説明

水自動供給機

【課題】利用者が給水ノズルに手を触れられないようにし、給水のノズルから流出する浄水に雑菌が混入するのを防止した水自動供給機を提供する。
【解決手段】水自動供給機100は、容器30を収納する給水ボックス10を備え、給水ボックス10の前面には、容器30を出し入れするために開閉可能な給水扉1が取り付けられている。この給水ボックス10の上面には容器30に水を供給する給水ノズル12が設けられている。この給水ノズル12を保護するために、給水ノズル12を取り囲むノズル保護筒部13が設けられている。このノズル保護筒部13の下端口にシャッター板14が設けられている。また、給水扉1が閉じられ、給水ノズル12により容器30に給水する時に、ノズル保護筒部13の下端口を開くようにシャッター板14を開閉制御する制御装置7が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浄水をペットボトル等の容器に供給する水自動供給機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、国民生活においては健康や安全性を重視する傾向が強まっており、毎日使用する水に関しては高い水質が要求されている。スーパーマーケット等においては、このような利用者の要求に応えるとともに、集客を図るべく、容器式の水自動供給機が設置されるようになっている。容器式の水自動供給機とは、水道水等の原水から濾過器によって浄水を生成し、この浄水を利用者が持参したペットボトル等の容器に供給するものである。
【0003】
かかる容器式の水自動供給機には、利用者が持参した容器を収容し、その容器に浄水を供給するための給水ボックスが設けられている。この給水ボックスの内部には、容器を保持する保持部が設けられ、前部には給水扉が設けられている。利用者は、この給水扉を開けて、保持部に容器をセットする。セットされた容器に対して、吸水ノズルから浄水が供給されるようになっている。この種の水自動供給機は、特許文献1、2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−92425号公報
【特許文献2】特開2005−196775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の水自動供給機は、利用者が給水ノズルを手で触れることができる構造になっているものが多い。そのため、一部の利用者は興味本位などで給水ノズルを手で触れることがあった。吸水ノズルに手が触れると、吸水ノズルに手の雑菌が付着して、給水ノズルから流出する浄水に雑菌が混入するおそれがあり、衛生管理上の問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述した従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、容器に水を供給する水自動供給機において、前記容器を収納する給水ボックスと、前記給水ボックスの前面に取り付けられ、前記容器を出し入れするために開閉可能な給水扉と、前記給水ボックスの上面に取り付けられ、前記容器に給水する給水ノズルと、前記給水ノズルを保護するために、前記給水ノズルを取り囲むノズル保護筒部と、前記ノズル保護筒部の下端口に開閉自在に設けられたノズルシャッター部と、前記給水扉が閉じられ、前記給水ノズルにより前記容器に給水する時に、前記保護筒部の下端口を開くように前記ノズルシャッター部を制御する制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の水自動供給機によれば、給水ノズルを保護するためのノズル保護筒部の下端口にノズルシャッター部を設けて、給水時にだけ、ノズル保護筒部の下端口を開放するようにしたので、利用者が給水ノズルに手を触れるおそれがなくなる。これにより、給水のノズルから流出する浄水に雑菌が混入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施形態における水自動供給機の正面図である。(容器30を設置していない状態)
【図2】本発明の実施形態における水自動供給機の正面図である。(容器30を設置した状態)
【図3】本発明の実施形態における給水ボックスの正面図である。(容器30を設置していない状態)
【図4】本発明の実施形態における給水ボックスの正面図である。(容器30を設置した状態)
【図5】本発明の実施形態における給水ボックスの上面図である。
【図6】本発明の実施形態におけるノズルシャッター部の側面図(断面図)である。
【図7】本発明の実施形態におけるノズルシャッター部の底面図である。
