説明

治療剤としてのレプチン(22−56)の使用

本発明は、癌、自己免疫疾患、線維性疾患、炎症性疾患、神経変性疾患、感染症、肺疾患、心臓および脈管の疾患ならびに代謝性疾患を予防および/または治療するための治療剤としての、Val-Pro-Ile-Gln-Lys-Val-Gln-Asp-Asp-Thr-Lys-Thr-Leu-Ile-Lys-Thr-Ile-Val-Thr-Arg-Ile-Asn-Asp-Ile-Ser-His-Thr-Gln-Ser-Val-Ser-Ser-Lys-Gln-Lys-OHのペプチド化合物の使用に関する。さらに、本発明は、Val-Pro-Ile-Gln-Lys-Val-Gln-Asp-Asp-Thr-Lys-Thr-Leu-Ile-Lys-Thr-Ile-Val-Thr-Arg-Ile-Asn-Asp-Ile-Ser-His-Thr-Gln-Ser-Val-Ser-Ser-Lys-Gln-Lys-OHのペプチドと、必要に応じて少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリア、少なくとも1つの凍結保護剤、少なくとも1つの分散保護剤、少なくとも1つの賦形剤および/または少なくとも1つの希釈剤とを含んでいる、好ましくは凍結乾燥物、緩衝液、人工母乳製剤、または母乳代替物の形態である薬学的組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
医薬に使用するための、式Val-Pro-Ile-Gln-Lys-Val-Gln-Asp-Asp-Thr-Lys-Thr-Leu-Ile-Lys-Thr-Ile-Val-Thr-Arg-Ile-Asn-Asp-Ile-Ser-His-Thr-Gln-Ser-Val-Ser-Ser-Lys-Gln-Lys-OHを有するペプチド。
【請求項2】
癌、自己免疫疾患、線維性疾患、炎症性疾患、神経変性疾患、感染症、肺疾患、心臓および脈管の疾患ならびに代謝性疾患を予防および/または治療するための薬学的組成物を製造するための、Val-Pro-Ile-Gln-Lys-Val-Gln-Asp-Asp-Thr-Lys-Thr-Leu-Ile-Lys-Thr-Ile-Val-Thr-Arg-Ile-Asn-Asp-Ile-Ser-His-Thr-Gln-Ser-Val-Ser-Ser-Lys-Gln-Lys-OHのペプチドの使用。
【請求項3】
上記感染症が、多包虫症(AHD、エキノコックス症)、アメーバ症(エントアメーバヒストリティカの感染)、住血線虫属の感染、アニサキス症、炭疽病、バベシア症(バベシア属の感染)、バランチジウムの感染(バランチジウム症)、ブラストシスティスホミニス(Blastocystis hominis)の感染(分芽菌症)、ボレリア症、ボツリヌス中毒、ブレーナード下痢症(Brainerd diarrhea)、ブルセラ症、カンジダ症、毛頭虫症(毛頭虫の感染)、慢性疲労症候群(CFS)、シャガス病(アメリカトリパノソーマ症)、水痘(水痘帯状疱疹ウイルス)、肺炎クラミジアの感染、コレラ、クロイツフェルトヤコブ病(CJD)、肝ジストマ症(肝ジストマの感染)、皮膚幼虫移行症(CLM)(鈎虫の感染)、コクシジオイデス症、結膜炎、コクサッキーウイルスA16の感染(手足口病)、クリプトコッカス症、クリプトスポリジウムの感染(クリプトスポリジウム症)、イエカの感染(西ナイルウイルスのベクター)、シクロスポラ症(cyclosporiasis)(シクロスポラの感染)、嚢虫症(神経嚢虫症)、デング熱/デング出血性熱、ディピリジウムの感染(イヌおよびネコのノミのサナダムシ)、エボラウイルス出血熱、脳炎、エントアメーバコリの感染、エントアメーバディスパーの感染、ハルトマンアメーバの感染、エントアメーバヒストリティカの感染(アメーバ症)、エントアメーバポレッキの感染、蟯虫症(蟯虫の感染)、エンテロウイルスの感染(急性灰白髄炎ではない。)