説明

水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体並びにその利用

【課題】安全性及び安定性の良好なレチノイドまたはレチノイド誘導体を開発し、その利用方法を見出す。
【解決手段】レチノイドまたはレチノイド誘導体を水素添加することにより、下記構造式などで示される熱や光や酸化に対して非常に安定でかつ安全性の良好な水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体が得られた。これらは油剤や界面活性剤としての作用を有するのみではなく、有効な真皮ヒアルロン酸産生促進効果を持つことを見出だした。


(式中RはH、脂肪酸残基、リン酸残基、グリコシド残基を示し、R’はH又はアルコール残基を示す。)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全性及び安定性の良好な水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体並びにその利用に関する。さらには体内におけるヒアルロン酸の産生を促進させるヒアルロン酸産生促進剤およびその利用に関する。より詳細には、熱や光や酸化に対して不安定なレチノイドまたはレチノイド誘導体を水素添加することにより、熱や光や酸化に対して非常に安定でかつ安全性の良好な水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体が得られ、その水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体は、油剤や界面活性剤としての作用を有するのみではなく、細胞外マトリックス成分の一つであるヒアルロン酸の産生を促進し、ヒアルロン酸の産生促進に基づく細胞外マトリックスの活性化と皮膚組織の正常化により、シワ、小ジワを防止または改善し得る優れた皮膚老化防止効果を発揮するヒアルロン酸産生促進剤であり、及びそれを有効成分として含有する皮膚外用剤であり、及び水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体を含有する組成物として使用できる。
【背景技術】
【0002】
レチノイドまたはレチノイド誘導体は、表皮ヒアルロン酸産生促進作用やコラーゲン合成促進作用を示し、老化防止用素材として化粧品に使用されている。しかし、レチノイドまたはレチノイド誘導体は、非常に酸化され易く、特に光や熱によりその酸化や分解が促進され、非常に不安定な物質として知られ、化粧品に安定に配合することは難しく、配合する場合でも少量しか添加できないのが現状であった。また、レチノイドまたはレチノイド誘導体は、酸化により生成する過酸化物が皮膚の刺激物質となり、安定性のみならず、その安全性にも問題を有していた。
【0003】
また、皮膚の保湿に真皮ヒアルロン酸が大きく関与していることは周知のことである。皮膚の大部分をしめている真皮は、表皮に比べて圧倒的に多く、皮膚の弾力性に大きく影響を与えている。しわの形成においても、真皮組織構造の変性や真皮弾力性の低下が、深いしわである真皮性しわの形成に影響を与えている。化粧料においても、老化防止に対する要求が高く、各種の老化防止剤が開発され、利用されるに至っている。これらの中で、ヒアルロン酸産生促進剤は、加齢とともに減少するヒアルロン酸量を補い、組織の柔軟性と湿潤性を向上させる有効な老化防止効果を持つことが報告されている。(例えば、レチノイドの特許文献1、植物抽出物の特許文献2、特許文献3を参照)
【0004】
化粧料および美容において重要な深いしわである真皮性しわの改善には、表皮ヒアルロン酸量よりむしろ真皮ヒアルロン酸量をコントロールすることが重要である。しかし、皮膚老化防止の有効成分として確認されているレチノイドまたはレチノイド誘導体は、表皮ヒアルロン酸産生促進剤であり、前述したように安全性および安定性において問題が指摘されており、深いしわの改善に重要な、真皮ヒアルロン酸の産生促進効果は報告されていない。また、植物抽出物では、皮膚への浸透性が乏しく、真皮ヒアルロン酸産生促進効果は低く、真皮ヒアルロン酸産生促進剤として充分に満足すべき機能を有する物質は見出せていないのが現状であった。
【0005】
本発明者等は安全性及び安定性の良好なレチノイドまたはレチノイド誘導体を見出すべく鋭意研究した結果、水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体が、安全性及び安定性が良好であり、油剤や界面活性剤としての作用を有するのみではなく、意外にも、真皮ヒアルロン酸産生促進作用において優れていることを見出した。
【0006】
一方、レチノイドの水素添加物に関する報告としては、部分水素添加レチノールに、抗酸化作用が消失するという報告があり、完全水素添加レチノイドに関する報告は、知られていない(非特許文献1参照)。
【特許文献1】特許 第3224228号
