を同時に測定するため、三次元的な濁りの濃度分布を短時間に計測することができる。また、ADCP5で計測した流速21を用いて微粒子15の輸送量を算出して濃度分布を予測し、工事で出る濁りを高度に管理することができる。
【0040】
なお、図1では、観測船3の舷7にADCP5を設置したが、ADCP5の設置位置はこれに限らず、船底に設置したり、海面を曳航してもよい。また、コンピュータ19の設置位置は観測船3上に限らず、GPS20やADCP5からのデータを受信できる他の場所に設置してもよい。
【0041】
ADCP5で取得される反射波14の反射強度は、薄い濁りに敏感に反応する傾向があり、定量的な濁度の把握には、濁度計を併用することが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】濁り監視装置1の概要図
【図2】GPS20で観測された観測船3の軌跡25、すなわちADCP5の位置情報を示す図
【図3】観測船3の軌跡25に示す位置および時刻での超音波反射強度を示す図
【図4】採水分析で求めたS.S.(浮遊粒子)濃度とADCP信号反射強度との関係を示す図
【図5】空港島41とその北西に設置されたシルトフェンス43付近の流速と流向の分布例を示す図
【図6】図5に示す表示範囲45の濁り分布の予測例を示す図
【符号の説明】
【0043】
1………濁り監視装置
3………船
5………ADCP
11………超音波ビーム
15………微粒子
19………コンピュータ
20………GPS
21………流速
23………観測船3の軌跡
29a、29b、29c、29d、29e………濁り

【特許請求の範囲】
【請求項1】
超音波ドップラー流速計を移動させつつ、前記超音波ドップラー流速計から発射されて水中の微粒子で反射された超音波の反射強度および前記超音波ドップラー流速計の位置情報を取得し、
前記反射強度と前記位置情報から、前記微粒子の三次元的な分布を推定することを特徴とする水中の濁り監視方法。
【請求項2】
前記超音波ドップラー流速計で計測された流速を用いて前記微粒子の輸送量を算出することを特徴とする請求項1記載の水中の濁り監視方法。
【請求項3】
超音波ドップラー流速計と、
前記超音波ドップラー流速計を移動させる移動手段と、
前記超音波ドップラー流速計の位置情報を取得する手段と、
前記超音波ドップラー流速計から発射されて水中の微粒子で反射された超音波の反射強度と前記位置情報から、前記微粒子の三次元的な分布を推定する手段と、
を具備することを特徴とする水中の濁り監視装置。
【請求項4】
前記超音波ドップラー流速計で計測された流速を用いて前記微粒子の輸送量を算出する手段をさらに具備することを特徴とする請求項3記載の水中の濁り監視装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−71881(P2007−71881A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−283405(P2006−283405)
【出願日】平成18年10月18日(2006.10.18)
【分割の表示】特願2002−131313(P2002−131313)の分割
【原出願日】平成14年5月7日(2002.5.7)
【出願人】(000001373)鹿島建設株式会社 (1,387)
【Fターム(参考)】