説明

水系用防藻剤

【課題】魚類または水草等に悪影響を与えずに、繁殖した藻類を死滅させる、あるいは藻類の繁殖を充分に防止あるいは抑制できる、主に観賞魚用の水系に適用する防藻剤を提供する。
【解決手段】イソウロンおよび補助成分を含有する水系用防藻剤、及びこれを0.05〜30mg/リットルとなるように水中に添加することを特徴とする防藻方法。本発明の水系用防藻剤は、シマジン等に低感受性の藻類に対しても有効であり、有用性が高い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はイソウロンを含有することを特徴とする新規な水系用防藻剤及び防藻方法に関する。特に閉鎖水系であって観賞魚を飼育する系において使用される防藻剤及びこれを用いた防藻方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、防藻組成物としてはベンゾチアゾール系、フェニル尿素系等に代表される有機系防藻剤、銀、銅、亜鉛等に代表される防藻性を有する重金属からなる無機系防藻剤が知られていた。しかしながらこれら防藻剤の内、有機系防藻剤は効果の持続性が不十分であり、所謂毒性が比較的強く排水時の問題や魚類に対する安全性の点から極めて限られた用途にしか用いることができず、一方無機系防藻剤は初期に藻類が完全に除去された水系では比較的長期間効果を発揮するものの、藻類の内特にアオコに代表される浮遊性藍藻類等のすでに発生した水系では効果が極めて低く、無機系防藻剤を投入する前にあらかじめ藻類を完全に除去する必要があった。
【0003】
これらを改良するものとして、銀、銅からなる群のうち少なくともひとつを含む金属化合物を担持した炭酸カルシウム粒子粉体等からなる防藻組成物又は観賞魚用防藻剤(例えば、特許文献1参照)、チオスルファト銀錯体を含有する防藻剤及びこれを錠剤化したもの(例えば、特許文献2参照)、ハイドロタルサイトの溶出を制御して造粒物としたもの(例えば、特許文献3参照)などが知られている。
【0004】
本発明の水系用防藻剤の有効成分であるイソウロンは、公知の化合物であり、主に非農耕地用除草剤として利用されている。また、土木・建築構築物に用いられる、防菌防かび性及び防藻性を有する吸水防止剤に用いる例が知られている(特許文献4参照)が、水系に用いるものではなく、その場合のイソウロンの有効濃度設定や観賞魚又は水草への影響程度は全く知られていない。同様に、ビルディング等の藻類除去剤の有効成分例としてイソウロンが例示されてる(特許文献5参照)が、ビル壁面に生えた藻類を除去する等を目的とするものであって、水系に用いるものではなく、イソウロンを用いた実施例も無い。芝用藻類除去剤においても、殺藻活性成分の例として、一般記載に3−(5−ターシャリーブチル−3−イソオキサゾリル)−1,1−ジメチル尿素(イソウロンの化学名)が開示されている(特許文献6参照)が、同じく水系を対象にしたものではなく、実施例も試験例も無い。
【0005】
観賞魚を飼育して楽しむことには根強い人気があり、その需要は増大しつつある。これに関連し、飼育装置も多くの方式のものが市販されている。特に、水槽内の水の殺菌濾過装置については種々の工夫がなされている。
また、鑑賞魚類の見栄えを良くするための照明装置、照明ランプ等についても、数多くの工夫がなされている。
【0006】
【特許文献1】特開平6−48909号公報
【特許文献2】特開平10−287518号公報
【特許文献3】特開2003−81726号公報
【特許文献4】特開平10−60421号公報
【特許文献5】特開平2−225401号公報
【特許文献6】特開平3−56407号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、これら従来技術によっても未だ十分に改善されない問題がある。すなわち、藍藻、緑藻等の藻類の生育に伴い、飼育用水が濁ったり、或いは藻類が水槽ガラス面に付着して繁殖することによって、観賞魚用水槽内部の視野或いは水槽の外観が損なわれるという問題がある。また、藻類が水槽底面の砂利に付着すれば砂利が着色されたり、濾過部で捕集されると濾過器の濾過性能を低下させる等の問題も生じる。これに伴い、水槽を頻繁に手入れする必要が生じてしまう。
【0008】
これらの事に関し、殺藻活性を有する化合物が使用されているが、上記でも触れたがその魚毒性のために観賞魚に影響を及ぼさない濃度での使用となり、殺藻効果が不十分であるという問題点がある。藻類の中には、シマジン等の従来の殺藻剤に対して感受性の低いものもあり、観賞魚飼育容器内を安定して透明に保つことは困難になっている。
また観賞魚と共に飼育することが多い水草等を枯らしてしまうなどの問題点も有する。
【0009】
これらのように、魚類又は水草等に影響を与えずに、繁殖した藻類を死滅させる、あるいは繁殖を充分に抑制することができる手段の開発が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、従来は除草剤やビル用防藻剤として知られているイソウロンが、魚類に対して全く悪影響を及ぼさない濃度において藻類に対して高い死滅作用を示し、また低濃度でも抑藻作用を示すことを見いだし、本発明を完成させるに至った。また、本発明の水系用防藻剤は、シマジン等に低感受性の藻類に対しても有効であり、これらを除去又は発生を抑制する手段として有用である。
