説明

油性液状クレンジング用組成物。

【課題】使用時に水が付着した状態でもさらに使用性が向上した油性液状クレンジング料を提供する。
【解決手段】イソノナン酸ポリグリセリルと25℃で液状またはペースト状の油剤を含む油性液状クレンジング用組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油性液状クレンジング用組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚の汚れやメイクアップ化粧料を落とす目的で、油性クレンジング料が上市されている。これはクレンジング効果を発揮させることを主眼として開発され、液状の物が数多く開発されている。従来の油性クレンジング料は、水で濡れた皮膚に使用すると、乳化物や懸濁物となって白濁するため、クレンジング力が著しく低下するという短所を有していた。しかし近年、有意な量の水が混入しても乳化、大きく増粘しない油性液状クレンジング用組成物が開発され、浴室や洗面台など手や顔が濡れた環境下で使用することができる製品として上市されている。
上記機能を持つ液状の油性クレンジング用組成物は、あらかじめ水を配合したものであるか、水を多量に可溶化できるように設計されており、製剤としての制約上すべてが低粘度のものであった。低粘度の油性液状クレンジング用組成物は手への取りにくさや手指からの垂れ落ちが問題であり、使用時に目的部分へ塗布することが難しい(特許文献1 特開2004−75566号公報)。また低粘度の油性液状クレンジング用組成物は、クレンジング中に塗布部に残りにくいため、直接肌をこする行為となり、それが肌への刺激や使用中の不快感につながっていた。
油性液状クレンジング用組成物を増粘する技術としては、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリルを用いて増粘し、使用中に手指から垂れ落ちることを防ぐ技術が開示されている(特許文献2 特開2003−267835号公報)。
【0003】
手や顔が濡れた環境下で、洗浄性を維持する油性液状クレンジング用組成物として、常温液状の油分を50質量%以上、HLBが5〜16の非イオン性界面活性剤を20〜40質量%含有する油性液状クレンジング用組成物(特許文献3 特開2006−225458号公報)、モノグリセリン脂肪酸エステルとポリグリセリン脂肪酸エステルと非イオン性界面活性剤と25℃で液状の油分と水を含有する油性液状クレンジング用組成物(特許文献4 特開2004−75566号公報)が知られている。
また、本出願人は、先に、使用時に手から垂れ落ちる事なく、目的部位に塗布しやすい優れた使用性、クレンジング時にのびが良く、かつ、浴室や洗面台など手や顔が濡れた環境下で使用が可能な油性クレンジングを提案した(特許文献5 特許第3729836号公報)。
しかしながら、さらに使用性に優れた油性液状クレンジング用組成物が望まれている。
【0004】
【特許文献1】特開2004−75566号公報
【特許文献2】特開2003−267835号公報
【特許文献3】特開2006−225458号公報
【特許文献4】特開2004−75566号公報
【特許文献5】特許第3729836号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明は、使用時に水が付着した状態でもさらに使用性が向上した油性液状クレンジング料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本研究者らは、前記の課題に取り組み、研究を重ねた結果、優れた性能を発揮する界面活性剤を見出し、本発明を完成させた。
本発明の主な構成は次のとおりである。
(1)イソノナン酸ポリグリセリルと25℃で液状またはペースト状の油剤を含む油性液状クレンジング用組成物。
(2)イソノナン酸ポリグリセリルのイソノナン酸のエステル化度が7〜10であり、ポリグリセリン残基の重合度が15〜25であることを特徴とする請求項1に記載の油性液状クレンジング用組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明の油性液状クレンジング用組成物は、水可溶性を向上したものであるので、手や顔に水滴がついた状態でも口紅やマスカラなどのメイク化粧料を除去する機能を維持できる。洗顔中や入浴中に手や顔に水がついて状態でも、メイク落としが可能となり、使用性が向上する。特に、本発明の油性液状クレンジング用組成物は、手に取った量と同等以上の水量が存在しても、クレンジング機能を十分に維持できる。
クレンジング力がアップするので、ファンデーション溶解性を向上、マスカラ、アイライナー溶解性を向上させることができる。ベースメーク、リップ、アイメーク、それぞれの溶解性に優れた油性液状クレンジング用組成物であるので多種のメイクに対応でき、汎用性が向上した。
また、本発明の油性液状クレンジング用組成物は、洗い流し時の乳化粒子径が細かくなり、洗い流し易い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下本発明の実施形態を更に詳細に説明する。界面活性剤としてイソノナン酸ポリグリセリルを配合した使用時に手や顔に水滴がついた状態でもクレンジングの作用機序が十分に維持できる油性液状クレンジング用組成物である。
本願発明の油性液状クレンジング用組成物は、界面活性剤であるイソノナン酸ポリグリセリルと25℃で液状またはペースト状の油剤を基本配合組成とし、イソノナン酸ポリグリセリル以外の非イオン性界面活性剤、油性増粘剤などを配合して使用感などを向上させることができる。
【0009】
本発明に用いるイソノナン酸ポリグリセリルはイソノナン酸とポリグリセリンをエステル結合させたものである。ポリグリセリンの重合度は15〜25が好ましい。1分子のポリグリセリンにエステル結合させるイソノナン酸の個数は7〜10が好ましい。
イソノナン酸ポリグリセリンを用いることにより、油性液状クレンジング用組成物が水を可溶化(W/O型マイクロエマルジョンの形成)する能力が向上し、濡れた皮膚に使用してもメーク除去機能が発揮される。さらに多量の水を加えて洗い流すときには、乳化粒子径が細かくなり、洗い流しに優れる。また、イソノナン酸ポリグリセリルを用いると、のびが向上し、クレンジング化粧料を皮膚を引っ張らず滑らかにすばやく顔全体に広げられる。
イソノナン酸ポリグリセリルの配合量は油性液状クレンジング用組成物の全量に対して1〜40質量%、特に4〜25質量%の範囲で配合することが好ましい。1質量%より少ない場合には組成物の洗浄性、水洗性が不十分になり、40質量%より多い場合は、流動性が悪くなったり、肌への刺激性が生じる可能性がある。
【0010】
