説明

注出容器

【課題】弁孔付きの薄い弁体を重ねることで簡易に構成した注出弁を有する注出容器を提供する。
【解決手段】口頸部4を起立する容器体2と、注出部16付きの頂壁14外周から周壁20を垂下してなるキャップ筒12を含み、その周壁20を上記口頸部4の外面に嵌合させたキャップ10と、キャップ筒12内方の注出路P内に頂壁14との間に膨張代Dを存して横設した弁盤30とを具備し、上記弁盤30は、上記注出路Pの横断面に対応する形状の2重の薄膜状の弁体32,34の外周部Cを相互に密着させてなり、この外周部を除く弁体部分を分離可能に密接させて、これら外周部Cを除く弁体部分に、垂直方向から見て重複しないようにそれぞれ下側の弁孔H及び上側の弁孔Hを開口することで注出弁vを形成し、注出弁上流の注出路部分内の液圧により少なくとも上側の弁体34が撓み、注出弁vが開弁するように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注出容器に関し、特に容器体を傾けることで開弁し、傾斜状態を解消することで閉弁する作用を有する注出弁付きの注出容器に関する。
【背景技術】
【0002】
上記の作用を実現するために、注出路の適所に、外周部に弁孔を有する隔壁を設け、この隔壁の中心部上側に、周辺部が弾性変形する注出弁体を装着したものが知られている(特許文献1の図1及び特許文献2の図2参照)。
【0003】
これらの注出弁とは反対に、注出口の裏面に取り付けた1枚の可撓性の膜の中心部に1本のスリットを穿設し、この膜の中心部の変形及び復元によりスリットで形成する弁が開き、或いは閉じるものも知られている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−26311
【特許文献2】特開2008−111335
【特許文献3】特表平11−513002
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2の容器では、弁孔を有しかつ弁体を取り付け可能な隔壁を容器体の一部として形成し、或いは容器体へ取り付けなければならず、容器体側の構造が複雑となる。
【0006】
特許文献3の容器では、膜が弛むとスリットが完全に閉じず、シール性が悪い。
【0007】
本発明の第1の目的は、弁孔付きの薄い弁体を重ねることで簡易に構成した注出弁を有する注出容器を提供することである。
【0008】
本発明の第2の目的は、弁孔付きの薄い弁体を重ねてなる注出弁であって比較的シール性が良好なものを有する注出容器を提案することである。
【0009】
本発明の第3の目的は、弁孔付きの薄い弁体を重ねてなる注出弁を容易にセットすることが可能な注出容器を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の手段は、
口頸部4を起立する容器体2と、
注出部16付きの頂壁14外周から周壁20を垂下してなるキャップ筒12を含み、その周壁20を上記口頸部4の外面に嵌合させたキャップ10と、
キャップ筒12内方の注出路P内に頂壁14との間に横設した弁盤30と、を具備し、
上記弁盤30は、上記注出路Pの横断面に対応する形状の2重の薄膜状の弁体32,34の外周部Cを相互に密着させてなり、
これら外周部Cを除く弁体部分を分離可能に密接させるとともに、各外周部Cを除く弁体部分に、垂直方向から見て重複しないようにそれぞれ容器体2側へ開口する弁孔H及び注出部16側へ開口する弁孔Hを開口することで注出弁vを形成し、
注出弁上流の注出路部分内の液圧により少なくとも上側の弁体34が撓み、注出弁vが開弁するように構成している。
【0011】
本手段では、図1の示す如く、薄い弁体を上下に重ねて注出弁vを形成している。上側の弁体は、キャップの注出部側へ開口する弁孔(上側の弁孔という)Hを、また下側の弁体は、容器体側へ開口する弁孔(下側の弁孔という)Hをそれぞれ有し、上側の弁孔と下側の弁孔が重複しないように配置する。一方の弁体で他方の弁体の弁孔を密閉するので弁の構造が簡易となる。また弁体相互が密接するのでシール性が良い。
【0012】
「注出部」とは、注出口或いは注出口を開口可能な部分をいう。「2重の弁体」は、別々の2枚の弁体を重ねてもよいが、図2の如く2つの弁体相当部分を含むフィルムを折り重ねてもよい。それら弁体相当部分は、一方の弁体の有孔部分Aを他方の弁体の無孔部分Bで、他方の弁体の有孔部分Aを一方の弁体の無孔部分Bでそれぞれ密閉できるように設ける。「薄膜状」とは、フィルム状、シート状、薄板状などをいう。
【0013】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ、上記口頸部4の上端面6と頂壁14の周辺部14aとの間に弁盤30の周端部30aを取り付けている。
【0014】