【特許文献2】特開平09−087163
【特許文献3】特開平10−182402
【非特許文献1】Khim Farm Zh Vol.21 No.12 1420〜1423
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
安全性及び安定性の良好なレチノイドまたはレチノイド誘導体を開発し、その利用方法を見出すことを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者等は、安全性及び安定性が良好なレチノイドまたはレチノイド誘導体を開発し、その利用方法を見出すべく鋭意研究した結果、水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体が極めて安全性及び安定性が良好であり、水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体が、油剤や界面活性剤として有用なだけでなく、意外にも、有効な真皮ヒアルロン酸産生促進効果を持つことを見出すに至り、本発明を完成した。すなわち、本発明は、水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体であり、水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体を含有する組成物であり、水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体を有効成分とする真皮ヒアルロン酸産生促進剤であり、その真皮ヒアルロン酸産生促進剤を含有する皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【0009】
以下に詳細に説明するが、水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体は、熱や光や酸化に対しての安定性が向上し、それに合わせて皮膚刺激物質である過酸化物の生成が抑えられるため安全性も向上する。水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体は、油剤や界面活性剤として有用なだけではなく、有効な真皮ヒアルロン酸産生促進剤であり、かつ水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体を配合した化粧料または皮膚外用剤は、エモリエント性や柔軟性やしっとり感を与える化粧料または皮膚外用剤であるだけでなく、極めて高い皮膚のシワ改善効果を有した化粧料または皮膚外用剤として使用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の水素添加レチノイドは、水素添加レチノール、水素添加レチノイン酸、水素添加レチナールであり、また水素添加レチノイド誘導体は、水素添加レチノール脂肪酸エステル、水素添加レチニルリン酸塩、水素添加レチニルグリコシド、水素添加レチノイン酸アルキルなどである。
【0011】
本発明の水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体の合成方法は、特に制限されることはないが、レチノールやレチノイン酸、レチナール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、d−δ−トコレチノエートなどを主原料として、一般的な水素添加反応、ケン化分解反応、エステル交換反応、エステル化反応、リン酸化反応、グリコシル化反応、酵素反応により合成することができる。
【0012】
本発明の水素添加レチノールまたは水素添加レチノール誘導体の合成に関し、工業的に入手可能な原料として、レチノールや酢酸レチノールやパルミチン酸レチノールなどが挙げられるが、酢酸レチノールやパルミチン酸レチノールを水素添加反応させて、水素添加酢酸レチノールや水素添加パルミチン酸レチノールを得ることができ、この水素添加酢酸レチノールや水素添加パルミチン酸レチノールをケン化分解反応あるいはエステル交換反応あるいはリパーゼを用いた酵素分解反応により、水素添加レチノールを得ることができる。また、酢酸レチノールやパルミチン酸レチノールをケン化分解反応あるいはエステル交換反応あるいはリパーゼを用いた酵素分解反応によりレチノールに変換した後、レチノールを水素添加反応して水素添加レチノールを合成することもできる。得られた水素添加レチノールを脂肪酸と直接エステル化反応や脱水縮合剤によるエステル化などでエステル化させたり、塩基存在下、脂肪酸クロライドによりエステル化して水素添加レチノール脂肪酸エステルを得ることができる。また、水素添加レチノールを五酸化リンやオキシ塩化リンなどのリン酸化剤でリン酸化し、加水分解してリン酸化水素添加レチノールを得ることができる。また、水素添加レチノールとペンタアセチルグルコースやテトラベンゾイルグルコシルブロミドなどとグルコシル化して脱保護工程を経て、水素添加レチニルグルコシドを得ることができ、また、糖転移酵素を用いた酵素反応を用いて水素添加レチニルグリコシドを得ることもできる。
