説明

治療ポリペプチド、それをコードする核酸、および使用方法

新規ポリペプチドをコードする核酸をここに開示する。これらの核酸配列によりコードされるポリペプチド、および該ポリペプチドに免疫特異的に結合する抗体、ならびに該新規ポリペプチド、ポリヌクレオチド、または該ポリペプチドに特異的な抗体の誘導体、変種、変異体、またはフラグメントも開示する。ベクター、ホスト細胞、抗体ならびにポリペプチドおよびポリヌクレオチドを得るための組み換え法、またはそれらの使用方法も含まれる。さらに本発明は、これらの新規ヒト核酸および蛋白のいずれかが関与する疾病の診断、治療、および予防のための治療的、診断的および研究的方法も開示する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号2nからなる群より選択される配列決定された成熟型のアミノ酸配列を含む単離ポリペプチドであって、nが1ないし82の整数であるポリペプチド。
【請求項2】
配列番号2nからなる群より選択されるアミノ酸配列を含む単離ポリペプチドであって、nが1ないし82の整数であるポリペプチド。
【請求項3】
配列番号2nからなる群より選択されるアミノ酸配列に少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む単離ポリペプチドであって、nが1ないし82の整数であるポリペプチド。
【請求項4】
配列番号2nからなる群より選択されるアミノ酸配列における1またはそれ以上の保存的置換を含むアミノ酸配列を含む単離ポリペプチドであって、nが1ないし82の整数である、ポリペプチド。
【請求項5】
天然に存在する、請求項1のポリペプチド。
【請求項6】
請求項1のポリペプチドおよび担体を含む組成物。
【請求項7】
1またはそれ以上の容器中に請求項6の組成物を含むキット。
【請求項8】
ヒト疾患に付随する症候群を処置するための医薬の製造における治療剤の使用であって、該疾患が請求項1のポリペプチドと連関する病理から選択され、該治療剤が請求項1のポリペプチドを含むものである使用。
【請求項9】
試料中の請求項1のポリペプチドの存在または量を決定する方法であって、
(a)当該試料を提供し、
(b)当該試料を、該ポリペプチドに免疫特異的に結合する抗体に導入し、次いで
(c)当該ポリペプチドに結合した抗体の存在または量を決定し、それによって当該試料中のポリペプチドの存在または量を決定する、
ことを含む方法。
【請求項10】
第一の哺乳動物対象中の請求項1のポリペプチドの発現の変更レベルと連関する疾患の存在または素因を決定する方法であって、
a)第一の哺乳動物対象からの試料中のポリペプチドの発現のレベルを測定し、次いで
b)工程(a)の試料中の当該ポリペプチドの発現を、当該疾患を有しない、または素因がないと知られる第二の哺乳動物対象からの対照試料中に存在するポリペプチドの発現と比較する、
ことを含み、対照試料と比較したときの第一の対象におけるポリペプチドの発現のレベルの変化が当該疾患の存在または素因を指摘するものである方法。
【請求項11】
請求項1のポリペプチドに結合する剤を同定する方法であって、
(a)当該剤に当該ポリペプチドを導入し、次いで
(b)当該剤が当該ポリペプチドに結合するか否か決定する
ことを含む方法。
【請求項12】
該剤が細胞性レセプターまたは下流エフェクターである請求項11の方法。
【請求項13】
病理の処置における潜在的治療剤を同定する方法であって、該病理が請求項1のポリペプチドの異常発現または異常生理学的相互作用に関連するものであり、
(a)請求項1のポリペプチドを発現する、かつ該ポリペプチドに帰すべき特性または機能を有する細胞を提供し、
(b)該細胞を、候補物質を含む組成物と接触させ、次いで
(c)該物質が該ポリペプチドに帰すべき特性または機能を変更するか否か決定することを含み、
上記工程を行うことにより、細胞が該物質不存在の組成物と接触させられた場合に、該物質の存在下で観察される変化が観察されないならば、該物質が潜在的な治療剤として同定されるものである方法。
【請求項14】
請求項1のポリペプチドに連関する病理の活性または潜在または素因のモジュレーターをスクリーニングする方法であって、下記工程を含むものであり:
(a)試験化合物を、請求項1のポリペプチドと連関する病理の増加リスクにある、試験動物に投与し、ここで当該試験動物は請求項1のポリペプチドを組み換え的に発現するものであり、
(b)工程(a)の化合物の投与後、当該試験動物における当該ポリペプチドの活性を測定し、次いで
(c)当該試験動物における当該ポリペプチドの活性を、当該ポリペプチドを投与されていない対照動物における当該ポリペプチドの活性と比較し、当該対照動物について当該試験動物における当該ポリペプチドの活性の変化が、試験化合物が請求項1のポリペプチドと連関する病理の活性または潜在または素因のモジュレーターであることを指摘するものである方法。
【請求項15】
当該試験動物が、試験タンパク質トランスジーンを発現するものであるか、あるいは野生型試験動物についての増加レベルにあるプロモーターの制御下の当該トランスジーンを発現するものであり、かつ、当該プロモーターが当該トランスジーンの本来の遺伝子プロモーターではない、請求項14の方法。
【請求項16】