本手段では、図1の如く口頸部の上端面と頂壁の周辺部とに弁盤を取り付けている。取付方法については後述する。前述の特許文献1では弁体を取り付けるための隔壁を容器体の口頸部に連続して形成していたが、その容器体専用の金型が必要となり、コストアップを生ずる。本手段の方法では、口頸部の上端面とキャップとの間に弁盤を取り付けるので、既存の容器体の構造を大きく変更する必要がなく、経済的である。
【0015】
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ
上記弁盤30は、同一形状の弁体32、34が各一側部で連なる1枚の可撓性のシート状物として連続形成して、その連続箇所で折り返すことで2重の弁体とするとともに、弁体同士の輪郭を一致させるように折り返した状態で、各弁体の弁孔H,Hが重複しないように構成してなる。
【0016】
本手段では、連続成形した2重の弁体を、図3に矢示する如く、連続箇所で折り返すことで注出弁を形成している。その連続箇所で折り返したときに弁孔相互が重ならないように各弁孔を配置するとよく、これにより、弁孔同士の位置決め作業を省略することができる。従ってキャップ(又は容器体)への組み付けが容易となる。
【0017】
第4の手段は、第2の手段又は第3の手段を有し、かつ
上記キャップ10は、容器体2の口頸部4に螺合させてあり、
上記弁盤30は、2重の弁体32,34を、リング状の枠体38の内側に取り付け、この枠体を口頸部4の上端面6と頂壁14の周辺部14aとの間に挟持させ、かつこの挟持状態で頂壁14の周辺部14aと上側の弁体34との間に間隙Gを設けるように構成している。
【0018】
本手段では、図6に示す如く2重の弁体を枠体に取り付けることを提案している。キャップ筒を容器体の口頸部に螺合させる構造では、2重の弁体を口頸部とキャップ筒の頂壁との間に挟むと、キャップ筒を螺着するときにキャップ筒の頂壁が2重の弁体の外周部とこすれてシートがずれてしまう可能性がある。そこで本手段では、2重の弁体を枠体に取り付け、この枠体を頂壁と口頸部との間に挟持するようにしている。
【0019】
第5の手段は、第4の手段を有し、かつ上記弁盤30は、別個に形成した2枚の弁体32,34を重ねるとともに、これら弁体の外周部Cを接合してなる。
【0020】
本手段では、別体の2枚の弁体を重ねて弁盤としている。これにより各弁体の厚さや材料の設計の自由度が高まる。例えば下側の弁体は変形性に乏しい材料で、また上側の弁体は変形性に富む材料でそれぞれ形成することができる。
【0021】
第6の手段は、第1の手段から第5の手段のいずれかを有し、かつ上記容器体2を、外層2aとこの外層から剥離可能な内層2bとからなる積層容器体としている。
【0022】
本手段は、本発明の注出弁の適用対象として好適な容器体の例として積層容器体を挙げている。本発明は例えば柔軟なパウチ容器体にも適用できるが、内容物の注出により表面が凹んで体裁を損なう。積層容器体であればそうした不都合を回避できる。
【発明の効果】
【0023】
第1の手段に係る発明によれば、相互に重複しない弁孔を有する2重の弁体32,34を重ねることで注出弁を簡易に形成でき、かつシール性が比較的に良好である。
【0024】
第2の手段に係る発明によれば、口頸部4の上端面6と頂壁14の周辺部14aとの間に弁盤30の周端部30aを取り付けたから、取付作業が容易である。
【0025】
第3の手段に係る発明によれば、2重の弁体32,34を連続形成して折り返したときに弁孔が重複しないようにしたから、弁孔相互の位置の調整をする必要がない。
【0026】
第4の手段に係る発明によれば、2重の弁体を枠体38に取り付けることで頂壁14との間に間隙Gをとったから、弁体と頂壁14とが擦れることを防止できる。
【0027】
第5の手段に係る発明によれば、弁盤30を別個に成形した2枚の弁体で形成したから、適当な弁機能を得られるように各弁体毎の強度・材質などを適宜選択することができる。
【0028】
第6の手段に係る発明によれば、容器体を積層容器体としたので、内容物の注出により容器体の表面が凹むということがなく、体裁を損なわない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1実施形態に係る注出容器の縦断面図である。
【図2】図1の容器の要部の平面図である。
【図3】図2の要部の斜視図である。
【図4】図1の容器の作用を説明する縦断面図である。
【図5】図1の容器の製造過程を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る注出容器の縦断面図である。
【図7】図6の容器の一部拡大断面図である。
【図8】図1の容器の実施例の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
図1から図5は、本発明の第1の実施形態に係る注出容器を示している。この注出容器は、容器体2とキャップ10と弁盤30とで形成されている。これらの各部材は、特に断らない限り合成樹脂で形成することができる。
【0031】
