治療に有用なトリアゾール化合物
月経困難症の治療に有用である、式(I)で示される化合物、又はその製薬的に受容される誘導体、式(I)において、Vは、−(CH2)d(O)e−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;Wは、−O−、−S(O)a−又は−N(R1)−であり、R1は、H、C1−C6アルキル、(CH2)bCOR2、CO(CH2)bNR2R3、SO2R2、(CH2)cOR2、(CH2)cNR2R3又は(CH2)bhet1を表し、het1は、O、N又はSから選択された1つ以上のヘテロ原子を含有する3〜8原子の飽和又は不飽和複素環を表し、これは場合によってはC1−C6アルキルによって置換される;XとYは、独立的に、H、C1−C6アルキル、ハロゲン、OH、CF3、OCF3、OR4を表す;Zは、−(CH2)f(O)g−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;A環は、場合によってはOHによって置換され、場合によっては少なくとも1つの環NがOによって置換される、4〜7員飽和N含有複素環を表す;B環は、場合によってはOH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換される、フェニル又は4〜7員不飽和N含有複素環を表し、該複素環において、場合によっては少なくとも1つの環NはOによって置換される;R2とR3は、独立的に、H、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]、C1−C6アルキルオキシ、N(C1−C6アルキル)2又は[C3−C8シクロアルキル]を表す;或いは、R2とR3は、それらが付着する窒素原子と共に、独立的に、場合によってはC1−C6アルキルによって置換される、3〜8原子の複素環を表す;R4は、直鎖又は分枝鎖C1−C6アルキルを表す;aとcは、独立的に、0、1又は2を表す;b、e及びgは、独立的に、0又は1を表す;及びdとfは、独立的に、1又は2を表す。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
で示される化合物、又はその製薬的に受容される誘導体、上記式中、
Vは、−(CH2)d(O)e−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
Wは、−O−、−S(O)a−又は−N(R1)−であり、R1は、H、C1−C6アルキル、(CH2)bCOR2、CO(CH2)bNR2R3、SO2R2、(CH2)cOR2、(CH2)cNR2R3又は(CH2)bhet1を表し、het1は、O、N又はSから選択された1つ以上のヘテロ原子を含有する3〜8原子の飽和又は不飽和複素環を表し、これは場合によってはC1−C6アルキルによって置換される;
XとYは、独立的に、H、C1−C6アルキル、ハロゲン、OH、CF3、OCF3、OR4を表す;
Zは、−(CH2)f(O)g−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
A環は、場合によってはOHによって置換され、場合によっては少なくとも1つの環NがOによって置換される、4〜7員飽和N含有複素環を表す;
B環は、場合によってはOH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換される、フェニル又は4〜7員不飽和N含有複素環を表し、該複素環において、場合によっては少なくとも1つの環NはOによって置換される;
R2とR3は、独立的に、H、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]、C1−C6アルキルオキシ、N(C1−C6アルキル)2又は[C3−C8シクロアルキル]を表す;或いは、R2とR3は、それらが付着する窒素原子と共に、独立的に、場合によってはC1−C6アルキルによって置換される、3〜8原子の複素環を表す;
R4は、直鎖又は分枝鎖C1−C6アルキルを表す;
aとcは、独立的に、0、1又は2を表す;
b、e及びgは、独立的に、0又は1を表す;及び
dとfは、独立的に、1又は2を表す。
【請求項2】
WがNR1を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1がH、C1−C6アルキル、−(CH2)bCOR2又はSO2R2である、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R1がメチルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R2が、場合によっては、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]又はNMe2によって置換される、モルホリニル又はピリミジニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項6】
XがHである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
Yが、それが付着するフェニレン環の4位(式(I)のナンバリングによる)に存在する、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
Yがクロロである、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
A環が、A環の窒素原子を介して、B環に連結する、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
A環がピペリジニル(場合によっては、OHによって置換され、また場合によっては、少なくとも1つのNはOによって置換される)を表す、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
B環がピリジニル又はピリミジニル(場合によっては、OH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換され、また場合によっては、少なくとも1つの環NはOによって置換される)を表す、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
B環がピリジニルを表す、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
Vが−CH2−を表す、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
Zが−CH2−を表す、請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
R2とR3が、それらが付着する窒素と共に、複素環を表し、該複素環が、場合によってはC1−C6アルキルによって置換された、ピペラジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリミジニル、テトラヒドロピラニル、又はモルホリニルから選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
8−クロロ−5−メチル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
8−クロロ−5−イソプロピル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−エタノン二塩酸塩;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メチル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
13−クロロ−8−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−8−オキサ−2,4,5−トリアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン;
[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン;
(+)若しくは(−)8−クロロ−5−(4−メチル−モルホリン−2−イルメチル)−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−ピリミジン−2−イル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