、エプスタイン−バーウイルスの感染、Escherichia coliの感染、食品媒介感染(foodborne infection)、口蹄病、菌による皮膚炎、胃腸炎、ハンセン病(らい病)、ハンタウイルス肺症候群、アタマジラミの外寄生(シラミ寄生症)、ヘリコバクターピロリの感染、血液病、ヘンドラウイルスの感染、肝炎(HCV、HBV)、帯状疱疹(帯状ヘルペス)、ヒトのエールリヒ病、ヒトのパラインフルエンザウイルスの感染、インフルエンザ、イソスポラ症(イソスポラ属の感染)、ラッサ熱、リーシュマニア症、カラアザール(カラアザール、リーシュマニア属の感染)、シラミ(ヒトモジラミ、アタマジラミ、ケジラミ)、ライム病、マラリア、マールブルグ出血熱、麻疹、髄膜炎、蚊が媒介する疾患、ネグレリア属の感染、院内感染、非病原性の腸アメーバの感染、オンコケルカ症(河川盲目症)、オピストルキス症(オピシトルキスの感染)、パルボウイルスの感染、ペスト、ニューモシスティスカリニ肺炎(PCP)、急性灰白髄炎、Q熱、狂犬病、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の感染、リウマチ熱、リフトバレー熱、河川盲目症(オンコケルカ症)、ロタウイルスの感染、回虫の感染、サルモネラ症、腸炎菌、疥癬、細菌性赤痢、帯状ヘルペス、睡眠病、疱瘡、条虫の感染(テニア属の感染)、破傷風、トキシックショック症候群、潰瘍(消化性潰瘍疾患)、渓谷熱、腸炎ビブリオの感染、ビブリオバルニフィカスの感染、ウイルス性出血熱、いぼ、水により伝染する感染症、西ナイルウイルスの感染(西ナイル脳炎)、百日咳、または黄熱病から選択される細菌感染症、真菌感染症またはウイルス感染症である、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
新生児、幼児および/または乳児へ経口投与するための製剤を調製するための、請求項1に記載のペプチドの、使用。
【請求項5】
凍結乾燥された製剤または緩衝化された液剤を調製するための、請求項1に記載のペプチドの、使用。
【請求項6】
Val-Pro-Ile-Gln-Lys-Val-Gln-Asp-Asp-Thr-Lys-Thr-Leu-Ile-Lys-Thr-Ile-Val-Thr-Arg-Ile-Asn-Asp-Ile-Ser-His-Thr-Gln-Ser-Val-Ser-Ser-Lys-Gln-Lys-OHのペプチド、ならびに少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリア、少なくとも1つの凍結保護剤、少なくとも1つの分散保護剤、少なくとも1つの賦形剤および/または少なくとも1つの希釈剤を含んでいる、薬学的組成物。
【請求項7】
凍結乾燥物または緩衝液の形態である、請求項6に記載の薬学的組成物。
【請求項8】
静脈内投与、経口投与または吸入による投与に適している、請求項6または7に記載の薬学的組成物。
【請求項9】
新生児、幼児および乳児に対する経口送達に適した人工母乳製剤の形態または母乳代替物の形態である、請求項6、7または8に記載の薬学的組成物。
【請求項10】
癌、自己免疫疾患、線維性疾患、炎症性疾患、神経変性疾患、感染症、肺疾患、心臓および脈管の疾患あるいは代謝性疾患の予防および/または治療に適している、請求項6、7、8または9に記載の薬学的組成物。
【請求項11】
ヒトを包含する哺乳動物の癌、自己免疫疾患、線維性疾患、炎症性疾患、神経変性疾患、感染症、肺疾患、心臓および脈管の疾患または代謝性疾患を治療するための方法であって、
該癌、該自己免疫疾患、該線維性疾患、該炎症性疾患、該神経変性疾患、該感染症、該肺疾患、該心臓および脈管の疾患または該代謝性疾患を治療するために効果的なVal-Pro-Ile-Gln-Lys-Val-Gln-Asp-Asp-Thr-Lys-Thr-Leu-Ile-Lys-Thr-Ile-Val-Thr-Arg-Ile-Asn-Asp-Ile-Ser-His-Thr-Gln-Ser-Val-Ser-Ser-Lys-Gln-Lys-OHのペプチド、またはその塩もしくは水和物を、薬学的に効果的な量で該哺乳動物に投与する工程を含んでいる、方法。