容器体2は、胴部から口頸部4を起立している。図示例の口頸部4の上部は、口頸部下部より小内径の縮径部4aに形成し、かつこの縮径部の上端に鍔部を付設している。これにより、口頸部4の上端面6を弁盤の載置に適した巾広面としている。また口頸部4の基部には、係合リブ8を周設している。
【0032】
好適な一つの実施例として、この容器体2は、外層2aから内層2bが剥離可能な積層容器体に形成することができる。これら外層2aと内層2bとの剥離を可能とするために、口頸部4の外層部分に外気導入孔9を穿設している。
【0033】
キャップ10は、キャップ筒12と蓋体24とからなる。
【0034】
上記キャップ筒12は、注出部16付きの頂壁14外周から周壁20を垂下してなり、この周壁20を口頸部4の下部に螺合させている。螺合式の周壁に代えて、強制的に押下げ、口頸部4へ嵌め付ける打栓式の構造としてもよい。なお、好適な図示例では、周壁の下端部に破断可能に嵌合リング21を付設している。この嵌合リング21は、上述の係合リブ8に対して分離不能に嵌着しており、封緘機能を備える。
【0035】
上記頂壁14は、上記口頸部4の縮径部4aと向き合う周辺部14aと、注出部16を含む中央部14bとで形成されている。周辺部14aの裏面内側は、弁盤の周端部を嵌めるための環状かつ下向きの係合段部18に形成している。また、図1に示すように、この係合段部の段差面に比べて頂壁中央部14bの下面は高い位置にある。その高低差は後述の弁盤の膨出代Dとしている。
【0036】
図示例では、注出部16の周りを破断線で囲うとともに注出部の上面からプルリングを突出しているが、単に注出口を開口してもよい。なお、上記口頸部4の下端から注出部16に至る流路を注出路Pというものとする。
【0037】
上記蓋体24は、天板外周から垂下する蓋周壁の後部を、ヒンジ22を介してキャップ筒12に連結している。
【0038】
弁盤30は、同一寸法の略円板状の弁体34、32を上下に重ねてなる。下側の弁体32には容器体内と連通する下側の弁孔Hを、また上側の弁体34には注出部16側と連通する弁孔Hを、重複する部分が全くないように開口する。そして弁盤30の周端部30aを、口頸部の上端面6とキャップ筒12の係合段部18との間に挟持させて注出弁vを形成する。少なくとも上側の弁体34は、可撓性及び弾性を有し、弁盤30上流の注出路部分の液圧の上昇により上方に膨出して注出弁vが開くように構成する。
【0039】
好適な図示例においては、図2に示す如く、2つの同一寸法の円形の弁体32、34を一側で連続させて瓢箪形状とするとともに、その連続箇所に屈折の容易な折返し線36を形成し、この折返し線で図3に矢示するように折り返すと、弁孔同士が重複しないように重なるように形成している。この構造は、例えばストレッチフィルムで形成することができる。
【0040】
説明の便宜上、各弁体32、34を、図2に一点鎖線で表す中心部、内周部、及び外周部の3つの領域に区別すると、一方の弁体34の中心部は、一つの弁孔Hを有する有孔部分Aであり、他方の弁体32の中心部は、弁孔Hを液密に閉塞するための無孔部分Bである。
【0041】
他方の弁体32の内周部は、周方向に等角的に配列した複数の弁孔Hを有する有孔部分Aであり、一方の弁体34の内周部は、それら弁孔Hを液密に閉塞するための無孔部分Bである。
【0042】
各弁孔を液密に閉塞するためには、弁体32、34の輪郭を合わせて重ねた状態で、上方から見て、上側の弁孔Hと下側の弁孔Hとの間に、一定の距離(閉塞代)をとることが望ましい。
【0043】
各弁体の外周部Cは弁盤の周端部30aに対応しており、口頸部4と頂壁14との間に挟持させるための部分である。
【0044】
上記弁盤30を容器に取り付ける方法としては、まず2重の弁板の状態でキャップ10に仮溶着することが好適である。すなわち、図5に矢示するように2重の弁体32、34を係合段部18にセットする。そして溶着用治具Tで2重の弁体の外周部Cを係合段部18に溶着する。この溶着は、仮止めであるので、上記外周部Cの周方向の複数個所を係合段部にスポット溶着するだけでもよい。これにより弁盤30がキャップ10に組み込まれる。
【0045】
しかる後、容器体2に内容物を充填し、通常のキャップと同じようにキャップ筒12を容器体の口頸部4に螺合すれよい。これにより係止段部18と口頸部4の上端面6との間に弁盤30の周端部30aが確実に挟持される。もっとも、この方法は好適な一例であり、適宜手順を変更しても構わない。
【0046】
上記構成において、蓋体24を開き、次にプルリングを引いて注出部16を開封し、次に容器体2を傾けると、口頸部4内に液体が流入する。口頸部内の液圧により図4に示すように弁体34が弯曲変形して、注出弁vが開く。厳密には上側の弁体34は大きく弯曲し、下側の弁体32は小さく弯曲するのであるが、作図上は下側の弁体の変形を省略している。注出弁vの開弁により液体が注出される。
【0047】
