説明

汚泥脱水システム及び汚泥脱水方法

【課題】含水率が十分に低減された脱水ケーキを得る。
【解決手段】汚泥に凝集剤を供給し、この凝集剤の供給によりフロックを形成し、このフロックを含有したフロック含有汚泥を脱水機に供給する前に、一旦形成されたフロックを細分化手段により適度に細かくし細分化汚泥Sとする。脱水機としては、所定の周回軌道を移動する濾布5V及び当該濾布5V上に供給された汚泥を、対向するプレスロール5e,5e間で圧搾し薄膜の脱水ケーキMを得る濾布走行式脱水機5を用い、当該脱水機5の濾布5V上に上記細分化汚泥Sを供給する。この濾布走行式脱水機5では、処理する際の汚泥の厚さが非常に薄いため、細かいフロックのままでも力を十分に伝えることができると共に、この十分な力により細かいフロック同士間から間隙水を容易に抜くことができ、その結果、含水率を十分低減できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚泥を脱水する汚泥脱水システム及び汚泥脱水方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、汚泥を脱水する前処理として、汚泥に、例えば、塩化鉄、消石灰等の無機凝集剤や有機系の高分子凝集剤を供給し、汚泥中の微粒子を凝集させて粗大粒子とし、脱水を容易とする技術が以下の非特許文献1に開示されている。この非特許文献1にあっては、真空濾過、加圧濾過には無機凝集剤を用い、スクリュープレス脱水機、ベルトプレス脱水機、遠心脱水機には高分子凝集剤を用いることが多いとされている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
ここで、特に機械脱水するスクリュープレス脱水機、ベルトプレス脱水機や遠心脱水機等の機械脱水機にあっては、汚泥に凝集剤を供給する(一般的には先ず無機凝集剤を供給し次いで高分子凝集剤を供給する)ことによって、大きく、強固なフロックを形成し、この大きなフロックによってある程度の厚みを持った汚泥に対して大きな力を伝えるようにし、脱水し易い状態を作っている。この場合、小さく細かいフロックだと、上記機械脱水機にあっては汚泥に力が伝わり難く、フロックが大きいほど、脱水性能が上がるというのが一般的な考え方である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】公害防止の技術と法規編集委員会編「公害防止の技術と法規2008水質編II」社団法人産業環境管理協会発行、3.2.11汚泥の脱水、(2)汚泥の前処理
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図4に示すように、粒子の大きいフロックAを形成すると、大きいフロックA,A同士の間に、間隙水Bが閉じこめられやすくなり、この間隙水Bが上記のような機械脱水機では抜け難く、ある程度の含水率までしか脱水できない。なお、符号Cは、汚泥内部保留水、符号Dは、毛管結合水である。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、含水率が十分に低減された脱水ケーキを得ることができる汚泥脱水システム及び汚泥脱水方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここで、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、脱水機として、薄膜の脱水ケーキを得るのに最適な濾布走行式脱水機を用い、凝集剤の供給により一旦形成されたフロックを敢えて細分化しこの細分化されたフロックを含むフロック含有汚泥を濾布走行式脱水機に供給すると、含水率が十分に低減された脱水ケーキを得ることができることを見出した。
【0008】
そこで、本発明による汚泥脱水システムは、汚泥に凝集剤供給装置により凝集剤を供給し、この凝集剤の供給によりフロックを形成し、このフロックを含有したフロック含有汚泥を、脱水機で脱水して脱水ケーキを得る汚泥脱水システムにおいて、脱水機を、所定の周回軌道を移動する濾布及び当該濾布上に供給された汚泥を、対向するプレスロール間で圧搾し薄膜の脱水ケーキを得る濾布走行式脱水機とし、この濾布走行式脱水機に供給するフロック含有汚泥を細分化するための細分化手段を備えたことを特徴としている。
【0009】
また、本発明による汚泥脱水方法は、汚泥に凝集剤を供給し、この凝集剤の供給によりフロックを形成し、このフロックを含有したフロック含有汚泥を、脱水機で脱水して脱水ケーキを得る汚泥脱水方法において、脱水機として、所定の周回軌道を移動する濾布及び当該濾布上に供給された汚泥を、対向するプレスロール間で圧搾し薄膜の脱水ケーキを得る濾布走行式脱水機を用い、フロック含有汚泥を細分化手段により細分化してから、濾布走行式脱水機の濾布上に供給することを特徴としている。
