説明

水素吸蔵合金及び二次電池

【課題】水素の吸蔵・放出特性を改善した水素吸蔵合金を提供する。
【解決手段】下記一般式(16)で表され、かつCuKα線を用いたX線回折パターンにおける2θ=8〜13゜の範囲に現れる最強ピークの強度(I1)と、全ピークの最強線ピークの強度(I2)との強度比(I1/I2)が0.15未満である合金を含む水素吸蔵合金。
R41-a-bMgaM8b(Ni1-xM9xz …(16)
ただし、R4はイットリウムを含む希土類元素およびCaから選ばれる少なくとも1つの元素、M8はMgより電気陰性度の大きな元素(ただし、R4、Ni、M9を除く)、M9はCo,Mn,Fe,V,Cr,Nb,Al,Ga,Zn,Sn,Cu,Si,P,Bから選ばれる少なくとも1つの元素であり、a、b、x、zはそれぞれ0<a≦0.6、0≦b≦0.5,0≦x≦0.9,2.5≦z<4.5を示す。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(16)で表され、かつCuKα線を用いたX線回折パターンにおける2θ=8〜13゜の範囲に現れる最強ピークの強度(I1)と、全ピークの最強線ピークの強度(I2)との強度比(I1/I2)が0.15未満である合金を含むことを特徴とする水素吸蔵合金。
R41-a-bMgaM8b(Ni1-xM9xz …(16)
ただし、R4はイットリウムを含む希土類元素およびCaから選ばれる少なくとも1つの元素、M8はMgより電気陰性度の大きな元素(ただし、R4、Ni、M9を除く)、M9はCo,Mn,Fe,V,Cr,Nb,Al,Ga,Zn,Sn,Cu,Si,P,Bから選ばれる少なくとも1つの元素であり、a、b、x、zはそれぞれ0<a≦0.6、0≦b≦0.5,0≦x≦0.9,2.5≦z<4.5を示す。
【請求項2】
下記一般式(15)で表され、かつ主相がCe2Ni7型、CeNi3型、Gd2Co7型、PuNi3型のいずれかの結晶構造を有する相から選ばれる少なくとも1つの相である合金を含むことを特徴とする水素吸蔵合金。
R11-a-bMgaT2b(Ni1-xM7xz …(15)
ただし、R1はイットリウムを含む希土類元素から選ばれる少なくとも1種の元素、T2はCa,Ti,Zrから選ばれた少なくとも1つの元素、M7はCo,Mn,Fe,V,Cr,Nb,Al,Ga,Zn,Sn,Cu,Si,P,Bから選ばれる少なくとも1つの元素であり、a,b,x,zはそれぞれ0<a≦0.6,0≦b≦0.5,0≦x≦0.9,2.5≦z<4.5として規定される。
【請求項3】
下記一般式で表される組成を有する合金を含むことを特徴とする水素吸蔵合金。
MgaR21-a-bT1b(Ni1-xM3xz
ただし、R2は、Yを含む希土類元素から選ばれる少なくとも1つの元素であり、T1はCa,Ti,Zr及びHfから選ばれる少なくとも1種の元素であり、M3はMn,Fe,Co,Al,Ga,Zn,Sn,Cu,Si及びBから選ばれる少なくとも1種の元素であり、a,b,x及びzはそれぞれ、0<a≦0.5、0≦b≦0.3、0≦x≦0.9、3≦z<4を示す。
【請求項4】
請求項1〜3いずれか1項記載の水素吸蔵合金を含有する負極を備えたことを特徴とする二次電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−211392(P2012−211392A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−121402(P2012−121402)
【出願日】平成24年5月28日(2012.5.28)
【分割の表示】特願2008−293520(P2008−293520)の分割
【原出願日】平成10年6月17日(1998.6.17)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】