8−クロロ−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
13−クロロ−9−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,9−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−8−メチル−3−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;又はこれらの製薬的に受容される誘導体から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項17】
薬剤としての、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項18】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療方法であって、このような障害に罹患した患者に、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の治療有効量を投与することを含む方法。
【請求項19】
障害が月経困難症(原発性及び続発性)である、請求項18記載の方法。
【請求項20】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項21】
月経困難症(原発性及び続発性)の治療のための、請求項20記載の使用。
【請求項22】
請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を、製薬的に受容される賦形剤、希釈剤又はキャリヤーと共に含む薬剤組成物。
【請求項23】
式(II)、(III)、(X)、(XV)、(XXIV)及び(XXV):
【化2】
[式中、W、X、Y、Z、環AとB、及びnは、請求項1で定義した通りであり、LGは適当な脱離基を表す]
で示される中間体。
【請求項24】
式(II):
【化3】
[式中、環AとB、基W、X、Y及びnは上記で定義した通りである]
で示される化合物を酸触媒と反応させることを含む、請求項1記載の式(I)化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法。
【請求項25】
請求項1で定義した、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(III):
【化4】
で示される化合物を、式(IV):
【化5】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z’は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項26】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化6】
で示される化合物を、式(VI):
【化7】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z”は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項27】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化8】
で示される化合物を、式(VII):
【化9】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、X、Y及びnは請求項1で定義した通りである。
【請求項28】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化10】
で示される化合物を、式(XXIV):
【化11】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【請求項29】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化12】
で示される化合物を、式(XXV):
【化13】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
で示される化合物、又はその製薬的に受容される誘導体、上記式中、
Vは、−(CH2)d(O)e−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
Wは、−O−、−S(O)a−又は−N(R1)−であり、R1は、H、C1−C6アルキル、(CH2)bCOR2、CO(CH2)bNR2R3、SO2R2、(CH2)cOR2、(CH2)cNR2R3又は(CH2)bhet1を表し、het1は、O、N又はSから選択された1つ以上のヘテロ原子を含有する3〜8原子の飽和又は不飽和複素環を表し、これは場合によってはC1−C6アルキルによって置換される;
XとYは、独立的に、H、C1−C6アルキル、ハロゲン、OH、CF3、OCF3、OR4を表す;
Zは、−(CH2)f(O)g−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
A環は、場合によってはOHによって置換され、場合によっては少なくとも1つの環NがOによって置換される、4〜7員飽和N含有複素環を表す;
B環は、場合によってはOH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換される、フェニル又は4〜7員不飽和N含有複素環を表し、該複素環において、場合によっては少なくとも1つの環NはOによって置換される;
R2とR3は、独立的に、H、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]、C1−C6アルキルオキシ、N(C1−C6アルキル)2又は[C3−C8シクロアルキル]を表す;或いは、R2とR3は、それらが付着する窒素原子と共に、独立的に、場合によってはC1−C6アルキルによって置換される、3〜8原子の複素環を表す;
R4は、直鎖又は分枝鎖C1−C6アルキルを表す;
aとcは、独立的に、0、1又は2を表す;
b、e及びgは、独立的に、0又は1を表す;及び
dとfは、独立的に、1又は2を表す。
【請求項2】
WがNR1を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1がH、C1−C6アルキル、−(CH2)bCOR2又はSO2R2である、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R1がメチルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R2が、場合によっては、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]又はNMe2によって置換される、モルホリニル又はピリミジニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項6】
XがHである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
Yが、それが付着するフェニレン環の4位(式(I)のナンバリングによる)に存在する、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
Yがクロロである、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
A環が、A環の窒素原子を介して、B環に連結する、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
A環がピペリジニル(場合によっては、OHによって置換され、また場合によっては、少なくとも1つのNはOによって置換される)を表す、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
B環がピリジニル又はピリミジニル(場合によっては、OH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換され、また場合によっては、少なくとも1つの環NはOによって置換される)を表す、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