【0010】
このような汚泥脱水システム及び汚泥脱水方法によれば、汚泥に凝集剤が供給され、この凝集剤の供給によりフロックが形成され、このフロックを含有したフロック含有汚泥が脱水機に供給される前に、一旦形成されたフロックが細分化手段により適度に細かくされる。ここで、濾布走行式脱水機は、処理する際の汚泥の厚さが非常に薄いため、細かいフロックのままでも力が十分に伝わると共に、この十分な力により細かいフロック同士間から間隙水が容易に抜けるようになり、その結果、含水率が十分に低減された脱水ケーキを得ることができる。
【0011】
ここで、細分化手段により細分化されたフロック含有汚泥のフロックの直径が1〜2mmであると、濾布走行式脱水機において間隙水がより十分に抜けるようになり、含水率がより低減された脱水ケーキを得ることができる。
【発明の効果】
【0012】
このように本発明による汚泥脱水システム及び汚泥脱水方法によれば、含水率が十分に低減された脱水ケーキを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係る汚泥脱水方法を採用した汚泥脱水システムを示す構成図である。
【図2】図1中の前処理部を示す構成図である。
【図3】図1中の濾布走行式脱水機の圧搾転着部を示す断面図である。
【図4】汚泥に凝集剤を供給しフロックを形成した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明による汚泥脱水システム及び汚泥脱水方法の好適な実施形態について図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る汚泥脱水方法を採用した汚泥脱水システムを示す構成図、図2は、図1中の前処理部を示す構成図、図3は、図1中の濾布走行式脱水機の圧搾転着部を示す断面図であり、本実施形態の汚泥脱水システムは、下水処理等によって生じる例えば余剰汚泥等の汚泥を脱水するためのシステムである。
【0015】
この汚泥脱水システムは、図1に示すように、濾布走行式脱水機5を主体として備えると共に、この濾布走行式脱水機5に対して供給する汚泥に前処理を施す前処理部1を備える。
【0016】
前処理部1は、濾布走行式脱水機5に対して好適な汚泥を供給するためのものであり、図2に示すように、上流側から下流側に向かって反応槽1aと強撹拌槽1gとをこの順に有する。
【0017】
反応槽1aは、槽内に導入される汚泥を凝集剤の供給によりフロック含有汚泥(凝集汚泥)とするためのものであり、当該反応槽1aには、フロック含有汚泥を形成すべく、無機凝集剤を供給する無機凝集剤供給装置(凝集剤供給装置)1b及び高分子凝集剤を供給する高分子凝集剤供給装置(凝集剤供給装置)1cがそれぞれ付設されると共に、槽内の汚泥及び凝集剤に浸漬する羽根1dが駆動源1eの駆動により低速回転し汚泥と凝集剤とを緩撹拌し混合させて反応させる撹拌機1fが設けられている。
【0018】
強撹拌槽1gは、反応槽1aからフロック含有汚泥(凝集汚泥)を導入し破砕して細分化するためのものであり、槽内の汚泥に浸漬する羽根1hが駆動源1iの駆動により高速回転し汚泥を強撹拌し破砕する撹拌機1jを備えている。
【0019】
濾布走行式脱水機5は、図1に示すように、強撹拌槽1gからの細分化汚泥Sを導入し脱水して脱水ケーキを得るものである。この濾布走行式脱水機5は、処理する際の汚泥の厚さが非常に薄く、従って、薄膜の脱水ケーキを得るのに好適なものである。そして、濾布走行式脱水機5は、無端状を成して所定の周回軌道を移動すると共に、強撹拌槽1gからの汚泥Sが供給される単一の濾布ベルト(濾布)5Vを備え、この濾布ベルト5Vに対して順に作用する真空脱水部5Xと、圧搾転着部5Yと、洗浄・脱水部5Zと、を備えている。
【0020】
濾布ベルト5Vは、厚さが4〜8mm、幅が500〜4200mm程度の無端ベルトであり、図3に示すように、3層構造のフェルト材から成り、具体的には、汚泥Sを濾過する極細繊維層で構成された外面層5aと、水分の浸透を促進する中細繊維層で構成された中間層5bと、水切れを促進する基布層で構成された内面層5cと、を備えている。これらの外面層5a、中間層5b及び内面層5cは、接着剤等を使用することなく、綿打ち加工と同様の加工によって相互に繊維が絡み合うように接合されている。そして、図1に示すように、無端状の濾布ベルト5Vは、多数のロール5gと下側のプレスロール5e及び下側のスクイズロール5i(詳しくは後述)に掛け渡され、毎分5〜50m程度の移動速度で図1の時計回りの方向に所定の周回軌道を移動するように構成されている。
【0021】
