治療薬としての置換ガンマラクタム
【課題】緑内障もしくは高眼圧症の治療用または炎症性腸疾患の治療用医薬に有用な化合物を提供する。
【解決手段】式:
[式中、Yは、有機酸官能基または12個以下の炭素原子を含むそのアミドもしくはエステルであり;Aは、−(CH2)6−、cis−CH2CH=CH−(CH2)3−または−CH2C≡C−(CH2)3−である(ここで、1または2個の炭素原子は、SまたはOで置換されてもよい);またはAは、−(CH2)m−Ar−(CH2)o−である(ここで、Arは、インターアリーレンまたはヘテロインターアリーレンであり、mおよびoの合計は、1〜4であり、1つのCH2は、SまたはOで置換されてもよい);およびBは、アリールまたはヘテロアリールである]で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物。
【解決手段】式:
[式中、Yは、有機酸官能基または12個以下の炭素原子を含むそのアミドもしくはエステルであり;Aは、−(CH2)6−、cis−CH2CH=CH−(CH2)3−または−CH2C≡C−(CH2)3−である(ここで、1または2個の炭素原子は、SまたはOで置換されてもよい);またはAは、−(CH2)m−Ar−(CH2)o−である(ここで、Arは、インターアリーレンまたはヘテロインターアリーレンであり、mおよびoの合計は、1〜4であり、1つのCH2は、SまたはOで置換されてもよい);およびBは、アリールまたはヘテロアリールである]で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
[式中、Yは、有機酸官能基または12個以下の炭素原子を含むそのアミドもしくはエステルである;またはYは、ヒドロキシメチルまたは12個以下の炭素原子を含むそのエーテルである;またはYは、テトラゾリル官能基である;
Aは、−(CH2)6−、cis−CH2CH=CH−(CH2)3−または−CH2C≡C−(CH2)3−である(ここで、1または2個の炭素原子は、SまたはOで置換されてもよい);またはAは、−(CH2)m−Ar−(CH2)o−である(ここで、Arは、インターアリーレンまたはヘテロインターアリーレンであり、mおよびoの合計は、1〜4であり、1つのCH2は、SまたはOで置換されてもよい);および
Bは、アリールまたはヘテロアリールである]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物。
【請求項2】
Yが、CO2(R2)、CON(R2)2、CON(OR2)R2、CON(CH2CH2OH)2、CONH(CH2CH2OH)、CH2OH、P(O)(OH)2、CONHSO2R2、SO2N(R2)2、SO2NHR2およびテトラゾリル−R2から選ばれる;ここで、R2は独立して、H、C1−C6アルキル、フェニルまたはビフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式:
[式中、Gは、1,3−インターアリールまたはインターヘテロアリールまたは−(CH2)3−である]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Bが、フェニルである請求項1〜3のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項5】
Bが、アルキルフェニルである請求項1〜4のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項6】
Bが、p−t−ブチルフェニルである請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Bが、ヒドロキシアルキルフェニルである請求項4に記載の化合物。
【請求項8】
式:
[式中、R7は、3、4、5、6または7個の炭素原子を含む直鎖アルキルである]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式:
[式中、破線は、結合の存在または不在を示す;
Rは、1〜12個の炭素原子を有するヒドロカルビルまたはヒドロキシヒドロカルビルである;
Xは、CH2、OまたはSである;および
Gは、1,3−インターアリールまたはインターヘテロアリールまたは−(CH2)3−である]で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
式:
[式中、X1およびX2は独立して、CH、OまたはSである;および
R7は、3〜7個の炭素原子を含む直鎖アルキルである]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
式:
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項1または2に記載の化合物。
【請求項12】
式:
[式中、X1およびX2は独立して、CH、OまたはSである]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
5−[(R)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシ]−ペンタン酸;
3−[(R)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル]−安息香酸;
5−[(R)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル]−フラン−2−カルボン酸;
5−[(R)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル]−チオフェン−2−カルボン酸;
7−[(S)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イル]−ヘプタン酸;
5−{(R)−1−[4−(1−ヒドロキシ−ヘキシル)−フェニル]−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル}−フラン−2−カルボン酸;
5−{(R)−1−[4−(1−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−フェニル]−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル}−フラン−2−カルボン酸;
5−{(R)−1−[4−(1−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−フェニル]−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル}−フラン−2−カルボン酸;および
5−{(R)−1−[4−(1−ヒドロキシ−ヘキシル)−フェニル]−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル}−チオフェン−2−カルボン酸から選ばれる化合物。
【請求項14】
眼科的に許容しうる液体である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物を含む組成物。
【請求項15】
緑内障または高眼圧症の治療用医薬の製造における、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項16】