【図8】本発明の実施形態における水自動供給機の給水扉センサを示す図である。
【図9】本発明の実施形態における水自動供給機のシステム構成図である。
【図10】本発明の実施形態における水自動供給機の給水ノズル洗浄動作を説明する第1のフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態における水自動供給機の容器洗浄動作を説明する第2のフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態における水自動供給機の給水動作を説明する第3のフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態における水自動供給機の給水動作を説明する第4のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態の水自動供給機100を図面に基づいて説明する。
==水自動供給機100の全体構成==
図1及び図2に示すように、水自動供給機100の内部には、ペットボトル等の容器30を収納する給水ボックス10が設けられている。給水ボックス10の前面には、容器30を出し入れするための取出口が設けられている。この取出口には開閉自在な給水扉1が取り付けられている。この給水扉1には取手2が取り付けられている。また、給水扉1の開閉状態を検知するための給水扉センサ4が設けられている。
【0010】
水自動供給機100の正面には、給水扉1に隣接して容器30のキャップを紫外線照射により殺菌するキャップ殺菌器5と、水自動供給機100の給水量の選択ボタン、給水操作等を表示するためのタッチパネル6が設けられている。
【0011】
また、水自動供給機100の内部には、給水扉センサ4、キャップ殺菌器5、タッチパネル6等のシステム全体を制御する制御装置7が設けられている。
【0012】
==給水ボックス10の構成==
給水ボックス10の詳細な構成を図3乃至図7に基づいて説明する。図3及び図4に示すように、給水ボックス10の底部には、容器30を保持するための容器トレイ11が設けられている。容器トレイ11の下方には排水口と排水管が設けられ、不要な水を水自動供給機100の外に排出できるように構成されている。
【0013】
容器ボックス10の上面には、容器30に水を供給する給水ノズル12、給水ノズル12を保護するために、給水ノズル12を取り囲むノズル保護筒部13が設けられている。給水ノズル12は、配管接続部18に接続され、この配管接続部18を介して水道水又は濾過水19が導入されるようになっている。
【0014】
また、ノズル保護筒部13の下端口には、円形のシャッター板14が設けられている。このシャッター板14の中心からずれた位置に回転シャフト15の一端が固定されている。シャッター板14及び回転シャフト15は衛生上、ステンレス製であることが好ましい。この回転シャフト15の他方の端に接続され、回転シャフト15を正方向と逆方向に回転駆動可能な駆動モータ16が設けられている。駆動モータ16は制御装置7によって制御される。
【0015】
この場合、駆動モータ16の回転シャフトは水平方向に延びており、回転シャフト15は垂直方向に延びているので、両シャフトを、ジョイント17を介して連結することにより、駆動モータ16の動力を回転シャフト15に伝達するようにしている。これらのシャッター板14、回転シャフト15及び駆動モータ16がノズルシャッター部を構成している。なお、駆動モータ16の回転シャフトが垂直方向に延びるように駆動モータ16を配置し、駆動モータ16の動力をジョイントを介さずに直接回転シャフト15に伝達するように構成してもよい。
【0016】
図3の場合は、給水ボックス10に容器30は設置されていないので、ノズル保護筒部13の下端口はシャッター板14によって閉じられている。図4の場合は、給水ボックス10に容器30が設置され、シャッター板14が開き、ノズル保護筒部13の下端口から給水ノズル12が露出される。そして、給水ノズル12の先端から水道水又は濾過水19が流出され、容器30に供給される。給水ノズル12は、シャッター板14が開かれている時だけ、水道水又は濾過水19を流出するように制御装置7により制御される。
【0017】
図5は、給水ボックス10に水道水又は濾過水19を選択的に供給する給水器の構成を示している。図示のように、配管接続部18に配管20が接続されている。濾過器21は水道水を濾過して濾過水を生成する。配管20は濾過水を流す濾過水配管20aと、濾過器21をバイパスして水道水を流す水道水配管20bに分岐しており、濾過水配管20aの途中に第1のバルブ22が配置され、水道水配管20bの途中に第2のバルブ23が設けられている。第1及び第2のバルブ22、23は電磁バルブであることが好ましく、制御装置7によって開閉が制御されるように構成されている。