B環がピリジニルを表す、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
Vが−CH2−を表す、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
Zが−CH2−を表す、請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
R2とR3が、それらが付着する窒素と共に、複素環を表し、該複素環が、場合によってはC1−C6アルキルによって置換された、ピペラジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリミジニル、テトラヒドロピラニル、又はモルホリニルから選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
8−クロロ−5−メチル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
8−クロロ−5−イソプロピル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−エタノン二塩酸塩;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メチル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
13−クロロ−8−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−8−オキサ−2,4,5−トリアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン;
[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン;
(+)若しくは(−)8−クロロ−5−(4−メチル−モルホリン−2−イルメチル)−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−ピリミジン−2−イル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
8−クロロ−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
13−クロロ−9−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,9−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−8−メチル−3−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;又はこれらの製薬的に受容される誘導体から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項17】
薬剤としての、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項18】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療方法であって、このような障害に罹患した患者に、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の治療有効量を投与することを含む方法。
【請求項19】
障害が月経困難症(原発性及び続発性)である、請求項18記載の方法。
【請求項20】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項21】
月経困難症(原発性及び続発性)の治療のための、請求項20記載の使用。
【請求項22】
請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を、製薬的に受容される賦形剤、希釈剤又はキャリヤーと共に含む薬剤組成物。
【請求項23】
式(II)、(III)、(X)、及び(XV):
【化2】
[式中、V、W、X、Y、Z、環AとB、及びnは、請求項1で定義した通りであり、LGは適当な脱離基を表す]
で示される中間体。
【請求項24】
式(II):
【化3】
[式中、環AとB、基V、W、X、Y、Z及びnは上記で定義した通りである]
で示される化合物を酸触媒と反応させることを含む、請求項1記載の式(I)化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法。
【請求項25】
請求項1で定義した、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(III):
【化4】
で示される化合物を、式(IV):
【化5】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z’は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項26】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化6】
で示される化合物を、式(VI):
【化7】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z”は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項27】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化8】
で示される化合物を、式(VII):
【化9】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、X、Y及びnは請求項1で定義した通りである。
【請求項28】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化10】
で示される化合物を、式(XXIV):
【化11】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【請求項29】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化12】
で示される化合物を、式(XXV):
【化13】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
で示される化合物、又はその製薬的に受容される誘導体、上記式中、
Vは、−(CH2)d(O)e−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
Wは、−O−、−S(O)a−又は−N(R1)−であり、R1は、H、C1−C6アルキル、(CH2)bCOR2、CO(CH2)bNR2R3、SO2R2、(CH2)cOR2、(CH2)cNR2R3又は(CH2)bhet1を表し、het1は、O、N又はSから選択された1つ以上のヘテロ原子を含有する3〜8原子の飽和又は不飽和複素環を表し、これは場合によってはC1−C6アルキルによって置換される;
XとYは、独立的に、H、C1−C6アルキル、ハロゲン、OH、CF3、OCF3、OR4を表す;
Zは、−(CH2)f(O)g−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
A環は、場合によってはOHによって置換され、場合によっては少なくとも1つの環NがOによって置換される、4〜7員飽和N含有複素環を表す;
B環は、場合によってはOH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換される、フェニル又は4〜7員不飽和N含有複素環を表し、該複素環において、場合によっては少なくとも1つの環NはOによって置換される;
R2とR3は、独立的に、H、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]、C1−C6アルキルオキシ、N(C1−C6アルキル)2又は[C3−C8シクロアルキル]を表す;或いは、R2とR3は、それらが付着する窒素原子と共に、独立的に、場合によってはC1−C6アルキルによって置換される、3〜8原子の複素環を表す;
R4は、直鎖又は分枝鎖C1−C6アルキルを表す;
aとcは、独立的に、0、1又は2を表す;
b、e及びgは、独立的に、0又は1を表す;及び
dとfは、独立的に、1又は2を表す。