【請求項12】
上記感染症が、多包虫症(AHD、エキノコックス症)、アメーバ症(エントアメーバヒストリティカの感染)、住血線虫属の感染、アニサキス症、炭疽病、バベシア症(バベシア属の感染)、バランチジウムの感染(バランチジウム症)、ブラストシスティスホミニス(Blastocystis hominis)の感染(分芽菌症)、ボレリア症、ボツリヌス中毒、ブレーナード下痢症(Brainerd diarrhea)、ブルセラ症、カンジダ症、毛頭虫症(毛頭虫の感染)、慢性疲労症候群(CFS)、シャガス病(アメリカトリパノソーマ症)、水痘(水痘帯状疱疹ウイルス)、肺炎クラミジアの感染、コレラ、クロイツフェルトヤコブ病(CJD)、肝ジストマ症(肝ジストマの感染)、皮膚幼虫移行症(CLM)(鈎虫の感染)、コクシジオイデス症、結膜炎、コクサッキーウイルスA16の感染(手足口病)、クリプトコッカス症、クリプトスポリジウムの感染(クリプトスポリジウム症)、イエカの感染(西ナイルウイルスのベクター)、シクロスポラ症(cyclosporiasis)(シクロスポラの感染)、嚢虫症(神経嚢虫症)、デング熱/デング出血性熱、ディピリジウムの感染(イヌおよびネコのノミのサナダムシ)、エボラウイルス出血熱、脳炎、エントアメーバコリの感染、エントアメーバディスパーの感染、ハルトマンアメーバの感染、エントアメーバヒストリティカの感染(アメーバ症)、エントアメーバポレッキの感染、蟯虫症(蟯虫の感染)、エンテロウイルスの感染(急性灰白髄炎ではない。)、エプスタイン−バーウイルスの感染、Escherichia coliの感染、食品媒介感染(foodborne infection)、口蹄病、菌による皮膚炎、胃腸炎、ハンセン病(らい病)、ハンタウイルス肺症候群、アタマジラミの外寄生(シラミ寄生症)、ヘリコバクターピロリの感染、血液病、ヘンドラウイルスの感染、肝炎(HCV、HBV)、帯状疱疹(帯状ヘルペス)、ヒトのエールリヒ病、ヒトのパラインフルエンザウイルスの感染、インフルエンザ、イソスポラ症(イソスポラ属の感染)、ラッサ熱、リーシュマニア症、カラアザール(カラアザール、リーシュマニア属の感染)、シラミ(ヒトモジラミ、アタマジラミ、ケジラミ)、ライム病、マラリア、マールブルグ出血熱、麻疹、髄膜炎、蚊が媒介する疾患、ネグレリア属の感染、院内感染、非病原性の腸アメーバの感染、オンコケルカ症(河川盲目症)、オピストルキス症(オピシトルキスの感染)、パルボウイルスの感染、ペスト、ニューモシスティスカリニ肺炎(PCP)、急性灰白髄炎、Q熱、狂犬病、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の感染、リウマチ熱、リフトバレー熱、河川盲目症(オンコケルカ症)、ロタウイルスの感染、回虫の感染、サルモネラ症、腸炎菌、疥癬、細菌性赤痢、帯状ヘルペス、睡眠病、疱瘡、条虫の感染(テニア属の感染)、破傷風、トキシックショック症候群、潰瘍(消化性潰瘍疾患)、渓谷熱、腸炎ビブリオの感染、ビブリオバルニフィカスの感染、ウイルス性出血熱、いぼ、水により伝染する感染症、西ナイルウイルスの感染(西ナイル脳炎)、百日咳、または黄熱病から選択される細菌感染症、真菌感染症またはウイルス感染症である、請求項11に記載の方法。

【公表番号】特表2010−539033(P2010−539033A)
【公表日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−523406(P2010−523406)
【出願日】平成20年9月9日(2008.9.9)
【国際出願番号】PCT/EP2008/007708
【国際公開番号】WO2009/043480
【国際公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(310003186)モンドバイオテック ラボラトリーズ アクチエンゲゼルシャフト (98)
【Fターム(参考)】