本発明に用いる25℃で液状またはペースト状の油剤としては、例えばエステル油、動植物油、炭化水素油、シリコーン油、高級脂肪酸、高級アルコール等が挙げられる。 特にエステル油として、炭素数が6から10の脂肪酸と2価のアルコールとのジエステルを用いると、メイク化粧料との相溶性が高く、優れた洗浄機能を発揮する。炭素数が6から10の脂肪酸としては2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸等が挙げられる。炭素数が6から10の脂肪酸の中で、分岐脂肪酸が洗浄力により優れ、また、濡れた手で使える機能により優れる。2価のアルコールとしてはエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2−ペンタンジオール等が挙げられる。2価のアルコールの中でもプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールがより高い洗浄力を得るために好ましい。
炭素数が6から10の脂肪酸と2価のアルコールとのジエステルとして、具体的にはジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジ2−エチルヘキサン酸プロピレングリコール、ジ2−エチルヘキサン酸1,3−ブチレングリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ジプロピレングリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸1,2−ペンタンジオール、ジイソノナン酸エチレングリコール、ジイソノナン酸プロピレングリコール、ジイソノナン酸1,3−ブチレングリコール、ジイソノナン酸ジプロピレングリコール、ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール、ジイソノナン酸1,2−ペンタンジオール、ジカプロン酸エチレングリコール、ジカプロン酸プロピレングリコール、ジカプロン酸1,3−ブチレングリコール、ジカプロン酸ジプロピレングリコール、ジカプロン酸ネオペンチルグリコール、ジカプロン酸1,2−ペンタンジオール、ジカプリル酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリル酸1,3−ブチレングリコール、ジカプリル酸ジプロピレングリコール、ジカプリル酸ネオペンチルグリコール、ジカプリル酸1,2−ペンタンジオール、ジカプリン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸1,3−ブチレングリコール、ジカプリン酸ジプロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸1,2−ペンタンジオール等が挙げられる。
その他のエステル油としては、イソノナン酸2−エチルへキシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、パルミチン酸オクチル、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、イソステアリン酸トレハロースエステルズ等が挙げられる。
【0011】
動植物油としてはオリーブ油、ホホバ油等、炭化水素油としては流動パラフィン、スクワラン等、シリコーン油としてはメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等、高級脂肪酸としてはイソステアリン酸、オレイン酸等、高級アルコールとしてはオクチルドデカノール、オレイルアルコール等が挙げられる。
本発明に用いる25℃で液状またはペースト状の油剤の配合量は油性液状クレンジング用組成物の全量に対して、40〜95質量%が好ましい。40質量%未満では、メイク化粧料を肌から浮き出させる効果が乏しくなり、95質量%を超えるとメイク化粧料をなじませた後の洗い流しが困難となる。
【0012】
本発明の油性液状クレンジング用組成物には、イソノナン酸ポリグリセリル以外の非イオン界面活性剤を配合することができる。非イオン性界面活性剤を配合することにより、メイク化粧料をなじませた後の、洗い流し性能を向上させることが可能となる。本発明に用いる非イオン性界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル類として、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸ポリグリセリル−10、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−10、カプリン酸ポリグリセリル−10、ラウリン酸ポリグリセリル−5、カプリン酸ポリグリセリル−2等、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類として、ポリオキシエチレン(10)イソステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(10)オクチルドデシルエーテル等、ソルビタン脂肪酸エステル類として、イソステアリン酸ソルビタン、ラウリン酸ソルビタン、ヤシ脂肪酸ソルビタン等、脂肪酸ポリエチレングリコール類として、イソステアリン酸ポリエチレングリコール(8)、オレイン酸ポリエチレングリコール(10)等、ポリオキシエチレンヒマシ油類として、ポリエチレングリコール(30)水添ヒマシ油等、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類として、ヤシ油脂肪酸ポリエチレングリコール(20)ソルビタン等、ポリオキシエチレングリセリルエーテル脂肪酸エステル類として、イソステアリン酸ポリエチレングリコール(40)グリセリル、トリイソステアリン酸ポリエチレングリコール(30)グリセリル等が挙げられる。
【0013】
本発明の油性液状クレンジング用組成物には油性増粘剤を配合することができる。油性増粘剤としては、ステアリン酸イヌリン、ベヘン酸/エイコサン二酸グリセリル、パルミチン酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン等が挙げられる。
【0014】
その他、化粧品に常用される各種原料を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【実施例】
【0015】
以下に実施例を挙げて具体的に説明するが、これに限定されるものではない。
表1に示す組成にて、各成分を80℃で混合し、室温まで冷却して実施例1〜5、比較例1の油性液状クレンジング用組成物を調製した。比較例1の油性液状クレンジング用組成物は従来技術(特許文献5)に基づいて調製した。
【0016】
【表1】

