説明

注射用薬物および薬学的に許容されるその塩の着色溶液

本発明は、筋弛緩剤、催眠剤、導入剤、および抗コリン作用剤からなる群より選択される注射用薬剤の着色された溶液、着色された乳濁液、または着色された粉末を含む薬学的組成物に関する。本発明の製剤は、いずれも、フルオレセインを使用して着色することができる。フルオレセインの濃度を変えること、またはフルオレセインを別の色素と併せることのいずれかによって、様々な色を達成することができる。本発明はまた、該薬学的組成物の使用を含む方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、注射用薬物および薬学的に許容されるその塩の着色された溶液を含む組成物および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
薬物送達の安全性は健康管理業界にとってきわめて重要である。投薬過誤が米国における年間7,000人の死亡原因であると推定されている(1999 Institute of Medicine report,「To Err is Human: Building a Safer Health System」(非特許文献1))。
【0003】
麻酔科の実務においては、医師および看護実施者が薬物の注射器を準備し、この注射器が、全身麻酔、鎮静および意識鎮静の導入および維持を通じて使用される。注射器は、透明なガラスバイアルから薬物を抜き取ってプラスチックの使い捨て注射器に入れることによって準備される。現在の実施法では、実施者は、多くの場合、内容物を詳細に示す印刷済みのラベルまたは手製の印を注射器に貼り付ける。ラベルは、薬の名称を事前に印刷されており、薬のクラスによって色分けされている。しかし、色分けされた注射器ラベルは、最終使用者によって正しく貼り付けられない限り、他のやり方では識別不可能な注射器の液体を特定することができない。注射器が誤ったラベルを貼られると、不適切な薬物使用が患者にとって大惨事となりかねない。大部分の薬液は、ひとたび注射器に引き込まれると、水の外見および稠度を有する。医師または看護実施者が印刷済みラベル、手製の印を貼り付ける、またはどの薬液が所与の注射器の中にあるのかを記憶しようとする際、過誤の機会が生じる。多忙な日、夜勤または救急事の過程で、誤ったラベルを貼られた注射器の危険性は急増する。現在のシステムの中心的な欠陥は、注射器に貼られたラベルを個々の健康管理提供者が見ること以外、注射器の内容物を決定することが不可能であるということである。
【0004】
前記に基づき、より安全な注射用薬液および使用方法が要望される。
【0005】
ベシル酸アトラクリウムは、有用な注射用筋弛緩剤である化合物2,2'-(3,11-ジオキソ-4,10-ジオキサトリデカメチレン)ビス(1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-ベラトリルイソキノリニウム)ジ(ベンゼンスルホネート)の一般名である。商品名TRACRIUM (登録商標)でも知られている。ベシル酸アトラクリウムの化学構造を式1に示す。

【0006】
ベシル酸アトラクリウムは、全身麻酔の補助剤として、手術または機械呼吸中に気管内挿管を容易にし、骨格筋弛緩を提供するために使用される。
【0007】
ロクロニウムは、有用な注射用筋弛緩剤である化合物1-[17β-(アセチルオキシ)-3α-ヒドロキシ-2β-(4-モルホリニル)-5 a-アンドロスタン-16β-イル]-1-(2-プロペニル)ピロリジニウムの一般名である。ロクロニウムは、参照により全体として本明細書に組み入れられる米国特許第4894369号(特許文献1)に記載されている。商品名ZEMURON (登録商標)およびESMERON(登録商標)でも知られている。臭化ロクロニウムの化学構造を式2に示す。

【0008】
ロクロニウムは、全身麻酔の補助剤として、手術または手技手順中に機械呼吸を容易にし、骨格筋弛緩を提供するために使用される。
【0009】
ベクロニウムは、有用な注射用筋弛緩剤である化合物(+)-1-(3,17-ジアセトキシ-2-ピペリジノ-5-アンドロスタン-16-イル)-1-メチルピペリジニウムブロミドの一般名である。商品名NORCURON (登録商標)およびVECURON(登録商標)でも知られている。臭化ベクロニウムの化学構造を式3に示す。

【0010】
ベクロニウムは、全身麻酔の補助剤として、手術または手技手順中に機械呼吸を容易にし、骨格筋弛緩を提供するために使用される。
【0011】
ベシル酸シスアトラクリウムは、有用な注射用筋弛緩剤である化合物[1R-[1α,2α(1'R*,2'R*)]]-2,2'-[1,5-ペンタンジイルビス[オキシ(3-オキソ-3,1-プロパンジイル)]]ビス[1-[(3,4-ジメトキシフェニル)メチル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-メチルイソキノリニウム]ジ(ベンゼンスルホネート)の一般名である。ベシル酸シスアトラクリウムの化学構造を式4に示す。

【0012】
ベシル酸シスアトラクリウムは、全身麻酔の補助剤として、手術または機械呼吸中に気管内挿管を容易にし、骨格筋弛緩を提供するために使用される。
【0013】
パンクロニウムは、有用な注射用筋弛緩剤である化合物3α,17β-ジアセトキシ-5α-アンドロスタン-2β,16β-イレンビス[1-メチルピペリジニウム]の一般名である。商品名PAVULON (登録商標)でも知られている。臭化パンクロニウムの化学構造を式5に示す。

【0014】
パンクロニウムは、全身麻酔の補助剤として、手術または手技手順中に機械呼吸を容易にし、骨格筋弛緩を提供するために使用される。
【0015】
サクシニルコリンは、有用な注射用筋弛緩剤である化合物2,2'-[(1,4-ジオキソ-1,4-ブタンジイル)ビス(オキシ)]ビス[N,N,N-トリメチルエタンアミニウム]の一般名である。塩化スキサメトニウム、スコリンまたは商品名ANECTINE (登録商標)、QUELICIN (登録商標)、FLO-PACK (登録商標)およびSUCOSTRIN (登録商標)でも知られている。二塩化サクシニルコリンの化学構造を式6に示す。

【0016】
サクシニルコリンは、全身麻酔の補助剤として、手術または手技手順中に機械呼吸を容易にし、骨格筋弛緩を提供するために使用される。
【0017】
ロラゼパムは、化合物7-クロロ-5-(o-クロロフェニル)-1,3-ジヒドロ-3-ヒドロキシ-2H-1,4-ベンゾジアゼピン-2-オンの一般名である。商品名VERSED (登録商標)およびATIVAN (登録商標)でも知られている。ロラゼパムの化学構造を式7に示す。

【0018】
注射用ロラゼパムは、以下の適用のために使用される。
i. 不安および緊張を軽減し、大小の手術および診断手順に伴う事象の想記を減らす前投薬として。
ii. 急性不安症候の軽減。
iii. 様々な部分および全汎タイプによって生じるてんかん重積持続状態の処置。ロラゼパム注射に応答することが知られている発作としては、全汎(強直・間代、「大」)発作、全汎欠神(「小」)発作または棘除波昏迷、単純部分(焦点運動)発作、複雑部分(精神運動)発作および複合型、たとえば焦点発症のある全汎発作がある。
iv. ロラゼパム注射による初期処置は、発作活動の長期的休止を生じさせる。
【0019】
ミダゾラムは、化合物8-クロロ-6-(2-フルオロフェニル)-1-メチル-4H-イミダゾ(1,5-a)(1,4)ベンゾジアゼピンの一般名である。商品名VERSED (登録商標)、SEDEVEN (登録商標)、HYPNOVEL (登録商標)およびDORMICUM (登録商標)でも知られている。ミダゾラムの遊離塩基の化学構造を式8に示す。

【0020】
静脈用塩酸ミダゾラムは、全身麻酔前の鎮静の導入、全身麻酔の導入および術前患者の記憶力を損なわすため(前向健忘)に使用される。塩酸ミダゾラムはまた、短い診断および内視鏡手順の前の意識鎮静のために使用されることもあり、また、短い外科的手順のための吸入揮発剤、亜酸化窒素および酸素(バランス麻酔)への催眠補充としても使用されることもある。
【0021】
ジアゼパムは、化合物7-クロロ-1,3-ジヒドロ-1-メチル-5-フェニル-2H-1,4-ベンゾジアゼピン-2-オンの一般名である。商品名VALIUM (登録商標)でも知られている。ジアゼパムの化学構造を式9に示す。

【0022】
ジアゼパムは、以下の適用のために使用される:
i. 不安および緊張を軽減し、大小の手術および診断手順に伴う事象の想記を減らすための前投薬および/または電気的除細動として。
ii. 急性不安症候の軽減。
iii. 様々な部分および全汎タイプによって生じるてんかん重積持続状態の処置。ジアゼパム注射に応答することが知られている発作としては、全汎(強直・間代、「大」)発作、全汎欠神(「小」)発作または棘除波昏迷、単純部分(焦点運動)発作、複雑部分(精神運動)発作および複合型、たとえば焦点発症のある全汎発作がある。
iv. ジアゼパム注射による初期処置は、発作活動の長期的休止を生じさせる。
v. 急性アルコール禁断による急性動揺、震え、切迫性または急性振戦せん妄および幻覚の症候の軽減。
vi. 局所的症状、脳性麻痺、アテトーシス、スティッフマン症候群または破傷風に伴う筋痙攣の処置。
【0023】
エトミデートは、有用な注射用麻酔導入剤である化合物(R)-(+)-エチル-1-(1-フェニルエチル)-1H-イミダゾール-5-カルボキシレートの一般名である。商品名AMIDATE (登録商標)およびHYPNOMIDATE (登録商標)でも知られている。エトミデートの化学構造を式10に示す。

【0024】
エトミデートは全身麻酔の導入のために使用される。
【0025】
プロポフォールは、有用な注射用麻酔導入剤である化合物2,6-ジイソプロピルフェノールの一般名である。商品名DIPRIVAN (登録商標)およびDIPRIVAN VHA PLUS (登録商標)でも知られている。プロポフォールの化学構造を式11に示す。