炎症性腸疾患の治療用医薬の製造における、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項1】
式:
[式中、Yは、有機酸官能基または12個以下の炭素原子を含むそのアミドもしくはエステルである;またはYは、ヒドロキシメチルまたは12個以下の炭素原子を含むそのエーテルである;またはYは、テトラゾリル官能基である;
Aは、−(CH2)6−、cis−CH2CH=CH−(CH2)3−または−CH2C≡C−(CH2)3−である(ここで、1または2個の炭素原子は、SまたはOで置換されてもよい);またはAは、−(CH2)m−Ar−(CH2)o−である(ここで、Arは、インターアリーレンまたはヘテロインターアリーレンであり、mおよびoの合計は、1〜4であり、1つのCH2は、SまたはOで置換されてもよい);および
Bは、アリールまたはヘテロアリールである]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物。
【請求項2】
Yが、CO2(R2)、CON(R2)2、CON(OR2)R2、CON(CH2CH2OH)2、CONH(CH2CH2OH)、CH2OH、P(O)(OH)2、CONHSO2R2、SO2N(R2)2、SO2NHR2およびテトラゾリル−R2から選ばれる;ここで、R2は独立して、H、C1−C6アルキル、フェニルまたはビフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式:
[式中、Gは、1,3−インターアリールまたはインターヘテロアリールまたは−(CH2)3−である]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Bが、フェニルである請求項1〜3のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項5】
Bが、アルキルフェニルである請求項1〜4のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項6】
Bが、p−t−ブチルフェニルである請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Bが、ヒドロキシアルキルフェニルである請求項4に記載の化合物。
【請求項8】
式:
[式中、R7は、3、4、5、6または7個の炭素原子を含む直鎖アルキルである]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式:
[式中、破線は、結合の存在または不在を示す;
Rは、1〜12個の炭素原子を有するヒドロカルビルまたはヒドロキシヒドロカルビルである;
Xは、CH2、OまたはSである;および
Gは、1,3−インターアリールまたはインターヘテロアリールまたは−(CH2)3−である]で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
式:
[式中、X1およびX2は独立して、CH、OまたはSである;および
R7は、3〜7個の炭素原子を含む直鎖アルキルである]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
式:
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項1または2に記載の化合物。
【請求項12】
式:
[式中、X1およびX2は独立して、CH、OまたはSである]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩、プロドラッグもしくは代謝物である請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
5−[(R)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシ]−ペンタン酸;
3−[(R)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル]−安息香酸;
5−[(R)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル]−フラン−2−カルボン酸;
5−[(R)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル]−チオフェン−2−カルボン酸;
7−[(S)−1−(4−tert−ブチル−フェニル)−5−オキソ−ピロリジン−2−イル]−ヘプタン酸;
5−{(R)−1−[4−(1−ヒドロキシ−ヘキシル)−フェニル]−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル}−フラン−2−カルボン酸;
5−{(R)−1−[4−(1−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−フェニル]−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル}−フラン−2−カルボン酸;
5−{(R)−1−[4−(1−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−フェニル]−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル}−フラン−2−カルボン酸;および
5−{(R)−1−[4−(1−ヒドロキシ−ヘキシル)−フェニル]−5−オキソ−ピロリジン−2−イルメトキシメチル}−チオフェン−2−カルボン酸から選ばれる化合物。
【請求項14】
眼科的に許容しうる液体である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物を含む組成物。
【請求項15】
緑内障または高眼圧症の治療用医薬の製造における、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項16】
炎症性腸疾患の治療用医薬の製造における、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2013−32374(P2013−32374A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−220615(P2012−220615)
【出願日】平成24年10月2日(2012.10.2)
【分割の表示】特願2008−500785(P2008−500785)の分割
【原出願日】平成18年3月6日(2006.3.6)
【出願人】(390040637)アラーガン インコーポレイテッド (117)
【氏名又は名称原語表記】ALLERGAN,INCORPORATED
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年10月2日(2012.10.2)
【分割の表示】特願2008−500785(P2008−500785)の分割
【原出願日】平成18年3月6日(2006.3.6)
【出願人】(390040637)アラーガン インコーポレイテッド (117)
【氏名又は名称原語表記】ALLERGAN,INCORPORATED
【Fターム(参考)】
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