【0013】
本発明の一つである、水素添加レチノール脂肪酸エステルの脂肪酸は、炭素数2から24の直鎖飽和脂肪酸、直鎖不飽和脂肪酸、分岐脂肪酸、ヒドロキシ脂肪酸、多塩基脂肪酸等から選ばれる1種または2種以上の脂肪酸である。
【0014】
本発明の一つである水素添加レチノイン酸は、レチノイン酸を水素添加することで得ることができる。
【0015】
本発明の一つである水素添加レチノイン酸誘導体は、水素添加レチノイン酸と炭素数2から24の直鎖高級アルコール、直鎖不飽和アルコール、分岐アルコール、多価アルコールなどのアルコール類やd−δ−トコフェロールやアスコルビン酸などのビタミン類等から選ばれる1種または2種以上のアルコール類とエステル化することで得ることができる。また、レチノイン酸アルキルやd−δ−トコレチノエートなどのレチノイン酸誘導体を水素添加することでも得られる。
【0016】
本発明の一つである水素添加レチナールは、レチナールを水素添加することで得ることができる。
【0017】
本発明の水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体は、真皮ヒアルロン酸産生促進剤として有効であるだけでなく、油剤としてはエモリエント剤、混和剤、ツヤだし剤などとして使用でき、界面活性剤としては、乳化剤、補助乳化剤、可溶化剤、分散剤、洗浄剤、起泡剤、消泡剤、ゲル化剤、湿潤剤、経皮吸収促進剤などとして使用できる。
【0018】
本発明で用いる水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体の組成物または皮膚外用剤への添加量は、特に制限されることは無いが、0.00001質量%以上であれば有効に機能を発揮する。好ましくは0.0001質量%以上で、更に好ましくは0.001質量%以上である。また添加量の上限は特に制限されることは無いが、実質的には20質量%以下、好ましくは10質量%以下である。
【0019】
本発明の組成物または皮膚外用剤は、水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体を必須成分とするが、加えて、本発明の効果を損なわない範囲で皮膚外用剤等に用いられる成分、例えば、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。
【0020】
本発明の皮膚外用剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品に使用できる。
【0021】
本発明の組成物は、皮膚外用剤の他に、毛髪化粧料、メイクアップ化粧料、爪化粧料、口腔用組成物、浴用料、洗浄剤、繊維処理剤、皮製品やゴム製品やプラスチック製品などの表面処理剤、塗料などである。
【実施例1】
【0022】
実施例1:水素添加酢酸レチノールの合成
酢酸レチノール20gとヘキサン80gをオートクレーブ中に仕込み、30℃で撹拌して溶解させる。次に、5%Pd/C2gを添加し、窒素置換後、水素で490kPaの圧力を維持し、30〜40℃で強撹拌下、24時間反応させた。次に、珪藻土をろ過助剤に用いて、Pd/Cをろ過で除き、ろ液を減圧下濃縮し、水素添加酢酸レチノール18.10gを得た。けん化価160.5、よう素価0.96、IR分析(2927.7cm-1、2864.1cm-1、1730.2cm-1、1460.0cm-1、1377.1cm-1、1058.8cm-1)。
【0023】
実施例2:水素添加レチノールの合成
実施例1で得た、水素添加酢酸レチノール15.37gをエタノール30.74gに溶解させ、30%水酸化カリウム水溶液10.2gを添加し40℃で30分間撹拌した。塩酸水溶液で中和後、減圧下、エタノールを留去し、ヘキサンで水素添加レチノールを抽出し、減圧下、ヘキサンを留去し、水素添加レチノール12.57gを得た。水酸基価186.6、よう素価0.57、IR分析(3328.9cm-1、2935.8cm-1、2864.1cm-1、1461.9cm-1、1377.1cm-1、1058.8cm-1)。
【0024】
実施例3:水素添加レチノールのヒアルロン酸産生促進作用
正常ヒト線維芽細胞を試料含有培地にて48時間培養後、ELISAにより培養上清中のヒアルロン酸を定量した。ヒアルロン酸量は、タンパクμgあたりのng量であらわし、ヒアルロン酸産生促進率は、試料無添加時のヒアルロン酸量を100%として、それぞれのヒアルロン酸産生促進率をあらわした(表1)。
【0025】
【表1】

【0026】
いずれの濃度においても、水素添加レチノール無添加に比べて、ヒアルロン酸量が増え、ヒアルロン酸の産生が促進されたことがわかる。
【0027】
実施例4:水素添加酢酸レチノール及び水素添加レチノールの光安定性評価試験
