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汚濁液噴出装置、および汚濁液噴出装置用液噴射ノズル
説明

汚濁液噴出装置、および汚濁液噴出装置用液噴射ノズル

【課題】汚濁液を紙幣束に向けて勢いよく膜状に噴出させて紙幣束の全体に満遍なく吹き付けることができ、またスリット付きノズル孔加工の簡易化を図れる汚濁液噴出装置を提供する。
【解決手段】紙幣束に汚濁液を吹き付ける液噴射ノズル12を備える。液噴射ノズル12は、紙幣束の端面の全高に見合う長さのノズル筒体15の筒壁16に、その筒軸方向の複数箇所にノズル孔17を設ける。各ノズル孔17はノズル筒体15の内部通路18に連通状に形成された断面円形孔19と、この断面円形孔の開口先側に連通状に形成された筒軸方向に長い細幅のスリット20とからなる。スリット20は、断面円形孔19から筒軸方向両側方へ延出し且つ前記壁厚寸法より小さい溝深さに形成されるとともに、溝幅方向に相対向する両側壁20a,20bと、この両側壁の長手方向両端どうしをつなぐ端壁20c,20dとで囲まれた形に形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙幣束を収納した現金収納ケースの移送中などにおいて、その現金収納ケースが盗難などの不慮の被害に遭遇した場合に、紙幣束に着色インキ等の汚濁液を液噴射ノズルから吹き付けて紙幣を使用不能に汚損させる汚濁液噴出装置、およびその装置に備えられる液噴射ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の紙幣汚損用の汚濁液噴射装置には、紙幣束に汚濁液を吹き付けるための液噴射ノズルが組み込まれる。その液噴射ノズル30としては、たとえば、図6、図7に示すように、紙幣束の全高に見合う長さのノズル筒体31を有し、そのノズル筒体31の筒軸方向の複数箇所に、その筒軸方向に長い細幅のスリット32を有する形のノズル孔33を形成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
上記ノズル孔33は、図6中にその一部を拡大して示すように、ノズル筒体31の内部通路34に連通する断面円形孔(丸孔)35と、その断面円形孔35の長手方向側に延び出て紙幣束の端面に向けて開口されたスリット32とを有する形に形成している。そして、スリット32は、ノズル筒体31の断面円形孔35の開口された箇所に外嵌状に保持される円筒形又は角筒形の輪状部材36の割溝37によって形成される。すなわち、ノズル筒体31の断面円形孔35の開口された箇所に輪状部材36を割溝37が断面円形孔35に合致して連通するように外嵌させて保持させ、その輪状部材36の割溝37によってスリット32が形成される。
このような液噴射ノズル30を用いると、汚濁液が断面円形孔35を噴出した直後にスリット32に解放されてその前方に膜状に拡がって噴射されるようになるので、単一の丸孔のみからなるノズル孔に比べて、そのスリット32から膜状に噴射される汚濁液の噴射範囲が拡大し、汚濁液が紙幣束の端面の全高部分に確実に付着させることができるというものである。
【0004】
【特許文献1】特開2000−320248号公報(図7〜図9)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ノズル孔33のスリット32がノズル筒体31に外嵌される輪状部材36の割溝37によって形成される上記液噴射ノズル30では、スリット32の長手方向両端を形成する割溝37の長手方向両端37a,37bが開放状態にあるため、汚濁液が断面円形孔35から噴出直後にスリット32により筒軸方向に拡がりっ放しになり、このため紙幣束に向かって噴出する勢い(強さ)が減衰し、紙幣束への吹き付け力不足が生じがちであった。