請求項1のポリペプチドの活性を調節する方法であって、請求項1のポリペプチドを発現する細胞試料を、該ポリペプチドの活性を調節するに十分量の、当該ポリペプチドに結合する化合物と接触させることを含む方法。
【請求項17】
請求項1のポリペプチドと連関する病理を処置または予防する方法であって、そのような処置または予防が望まれる対象に、対象における病理を処置または予防するのに十分量の請求項1のポリペプチドを投与することを含む方法。
【請求項18】
該対象がヒトである請求項17の方法。
【請求項19】
哺乳動物の病理学的状態を処置する方法であって、病理学的状態を緩和するのに十分である量のポリペプチドを哺乳動物に投与することを含み、該ポリペプチドが配列番号2nからなる群より選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに少なくとも95%同一であるアミノ酸配列、またはその生物学的活性フラグメントを有するポリペプチドであり、ここでnが1ないし82の整数である方法。
【請求項20】
配列番号2n−1からなる群より選択される核酸配列を含む単離核酸分子であって、nが1ないし82の整数である分子。
【請求項21】
請求項20の核酸分子であって、天然に存在する分子。
【請求項22】
核酸分子であって、配列番号2n−1からなる群より選択される核酸配列とは単一ヌクレオチドによって異なっており、nが1ないし82の整数である分子。
【請求項23】
配列番号2nからなる群より選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチドの成熟型をコードする単離核酸分子であって、nが1ないし82の整数である分子。
【請求項24】
配列番号2n−1からなる群より選択される核酸を含む単離核酸分子であって、nが1ないし82の整数である、分子。
【請求項25】
請求項20の核酸分子であって、配列番号2n−1からなる群より選択されるヌクレオチド配列または当該ヌクレオチド配列の相補物にストリンジェント条件下でハイブリダイズするものであり、nが1ないし82の整数である分子。
【請求項26】
請求項20の核酸分子を含むベクター。
【請求項27】
該核酸分子に作動可能に連結されるプロモーターを含む請求項26の方法。
【請求項28】
請求項26のベクターを含む細胞。
【請求項29】
請求項1のポリペプチドに免疫特異的に結合する抗体。
【請求項30】
モノクローナル抗体である請求項29の抗体。
【請求項31】
ヒト化抗体である請求項29の抗体。
【請求項32】
試料中の請求項20の核酸分子の存在または量を決定する方法であって、
(a)該試料を提供し
(b)該試料を、当該核酸分子に結合するプローブに導入し、次いで
(c)該核酸分子に結合する当該プローブの存在または量を決定する
ことを含み、当該試料中の核酸の存在または量が決定される方法。
【請求項33】
核酸分子の存在または量が細胞または組織型についてのマーカーとして使用される請求項32の方法。
【請求項34】
該細胞または組織型が癌性である請求項33の方法。
【請求項35】
第一の哺乳動物対象における請求項20の核酸分子の発現の変更レベルと連関する疾患の存在または素因を決定する方法であって、
a)該第一の哺乳動物対象からの試料中の核酸の発現のレベルを測定し、次いで
b)工程(a)の試料中の当該核酸の発現のレベルを、該疾患を有しないまたは素因がないと知られる第二の哺乳動物対象からの対照試料に存在する核酸の発現のレベルと比較する
ことを含み、ここで該対照試料と比較した場合の第一の対象における核酸の発現のレベルの変化が該疾患の存在または素因を指摘するものである方法。
【請求項36】
請求項1のポリペプチドを生産する方法であって、該ポリペプチドの発現につながる条件下で細胞を培養することを含み、ここで当該細胞が配列番号2n−1からなる群より選択される核酸配列を含む単離核酸分子を含むベクターを含むものであり、nが1ないし82の整数である方法。
【請求項37】
該細胞が細菌細胞である請求項36の方法。
【請求項38】
該細胞が昆虫細胞である請求項36の方法。
【請求項39】
該細胞が酵母細胞である請求項36の方法。
【請求項40】
該細胞が哺乳動物細胞である請求項36の方法。
【請求項41】
請求項2のポリペプチドの生産方法であって、ポリペプチドの発現につながる条件下で細胞を培養することを含み、当該細胞が配列番号2n−1からなる群より選択される核酸配列を含む単離核酸分子を含むベクターを含むものであり、nが1ないし82の整数である方法。
【請求項42】
該細胞が細菌細胞である請求項41の方法。
【請求項43】
該細胞が昆虫細胞である請求項41の方法。
【請求項44】
該細胞が酵母細胞である請求項41の方法。
【請求項45】
該細胞が哺乳動物細胞である請求項41の方法。


【公表番号】特表2006−516082(P2006−516082A)
【公表日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−582302(P2003−582302)
【出願日】平成15年4月1日(2003.4.1)
【国際出願番号】PCT/US2003/009775
【国際公開番号】WO2003/085124
【国際公開日】平成15年10月16日(2003.10.16)
【出願人】(301062363)キュラジェン コーポレイション (18)
【Fターム(参考)】