実施例1の水素添加酢酸レチノール、実施例2の水素添加レチノール、酢酸レチノールをそれぞれエタノールで希釈し、1%溶液を作り、透明ガラスビンに入れ、南側の窓辺に1週間静置した。次に、それぞれのサンプルと0℃遮光保存品とをガスクロマトグラフィーにより、1点検量法により定量し、光安定性の評価をした。酢酸レチノールは、定量値27.1%まで低下していたのに対し、水素添加酢酸レチノールと水素添加レチノールは、定量値98.0以上を維持しており、光に対して安定であった。
【0028】
実施例5:水素添加酢酸レチノール及び水素添加レチノールの酸化安定性評価試験
実施例1の水素添加酢酸レチノール、実施例2の水素添加レチノール、酢酸レチノールをそれぞれガラスビンに入れ、50℃に2週間保存後、その過酸化物価を測定し、酸化安定性の評価を行った。はじめの過酸化物価が、水素添加酢酸レチノールは0.1、水素添加レチノールは0.1、酢酸レチノールは0.2であったが、50℃で2週間後の過酸化物価は、水素添加酢酸レチノールは0.2、水素添加レチノールは0.2であったのに対し、酢酸レチノールは300と非常に高かった。本発明の水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体は、水素添加したことにより酸化安定性が向上し、皮膚刺激物質である過酸化物の生成が抑えられた。
【0029】
実施例6:水素添加パルミチン酸レチノールの合成
パルミチン酸レチノール20gとヘプタン80gをオートクレーブ中に仕込み、30℃で撹拌して溶解させる。次に、5%Pd/C2gを添加し、窒素置換後、水素で980kPaの圧力を維持し、40〜50℃で強撹拌下、24時間反応させた。次に、珪藻土をろ過助剤に用いて、50℃でろ過してPd/Cを除き、ろ液を5℃まで冷却すると、トリグリセライドが析出してきた。5℃でろ過し、ろ液を減圧下濃縮し、水素添加パルミチン酸レチノール12gを得た。けん化価100.5、よう素価1.12、IR分析(2925.8cm-1、2854.5cm-1、1739.7cm-1、1461.9cm-1、1377.1cm-1、1172.6cm-1、1114.8cm-1、1056.9cm-1)。
【0030】
実施例7:リン酸水素添加レチニルナトリウムの合成
実施例2の水素添加レチノール2gに窒素雰囲気下、五酸化リン0.48gを添加し、30分間撹拌した。次に、10%水酸化ナトリウム水溶液を5.4g添加し、10分間撹拌後、減圧下、過剰の水を留去し、リン酸水素添加レチニルナトリウム2.8gを得た。よう素価 0.60、IR分析(2930.0cm-1、2864.5cm-1、cm-1、1460.5cm-1、1377.1cm-1、1222.8cm-1、1191.9cm-1、1083.9cm-1、1058.7cm-1)。
【0031】
実施例8:水素添加レチニルグルコシドの合成
実施例2の水素添加レチノール2.97gとペンタアセチルグルコース3.90gとp−トルエンスルホン酸1水和物17.2mgを50mlのトルエンに溶解し、110℃で還流させながら反応させた。冷却後、水酸化ナトリウム水溶液で中和し、減圧下、トルエンを留去し、得られた粘調液体を0.01%炭酸カリウムのエタノール溶液100mlに溶解させ、45℃で30分間撹拌した。次に、減圧下溶媒を留去し、濃縮物をカラムで精製し、目的の水素添加レチニルグルコシド2.82gを得た。水酸基価 440.3、よう素価 0.7、IR分析(3328.5cm-1、2933.5cm-1、2868.0cm-1、1461.9cm-1、1377.1cm-1、1074.5cm-1、1028.0cm-1)。
【0032】
実施例9:水素添加レチノイン酸の合成
all−transレチノイン酸5gとヘキサン60gとイソプロピルアルコール20gをオートクレーブ中に仕込み撹拌する。次に、5%Pd/C0.5gを添加し、窒素置換後、水素で490kPaの圧力を維持し、40℃で強撹拌下、24時間反応させた。次に、珪藻土をろ過助剤に用いて、Pd/Cをろ過で除き、ろ液を減圧下濃縮し、水素添加レチノイン酸4.8gを得た。酸価176.2、よう素価1.6、IR分析(2930.8cm-1、2864.1cm-1、1700.3cm-1、1460.0cm-1、1377.1cm-1、1058.8cm-1)。
【0033】
実施例10:水素添加レチノイン酸−δ−トコフェロールの合成
レチノイン酸−δ−トコフェロール5gとヘキサン60gとイソプロピルアルコール20gをオートクレーブ中に仕込み撹拌する。次に、5%Pd/C0.5gを添加し、窒素置換後、水素で490kPaの圧力を維持し、40℃で強撹拌下、24時間反応させた。次に、珪藻土をろ過助剤に用いて、Pd/Cをろ過で除き、ろ液を減圧下濃縮し、水素添加レチノイン酸−δ−トコフェロール4.7gを得た。けん化価75.0、よう素価1.2、IR分析(2925.8cm-1、2866.0cm-1、1724.2cm-1、1460.0cm-1、1377.1cm-1、1058.8cm-1)。