【請求項2】
WがNR1を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1がH、C1−C6アルキル、−(CH2)bCOR2又はSO2R2である、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R1がメチルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R2が、場合によっては、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]又はNMe2によって置換される、モルホリニル又はピリミジニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項6】
XがHである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
Yが、それが付着するフェニレン環の4位(式(I)のナンバリングによる)に存在する、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
Yがクロロである、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
A環が、A環の窒素原子を介して、B環に連結する、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
A環がピペリジニル(場合によっては、OHによって置換され、また場合によっては、少なくとも1つのNはOによって置換される)を表す、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
B環がピリジニル又はピリミジニル(場合によっては、OH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換され、また場合によっては、少なくとも1つの環NはOによって置換される)を表す、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
B環がピリジニルを表す、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
Vが−CH2−を表す、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
Zが−CH2−を表す、請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
R2とR3が、それらが付着する窒素と共に、複素環を表し、該複素環が、場合によってはC1−C6アルキルによって置換された、ピペラジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリミジニル、テトラヒドロピラニル、又はモルホリニルから選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
8−クロロ−5−メチル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
8−クロロ−5−イソプロピル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−エタノン二塩酸塩;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メチル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
13−クロロ−8−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−8−オキサ−2,4,5−トリアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン;
[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン;
(+)若しくは(−)8−クロロ−5−(4−メチル−モルホリン−2−イルメチル)−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−ピリミジン−2−イル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
8−クロロ−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
13−クロロ−9−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,9−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−8−メチル−3−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;又はこれらの製薬的に受容される誘導体から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれかに記載の化合物又はその製薬的に受容される誘導体を含む薬剤。
【請求項18】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療用である、請求項17に記載の薬剤。
【請求項19】
障害が月経困難症(原発性又は続発性)である、請求項18記載の薬剤。
【請求項20】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物又はその製薬的に受容される誘導体の使用。
【請求項21】
月経困難症(原発性又は続発性)の治療のための、請求項20記載の使用。
【請求項22】
請求項1〜16のいずれかに記載の化合物又はその製薬的に受容される誘導体を、製薬的に受容される賦形剤、希釈剤又はキャリヤーと共に含む薬剤組成物。
【請求項23】
式(II)、(III)、(X)、及び(XV):
【化2】
[式中、V、W、X、Y、Z、環AとB、及びnは、請求項1で定義した通りであり、LGは適当な脱離基を表す]
で示される中間体。
【請求項24】
式(II):
【化3】
[式中、環AとB、基V、W、X、Y、Z及びnは上記で定義した通りである]
で示される化合物を酸触媒と反応させることを含む、請求項1記載の式(I)化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法。
【請求項25】
請求項1で定義した、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(III):
【化4】
で示される化合物を、式(IV):
【化5】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z’は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項26】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化6】
で示される化合物を、式(VI):
【化7】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z”は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項27】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化8】
で示される化合物を、式(VII):
【化9】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、X、Y及びnは請求項1で定義した通りである。
【請求項28】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化10】
で示される化合物を、式(XXIV):
【化11】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【請求項29】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化12】
で示される化合物を、式(XXV):
【化13】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【請求項1】
式(I):
【化1】