【0026】
プロポフォールは、全身麻酔の導入および維持ならびに鎮静の導入および維持のために使用される。プロポフォールの溶液が、参照により本明細書に組み入れられるUS6,326,406(特許文献2)、20020107291 A1(特許文献3)、20040014718 A1(特許文献4)、20050004234 A1(特許文献5)、および20040235964 A1(特許文献6)に記載されている。
【0027】
フォスプロポフォール二ナトリウムは、有用な注射用麻酔導入剤プロポフォールのプロドラッグである化合物二ナトリウム(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)メチルホスフェートの一般名である。商品名AQUAVAN (登録商標)でも知られている。フォスプロポフォール二ナトリウムの化学構造を式12に示す。

【0028】
フォスプロポフォール二ナトリウムは、全身麻酔の導入および維持ならびに鎮静の導入および維持のために使用される。フォスプロポフォール二ナトリウムの溶液が、参照により本明細書に組み入れられるUS6204257(特許文献7)に記載されている。
【0029】
ケタミンは、有用な注射用麻酔導入剤である化合物2-(2-クロロフェニル)-2-(メチルアミノ)-シクロヘキサンの一般名である。商品名KETANEST (登録商標)、KETASET (登録商標)およびKETALAR (登録商標)でも知られている。ケタミンの遊離塩基形態の化学構造を式13に示す。

【0030】
塩酸ケタミンは、全身麻酔の導入および維持のために使用される。
【0031】
アトロピンは、ベラドンナ(Atropa belladonna)および他のナス科植物から抽出されるトロパンアルカロイドである。ヒオスシアミンとも知られ、商品名ATROPEN (登録商標)でも知られている。アトロピンの化学構造を式14に示す。

【0032】
注射用アトロピン、もっとも一般的には硫酸アトロピン一水和物は、唾液および気管支分泌物を減らし、反射性除脈を処置するための前麻酔として使用され、不整脈の応急処置でも使用される。
【0033】
グリコピロレートは、有用な注射用抗コリン作用剤である化合物3[(シクロペンチルヒドロキシフェニルアセチル)オキシ]-1,1-ジメチルピロリジニウムブロミドの一般名である。商品名ROBINUL (登録商標)でも知られている。グリコピロレートの化学構造を式15に示す。