【0034】
実施例11:水素添加レチナールの合成
all−transレチナール5gとヘキサン60gとイソプロピルアルコール20gをオートクレーブ中に仕込み撹拌する。次に、5%Pd/C0.5gを添加し、窒素置換後、水素で490kPaの圧力を維持し、40℃で強撹拌下、24時間反応させた。次に、珪藻土をろ過助剤に用いて、Pd/Cをろ過で除き、ろ液を減圧下濃縮し、水素添加レチナール4.8gを得た。よう素価1.6、IR分析(2933.8cm-1、2864.5cm-1、1720.9cm-1、1460.0cm-1、1377.1cm-1、1058.8cm-1)。
【0035】
実施例12、実施例13、実施例14、比較例1:スキンクリーム
(処方) (質量%)
A相 実施例12 実施例13 実施例14 比較例1
オリーブスクワラン 5.0 5.0 5.0 5.0
炭酸ジアルキル(C14,15) 15.0 15.0 15.0 15.0
セタノール 3.0 3.0 3.0 3.0
ステアリン酸 3.0 3.0 3.0 3.0
ミツロウ 2.0 2.0 2.0 2.0
モノステアリン酸デカグリセリル 1.0 1.0 1.0 1.0
テトラオレイン酸POE(60)ソルビット
1.5 1.5 1.5 1.5
モノステアリン酸グリセリル 1.5 1.5 1.5 1.5
ブチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1
実施例2の水素添加レチノール 0.01 0.1 − −
実施例6の水素添加パルミチン酸レチノール
− − 0.1 −
トコフェロール 0.2 0.2 0.2 0.2
cAMP 0.1 0.1 0.1 0.1
B相
メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1
L−エルゴチオネイン 0.1 0.1 0.1 0.1
テルミナリアエキス 0.1 0.1 0.1 0.1
ソルビトール発酵多糖体液 0.5 0.5 0.5 0.5
1,3−ブチレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0
精製水で全量 100.0 100.0 100.0 100.0
(製法)
【0036】
A相、B相をそれぞれ80℃に加熱溶解し、B相をA相に撹拌しながら加えて乳化し、冷却して45℃になるまで撹拌した。
(評価方法)
【0037】
実施例12、13、14と比較例1のスキンクリームを用いて、シワ改善効果を、パネラーで試験した。健康な女性20名をパネラーとし、4週間連続して毎日、朝晩2回、洗顔後に、顔面に適量を塗布した。4週間後、塗布による皮膚のシワ改善効果を目視により観察し、下記の評価基準により評価した。
(シワ改善効果の評価基準)
シワの状態 評点
改善された 2点
やや改善された 1点
試験前と変化なし 0点
【0038】
【表2】

(評価結果)
【0039】
表2に示す結果より、本発明の水素添加レチノールを配合した実施例12、13のスキンクリームと水素添加パルミチン酸レチノールを配合した実施例14のスキンクリームは、比較として水素添加レチノール類を配合してない比較例1のスキンクリームに比べて皮膚に対するシワ改善効果は顕著であった。
【0040】
実施例15:乳 液
(処方) (質量%)
A相
POE(20)ベヘニルエーテル 0.5
水素添加大豆リン脂質 1.0
テトラオレイン酸POE(60)ソルビット 1.0
ジカプリン酸プロピレングリコール 10.0
セラキルアルコール 0.5
イソステアリン酸 0.5
実施例7のリン酸水素添加レチニルナトリウム 0.001
サンショウエキス 0.1
大豆イソフラボン 0.1
カボチャ種子エキス 0.1
ブチルパラベン 0.1
B相
メチルパラベン 0.1
アロエベラ 0.1
ツボクサエキス 0.1
オタネニンジンエキス 0.1
L−ヒドロキシプロリン 0.5
1,3−ブチレングリコール 5.0
カルボキシビニルポリマー(1%水溶液、NaOH中和)7.0
精製水で全量 100.0
C相
香料 適量
(製法)
【0041】
A相、B相をそれぞれ80℃に加熱溶解し、B相をA相に撹拌しながら加えて乳化し、冷却して50℃でC相を添加し、45℃になるまで撹拌した。
【0042】
実施例16:栄養クリーム
(処方) (質量%)
A相
モノパルミチン酸POE(20)ソルビタン 1.0
テトラオレイン酸POE(60)ソルビット 1.5
水酸化大豆リン脂質 1.5
α−オレフィンオリゴマー 5.0
マカデミアナッツ油 12.0
バチルアルコール 3.0
ホホバ油 2.0
ベヘン酸 3.0
シアバター 3.0
実施例8の水素添加レチニルグルコシド 0.7
テトライソパルミチン酸アスコルビル 0.3
セラミド 0.1
L−ピロリドンカルボン酸ラウリル 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
B相
メチルパラベン 0.1