で示される化合物、又はその製薬的に受容される誘導体、上記式中、
Vは、−(CH2)d(O)e−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
Wは、−O−、−S(O)a−又は−N(R1)−であり、R1は、H、C1−C6アルキル、(CH2)bCOR2、CO(CH2)bNR2R3、SO2R2、(CH2)cOR2、(CH2)cNR2R3又は(CH2)bhet1を表し、het1は、O、N又はSから選択された1つ以上のヘテロ原子を含有する3〜8原子の飽和又は不飽和複素環を表し、これは場合によってはC1−C6アルキルによって置換される;
XとYは、独立的に、H、C1−C6アルキル、ハロゲン、OH、CF3、OCF3、OR4を表す;
Zは、−(CH2)f(O)g−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
A環は、場合によってはOHによって置換され、場合によっては少なくとも1つの環NがOによって置換される、4〜7員飽和N含有複素環を表す;
B環は、場合によってはOH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換される、フェニル又は4〜7員不飽和N含有複素環を表し、該複素環において、場合によっては少なくとも1つの環NはOによって置換される;
R2とR3は、独立的に、H、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]、C1−C6アルキルオキシ、N(C1−C6アルキル)2又は[C3−C8シクロアルキル]を表す;或いは、R2とR3は、それらが付着する窒素原子と共に、独立的に、場合によってはC1−C6アルキルによって置換される、3〜8原子の複素環を表す;
R4は、直鎖又は分枝鎖C1−C6アルキルを表す;
aとcは、独立的に、0、1又は2を表す;
b、e及びgは、独立的に、0又は1を表す;及び
dとfは、独立的に、1又は2を表す。
【請求項2】
WがNR1を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1がH、C1−C6アルキル、−(CH2)bCOR2又はSO2R2である、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R1がメチルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R2が、場合によっては、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]又はNMe2によって置換される、モルホリニル又はピリミジニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項6】
XがHである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
Yが、それが付着するフェニレン環の4位(式(I)のナンバリングによる)に存在する、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
Yがクロロである、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
A環が、A環の窒素原子を介して、B環に連結する、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
A環がピペリジニル(場合によっては、OHによって置換され、また場合によっては、少なくとも1つのNはOによって置換される)を表す、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
B環がピリジニル又はピリミジニル(場合によっては、OH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換され、また場合によっては、少なくとも1つの環NはOによって置換される)を表す、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
B環がピリジニルを表す、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
Vが−CH2−を表す、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
Zが−CH2−を表す、請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
R2とR3が、それらが付着する窒素と共に、複素環を表し、該複素環が、場合によってはC1−C6アルキルによって置換された、ピペラジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリミジニル、テトラヒドロピラニル、又はモルホリニルから選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
8−クロロ−5−メチル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
8−クロロ−5−イソプロピル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−エタノン二塩酸塩;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メチル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
13−クロロ−8−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−8−オキサ−2,4,5−トリアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン;
[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン;
(+)若しくは(−)8−クロロ−5−(4−メチル−モルホリン−2−イルメチル)−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−ピリミジン−2−イル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
8−クロロ−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
13−クロロ−9−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,9−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−8−メチル−3−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;又はこれらの製薬的に受容される誘導体から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項17】
薬剤としての、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項18】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療方法であって、このような障害に罹患した患者に、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の治療有効量を投与することを含む方法。
【請求項19】
障害が月経困難症(原発性及び続発性)である、請求項18記載の方法。
【請求項20】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項21】
月経困難症(原発性及び続発性)の治療のための、請求項20記載の使用。
【請求項22】
請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を、製薬的に受容される賦形剤、希釈剤又はキャリヤーと共に含む薬剤組成物。
【請求項23】
式(II)、(III)、(X)、(XV)、(XXIV)及び(XXV):
【化2】
[式中、W、X、Y、Z、環AとB、及びnは、請求項1で定義した通りであり、LGは適当な脱離基を表す]
で示される中間体。
【請求項24】
式(II):
【化3】
[式中、環AとB、基W、X、Y及びnは上記で定義した通りである]