【0011】
すなわち、本発明は、
[1]イソウロン及び補助成分を含有する水系用防藻剤、
[2]イソウロン及び賦形剤を含有する錠剤型水系用防藻剤、
[3]イソウロン、増量剤及び界面活性剤を含有する水和剤型水系用防藻剤、
[4]イソウロン及び増量剤を含有する液剤型水系用防藻剤、及び、
[5]閉鎖水系への添加用である[1]乃至[4]のいずれかひとつに記載の水系用防藻剤、
[6]観賞魚飼育用である[1]乃至[5]のいずれかひとつに記載の水系用防藻剤、及び、
[7][1]乃至[6]のいずれかひとつに記載の水系用防藻剤を、イソウロン濃度が0.05〜30mg/リットルとなるように水中に添加することを特徴とする防藻方法
に関するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の水系用防藻剤は、閉鎖水系において長期に亘って藻類の生育を抑制することができる。既に発生した藻類の除去も効果的に行うことができる。そのため、水の入れ換え等の作業回数を減らすことができる。また、観賞魚等の魚類に対して安全であり、水草等への影響も少なく安心して使用でき、且つ藻類、特に藍藻類や薬剤耐性藻類に対して高い死滅作用および長期の抑藻作用を示し、観賞魚用の水槽を清掃する回数を著しく減らすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の水系用防藻剤は、有効成分としてイソウロンを含有することを特徴とする。イソウロンは公知の方法(例えば、特開昭51−63170号公報参照)により製造することができ、また、市販品を購入することもできる。
【0014】
本発明の水系用防藻剤には、有効成分としてのイソウロンの他に、必要に応じて、賦形剤、結合剤、崩壊助剤、流動化剤、滑沢剤、界面活性剤、固体担体、溶剤、増量剤、着色剤、コーティング剤、各種補助成分等を配合することができる。また、有効成分としてイソウロン以外の防藻剤を組み合わせて配合しても良い。
錠剤では、例えば賦形剤を配合することができる。また、これら以外の成分も、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0015】
賦形剤としては、魚類、水草類に悪影響を与えないものであれば特に限定されないが、例えばベントナイト等の鉱物性微粉末類、無機塩類、糖粉末類、糖エステル類、アミノ酸類、炭水化物粉末類、シリカゲル等を用いることができ、発泡錠剤とするには炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム等と無水クエン酸等の固体有機酸類等を例示することができる。その他、微結晶セルロース、乳糖、マンニトール、でんぷん、デキストリン、レシチンなどを例示することができる。
【0016】
その他の成分としては、例えばヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、ソルビトール、レシチン、アルギン酸等の結合剤、例えばカルボヒドロキシメチルセルロースカルシウム等の高吸水性樹脂類等の崩壊助剤、例えば軽質無水ケイ酸や含水二酸化ケイ素、トウモロコシでんぷんなどの流動化剤、例えばポリエチレングリコール等の多価アルコール類、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、シリカ等の滑沢剤などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0017】
本発明の水和剤型水系用防藻剤は、少なくとも界面活性剤を配合し、必要に応じて増量剤を配合することもできる。また、これら以外の成分も、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0018】
界面活性剤としては一般に使用されるものであればよく、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン及びポリプロピレングリコールブロックポリマー等のノニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエーテルホスフェート、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、リグニンスルホネート、ジオクチルスルホサクシネート等のアニオン系界面活性剤等が挙げられる。これらは単独でも2種以上を併用することもできる。
【0019】
増量剤としては、例えば酸化物、ケイ酸塩、炭酸塩のいずれかを主成分とする無機物、水溶性無機塩または水溶性有機物が挙げられる。
【0020】
酸化物、ケイ酸塩、炭酸塩のいずれかを主成分とする無機物の固体担体としては、合成のものでも鉱物質起源のものでも使用することができる。
【0021】
