説明

汎用コンバインの刈取部構造

【課題】汎用コンバインの刈取部において、配置構成を簡略化し、整備性を向上させると共に、刈取作業中において良好な右前方視界を確保する。
【解決手段】リール変速伝動系30をベルト式無段変速装置で構成し、該ベルト式無段変速装置を右リールアーム53Rの右側面後部に配置する一方、リール駆動伝動系32を右リールアーム53Rの右側面前部に配置し、右リールアーム53Rの右側面に配置したリール変速伝動系30及びリール駆動伝動系32をリールアームカバー60で覆うと共に、該リールアームカバー60の左右幅を、リール変速伝動系30を覆うカバー後部60aに対して、リール駆動伝動系32を覆うカバー前部60bを薄く構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機体前方で茎稈を刈取る刈取部に、回転に伴って茎稈を掻込むリールを備えた汎用コンバインの刈取部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
刈取った茎稈を扱室に全稈投入して脱穀や選別を行う汎用コンバインが知られている。この種の汎用コンバインは、機体前方で茎稈を刈取る刈取部に、茎稈を分草するデバイダと、回転に伴って茎稈を掻込むリールと、茎稈の株元を切断する刈刃と、刈取った茎稈を集めるオーガと、集められた茎稈を脱穀部に送るフィーダとを備えており、リールの回転速度は、作業条件に応じて変速できるようにしてある。例えば、特許文献1、2に示される汎用コンバインは、リールの回転動力を変速するリール変速伝動系としてベルト式無段変速装置(CVT)を備えており、該ベルト式無段変速装置が変速した動力をチェン伝動機構からなるリール駆動伝動系を介してリール駆動軸に伝動するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第2688145号公報
【特許文献2】特開2006−271240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、リールは、機体側から前方に延出する左右一対のリールアームで回転自在に支持されると共に、既刈り地側である右リールアームの側面部を経由して伝動される動力で回転するが、特許文献1、2に示される汎用コンバインでは、ベルト式無段変速装置からなるリール変速伝動系を、刈刃伝動系などが構成される右リールアーム下方空間に配置しているので、配置構成の複雑化を招き、整備性が低下するという問題があった。
【0005】
また、特許文献1、2に示される汎用コンバインでは、右リールアームの基端部から先端部に至るリール動力伝動経路を、チェン伝動機構からなる前述のリール駆動伝動系のみで構成しているので、長いチェンが必要になるだけでなく、チェン懸回経路やチェン張り機構が複雑になり、コストアップを招来するという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、機体前方で茎稈を刈取る刈取部に、左右を向くリール駆動軸を支点として回転し、該回転に伴って茎稈を掻込むリールと、機体側から前方に延出され、その前端部間でリールを回転自在に支持する左右一対のリールアームと、リールの回転動力を変速するリール変速伝動系と、リール変速伝動系が変速した動力をリール駆動軸に伝動するリール駆動伝動系と、を備える汎用コンバインにおいて、前記リール変速伝動系をベルト式無段変速装置で構成し、該ベルト式無段変速装置を右リールアームの右側面後部に配置する一方、リール駆動伝動系を右リールアームの右側面前部に配置し、右リールアームの右側面に配置したリール変速伝動系及びリール駆動伝動系をリールアームカバーで覆うと共に、該リールアームカバーの左右幅を、リール変速伝動系を覆うカバー後部に対して、リール駆動伝動系を覆うカバー前部を薄く構成したことを特徴とする。
また、前記リール変速伝動系が変速した動力を減速してリール駆動伝動系に伝動するリール減速伝動系を設けるにあたり、該リール減速伝動系を右リールアームの左側面に配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、右リールアームの右側面にリール変速伝動系及びリール駆動伝動系を配置したので、刈刃伝動系などが構成される右リールアーム下方空間にリール変速伝動系を配置する場合に比べ、配置構成を簡略化し、整備性を向上させることができる。しかも、従来に比してリール駆動伝動系の伝動経路を短くできるので、リール駆動伝動系の構造を簡略化し、コストダウンが図れる。また、リールアームカバーの左右幅を、リール変速伝動系を覆うカバー後部に対して、リール駆動伝動系を覆うカバー前部を薄く構成したので、刈取作業中におけるオペレータの視線(オペレータの眼の位置と右端のデバイダを繋ぐ線)がリールアームカバーのカバー前部によって遮られる可能性を低減し、良好な右前方視界を確保することができる。
