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油性修正液
説明

油性修正液

【課題】酸性染料や直接染料を含有する低粘度水性染料インキで乾燥塗膜上に再筆記しても、インキがはじかれたり色沈み現象が発生して所望の筆跡が形成できなかったり、筆跡の乾燥時間が遅くなる問題の起こらない油性修正液を提供する。
【解決手段】酸化チタンと炭化水素系有機溶剤と水酸基及び/又はカルボキシル基を有するアミン及び/またはアミドと、樹脂とを少なくとも含有する油性修正液。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機溶剤を主媒体とした油性修正液に関し、誤字などを隠蔽消去する修正液に関し、特に、塗膜上に、水性染料インキで筆記した時の筆跡濃度が薄くなりにくく、更に筆跡乾燥が速い油性修正液に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、酸化チタンなどの隠蔽材と、溶剤としてメチルシクロヘキサンなどの炭化水素系溶剤または水と、該炭化水素系溶剤または水に可溶または分散可能な樹脂とより少なくともなる修正液が知られている。溶剤にメチルシクロヘキサンなどの有機溶剤を用いた場合は、アクリル樹脂やスチレンブタジエン系熱可塑性エラストマーなどの樹脂を使用し、水を主容剤に用いた場合には、水溶性アクリル樹脂やアクリル系エマルジョンや酢酸ビニル系エマルジョンなどを使用していた(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
【0003】
修正液は誤字などを修正して、その塗膜上に再筆記することがあり、その筆跡は紙面に筆記した時と差がないことが好ましい。有機溶剤を媒体とした油性インキにて修正液の乾燥塗膜上に再筆記する場合では、油性インキが修正液の塗膜を形成する樹脂に定着でき、所望の筆跡を形成できる。しかし、水を媒体とした水性インキでは、液媒体として水を使用した水性修正液の水溶性樹脂による乾燥塗膜上への再筆記は所望の筆跡を形成できるが、溶剤にメチルシクロヘキサンなどの有機溶剤を使用した油性修正液は、塗膜を形成する材料として、疎水性の樹脂を使用し、乾燥後の塗膜が疎水性であるため、その上に水性インキを使用した筆記具で筆記しようとすると、塗膜にインキの溶剤である水が浸透し難いので筆跡の乾燥時間が遅くなるという問題を有していた。
【0004】
また、それらの疎水性の樹脂と吸着し易い塩基性染料では問題がないが、吸着し難い酸性染料や直接染料を含有するものでは、着色剤が水と共にはじかれて所望の筆跡を形成できない問題があった。これらの問題は、特に、低粘度水性染料インキで顕著であった。
【0005】
これら問題を解決するためにエチレンオキサイド付加フッ素系界面活性剤を添加し、塗膜の表面張力を下げ、塗膜への水性インキの浸透を良くした修正液(特許文献4参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特願昭55−65277号公報
【特許文献2】特願昭55−157485号公報
【特許文献3】特開昭58−23863号公報
【特許文献4】特願昭56−173925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、エチレンオキサイド付加フッ素系界面活性剤を添加した修正液は、乾燥した塗膜上に再筆記した文字のはじきや乾燥は問題ないものの、塗膜の表面張力が低いことによってインキが浸透し過ぎて、筆跡の文字が薄くなる所謂色沈み現象が発生してしまう問題があった。
【0008】
この問題も低粘度水性染料インキ、特に近年多くの水性染料インキで使用されている酸性染料、直接染料おいて顕著に見られる。
本願発明は、酸性染料や直接染料を含有する低粘度水性染料インキで乾燥塗膜上に再筆記しても、インキがはじかれたり色沈み現象が発生して所望の筆跡が形成できなかったり、筆跡の乾燥時間が遅くなる問題の起こらない油性修正液を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この改善策として本発明は、酸化チタンと、炭化水素系有機溶剤と、アミン及び/またはアミドと、樹脂とを少なくとも含有する油性修正液を要旨とする。
【発明の効果】
【0010】
酸化チタンと炭化水素系有機溶剤とアミン、及び/またはアミドと樹脂とを少なくとも含有する修正液の塗膜は、アミノ基またはアミド基によって親水性を呈するため、水性インキで筆記した際に塗膜中に浸透しやすくなり、水性インキによる筆跡の乾燥が促進される。更に、塩基性のアミン及び/またはアミドは、酸性染料や直接染料の酸基と反応し、染料が不溶化され析出するので、酸性染料や直接染料は塗膜内部に浸透しにくくなり、色沈み現象は抑えられるものと推察される。
