説明

治療目的および診断目的のためにパラメーターにより選択されたGM−CSF、IL−3、IL−4、IL−5、ならびにそのキメラ

本発明は、一般的にタンパク質、診断、治療、および栄養の分野に関する。より詳しくは、本発明は、一つまたは複数の薬理学的特質の基礎を示すか、この基礎に関連するか、またはこの基礎を形成する測定可能な生理化学的パラメータのプロファイルを有する、GM-CSF、IL-3、IL-4およびIL-5のような短鎖4へリックスバンドルスーパーファミリーにおけるまたはこのファミリーに関連する単離タンパク質分子、またはGM-CSF-Fc、IL-3Fc、IL-4FcおよびIL-5Fcのようなタンパク質分子の少なくとも一部を含むそのキメラ分子を提供する。本発明はさらに、一連の診断的応用、予防的応用、治療的応用、栄養的応用および/または研究的応用における単離タンパク質またはキメラ分子の使用を企図する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つもしくは複数の特有の薬理学的特質の基礎を示すか、この基礎に関連するか、またはこの基礎を形成する、測定可能な物理化学的パラメーターのプロファイルを含む単離タンパク質であって、
Pxが測定可能な物理化学的パラメーターを示し、かつ「n」が≧1の整数であり、[Px]1から[Px]nまでの各々が異なる測定可能な物理化学的パラメーターである、多数の測定可能な物理化学的パラメーター、{[Px]1,[Px]2,…[Px]n}、を含み、任意の1つの測定可能な物理化学的特徴の値もしくは複数の測定可能な物理化学的特徴の値の配列が、Tyが特有の薬理学的特質を示し、かつmが≧1の整数であり、および[Ty]1から[Ty]mまでの各々が異なる薬理学的特質である特有の薬理学的特質、Ty、もしくは特有の薬理学的特質の配列{[Ty]1,[Ty]2,…[Ty]m}を示すか、これに関連するか、またはこれの基礎を形成する、物理化学的プロファイルを含み、
GM-CSF、IL-3、IL-4、およびIL-5を含む群より選択される、
単離されたタンパク質。
【請求項2】
表2に示された1つまたは複数の測定可能な物理化学的パラメーターを含む、請求項1記載の単離されたタンパク質。
【請求項3】
表3に示された1つまたは複数の特有の薬理学的特質を含む、請求項1記載の単離されたタンパク質。
【請求項4】
1つもしくは複数のペプチド、ポリペプチド、もしくはタンパク質部分に融合した、請求項1記載の単離されたタンパク質を含むキメラ分子、またはその断片。
【請求項5】
ペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質部分がヒト免疫グロブリンの定常(Fc)領域またはフレームワーク領域を含む、請求項4記載のキメラ分子。
【請求項6】
GM-CSF-Fc、IL-3-Fc、IL-4-Fc、およびIL-5-Fcを含む群より選択される、請求項4記載のキメラ分子。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項記載の単離されたタンパク質またはキメラ分子を含む、薬学的組成物。
【請求項8】
タンパク質の量もしくは活性を増加させることによって改善することができる哺乳動物対象における状態を、治療または抑制する方法であって、
哺乳動物対象に有効量の請求項1〜3のいずれか一項記載の単離されたタンパク質、請求項4〜6のいずれか一項記載のキメラ分子、または請求項7の薬学的組成物を投与する工程を含む方法。
【請求項9】
SEQ ID NO:25、27、29、31、35、37、39、41、43、45、47、51、53、55、57、61、63、65、もしくは67からなる一覧より選択されるヌクレオチド配列、
または上記に列挙された配列のいずれか1つに対する少なくとも約90%の同一性を有するヌクレオチド配列、
または上記の配列のいずれか1つもしくはそれらの相補体に高いストリンジェンシーの条件下でハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列。
【請求項10】
SEQ ID NO:25、27、29、31、35、37、39、41、43、45、47、51、53、55、57、61、63、65、もしくは67からなる一覧より選択されるヌクレオチド配列、もしくは上記に列挙された配列のいずれか1つに対する少なくとも約90%の同一性を有するヌクレオチド配列、もしくは上記の配列のいずれか1つもしくはそれらの相補体に高いストリンジェンシーの条件下でハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列によってコードされる、
単離されたタンパク質またはキメラ分子。
【請求項11】
最適アライメントの後、SEQ ID NO:25、27、29、31、35、37、39、41、43、45、47、51、53、55、57、61、63、65、もしくは67に対する少なくとも90%の類似性を有し、および/またはSEQ ID NO:25、27、29、31、35、37、39、41、43、45、47、51、53、55、57、61、63、65、もしくは67、もしくはそれらの相補体の1つもしくは複数に高ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列、を含むタンパク質もしくはキメラ分子またはその機能部分をコードする、
単離された核酸分子。
【請求項12】
SEQ ID NO:26、28、30、32、36、38、40、42、44、46、48、52、54、56、58、62、64、66、もしくは68の1つもしくは複数で実質的に示されたようなアミノ酸配列、もしくは最適アライメントの後、SEQ ID NO:26、28、30、32、36、38、40、42、44、46、48、52、54、56、58、62、64、66、もしくは68の1つもしくは複数に対する少なくとも約90%の類似性を有するアミノ酸配列、を有するタンパク質またはキメラ分子をコードするヌクレオチドの配列を含む、
単離された核酸分子。
【請求項13】
生物学的調製物中に存在するヒト細胞が発現したヒトタンパク質またはキメラ分子のレベルを決定するためのキットであって、
(a)固相支持体マトリックス;(b)請求項1〜3のいずれか一項記載のヒトタンパク質、もしくは請求項4〜6のいずれか一項記載のキメラ分子に対する1つまたは複数の抗体;(c)ブロッキング溶液;(d)基質の1つまたは複数のストック溶液;(e)基質緩衝剤の溶液;(f)標準的なヒトタンパク質またはキメラ分子試料;および(g)使用に関する説明書を含む、キット。
【請求項14】
標準的なヒトタンパク質またはキメラ分子試料が、請求項2もしくは3のいずれか一項記載の単離されたタンパク質または請求項4記載のキメラ分子の調製物である、請求項13記載のキット。
【請求項15】
抗体もしくは各々の抗体が、請求項2もしくは3のいずれか一項記載の単離されたタンパク質または請求項4記載のキメラ分子を含む調製物による哺乳動物の免疫から得られる、請求項13または14記載のキット。
【請求項16】
ヒト細胞が発現したヒトタンパク質が天然のヒトGM-CSF、IL-3、IL-4、およびIL-5である、請求項13〜15のいずれか一項記載のキット。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2008−527981(P2008−527981A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−551518(P2007−551518)
【出願日】平成18年1月25日(2006.1.25)
【国際出願番号】PCT/AU2006/000092
【国際公開番号】WO2006/079169
【国際公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【出願人】(504439090)アポロ ライフ サイエンシズ リミテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】APOLLO LIFE SCIENCES LIMITED
【Fターム(参考)】