【0018】
即ち、第1のバルブ22が開き、第2のバルブ23が閉じている時は、配管20には濾過器21から濾過水が供給され、この濾過水は配管接続部18を介して給水ノズル12から流出する。逆に、第1のバルブ22が閉じ、第2のバルブ23が開いている時は、配管20には水道水が供給され、この水道水は配管接続部18を介して給水ノズル12から流出する。
【0019】
図6及び図7は、ノズルシャッター部の詳細な構成を示す図である。給水ボックス10の上面に円筒状のノズル保護筒部13が設けられ、給水ノズル12はノズル保護筒部13の上端口からノズル保護筒部13の中に、その長さの途中まで、その垂直方向の中心軸に沿って垂直方向に挿入されている。回転シャフト15は、ノズル保護筒部13の上端口からノズル保護筒部13の中に、その先端がノズル保護筒部13の下端口から下方に出るとともに、給水ノズル12と干渉しないようにその中心軸からずれて垂直方向に挿入されている。
【0020】
そして、回転シャフト15の先端は、ノズル保護筒部13の下端口の下方に設けられた
円形のシャッター板の14の表面の中心からずれた位置に固定されている。回転シャフト15はノズル保護筒部13の外に設けることもできるが、ノズル保護筒部13の中に通すことにより、回転シャフト15をノズル保護筒部13により、給水ノズル12とともに保護することができ、しかもノズルシャッター部全体のサイズをコンパクトに形成することができる。
【0021】
図示のように、シャッター板14が閉じた状態では、シャッター板14はノズル保護筒部13の下端口の全体をカバーしており、給水ノズル12はノズル保護筒部13とシャッター板14によって囲まれているので、利用者は給水ノズル12及び回転シャフト15を手で触れることができないようになっている。このシャッター板14が閉じた状態から、駆動モータ16を正回転させると、回転シャフト15の正回転に伴ってシャッター板14が回転する。
【0022】
この場合、回転シャフト15の一端はシャッター板14の中心からずれた位置に固定されているので、シャッター板14の回転により、ノズル保護筒部13の下端口は部分的に開放され、給水ノズル12はノズル保護筒部13の下端口から露出される。
【0023】
また、このシャッター板14が開いた状態から、駆動モータ16を逆回転させると、回転シャフト15の逆回転に伴ってシャッター板14が逆回転することにより、シャッター板14が閉じた状態に戻るようになっている。
【0024】
なお、シャッター板14は、ラックアンドピニオン機構等のスライド機構により水平方向にスライドさせることにより、開閉することもできるが、上述のような回転による開閉機構の方がシャッター板14の開閉速度を速くすることができ、しかも低コストで実現することができる。
【0025】
==給水扉1の開閉検知に関する構成==
給水扉1の開閉状態を検知するための構成を図8に基づいて説明する。水自動供給機100又は給水ボックス10の内部に給水扉センサ4が設けられている。給水扉センサ4は、レーザ光を射出する発光素子4aと、発光素子4aから射出されたレーザ光を受光して電気信号に変換する受光素子4bを備えている。発光素子4a、受光素子4bは給水扉センサ4の凹部を間に挟んで、対向するようにその側面に取り付けられている。一方、給水扉1の端部には、給水扉1の主面に対して直角方向に延びた、金属からなる遮光板8が取り付けられている。
【0026】
図8(a)に示すように、給水扉1が閉じた状態では、遮光板8は給水扉センサ4の凹部に挿入される。すると、発光素子4aから射出されたレーザ光は遮光板8によって遮られるため、受光素子4bはレーザ光を受光しない。一方、図8(b)に示すように、給水扉1が開いた状態では、遮光板8は給水扉センサ4の凹部から外に出るので、発光素子4aから射出されたレーザ光は、遮光板8によって遮られることなく、受光素子4bによって受光される。発光素子4a及び受光素子4bは、制御装置7によって制御される。制御装置7は、受光素子4bからの電気信号に基づいて、給水扉1の開閉状態を検知する。
【0027】
==水自動供給機100の動作==
次に、水自動供給機100の動作を図9乃至図13に基づいて説明する。図9に示すように、給水扉センサ4、キャップ殺菌器5、タッチパネル6、駆動モータ16、第1のバルブ22及び第2のバルブ23は、インターフェースを介して制御装置7に接続されている。制御装置7は、CPU、制御プログラムが格納されたROMを含み、このROMに格納された制御プログラムに従って、水自動供給機100の各部の動作を制御する。