【0017】
実施例のうち、実施例1と比較例1を以下の評価試験1〜3で比較した。
【0018】
<評価試験1>
以下の手順により、実施例1、比較例1の油性液状クレンジング用組成物に水を添加したときのクレンジング力を測定した。
(1)バイオスキン(ビューラックス社製)を分光測色計にて測色(入光角45度、測定角0度)した。
(2)2cm×2cm範囲に口紅0.01gを均一に塗布塗布した(n=3)。
(3)10分乾燥後、分光測色計で口紅塗布後のバイオスキンを分光測色計にて測色(入光角45度、測定角0度)した。
(4)実施例1、比較例1の油性液状クレンジング用組成物に、油性液状クレンジング用組成物の量に対して、60、80、100、120、140質量%量の精製水を添加した(60、80、100、120、140質量%量の精製水を添加したときの油性液状クレンジング用組成物と精製水の質量比は1:0.6、1:0.8、1:1、1:1.2、1:1.4である)。
(5)実施例1、比較例1の油性液状クレンジング用組成物、(4)で調製した精製水を添加した実施例1、比較例1の油性液状クレンジング用組成物を口紅塗布後のバイオスキンに0.1g塗布し、指で10往復摩擦し、口紅となじませた。
(6)水洗後、バイオスキンを分光測色計にて測色(入光角45度、測定角0度)した。
(7)(1)の測色値L*(1)、a*(1)、b*(1)、(3)の測色値L*(3)、a*(3)、b*(3)、(6)の測色値L*(6)、a*(6)、b*(6)を用いて以下の式により、口紅の残存率を算出した。
【0019】
口紅塗布後のバイオスキンと口紅塗布前のバイオスキンの色差(R1)

R1=[(L*(3)−L*(1))+(a*(3)−a*(1))+(b*(3)−b*(1))1/2

洗浄後のバイオスキンと口紅塗布前のバイオスキンの色差(R2)

R2=[(L*(6)−L*(1))+(a*(6)−a*(1))+(b*(6)−b*(1))1/2

口紅の残存率=(R2/R1)*100 (%)

【0020】
油性液状クレンジング用組成物に添加する精製水の量と口紅の残存率の関係を表2、図1に示す。
【0021】
【表2】

【0022】
濡れた状態の手、顔の水分付着量(ml)と油性液状クレンジング組成物の使用量2mlとしたときの水の添加量を表3に示す。この結果、洗顔や入浴時に使用する場合でも、120%以内の水の添加量と想定されるので、表2の結果を当てはめると、濡らした顔と手で扱っても、本実施例は十分な洗浄力を発揮することがわかる。
【0023】
【表3】

【0024】
<評価試験2>
実施例1と比較例1の油性液状クレンジング用組成物について、洗い流し易さを評価するために、以下の手順により、多量の水を加えたときのO/W乳化粒子径を測定した。
(1)1gの油性液状クレンジング用組成物に0.5mLの精製水を添加混合し1分間放置する。その後、20mLの精製水を添加し、攪拌する。
(2)(1)の混合液の乳化粒子径をレーザー回折式粒度分布測定装置(Malvern Instruments Ltd.製マスターサイザー2000)で測定した。
結果を図2に示す。
比較例1の油性液状クレンジング用組成物を洗い流すときの体積平均乳化粒子径は630nmであるのにたいして、実施例1の油性液状クレンジング用組成物を洗い流すときの体積平均乳化粒子径は190nmであり、比較例と比べて微細である。また、図2に示したとおり、実施例1に多量の水を加えたときの乳化粒子径の分布は狭い。従って、実施例1の油性液状クレンジング用組成物はすっきり洗い流すことが可能であり、洗い流し性能に優れる。
【0025】
<評価試験3:使用性(官能試験)>
顔と手を濡らした状態でのクレンジング力、洗い流し易さ、塗布時ののびを33人のパネラーに評価させた。比較例1を基準として、実施例1を以下の基準により評価した。
5点:非常に優れる
4点:優れる
3点:同等
2点:劣る
1点:非常に劣る
結果を表4に示す。
【0026】
【表4】

