説明

水平ディスプレイ情報表示装置及びその表示方法

【課題】居ながらにして多くの見出しを見ることができ、しかもそのうちの興味のある見出しの情報を即座に見ることが可能な水平ディスプレイ情報表示装置を提供すること。
【解決手段】一例の水平ディスプレイ情報表示装置は、記事内容を表す可視情報及びこの可視情報の内容を表す複数の見出しを記憶する情報記憶手段と、表示画面が水平に置かれ、上記情報記憶手段により記憶された前記見出し及び前記可視情報を表示すること及び表示画面にタッチされたことを検知することが可能なタッチ検知表示手段と、このタッチ検知表示手段に表示される前記見出しを所定方向に移動させながら表示する見出し表示方向制御手段と、前記タッチ検知表示手段により前記表示画面に表示される見出しがタッチされたとき、その位置を検知しその位置から対応する見出しを検知する見出し選択検知手段と、この見出し選択検知手段により検知された前記見出しを前記情報記憶手段から検索し、対応する前記可視情報を表示させる検索表示手段と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、水平に置かれ、新聞記事などいろいろな可視情報を表示する水平ディスプレイ情報表示装置及びその表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
新聞など人間が読むことが可能な可視情報は巷に氾濫している。しかし、これらすべての情報を読むことは時間的に困難な場合が多い。そこで、それらの可視情報を効率よく読むために見出しを付し、これを選択することによりその情報を見るようにすることが知られている。しかし、この見出しも多いとすぐにその情報を読むことが難しい場合が多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−292957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の課題を解決するために、本発明は居ながらにして多くの見出しを見ることができ、しかもそのうちの興味のある見出しの情報を即座に見ることが可能な水平ディスプレイ情報表示装置及びその表示方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態の装置は、記事内容を表す可視情報及びこの可視情報の内容を表す複数の見出しを記憶する情報記憶手段と、表示画面が水平に置かれ、上記情報記憶手段により記憶された前記見出し及び前記可視情報を表示すること及び表示画面にタッチされたことを検知することが可能なタッチ検知表示手段と、このタッチ検知表示手段に表示される前記見出しを所定方向に移動させながら表示する見出し表示方向制御手段と、前記タッチ検知表示手段により前記表示画面に表示される見出しがタッチされたとき、その位置を検知しその位置から対応する見出しを検知する見出し選択検知手段と、この見出し選択検知手段により検知された前記見出しを前記情報記憶手段から検索し、対応する前記可視情報を表示させる検索表示手段と、を有することを特徴とする水平ディスプレイ情報表示装置である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】一実施形態に係る水平ディスプレイ情報表示装置の斜視図である。
【図2】一実施形態の表示画面例を示す図である。
【図3】一実施形態の水平ディスプレイ情報表示装置の電気的構成例を示す図である。
【図4】タッチパネルディスプレイの各辺が押されることを説明するための図である。
【図5】一実施形態の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図6】一実施形態において見出しにタッチして対応する記事を表示する画面例を示す図である。
【図7】記事にタッチしてその記事に対応する経時的な一連の記事を表示する例を示す図である。
【図8】他の実施形態おける、見出しの記述方向と、見出し表示の移動方向を説明するための図である。
【図9】見出しが文章だけでなく、動画、静止画である例の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。この一実施形態の水平ディスプレイ情報表示装置の斜視図を図1に示す。この水平ディスプレイ情報表示装置10は、通常は水平に置かれ、4側面の各側面上方部ほぼ中央に例えば移動体を検知する赤外線センサ11a,11b,11c,11dを有する直方体形状の匡体12と、この上面に設けられ、新聞記事の見出しを表示すると共に画面にタッチしたときそのタッチされた位置(座標)を検知するタッチパネルディスプレイ(TPD)13と、匡体12の下面の四隅に設けられ匡体12及びTPD13の移動を容易にするローラ14を有する。
【0008】
TPD13の表示画面例を、図2に示す。表示画面16には、複数の縦書きされた見出し17a,17b,17c,17d,17e,17f・・・が、通常は例えば矢印18に示す如く左方向から右方向に流れるように移動して表示される。矢印18は、見出し表示の移動方向であり、矢印19は、見出しの記述方向である。このように、見出しの記述方向と見出しの表示の移動方向は直交している。