【0028】
[給水ノズル洗浄動作]
先ず、水自動供給機100の給水ノズル洗浄動作を図10に基づいて説明する。始めに、
ステップS1において、タッチパネル6には、例えば、2リットルと4リットルの給水量選択ボタンが表示される。この時、給水ボックス10に容器30は設置されておらず、給水扉1は閉じられ、かつロックされているとする。また、この時、シャッター板14も閉じられている。利用者は、ステップS1において、これらの給水量選択ボタンのいずれか1つを指で押圧することにより、給水量を選択する。
【0029】
給水量選択ボタンにより給水量が選択されると、次のステップS2において、駆動モータ16が動作し、シャッター板14が開かれ、ノズル保護筒部13の下端口は部分的に開放される。これにより、給水ノズル12はノズル保護筒部13の下端口から露出される。
【0030】
そして、給水ノズル12から所定量の水道水が流出することにより、給水ノズル12が洗浄される。この場合、給水ノズル12から流出した水道水は、給水ボックス10の排水口を経由して外部に排出される。(ステップS3)このようにして給水ノズル12の洗浄が終了すると、ステップS4において、シャッター板14は閉じられる。
【0031】
[容器洗浄動作]
次に、容器洗浄動作を図11に基づいて説明する。この時、タッチパネル6には、「ペットボトルを洗浄します。ペットボトルをセットしてください。」という操作メッセージが表示されることが好ましい。ステップS5において、利用者は給水扉1を開けて、キャップが外された容器30を給水ボックス10の容器トレイ11にセットする。この時、シャッター板14は閉じられているので、利用者は給水ノズルに手を触れることはできない。
【0032】
ステップS6において、利用者により給水扉1が閉じられると、ステップS7において、シャッター板14は再び開けられる。すると、給水ノズル1から所定量の水道水が流出し、容器30に給水される。(ステップS8)容器30への給水が終了すると、ステップS9において、シャッター板14は閉じられる。
【0033】
この時、タッチパネル6には、「ペットボトルを取り出して、水を捨ててください。」という操作メッセージが表示されることが好ましい。利用者は、給水扉1を開き、容器30を取り出す。この時も、シャッター板14は閉じられるので、利用者は給水ノズルに手を触れることはできないので衛生的である。(ステップS10、S11)そして、ステップS12において、利用者は、容器30の中の水道水を容器ボックス10の排水口に流す。
【0034】
このようにして、容器30の洗浄が行われる。なお、容器30への給水後は、シャッター板14が閉じてから、給水扉1を開くようにしているが、その代わりに、給水扉1が開くと、シャッター板14が閉じるようにシーケンスを変更してもよい。この場合、(ステップS13、S14において、利用者が給水扉1を開くと、シャッター板14が閉じられる。
【0035】
そして、利用者は、容器30を取り出し、容器30の中の水道水を容器ボックス10の排水口に流す。(ステップS15、S16)このようなシーケンスにおいては、給水扉1が開けられると、シャッター板14が閉じられるので、利用者は給水ノズルに手を触れることはできない。
【0036】
[濾過水の給水動作]
次に、濾過水の給水動作を図12及び図13に基づいて説明する。先ず、ステップS17において、利用者は、洗浄された容器30を給水ボックス10の容器トレイ11に再びセットする。この時、タッチパネル6には、「ペットボトルに給水します。ペットボトルをセットしてください。」という操作メッセージが表示されることが好ましい。
【0037】
利用者により給水扉1が閉じられると、シャッター板14は再び開けられる。(ステップS18、S19)すると、次のステップS20において、給水ノズル1から、先のステップS1で利用者により選択された給水量の濾過水が流出し、容器30に給水される。
【0038】
容器30への濾過水の給水が終了すると、ステップS21において、シャッター板14は閉じられる。その後、利用者は給水扉1を開き、容器30を取り出す。この時も、シャッター板14は閉じられるので、利用者は給水ノズルに手を触れることはできないので衛生的である。(ステップS22、S23)このようにして、容器30への濾過水の給水が行われる。
【0039】