上記容器体2を正立状態に戻すと、各弁体34,32間の内容物が容器体2側へ吸引され(或いは流れ落ち)、弁体34,32は元の形状に復帰する。これにより、注出弁vが閉じる。開弁後に、図4に想像線で示すように容器体の外層2aから内層2bが剥離する。
【0048】
以下、本発明の他の実施形態について説明する。これらの説明において第1の実施形態と同じ構成については、同一の符号を用いることで解説を省略する。
【0049】
図6及び図7は、本発明の第2の実施形態に係る注出容器を示している。本実施形態は、弁盤30の構造を変更したものである。
【0050】
具体的には、2重の弁体32、34を枠体38に取り付け、この枠体を口頸部4の上端面6とキャップ筒12の頂壁の周辺部14aとの間に挟持するようにしたものである。この挟持状態で図7に示す如く頂壁の周辺部14aと上側の弁体34との間には間隙Gをとる。これによりキャップ10を容器体の口頸部4に螺合するときに、上側の弁体34が頂壁の周辺部14aに擦れて破損することを防止できる。
【0051】
図示例では、上記枠体38は縦断面L字形に形成されている。そのL字形の水平板部の上に弁体32、34の外周部Cが載置されており、かつ溶着されている。
【実施例】
【0052】
図8は、本発明の実施例であり、図1の容器の容器体を、従来公知の2重容器体にしたものである。この2重容器体は、剛性の外容器体2Aの口頸部内から、負圧により収縮可能な内容器体2Bを吊り下げてなる。
【符号の説明】
【0053】
2…容器体 2a…外層 2b…内層 2A…外容器体 2B…内容器体
4…口頸部 4a…縮径部
6…上端面 8…係合リブ 9…外気導入口
10…キャップ 12…キャップ筒
14…頂壁 14a…周辺部 14b…中央部 16…注出部
18…係合段部 20…周壁 21…嵌合リング 22…ヒンジ 24…蓋体
30…弁盤 30a…周端部 32、34…弁体 36…折返し線 38…枠体
P…注出路 H…(上側の)弁孔 H…(下側の)弁孔
D…膨出代 G…間隙 v…注出弁
、A…有孔部分 B、B…無孔部分 C…外周部
T…溶着用治具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
口頸部4を起立する容器体2と、
注出部16付きの頂壁14外周から周壁20を垂下してなるキャップ筒12を含み、その周壁20を上記口頸部4の外面に嵌合させたキャップ10と、
キャップ筒12内方の注出路P内に頂壁14との間に横設した弁盤30と、を具備し、
上記弁盤30は、上記注出路Pの横断面に対応する形状の2重の薄膜状の弁体32,34の外周部Cを相互に密着させてなり、
これら外周部Cを除く弁体部分を分離可能に密接させるとともに、各外周部Cを除く弁体部分に、垂直方向から見て重複しないようにそれぞれ容器体2側へ開口する弁孔H及び注出部16側へ開口する弁孔Hを開口することで注出弁vを形成し、
注出弁上流の注出路部分内の液圧により少なくとも上側の弁体34が撓み、注出弁vが開弁するように構成したことを特徴とする、注出容器。
【請求項2】
上記口頸部4の上端面6と頂壁14の周辺部14aとの間に弁盤30の周端部30aを取り付けたことを特徴とする、請求項1に記載の注出容器。
【請求項3】
上記弁盤30は、同一形状の弁体32、34が各一側部で連なる1枚の可撓性のシート状物として連続形成して、その連続箇所で折り返すことで2重の弁体とするとともに、弁体同士の輪郭を一致させるように折り返した状態で、各弁体の弁孔H,Hが重複しないように構成してなることを特徴とする、請求項2記載の注出容器。
【請求項4】
上記キャップ10は、容器体2の口頸部4に螺合させてあり、
上記弁盤30は、2重の弁体32、34を、リング状の枠体38の内側に取り付け、この枠体を口頸部4の上端面6と頂壁14の周辺部14aとの間に挟持させ、かつこの挟持状態で頂壁14の周辺部14aと上側の弁体34との間に間隙Gを設けるように構成したことを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の注出容器。
【請求項5】
上記弁盤30は、別個に形成した2枚の弁体32,34を重ねるとともに、これら弁体の外周部Cを接合してなることを特徴とする、請求項2記載の注出容器。
【請求項6】
上記容器体2を、外層2aとこの外層から剥離可能な内層2bとからなる積層容器体としたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の注出容器。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−111202(P2011−111202A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−270403(P2009−270403)
【出願日】平成21年11月27日(2009.11.27)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】