説明

水性塗料用洗浄液

【課題】有機溶剤成分をほとんど含有せず、少量でも効果的に水性塗料を洗浄することが可能な上、廃水の泡立ちが少ない実用的な水性塗料洗浄液を提供する。
【解決手段】本発明に係る水性塗料洗浄液は、水100重量部に対して、ポリエーテル変性シロキサン0.01〜7.00重量部、およびアルカノールアミン0.5〜10.0重量部を混合することによって調整される。水性塗料洗浄液に用いられるポリエーテル変性シロキサンは、特定のシロキサン骨格にエチレンオキシ基およびプロピレンオキシ基をエーテル結合させた構造を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装装置、塗装器具、塗料配管に付着した水性塗料を洗い流すための洗浄液に関するものである。
【背景技術】
【0002】
水性塗料を塗装する工場等においては、連続して同じ装置で同色あるいは異なる色を塗装する必要が生じる。このような場合には、次の塗料による塗装する前に、塗装器具や塗料配管内に付着した前の塗料を洗浄して除去する必要がある。特に、自動化された塗装工場では、塗装する品物が連続して流れており、残った塗料を短時間で洗浄して次の塗料を供給しなければならない。したがって、洗浄液に対しては、短時間で所定の洗浄効果を奏する洗浄能力が求められる。
【0003】
かかる水性塗料用の洗浄液としては、従来より、水、親水性の有機溶剤、pH調整剤としてのアミン等を主成分とする洗浄液が用いられている(特許文献1)。また、洗浄力を向上させ、親水性有機溶剤の含有量を低減するために、界面活性剤を添加した洗浄液も考案されている(特許文献2)。加えて、界面活性剤を添加した洗浄液の中には、廃水処理工程等での泡立ちの問題を解消するために、アセチレングリコールを骨格とする特定の界面活性剤を添加したものも開発されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−290544号公報
【特許文献2】特開平10−192768号公報
【特許文献3】特開2008−266649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の洗浄液は、いずれも、有機溶剤を洗浄成分の主成分としているため、有機溶剤を減少させると、乾燥した水性塗料に対して良好な洗浄能力を発揮させることができないので、環境負荷が大きい、という不具合があった。
【0006】
本発明の目的は、上記従来の水性塗料用の洗浄液の問題点を解消し、有機溶剤成分を含有せず(あるいは、ほとんど含有せず)、少量でも効果的に水性塗料を洗浄することが可能な水性塗料洗浄液を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の内、請求項1に記載された発明は、水性塗料を洗浄するための水性塗料洗浄液であって、水100重量部に対して、ポリエーテル変性シロキサン0.01〜7.00重量部、およびアルカノールアミン0.5〜10.0重量部を混合してなることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明であって、界面活性剤を混合してなることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る水性塗料用洗浄液は、被洗浄物から水性塗料をスムーズに除去することができる上、除去された塗料を容易に溶解(あるいは分散)させることができるので、除去された塗料が被洗浄物に再度付着する事態を効果的に防止することができる。加えて、請求項1に係る水性塗料用洗浄液は、廃水の泡立ちも非常に少ない。したがって、請求項1に係る水性塗料用洗浄液によれば、被洗浄物を非常に効率良く洗浄することが可能となる。また、請求項1に係る水性塗料用洗浄液は、組成がシンプルであるので、調合し易い上、VOC(Volatile Organic Compounds)の含有量がきわめて少ないので、環境へ悪影響を及ぼすことがない。
【0010】
請求項2に係る水性塗料用洗浄液は、添加された界面活性剤によって、より高い洗浄力を発現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】洗浄特性の評価方法を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明に係る水性塗料用洗浄液は、水100重量部中に、ポリエーテル変性シロキサン0.01〜7.00重量部、およびアルカノールアミン0.5〜10.0重量部を混合してなるものである。
【0013】
ポリエーテル変性シロキサンとは、下記の化学式(化1)の構造を有するものであり、高い洗浄力を発現させるためには、500〜10,000程度の分子量を有するものを使用するのが好ましい。また、高い洗浄力を発現させるためには、α+β+γが3以上150以下となるように調整したものを用いるのが好ましい。加えて、そのようなポリエーテル変性シロキサンの中でも、所謂、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを用いるのが特に好ましい。
【0014】
【化1】