また、ノズル筒体31とは別体の輪状部材36を必要とするためコストアップとなるばかりか、その輪状部材36のノズル筒体31の断面円形孔35に対する位置合せが厄介で組み付け性においても難があった。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、上記のような、ノズル筒体の断面円形孔にスリットを連通状に形成するノズル孔を有する汚濁液噴出装置の液噴射ノズルにおいて、該スリットの形成手段に工夫を凝らすことにより汚濁液を紙幣束に向けて勢いよく膜状に噴出させて紙幣束の全体に満遍なく強く吹き付けることができ、またスリット付きノズル孔加工の簡易化を図れる汚濁液噴出装置、および汚濁液噴出装置用液噴射ノズルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の汚濁液噴出装置は、請求項1に記載のように、紙幣収納部を有する現金収納ケースに設置され、起動信号の入力に伴い前記紙幣収納部に積み重ねて収納された紙幣束に汚濁液を吹き付ける液噴射ノズルを備えた汚濁液噴出装置において、前記液噴射ノズルが前記紙幣束の端面に対向して配備されていると共に、該液噴射ノズルが、前記紙幣束の端面の全高に見合う長さのノズル筒体の筒壁に、その筒軸方向の複数箇所にノズル孔を設けており、各ノズル孔が前記ノズル筒体の内部通路に連通状に形成された断面円形孔と、この断面円形孔の開口先側に該断面円形孔と連通状に形成された前記筒軸方向に長い細幅のスリットとからなり、前記断面円形孔は前記内部通路の内径より小さい内径で且つ前記筒壁のノズル孔形成部の壁厚寸法より短い長さに形成されており、前記スリットは前記断面円形孔から筒軸方向両側方へ延出し且つ前記壁厚寸法より小さい溝深さに形成されており、前記スリットは、溝幅方向に相対向する両側壁と、この両側壁の長手方向両端どうしをつなぐ端壁とで囲まれた形に形成されていることに特徴を有するものである。
かかる構成の液噴射ノズルを備えた汚濁液噴出装置によれば、液噴射ノズルの断面円形孔から噴出する直線流の汚濁液がスリットにより膜状の噴流となって前方へ噴出するが、そのとき汚濁液がスリットの長手方向両端を堰き止める端壁に衝突して筒軸方向への拡がりを規制されて前方向へ指向するため、それだけ前方へ扇形膜状に流れる勢いを増す。そして、隣り合うノズル孔からそのように勢いよく扇形膜状に噴出された汚濁液どうしに重なり部分が生じて紙幣束の全体に満遍なく汚濁液が強く吹き付けられる。
また、ノズル孔のスリットは断面円形孔と共にノズル筒体の筒壁に形成するので、図6、図7に示すごとくノズル筒体31とは別体の輪状部材36を用いてスリット32を形成する従来のスリット付きノズル加工に比べて簡単にかつ低コストで加工することができる。
【0008】
請求項1記載の汚濁液噴出装置は、請求項2に記載のように、前記断面円形孔の開口先端部の内面を凹曲面に形成することができる。これによれば、汚濁液が断面円形孔から凹曲面に沿ってスリットの方へ抵抗少なくスムーズに流れ、紙幣束に向かって勢いよく吹き付けることができる。
【0009】
本発明の汚濁液噴出装置用液噴射ノズルは、請求項3に記載のように、紙幣収納部を有する現金収納ケースに設置され、起動信号の入力に伴い前記紙幣収納部に積み重ねて収納された紙幣束に汚濁液を吹き付けるようにした汚濁液噴出装置に備えられる汚濁液吹き付け用の液噴射ノズルにおいて、前記液噴射ノズルが前記紙幣束の端面に対向して配備されていると共に、該液噴射ノズルが、前記紙幣束の端面の全高に見合う長さのノズル筒体の筒壁に、その筒軸方向の複数箇所にノズル孔を設けており、各ノズル孔が前記ノズル筒体の内部通路に連通状に形成された断面円形孔と、この断面円形孔の開口先側に該断面円形孔と連通状に形成された前記筒軸方向に長い細幅のスリットとからなり、前記断面円形孔は前記内部通路の内径より小さい内径で且つ前記筒壁のノズル孔形成部の壁厚寸法より短い長さに形成されており、前記スリットは前記断面円形孔から筒軸方向両側方へ延出し且つ前記壁厚寸法より小さい溝深さに形成されており、前記スリットは、溝幅方向に相対向する両側壁と、この両側壁の長手方向両端どうしをつなぐ端壁とで囲まれた形に形成されていることに特徴を有するものである。