で示される化合物を酸触媒と反応させることを含む、請求項1記載の式(I)化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法。
【請求項25】
請求項1で定義した、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(III):
【化4】
で示される化合物を、式(IV):
【化5】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z’は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項26】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化6】
で示される化合物を、式(VI):
【化7】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z”は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項27】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化8】
で示される化合物を、式(VII):
【化9】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、X、Y及びnは請求項1で定義した通りである。
【請求項28】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化10】
で示される化合物を、式(XXIV):
【化11】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【請求項29】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化12】
で示される化合物を、式(XXV):
【化13】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
で示される化合物、又はその製薬的に受容される誘導体、上記式中、
Vは、−(CH2)d(O)e−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
Wは、−O−、−S(O)a−又は−N(R1)−であり、R1は、H、C1−C6アルキル、(CH2)bCOR2、CO(CH2)bNR2R3、SO2R2、(CH2)cOR2、(CH2)cNR2R3又は(CH2)bhet1を表し、het1は、O、N又はSから選択された1つ以上のヘテロ原子を含有する3〜8原子の飽和又は不飽和複素環を表し、これは場合によってはC1−C6アルキルによって置換される;
XとYは、独立的に、H、C1−C6アルキル、ハロゲン、OH、CF3、OCF3、OR4を表す;
Zは、−(CH2)f(O)g−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
A環は、場合によってはOHによって置換され、場合によっては少なくとも1つの環NがOによって置換される、4〜7員飽和N含有複素環を表す;
B環は、場合によってはOH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換される、フェニル又は4〜7員不飽和N含有複素環を表し、該複素環において、場合によっては少なくとも1つの環NはOによって置換される;
R2とR3は、独立的に、H、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]、C1−C6アルキルオキシ、N(C1−C6アルキル)2又は[C3−C8シクロアルキル]を表す;或いは、R2とR3は、それらが付着する窒素原子と共に、独立的に、場合によってはC1−C6アルキルによって置換される、3〜8原子の複素環を表す;
R4は、直鎖又は分枝鎖C1−C6アルキルを表す;
aとcは、独立的に、0、1又は2を表す;
b、e及びgは、独立的に、0又は1を表す;及び
dとfは、独立的に、1又は2を表す。
【請求項2】
WがNR1を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1がH、C1−C6アルキル、−(CH2)bCOR2又はSO2R2である、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R1がメチルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R2が、場合によっては、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]又はNMe2によって置換される、モルホリニル又はピリミジニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項6】
XがHである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
Yが、それが付着するフェニレン環の4位(式(I)のナンバリングによる)に存在する、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
Yがクロロである、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
A環が、A環の窒素原子を介して、B環に連結する、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
A環がピペリジニル(場合によっては、OHによって置換され、また場合によっては、少なくとも1つのNはOによって置換される)を表す、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
B環がピリジニル又はピリミジニル(場合によっては、OH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換され、また場合によっては、少なくとも1つの環NはOによって置換される)を表す、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
B環がピリジニルを表す、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
Vが−CH2−を表す、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
Zが−CH2−を表す、請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
R2とR3が、それらが付着する窒素と共に、複素環を表し、該複素環が、場合によってはC1−C6アルキルによって置換された、ピペラジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリミジニル、テトラヒドロピラニル、又はモルホリニルから選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
8−クロロ−5−メチル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
8−クロロ−5−イソプロピル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−エタノン二塩酸塩;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メチル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
13−クロロ−8−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−8−オキサ−2,4,5−トリアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン;
[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン;
(+)若しくは(−)8−クロロ−5−(4−メチル−モルホリン−2−イルメチル)−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−ピリミジン−2−イル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