なお、式中、R〜Rは、それぞれ、炭素数が1〜6個のアルキル基であり、α,β,γは、それぞれ、1以上の整数である。また、E0は、エチレンオキシ基であり、P0は、プロピレンオキシ基である。さらに、δ,εは、それぞれ、0以上の整数であり、δ,εともに0とはならないように選択される。加えて、E0とP0との結合状態は、ランダムであってもブロックであっても良く、その結合順序は限定されない。
【0015】
上記したポリエーテル変性シロキサンは、主成分である水100重量部に対して、0.01〜7.00重量部混合させる必要があり、0.01〜5.00重量部混合させるのが好ましい。ポリエーテル変性シロキサンの含有量が0.01重量部を下回ると、水性塗料洗浄液の洗浄力が低下するため好ましくない。また、ポリエーテル変性シロキサンの含有量が7.00重量部を上回っても、洗浄力は頭打ちとなって向上せず、製造時の経済性が悪くなるばかりでなく、水性塗料洗浄液の安定性が悪くなるので好ましくない。洗浄性と経済性の観点から、ポリエーテル変性シロキサンの含有量が、0.01重量部以上0.10重量部以下であると、より好ましい。
【0016】
一方、アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、モルホリン、ピペラジン、N,N-ジメチルエタノールアミン、N,N-ジエチルエタノールアミン、N,N-ジブチルエタノールアミン、N-(2-アミノエチル)エタノールアミン、N-メチルエタノールアミン、N-メチルジエタノールアミン、N-エチルエタノールアミン、N-ブチルエタノールアミン、N-ブチルジエタノールアミン、N-ターシャリーブチルエタノールアミン、N-ターシャリーブチルジエタノールアミン、N-(2-アミノエチル)イソプロパノールアミン、N,N-ジエチルイソプロパノールアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等を好適に用いることができる。それらの中でも、EUにおけるVOCの定義(Gothenburg議定書 1999)に当たらないもの、たとえば、DIPA、トリイソプロパノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N−(2−アミノエチル)−2−アミノエタノールを用いるのがより好ましく、ジイソプロパノールアミンを用いると、特に好ましい。
【0017】
上記したアルカノールアミンは、主成分である水100重量部に対して、0.5〜10.0重量部混合させるのが好ましい。アルカノールアミンの含有量が0.5重量部を下回ると、水性塗料洗浄液の洗浄力が低下するため好ましくない。一方、アルカノールアミンの含有量が10.0重量部を上回っても、洗浄力は頭打ちとなって向上せず、洗浄液中のVOCの量が多くなるばかりでなく、製造時の経済性や水性塗料洗浄液の安定性が悪くなるので好ましくない。アルカノールアミンの含有量は、0.5重量部以上5.0重量部以下であると、より好ましく、0.5重量部以上2.0重量部以下であると、さらに好ましい。
【0018】
また、本発明に係る水性塗料用洗浄液は、界面活性剤を混合したものであると、より好ましい。かかる界面活性剤の種類は、特に限定されるものではないが、エチレンオキサイド(あるいはプロピレンオキサイド)を側鎖に有するものが好ましく、アセチレングリコール骨格を有するものであると、より好ましい。それらの中でも、下記の化学式(化2)の構造を有するもの(たとえば、ポリオキシエチレンアセチレニックグリコールエーテル)であると、特に好ましい。
【0019】
【化2】

なお、上式において、R1〜R4 はアルキル基(好ましくは炭素数1〜5のアルキル基)を示し、mおよびnはエチレンオキサイドの付加モル数(好ましくは0〜30、より好ましくは2〜8、特に好ましくは2〜6の整数)を示す。
【0020】
上記した界面活性剤の含有量は、主成分である水100重量部に対して、0.1重量部〜10.0重量部混合させるのが好ましい。界面活性剤の混合量が少ないと、洗浄液の洗浄力が低下するので好ましくなく、反対に、界面活性剤の混合量が多いと、廃液の泡立ちが多くなるので好ましくない。
【0021】
また、本発明に係る水性塗料用洗浄液は、表面張力が20.0mN/m以上60.0mN/m以下に調整されていると好ましく、22.0mN/m以上58.0mN/m以下に調整されているとより好ましい。表面張力が60.0mN/mを超えると、洗浄性が低下するので好ましくない。
【0022】
また、本発明に係る水性塗料用洗浄液中には、洗浄力を損なわず、使用する機器や塗料に悪影響を与えない範囲内で、その他の有機溶剤等を含有させることも可能である。
【0023】
加えて、本発明に係る水性塗料用洗浄液のpHは、混合物の組成等によって変動するが、10〜12の範囲内に調整されているのが好ましい。一方、本発明の洗浄液を用いることができる塗料は水性塗料であるが、かかる水性塗料には、水を主な溶媒あるいは分散媒とし、これに有機溶剤等を混入したものも含まれる。
【実施例】
【0024】
以下、実施例によって本発明に係る水性塗料用洗浄液について詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することができる。なお、各実施例、各比較例における特性の評価方法は以下の通りである。
【0025】
[洗浄特性]
図1に示すように、長さ100mm、幅50mm、厚さ0.5mmのアルミニウム製のテストパネル2を用意し、その一端(下端)から長さ50mmの範囲に水性塗料(関西ペイント株式会社製の熱硬化型水性塗料、商品名「WBC−713T」、カラーコード3R3)4を塗布した(なお、水性塗料は、テストパネル2への塗布から5分後には、まだ、ウェットな状態であった)。しかる後、水性塗料を塗布したテストパネル2を室温で所定の時間(15分間)に亘って乾燥させた後、テストパネル2の下半分(水性塗料4の塗布部分)を、実施例あるいは比較例の洗浄液6に静かに浸漬して30秒間放置した。このようにして30秒間の洗浄を行った後、洗浄液6からテストパネル2を静かに引き上げ、洗浄後の表面状態を目視にて観察することにより、各洗浄液の洗浄性能を、以下の3段階で官能評価した。
◎・・テストパネルの素地の約80%以上の部分が露出
○・・テストパネルの素地の約60%以上の部分が露出
△・・テストパネルの素地の約30%以上の部分が露出
×・・テストパネルの素地の露出部分が約30%未満
【0026】
[表面張力]
協和界面科学株式会社製自動接触角計(DM−501)を用いて、ds/de法に基づいて、25℃の雰囲気下で、懸滴の最大径(赤道面直径)de、および、懸滴最下端からdeだけ上昇した位置における懸滴径dsを実測し、下式(1)を用いて、表面張力を算出した。
γ=Δρgd・(1/H) ・・(1)
なお、上式(1)において、Δρは密度差であり、gは重力加速度であり、1/Hはds/deから求める補正係数である。
【0027】
[洗浄液の安定性]
調整した洗浄液を1時間放置した後の状態を目視にて観察することにより、各洗浄液の安定性を、以下の3段階で官能評価した。
○・・相分離が見られず、均一な状態が保持されている。
△・・一部に相分離が見られる。
×・・全体的に相分離が見られる。
【0028】
<実施例1>
水100重量部に対して、下記の化学式(化3)で示されるポリエーテル変性シロキサンであるポリエーテル変性オルガノポリシロキサン(信越シリコーン社製 KF−6011 分子量1,500)0.02重量部、およびジイソプロパノールアミン1.0重量部を混合することによって、実施例1の水性塗料用洗浄液を調整した(なお、下記の化学式(化3)においては、x=8〜15である)。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0029】
【化3】