グルカンオリゴサッカリド 0.5
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
加水分解コラーゲン 0.1
加水分解ケラチン 0.1
加水分解エラスチン 0.1
トウモロコシエキス 0.1
クロレラエキス 0.1
紅藻エキス 0.1
かっ藻エキス 0.1
リンゴエキス 0.1
1,3−ブチレングリコール 5.0
精製水で全量 100.0
C相
香料 適量
(製法)
【0043】
A相、B相をそれぞれ80℃に加熱溶解し、B相をA相に撹拌しながら加えて乳化し、冷却して50℃でC相を添加し、45℃になるまで撹拌した。
(シワ改善効果の評価)
【0044】
実施例15、16の化粧料を、健康な女性10名をパネラーとし、4週間連続して毎日、朝晩2回、洗顔後に、顔面に適量を塗布し、4週間後の皮膚の状態を目視により観察し評価を行ったところ、いずれも良好な皮膚のシワ改善効果が見られた。
【0045】
実施例17:サンスクリーンクリーム
(処方) (質量%)
A相
モノステアリン酸POE(20)ソルビタン 2.0
テトラオレイン酸POE(60)ソルビット 1.5
モノステアリン酸グリセリル 2.0
メチルポリシロキサン 4.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
パラメトキシケイ皮酸オクチル 10.0
レシチン処理微粒子酸化チタン 10.0
親油処理微粒子酸化亜鉛 3.0
エチルヘキシルトリアゾン 2.0
ホホバワックス 2.5
セタノール 1.0
ステアリン酸 2.0
実施例2の水素添加レチノール 0.2
トコフェロール 0.1
B相
メチルパラベン 0.1
トウモロコシ種子エキス 0.2
1,3−ブチレングリコール 5.0
精製水で全量 100.0
(製法)
【0046】
A相、B相をそれぞれ80℃に加熱溶解し、B相をA相に撹拌しながら加えて乳化し、冷却して45℃になるまで撹拌した。
(サンスクリーンクリームの評価)
【0047】
実施例17のサンスクリーンクリームを45℃で4週間保存し、ジエチルエーテルで親油性物質を抽出し、水素添加レチノールをガスクロマトグラフィーで定量したところ、定量値98.5%を示し、酸化チタンや酸化亜鉛の存在下でも、安定であった。
【0048】
実施例18:サンスクリーンローション
(処方) (質量%)
A相
アルキルチタネート処理微粒子酸化チタン 8.0
パーフルオロポリエーテル 1.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 8.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.1
モノオレイン酸ジグリセリル 4.0
ネオペンタン酸オクチルドデシル 10.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0
オキシベンゾン 5.0
4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン2.0
2,6−ナフタリンジカルボン酸ジ2−エチルヘキシル 5.0
パルミチン酸アスコルビル 0.3
実施例9の水素添加レチノイン酸 0.3
マリアアザミエキス 0.1
β−グルカン 0.1
防腐剤 適量
B相
1,3−ブチレングリコール 5.0
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2
トリエタノールアミン 0.2
精製水で全量 100.0
(製法)
【0049】
A相、B相をそれぞれ80℃に加熱溶解し、B相をA相に撹拌しながら加えて乳化し、冷却して45℃になるまで撹拌した。
(サンスクリーンローションの評価)
【0050】
実施例18のサンスクリーンローションを45℃で4週間保存し、ジエチルエーテルで親油性物質を抽出し、水素添加レチノン酸をガスクロマトグラフィーで定量したところ、定量値97.2%を示し、酸化チタン存在下でも、安定であった。
【0051】
実施例19:親水軟膏
(処方) (質量%)
A相
モノステアリン酸グリセリル 5.0
POE(23)セチルエーテル 2.0
ステアリン酸 3.0
セタノール 3.0
白色ワセリン 5.0
ミリスチン酸プロピル 5.0
流動パラフィン(#70) 10.0
実施例6の水素添加パルミチン酸レチノール 2.0
プロピルパラベン 0.1
B相
プロピレングリコール 7.0
メチルパラベン 0.2
精製水で全量 100.0
(製法)
【0052】
A相、B相をそれぞれ80℃に加熱溶解し、B相をA相に撹拌しながら加えて乳化し、冷却して35℃になるまで撹拌し、放置脱泡した。
【0053】
実施例20:リキッドファンデーション
(処方) (質量%)
A相
フッ素化合物処理酸化チタン 10.0
セリサイト 8.0
シリコーン処理酸化鉄 6.0
パーフルオロポリエーテル 20.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 30.0
ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.0
縮合リシノレイン酸ヘキサグリセリル 3.0
炭酸ジアルキル(C12〜15) 5.0
オリーブスクワラン 2.0
実施例2の水素添加レチノール 0.07
カボチャ種子エキス 0.2
L−ピロリドンカルボン酸ラウリル 0.2
防腐剤 適量
B相
グリセリン 10.0
アルギン酸ナトリウム 0.1
硫酸マグネシウム 0.2
精製水で全量 100.0
(製法)
【0054】
A相、B相をそれぞれ80℃に加熱溶解し、B相をA相に撹拌しながら加えて乳化し、冷却して45℃になるまで撹拌した。
【0055】
実施例21:ボディトリートメント
(処方) (質量%)
A相
テトラオレイン酸POE(60)ソルビット 2.0
モノステアリン酸グリセリル 5.0
ミツロウ 2.5
ベヘニルアルコール 2.5
白色ワセリン 4.0
実施例10の水素添加レチノイン酸−δ−トコフェロール 1.0
精製ラノリン 4.0
オリーブスクワラン 10.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 6.0
メチルポリシロキサン 350mm/s 0.2
プロピルパラベン 0.1
B相
プロピレングリコール 4.0
2%カルボキシビニルポリマー水溶液 5.0
精製水 45.5
メチルパラベン 0.2
C相
10%トリエタノールアミン水溶液 1.9
精製水 3.1
D相
植物エキス混合物(褐藻エキス、クレマティスエキス、シモツケソウエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス) 0.5
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
精製水 2.4
(製法)
【0056】
A相、B相をそれぞれ80℃に加熱均一に溶解し、C相、D相をそれぞれ室温で均一にする。B相をA相に加え更にC相を加えて撹拌乳化する。撹拌冷却を続け、50℃でD相を加え、35℃まで撹拌冷却した。
(ボディトリートメントの評価)
【0057】
実施例21のボディトリートメントを、健康な女性10名をパネラーとし、4週間連続して毎日、入浴後に、体に適量を塗布し、4週間後の皮膚の状態を目視により観察し評価を行ったところ、皮膚にハリがでてきており、良好な皮膚の改善効果があった。
【0058】
実施例22:リップスティック
(処方) (質量%)
カルナウバロウ 15.0
ミツロウ 15.0
実施例2の水素添加レチノール 0.01
精製ラノリン 5.0
セタノール 5.0
ヒマシ油 59.99
(製法)
全ての成分を80℃にて均一溶解し、混合撹拌する。リップ型に流しこみ、冷却後、型から取り外す。
(リップスティックの評価)
【0059】
実施例22のリップスティックを、健康な女性10名をパネラーとし、4週間連続して毎日、唇に適量を塗布し、4週間後の唇の状態を目視により観察し評価を行ったところ、唇にツヤとハリがでてきており、良好な唇の改善効果があった。
【0060】
実施例23 :コンシーラー(スティックタイプ)
(処方) (質量%)
A相
実施例1の水素添加酢酸レチノール 0.1
精製ラノリン 6.0
パラフィン 10.0
セレシン 6.0
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 11.9
水添ポリデセン 16.0
B相
ファンデーションベース(黒酸化鉄、黄酸化鉄、赤酸化鉄、酸化チタン、
タルクの混合物をシリコーン処理したもの) 30.0
メチルポリシロキサン 10mm/s 12.0
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 8.0
(製法)
A相、B相をそれぞれ80℃で溶解する。A相とB相を良く混合後、型に流し込み、冷却後、型から取り外す。
【0061】
実施例24:パック
(処方) (質量%)
A相
ポリビニルアルコール(25mPa・s) 3.0
ポリビニルアルコール(40mPa・s) 10.0
精製水 68.0
B相
POE(30)POP(6)デシルテトラデシルエーテル 0.5
メントール油 0.1
実施例11の水素添加レチナール 0.1
エタノール 8.0
メチルパラベン 0.2
C相
1,3−ブチレングリコール 3.1
キシリトール 3.0
精製水 4.0
(製法)
【0062】
A相、C相をそれぞれ室温で撹拌分散し、B相を40℃に加熱し均一溶解する。A相を低速で撹拌しながらB相、C相の順に加え、撹拌冷却し、均一に分散するまで撹拌し、静置して脱泡する。
(パックの評価)
【0063】
実施例24のパックを、健康な女性10名をパネラーとし、1週間に2回、入浴後に、皮膚に適量を塗布し、15分後にはがした。4週間後の皮膚の状態を目視により観察し評価を行ったところ、皮膚にハリがでてきており、良好な皮膚のシワ改善効果があった。
