説明

水遊び用の簡易サンダル

【課題】 この発明は、夏場のプールやビーチにおける水遊びにおいて、日射により極めて高温となったプールサイドのコンクリート床面や砂浜から足の裏を保護するとともに、小さく、軽量で、荷物とならず、プールや海水浴への携帯に便利な簡易サンダルを提案する。
【解決手段】 夏場のプールやビーチにおいて、素足に履く水遊び用の簡易サンダルであって、爪先から土踏まず21先端に至る足裏の前方部に装着するように、これに適した形状、大きさに形成し、断熱材の底材12を備え、指を掛ける鼻緒材15、16を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、夏場のプールやビーチにおいて、素足に履く水遊び用の簡易サンダルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
夏場のプールでは、プールサイドのコンクリート床面が日射により極めて高温となり、素足での歩行が困難で、これは、海水浴場の砂浜も同様である。一方、海水浴等で素足に履く履物としては、ビーチサンダルがある。しかし、このビーチサンダルは、荷物となるため携帯に不向きである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この発明は、夏場のプールやビーチにおける水遊びにおいて、素足に履く簡易サンダルを提案し、日射により極めて高温となったプールサイドのコンクリート床面や砂浜から足の裏を保護するとともに、小さく、軽量で、荷物とならず、プールや海水浴への携帯に便利な簡易サンダルを提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
こうした課題を解決するため、この発明は、夏場のプールやビーチにおいて、素足に履く水遊び用の簡易サンダルであって、爪先から土踏まず21先端に至る足裏の前方部に装着するように、これに適した形状、大きさに形成し、断熱材の底材12を備え、指を掛ける鼻緒材15、16を設けるものである。
【0005】
また、鼻緒材は、第1指(親指)用の鼻緒材15と第2指から第5指用の鼻緒材16を設けるものである。
【0006】
また、この発明の簡易サンダルは、厚さを1cm以下とするものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明の簡易サンダルは、爪先から土踏まず先端に至る足裏の前方部に装着するように、これに適した形状、大きさに形成するので、通常のビーチサンダルの1/3程度の大きさであり、小さく、軽量で、荷物とならず、プールや海水浴への携帯に便利である。また、断熱材の底材12を備えているので、爪先歩きすれば、日射により極めて高温となったプールサイドのコンクリート床面や砂浜から足の裏を保護することができ、爪先歩きの奨励は、足指関節を刺激し、姿勢矯正にも効果的である。また、踵は指先等より熱さを感じないので、足裏の前方部のみ直接コンクリート床面や砂浜に接触することがなければ、通常歩行も容易である。
【0008】
また、第1指用の鼻緒材15と第2指から第5指用の鼻緒材16を設けることで、足の前方部に確実に装着され、簡単に脱げることなく歩行することができる。
【0009】
また、この発明の簡易サンダルは、水遊びにおける足裏の断熱、保護が目的であるので、厚さは1cm以下で十分に足り、できるだけ薄肉とすることが軽量化、携帯性からも好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、この発明の最良の形態について実施例に基づいて説明する。
図面は、この発明の水遊び用の簡易サンダルの具体的な実施例で、図1にその形状を示す。図に示すように、簡易サンダル10は、通常のビーチサンダルの前方部1/3程度の大きさであり、足裏が直接当接するのに適した甲材11の裏面に、発泡断熱素材等の底材12を貼り合わせて全体として薄肉に形成されている。簡易サンダル10の甲面は、装着時にフィット感が得られるように、周縁13の肉厚部と、足裏(足指)に合わせた起伏面で形成され、周縁13及び起伏の肉厚部でも厚さ1cm以下で、薄肉部で5mmの厚さである。また、甲面には、第1指用の鼻緒材15と第2指から第5指用の鼻緒材16が設けられている。
【0011】
図2、3は、この簡易サンダル10を足20に装着した状態を示し、図2は平面図、図3は裏面図である。図に示すように、簡易サンダル10は、第1指を鼻緒材15に、第2指から第5指を鼻緒材16に掛けて履き、爪先から土踏まず21先端に至る足裏の前方部に装着する。
【0012】
図4は、プールサイドのコンクリート床面24で、この簡易サンダル10を装着した歩行の状態を示す。図に示すように、爪先歩きすれば、極めて高温となったコンクリート床面24に足の裏が直接接触することがなく、踵は指先等より熱さを感じないので、通常歩行も容易である。
【0013】
以上のように、この発明の水遊び用の簡易サンダルは、小さく、軽量で、プールやビーチへの携帯に便利であるとともに、製作も簡単でコストも安価である。また、従来にない形状のサンダル(履物)であり、意匠デザイン上も新規且つ面白いものである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】この発明の実施例の斜視図。
【図2】足に装着した状態の平面図。
【図3】足に装着した状態の裏面図。
【図4】足に装着した状態の側面図。
【符号の説明】
【0015】
10 簡易サンダル
12 底材
15、16 鼻緒材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
夏場のプールやビーチにおいて、素足に履く水遊び用の簡易サンダルであって、
爪先から土踏まず21先端に至る足裏の前方部に装着するように、これに適した形状、大きさに形成し、断熱材の底材12を備え、指を掛ける鼻緒材15、16を設けた水遊び用の簡易サンダル。
【請求項2】
第1指用の鼻緒材15と第2指から第5指用の鼻緒材16を設けた請求項1に記載の水遊び用の簡易サンダル。
【請求項3】
厚さを1cm以下とした請求項1又は2に記載の水遊び用の簡易サンダル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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