【0011】
また、カルボキシル基や水酸基を有するアミンまたはアミドを使用した場合には、このカルボキシル基や水酸基が酸化チタンに吸着し、水性染料が塗膜表面近傍の酸化チタンに吸着したアミン及びアミドに補足され、塗膜内部に移動しにくくなるため、更に色沈みが抑えられる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
酸化チタンは、紙面として最も多い白色を考慮し、また、修正液として下地を覆い隠すために最も隠蔽力の高い白色顔料であり、粒径はおおよそ0.15〜0.5μmのものである。商品の具体例としては、TITONE SR−1(吸油量19〜21g/100g比重4.1、粒径0.30μm)、同R−650(吸油量20〜22g/100g、比重4.1、粒径0.25μm)、同R−62N(吸油量20〜23g/100g、比重3.9、粒径0.25μm)、同R−42(吸油量19〜21g/100g、比重4.1、粒径0.29μm)、同R−7E(吸油量27〜31g/100g、比重3.9、粒径0.23μm)、同R−21(吸油量21〜23g/100g、比重4.0、粒径0.20μm)(以上、堺化学工業(株)製)、タイピュアR−900(吸油量16g/100g、比重4.0、粒径0.22μm)、同R−902(吸油量17g/100g、比重4.0、粒径0.21μm)、同R−960(吸油量18g/100g、比重3.9、粒径0.21μm)、同R931(吸油量36g/100g、比重3.6)(以上、デュポン・ジャパン・リミテッド製)、TITANIX JR−301(吸油量18g/100g、比重4.1、粒径0.30μm)、同JR−805(吸油量22g/100g、比重3.9、粒径0.29μm)、同JR−603(吸油量21g/100g、比重4.0、粒径0.28μm)、同JR800(比重3.9、粒径0.27μm)、同JR−403(比重4.0、粒径0.25μm)、JR701(吸油量29g/100g、比重4.1、粒径0.27μm)(以上、テイカ(株)製)などが挙げられる。酸化チタンの添加量はインキ全量に対し30〜60重量%が好ましい。
【0013】
炭化水素系有機溶剤は、修正液の粘度を調製するために使用するもので、塗膜の乾燥性を考慮すると沸点40〜150℃の溶剤が好ましい。具体的には、ノルマルペンタン(沸点36.0℃)、シクロペンタン(沸点49.2℃)、メチルシクロペンタン(沸点71.8℃)ノルマルヘキサン(沸点68.7℃)、イソヘキサン(沸点62℃)、ノルマルヘプタン(沸点98.4℃)、ノルマルオクタンなど脂肪族炭化水素系溶剤、シクロヘキサン(沸点80.0℃)、メチルシクロヘキサン(沸点100.9℃)、エチルシクロヘキサン(沸点132℃)等の他、エクソールDSP 100/140(初留点102℃、乾点138℃)(以上エクソン化学(株)製)等の脂肪族炭化水素系溶剤の混合品などが挙げられる。これらは、単独もしくは混合して使用可能である。使用量はインキ全量に対して30〜60重量%が好ましい。
【0014】
本発明に使用するアミンは、酸性染料や直接染料を不溶化し析出させることで、塗膜上に筆記した際の色沈みを防止するために使用するものである。具体的には、アミン類として、アリルアミン(沸点53℃)、ジアリルアミン(沸点112℃)、トリアリルアミン(沸点150℃)、イソプロピルアミン(沸点32.4℃)、ジイソプロピルアミン(沸点84.1℃)、3,3’−イミノビス(プロピルアミン)(沸点241℃)、エチルアミン(沸点38℃)、ジエチルアミン(沸点55.4℃)、2−エチルヘキシルアミン(沸点169.1℃)、3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン、3−エトシキプロピルアミン(沸点135℃)、ジイソブチルアミン(沸点140℃)、3−(ジエチルアミノ)プロピルアミン(沸点159℃)、ジ−2−エチルヘキシルアミン(沸点281℃)、3−(ジブチルアミノ)プロピルアミン(沸点238℃)、テトラメチルエチレンジアミン(沸点121℃)、トリ−n−オクチルアミン、t−ブチルアミン(43.6℃)、sec−ブチルアミン(63℃)、プロピルアミン(沸点48℃)、3−(メチルアミノ)プロピルアミン(沸点139℃)、3−(ジメチルアミノ)プロピルアミン(沸点135℃)、N−メチル−3,3‘−イミノビス(プロピルアミン)(沸点234℃)、3−メトキシプロピルアミン(沸点116℃)、アニリン(沸点184.4℃)、アミノアセトアニリド、などが挙げられ、塗膜からのアミンの蒸発を考慮すると沸点が165℃以上のものが好ましい。
【0015】