また、請求項2の発明によれば、リール変速伝動系が変速した動力を減速してリール駆動伝動系に伝動するリール減速伝動系を設けるにあたり、該リール減速伝動系を右リールアームの左側面に配置したので、リールアームカバーの左右幅が右外方に広がることを回避し、良好な右前方視界が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】汎用コンバインの全体右側面図である。
【図2】汎用コンバインの全体左側面図である。
【図3】汎用コンバインの全体平面図である。
【図4】刈取部の右側面図である。
【図5】刈取部の平面図である。
【図6】刈取部の伝動展開図である。
【図7】刈取部の伝動詳細図であり、(A)は平面図、(B)は右側面図である。
【図8】ベルト式無段変速装置の低速変速状態を示す作用説明図であり、(A)は平断面図、(B)は右側面図である。
【図9】ベルト式無段変速装置の高速変速状態を示す作用説明図であり、(A)は平断面図、(B)は右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1〜図3において、1は汎用コンバインであって、該汎用コンバイン1は、機体前方で茎稈を刈取る刈取部2と、刈取った茎稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀部3と、選別した穀粒を貯留する穀粒タンク4と、オペレータが乗車する操作部5と、クローラ式の走行部6とを備えて構成されている。
【0010】
図4及び図5に示すように、汎用コンバイン1の刈取部2は、茎稈を分草する左右一対のデバイダ7L、7Rと、回転に伴って茎稈を掻込むリール8と、茎稈の株元を切断する刈刃9と、刈取った茎稈を集めるオーガ10と、集められた茎稈を脱穀部3に送るフィーダ11とを備えて構成されている。このように構成された刈取部2は、機体前部に上下回動自在に連結されると共に、機体前部と刈取部2との間に介設される刈取部リフトシリンダ12の油圧伸縮動作に応じて昇降されるようになっている。
【0011】
操作部5は、機体前部の右側オフセット位置(既刈り地側オフセット位置)に構成されており、運転座席13の周囲には、主変速レバー14、ステアリングレバー15などの操作具が配置されている。オペレータは、操作部5に乗車し、主変速レバー14を前後方向に操作することで、機体の前後進や走行変速を行うことができ、また、ステアリングレバー15を左右方向に操作することで、機体を操向することができる。
【0012】
刈取作業時においては、未刈り茎稈の刈残しを防止するために、未刈り茎稈の右端を基準として機体を操向する必要がある。つまり、オペレータは、未刈り茎稈の右端と、刈取部2の右端に設けられる右デバイダ7Rの位置を視認しつつ、該右デバイダ7Rが未刈り茎稈の右端よりも右側を通過するように機体の操向を行う。したがって、刈取部2は、刈取作業時におけるオペレータの視線(オペレータの眼の位置と右デバイダ7Rを繋ぐ線)を遮ることなく、良好な右前方視界を確保できるように構成されることが好ましい。
【0013】
操作部5の後下方には、エンジン16が搭載されている。エンジン16の発生動力は、図6に示すように、走行HST(油圧式無段変速装置)17を介して走行トランスミッション18に伝動されると共に、脱穀クラッチ19を介して脱穀部3に伝動され、さらには、刈取クラッチ20を介して刈取部2に伝動されるようになっている。
【0014】
刈取部2に伝動された動力は、フィーダ駆動軸21を介して動力分配軸22に入力され、ここから、オーガ10、刈刃9及びリール8に分配される。つまり、動力分配軸22とオーガ駆動軸23との間に、チェン伝動機構からなるオーガ伝動系24を構成すると共に、動力分配軸22と刈刃駆動軸25との間に、ベルト伝動機構からなる刈刃伝動系26を構成し、さらに、動力分配軸22とリール駆動軸27との間に、チェン伝動機構などからなるリール伝動系28を構成している。
【0015】
図6〜図9に示すように、リール伝動系28は、リール分配伝動系29、リール変速伝動系30、リール減速伝動系31及びリール駆動伝動系32を備えて構成されている。リール分配伝動系29は、チェン伝動機構からなり、動力分配軸22の動力をリール変速伝動系30の入力軸33に伝動する。具体的には、動力分配軸22に一体的に設けられる駆動スプロケット34と、入力軸33に一体的に設けられる従動スプロケット35と、両スプロケット34、35間に懸回されるチェン36と、チェン36に張力を付与するテンションローラ37とを備えてリール分配伝動系29が構成されている。
【0016】