真空脱水部5Xは、濾布ベルト5Vの上面側に供給される細分化汚泥Sを初期脱水するものであり、当該汚泥Sに対し濾布ベルト5Vの下面側から例えば最初の脱水部で7kPa程度の吸引負圧を作用させ、次の脱水部で25kPa程度の吸引負圧を作用させて脱水する真空装置5dを備えている。
【0022】
圧搾転着部5Yは、真空脱水部5Xからの汚泥Sを圧搾し脱水ケーキMを得るものであり、汚泥Sを濾布ベルト5Vと共に圧搾して脱水する上下一対の対向するプレスロール5e,5eを備えると共に、上側のプレスロール5eの下流側の近傍に、圧搾脱水により上側のプレスロール5eの周面に転着した脱水ケーキMを剥離させて掻き落とすスクレーパ5fを備えている。そして、プレスロール5e,5eによるプレス圧力は、100〜600kPa程度の圧力に設定されている。
【0023】
洗浄・脱水部5Zは、圧搾転着部5Yからの濾布ベルト5Vを洗浄し絞るものであり、当該濾布ベルト5Vを洗浄水に浴させるための洗浄プール5hを備えると共に、この洗浄プール5hの下流側に、濾布ベルト5Vに洗浄水を噴射する水洗シャワー5jを備え、さらに、この水洗シャワー5jの下流側に、洗浄された濾布ベルト5Vを絞る上下一対の対向するスクイズロール5i,5iを備えている。
【0024】
次に、このように構成された汚泥脱水システムの汚泥脱水方法について説明する。
【0025】
図2に示すように、汚泥は反応槽1aに導入され、先ず、槽内に無機凝集剤供給装置1bから例えばPAC、ポリ鉄等の無機凝集剤が供給され、撹拌機1fによって汚泥及び無機凝集剤が緩撹拌されることで混合され、凝結作用により小さなフロックが形成される。次いで、槽内に高分子凝集剤供給装置1cから例えばアニオン、カチオン等の高分子凝集剤が供給され、撹拌機1fによって汚泥及び高分子凝集剤が緩撹拌されることで混合され、凝集作用により小さなフロックが集められて大きなフロックが形成される。
【0026】
このフロック含有汚泥は、強撹拌槽1gに導入され、撹拌機1jによって強撹拌される。これにより、一旦形成された大きなフロックが細分化されて適度に細かくされる。そして、細分化したフロック含有汚泥のフロックの直径は、1〜2mmとされる。
【0027】
なお、ここでは、強撹拌槽1gでの機械的強撹拌によりフロックに破砕力を作用させて適度に細かくしているが、例えば、ガス又は液の流れによる強撹拌によりフロックに破砕力を作用させて適度に細かくするようにしても良く、また、押圧力や圧搾力等の破砕力をフロックに作用させて適度に細かくするようにしても良く、また、薬品を用いて細かくしても良く、要は、フロック含有汚泥を細分化することができる細分化手段であれば良い。
【0028】
そして、強撹拌槽1gの細分化汚泥Sは、図1に示すように、汚泥供給ラインLを経て濾布走行式脱水機5に導入される。
【0029】
濾布走行式脱水機5では、細分化汚泥Sは濾布ベルト5V上に供給され、真空脱水部5Xにおいて、当該汚泥Sに対して真空装置5dにより濾布ベルト5Vの下面側から吸引負圧が作用し、汚泥S中の水分が濾布ベルト5Vに浸透する。その際、濾布ベルト5Vの極細繊維層から成る外面層5aが毛細管現象により水分のみを透過させて汚泥Sを確実に濾過し、中細繊維層から成る中間層5bが毛細管現象により水分の透過を促進し、基布層から成る内面層5cが水切れを促進する。従って、濾布ベルト5Vは、目詰まりを生じることなく汚泥Sを効率的に初期脱水する。なお、真空装置5dにより吸引された水分は回収タンク(不図示)に回収される。
【0030】
初期脱水された汚泥Sは、圧搾転着部5Yにおいて、濾布ベルト5Vと共に、対向するプレスロール5e,5e間を通過する際に、これらのロール5e,5eにより圧搾されて脱水される。その際、真空脱水部5Xで述べたのと同様に、外面層5aが水分のみを透過させて汚泥Sを確実に濾過し、中間層5bが水分の透過を促進し、内面層5cが水切れを促進する。
【0031】
このプレスロール5e,5eによる圧搾時にあっては、汚泥Sは厚さが非常に薄いため、細かいフロックのままでも力を十分に伝えることができ、この十分な力により細かいフロック同士間から間隙水が容易に抜けることができ、約1〜2mmの薄膜で含水率が約70%以下の脱水ケーキMが形成される。
【0032】
この脱水ケーキMは、上側のプレスロール5eの周面に転着しスクレーパ5fにより掻き落されて回収される。この回収された脱水ケーキMはフレーク状を呈する。
【0033】
圧搾転着部5Yを通過し脱水ケーキMが剥離された濾布ベルト5Vは、洗浄・脱水部5Zにおいて、洗浄プール5hの洗浄水に浴することで洗浄され、次いで、水洗シャワー5jによる洗浄水の噴射によって洗浄され、次いで、スクイズロール5i,5i間を通過する際に、これらのロール5i,5iにより絞られて脱水され元の状態に戻る。
【0034】