第4級アンモニウム塩として、塩化トリエチルベンジルアンモニウム、塩化テトラメチルアンモニウム、臭化トリエチルベンジルアンモニウム、塩化トリオクチルメチルアンモニウム、塩化トリブチルベンジルアンモニウム、塩化トリメチルベンジルアンモニウム、塩化N−ラウリルピリジニウム、水酸化テトラ−n−ブチルアンモニウム、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化トリメチルベンジルアンモニウム、臭化トリメチルフェニルアンモニウム、臭化テトラメチルアンモニウム、臭化テトラエチルアンモニウム、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウムハイドロゲンサルフェート、N−ベンジルピコリニウムクロライド、ヨウ化テトラメチルアンモニウム、ヨウ化テトラ−n−ブチルアンモニウム、N−ラウリル−4−ピコリニウムクロライド、N−ラウリルピコリニウムクロライドなどが挙げられる。
【0016】
水酸基を有するアミンとして、N,N−ジエチルエタノールアミン(沸点162.1℃)、N−(2アミノエチル)エタノールアミン(沸点243.7℃)、N−メチルジエタノールアミン(247.2℃)、N,N−ジブチルエタノールアミン(沸点228.7℃)、N−メチルエタノールアミン沸点159℃)等のアミノアルコール類、モノエタノールアミン(沸点171℃)、ジエタノールアミン(沸点269.1℃)、トリエタノールアミン(沸点360.0℃)などのエタノールアミン類、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルムラミン酸、ガラクトサミン、N−アセチルガラクトサミン、マンノサミン、N−アセチルマンノサミン、ノイラミン酸、N−アセチルノイサミン酸、ダウノサミン、フルクトサミン、ヘキソサミン、ケトサミン、ムラミルジペプチド、ペロサミンなどのアミノ糖及びその誘導体3−アミノ−1−プロパノール(沸点187℃)、イソプロパノールアミン、o−アミノフェノール、m−アミノフェノール、p−アミノフェノールなどが挙げられ、塗膜からのアミンの蒸発を考慮すると沸点が165℃以上のものが好ましい。
【0017】
カルボキシル基を有するアミンとして、L−グルタミン酸、D−グルタミン酸、グリシルグリシン、D−アラニン、γ−アミノ酪酸、ε−アミノカプロン酸、L−アスパラギン酸、D−アスパラギン酸、L−チトルリン、L−トリプトファン、L−スレオニン、L−アルギニン、グリシン、L−シスチン、L−ヒスチジン、L−オキシプロリンL−イソロイシン、DL−メチオニン、L−メチオニン、L−フェニルアラニン、D−フェニルグリシン、L−プロリン、L−セリン、L−チロシン、L−バリンなどのアミノ酸及びこれらの塩、アミノ安息香酸などが挙げられる。
【0018】
アミドとして、N,N´−エチレンビス(ステアロアミド)、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、N,N´−メチレンビス(ステアロアミド)、メチロール・ステアロアミド、ステアリン酸モノメチロールアミドなどの脂肪酸アミド、アセトアニリド(沸点305℃)、アセト酢酸o−アニシダイド、アセト酢酸アニリドなどが挙げられる。
【0019】
水酸基を有するアミドとして、ラウリル酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミドなどが挙げられる。
その使用量は0.5〜10重量%が好ましい。
【0020】
樹脂は顔料の分散や修正液の紙面等への定着のため使用する。また、樹脂にアミノ基をもったモノマーを使用することも出来る。
【0021】
上記炭化水素系有機溶剤を使用した場合、一例を挙げると。アルキッド樹脂、熱可塑性エラストマーなども使用できるが、顔料分散性、紙面への定着性などを考慮するとアクリル系の樹脂が好ましい。
【0022】
以下アクリル系樹脂について説明する。使用可能なモノマーはアクリル酸エステルとしては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、ノルマルブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、メタクリル酸エステルとしては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、セチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、オレイルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレートなどが挙げられる。