説明

油こし容器

【課題】従来はこした油を受けて保存する器は長期間使用すると入れた油が冷えて粘度が増し、こびり着く等ベトついて使いづらかった。また、古い油をすてる場合に廃油を固めるため薬剤等が必要となるため手数がかかり不便であった。従って本発明が解決しようとする課題は、古い油がこびり着いてベトつく前に容易に交換ができ、且つ、廃油を捨てる場合も薬剤等の不要な油こし容器を提供することである。
【解決手段】油こし容器の内部にこした油を受けるものをつけて、その上に油こし紙をつけられるようにする。油を使用した後、油こし容器の内部に油を流し込み油かすと油こし紙を廃棄する。こした油を受けるものにあるこした油をオイル鍋に戻し、油こし容器の内部に次の油こしのためにこした油を受けるもの、油こし紙を貼りつける。数回油をこした後はこした油を受けるものに古紙などを入れれば油が流れることなく、かつ燃えるゴミとして油を捨てることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は油こし機能を備え、また古くなった油を燃やせるゴミとして捨てることのできる油こし容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、油こし紙でこした油を受け保存する器があった。このため古い油を廃油として捨てる場合、固める等の手段を用いており、廃油を固めるための薬剤が商品として供されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って、従来はこした油を受けて保存する器は長期間使用すると入れた油が冷えて粘度が増し、こびり着く等ベトついて使いづらかった。また、古い油をすてる場合に廃油を固めるため薬剤等が必要となるため手数がかかり不便であった。従って本発明が解決しようとする課題は、古い油がこびり着いてベトつく前に容易に交換ができ、且つ、廃油を捨てる場合も薬剤等の不要な油こし容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
油こし容器の内部にこした油を受けるものをつけて、その上に油こし紙をつけられるようにする。油を使用した後、油こし容器の内部に油を流し込み油かすと油こし紙を廃棄する。こした油を受けるものにあるこした油をオイル鍋に戻し、油こし容器の内部に次の油こしのためにこした油を受けるもの、油こし紙を貼りつける。数回油をこした後はこした油を受けるものに古紙などを入れれば油が流れることなく、かつ燃えるゴミとして油を捨てることができる。
【発明の効果】
【0005】
油をこした後、油かすと油こし紙を捨てることができる。こした油を受けるものにある油をオイル鍋などの元の容器に移すことによりこした油を受けるものを捨てることができる。また、何回か使用し古くなった油は、ベトつく前に油こし容器に油こし容器の蓋をしてそのまま捨てることができる。このように廃油を固めるための薬剤は不要となり非常に簡単に油こしや油の廃棄ができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の油こし容器の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明を実施するための形態を図面に基づいて説明すると、こした油を受けるもの(3)を油こし容器(1)内に入れ、油こし容器(1)の上の部分の内側に貼り付ける。こした油を受けるもの(3)の上部内側に油こし紙(2)をくぼませて貼りつける。1回の油をこすために1枚の油こし紙(2)、1つのこした油をうけるもの(3)が必要である。複数回油こしを行うため複数の油こし紙(2)、こした油を受けるもの(3)がある。また、油こし容器(1)には油こし容器の蓋(4)がある(図1)。本発明は以上のような構造である。従って、本発明の油こし容器は次のように使用します。油こし容器(1)の上部にある油こし容器の蓋(4)を外しオイル鍋から使用した油を油こし容器(1)内の油こし紙(2)へ流しこむ。油かすは油こし紙(2)に残り、油は油こし紙(2)の下にあるこした油を受けるもの(3)に落ちてたまる。油かすがある油こし紙(2)を油こし容器(1)から外し捨てる。油こし容器(1)内のこした油をうけるもの(3)に溜まっている油の粘度が増していない状態つまり使用できる状態の場合はこした油をうけるもの(3)に溜まった油をオイル鍋へ戻す。その後こした油を受けるもの(3)を油こし容器(1)から外して捨て、新しいこした油を受けるもの(3)を油こし容器(1)の内側に貼り、次に新しい油こし紙(2)を油こし容器(1)の内側に貼りつけ、油こし容器の蓋(4)をする。
また、油こし容器(1)の上部にある油こし容器の蓋(4)を外しオイル鍋から使用した油を油こし容器(1)内の油こし紙(2)へ流しこむ。油かすは油こし紙(2)に残り、油は油こし紙(2)の下にあるこした油を受けるもの(3)に落ちてたまる。油かすがある油こし紙(2)を油こし容器(1)から外し捨てる。油こし容器(1)内のこした油をうけるもの(3)に溜まっている油が粘度を増した状態つまりベトベトし使用できない状態になった場合、古紙など油を吸いこむものをこした油をうけるもの(3)に入れて油こし容器(1)に油こし容器の蓋(4)をして油こし容器(1)を捨てる。このような使い方である。
【符号の説明】
【0008】
1 油こし容器
2 油こし紙
3 こした油を受けるもの
4 油こし容器の蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の内部にこした油を受ける油受け部を設け、前記油受け部の開口部付近に油こし部材を設けたことを特徴とする油こし容器

【図1】
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【公開番号】特開2012−110880(P2012−110880A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−277439(P2010−277439)
【出願日】平成22年11月26日(2010.11.26)
【出願人】(510274083)
【Fターム(参考)】