かかる液噴射ノズルによれば、上記請求項1記載の汚濁液噴出装置の作用について述べた場合と同様に、液噴射ノズルの断面円形孔から噴出する直線流の汚濁液がスリットにより膜状の噴流となって前方へ噴出するとき、汚濁液がスリットの長手方向両端を堰き止める端壁に衝突して筒軸方向への拡がりが規制されて前方向へ指向するため、それだけ前方へ扇形膜状に流れる勢いを増す。そして、隣り合うノズル孔からそのように勢いよく扇形膜状に噴出された汚濁液どうしに重なり部分が生じて紙幣束の全体に満遍なく汚濁液が強く吹き付けられる。また、ノズル孔のスリットは断面円形孔と共にノズル筒体の筒壁に形成するので、前述したノズル筒体とは別体の輪状部材を用いてスリットを形成する従来のスリット付きノズル加工に比べて簡単にかつ低コストで加工することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の汚濁液噴出装置および汚濁液噴出装置用液噴射ノズルによれば、汚濁液を紙幣束に向けて勢いよく膜状に噴出させて紙幣束の全体に満遍なく強く吹き付けることができ、またスリット付きノズル孔をノズル筒体に容易にかつ安価に加工することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の好適な実施形態を図面に基づき説明する。図1は現金収納ケースに設置された紙幣汚損用の汚濁液噴出装置を示す正面図、図2は汚濁液噴出装置に備えられる液噴射ノズルを一端部を破断して示す正面図、図3は図2におけるA−A線拡大断面図、図4は図2におけるB−B線拡大断面図である。
【0012】
図1において、1は現金収納ケース、2は現金収納ケース1に設置された紙幣汚損用の汚濁液噴出装置である。現金収納ケース1は、金融機関の現金自動払い出し機などに着脱される現金収納カセットとして用いられる。この現金収納ケース1は、前面が開放した箱型のケース本体3内に紙幣架台4を架設し、その紙幣架台4の上側に紙幣収納部5を、紙幣架台4の下側に空間部6をそれぞれ形成している。ケース本体3の前面には扉7が開閉可能に取り付けられており、この扉7を開けて紙幣収納部5に紙幣束を出し入れするようになっている。
【0013】
汚濁液噴出装置2は、汚濁液を加圧状態で蓄えた汚濁液貯留タンク8と、この汚濁液貯留タンク8の口金部8aに取り付けられた開閉弁9と、開閉弁9の開動を制御するための弁開機構10と、開閉弁9の出口ポートに連通された汚濁液分配管11と、この分配管11が接続された2本の液噴射ノズル12と、弁開機構10を制御するための制御装置13と、この制御装置13に弁開機構10の起動信号を入力するための不正行為検出手段14などを備えている。そして、汚濁液貯留タンク8が、開閉弁9、弁開機構10、制御装置13等と共に上記空間部6に設置されているのに対し、2本の液噴射ノズル12が上記紙幣収納部5に起立姿勢で設置され、それら液噴射ノズル12の各下端部に汚濁液分配管11が接続されている。
【0014】
不正行為検出手段14は、盗難や現金収納ケース1の持ち去りといった不正行為が行われたことを検出する為に設けられる。この不正行為検出手段14としては、たとえば、扉7やケース本体3の外壁の全体を覆うように張り巡らした線状センサ81のほか、扉7やケース本体3に設けられる不正な解錠を検出するための錠スイッチ、扉7の不正な開動を検出する扉スイッチ、扉7が一定時間以上開放されたまま放置されたことを検出するタイマ回路、扉スイッチやタイマ回路などの信号が入力される論理回路などがある。
【0015】
図5は不正行為検出手段14や制御装置13などを説明的に例示したブロック図である。同図において、81は上記線状センサ、82は上記錠スイッチ、83は上記扉スイッチ、84はタイマ回路、85は論理回路である。線状センサ81は、扉7やケース本体3が不正な手段で破られたり、穿孔されたりしたときなどに断線して不正行為が行われたことを検出する。錠スイッチ82や扉スイッチ83は、不正に解錠されたときや扉7が不正に開動されたときにそれらの不正行為が行われたことを検出する。図5ではこれらの錠スイッチ82や扉スイッチ83が複数個設けられたものをしめしているが、これらの設置個数は必要に応じて増減することが可能である。タイマ回路84は、たとえば2つの錠スイッチ82が設定時間の間に共に開放されないような場合にそのことを検出する。論理回路85は、扉スイッチ83から扉7の開動信号が出力されたときで、かつ、錠スイッチ82から解錠信号が出力されないようなときにそのことを検出する。なお、図5では制御装置13によってブザー86が制御されるものを示してある。