合成のものとしては、例えばホワイトカーボンまたはシリカと通称される含水非晶質二酸化ケイ素、微粒子状無水シリカ、微粒子状酸化アルミニウム、微粒子状酸化チタンおよび沈降炭酸カルシウムなどが挙げられる。
【0022】
鉱物質起源のものとしては、例えばケイソウ土、ケイ砂、ケイ石、タルク、ピロフィライト、カオリナイト、セリサイト、アタパルジャイト、ゼオライト、ハロイサイト、モンモリロナイト、ジークライト、活性白土、酸性白土、石灰石、チョーク、カルサイト、ドロマイトおよびパーライトなどが挙げられる。
【0023】
水溶性無機塩としては、例えば硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウムなどが挙げられる。
【0024】
水溶性有機物としては、例えばブドウ糖、果糖、ショ糖、乳糖などの糖類、尿素、クエン酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、リンゴ酸、リンゴ酸ナトリウムおよびデキストリンなどが挙げられる。
【0025】
これら固体担体の平均粒子径は特に限定されないが、0.5〜50μmであるのがよく、特に好ましくは2〜20μmの範囲である。
【0026】
その他の成分として、例えばポリビニルアルコール、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、ヘテロポリサッカライド、ポリアクリル酸ナトリウム、デキストリン、アルギン酸ナトリウム、ポリエチレンオキサイド等を挙げることができ、これらも配合した時には、水を加えて例えばバスケット型造粒機で造粒し、乾燥させて顆粒水和剤を調製することもできる。
【0027】
本発明の液剤型防藻剤は、増量剤として少なくとも水溶性の溶剤を配合する。
【0028】
水溶性の溶剤としては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール(平均分子量200〜600)等のエチレングリコールの縮合物、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール(平均分子量200〜400)等のプロピレングリコール縮合物、エチレングリコール モノメチルエーテル、エチレングリコール モノエチルエーテル等のセロソルブ類、ジエチレングリコール モノメチルエーテル、ジエチレングリコール モノエチルエーテル、ジエチレングリコール モノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコール モノブチルエーテル等のカルビトール類、ジエチレングリコール モノメチルエーテル、トリエチレングリコール モノメチルエーテル、テトラエチレングリコール モノメチルエーテル、ポリエチレングリコール モノメチルエーテル、プロピレングリコール モノエチルエーテル、プロピレングリコール モノプロピルエーテル等のグリコールエーテル系溶剤、その他ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン等を例示する事ができるが、これらに限定されるものではない。これらは単独でも2種以上を併用することもできるし、更に水を配合することもできる。
【0029】
本発明の防藻剤の使用方法としては、それぞれの剤型の防藻剤を水槽等に投入すれば良いが、イソウロンの濃度が通常0.05〜30mg/リットル程度、好ましくは0.1〜15mg/リットルとなるように水中に添加することが望ましい。濃度が高すぎると魚類への影響が現れる場合があり、濃度が低すぎると防藻効果が不充分になる可能性がある。また、水草への影響を重視する場合には、4mg/リットル以下で使用することが好ましく、より好ましくは1mg/リットル以下であり、特に好ましくは0.5mg/リットル以下である。イソウロン以外に加えることが可能な防藻剤としては、配合剤として魚類等に影響の無い濃度であれば良く、有機系であっても無機系であっても良く、例えばフェニル尿素類、ベンゾチアゾール系化合物、チオ尿素、イソチアゾール尿素誘導体、N−ピリジルアニリン類、ジメチルフェニルスルファミド等の有機系化合物、銀、銅、亜鉛又はこれら金属の塩類等が挙げられる。
【0030】
本発明の水系用防藻剤は、動物用薬品や農薬製造方法等に準じて通常の方法で製造すれ
ば良く、適当な固体、液体又は粉体などの形態であり、必要に応じて補助剤等を適当な割合に配合して粉砕、融解、懸濁、混合、捏和、打錠、造粒、乾燥、含浸、吸着若しくは付着させ、使用目的に応じて適当な剤形、例えば錠剤、乳剤、乳懸濁剤、粉剤、粒剤、水和剤、顆粒水和剤、懸濁剤、フロアブル剤、液剤、ジャンボ剤又はパック剤などに調剤して使用する。錠剤、水和剤、顆粒水和剤、液剤などが好ましい。
本発明の水系用防藻剤を用いることができる、観賞魚を飼育する系としては、例えば家庭用の観賞魚飼育用水槽、庭園等の観賞池、ゴルフ場や公園内にある池、水族館等の大型水槽等を挙げることができる。
【実施例】
【0031】
以下に本発明の代表的な実施例及び試験例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0032】
実施例1.