【0034】
注射用グリコピロレートは、麻酔導入および挿管中に唾液、気管気管支および咽頭分泌物を減らし、胃分泌物の量および遊離酸性度を下げ、心臓迷走神経阻害反射を遮断するための術前抗ムスカリン剤として使用される。
【0035】
【特許文献1】US 4894369
【特許文献2】US 6,326,406
【特許文献3】US 20020107291 A1
【特許文献4】US 20040014718 A1
【特許文献5】US 20050004234 A1
【特許文献6】US 20040235964 A1
【特許文献7】US 6204257
【非特許文献1】1999 Institute of Medicine report,「To Err is Human: Building a Safer Health System」
【発明の開示】
【0036】
発明の概要
着色された薬液は、一つの薬物クラスと別の薬物クラスとの混同を実施者が避けることを支援する。そのような着色剤は、健康管理提供者側の過誤を減らすために溶液に加えられる。
【0037】
本発明は、筋弛緩剤、催眠剤、導入剤および抗コリン作用剤からなる群より選択される注射用薬剤の着色された溶液、着色された乳濁液または着色された粉末を含む薬学的組成物に関する。本発明の製剤は、すべて、フルオレセインを使用して着色することができる。フルオレセインの濃度を変えることまたはフルオレセインを別の色素と合わせることのいずれかによって、様々な色を達成することができる。本発明はまた、該薬学的組成物の使用を含む方法に関する。
【0038】
着色された薬液のさらなる利点は、注入された薬物が管を通過し、患者の静脈に進入したことを実施者が目視的に確認することを可能にすることである。
【0039】
発明の詳細な説明
本発明は、着色された注射用薬剤であって、該色がフルオレセインを含む色素に由来する、着色された注射用薬剤に関する。
【0040】
本発明の態様は、着色された注射用薬剤であって、該色がフルオレセインおよびメチレンブルーを含む色素に由来する、着色された注射用薬剤である。
【0041】
本発明の態様は、着色された注射用薬剤であって、該色がフルオレセインおよびインジゴカルミンを含む色素に由来する、着色された注射用薬剤である。
【0042】
本発明の態様は、着色された注射用薬剤であって、該色が、フルオレセインを含む色素に由来し、かつ黄色、オレンジ色、明るいオレンジ色および緑色からなる群より選択される、着色された注射用薬剤である。
【0043】
本発明の態様は、着色された注射用薬剤であって、該色が、フルオレセインおよびメチレンブルーを含む色素に由来し、かつ緑色である、着色された注射用薬剤である。
【0044】
本発明の態様は、着色された注射用薬剤であって、該色が、フルオレセインおよびインジゴカルミンを含む色素に由来し、かつ緑色である、着色された注射用薬剤である。
【0045】
本発明の態様は、着色された注射用筋弛緩剤であって、該色が、7mg/mL〜250mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつ明るいオレンジ色である、着色された注射用筋弛緩剤である。
【0046】
本発明の態様は、着色された注射用筋弛緩剤であって、該色が、7mg/mL〜100mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつ明るいオレンジ色である、着色された注射用筋弛緩剤である。
【0047】
本発明の態様は、着色された注射用催眠剤であって、該色が、1mg/mL〜10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつオレンジ色である、着色された注射用催眠剤である。
【0048】
本発明の態様は、着色された注射用催眠剤であって、該色が、1.5mg/mL〜2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつオレンジ色である、着色された注射用催眠剤である。
【0049】
本発明の態様は、着色された注射用導入剤であって、該色が、0.001mg/mL〜2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつ黄色である、着色された注射用導入剤である。
【0050】
本発明の態様は、着色された注射用導入剤であって、該色が、0.05mg/mL〜1.0mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつ黄色である、着色された注射用導入剤である。
【0051】
本発明の態様は、着色された注射用抗コリン作用剤であって、該色が、0.001mg/mL〜0.1mg/mLの濃度のフルオレセインおよび0.001mg/mL〜0.05mg/mLの濃度のメチレンブルーを含む色素に由来し、かつ緑色である、着色された注射用抗コリン作用剤である。
【0052】
本発明の態様は、着色された注射用抗コリン作用剤であって、該色が、0.002mg/mL〜0.02mg/mLの濃度のフルオレセインおよび0.002mg/mL〜0.02mg/mLの濃度のメチレンブルーを含む色素に由来し、かつ緑色である、着色された注射用抗コリン作用剤である。
【0053】
本発明の態様は、着色された注射用抗コリン作用剤であって、該色が、0.001mg/mL〜0.4mg/mLの濃度のフルオレセインおよび0.001mg/mL〜0.05mg/mLの濃度のインジゴカルミンを含む色素に由来し、かつ緑色である、着色された注射用抗コリン作用剤である。
【0054】
本発明の態様は、着色された注射用抗コリン作用剤であって、該色が、0.002mg/mL〜0.2mg/mLの濃度のフルオレセインおよび0.001mg/mL〜0.03mg/mLの濃度のインジゴカルミンを含む色素に由来し、かつ緑色である、着色された注射用抗コリン作用剤である。
【0055】
本発明の態様は、色分けされた注射用薬剤を調製する方法であって、フルオレセインの濃度を変えることによって様々な色が作製される方法である。
【0056】
本発明の態様は、色分けされた注射用薬剤を調製する方法であって、フルオレセインの濃度を変えることによって黄色、オレンジ色および明るいオレンジ色が作製される方法である。
【0057】
本発明の態様は、着色されたベシル酸アトラクリウム溶液を含む薬学的溶液である。
【0058】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のベシル酸アトラクリウム溶液を含む薬学的溶液である。
【0059】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のベシル酸アトラクリウム溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0060】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のベシル酸アトラクリウム水溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0061】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発するための、着色されたベシル酸アトラクリウム溶液の治療的有効量を含む薬学的溶液を提供する。
【0062】
もう一つの態様で、本発明は、筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色されたベシル酸アトラクリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法を提供する。
【0063】
もう一つの態様で、本発明は、明るいオレンジ色のベシル酸アトラクリウム水溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法であって、該溶液の明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0064】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.1mg/mL〜250mg/mLの範囲のベシル酸アトラクリウムおよび7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0065】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mL〜50mg/mLの範囲のベシル酸アトラクリウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0066】
特に好ましい態様で、本発明は、水、10mg/mLの濃度のベシル酸アトラクリウムおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0067】
本発明の態様は、着色されたロクロニウム溶液を含む薬学的組成物である。
【0068】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のロクロニウム溶液を含む薬学的組成物である。
【0069】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のロクロニウム溶液を含む薬学的組成物であって、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0070】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のロクロニウム水溶液を含む薬学的組成物であって、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0071】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発するための、着色された臭化ロクロニウム溶液の治療的有効量を含む薬学的組成物を提供する。
【0072】
もう一つの態様で、本発明は、筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色された臭化ロクロニウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法を提供する。
【0073】
もう一つの態様で、本発明は、明るいオレンジ色の臭化ロクロニウム溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法であって、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0074】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.01mg/mL〜100mg/mLの範囲の臭化ロクロニウムおよび7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0075】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の臭化ロクロニウムおよび5〜25mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0076】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の臭化ロクロニウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0077】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mLの濃度の臭化ロクロニウムおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0078】
本発明の態様は、着色されたベクロニウム粉末を含む薬学的組成物である。
【0079】
本発明の態様は、着色されたベクロニウム粉末であって、該色が明るいオレンジ色であるベクロニウム粉末である。
【0080】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のベクロニウム粉末であって、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する明るいオレンジ色のベクロニウム粉末である。
【0081】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のベクロニウム粉末であって、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する、医用製剤として使用するための、明るいオレンジ色のベクロニウム粉末である。
【0082】
本発明の態様は、筋弛緩応答を誘発するのに十分である、明るいオレンジ色の臭化ベクロニウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法であって、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する方法である。
【0083】
本発明の態様は、着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液を含む薬学的溶液である。
【0084】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のベシル酸シスアトラクリウム溶液を含む薬学的溶液である。
【0085】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のベシル酸シスアトラクリウム溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0086】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のベシル酸シスアトラクリウム水溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0087】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発するための、着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液の治療的有効量を含む薬学的溶液を提供する。
【0088】
もう一つの態様で、本発明は、筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法を提供する。
【0089】
もう一つの態様で、本発明は、明るいオレンジ色のベシル酸シスアトラクリウム水溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法であって、該溶液の明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0090】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.1mg/mL〜250mg/mLの範囲のベシル酸シスアトラクリウムおよび7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0091】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜25mg/mLの範囲のベシル酸シスアトラクリウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0092】
特に好ましい態様で、本発明は、水、2mg/mLの濃度のベシル酸シスアトラクリウムおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0093】
本発明の態様は、着色されたパンクロニウム溶液を含む薬学的溶液である。
【0094】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のパンクロニウム溶液を含む薬学的溶液である。
【0095】
好ましい態様で、本発明は、明るいオレンジ色のパンクロニウム溶液を含む薬学的溶液であって、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液を提供する。
【0096】
好ましい態様で、本発明は、明るいオレンジ色のパンクロニウム水溶液を含む薬学的溶液であって、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液を提供する。
【0097】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発するための、着色された臭化パンクロニウム溶液の治療的有効量を含む薬学的溶液を提供する。
【0098】
もう一つの態様で、本発明は、筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色された臭化パンクロニウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法を提供する。
【0099】
もう一つの態様で、本発明は、明るいオレンジ色の臭化パンクロニウム水溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法であって、該溶液の明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0100】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.01mg/mL〜100mg/mLの範囲の臭化パンクロニウムおよび7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0101】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の臭化パンクロニウムおよび5〜25mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0102】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の臭化パンクロニウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0103】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mLの濃度の臭化パンクロニウムおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0104】
本発明の態様は、着色されたサクシニルコリン溶液を含む薬学的溶液である。
【0105】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のサクシニルコリン溶液を含む薬学的溶液である。
【0106】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のサクシニルコリン溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0107】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のサクシニルコリン水溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0108】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発するための、着色された二塩化サクシニルコリン溶液の治療的有効量を含む薬学的組成物を提供する。