【0009】
見出し17a,17b,17c,17d,17e,17f・・・・は重要度が高いほど大きく表示され、重要度が低いと小さく表示される。例えば見出しは、大、中の2種類に分けて表示される。勿論、見出しの大きさを3種類以上にしてもよい。
【0010】
水平ディスプレイ情報表示装置10の電気的構成例を図3に示す。水平ディスプレイ情報表示装置10は、新聞記事の情報を記憶する新聞記事記憶部21と、この新聞の各記事の見出しを作成する見出し作成部22と、その見出しの大きさを決定する見出し大きさ決定部23と、この見出し大きさ決定部23により決定された大きさで、縦書きの見出しを通常(初期設定時)、左方向から右方向に移動表示する上記タッチパネルディスプレイ(TPD)13と、上記4つの赤外線センサにより、ユーザが座っている位置を検知するユーザ位置検知部24と、TPD13の表示画面の傾きを検知する傾き検知部25と、ユーザ位置検知部24により検知されたユーザが座っている位置及び傾き検知部25により検知された傾きの方向に応じて表示方向を変えるように制御する表示方向制御部26と、TPD13においてユーザがタッチすることにより選択された見出しを検知する見出し選択検知部27と、この見出し選択検知部27により選択が検知された見出しの記事を、新聞記事記憶部21から検索する選択記事検索部28とを有する。
【0011】
見出し選択検知部27には、選択された記事が後でTPD13に表示されるとき、ユーザの指示によりその表示内容を移動、拡大、縮小するなどの画像処理を行う表示処理部27pが含まれている。
【0012】
ユーザ位置検知部24は、図1に示した赤外線センサ11a,11b,11c,11dを含み、これら4つの赤外線センサにより、ユーザが4辺のどの位置に座ったかを検知する。
【0013】
新聞記事記憶部21には、予め新聞そのままを例えばPDF化して表示可能な電子情報と、これらの記事に見出し作成部22において付加された見出しが記憶される。
【0014】
選択記事検索部28による検索により検知された見出しの記事は、新聞記事記憶部21から、TPD13に送られて表示画面16上に表示される。したがって、TPD13の表示画面16上には、通常、各新聞の見出しが流れるように移動表示されているが、ユーザがそれらの見出しの1つにタッチすることにより選択すると、その選択された記事が例えばPDF表示形式でその同一画面上に表示されることになる(図5参照)。この点については、更に後述する。
【0015】
TPD13以外の各電気回路は、図1に示す匡体12に収容されている。見出し作成部22では、新聞記事記憶部21に記憶される、各新聞の記事の見出しをそのまま用いてもよいし、新聞記事に記載されている記事とは異なる見出しを作成してもよい。あるいは、新聞記事に記載の見出しの他に別の見出しを付加するようにしておいてもよい。このように、他の見出しも付加するようにしておくと、キーワードなどで新聞記事を見出しにより検索するとき、ヒットする確率が高くなると共に偏りのない検索が行われ有益である。
【0016】
見出し大きさ決定部23では、見出しの大きさを新聞に表示される大きさに応じて決定してもよい。なお、この見出し大きさ決定部23に、キーワード記憶部23mを設け、このキーワード記憶部23mに、重要視するキーワードを入力して記憶させることにより、このキーワード記憶部23mに記憶されているキーワードを考慮して記事の大きさを再評価するようにすることも可能である。キーワード記憶部23mに例えば、環境と入力しておいた場合、環境に関する記事の大きさは、環境に無関係な記事の場合に比べて大きく表示するようにすることができる。
【0017】
傾き検知部25は、TPD13の表示画面16の傾きを検知する回路であり、傾きその検知された傾きは表示方向制御部26に送られる。傾きはTPD13の四辺のいずれかを押すことを例えば圧電素子により検知し変えてもよいし、匡体12を持ち上げることにより変えるようにしてもよい。TPD13の四辺のいずれかを押す場合には押された辺が下方になり、匡体12を持上げる場合には持上げた辺が上方になる。
【0018】
表示面の傾きと表示内容の関係の例を図4に示す。図4において矢印は、上方から下方を示す。例えば、上方向の矢印41は、TPD13の上辺を押すことを意味し、下方向の矢印42は、TPD13の下辺を押すことを意味し、いずれも他の新聞を見ることになる。左方向の矢印43は、図1にも示したように、TPD13の左辺を押すことを意味し、見出しの表示が右から左に流れて現在から過去の記事を遡って見ていくことになる。
【0019】
これらの新聞記事の見出しの表示移動方向は、ユーザ位置検知部24により検知されたユーザの位置に対する方向である。即ち、例えば赤外線センサ11a,11cによりユーザの座っている位置が検知されたときには、図2に示すように横長の画面になるが、赤外線センサ11b,11dによりユーザが座っている位置が検知されたときには、縦長の画面になる。そして、赤外線センサ11a,11cでユーザが検知されたときと、赤外線センサ11b,11dでユーザが検知されたときとでは、表示画面及びその見出しの表示移動方向が反対になる。
【0020】