【0030】
<実施例2〜15>
ポリエーテル変性シロキサン(ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン)、ジイソプロパノールアミンの混合割合を表1の如く変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜15の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0031】
<実施例16>
水100重量部中に、ポリエーテル変性シロキサン0.02重量部、ジイソプロパノールアミン1.0重量部、界面活性剤であるアセチレンジオールのエチレンオキサイド(10モル)付加物(日信化学工業株式会社製 オルフィンE1010)0.1重量部を混合することによって、実施例16の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0032】
<実施例17>
アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物の混合割合を1.0重量部に変更した以外は、実施例14と同様にして、実施例17の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0033】
<実施例18>
ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの種類を、信越シリコーン社製 KF−354L(分子量1,000〜2,000)に変更した以外は、実施例2と同様にして、実施例18の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0034】
<実施例19,20>
ポリエーテル変性シロキサン(ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン)の混合割合を表1の如く変更した以外は、実施例18と同様にして、実施例19,20の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0035】
<実施例21>
ポリエーテル変性シロキサンを下記の化学式(化4)で示されるものに変更した以外は、実施例2と同様にして、実施例21の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0036】
【化4】

【0037】
<実施例22,23>
ポリエーテル変性シロキサン(ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン)の混合割合を表1の如く変更した以外は、実施例21と同様にして、実施例22,23の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0038】
<実施例24>
アルカノールアミンとしてジイソプロパノールアミンの代わりにジエタノールアミンを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例25の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0039】
<実施例25>
アルカノールアミンとしてジイソプロパノールアミンの代わりにモノイソプロパノールアミンを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例25の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0040】
<比較例1〜6>
ポリエーテル変性シロキサン、ジイソプロパノールアミンの混合割合を表1の如く変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例1〜6の水性塗料用洗浄液を調整した。そして、得られた水性塗料用洗浄液を用いて、上記した洗浄特性、表面張力の評価を行った。評価結果を水性塗料用洗浄液の組成とともに表1に示す。
【0041】
【表1】

【0042】
表1から、実施例1〜25の水性塗料用洗浄液は、いずれも、洗浄特性が良好であることが分かる(ポリエーテル変性シロキサンの混合割合が0.02重量部〜0.3重量部であってアルカノールアミンの混合割合が0.5重量部〜1.0重量部である場合、あるいは、界面活性剤を混合した場合には、洗浄特性が一段と良好であることが分かる)。これに対して、ポリエーテル変性シロキサン、アルカノールアミンの含有量が本発明の要件を満たさない比較例1〜6の水性塗料用洗浄液は、洗浄特性が不良であったり、安定性が不良であったりすることが分かる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明の水性塗料用洗浄液は、水性塗料に対して上記の如く優れた洗浄能力を効果を奏するものであるから、水性塗料用洗浄液として好適に用いることができる。
【符号の説明】
【0044】
2・・テストパネル
4・・水性塗料
6・・洗浄液(水性塗料用洗浄液)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水性塗料を洗浄するための水性塗料洗浄液であって、
水100重量部に対して、ポリエーテル変性シロキサン0.01〜7.00重量部、およびアルカノールアミン0.5〜10.0重量部を混合してなることを特徴とする水性塗料用洗浄液。
【請求項2】
界面活性剤を混合してなることを特徴とする請求項1に記載の水性塗料用洗浄液。

【図1】
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【公開番号】特開2013−107931(P2013−107931A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−251825(P2011−251825)
【出願日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【出願人】(591050796)豊田化学工業株式会社 (3)
【Fターム(参考)】