【0109】
もう一つの態様で、本発明は、筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色された二塩化サクシニルコリン溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法を提供する。
【0110】
もう一つの態様で、本発明は、明るいオレンジ色の二塩化サクシニルコリン水溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法であって、該溶液の明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0111】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mL〜250mg/mLの範囲の二塩化サクシニルコリンおよび7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0112】
特に好ましい態様で、本発明は、水、20mg/mL〜100mg/mLの範囲の二塩化サクシニルコリンおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0113】
特に好ましい態様で、本発明は、水、20mg/mLの濃度の二塩化サクシニルコリンおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0114】
本発明の態様は、着色されたロラゼパム溶液を含む薬学的組成物である。
【0115】
本発明の態様は、オレンジ色のロラゼパム溶液を含む薬学的組成物である。
【0116】
本発明の態様は、オレンジ色のロラゼパム溶液を含む薬学的組成物であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0117】
好ましい態様で、本発明は、プロピレングリコールおよびポリエチレングリコール中ロラゼパムのオレンジ色溶液を含む薬学的組成物であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物を提供する。
【0118】
本発明の態様は、ロラゼパムのプロピレングリコールおよびポリエチレングリコール溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0119】
特に好ましい態様で、本発明は、0.5mg/mL〜50mg/mLの範囲のロラゼパムおよび1.0〜10mg/mLの範囲のフルオレセインのプロピレングリコール、ポリエチレングリコールおよびベンジルアルコール溶液を含む薬学的溶液を提供する。
【0120】
特に好ましい態様で、本発明は、1mg/mL〜10mg/mLの範囲のロラゼパムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインのプロピレングリコール、ポリエチレングリコールおよびベンジルアルコール溶液を含む薬学的溶液を提供する。
【0121】
特に好ましい態様で、本発明は、約2mg/mLの濃度のロラゼパムおよび約2.5mg/mLの濃度のフルオレセインのプロピレングリコール、ポリエチレングリコールおよびベンジルアルコール溶液を含む薬学的溶液を提供する。
【0122】
もう一つの態様で、本発明は、前向健忘を導入するのに十分である、着色されたロラゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において前向健忘を導入する方法を提供する。
【0123】
もう一つの態様で、本発明は、発作を制御するのに十分である、着色されたロラゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物におけるてんかんを処置する方法を提供する。
【0124】
もう一つの態様で、本発明は、不安からの解放を提供するのに十分である、着色されたロラゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における不安を処置する方法を提供する。
【0125】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のロラゼパム溶液を投与することを含む、哺乳動物において前向健忘を導入する方法であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0126】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のロラゼパム溶液を投与することを含む、哺乳動物におけるてんかんを処置する方法であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0127】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のロラゼパム溶液を投与することを含む、哺乳動物における不安を処置する方法であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0128】
本発明の態様は、着色された塩酸ミダゾラム溶液を含む薬学的組成物である。
【0129】
本発明の態様は、オレンジ色の塩酸ミダゾラム溶液を含む薬学的組成物である。
【0130】
好ましい態様で、本発明は、塩酸ミダゾラムの水溶液を含む薬学的組成物であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物を提供する。
【0131】
本発明の態様は、塩酸ミダゾラムの水溶液を含む薬学的組成物であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0132】
本発明の態様は、塩酸ミダゾラムの水溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0133】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.1mg/mL〜50mg/mLの範囲の塩酸ミダゾラムおよび1〜10mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0134】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の塩酸ミダゾラムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0135】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mLの濃度の塩酸ミダゾラムおよび2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0136】
もう一つの態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の塩酸ミダゾラム、1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインを含み、塩化ナトリウムさらにを含み、塩化ナトリウム濃度が10% (w/v)未満である薬学的溶液を含む。
【0137】
もう一つの態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の塩酸ミダゾラム、1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセイン、10% (w/v)未満の塩化ナトリウムを含み、エデト酸二ナトリウムをさらに含み、エデト酸二ナトリウム濃度が1% (w/v)未満である薬学的溶液を含む。
【0138】
もう一つの態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の塩酸ミダゾラム、1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセイン、10% (w/v)未満の塩化ナトリウム、1% (w/v)未満のエデト酸二ナトリウムを含み、pHを約3に調節するための塩酸をさらに含む薬学的溶液を含む。
【0139】
もう一つの態様で、本発明は、水、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の塩酸ミダゾラム、1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセイン、10% (w/v)未満の塩化ナトリウム、1% (w/v)未満のエデト酸二ナトリウム、pHを約3に調節するための塩酸を含み、5% (w/v)未満のベンジルアルコールをさらに含む薬学的溶液を含む。
【0140】
もう一つの態様で、本発明は、鎮静を導入するのに十分である、着色された塩酸ミダゾラム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法を提供する。
【0141】
もう一つの態様で、本発明は、麻酔を導入するのに十分である、着色された塩酸ミダゾラム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において麻酔を導入する方法を提供する。
【0142】
もう一つの態様で、本発明は、前向健忘を導入するのに十分である、着色された塩酸ミダゾラム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において前向健忘を導入する方法を提供する。
【0143】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色の塩酸ミダゾラム水溶液を投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0144】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色の塩酸ミダゾラム水溶液を投与することを含む、哺乳動物において麻酔を導入する方法であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0145】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色の塩酸ミダゾラム水溶液を投与することを含む、哺乳動物において前向健忘を導入する方法であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0146】
本発明の態様は、着色された注射用ジアゼパム製剤を含む薬学的組成物である。
【0147】
本発明の態様は、オレンジ色のジアゼパム溶液を含む薬学的組成物である。
【0148】
本発明の態様は、オレンジ色のジアゼパム乳濁液を含む薬学的組成物である。
【0149】
本発明の態様は、オレンジ色のジアゼパム溶液を含む薬学的組成物であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0150】
本発明の態様は、オレンジ色のジアゼパム乳濁液を含む薬学的組成物であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0151】
好ましい態様で、薬学的組成物は、オレンジ色のジアゼパムのプロピレングリコールおよびポリエチレングリコール溶液を含み、該オレンジ色はフルオレセインに由来する。
【0152】
好ましい態様で、薬学的組成物は、オレンジ色のジアゼパムのプロピレングリコールおよびエチルアルコール溶液を含み、該オレンジ色はフルオレセインに由来する。
【0153】
好ましい態様で、薬学的組成物は、オレンジ色のジアゼパムの大豆油および水乳濁液を含み、該オレンジ色はフルオレセインに由来する。
【0154】
本発明の態様は、オレンジ色のジアゼパムのプロピレングリコールおよびポリエチレングリコール溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0155】
本発明の態様は、オレンジ色のジアゼパムのプロピレングリコールおよびポリエチレングリコール乳濁液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物であって、オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的組成物である。
【0156】
特に好ましい態様で、本発明は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、0.5mg/mL〜50mg/mLの範囲のジアゼパムおよび1.0〜10mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0157】
特に好ましい態様で、本発明は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1mg/mL〜10mg/mLの範囲のジアゼパムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0158】
特に好ましい態様で、本発明は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、約4mg/mLの濃度のジアゼパムおよび約2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0159】
特に好ましい態様で、本発明は、プロピレングリコール、エチルアルコール、0.5mg/mL〜50mg/mLの範囲のジアゼパムおよび1.0〜10mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0160】
特に好ましい態様で、本発明は、プロピレングリコール、エチルアルコール、1mg/mL〜10mg/mLの範囲のジアゼパムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0161】
特に好ましい態様で、本発明は、プロピレングリコール、エチルアルコール、約5mg/mLの濃度のジアゼパムおよび約2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0162】
特に好ましい態様で、本発明は、大豆油、水、0.5mg/mL〜50mg/mLの範囲のジアゼパムおよび1.0〜10mg/mLの範囲のフルオレセインを含む乳濁液を提供する。
【0163】
特に好ましい態様で、本発明は、大豆油、水、1mg/mL〜10mg/mLの範囲のジアゼパムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む乳濁液を提供する。
【0164】
特に好ましい態様で、本発明は、大豆油、水、約5mg/mLの濃度のジアゼパムおよび約2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む乳濁液を提供する。
【0165】
もう一つの態様で、本発明は、前向健忘を導入するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において前向健忘を導入する方法を提供する。
【0166】
もう一つの態様で、本発明は、手術前の不安および緊張を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における手術前の不安および緊張を軽減する方法を提供する。
【0167】
もう一つの態様で、本発明は、急性不安を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における急性不安および緊張を軽減する方法を提供する。
【0168】
もう一つの態様で、本発明は、てんかん重積持続状態を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物におけるてんかん重積持続状態を軽減する方法を提供する。
【0169】
もう一つの態様で、本発明は、アルコール禁断の症候を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における急性アルコール禁断による急性動揺、震え、切迫性または急性振戦せん妄および幻覚を軽減する方法を提供する。
【0170】
もう一つの態様で、本発明は、筋痙攣を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における局所的症状、脳性麻痺、アテトーシス、スティッフマン症候群または破傷風に伴う筋痙攣を軽減する方法を提供する。
【0171】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のジアゼパム溶液を投与することを含む、哺乳動物において前向健忘を導入する方法であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0172】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のジアゼパム溶液を投与することを含む、哺乳動物における手術前の不安および緊張を軽減する方法であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0173】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のジアゼパム溶液を投与することを含む、哺乳動物における急性不安および緊張を軽減する方法であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0174】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のジアゼパム溶液を投与することを含む、哺乳動物におけるてんかん重積持続状態を軽減する方法であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0175】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のジアゼパム溶液を投与することを含む、哺乳動物における急性アルコール禁断による急性動揺、震え、切迫性または急性振戦せん妄および幻覚を軽減する方法であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0176】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のジアゼパム溶液を投与することを含む、哺乳動物における局所的症状、脳性麻痺、アテトーシス、スティッフマン症候群または破傷風に伴う筋痙攣を軽減する方法であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0177】
本発明の態様は、着色されたエトミデート溶液を含む薬学的組成物である。
【0178】
本発明の態様は、着色されたエトミデート溶液を含む薬学的組成物である。
【0179】
本発明の態様は、黄色のエトミデート溶液を含む薬学的組成物である。
【0180】