【0027】
実施例1は比較例1と比べて、「顔と手を濡らした状態でのクレンジング力」、「洗い流し易さ」については非常に優れ、「塗布時ののび」について優れるものであった。
【0028】
<評価試験4:市販品との比較>
濡れた状態でも使える市販品の油性液状クレンジング用組成物を比較例2,3として、実施例1と120%精製水添加時のクレンジング力を比較した。クレンジング力は評価試験1の方法で実施した。結果を表5に示す。
比較例2,3の主な配合成分を以下に示す。
【0029】
[比較例2]
流動パラフィン、イソステアリン酸PEG(8)グリセリル、オクタン酸セチル、シクロジメチルポリシロキサン、イソステアリン酸、グリセリン、水
【0030】
[比較例3]
流動パラフィン、シクロジメチルポリシロキサン、ラウリン酸PEG(12)、水、パルミチン酸イソプロピル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ポリエチレングリコールトリデシルエーテル
【0031】
【表5】

【0032】
比較例2、比較例3の市販品と比べて実施例1の耐水性は格段に優れている。
【0033】
処方例1
成分 配合量(質量%)
ヘプタイソノナン酸ポリグリセリル-15 10
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 15
オクチルドデカノール 4.5
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 28.99
ジイソノナン酸プロピレングリコール 30
シクロヘキサシロキサン 10
コメヌカ油 1
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル 0.5
グリチルレチン酸ステアリル 0.01
【0034】
処方例2
成分 配合量(質量%)
ノナイソノナン酸ポリグリセリル-25 15
ジイソステアリン酸デカグリセリン 15
スクワラン 10
オリーブ油 10
ジ2-エチルヘキサン酸1,3-ブチレングリコール 42.99
シクロヘキサシロキサン 5
コメヌカ油 1
イソステアリン酸トレハロースエステルズ 0.5
ステアリン酸イヌリン 0.5
グリチルレチン酸ステアリル 0.01
【0035】
処方例3
成分 配合量(質量%)
オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20 8
ジイソステアリン酸デカグリセリン 12
2-エチルヘキサン酸セチル 55.79
ジイソノナン酸1,3-ブチレングリコール 15
シクロヘキサシロキサン 7
コメヌカ油 2
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン 0.2
グリチルレチン酸ステアリル 0.01
【0036】
処方例4
成分 配合量(質量%)
オクタイソノナン酸ポリグリセリル-15 6
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 12
ジカプリル酸プロピレングリコール 40
2-エチルヘキサン酸セチル 32.69
メチルフェニルポリシロキサン 3
シクロペンタシロキサン 4
コメヌカ油 0.5
イソステアリン酸トレハロースエステルズ 0.1
ステアリン酸イヌリン 0.5
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル 1.2
グリチルレチン酸ステアリル 0.01
【0037】
処方例5
成分 配合量(質量%)
オクタイソノナン酸ポリグリセリル-25 4
ジイソステアリン酸デカグリセリン 10
ジイソノナン酸1,3-ブチレングリコール 40
2-エチルヘキサン酸セチル 28.29
オリーブ油 10
メチルフェニルポリシロキサン 1
シクロヘキサシロキサン 5
コメヌカ油 1
パルミチン酸デキストリン 0.2
ステアリン酸イヌリン 0.5
グリチルレチン酸ステアリル 0.01
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】水添加時のクレンジング力変化を示すグラフ
【図2】水洗時乳化粒子粒度分布を示すグラフ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イソノナン酸ポリグリセリルと25℃で液状またはペースト状の油剤を含む油性液状クレンジング用組成物。
【請求項2】
イソノナン酸ポリグリセリルのイソノナン酸のエステル化度が7〜10であり、ポリグリセリン残基の重合度が15〜25であることを特徴とする請求項1に記載の油性液状クレンジング用組成物。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−242253(P2009−242253A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−88155(P2008−88155)
【出願日】平成20年3月28日(2008.3.28)
【特許番号】特許第4189886号(P4189886)
【特許公報発行日】平成20年12月3日(2008.12.3)
【出願人】(593106918)株式会社ファンケル (310)
【Fターム(参考)】