選択記事検索部28により検索された新聞記事のタッチパネルディスプレイ13における表示も同様である。即ち、検索された記事は、赤外線センサ11a,11cによりユーザの座っている位置が検知されたときには横長の画面に表示され、赤外線センサ11b,11dによりユーザが座っている位置が検知されたときには、縦長の画面に表示される。また、赤外線センサ11a,11cでユーザが検知されたときと、赤外線センサ11b,11dでユーザが検知されたときとでは、選択された新聞記事が互いに反対に表示される。
【0021】
なお、この水平ディスプレイ情報表示装置10の四辺の複数の位置にユーザが座ることもある。このような場合に、所定の辺を通常ユーザが座る位置として初期設定しておくことも可能である。
【0022】
そして、その位置に座ったユーザが見出しあるいは記事の内容を他の3辺にいるユーザの方向にドラッグして離したとき、その辺に座っているユーザが容易に見えるようにその向きを自動的に変えるようにすることも可能である。
【0023】
ここで、各見出しがタッチ(選択)されたときの表示について説明する。その画面の表示例を図6に示す。例えば、図2に示す画面で、見出し17cがタッチされたとする。このとき、この見出し17cに近い位置の最前面に、その見出しの記事51が表示される。このように、記事51を、同一画面でその見出し17cに近い位置に表示するようにすれば、その見出しの内容を見ると共に、各見出しについてもそれなりに見ることができるという効果がある。更に、例えばその記事51にタッチすれば、図7に示す画面となる。この画面では、その見出し17cの現在の内容に対応する過去の内容72が例えば左下から右上にかけて一部重ねて時系列的に表示される。この様な表示を行うためには、その見出しに対応する記事の内容が経時的に関連付けられて、例えば新聞記事記憶部21に記憶されている。
【0024】
次に、図5に示すフローチャートを用いて、この水平ディスプレイ情報表示装置10の動作を説明する。
【0025】
ステップS501では、新聞記事記憶部21において新聞記事の電子データを外部の発信先から受信し、記憶する。
【0026】
ステップS502では、見出し作成部22において、それら受信した新聞の各記事に見出しを付ける。この見出しは、例えば各記事に含まれて付けられている見出しに、その内容に応じた見出しを付加することによりなされる。したがって各記事には複数の見出しが含まれることになる。
【0027】
ステップ503では、見出し大きさ決定部23において、決定された各記事の見出しの大きさに応じて、実際の見出しの大きさを決定する。その前に見出しは複数ついているからその中の1つが選定され、その見出しの大きさが決定される。この時、キーワード記憶部23mに予め外部から入力されたキーワードを考慮して大きさが決定される。
【0028】
ステップS504では、ユーザ位置検知部24において、ユーザが水平ディスプレイ情報表示装置10の周囲の4つのどの位置に座っているかが検知される。同時に、傾き検知部25により、TPD13の表示画面が傾いているかどうか検知され、ステップS505で見出しの表示の移動方向が決定される。
【0029】
傾き検知部25により傾きが検知されなければ、ステップS506でTPD13において、ユーザの座っている位置に対して、初期設定として、所定種類の新聞の記事に関して、図2に示すように縦書きの大きさの異なる見出しが、左方向から右方向に移動表示される。これは、各見出しの新しい記事の見出しが左から順次現れるように表示される。したがって、右部分の見出しは少し古い記事の見出しとなる。
【0030】
傾き検知部25により例えば左方向に表示画面が傾いていることが検知されると、各記事の見出しは左方向に移動表示される。また、上部方向又は下部方向に傾いていることが検知されると別の新聞の見出しが表示される。
【0031】
この見出しの移動表示は、ユーザがそのいずれかの見出しにタッチするまで継続される。ステップS507で見出し選択検知部27において、新聞記事のいずれかの見出しがタッチされたことを検知すると、ステップS508で選択記事検索部28は、新聞記事記憶部21にアクセスして、その見出しに対応する記事を検索する。
【0032】
次のステップS509では、新聞記事記憶部21内で検索された記事の部分を中心に、TPD13に表示する。図6に選択された記事の表示状態を示す。この表示では、記事の内容が比較的少ない時には、各見出し表示をしている画面で、タッチにより選択された見出しの横にその記事51がテキスト形式で表示される。この記事51が表示されている時には、各見出しの移動は停止する。その記事の表示がなされなくなった状態から再び、各見出しの移動が再開する。
【0033】
この表示のとき、検索されて表示される記事が広い面積を占めている場合には、指などで表示画面にタッチし、移動することにより、記事51の表示する部分を移動させることができる。また、2本の指でタッチしてこの指間を広げることに図6に示す当該見出しに対応する記事51を拡大することができる。これらの画像表示の処理は見出し選択検知部27内にある、表示処理部27pによりなされる。
【0034】