もう一つの態様で、本発明は、全身麻酔を導入するのに十分である、着色されたエトミデート溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法を提供する。
【0181】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のエトミデート溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法であって、該溶液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0182】
もう一つの態様で、本発明は、全身麻酔を維持するのに十分である、着色されたエトミデート溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法を提供する。
【0183】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のエトミデート溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法であって、該溶液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0184】
好ましい態様で、本発明は、水、プロピレングリコール、エトミデートおよびフルオレセインの溶液を含む薬学的組成物を提供する。
【0185】
もう一つの態様で、本発明は、水、プロピレングリコール、エトミデートおよびフルオレセインの溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物を提供する。
【0186】
特に好ましい態様で、本発明は、水、プロピレングリコール、0.02mg/mL〜20mg/mLの範囲のエトミデートおよび0.001〜2.5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0187】
特に好ましい態様で、本発明は、水、プロピレングリコール、0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲のエトミデートおよび0.05〜1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0188】
特に好ましい態様で、本発明は、水、プロピレングリコール、2mg/mLの濃度のエトミデートおよび0.15mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0189】
本発明の態様は、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液を含む薬学的組成物である。
【0190】
本発明の態様は、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液を含む薬学的組成物である。
【0191】
本発明の態様は、黄色のプロポフォール溶液または乳濁液を含む薬学的組成物である。
【0192】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において全身麻酔を導入するための、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を含む薬学的組成物を提供する。
【0193】
もう一つの態様で、本発明は、全身麻酔を導入するのに十分である、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法を提供する。
【0194】
もう一つの態様で、本発明は、鎮静を導入するのに十分である、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法を提供する。
【0195】
もう一つの態様で、本発明は、全身麻酔を維持するのに十分である、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法を提供する。
【0196】
もう一つの態様で、本発明は、鎮静を維持するのに十分である、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を維持する方法を提供する。
【0197】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法であって、該溶液または乳濁液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0198】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法であって、該溶液または乳濁液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0199】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法であって、該溶液または乳濁液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0200】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において鎮静を維持する方法であって、該溶液または乳濁液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0201】
好ましい態様で、本発明は、水、大豆油、プロポフォールおよびフルオレセインの溶液または乳濁液を含む薬学的組成物を提供する。
【0202】
もう一つの態様で、本発明は、水、大豆油、プロポフォールおよびフルオレセインの溶液または乳濁液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物を提供する。
【0203】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mL〜50mg/mLの範囲のプロポフォールおよび0.001〜2.5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液または乳濁液を提供する。
【0204】
特に好ましい態様で、本発明は、水、5mg/mL〜15mg/mLの範囲のプロポフォールおよび0.05〜1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液または乳濁液を提供する。
【0205】
特に好ましい態様で、本発明は、水、10mg/mLの濃度のプロポフォールおよび0.15mg/mLの濃度のフルオレセインを含む溶液または乳濁液を提供する。
【0206】
本発明の態様は、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液を含む薬学的組成物である。
【0207】
本発明の態様は、黄色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液を含む薬学的組成物である。
【0208】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において全身麻酔を導入するための、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を含む薬学的組成物を提供する。
【0209】
もう一つの態様で、本発明は、全身麻酔を導入するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法を提供する。
【0210】
もう一つの態様で、本発明は、鎮静を導入するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法を提供する。
【0211】
もう一つの態様で、本発明は、全身麻酔を維持するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法を提供する。
【0212】
もう一つの態様で、本発明は、鎮静を維持するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を維持する方法を提供する。
【0213】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法であって、該溶液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0214】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法であって、該溶液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0215】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法であって、該溶液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0216】
もう一つの態様で、本発明は、黄色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において鎮静を維持する方法であって、該溶液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0217】
好ましい態様で、本発明は、フォスプロポフォール二ナトリウムおよびフルオレセインの水溶液を含む薬学的組成物を提供する。
【0218】
もう一つの態様で、本発明は、フォスプロポフォール二ナトリウムおよびフルオレセインの水溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物を提供する。
【0219】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mL〜50mg/mLの範囲のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび0.001〜2.5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0220】
特に好ましい態様で、本発明は、水、5mg/mL〜15mg/mLの範囲のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび0.05〜1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0221】
特に好ましい態様で、本発明は、水、10mg/mLの濃度のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび0.15mg/mLの濃度のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0222】
本発明の態様は、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液を含む薬学的組成物である。
【0223】
本発明の態様は、オレンジ色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液を含む薬学的組成物である。
【0224】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において全身麻酔を導入するための、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を含む薬学的組成物を提供する。
【0225】
もう一つの態様で、本発明は、全身麻酔を導入するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法を提供する。
【0226】
もう一つの態様で、本発明は、鎮静を導入するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法を提供する。
【0227】
もう一つの態様で、本発明は、全身麻酔を維持するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法を提供する。
【0228】
もう一つの態様で、本発明は、鎮静を維持するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を維持する方法を提供する。
【0229】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法であって、該溶液のオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0230】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法であって、該溶液のオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0231】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法であって、該溶液のオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0232】
もう一つの態様で、本発明は、オレンジ色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において鎮静を維持する方法であって、該溶液のオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0233】
好ましい態様で、本発明は、フォスプロポフォール二ナトリウムおよびフルオレセインの水溶液を含む薬学的組成物を提供する。
【0234】
もう一つの態様で、本発明は、フォスプロポフォール二ナトリウムおよびフルオレセインの水溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物を提供する。
【0235】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mL〜50mg/mLの範囲のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび1〜10mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0236】
特に好ましい態様で、本発明は、水、5mg/mL〜15mg/mLの範囲のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0237】
特に好ましい態様で、本発明は、水、10mg/mLの濃度のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む溶液を提供する。
【0238】
本発明は、着色されたケタミン溶液を含む薬学的組成物に関する。
【0239】
本発明の態様は、着色された塩酸ケタミン溶液を含む薬学的組成物である。
【0240】
本発明の態様は、黄色の塩酸ケタミン溶液を含む薬学的組成物である。
【0241】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において全身麻酔を導入するための、着色された塩酸ケタミン溶液の治療的有効量を含む薬学的組成物を提供する。
【0242】
もう一つの態様で、本発明は、全身麻酔を導入するのに十分である、着色された塩酸ケタミン溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法を提供する。
【0243】
もう一つの態様で、本発明は、黄色の塩酸ケタミン水溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法であって、該溶液の黄色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0244】
好ましい態様で、本発明は、水、塩酸ケタミンおよびフルオレセインの溶液を含む薬学的組成物を提供する。
【0245】
もう一つの態様で、本発明は、水、塩酸ケタミンおよびフルオレセインの溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物を提供する。
【0246】
特に好ましい態様で、本発明は、水、10mg/mL〜500mg/mLの範囲の塩酸ケタミンおよび0.001〜2.5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0247】
特に好ましい態様で、本発明は、水、10mg/mL〜250mg/mLの範囲の塩酸ケタミンおよび0.05〜1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0248】
特に好ましい態様で、本発明は、水、プロピレングリコール、100mg/mLの濃度の塩酸ケタミンおよび0.15mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0249】
本発明の態様は、着色されたアトロピン溶液を含む薬学的組成物である。
【0250】
本発明の態様は、緑色のアトロピン溶液を含む薬学的組成物である。
【0251】
もう一つの態様で、本発明は、着色されたアトロピン溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する方法を提供する。
【0252】
もう一つの態様で、本発明は、緑色のアトロピン溶液を投与することを含む、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する方法であって、該緑色がフルオレセインおよびメチレンブルーに由来する方法を提供する。
【0253】
もう一つの態様で、本発明は、緑色のアトロピン溶液を投与することを含む、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する方法であって、該緑色がフルオレセインおよびインジゴカルミンに由来する方法を提供する。
【0254】
好ましい態様で、本発明は、水、アトロピン、フルオレセインおよびメチレンブルーの溶液を含む薬学的組成物を提供する。
【0255】
好ましい態様で、本発明は、水、アトロピン、フルオレセインおよびインジゴカルミンの溶液を含む薬学的組成物を提供する。
【0256】
もう一つの態様で、本発明は、水、アトロピン、フルオレセインおよびメチレンブルーの溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物を提供する。
【0257】
もう一つの態様で、本発明は、水、アトロピン、フルオレセインおよびインジゴカルミンの溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物を提供する。