リール変速伝動系30は、ベルト式無段変速装置からなり、リール分配伝動系29から入力軸33に伝動された動力を無段階に変速して出力軸38から出力する。具体的には、固定割プーリ39a、40aに対する可動割プーリ39b、40bの軸方向移動に基づいてプーリ幅(ピッチ径)が変化する一対の可変ピッチプーリ39、40と、各可変ピッチプーリ39、40のプーリ幅を変化させるカム機構39c、40cと、カム機構39c、40c同士を連結し、各可変ピッチプーリ39、40のプーリ幅を背反的に変化させる連結ロッド41と、一対の可変ピッチプーリ39、40間に懸回されるベルト42とを備えてリール変速伝動系30が構成されている。
【0017】
リール減速伝動系31は、チェン伝動機構からなり、リール変速伝動系30の出力軸38から出力される動力を減速してリール駆動伝動系32の入力軸43に伝動する。具体的には、出力軸38に一体的に設けられる小径な駆動スプロケット44と、入力軸43に一体的に設けられる大径な従動スプロケット45と、両スプロケット44、45間に懸回されるチェン46と、チェン46に張力を付与するテンションローラ47とを備えてリール減速伝動系31が構成されている。
【0018】
リール駆動伝動系32は、チェン伝動機構からなり、リール減速伝動系31から入力軸43に入力される動力をリール駆動軸27に伝動する。具体的には、入力軸43に一体的に設けられる駆動スプロケット48と、リール駆動軸27に一体的に設けられる従動スプロケット49と、両スプロケット48、49間に懸回されるチェン50と、チェン50に張力を付与するテンションローラ51、52とを備えてリール駆動伝動系32が構成されている。
【0019】
次に、リール8の支持構造及びリール伝動系28の配置構成について、図3〜図5を参照して説明する。
【0020】
これらの図に示すように、刈取部2は、機体側から前方に延出し、その先端部間でリール8を回転自在に支持する左右一対のリールアーム53L、53Rを備えており、リール8の動力は、既刈り地側である右リールアーム53Rの側面部を経由してリール駆動軸27に伝動される。リールアーム53L、53Rとしては、フレーム状のものやプレート状のものが知られているが、本実施形態では、左リールアーム53Lをフレーム状に構成し、右リールアーム53Rをプレート状に構成している。また、リールアーム53L、53Rは、後端側を支点として上下回動自在に支持され、刈取部本体との間に介設される左右一対のリールリフトシリンダ54の油圧伸縮動作に応じて昇降することにより、リール8の高さ調整を行うようになっている。
【0021】
本発明の実施形態に係る刈取部2では、リール8の動力を右リールアーム53Rの右側面部を経由してリール駆動軸27に伝動するにあたり、ベルト式無段変速装置からなるリール変速伝動系30を右リールアーム53Rの右側面後部に配置する一方、チェン伝動機構からなるリール駆動伝動系32を右リールアーム53の右側面前部に配置している。このようにすると、刈刃伝動系26などが構成される右リールアーム下方空間にリール変速伝動系30を配置する場合に比べ、右リールアーム下方空間の配置構成を簡略化し、整備性を向上させることができる。しかも、右リールアーム53Rの基端部から先端部に至るリール動力伝動経路を、チェン伝動機構からなるリール駆動伝動系32のみで構成していた従来のものに比べ、リール駆動伝動系32の伝動経路を短くできるので、リール駆動伝動系32の構造を簡略化し、コストダウンが図れる。尚、リール変速伝動系30の入力軸33は、右リールアーム53Rの回動支点と同一軸心上に配置することが好ましい。このようにすると、右リールアーム53Rの上下回動に際し、リール分配伝動系29の軸間距離が変動することを防止できる。
【0022】
また、右リールアーム53Rの右側面後部には、リール変速伝動系30を変速駆動させる変速駆動モータ55も配置されている。変速駆動モータ55は、右リールアーム53Rの右側面後部で、かつ、右側面下部に配置されており、変速駆動モータ55の駆動に応じて伸縮する連結杆56を介して駆動側可変ピッチプーリ39のカム機構39cに連繋されている。また、一対のリミットスイッチ58,58が右リールアーム53Rに設けられており、変速駆動モータ55の駆動に応じて連結杆56に設けたブラケット57の検出片が一対のリミットスイッチ58の何れか一方をON作動することにより、カム機構39c、40cの限界位置が検出されるようになっている。
【0023】
刈取部2の右側面部には、伝動系を覆う伝動カバーとして、刈刃伝動系26の配置空間を覆う刈取部サイドカバー59と、右リールアーム53Rの右側面部を覆うリールアームカバー60とが着脱又は開閉自在に設けられている。ここで、リールアームカバー60の前部は、刈取作業中におけるオペレータの視線(オペレータの眼の位置と右デバイダ7Rを繋ぐ線)を遮る可能性があり、良好な右前方視界の確保を阻害する惧れがある。
【0024】