図6に示す記事51は、その領域にタッチすることにより、図7に示すように過去からの連続する記事として表示することが可能である。この例では、過去からその時点までの記事内容を右上から左下に一部重なる形式で表示している。連続する記事のうち特定の記事63にタッチすることにより、最前面に表示させることができ、内容を読むことが可能となる。このようにして、見出しからその現在の内容(図6)及びその記事に対応する過去の記事内容(図7)を容易に閲覧することが可能となる。
【0035】
表示画面16の例えば左隅に、「戻る」アイコン65を表示しておく。ステップS510で「戻る」アイコン65にユーザがタッチしたとき、例えばステップ506に戻って再び、新聞記事の見出しの移動表示を再開する。
【0036】
また、新聞記事を表示してから、移動、拡大、縮小などの処理がなされないで、所定時間、例えば5分間経過した時にもステップS506に戻って、見出しの移動表示を再開する。
【0037】
以上述べたようにして、各新聞記事の見出しを移動表示し、ユーザにより選択された記事の内容を自由に読みやすいように表示させて読むことが可能となる。
【0038】
上記実施形態では、新聞記事を新聞記事記憶部に一旦記憶しその後、見出し作成部において記憶された記事の見出しを作成していた。しかし、新聞記事の見出しを新聞記事と共に予め取得し、これを記憶するようにしてもよい。
【0039】
また、上記実施形態では、新聞記事を対象にしてその見出しをタッチパネルディスプレイに表示し、タッチされた見出しを検知してその選択された新聞記事を表示するようにしていた。しかし、対象となる情報は新聞記事に限られず他の情報であってもよく、一般的には人間が読むことが可能な可視情報であればよい。
【0040】
上記実施形態では、表示装置としてタッチパネルディスプレイを用いる例について説明した。しかし、タッチパネルディスプレイでなくとも、可視情報が表示でき、ユーザが指によりあるいは道具によりタッチした時にその位置を検知できる表示装置であればよい。
【0041】
上記実施形態では、初期設定として縦書きの見出しを左方向から右方向に移動するように表示する例について説明した。通常、新しい出来事は左から出現するように表示することが多いので、この表示が最も自然である。しかし、縦書きの見出しを右方向から左方向に移動するように表示することも可能である。このようにすれば、多くの見出しを一画面で表示できる利点がある。しかし、見出しの記述方向と見出しの表示移動方向はこれに限られない。
【0042】
例えば、図8に示すように、表示画面16において、初期設定として横書きの見出しを上方向から下方向に移動するように表示することも可能である。この例では、見出しの記述方向は横書きであり、矢印71に示すように、左から右方向に記述され、その表示の移動は矢印72に示すように、上から下方向にする。あるいは下方向から上方向に移動するように表示する。この表示方向の制御は例えば図3に示す表示方向制御部26が行う。
【0043】
更に、例えば縦書きの見出しを見掛け上、後方から前方に斜め方向に移動するように表示してもよい。要するに、このように見出しの記述方向と見出しの表示移動方向を互いに直交する方向に設定することにより、一画面に多くの見出しを表示することができる利点がある。
【0044】
ところで、上記実施形態では、見出しが通常の文章(テキスト)の場合について説明した。しかし、見出しとしては、文章形式に限られず、静止画像、写真や動画であってもよいし、また見出しの文章に静止画、写真、動画が関連付けられていてもよい。図9にその表示例を示す。
【0045】
図9において、表示画面86に、文章形式の見出し87a,87b,87dのほかに、動画形式の見出し87cが他の見出しと同様に矢印88方向に移動表示されている。また静止画87b1が文章形式の見出し87bに関連付けられてその近くに表示されている。
【0046】
一般的に、見出しを文章で表すと字数に制限がありその記事内容を十分言い表すことが困難であるが、静止画や動画により表示すると、見ている人は直感的に記事内容を理解できる場合が多く、その点でユーザ本位の表示が可能となる利点がある。
【0047】
本発明のいくつかの実施形態を説明したがこれらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0048】
10・・・・水平ディスプレイ情報表示装置、
11a,11b,11c,11d・・・・赤外線センサ、
12・・・・匡体、
13・・・・タッチパネルディスプレイ(TPD)、
14・・・ローラ、
17a,17b,17c,17d,17e,17f・・・見出し、
21・・・新聞記事記憶部、
22・・・見出し作成部、
23・・・見出し大きさ決定部、
23m・・・キーワード記憶部、
24・・・ユーザ位置検知部、
25・・・傾き検知部、
26・・・表示方向制御部、
27・・・見出し選択検知部、
27p・・・表示処理部、
28・・・選択記事検索部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記事内容を表す可視情報及びこの可視情報の内容を表す複数の見出しを記憶する情報記憶手段と、
表示画面が水平に置かれ、上記情報記憶手段により記憶された前記見出し及び前記可視情報を表示すること及び表示画面にタッチされたことを検知することが可能なタッチ検知表示手段と、