なお、容器30への給水後は、シャッター板14が閉じてから、給水扉1を開くようにしているが、その代わりに、給水扉1が開くと、シャッター板14が閉じるようにシーケンスを変更してもよい。この場合、容器30への給水が終了し、その後、利用者が給水扉1を開くと、シャッター板14が閉じられる。(ステップS24、S25)そして、利用者は、ステップS26において、容器30を取り出す。
【0040】
なお、図13に示すように、容器30のキャップがキャップ殺菌器5にセットされたかどうかを判断するステップS27を図12の給水動作のフローに挿入してもよい。この判断ステップは、例えば、給水扉1を閉じるステップS18の後に挿入される。この場合、容器30のキャップがキャップ殺菌器5にセットされた場合にだけ、次のシャッター板14を開くステップS19に進むことができる。
【0041】
そして、キャップ殺菌器5によるキャップの殺菌と、容器30への濾過水の給水が同時に行われる。これにより、容器30の濾過水への雑菌の混入をより確実に防止することができる。その他のステップは、図12の給水動作のフローと同じである。
【0042】
なお、本実施形態の水自動供給機100は無料で給水サービスを提供するものであるが、有料での給水サービスを提供することができるように変更することが可能である。その場合、水自動供給機100に現金投入口、キャッシュカード投入口を設け、現金又はキャッシュカードで所定の料金が支払われた時のみに、水自動供給機100を動作させるように構成することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 給水扉 2 取手 4 給水扉センサ
5 キャップ殺菌器 6 タッチパネル 7 制御装置
8 遮光板 10 給水ボックス 11 容器トレイ
12 給水ノズル 13 ノズル保護筒部 14 シャッター板
15 回転シャフト 16 駆動モータ 17 ジョイント
18 配管接続部 19 水道水又は濾過水20 配管
20a 濾過水配管 20b 水道水配管 21 濾過器
22 第1のバルブ 23 第2のバルブ 30 容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器に水を供給する水自動供給機において、
前記容器を収納する給水ボックスと、
前記給水ボックスの前面に取り付けられ、前記容器を出し入れするために開閉可能な給水扉と、
前記給水ボックスの上面に取り付けられ、前記容器に給水する給水ノズルと、
前記給水ノズルを保護するために、前記給水ノズルを取り囲むノズル保護筒部と、
前記ノズル保護筒部の下端口に開閉自在に設けられたノズルシャッター部と、
前記給水扉が閉じられ、前記給水ノズルにより前記容器に給水する時に、前記ノズル保護筒部の下端口を開くように前記ノズルシャッター部を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする水自動供給機。
【請求項2】
前記ノズルシャッター部は、前記ノズル保護筒部の下端口に設けられた円形のシャッター板と、前記シャッター板の中心からずれた位置に一方の端が固定された回転シャフトと、前記回転シャフトの他方の端に接続され、前記回転シャフトを正方向と逆方向に回転駆動可能な駆動モータとを備え、
前記制御装置は前記駆動モータの回転を制御することにより、前記シャッター板の回転により前記保護筒部の下端口の開閉を制御することを特徴とする請求項1に記載の水自動供給機。
【請求項3】
前記給水ノズルは、前記ノズル保護筒部の中心軸に沿って前記ノズル保護筒部の中に延びており、前記回転シャフトは、前記給水ノズルと干渉しないように、前記ノズル保護筒部の中心軸からずれて、前記ノズル保護筒部の中に延びていることを特徴とする請求項2に記載の水自動供給機。
【請求項4】
前記制御装置は、前記給水ボックスに前記容器が収納され、前記給水扉が閉じると、前記保護筒部の下端口を開き、前記給水ノズルによる前記容器への給水が完了すると、前記保護筒部の下端口を閉じるように前記ノズルシャッター部を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水自動供給機。
【請求項5】
前記制御装置は、前記給水ボックスに前記容器が収納され、前記給水扉が閉じると、前記保護筒部の下端口を開き、前記給水ノズルによる前記容器への給水が完了し、前記給水扉が開かれると、前記保護筒部の下端口を閉じるように前記ノズルシャッター部を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水自動供給機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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