【0064】
実施例25:浴用剤
(処方) (質量%)
A相
テトラオレイン酸POE(60)ソルビット 14.0
POE(2)オレイルアルコール 3.0
セスキオレイン酸ソルビタン 3.0
オリーブスクワラン 10.0
ホホバ油 10.0
アボガド油 4.0
実施例2の水素添加レチノール 1.0
トコフェロール 0.2
プロピルパラベン 0.2
流動パラフィン(#70)で全量 100.0
(製法)
【0065】
A相を40℃に加熱撹拌し、溶解させ30℃まで冷却する。
(浴用剤の評価)
【0066】
実施例25の浴用剤を、健康な女性10名をパネラーとし、4週間連続して毎日、浴槽に添加し、入浴する。4週間後の皮膚の状態を目視により観察し評価を行ったところ、皮膚にハリがでてきており、良好な皮膚の改善効果があった。
【0067】
実施例26:ヘアトリートメント
(処方) (質量%)
A相
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.4
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.8
セタノール 5.0
オレイルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
オリーブ油 2.0
トコフェロール 0.05
プロピルパラベン 0.1
メチルパラベン 0.2
メチルポリシロキサン 100mm/s 1.0
メチルポリシロキサン 1000mm/s 0.5
実施例2の水素添加レチノール 1.0
B相
精製水 84.95
(調製方法)
A、Bをそれぞれ80℃に加熱して均一溶解する。BをAに加え撹拌乳化する。35℃まで撹拌しながら冷却する。
(評価)
【0068】
実施例26のヘアトリートメントを男性5名、女性5名のパネルに、洗髪後、頭髪に塗布した場合の、頭髪のツヤおよび柔軟性について評価を行ったところ、頭髪にツヤが出ており滑らかな感触を与え、非常に優れていた。
【0069】
実施例27:ネイルエナメル
(処方) (質量%)
A相
ニトロセルロース 14.0
アルキッド樹脂 16.0
フタル酸ジブチル 5.0
B相
実施例1の水素添加酢酸レチノール 1.0
酢酸エチル 20.0
酢酸n−ブチル 35.6
エタノール 8.0
C相
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム処理ヘクトライト 0.2
顔料 0.2
(調製方法)
B相にA相およびC相を加え、撹拌、混合する。
(評価)
【0070】
実施例27のネイルエナメルを、女性10名のパネルに、爪に塗布した場合の、爪のツヤおよびエモリエント性について評価を行ったところ、爪にツヤが出ており滑らかな感触を与え、非常に優れていた。
【0071】
実施例28:軟膏
(処方) (質量%)
A相
白色ワセリン 30.0
セタノール 10.0
サラシミツロウ 5.0
セスキオレイン酸ソルビタン 5.0
モノカプリル酸プロピレングリコール 4.0
ジカプリル酸プロピレングリコール 4.0
実施例2の水素添加レチノール 1.0
インドメタシン 1.0
POE(9)ラウリルエーテル 0.5
ブチルパラベン 0.1
B相
メチルパラベン 0.1
精製水 39.3
(調製方法)
A相、B相を80℃に加温溶解する。A相を撹拌しながらB相を徐々に加え、加え終わったら、撹拌しながら固まるまで冷却する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記構造式(1)
【化1】

(R=H、または、脂肪酸残基、リン酸残基、グリコシド残基)、
下記構造式(2)
【化2】

(R’=H、または、アルコール残基)、
下記構造式(3)
【化3】

のいずれかで表される水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体。
【請求項2】
請求項1に記載の水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体を含有する組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の水素添加レチノイド及び/または水素添加レチノイド誘導体を有効成分とするヒアルロン酸産生促進剤。
【請求項4】
請求項3に記載のヒアルロン酸産生促進剤を含有する皮膚外用剤。

【公開番号】特開2006−193427(P2006−193427A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−3318(P2005−3318)
【出願日】平成17年1月11日(2005.1.11)
【出願人】(000226437)日光ケミカルズ株式会社 (60)
【出願人】(301068114)株式会社コスモステクニカルセンター (57)
【Fターム(参考)】