【0258】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.04mg/mL〜4.0mg/mLの範囲のアトロピン、0.001〜0.05mg/mLの範囲のメチレンブルーおよび0.001〜0.1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0259】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.1mg/mL〜2.0mg/mLの範囲のアトロピン、0.002〜0.02mg/mLの範囲のメチレンブルーおよび0.002〜0.02mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0260】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mLの濃度のアトロピン、0.003mg/mLの濃度のメチレンブルーおよび0.004mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0261】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.04mg/mL〜4.0mg/mLの範囲のアトロピン、0.001〜0.05mg/mLの範囲のインジゴカルミンおよび0.001〜0.4mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0262】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.1mg/mL〜2.0mg/mLの範囲のアトロピン、0.001〜0.03mg/mLの範囲のインジゴカルミンおよび0.002〜0.2mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0263】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mLの濃度のアトロピン、0.015mg/mLの濃度のインジゴカルミンおよび0.006mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0264】
本発明の態様は、着色されたグリコピロレート溶液を含む薬学的組成物である。
【0265】
本発明の態様は、緑色のグリコピロレート溶液を含む薬学的組成物である。
【0266】
もう一つの態様で、本発明は、着色されたグリコピロレート溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する方法を提供する。
【0267】
もう一つの態様で、本発明は、緑色のグリコピロレート溶液を投与することを含む、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する方法であって、該溶液の緑色がフルオレセインおよびメチレンブルーに由来する方法を提供する。
【0268】
もう一つの態様で、本発明は、緑色のグリコピロレート溶液を投与することを含む、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する方法であって、該溶液の緑色がフルオレセインおよびインジゴカルミンに由来する方法を提供する。
【0269】
好ましい態様で、本発明は、水、グリコピロレート、フルオレセインおよびメチレンブルーの溶液を含む薬学的組成物を提供する。
【0270】
好ましい態様で、本発明は、水、グリコピロレート、フルオレセインおよびインジゴカルミンの溶液を含む薬学的組成物を提供する。
【0271】
もう一つの態様で、本発明は、水、グリコピロレート、フルオレセインおよびメチレンブルーの溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物を提供する。
【0272】
もう一つの態様で、本発明は、水、グリコピロレート、フルオレセインおよびインジゴカルミンの溶液を含む、医用製剤として使用するための薬学的組成物を提供する。
【0273】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.002mg/mL〜2.0mg/mLの範囲のグリコピロレート、0.001〜0.05mg/mLの範囲のメチレンブルーおよび0.001〜0.1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0274】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.05mg/mL〜1.0mg/mLの範囲のグリコピロレート、0.002〜0.02mg/mLの範囲のメチレンブルーおよび0.002〜0.02mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0275】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.2mg/mLの濃度のグリコピロレート、0.003mg/mLの濃度のメチレンブルーおよび0.004mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0276】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.002mg/mL〜2.0mg/mLの範囲のグリコピロレート、0.001〜0.05mg/mLの範囲のインジゴカルミンおよび0.001〜0.4mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0277】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.001mg/mL〜1.0mg/mLの範囲のグリコピロレート、0.001〜0.03mg/mLの範囲のインジゴカルミンおよび0.002〜0.2mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0278】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.2mg/mLの濃度のグリコピロレート、0.015mg/mLの濃度のインジゴカルミンおよび0.006mg/mLの濃度のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0279】
本発明の態様は、着色されたガンタクリウム溶液を含む薬学的組成物である。
【0280】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のガンタクリウム溶液を含む薬学的溶液である。
【0281】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のガンタクリウム溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0282】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のガンタクリウム水溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0283】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発するための、着色されたガンタクリウム溶液の治療的有効量を含む薬学的溶液を提供する。
【0284】
もう一つの態様で、本発明は、筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色されたガンタクリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法を提供する。
【0285】
もう一つの態様で、本発明は、明るいオレンジ色のガンタクリウム水溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法であって、該溶液の明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0286】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.1mg/mL〜250mg/mLの範囲のガンタクリウムおよび7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0287】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mL〜50mg/mLの範囲のガンタクリウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0288】
本発明の態様は、着色されたミバクリウム溶液を含む薬学的組成物である。
【0289】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のミバクリウム溶液を含む薬学的溶液である。
【0290】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のミバクリウム溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0291】
本発明の態様は、明るいオレンジ色のミバクリウム水溶液を含む薬学的溶液であって、該オレンジ色がフルオレセインに由来する薬学的溶液である。
【0292】
一つの態様で、本発明は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発するための、着色されたミバクリウム溶液の治療的有効量を含む薬学的溶液を提供する。
【0293】
もう一つの態様で、本発明は、筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色されたミバクリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法を提供する。
【0294】
もう一つの態様で、本発明は、明るいオレンジ色のミバクリウム水溶液の治療的有効量を投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法であって、該溶液の明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する方法を提供する。
【0295】
特に好ましい態様で、本発明は、水、0.1mg/mL〜250mg/mLの範囲のミバクリウムおよび7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0296】
特に好ましい態様で、本発明は、水、1mg/mL〜50mg/mLの範囲のミバクリウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む薬学的溶液を提供する。
【0297】
定義
本明細書で使用する用語「約」とは、平均+/-15%をいう。
【0298】
本明細書で使用する用語「抗コリン作用性」とは、通常は神経伝達物質によって占められるものと同じレセプタを求めて競合することによってアセチルコリンのムスカリン様効果を拮抗する薬剤を意味することを意図する。抗コリン作用性薬剤の例は、アトロピンおよびグリコピロレートを含む。
【0299】
本明細書で使用する用語「ベシル酸アトラクリウム」とは、式1に示す、2,2'-(3,11-ジオキソ-4,10-ジオキサトリデカメチレン)ビス(1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-ベラトリルイソキノリニウム)のジ(ベンゼンスルホネート)塩をいう。
【0300】
本明細書で使用する用語「明るいオレンジ色」とは、一つまたは複数の波長の光、主として570〜650nmの波長の光の反射を特徴とする色をいう。例は、Pantone 881および約25mg/mL〜10mg/mLの範囲のフルオレセインの水溶液を含むが、これらに限定されない。
【0301】
本明細書で使用する用語「色分け」とは、ユーザが、薬物のクラスおよび個々の薬品の両方を分類し、識別することを可能にする標準化色系の体系的適用である。このような系は、ユーザが、色を標準化された薬学的機能と照合させることを可能にする。
【0302】
本明細書で使用する用語「緑色」とは、一つまたは複数の波長の光、主として530〜490nmの波長の光の反射を特徴とする色をいう。例は、Pantone 367、フルオレセインとメチレンブルーとの水溶液およびフルオレセインとインジゴカルミンとの水溶液を含むが、これらに限定されない。
【0303】
本明細書で使用する用語「催眠剤」とは、睡眠を導入する、または不安を軽減する、または発作を軽減する薬剤を意味することを意図する。催眠薬の例は、ジアゼパム、ロラゼパムおよびミダゾラムを含むが、これらに限定されない。
【0304】
本明細書で使用する用語「導入剤」とは、全身麻酔の導入および維持および/または鎮静の導入および維持に使用される薬剤を意味することを意図する。導入剤の例は、エトミデート、ケタミン、プロポフォールおよびフォスプロポフォール二ナトリウムを含む。
【0305】
本明細書で使用する用語「哺乳動物」とは、皮膚が毛髪によって覆われていること、および雌においては、子供を育てるための母乳生成性乳腺を特徴とする、ヒトをはじめとする種々の温血脊椎動物の任意の種をいう。哺乳動物としては、たとえば、ヒトならびに愛玩動物、たとえばイヌおよびネコ、実験動物、たとえばラットおよびマウスならびに家畜、たとえばウマおよびウシがある。
【0306】
本明細書で使用する用語「筋弛緩剤」とは、全身麻酔の補助剤として、手術または手技処置中に機械呼吸、気管内挿管を容易にし、骨格筋弛緩を提供するために使用される薬剤を意味することを意図する。筋弛緩剤の例は、アトラクリウム、ロクロニウム、シスアトラクリウム、サクシニルコリン、パンクロニウム、ベクロニウム、ガンタクリウムおよびミバクリウムを含む。
【0307】
本明細書で使用する用語「オレンジ色」とは、一つまたは複数の波長の光、主として570〜650nmの波長の光の反射を特徴とする色をいう。例は、オレンジ151および約1mg/mL〜10mg/mLの範囲のフルオレセインの水溶液を含むが、これらに限定されない。
【0308】
本明細書で使用する用語「Pantone」とは、色および関連する色系を参照するための国際的数値規格を開発した会社をいう。この数値的色識別は、デザイナ、製造者およびエンドユーザの間の正確な意思疎通を可能にする。
【0309】
本明細書で使用する用語「薬学的に許容されるアニオン」とは、カチオン性薬物の電荷を均衡させる、当技術分野で公知の無機または有機アニオンの群のいずれかをいう。そのようなアニオンの例は、塩化物、臭化物、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸およびサリチル酸のイオンを含む。
【0310】
本明細書で使用する用語「薬学的に許容される塩」とは、薬物の遊離塩基形態と組み合わされる、当技術分野で公知の無機または有機酸の群のいずれかをいう。そのような酸の例は、塩酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、ギ酸、酢酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、酒石酸、コハク酸およびサリチル酸を含む。
【0311】
本明細書で使用する用語「薬学的組成物」とは、注射用溶液、注射用乳濁液および水または他の薬学的に許容される希釈剤の添加によって注射用溶液になる粉末をはじめとする注射用製剤をいう。
【0312】
本明細書で使用する用語「ロクロニウム」とは、薬学的に許容されるアニオンとの1-[17β-(アセチルオキシ)-3α-ヒドロキシ-2β-(4-モルホリニル)-5 a-アンドロスタン-16β-イル]-1-(2-プロペニル)ピロリジニウムをいう。
【0313】
本明細書で使用する用語「臭化ロクロニウム」とは、式2に示す、1個の臭化物アニオンとの1-[17β-(アセチルオキシ)-3α-ヒドロキシ-2β-(4-モルホリニル)-5a-アンドロスタン-16β-イル]-1-(2-プロペニル)ピロリジニウムをいう。
【0314】
本明細書で使用する用語「ベクロニウム」とは、薬学的に許容されるアニオンとの(+)-1-(3,17-ジアセトキシ-2-ピペリジノ-5-アンドロスタン-16-イル)-1-メチルピペリジニウムをいう。
【0315】
本明細書で使用する用語「臭化ベクロニウム」とは、式3に示す、1個の臭化物アニオンとの(+)-1-(3,17-ジアセトキシ-2-ピペリジノ-5-アンドロスタン-16-イル)-1-メチルピペリジニウムをいう。
【0316】
本明細書で使用する用語「ベシル酸シスアトラクリウム」とは、式4に示す、[1R-[1α,2α(1'R*,2'R*)]]-2,2'-[1,5-ペンタンジイルビス[オキシ(3-オキソ-3,1-プロパンジイル)]]ビス[1-[(3,4-ジメトキシフェニル)メチル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-メチルイソキノリニウム]のジ(ベンゼンスルホネート)塩をいう。ベシル酸シスアトラクリウムは、10種の異性体の一つであり、該混合物の約15%を構成するということが当業者には理解されよう。
【0317】
本明細書で使用する用語「パンクロニウム」とは、薬学的に許容されるアニオンとの3α,17β-ジアセトキシ-5α-アンドロスタン-2β,16β-イレンビス[1-メチルピペリジニウム]をいう。
【0318】
本明細書で使用する用語「臭化パンクロニウム」とは、式5に示す、2個の臭化物アニオンとの3α,17β-ジアセトキシ-5α-アンドロスタン-2β,16β-イレンビス[1-メチルピペリジニウム]をいう。
【0319】
本明細書で使用する用語「サクシニルコリン」とは、薬学的に許容されるアニオンとの2,2'-[(1,4-ジオキソ-1,4-ブタンジイル)ビス(オキシ)]ビス[N,N,N-トリメチルエタナミニウム]をいう。
【0320】
本明細書で使用する用語「二塩化サクシニルコリン」とは、式6に示す、2個の塩化物アニオンとの2,2'-[(1,4-ジオキソ-1,4-ブタンジイル)ビス(オキシ)]ビス[N,N,N-トリメチルエタナミニウム]をいう。
【0321】
本明細書で使用する用語「ガンタクリウム」とは、(1R,2S)-2-(3-{[(2Z)-2-クロロ-4-{3-[(1S,2R)-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-(3,4,5-トリメトキシフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリニウム-2-イル]プロポキシ}-4-オキソブト-2-エノイル]オキシ}プロピル)-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-[(3,4,5-トリメトキシフェニル)メチル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリニウムジクロリドを意味することを意図する。この定義に含まれるものは、塩化物以外の薬学的に許容されるアニオンと対合した(1R,2S)-2-(3-{[(2Z)-2-クロロ-4-{3-[(1S,2R)-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-(3,4,5-トリメトキシフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリニウム-2-イル]プロポキシ}-4-オキソブト-2-エノイル]オキシ}プロピル)-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-[(3,4,5-トリメトキシフェニル)メチル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリニウムカチオンである。