また、アミノ基を含有するモノマーとして、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジイソプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジ−tert−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジシクロヘキシルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,Nジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミドN,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。これらのモノマー以外にも酢酸ビニル、スチレン、ビニルトルエン、マレイン酸、イタコン酸、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリルアミド、N−チロールアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、グリシジルメタクリレートなどの共重合可能なビニルモノマーを含有することもできる。
【0023】
その使用量は樹脂固形分量がインキ全体の3〜15重量%が好ましい。
【0024】
更に、その他の体質顔料、樹脂粒子なども適宜使用でき、その形状も特に限定されるものではない。具体例としては、球状、塊状の粒子としては、炭微粒子酸化チタン、架橋ポリメタクリル酸メチル、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物、ベンゾグアナミン・メラミン・ホルムアルデヒド縮合物、メラミン・ホルムアルデヒド縮合物、シリカ、炭酸カルシウム、針状の粒子としては、窒化ケイ素ウィスカー、炭化ケイ素ウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、酸化亜鉛ウィスカー、チタン酸カリウムウィスカー、ウィスカー状炭酸カルシウム、ウィスカー状酸化チタン、アルミナ径ウィスカー、マグネシアウィスカー、ムライトウィスカー、ホウ酸マグネシウムウィスカー、ホウ化チタンウィスカー、アルミナ及びアルミナシリカ短繊維、シリカ短繊維、ジルコニアファイバー(短繊維)、カオリン系セラミックス短繊維、板状の粒子としては、マイカ、タルク、窒化ホウ素、二硫化モリブデンなどがある。
【0025】
また、顔料分散安定性の為に、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリカルボン酸高分子などの陰イオン性界面活性剤、ポリエチレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤、第4級アンモニウム塩、アルキルアミン塩などの分散剤を添加することが出来る
本発明の修正液は、上記各成分をボールミル、アトライター、サンドグラインダー、インペラー等の攪拌分散機を使用して分散混合することによって得られる。
【実施例】
【0026】
実施例1
TITANIX JR701(酸化チタン、吸油量20g/100g、テイカ(株)製)
45.0重量部
メチルシクロヘキサン 44.3重量部
ダイヤナールBR105(アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製) 8.7重量部
トリアリルアミン 1.0重量部
アンチゲル(界面活性剤、BERND SCHWEGMANN製、独国) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0027】
実施例2
実施例1からトリアリルアミンを除き、ジ−2−エチルヘキシルアミンを1.0重量部添加した他は実施例1と同様に成し、修正液を得た。
【0028】
実施例3
実施例1からトリアリルアミンを除き、2−エチルヘキシルアミンを1.0重量部添加した他は実施例1と同様に成し、修正液を得た。
【0029】
実施例4
実施例1からトリアリルアミンを除き、3−エトシキシプロピルアミンを1.0重量部添加した他は実施例1と同様に成し、修正液を得た。
【0030】
実施例5
TITANIX JR800(前述) 43.0重量部
メチルシクロヘキサン 22.0重量部
シクロペンタン 23.0重量部
ダイヤナールBR105(前述) 9.0重量部
3,3’−イミノビス(プロピルアミン) 2.0重量部
アンチゲル(前述) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0031】
実施例6
実施例5から3,3’−イミノビス(プロピルアミン)を除き、アニリンを2.0重量部添加した他は実施例5と同様に成し、修正液を得た。
【0032】
実施例7
TITANIX JR800(酸化チタン、テイカ(株)製) 40.0重量部