【0016】
図1の汚濁液噴出装置と図5のブロック図を併せてみることによって判るように、紙幣収納部5に紙幣束Mを積み上げて収納したケース本体3が扉7で正規に閉じられている状態から不正行為が行われた場合、たとえばケース本体3や扉7を切断したり穿孔したり強打したり、扉7を無理にこじ開けたり、不正に解錠を試みたりした場合は、線状スイッチ81の断線や、錠スイッチ82、扉スイッチ83、タイマ回路84、論理回路85などによって不正行為が検出され、その信号が制御装置13に入力される。そして、制御装置13が弁開機構10に起動信号を入力し、その起動信号の入力に伴って弁開機構10が動作して開閉弁9を開く。こうして開閉弁9が開くと、汚濁液貯留タンク8内で加圧されている汚濁液が開閉弁9や汚濁液分配管11を経て液噴射ノズル12に給送され、その液噴射ノズル12から紙幣束Mの端面に汚濁液が吹き付けられる。なお、汚濁液には、一度付着すると脱色しないような着色インキなどが使用される。
【0017】
次に、液噴射ノズル12の構造について図1〜図4を参照して説明する。
図1では、2本の液噴射ノズル12が紙幣収納部5の背部の左右に振り分けて起立姿勢に設置されている形態を例示する。
【0018】
図1〜図4に示すように、液噴射ノズル12は紙幣束Mの全高に見合う長さを有する樹脂製又は金属製のノズル筒体15からなり、このノズル筒体15の筒壁16に、その筒軸方向の複数箇所にノズル孔17を等間隔置きに設けている。各ノズル孔17はノズル筒体15の内部通路18に連通状に形成された断面円形孔19と、この断面円形孔19の開口先側に連通状に形成された筒軸方向に長い細幅のスリット20とからなる。
図3に示すように、断面円形孔19はノズル筒体15の内部通路18の内径Dより小さい内径dで且つ筒壁16のノズル孔形成部の壁厚Tより短い長さLに形成されている。一方、スリット20は断面円形孔19の開口先から筒軸方向両側方へ延出し且つ壁厚Tより小さい溝深さHに形成されている。そのスリット20は、図2、図3に示すように、溝幅方向に相対向し筒軸方向に長い両側壁20a,20bと、この両側壁20a,20bの長手方向両端どうしをつなぐ端壁20c,20dとで囲まれた形に形成されている。図4に示すように、断面円形孔19の開口先端部の内面は凹曲面19aに形成している。
【0019】
このようにノズル孔17のスリット20は断面円形孔19と共にノズル筒体15の筒壁16に開口するので、ノズル筒体とは別体の輪状部材を用いてスリットを形成する従来のスリット付きノズル加工に比べて簡単にかつ低コストで加工することができる。
【0020】
このような液噴射ノズル12を備えた汚濁液噴出装置2によれば、紙幣束Mの端面M1に対向して配備されている液噴射ノズル12のノズル筒体15が紙幣束Mの全高に見合う長さを有し、その液噴射ノズル12は、ノズル筒体15の筒軸方向の複数箇所にスリット20を有するノズル孔17を設けていることにより、各ノズル孔17から噴出された汚濁液がノズル筒体15の筒軸方向に扇形膜状に拡がり、隣り合うノズル孔17,17から噴出された扇形膜状の汚濁液どうしに重なり部分が生じて紙幣束Mの端面M1の全高部分に満遍なく吹き付けられて付着する。このように付着した汚濁液が紙幣束Mを使用不能に汚損することになる。
【0021】
特に、このノズル孔17のスリット20は溝幅方向に相対向する両側壁20a,20bの長手方向両端どうしを端壁20c,20dで堰き止め状につなぐ形に形成してあるので、断面円形孔部19から噴出する汚濁液の直線流がスリット20により扇形膜状に拡がる噴流となって前方へ噴出するとき、汚濁液がスリット20の長手方向両端の端壁20c,20dに衝突して筒軸方向への拡がりが規制されて前方向へ指向するため、それだけ紙幣束Mの端面M1に向かって扇形膜状に流れる勢いを増す。そして、隣り合うノズル孔17,17からそのように勢いよく扇形膜状に噴出された汚濁液どうしに重なり部分が生じて紙幣束Mの端面M1の全体に満遍なく汚濁液を強く吹き付けることができる。