【0322】
本明細書で使用する用語「ミバクリウム」とは、[R-[R*,R*-(E)]]-2,2'-[(1,8-ジオキソ-4-オクテン-1,8-ジイル)ビス(オキシ-3,1-プロパンジイル)]ビス[1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-[(3,4,5-トリメトキシフェニル)メチル]イソキノリニウム]ジクロリドを意味することを意図する。この定義に含まれるものは、塩化物以外の薬学的に許容されるアニオンと対合した[R-[R*,R*-(E)]]-2,2'-[(1,8-ジオキソ-4-オクテン-1,8-ジイル)ビス(オキシ-3,1-プロパンジイル)]ビス[1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-[(3,4,5-トリメトキシフェニル)メチル]イソキノリニウム]カチオンである。
【0323】
本明細書で使用する用語「ロラゼパム」とは、式7に示す、7-クロロ-5-(o-クロロフェニル)-1,3-ジヒドロ-3-ヒドロキシ-2H-1,4-ベンゾジアゼピン-2-オンをいう。
【0324】
本明細書で使用する用語「塩酸ミダゾラム」とは、8-クロロ-6-(2-フルオロフェニル)-1-メチル-4H-イミダゾ(1,5-a)(1,4)ベンゾジアゼピンの塩酸塩をいう。
【0325】
本明細書で使用する用語「ジアゼパム」とは、式9に示す、7-クロロ-1,3-ジヒドロ-1-メチル-5-フェニル-2H-1,4-ベンゾジアゼピン-2-オンをいう。
【0326】
本明細書で使用する用語「エトミデート」とは、式10に示す、(R)-(+)-エチル-1-(1-フェニルエチル)-1H-イミダゾール-5-カルボキシレートをいう。
【0327】
本明細書で使用する用語「プロポフォール」とは、式11に示す、2,6-ジイソプロピルフェノールをいう。
【0328】
本明細書で使用する用語「フォスプロポフォール二ナトリウム」とは、式12に示す、二ナトリウム(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)メチルホスフェートをいう。
【0329】
本明細書で使用する用語「ケタミン」とは、その遊離塩基形態であってもよいし、薬学的に許容される塩の形態のいずれでも、たとえば塩酸ケタミンであってもよい、2-(2-クロロフェニル)-2-(メチルアミノ)-シクロヘキサンをいう。
【0330】
本明細書で使用する用語「アトロピン」とは、硫酸アトロピン一水和物をいう。
【0331】
本明細書で使用する用語「グリコピロレート」とは、式15に示す、3[(シクロペンチルヒドロキシフェニルアセチル)オキシ]-1,1-ジメチルピロリジニウムブロミドをいう。
【0332】
本明細書で使用する用語「着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液の治療的有効量」とは、筋弛緩応答を誘発するのに有効な量をいう。この量は、用語「明るいオレンジ色のベシル酸アトラクリウム溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。たとえば、着色されたベシル酸アトラクリウム溶液は、麻酔を受ける患者において骨格筋弛緩を達成することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえばアレルギー反応、頻脈、血圧降下および発作を制御する量で投与される。
【0333】
本明細書で使用する用語「着色された臭化ロクロニウム溶液の治療的有効量」とは、筋弛緩応答を誘発するのに有効な量をいう。この量は、用語「明るいオレンジ色の臭化ロクロニウム溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。たとえば、着色されたロクロニウム溶液は、麻酔を受ける患者において骨格筋弛緩を達成することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえばアレルギー反応を抑制する量で投与される。
【0334】
本明細書で使用する用語「明るいオレンジ色の臭化ベクロニウム溶液の治療的有効量」とは、筋弛緩応答を誘発するのに有効な量をいう。たとえば、明るいオレンジ色のベクロニウム溶液は、麻酔を受ける患者において骨格筋弛緩を達成することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえばアレルギー反応または用量の大きな未代謝部分の蓄積を抑制する量で投与される。
【0335】
本明細書で使用する用語「着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液の治療的有効量」とは、筋弛緩応答を誘発するのに有効な量をいう。この量は、用語「明るいオレンジ色のベシル酸シスアトラクリウム溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。たとえば、着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液は、麻酔を受ける患者において骨格筋弛緩を達成することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえばアレルギー反応を抑制する量で投与される。
【0336】
本明細書で使用する用語「着色された臭化パンクロニウム溶液の治療的有効量」とは、筋弛緩応答を誘発するのに有効な量をいう。この量は、用語「明るいオレンジ色の臭化パンクロニウム溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。たとえば、着色されたパンクロニウム溶液は、麻酔を受ける患者において骨格筋弛緩を達成することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえば心拍数および血圧の上昇を抑制する量で投与される。
【0337】
本明細書で使用する用語「着色されたサクシニルコリン溶液の治療的有効量」とは、筋弛緩応答を誘発するのに有効な量をいう。この量は、用語「明るいオレンジ色のサクシニルコリン溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。たとえば、着色されたサクシニルコリン溶液は、麻酔を受ける患者において骨格筋弛緩を達成することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえば高カリウム血症、不整脈、ミオグルブリン尿症、眼圧および胃内圧の上昇、開口障害、筋肉痛、線維束性攣縮、アレルギー反応および悪性高熱を抑制する量で投与される。
【0338】
本明細書で使用する用語「着色されたガンタクリウム溶液の治療的有効量」とは、筋弛緩応答を誘発するのに有効な量をいう。この量は、用語「明るいオレンジ色の二塩化ガンタクリウム溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。たとえば、着色されたガンタクリウム溶液は、麻酔を受ける患者において骨格筋弛緩を達成することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえば低血圧を抑制する量で投与される。
【0339】
本明細書で使用する用語「着色されたミバクリウム溶液の治療的有効量」とは、筋弛緩応答を誘発するのに有効な量をいう。この量は、用語「明るいオレンジ色の二塩化ミバクリウム溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。たとえば、着色されたミバクリウム溶液は、麻酔を受ける患者において骨格筋弛緩を達成することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえば顔、首および/または胸の周辺の皮膚潮紅および低血圧を抑制する量で投与される。
【0340】
本明細書で使用する用語「着色されたエトミデート溶液の治療的有効量」とは、全身麻酔を導入するのに有効な着色されたエトミデート溶液の量をいう。この量は、用語「黄色のエトミデート溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。たとえば、着色されたエトミデート溶液は、全身麻酔を導入することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえば一過性静脈痛、一過性骨格筋運動、発作、無呼吸および副腎抑圧を抑制する量で投与される。
【0341】
本明細書で使用する用語「着色されたプロポフォール溶液の治療的有効量」とは、プロポフォールの一般的用途のいずれかに有効な着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の量をいう。この量は、用語「黄色のプロポフォール溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。そのような用途は、たとえば、全身麻酔の導入および維持ならびに鎮静の導入および維持を含む。たとえば、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液は、全身麻酔を導入することができる。好ましくは、該溶液または乳濁液は、もっとも一般的な副作用、たとえば一過性静脈痛、低血圧、徐脈、不全収縮および無呼吸を抑制する量で投与される。
【0342】
本明細書で使用する用語「着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量」とは、フォスプロポフォール二ナトリウムの一般的用途のいずれかに有効な着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の量をいう。この量は、用語「黄色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量であり、かつ、用語「オレンジ色のフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。そのような用途は、たとえば、全身麻酔の導入および維持ならびに鎮静の導入および維持を含む。たとえば、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液は、全身麻酔を導入することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえば一過性静脈痛、低血圧、徐脈、不全収縮および無呼吸を抑制する量で投与される。
【0343】
本明細書で使用する用語「着色されたケタミン溶液の治療的有効量」とは、全身麻酔を導入するのに有効な着色された塩酸ケタミン溶液の量をいう。この量は、用語「黄色のケタミン水溶液の治療的有効量」によって指示されるものと同じ量である。たとえば、着色された塩酸ケタミン溶液は、全身麻酔を導入することができる。好ましくは、該溶液は、もっとも一般的な副作用、たとえば覚醒時せん妄、心拍数上昇、収縮性、血圧および頭蓋内圧上昇を抑制する量で投与される。
【0344】
本明細書で使用する用語「黄色」とは、一つまたは複数の波長の光、主として590〜540nmの波長の光の反射を特徴とする色をいう。例は、約0.02mg/mL〜1.0mg/mLの範囲のフルオレセインの水溶液または乳濁液を含むが、これらに限定されない。
【実施例】
【0345】
実施例
以下の実施例は例を示すに過ぎず、決して本発明を限定することを意図したものではない。
【0346】
実施例1
1mLあたりベシル酸アトラクリウム(10mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【0347】
実施例2
1mLあたりベシル酸アトラクリウム(10mg)、ベンジルアルコール(10mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【0348】
実施例3
1mLあたり臭化ロクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)およびフルオレセイン(50mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【0349】
実施例4
1mLあたり臭化ロクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)およびフルオレセイン(15mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【0350】
実施例5
1mLあたり臭化ロクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)およびフルオレセイン(7mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【0351】
実施例6
臭化ベクロニウム(10mg)、クエン酸(20.75mg)、二塩基性リン酸ナトリウム(16.25mg)、マンニトール(97mg)、フルオレセイン(100mg)ならびに水10mLを加えると、得られる溶液のpHが4になるようなリン酸および水酸化ナトリウムを含有する粉末。
【0352】
実施例7
1mLあたりベシル酸シスアトラクリウム(10mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【0353】
実施例8
1mLあたりベシル酸アトラクリウム(10mg)、ベンジルアルコール(10mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【0354】
実施例9
1mLあたりシスアトラクリウム10mg当量のベシル酸シスアトラクリウムおよびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【0355】
実施例10
1mLあたりシスアトラクリウム10mg当量のベシル酸シスアトラクリウム、ベンジルアルコール(10mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【0356】
実施例11
1mLあたりシスアトラクリウム2mg当量のベシル酸シスアトラクリウムおよびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【0357】
実施例12
1mLあたりシスアトラクリウム2mg当量のベシル酸シスアトラクリウム、ベンジルアルコール(10mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【0358】
実施例13
1mLあたり臭化パンクロニウム(1mg)、無水酢酸ナトリウム(1.2mg)、ベンジルアルコール(10mg)、等張化のための塩化ナトリウム(約5mg)およびフルオレセイン(15mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【0359】
実施例14
1mLあたり臭化パンクロニウム(2mg)、無水酢酸ナトリウム(1.2mg)、ベンジルアルコール(10mg)、等張化のための塩化ナトリウム(約5mg)およびフルオレセイン(15mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【0360】
実施例15
1mLあたり臭化パンクロニウム(1mg)、無水酢酸ナトリウム(1.2mg)、ベンジルアルコール(10mg)、等張化のための塩化ナトリウム(約5mg)およびフルオレセイン(7mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【0361】
実施例16
1mLあたり臭化パンクロニウム(2mg)、無水酢酸ナトリウム(1.2mg)、ベンジルアルコール(10mg)、等張化のための塩化ナトリウム(約5mg)およびフルオレセイン(7mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【0362】
実施例17
1mLあたり臭化パンクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)およびフルオレセイン(15mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【0363】
実施例18
1mLあたり臭化パンクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)およびフルオレセイン(7mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【0364】
実施例19
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(20mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【0365】
実施例20
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(20mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.1% w/w)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【0366】
実施例21
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(50mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【0367】
実施例22
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(50mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.1% w/w)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【0368】
実施例23
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(100mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【0369】
実施例24
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(100mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.1% w/w)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【0370】
実施例25
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(20mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.18% w/w)、プロピルパラベン(0.02% w/w)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【0371】
実施例26