8−クロロ−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
13−クロロ−9−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,9−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−8−メチル−3−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;又はこれらの製薬的に受容される誘導体から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項17】
薬剤としての、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項18】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療方法であって、このような障害に罹患した患者に、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の治療有効量を投与することを含む方法。
【請求項19】
障害が月経困難症(原発性及び続発性)である、請求項18記載の方法。
【請求項20】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項21】
月経困難症(原発性及び続発性)の治療のための、請求項20記載の使用。
【請求項22】
請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を、製薬的に受容される賦形剤、希釈剤又はキャリヤーと共に含む薬剤組成物。
【請求項23】
式(II)、(III)、(X)、及び(XV):
【化2】
[式中、V、W、X、Y、Z、環AとB、及びnは、請求項1で定義した通りであり、LGは適当な脱離基を表す]
で示される中間体。
【請求項24】
式(II):
【化3】
[式中、環AとB、基V、W、X、Y、Z及びnは上記で定義した通りである]
で示される化合物を酸触媒と反応させることを含む、請求項1記載の式(I)化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法。
【請求項25】
請求項1で定義した、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(III):
【化4】
で示される化合物を、式(IV):
【化5】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z’は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項26】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化6】
で示される化合物を、式(VI):
【化7】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z”は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項27】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化8】
で示される化合物を、式(VII):
【化9】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、X、Y及びnは請求項1で定義した通りである。
【請求項28】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化10】
で示される化合物を、式(XXIV):
【化11】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【請求項29】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化12】
で示される化合物を、式(XXV):
【化13】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
で示される化合物、又はその製薬的に受容される誘導体、上記式中、
Vは、−(CH2)d(O)e−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
Wは、−O−、−S(O)a−又は−N(R1)−であり、R1は、H、C1−C6アルキル、(CH2)bCOR2、CO(CH2)bNR2R3、SO2R2、(CH2)cOR2、(CH2)cNR2R3又は(CH2)bhet1を表し、het1は、O、N又はSから選択された1つ以上のヘテロ原子を含有する3〜8原子の飽和又は不飽和複素環を表し、これは場合によってはC1−C6アルキルによって置換される;
XとYは、独立的に、H、C1−C6アルキル、ハロゲン、OH、CF3、OCF3、OR4を表す;
Zは、−(CH2)f(O)g−、−CO−又は−CH(C1−C6アルキル)−を表す;
A環は、場合によってはOHによって置換され、場合によっては少なくとも1つの環NがOによって置換される、4〜7員飽和N含有複素環を表す;
B環は、場合によってはOH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換される、フェニル又は4〜7員不飽和N含有複素環を表し、該複素環において、場合によっては少なくとも1つの環NはOによって置換される;
R2とR3は、独立的に、H、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]、C1−C6アルキルオキシ、N(C1−C6アルキル)2又は[C3−C8シクロアルキル]を表す;或いは、R2とR3は、それらが付着する窒素原子と共に、独立的に、場合によってはC1−C6アルキルによって置換される、3〜8原子の複素環を表す;
R4は、直鎖又は分枝鎖C1−C6アルキルを表す;
aとcは、独立的に、0、1又は2を表す;
b、e及びgは、独立的に、0又は1を表す;及び
dとfは、独立的に、1又は2を表す。
【請求項2】
WがNR1を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1がH、C1−C6アルキル、−(CH2)bCOR2又はSO2R2である、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R1がメチルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R2が、場合によっては、C1−C6アルキル[場合によっては、OH、ハロゲン、N(C1−C6アルキル)2又はC1−C6アルキルオキシによって置換される]又はNMe2によって置換される、モルホリニル又はピリミジニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項6】
XがHである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
Yが、それが付着するフェニレン環の4位(式(I)のナンバリングによる)に存在する、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
Yがクロロである、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
A環が、A環の窒素原子を介して、B環に連結する、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
A環がピペリジニル(場合によっては、OHによって置換され、また場合によっては、少なくとも1つのNはOによって置換される)を表す、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
B環がピリジニル又はピリミジニル(場合によっては、OH、ハロゲン、CN、CONH2、CF3、OCF3によって置換され、また場合によっては、少なくとも1つの環NはOによって置換される)を表す、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
B環がピリジニルを表す、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