【0022】
また、断面円形孔19の開口先端部の内面を凹曲面19aに形成することにより、汚濁液が断面円形孔19から凹曲面19aに沿ってスリット20の方へ抵抗少なくスムーズに流れ、紙幣束Mの端面M1に向かって勢いよく飛ばされ、紙幣束Mの端面M1に強く吹き付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施例の現金収納ケースに設置された紙幣汚損用の汚濁液噴出装置を示す正面図である。
【図2】汚濁液噴出装置に備えられる液噴射ノズルを一端部を破断して示す正面図である。
【図3】図2におけるA−A線拡大断面図である。
【図4】図2におけるB−B線拡大断面図である。
【図5】不正行為手段や制御装置などを説明的に例示したブロック図である。
【図6】従来例の液噴射ノズルの正面図である。
【図7】図6におけるC−C線拡大断面図である。
【符号の説明】
【0024】
1 現金収納ケース
2 汚濁液噴出装置
5 紙幣収納部
12 液噴射ノズル
15 ノズル筒体
16 筒壁
17 ノズル孔
18 内部通路
19 断面円形孔
20 スリット
20a,20b 両側壁
20c,20d 端壁
M 紙幣束

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙幣収納部を有する現金収納ケースに設置され、起動信号の入力に伴い前記紙幣収納部に積み重ねて収納された紙幣束に汚濁液を吹き付ける液噴射ノズルを備えた汚濁液噴出装置において、
前記液噴射ノズルが前記紙幣束の端面に対向して配備されていると共に、該液噴射ノズルが、前記紙幣束の端面の全高に見合う長さのノズル筒体の筒壁に、その筒軸方向の複数箇所にノズル孔を設けており、各ノズル孔が前記ノズル筒体の内部通路に連通状に形成された断面円形孔と、この断面円形孔の開口先側に該断面円形孔と連通状に形成された前記筒軸方向に長い細幅のスリットとからなり、前記断面円形孔は前記内部通路の内径より小さい内径で且つ前記筒壁のノズル孔形成部の壁厚寸法より短い長さに形成されており、前記スリットは前記断面円形孔から筒軸方向両側方へ延出し且つ前記壁厚寸法より小さい溝深さに形成されており、前記スリットは、溝幅方向に相対向する両側壁と、この両側壁の長手方向両端どうしをつなぐ端壁とで囲まれた形に形成されていることを特徴とする、汚濁液噴出装置。
【請求項2】
前記断面円形孔の開口先端部の内面が凹曲面に形成されている、請求項1記載の汚濁液噴出装置。
【請求項3】
紙幣収納部を有する現金収納ケースに設置され、起動信号の入力に伴い前記紙幣収納部に積み重ねて収納された紙幣束に汚濁液を吹き付けるようにした汚濁液噴出装置に備えられる汚濁液吹き付け用の液噴射ノズルにおいて、
前記液噴射ノズルが前記紙幣束の端面に対向して配備されていると共に、該液噴射ノズルが、前記紙幣束の端面の全高に見合う長さのノズル筒体の筒壁に、その筒軸方向の複数箇所にノズル孔を設けており、各ノズル孔が前記ノズル筒体の内部通路に連通状に形成された断面円形孔と、この断面円形孔の開口先側に該断面円形孔と連通状に形成された前記筒軸方向に長い細幅のスリットとからなり、前記断面円形孔は前記内部通路の内径より小さい内径で且つ前記筒壁のノズル孔形成部の壁厚寸法より短い長さに形成されており、前記スリットは前記断面円形孔から筒軸方向両側方へ延出し且つ前記壁厚寸法より小さい溝深さに形成されており、前記スリットは、溝幅方向に相対向する両側壁と、この両側壁の長手方向両端どうしをつなぐ端壁とで囲まれた形に形成されていることを特徴とする、汚濁液噴出装置用液噴射ノズル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−7944(P2008−7944A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−176228(P2006−176228)
【出願日】平成18年6月27日(2006.6.27)
【出願人】(000114905)ヤマトプロテック株式会社 (46)
【Fターム(参考)】