このように、本実施形態においては、汚泥に凝集剤を供給し、この凝集剤の供給によりフロックを形成し、このフロックを含有したフロック含有汚泥を脱水機に供給する前に、一旦形成されたフロックを強撹拌槽(細分化手段)1gにより適度に細かくし細分化汚泥Sとする一方で、脱水機としては、所定の周回軌道を移動する濾布5V及び当該濾布5V上に供給された汚泥を、対向するプレスロール5e,5e間で圧搾し薄膜の脱水ケーキMを得る濾布走行式脱水機5を用い、当該濾布走行式脱水機5の濾布5V上に上記細分化汚泥Sを供給するようにしている。この濾布走行式脱水機5では、処理する際の汚泥の厚さが非常に薄いため、細かいフロックのままでも力を十分に伝えることができると共に、この十分な力により細かいフロック同士間から間隙水を容易に抜くことができ、その結果、含水率が十分に低減された脱水ケーキMを得ることができる。
【0035】
また、本実施形態においては、細分化したフロック含有汚泥のフロックの直径が、1〜2mmであるため、濾布走行式脱水機5において間隙水がより十分に抜け、含水率がより低減された脱水ケーキMを得ることができる。
【0036】
なお、反応槽1aにおいて、供給する凝集剤の径を、細分化したフロックと同程度の径とすれば、濾布走行式脱水機5における圧搾時に、より強い剪断力が生じて細胞膜や細胞壁を破壊でき、これにより、細胞内に保有している水分を除去でき、その結果、含水率を一層低減できるようになる。
【0037】
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、反応槽1aにおいて、無機凝集剤を供給し、次いで、高分子凝集剤を供給してから、細分化手段によりフロックを細分化しているが、高分子凝集剤を供給せずに無機凝集剤のみを供給する場合や、無機凝集剤を供給せずに高分子凝集剤のみを供給する場合にも適用可能であり、何れの場合も、凝集剤を供給してから細分化手段により細分化することになる。
【0038】
また、前処理部1の前段で脱水助剤を汚泥に混合することで、さらに含水率を低減させた脱水ケーキを得ることができる。混合する脱水助剤としては、燃焼灰、石炭、木屑等、粒径が0.1〜1mm程度の物質を用いることができる。なお、汚泥に脱水助剤を混合した場合、フロック含有汚泥は細分化しずらくなるので、機械的強撹拌により細分化することが好ましい。
【符号の説明】
【0039】
1…前処理部、1a…反応槽、1b…無機凝集剤供給装置(凝集剤供給装置)、1c…高分子凝集剤供給装置(凝集剤供給装置)、1d…反応槽の羽根、1e…反応槽の駆動源、1f…反応槽の撹拌機、1g…強撹拌槽(細分化手段)、1h…強撹拌槽の羽根、1i…強撹拌槽の駆動源、1j…強撹拌槽の撹拌機、5…濾布走行式脱水機、5e…プレスロール、5V…濾布ベルト(濾布)、100…汚泥脱水システム、M…脱水ケーキ、S…細分化汚泥。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
汚泥に凝集剤供給装置により凝集剤を供給し、この凝集剤の供給によりフロックを形成し、このフロックを含有したフロック含有汚泥を、脱水機で脱水して脱水ケーキを得る汚泥脱水システムにおいて、
前記脱水機を、所定の周回軌道を移動する濾布及び当該濾布上に供給された汚泥を、対向するプレスロール間で圧搾し薄膜の脱水ケーキを得る濾布走行式脱水機とし、
この濾布走行式脱水機に供給する前記フロック含有汚泥を細分化するための細分化手段を備えたことを特徴とする汚泥脱水システム。
【請求項2】
前記細分化手段は、前記フロック含有汚泥のフロックの直径を1〜2mmに細分化することを特徴とする請求項1記載の汚泥脱水システム。
【請求項3】
汚泥に凝集剤を供給し、この凝集剤の供給によりフロックを形成し、このフロックを含有したフロック含有汚泥を、脱水機で脱水して脱水ケーキを得る汚泥脱水方法において、
前記脱水機として、所定の周回軌道を移動する濾布及び当該濾布上に供給された汚泥を、対向するプレスロール間で圧搾し薄膜の脱水ケーキを得る濾布走行式脱水機を用い、
前記フロック含有汚泥を細分化手段により細分化してから、前記濾布走行式脱水機の前記濾布上に供給することを特徴とする汚泥脱水方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−135736(P2012−135736A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−290739(P2010−290739)
【出願日】平成22年12月27日(2010.12.27)
【出願人】(000002107)住友重機械工業株式会社 (2,241)
【出願人】(511001426)株式会社TDE (1)
【Fターム(参考)】