Vが−CH2−を表す、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
Zが−CH2−を表す、請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
R2とR3が、それらが付着する窒素と共に、複素環を表し、該複素環が、場合によってはC1−C6アルキルによって置換された、ピペラジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリミジニル、テトラヒドロピラニル、又はモルホリニルから選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
8−クロロ−5−メチル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
8−クロロ−5−イソプロピル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン三塩酸塩;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−エタノン二塩酸塩;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メチル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−メタンスルホニル−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
13−クロロ−8−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−8−オキサ−2,4,5−トリアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
1−[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン;
[8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン;
(+)若しくは(−)8−クロロ−5−(4−メチル−モルホリン−2−イルメチル)−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−5−ピリミジン−2−イル−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン;
8−クロロ−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
8−クロロ−1−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−4H,6H−2,3,5,10b−テトラアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−スルホン酸ジメチルアミド;
13−クロロ−9−メチル−3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イル)−2,4,5,9−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;
13−クロロ−8−メチル−3−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イル)−2,4,5,8−テトラアザ−トリシクロ[9.4.0.0*2,6*]ペンタデカ−1(11),3,5,12,14−ペンタエン;又はこれらの製薬的に受容される誘導体から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれかに記載の化合物又はその製薬的に受容される誘導体を含む薬剤。
【請求項18】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療用である、請求項17に記載の薬剤。
【請求項19】
障害が月経困難症(原発性又は続発性)である、請求項18記載の薬剤。
【請求項20】
不安、心血管系疾患(狭心症、アテローム硬化症、高血圧、心不全、浮腫、高ナトリウム血症を含む)、月経困難症(原発性及び続発性)、子宮内膜症、嘔吐(乗物酔いを含む)、子宮内発育遅延、炎症(リウマチ様関節炎を含む)、中間痛、プレクランプシア、早発射精、早期(予定日前)分娩又はレイノー病の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物又はその製薬的に受容される誘導体の使用。
【請求項21】
月経困難症(原発性又は続発性)の治療のための、請求項20記載の使用。
【請求項22】
請求項1〜16のいずれかに記載の化合物又はその製薬的に受容される誘導体を、製薬的に受容される賦形剤、希釈剤又はキャリヤーと共に含む薬剤組成物。
【請求項23】
式(II)、(III)、(X)、及び(XV):
【化2】
[式中、V、W、X、Y、Z、環AとB、及びnは、請求項1で定義した通りであり、LGは適当な脱離基を表す]
で示される中間体。
【請求項24】
式(II):
【化3】
[式中、環AとB、基V、W、X、Y、Z及びnは上記で定義した通りである]
で示される化合物を酸触媒と反応させることを含む、請求項1記載の式(I)化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法。
【請求項25】
請求項1で定義した、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(III):
【化4】
で示される化合物を、式(IV):
【化5】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z’は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項26】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化6】
で示される化合物を、式(VI):
【化7】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、W、X、Y及びnは請求項1で定義した通りであり、Z”は例えばハロゲンのような脱離基を表す。
【請求項27】
式(I)においてWがNR1を表す、請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(V):
【化8】
で示される化合物を、式(VII):
【化9】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基R1、X、Y及びnは請求項1で定義した通りである。
【請求項28】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化10】
で示される化合物を、式(XXIV):
【化11】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【請求項29】
請求項1で定義される、式(I)で示される化合物又はその製薬的に受容される誘導体の製造方法であって、式(XIII):
【化12】
で示される化合物を、式(XXV):
【化13】
で示される化合物と反応させることを含む方法、
上記式中、環AとB、基V、W、X、Y及びZは請求項1で定義した通りである。
【公表番号】特表2006−517921(P2006−517921A)
【公表日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−500323(P2006−500323)
【出願日】平成16年2月9日(2004.2.9)
【国際出願番号】PCT/IB2004/000432
【国際公開番号】WO2004/074291
【国際公開日】平成16年9月2日(2004.9.2)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年2月9日(2004.2.9)
【国際出願番号】PCT/IB2004/000432
【国際公開番号】WO2004/074291
【国際公開日】平成16年9月2日(2004.9.2)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】
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