メチルシクロヘキサン 25.3重量部
シクロペンタン 22.0重量部
ダイヤナールBR1122(アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)) 8.7重量部
N,N−ジエチルエタノールアミン 3.0重量部
ディスパロンPW−36(界面活性剤、楠本化成(株)製) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0033】
実施例8
実施例7からN,N−ジエチルエタノールアミンを除き、N−メチルジエタノールアミンを3.0重量部添加した他は実施例7と同様に成し、修正液を得た。
【0034】
実施例9
実施例7からN,N−ジエチルエタノールアミンを除き、N,N−ジブチルエタノールアミンを3.0重量部添加した他は実施例7と同様に成し、修正液を得た。
【0035】
実施例10
実施例7からN,N−ジエチルエタノールアミンを除き、N−メチルエタノールアミンを3.0重量部添加した他は実施例7と同様に成し、修正液を得た。
【0036】
実施例11
TITANIX JR701(前述) 44.0重量部
メチルシクロヘキサン 21.8重量部
シクロペンタン 20.0重量部
ダイヤナールBR1122(前述) 8.7重量部
モノエタノールアミン 5.0重量部
フタージェント251(エチレンオキサイド付加フッ素系界面活性剤、(株)ネオス製)
0.5重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0037】
実施例12
TITONER7E(酸化チタン、吸油量27〜31g/100g、堺化学(株))
42.0重量部
メチルシクロヘキサン 43.3重量部
ダイヤナールBR105(前述) 8.7重量部
ジエタノールアミン 5.0重量部
アンチゲル(前述) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0038】
実施例13
TITONER7E(前述) 40.0重量部
メチルシクロヘキサン 45.3重量部
ダイヤナールBR105(前述) 8.7重量部
トリエタノールアミン 5.0重量部
アンチゲル(前述) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0039】
実施例14
実施例13からトリエタノールアミン除き、o−アミノフェノールを5.0重量部添加した他は実施例13と同様に成し、修正液を得た。
【0040】
実施例15
TITANIX JR701(前述) 44.0重量部
メチルシクロヘキサン 24.8重量部
シクロペンタン 20.0重量部
ダイヤナールBR1122(前述) 8.7重量部
塩化トリエチルベンジルアンモニウム 2.0重量部
フタージェント251(前述) 0.5重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0041】
実施例16
実施例15から塩化トリエチルベンジルアンモニウムを除き、塩化テトラメチルアンモニウムを2.0重量部添加した他は実施例15と同様に成し、修正液を得た。
【0042】
実施例17
実施例15から塩化トリエチルベンジルアンモニウムを除き、塩化トリオクチルアンモニウムを2.0重量部添加した他は実施例15と同様に成し、修正液を得た。
【0043】
実施例18
実施例15から塩化トリエチルベンジルアンモニウムを除き、塩化トリメチルベンジルアンモニウムを2.0重量部添加した他は実施例15と同様に成し、修正液を得た。
【0044】
実施例19
TITANIX JR701(前述) 44.0重量部
メチルシクロヘキサン 21.8重量部
シクロペンタン 20.0重量部
ダイヤナールBR1122(前述) 8.7重量部
L−アルギニン 5.0重量部
フタージェント251(前述) 0.5重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0045】
実施例20
実施例19からL−アルギニンを除き、L−グルタミンを5.0重量部添加した他は実施例19と同様に成し、修正液を得た。
【0046】
実施例21
TITANIX JR800(前述) 42.0重量部
メチルシクロヘキサン 22.0重量部
シクロペンタン 23.0重量部
ダイヤナールBR105(前述) 9.0重量部
グリシルグリシン 3.0重量部
アンチゲル(前述) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0047】
実施例22
実施例21からグリシルグリシンを除き、L−チトルリンを3.0重量部添加した他は実施例21と同様に成し、修正液を得た。
【0048】
実施例23