そこで、本発明の実施形態に係る刈取部2では、右リールアーム53Rの右側面に配置したリール変速伝動系30及びリール駆動伝動系32をリールアームカバー60で覆うにあたり、該リールアームカバー60の左右幅を、リール変速伝動系30を覆うカバー後部60aの左右幅W1に対して、リール駆動伝動系32を覆うカバー前部60bの左右幅W2を薄く構成している。このようにすると、刈取作業中におけるオペレータの視線がリールアームカバー60のカバー前部60bによって遮られる可能性を低減し、良好な右前方視界を確保することができる。
【0025】
また、本発明の実施形態に係る刈取部2では、リール変速伝動系30が変速した動力を減速してリール駆動伝動系32に伝動するリール減速伝動系31を設けるにあたり、該リール減速伝動系31を右リールアーム53Rの左側面に配置している。このようにすると、リールアームカバー60の左右幅が右外方に広がることを回避し、良好な右前方視界が得られる。尚、右リールアーム53Rの左側面には、リール減速伝動系31を覆うカバー61が着脱又は開閉自在に設けられる。
【0026】
叙述の如く構成された本実施形態によれば、機体前方で茎稈を刈取る刈取部2に、左右を向くリール駆動軸27を支点として回転し、該回転に伴って茎稈を掻込むリール8と、機体側から前方に延出され、その前端部間でリール8を回転自在に支持する左右一対のリールアーム53L、53Rと、リール8の回転動力を変速するリール変速伝動系30と、リール変速伝動系30が変速した動力をリール駆動軸27に伝動するリール駆動伝動系32と、を備える汎用コンバイン1において、リール変速伝動系30をベルト式無段変速装置で構成し、該ベルト式無段変速装置を右リールアーム53Rの右側面後部に配置する一方、リール駆動伝動系32を右リールアーム53Rの右側面前部に配置したので、刈刃伝動系26などが構成される右リールアーム下方空間にリール変速伝動系30を配置する場合に比べ、配置構成を簡略化し、整備性を向上させることができる。しかも、従来に比してリール駆動伝動系32の伝動経路を短くできるので、リール駆動伝動系32の構造を簡略化し、コストダウンが図れる。
【0027】
また、右リールアーム53Rの右側面に配置したリール変速伝動系30及びリール駆動伝動系32をリールアームカバー60で覆うと共に、該リールアームカバー60の左右幅を、リール変速伝動系30を覆うカバー後部60aに対して、リール駆動伝動系32を覆うカバー前部60bを薄く構成したので、刈取作業中におけるオペレータの視線がリールアームカバー60のカバー前部60bによって遮られる可能性を低減し、良好な右前方視界を確保することができる。
【0028】
また、リール変速伝動系30が変速した動力を減速してリール駆動伝動系32に伝動するリール減速伝動系31を設けるにあたり、該リール減速伝動系31を右リールアーム53Rの左側面に配置したので、リールアームカバー60の左右幅が右外方に広がることを回避し、良好な右前方視界が得られる。
【符号の説明】
【0029】
1 汎用コンバイン
2 刈取部
3 脱穀部
5 操作部
7 デバイダ
8 リール
27 リール駆動軸
28 リール伝動系
29 リール分配伝動系
30 リール変速伝動系
31 リール減速伝動系
32 リール駆動伝動系
53L 左リールアーム
53R 右リールアーム
55 変速駆動モータ
60 リールアームカバー
60a カバー後部
60b カバー前部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体前方で茎稈を刈取る刈取部に、
左右を向くリール駆動軸を支点として回転し、該回転に伴って茎稈を掻込むリールと、
機体側から前方に延出され、その前端部間でリールを回転自在に支持する左右一対のリールアームと、
リールの回転動力を変速するリール変速伝動系と、
リール変速伝動系が変速した動力をリール駆動軸に伝動するリール駆動伝動系と、を備える汎用コンバインにおいて、
前記リール変速伝動系をベルト式無段変速装置で構成し、該ベルト式無段変速装置を右リールアームの右側面後部に配置する一方、リール駆動伝動系を右リールアームの右側面前部に配置し、右リールアームの右側面に配置したリール変速伝動系及びリール駆動伝動系をリールアームカバーで覆うと共に、該リールアームカバーの左右幅を、リール変速伝動系を覆うカバー後部に対して、リール駆動伝動系を覆うカバー前部を薄く構成したことを特徴とする汎用コンバインの刈取部構造。
【請求項2】
前記リール変速伝動系が変速した動力を減速してリール駆動伝動系に伝動するリール減速伝動系を設けるにあたり、該リール減速伝動系を右リールアームの左側面に配置したことを特徴とする請求項1記載の汎用コンバインの刈取部構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate