説明

汚物搬送システム

【課題】節水を図りながら排水管内における汚物の搬送能力を高めることのできる汚物搬送システムを提供する。
【解決手段】複数の連立した便器1〜3の排出口に共通の排水管18を接続し、各便器1〜3から排出された汚物と洗浄水とを排水管18を通じて搬送するようになした汚物搬送システムにおいて、各便器1〜3のそれぞれの使用に関する情報を各便器間で伝達する情報伝達手段を設けるとともに、各便器1〜3のそれぞれに、受信した情報に基づいて各便器の洗浄動作を制御する制御部24を設け、排水管18の下流側の便器の洗浄タイミングに応じて上流側の便器から排水管18に汚物搬送用の洗浄水を流すようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、連立して設置された便器からの汚物を共通の排水管を通じて搬送する汚物搬送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、便器性能の向上により少ない洗浄水量で便器を洗浄できるようになって来ている。
一方便器に繋がった排水管、即ち便器の排出口に連結管を介して接続されて便器からの汚物及び洗浄水を搬送する排水管は、便器から排出される洗浄水の水量が少なくなると、その影響を受けて汚物を搬送する能力が低下する。
而して搬送能力が大きく低下すると、排水管内で汚物による詰りを生じることが危惧される。
【0003】
便器洗浄時の洗浄水量は、単に便器から汚物を排出するだけでなく、排水管内において洗浄水を搬送水として汚物を搬送するのに必要な水量で設定されるが、便器が節水型の便器になるのにつれて排水管内における搬送水量が少なくなり、節水型で無い通常の便器の場合にはそれほど問題視されなかった排水管内での汚物の搬送性能の低下が問題となって来る。
特に便器が連立して設置され、各便器からの汚物を共通の排水管にて搬送するビルのトイレや公共トイレ等においてはこうした問題は大きな問題である。
【0004】
このような点を解決課題とした汚物搬送システムが下記特許文献1に開示されている。
しかしこの特許文献1に開示のものは、下流側の大便器の使用回数が所定回数に達したら、上流側の大便器を通して大量の洗浄水を流して排水管内の汚物を搬送するようになしたものであり、節水の観点からは十分とは言えないものである。
【0005】
【特許文献1】特開2001−303639号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は以上のような事情を背景とし、節水を図りながら排水管内における汚物の搬送能力を高めることのできる汚物搬送システムを提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
而して請求項1のものは、複数の連立した便器の排出口に共通の排水管を接続し、各便器から排出された汚物と洗浄水とを該排水管に流入させて該排水管を通じて搬送するようにした汚物搬送システムにおいて、前記各便器のそれぞれの使用に関する情報を各便器間で伝達する情報伝達手段を設けるとともに、各便器のそれぞれに、受信した情報に基づいて便器の洗浄動作を制御する制御部を設け、前記排水管の下流側の便器の洗浄タイミングに応じて上流側の便器若しくは前記排水管に直接給水を行う給水手段から該排水管に汚物搬送用の洗浄水を流すようになしたことを特徴とする。
【0008】
請求項2のものは、請求項1において、前記下流側の便器からの汚物が前記排水管内に排出されたタイミングで、上流側で流された前記洗浄水が該汚物に到達するように該洗浄水を該排水管に流すようになしたことを特徴とする。
【0009】
請求項3のものは、請求項1において、前記下流側の便器からの汚物が前記排水管内に排出されたときには前記洗浄水が該排水管における下流側の便器の連結管に続く部分を流れているように該洗浄水を該排水管に流すようになしたことを特徴とする。
【0010】
請求項4のものは、複数の連立した便器の排出口に共通の排水管を接続し、各便器から排出された汚物と洗浄水とを該排水管に流入させて該排水管を通じて搬送するようにした汚物搬送システムにおいて、前記各便器のそれぞれの使用に関する情報を各便器間で伝達する情報伝達手段を設けるとともに、各便器のそれぞれに、受信した情報に基づいて便器の洗浄動作を制御する制御部を設け、上流側の便器から順次に洗浄水を流すようになしたことを特徴とする。
【0011】
請求項5のものは、請求項4において、上流側の便器から順次洗浄水量を増加して行くことを特徴とする。
【発明の作用・効果】
【0012】
以上のように請求項1のものは、連立して設置された便器からの汚物を共通の排水管にて搬送する汚物搬送システムにおいて、各便器間で便器の使用についての情報を伝達する情報伝達手段を設けるとともに、各便器のそれぞれに洗浄動作を制御する制御部を設け、そして排水管の下流側の便器の洗浄タイミングに応じて上流側の便器若しくは給水手段から排水管に汚物搬送用の洗浄水を流すようになしたものである。
ここで便器の使用に関する情報としては、例えば使用回数,使用時間,便器への着座,脱座,便器の洗浄,紙巻器使用回数,便器の設置されているブース等のドアの開閉回数や給水圧等が挙げられる。
また使用情報の情報伝達手段としては赤外線や電波(マイクロ波を含む)及びそれらの送・受信部を含んで構成することができ、或いは有線によってこれを行うものであっても良い。
【0013】
本発明によれば、便器が節水型の便器即ち洗浄水量が少ない場合であっても、排水管内に排出された汚物を、便器の洗浄水及びこれに上流側からの洗浄水を合わせた水量で排水管内を搬送することができ、節水を維持しつつ排水管における搬送能力を効果的に高めることができ、排水管内における汚物の詰りを良好に防止することができる。
尚上流側の便器から排水管内に洗浄水を流す場合、上流側の便器の使用の有無に拘らず、これを行うようになすことができる。
【0014】
本発明において、上流側で排水管に流された洗浄水は、下流側の便器に対応する位置に到ったときには、排水管の排水勾配によって流れの勢いが強くなっており、このためその洗浄水は水量の割には流れの勢いに基づいて大きな搬送能力を有しており、下流側の便器から排水管内に排出された汚物を、同時に排出された下流側の便器からの洗浄水とともに良好に搬送する。
換言すれば、下流側で使用された便器からの洗浄水量を多くして排水管内において搬送能力を高める場合に比べて、上流側からの洗浄水の勢いが強い分だけより少ない水量の増加で同等の搬送能力をもたせることができる。
このため本発明によれば汚物搬送のための水量を少なくでき、節水の目的を果たすことができる。
【0015】
本発明においては、下流側の便器からの汚物が排水管内に排出されたタイミングで、上流側で流された洗浄水が汚物に到達するように洗浄水を排水管に流すようになすことができる(請求項2)。
この場合、上流側から流れて来た洗浄水が排水管内の汚物に強い勢いで当たるため、強い搬送能力で汚物を搬送することができる。
尚、そのようなタイミングで洗浄水を流すには、例えば下流側の便器で便器洗浄操作が使用者によって行われたとき、その情報を上流側の便器或いは排水管に直接給水を行うフラッシュバルブ等の給水手段に情報伝達するとともに、下流側の便器において実際の洗浄開始を僅かに遅らせることによって実現することができる。
【0016】
本発明では、例えば排水管内での汚物の搬送を見込んで便器の洗浄水量が例えば8L(リットル)必要であったとすると(5L分が汚物を便器から排水管内に流し出すのに必要な水量で、これに3Lを加えた8Lが搬送に必要な水量)、下流側の便器において洗浄水として必要な水量を5Lとし、残りの3Lを上流側からの洗浄水として流すことができる。
この場合、洗浄水量を8Lとした場合よりも排水管内における搬送能力を高くすることができる。3L分の水については排水管内を流れる勢いによって搬送能力が高められているからである。
【0017】
一方、上流側からの洗浄水は排水管内で勢いが付いて搬送能力が高くなっていることから、例えばこれを1Lだけ流すようにすることができる。
この場合においても便器の洗浄水量を8Lとした場合と同等の搬送能力を得ることができる。
この場合使用水量が少なくなるため、従来に増して節水を図ることができる。
【0018】
一方において本発明では、下流側の便器からの汚物が排水管内に排出されたときには上流側からの洗浄水が排水管における下流側の便器の連結管に続く部分を流れているように、上流側からの洗浄水を流すようにすることができる(請求項3)。
この請求項3の場合、排水管内を既に洗浄水が流れているところへ、下流側の便器からの汚物が排出されるため、排水管内を洗浄水が流れていないときに汚物が排出された場合に比べて搬送能力を高くすることができ、しかも少ない洗浄水量で効果的に汚物の搬送能力を高めることができる。
【0019】
次に請求項4は、上流側の便器から順次に洗浄水を流すようになしたものである。
尚この場合、排水管内において各便器からの洗浄水が下流側に行くに従って累積して行くようなタイミングで流すようにしておくのが良い。
この請求項4によれば、排水管内を汚物が下流側へと流れ、その量が多くなって行くのに伴って、段階的に上流側から下流側に向けて各便器から洗浄水が順次に排水管内に流されることから、排水管内において汚物搬送を効果的に行うことができる。
【0020】
この場合において上流側の便器から順次洗浄水量を増加して行くようになしておくことができる(請求項5)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は複数連設された大便器ブースで、内部に便器(洋風大便器)1,2,3,4が設置されている。
12は各便器1〜4に共通の給水管で、連絡管14を介して各便器1〜4にそれぞれ接続されている。
各便器1〜4は、この給水管12からの給水に基づいて便器内部に洗浄水を放出し便器洗浄を行う。
図1において、16は電磁フラッシュバルブ装置等から成る便器洗浄装置で、便器1〜4に対応して設けられている。
18は、各便器1〜4に共通の排水管で、連結管20を介して各便器1〜4の排出口にそれぞれ接続されている。
【0022】
22は各便器1〜4にそれぞれ備えられた送・受信部で、これら送・受信部22は、他の便器1〜4との間で便器使用に関する情報、例えば使用回数,使用時間,便器への着座,脱座,便器の洗浄,紙巻器使用回数,便器の設置されている大便器ブース10等のドアの開閉回数や給水圧等の情報を送・受信する。
各便器1〜4にはまた、送・受信部22における受信信号に基づいて便器洗浄装置16を動作制御する制御部24が備えられている。
【0023】
図2に、図1の汚物搬送システムを用いた汚物搬送の一例が示してある。
この例は下流側の便器、例えば便器3からの汚物が排水管18内に排出されたタイミングで上流側で流された洗浄水、例えば便器1からの洗浄水が、その汚物に到達するように便器1において洗浄動作をするようになした例である。
詳しくは、便器3の使用が終了すると使用者による便器洗浄開始のための操作等に基づいて便器の使用終了信号が便器3に備えられた送・受信部22から送信され、この信号が便器1の送・受信部22において受信される。
【0024】
尚便器3において、実際の便器の洗浄動作は直ちには行われないで若干の時間差をもって洗浄動作が開始される。
一方便器1側においては送・受信部22で信号を受信した後、直ちに制御部24により便器洗浄装置16が開動作させられて、便器1の洗浄動作が開始される。
そしてこのときに便器1内部に放出された洗浄水が、連結管20を通じて排水管18に流される。
排水管18内部に流入した洗浄水は排水管18内部を下流側へと排水管18の排水勾配の下で流下する。
【0025】
一方便器3側においてはやや遅れて便器洗浄、即ち制御部24による制御の下に便器3側の便器洗浄装置16が開動作させられて便器3内に洗浄水が放出され、便器3の洗浄が行われる。
そしてこのとき便器3内の汚物が洗浄水とともに排水管18内に排出される。
そして汚物が排水管18内に排出されたタイミングで、丁度上流側の便器1から流された洗浄水がその汚物に到達し、排水管18内に排出された汚物が、その便器1からの洗浄水と便器3から流出した便器洗浄水を搬送水として下流側へと搬送される。
【0026】
この例によれば、便器が節水型の便器即ち洗浄水量が少ない場合であっても、排水管18内に排出された汚物を、便器3の洗浄水に上流側の便器1からの洗浄水を合わせた水量で排水管18内において汚物を搬送することができ、節水を維持しつつ排水管18における搬送能力を効果的に高めることができ、排水管18内における汚物の詰りを良好に防止することができる。
【0027】
また上流側の便器1から排水管18に流された洗浄水は、下流側の便器3に対応する位置に到ったときには、排水管18の排水勾配によって流れの勢いが強くなっており、このため便器1からの洗浄水がその水量の割には流れの勢いに基づいて大きな搬送能力を有しており、下流側の便器3から排水管18内に排出された汚物を、同時に排出された下流側の便器3からの洗浄水とともに良好に搬送する。
換言すれば、下流側で使用された便器3からの洗浄水量を多くして排水管18内において搬送能力を高める場合に比べて、便器1からの洗浄水の勢いが強い分だけより少ない水量の増加で同等の搬送能力にて汚物を搬送することができる。
このため、本例によれば汚物搬送のための水量を少なくでき、節水の目的を果たすことができる。
【0028】
また本例においては、下流側の便器3からの汚物が排水管18内に排出されたタイミングで上流側からの洗浄水が汚物に到達するように排水管18に洗浄水を流しており、上流側から流れて来た洗浄水が排水管18内の汚物に強い勢いで当たるため、強い搬送能力で汚物を搬送することができる。
この場合使用水量をより少なくすることができ、従来に増して節水を図ることができる。
【0029】
尚この例では便器3が実際に使用され、そしてその上流側の便器1の洗浄水を便器3からの汚物に対し供給しているが、便器2から使用の有無に拘らず洗浄水を排水管18内に流すようにしても良い。
或いはまた便器4が使用された場合において上流側の便器1,便器2,便器3の何れかから若しくは複数から洗浄水を排水管18内に流すようにすることも可能である。
【0030】
以上の例では下流側の便器、例えば下流側の便器3の便器洗浄に先立って、上流側の便器1の洗浄動作が行われ、便器3からの汚物が排水管18に排出されたタイミングで便器1からの洗浄水が汚物に到達するように、各便器の洗浄を行う場合であるが、便器1における洗浄動作に代えて、例えば図1に示しているように給水管12からの連絡管26を設けておいて、そこに設けたフラッシュバルブ装置28により排水管18に洗浄水を流すようにすることも可能である。この点は以下も同様である。
【0031】
また例えば便器3からの汚物が排水管18へと排出される前に、上流側の便器1或いはフラッシュバルブ装置28から排水管18内に便器洗浄水或いは給水管12からの給水を直接行い、これによって便器3からの汚物が排水管18内に排出された時点で、上流側で流された洗浄水が排水管18における便器3の連結管20に続く部分、即ち汚物が排水管18に流れ込む部分を予め流れているように、各便器の洗浄動作或いはフラッシュバルブ装置28からの給水を行うようになすこともできる。
この場合、排水管18内を既に洗浄水が流れているところへ、下流側の便器3からの汚物が排出されるため、排水管18内を洗浄水が流れていないときに汚物が排出された場合に比べて搬送能力を高くすることができ、しかも少ない洗浄水量で効果的に汚物に対する搬送能力を高めることができる。
【0032】
次に図3は、上流側の便器から順次に便器洗浄水を排水管18へと流すようにした例を示している。
詳しくは、先ず便器1で洗浄動作を開始するとともに、便器1において洗浄動作を開始した情報を送・受信部22にて送信する。
この信号は各便器2,便器3,便器4へも送信されるが、便器2はこの信号を受信すると便器1に続いて洗浄動作を開始し、これとともに便器2が洗浄動作を開始したことを送・受信部22から送信する。
便器3はこれを受けて洗浄動作を開始し、またこれと併せて送・受信部22から便器3において洗浄動作を開始した情報を送・受信部22から送信する。
そして便器4はこの信号を送・受信部22で受信し、これに基づいて便器洗浄動作を開始する。
【0033】
本例によれば、排水管18内を汚物が下流側へと流れる際に、上流側から下流側に向けて各便器から洗浄水が順次に排水管18内に流されることから、排水管18内において汚物搬送を効果的に行うことができる。
尚この図3の実施形態において、洗浄水の水量を便器1よりも便器2が、また便器2よりも便器3が、更に便器3よりも便器4が多くなるようにしておくことができる。
ここで図3において上流側からの便器の順次的な洗浄動作は、例えば1日に1回とか半日に1回とかの頻度で行うようになしておくことができる。
【0034】
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明は大便器が連立して設置されている場合だけでなく、小便器が連立して設置されている場合或いは大便器と小便器とが併せて連立状態に設置されている場合などにおいても適用可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の汚物搬送システムの一例を示す図である。
【図2】図1の汚物搬送システムを用いた汚物搬送の一例を示す図である。
【図3】図2とは異なる汚物搬送の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0036】
1,2,3,4 便器
16 便器洗浄装置
18 排水管
20 連結管
22 送・受信部(情報伝達手段)
24 制御部
28 フラッシュバルブ装置(給水手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の連立した便器の排出口に共通の排水管を接続し、各便器から排出された汚物と洗浄水とを該排水管に流入させて該排水管を通じて搬送するようにした汚物搬送システムにおいて、
前記各便器のそれぞれの使用に関する情報を各便器間で伝達する情報伝達手段を設けるとともに、各便器のそれぞれに、受信した情報に基づいて便器の洗浄動作を制御する制御部を設け、前記排水管の下流側の便器の洗浄タイミングに応じて上流側の便器若しくは前記排水管に直接給水を行う給水手段から該排水管に汚物搬送用の洗浄水を流すようになしたことを特徴とする汚物搬送システム。
【請求項2】
請求項1において、前記下流側の便器からの汚物が前記排水管内に排出されたタイミングで、上流側で流された前記洗浄水が該汚物に到達するように該洗浄水を該排水管に流すようになしたことを特徴とする汚物搬送システム。
【請求項3】
請求項1において、前記下流側の便器からの汚物が前記排水管内に排出されたときには前記洗浄水が該排水管における下流側の便器の連結管に続く部分を流れているように該洗浄水を該排水管に流すようになしたことを特徴とする汚物搬送システム。
【請求項4】
複数の連立した便器の排出口に共通の排水管を接続し、各便器から排出された汚物と洗浄水とを該排水管に流入させて該排水管を通じて搬送するようにした汚物搬送システムにおいて、
前記各便器のそれぞれの使用に関する情報を各便器間で伝達する情報伝達手段を設けるとともに、各便器のそれぞれに、受信した情報に基づいて便器の洗浄動作を制御する制御部を設け、上流側の便器から順次に洗浄水を流すようになしたことを特徴とする汚物搬送システム。
【請求項5】
請求項4において、上流側の便器から順次洗浄水量を増加して行くことを特徴とする汚物搬送システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2007−254973(P2007−254973A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−77775(P2006−77775)
【出願日】平成18年3月20日(2006.3.20)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【Fターム(参考)】