実施例21からグリシルグリシンを除き、オレイン酸アミドを3.0重量部添加した他は実施例21と同様に成し、修正液を得た。
【0049】
実施例24
実施例21からグリシルグリシンを除き、ステアリン酸ジエタノールアミドを3.0重量部添加した他は実施例21と同様に成し、修正液を得た。
【0050】
比較例1
TITANIX JR701(前述) 40.0重量部
メチルシクロヘキサン 50.0重量部
ダイヤナールBR115(前述) 10.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0051】
比較例2
TITANIX JR800(前述) 40.0重量部
メチルシクロヘキサン 50.0重量部
ダイヤナールBR115(前述) 10.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0052】
比較例3
TITANIX JR701(前述) 40.0重量部
メチルシクロヘキサン 49.5重量部
ダイヤナールBR115(前述) 10.0重量部
フタージェント251(前述) 0.5重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0053】
比較例4
TITANIX JR701(前述) 40.0重量部
メチルシクロヘキサン 26.0重量部
シクロペンタン 21.0重量部
ダイヤナールBR1122(前述) 8.7重量部
グリセリン 4.3重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、修正液を得た。
【0054】
試験用ボールペン
上記水性酸性染料インキをボールPentel B100容器に充填し水性染料ボールペンAを、水性直接染料インキをボールPentel B100容器に充填し水性染料ボールペンBを得た。
水性酸性染料インキ
ウォータブラック187L(酸性染料、オリエント化学工業(株)製) 30.0重量部
エチレングリコール 15.0重量部
尿素 5.0重量部
パラオキシ安息香酸プロピル 0.2重量部
ノナール310(界面活性剤、東邦化学工業(株)製) 0.5重量部
水 49.3重量部
上記各成分をスリーワンモータで1時間攪拌し、水性酸性染料インキを得た。
水性直接染料インキ
ウォータブラック100L(直接染料、オリエント化学工業(株)製) 30.0重量部
エチレングリコール 15.0重量部
尿素 5.0重量部
パラオキシ安息香酸プロピル 0.2重量部
ノナール310(界面活性剤、東邦化学工業(株)製) 0.5重量部
水 49.3重量部
上記各成分をスリーワンモータで1時間攪拌し、水性直接染料インキを得た。
【0055】
はじき性試験
各実施例、比較例で得た修正液を250μmアプリケーターで上質紙に塗布し、室温で24時間乾燥後する。その後水性染料ボールペンA、及び水性染料ボールペンBで直線を筆記し、筆跡のはじきの有無を筆記線幅で確認した。尚、上質紙に筆記した水性染料ボールペンAの筆記線幅は0.50mm、水性ボールペンBの筆記線幅は0.48mmであった。
【0056】
筆跡乾燥性試験
各実施例、比較例で得た修正液を250μmアプリケーターで上質紙に塗布し、室温で24時間乾燥後する。その後水性染料ボールペンA、及び水性染料ボールペンBで直線を筆記し、筆跡を10秒毎に上質紙で擦り、筆跡が塗り延ばされなくなった時間を筆跡乾燥時間とした。
【0057】
色沈み試験
各実施例、比較例で得た修正液を250μmのアプリケーターで上質紙に塗布し、室温で24時間乾燥する。その後水性染料ボールペンA、及び水性染料ボールペンBで直線を筆記し、直線を隙間なく50本筆記し、24時間後筆跡のY値をカラーコンピューターで測定した。尚、上質紙に水性染料ボールペンA、及び水性染料ボールペンBで直線を隙間なく50本筆記し、24時間後筆跡のY値は水性染料ボールペンAが5.9%、水性染料ボールペンBが6.1%であった。
【0058】
【表1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸化チタンと、炭化水素系有機溶剤と、アミン及び/またはアミドと、樹脂とを少なくとも含有する油性修正液。
【請求項2】
前記アミン及び/またはアミドが水酸基及び/又はカルボキシル基を有する化合物である請求項1記載の油性修正液。

【公開番号】特開2011−213824(P2011−213824A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−82154(P2010−82154)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(000005511)ぺんてる株式会社 (899)
【Fターム(参考)】