イソウロン原体(純度95.0%)63.2重量部、炭酸水素ナトリウム16.5重量部、ポリエチレングリコール3.8重量部を混合し、そこへヒドロキシプロピルセルロース1重量部をエチルアルコール1.5重量部とイオン交換水7.5重量部に溶かした液を入れ練合し、バスケット型造粒機にて造粒し、50℃で乾燥させ顆粒を調製した。本顆粒85重量部とカルボキシメチルセルロースカルシウム5重量部、無水クエン酸9.8重量部、ステアリン酸マグネシウム0.2重量部を混合し、混合物を打錠してイソウロンを60%含む発泡錠剤(直径8mm、厚さ約4mm、平均重量200mg)を得た。
【0033】
実施例2.
イソウロン原体(純度95.0%)54.4重量部、ポリオキシエチレン スチリルフェニルエーテル硫酸塩、ナフタレンスルホン酸縮合物金属塩、ジアルキルスルホコハク酸金属塩の混合物4重量部、ホワイトカーボン5重量部、クレー36.6重量部を混合し、サンプルミルで粉砕してイソウロンを50%含む水和剤を得た。
実施例3.
イソウロン原体(純度95.0%)0.42gをポリエチレングリコール(平均分子量400)に溶解させ全量を100mlとし、イソウロンを4g/リットル含む液剤を得た。
【0034】
試験例1.
カルキ抜きした水道水を約50リットルとアオコ水10リットルをプラスティック製容器に入れ、それぞれの容器に金魚5尾を収容し屋上に設置した。10日後、アオコが増殖して容器の水がグリーンになったところで、イソウロンの濃度が所定量となるように実施例1から3の薬剤を投入し、経時的にプラスティック容器内の状態を観察した。その結果を表1に示した。
【0035】
【表1】

【0036】
試験例2.
カルキ抜きした水道水を約50リットルとアオコ水50ミリリットルをプラスティック製容器に入れ、それぞれの容器に金魚5尾を収容し、実施例3にて調製した液剤を所定量加えた後、屋上に設置し、経時的にプラスティック容器内の状態を観察した。その結果を表2に示した。
【0037】
【表2】

【0038】
以上の結果より、イソウロンは8〜4ppmの濃度では金魚に対して全く影響がなく、且つ藻類を完全に死滅させ、0.6〜0.2ppmの低濃度でも抑藻効果を示し、防藻剤としての高い性能を有していることが分かる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
イソウロン及び補助成分を含有する水系用防藻剤。
【請求項2】
イソウロン及び賦形剤を含有する錠剤型水系用防藻剤。
【請求項3】
イソウロン、増量剤及び界面活性剤を含有する水和剤型水系用防藻剤。
【請求項4】
イソウロン及び増量剤を含有する液剤型水系用防藻剤。
【請求項5】
閉鎖水系への添加用である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水系用防藻剤。
【請求項6】
観賞魚用である請求項1乃至の5いずれか1項に記載の水系用防藻剤。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の水系用防藻剤を、イソウロン濃度が0.05〜30mg/リットルとなるように水中に添加することを特徴とする防藻方法。


【公開番号】特開2007−153852(P2007−153852A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−355310(P2005−355310)
【出願日】平成17年12月8日(2005.12.8)
【出願人】(000232623)日本農薬株式会社 (97)
【出願人】(393022768)日本動物薬品株式会社 (9)
【Fターム(参考)】