このタッチ検知表示手段に表示される前記見出しを所定方向に移動させながら表示する見出し表示方向制御手段と、
前記タッチ検知表示手段により前記表示画面に表示される見出しがタッチされたとき、その位置を検知しその位置から対応する見出しを検知する見出し選択検知手段と、
この見出し選択検知手段により検知された前記見出しを前記情報記憶手段から検索し、対応する前記可視情報を表示させる検索表示手段と、
を有することを特徴とする水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項2】
前記検索表示手段は、前記選択検知手段により検知された前記見出しに対応する前記可視情報を当該見出しの近傍に表示することを特徴とする請求項1記載の水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項3】
前記可視画像がタッチされたとき、更にその記事内容に対応する記事が、前記見出しの表示されている画面とは異なる画面において、時系列的に表示されることを特徴とする請求項2記載の水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項4】
前記見出しは文章、動画、静止画、写真のいずれかの形式であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項5】
前記見出しは文章と、動画、静止画、写真いずれかの組み合わせであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項6】
記事内容を表す可視情報及びこの可視情報の内容を短文で表す複数の見出しを記憶する情報記憶部と、
表示画面が水平に置かれ、上記情報記憶部により記憶された前記見出し及び前記可視情報を表示すること及び表示面にタッチされたことを検知することが可能なタッチパネルディスプレイと、
このタッチパネルディスプレイに前記見出しをこれら見出しの記述方向と直交する方向に移動させながら表示する見出し表示方向制御部と、
上記タッチパネルディスプレイにより前記表示画面に表示される見出しがタッチされたとき、その位置を検知しその位置から対応する見出しを検知する見出し選択検知部と、
この見出し選択検知部により検知された見出しを前記情報記憶部から検索し、対応する可視情報を前記タッチパネルディスプレイに表示させる検索部と、
を有することを特徴とする水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項7】
前記可視情報は新聞記事であることを特徴とする請求項6記載の水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項8】
前記タッチパネルディスプレイに表示する前記見出しの大きさを変えることが可能な見出し大きさ決定部を更に有することを特徴とする請求項6又は7記載の水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項9】
前記タッチパネルディスプレイは矩形形状をしており、ユーザが前記タッチパネルディスプレイの4辺のどの辺に近い位置にいるかを検知するユーザ位置検知部を更に有し、
前記見出し表示方向制御部は、ユーザがいる位置に対して、前記見出しが読むことが可能な方向に表示すると共に、所定の方向に移動させて、前記タッチパネルディスプレイに表示することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項10】
前記タッチパネルディスプレイに表示される画像は、表示画面にタッチすることにより、移動可能であることを特徴とする請求項9記載の水平ディスプレイ情報表示装置。
【請求項11】
記事内容を表す可視情報及びこの可視情報の内容を表す複数の見出しを情報記憶部に記憶する情報記憶ステップと、
前記情報記憶ステップにより記憶された前記見出し及び前記可視情報を表示すること及び表示画面にタッチされたことを検知することが可能であり表示画面が水平に置かれた表示部に表示する表示ステップと、
この表示ステップに前記見出しを移動させながら表示する表示方向を制御する表示方向制御ステップと、
前記表示ステップにより前記表示画面に表示される見出しがタッチされたとき、その位置を検知しその位置から対応する見出しを検知する見出し選択検知ステップと、
この見出し選択検知ステップにより検知された見出しを前記情報記憶部から検索し、対応する可視情報を前記表示部に表示させる検索ステップと、
を有することを特徴とする水平ディスプレイ情報表示装置の表示方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2013−73444(P2013−73444A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212378(P2011−212378)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)
【Fターム(参考)】