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(50mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.18% w/w)、プロピルパラベン(0.02% w/w)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【0372】
実施例27
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(100mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.18% w/w)、プロピルパラベン(0.02% w/w)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【0373】
実施例28
プロピレングリコール(80% v/v)、ポリエチレングリコール(18% v/v)およびベンジルアルコール(2% v/v)を含み、2mg/mLの濃度のロラゼパムおよび2.5mg/mLの濃度のフルオレセインをさらに含む薬学的溶液。
【0374】
実施例29
1mLあたり塩酸ミダゾラム(1mg)、塩化ナトリウム(0.8% w/v)、エデト酸二ナトリウム(0.01% w/v)、ベンジルアルコール(1% w/v)およびフルオレセイン(2.5mg)を含有する、塩酸によってpHを3に調整した無菌水溶液。
【0375】
実施例30
1mLあたり塩酸ミダゾラム(5mg)、塩化ナトリウム(0.8% w/v)、エデト酸二ナトリウム(0.01% w/v)、ベンジルアルコール(1% w/v)およびフルオレセイン(2.5mg)を含有する、塩酸によってpHを3に調整した無菌水溶液。
【0376】
実施例31
プロピレングリコール(80% v/v)、ポリエチレングリコール(18% v/v)およびベンジルアルコール(2% v/v)を含み、4mg/mLの濃度のジアゼパムおよび2.5mg/mLの濃度のフルオレセインをさらに含む溶液。
【0377】
実施例32
注射用の水、ジアゼパム(5mg/mL)、プロピレングリコール(40% w/v)、エチルアルコール(10% w/v)、フルオレセイン(2.5mg/mL)、pHを6.5にするのに十分な安息香酸ナトリウムおよび安息香酸(5% w/v)ならびにベンジルアルコール(1.5% w/v)を含む溶液。
【0378】
実施例33
ジアゼパム(5mg/mL)、精留大豆油(150mg/mL)、ジアセチル化モノグリセリド(50mg/mL)、精留卵黄リン脂質(12mg/mL)、グリセリン(22.0mg/mL)、フルオレセイン(2.5mg/mL)、注射用の水およびpHを約8に調節するための水酸化ナトリウムを含む乳濁液。
【0379】
実施例34
1mLあたりエトミデート(2mg)、プロピレングリコール(35% v/v)およびフルオレセイン(0.15mg)を含有する無菌水溶液。
【0380】
実施例35
1mLあたり塩酸ケタミン(100mg)、塩化ベンゼトニウム(0.1mg)およびフルオレセイン(0.15mg)を含有する無菌水溶液。
【0381】
実施例36
水、アトロピン(0.4mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、メチレンブルー(0.003mg/mL)およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.5に調整した薬学的溶液。
【0382】
実施例37
水、アトロピン(0.4mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.5に調整した薬学的溶液。
【0383】
実施例38
水、アトロピン(0.5mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、メチレンブルー(0.003mg/mL)およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.5に調整した薬学的溶液。
【0384】
実施例39
水、アトロピン(0.5mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.5に調整した薬学的溶液。
【0385】
実施例40
水、アトロピン(1mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、メチレンブルー(0.003mg/mL)およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.5に調整した薬学的溶液。
【0386】
実施例41
水、アトロピン(1mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.5に調整した薬学的溶液。
【0387】
実施例42
水、アトロピン(0.1mg/mL)、塩化ナトリウム(9mg/mL)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.2に調整した薬学的溶液。
【0388】
実施例43
水、アトロピン(0.05mg/mL)、塩化ナトリウム(9mg/mL)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.2に調整した薬学的溶液。
【0389】
実施例44
水、アトロピン(0.1mg/mL)、塩化ナトリウム(9mg/mL)、メチレンブルー(0.003mg/mL)およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.2に調整した薬学的溶液。
【0390】
実施例45
水、アトロピン(0.05mg/mL)、塩化ナトリウム(9mg/mL)、メチレンブルー(0.003mg/mL)およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含有する、硫酸によってpHを4.2に調整した薬学的溶液。
【0391】
実施例46
1mLあたり水、グリコピロレート(0.2mg)、ベンジルアルコール(0.9% w/v)、メチレンブルー(0.003mg)およびフルオレセイン(0.004mg)を含有する無菌水溶液。
【0392】
実施例47
1mLあたり水、グリコピロレート(0.2mg)、ベンジルアルコール(0.9% w/v)、インジゴカルミン(0.015mg)およびフルオレセイン(0.006mg)を含有する無菌水溶液。
【0393】
上記実施例では、フルオレセインは、3',6'-ジヒドロキシ-スピロ[イソベンゾフラン-1(3H),9'-[9H]キサンテン]-3-オンの二ナトリウム塩を意味することを意図する。当業者は、本発明の本質および範囲を逸することなく、ナトリウムの特性を有する他のカチオンを使用することもできることを理解するであろう。
【0394】
上記実施例では、メチレンブルーは、3,7-ビス(ジメチルアミノ)フェナザチオニウムクロリドを意味することを意図する。当業者は、本発明の本質および範囲を逸することなく、塩化物の特性を有する他のアニオンを使用することもできることを理解するであろう。
【0395】
上記実施例では、インジゴカルミンは、5,5'-インジゴ二硫酸の二ナトリウム塩を意味することを意図する。当業者は、本発明の本質および範囲を逸することなく、ナトリウムの特性を有する他のカチオンを使用することもできることを理解するであろう。
【0396】
上記実施例では、ベシル酸アトラクリウムは、2,2'-(3,11-ジオキソ-4,10-ジオキサトリデカメチレン)ビス(1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-ベラトリルイソキノリニウム)のジ(ベンゼンスルホネート)塩を意味することを意図する。当業者は、本発明の本質および範囲を逸することなく、ベンゼンスルホネートの特性を有する他の薬学的に許容されるアニオンを使用することもできることを理解するであろう。
【0397】
上記実施例では、ベシル酸シスアトラクリウムは、2,2'-(3,11-ジオキソ-4,10-ジオキサトリデカメチレン)ビス(1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-ベラトリルイソキノリニウム)のジ(ベンゼンスルホネート)塩を意味することを意図する。当業者は、本発明の本質および範囲を逸することなく、ベンゼンスルホネートの特性を有する他の薬学的に許容されるアニオンを使用することもできることを理解するであろう。
【0398】
ミダゾラムの遊離塩基を任意の数の酸と対合させて薬学的に許容される塩を生成することができることが当技術分野で周知である。着色された注射用製剤のそのような変形態様は、着色されたミダゾラムの注射用遊離塩基乳濁液と同様、本発明者らにより、本発明の範囲に入るものとみなされる。
【0399】
ケタミンは不斉炭素原子を有し、かつホモキラルまたはラセミ形態で調製することができることが当業者には公知である。ケタミンはまた、混合ホモキラルおよびラセミ形態で、0%〜99.99%の範囲のエナンチオマー過剰率で調製することもできる。このような変形態様は本発明の本質および範囲に入るものとみなされる。
【0400】
上記実施例では、フォスプロポフォール二ナトリウムは、(2,6-ジイソプロピルフェノキシ)メチルホスフェートの二ナトリウム塩を意味することを意図する。当業者は、本発明の本質および範囲を逸することなく、ナトリウムの特性を有する他のカチオンを使用することもできることを理解するであろう。
【0401】
アトロピンが、カルボキシル基とフェニル基との間の不斉炭素原子から誘導されるエナンチオマーの混合物として単離されるということは当業者には公知である。着色されたアトロピン溶液はホモキラルまたはラセミ形態で調製することができるということは理解されている。着色されたアトロピン溶液はまた、ホモキラルおよびラセミ形態の任意の混合物として、0%〜99.99%の範囲のエナンチオマー過剰率で調製することもできる。このような変形態様は本発明の本質および範囲に入るものとみなされる。
【0402】
上記実施例では、グリコピロレートは、3[(シクロペンチルヒドロキシフェニルアセチル)オキシ]-1,1-ジメチルピロリジニウムブロミドを意味することを意図する。当業者は、本発明の本質および範囲を逸することなく、臭化物の特性を有する他のアニオンを使用することもできることを理解するであろう。
【0403】
グリコピロレートがエナンチオマーの混合物であるということは当業者には公知である。着色されたグリコピロレート溶液はホモキラルまたはラセミ形態で調製することができるということは理解されている。着色されたグリコピロレート溶液はまた、ホモキラルおよびラセミ形態の混合物として、0%〜99.99%の範囲のエナンチオマー過剰率で調製することもできる。このような変形態様は本発明の本質および範囲に入るものとみなされる。
【0404】
着色されたベシル酸アトラクリウム溶液はまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0405】
着色されたロクロニウム溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0406】
着色されたベクロニウム粉末は、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒で希釈することができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0407】
着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0408】
着色されたパンクロニウム溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。好ましい製剤は、等張化のための塩化ナトリウムを含む。好ましい緩衝剤は、酢酸ナトリウムとの酢酸である。
【0409】
着色されたサクシニルコリン溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0410】
着色されたジアゼパム溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸液を加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、大豆油、水およびエチルアルコールである。好ましい抗菌剤はベンジルアルコールである。
【0411】
着色されたガンタクリウム溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0412】
着色されたミバクリウム溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0413】
着色されたロラゼパム溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩を加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤はプロピレングリコール、ポリエチレングリコールであり、好ましい抗菌剤はベンジルアルコールである。
【0414】
着色された塩酸ミダゾラム溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0415】
着色されたエトミデート溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水およびプロピレングリコールである。
【0416】
着色されたプロポフォール溶液または乳濁液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水および大豆油である。
【0417】
着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0418】
着色されたケタミン溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0419】
着色されたアトロピン溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0420】
着色されたグリコピロレート溶液もまた、無菌希釈剤、たとえば注射用の水、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒を含むことができる。また、静脈製剤は、抗菌剤、たとえばベンジルアルコールまたはメチルパラベン、酸化防止剤、たとえばアスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムおよびキレート化剤、たとえばEDTAを含むことができる。緩衝剤、たとえば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および張度を調節するための薬剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストロースを加えることもできる。静脈製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨て注射器または多用量バイアルに封入することができる。好ましい希釈剤は水である。
【0421】
ベシル酸アトラクリウム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0422】
ロクロニウム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0423】
臭化ベクロニウムは乾燥粉末として市販されていることが当技術分野で公知である。一般的な実施法では、臭化ベクロニウムの10mgバイアルを注射用の静菌水10mLまたは適合性の希釈剤10mLで希釈して、臭化ベクロニウムを1mg/mL含有する溶液を得る。適合性の希釈剤としては、0.9%塩化ナトリウム注射液USP、5%デキストロース注射液USP、5%デキストロースおよび0.9%塩化ナトリウム注射液USP、ならびに無菌注射水USPおよび乳酸加リンゲル液USPがある。
【0424】
ベクロニウム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。フルオレセインは、当技術分野で公知の任意の手段によって加えることができる。たとえば、フルオレセインは、ベクロニウム乾燥粉末に含めることもできるし、ベクロニウム粉末を溶解させる際に溶液として加えることもできる。
【0425】
ベシル酸シスアトラクリウム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0426】
パンクロニウム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0427】
サクシニルコリン溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0428】
ガンタクリウム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0429】
ミバクリウム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0430】
ジアゼパム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0431】
ロラゼパム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0432】
塩酸ミダゾラム溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0433】
エトミデート溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0434】
プロポフォール組成物は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0435】
フォスプロポフォール二ナトリウム組成物は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0436】
ケタミン溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。
【0437】
アトロピン溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。好ましい色素は、フルオレセインをメチレンブルーと合わせたものおよびフルオレセインをインジゴカルミンと合わせたものである。
【0438】
グリコピロレート溶液は、フルオレセインだけで着色することもできるし、当技術分野で公知の色素のいずれかと組み合わせて着色することもできる。該色素としては、FD&C青色1号、FD&C青色2号、メチレンブルー、インジゴカルミン、FD&C緑色3号、FD&C緑色5号、FD&C赤色3号、FD&C赤色28号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C黄色10号、リボフラビン、パントテン酸および葉酸があるが、これらに限定されない。好ましい色素は、フルオレセインをメチレンブルーと合わせたものおよびフルオレセインをインジゴカルミンと合わせたものである。
【0439】
ベシル酸アトラクリウム溶液は、冷蔵庫に入れて2〜8℃で貯蔵し、かつ光から防護すべきであることが当技術分野で周知である。
【0440】
ロクロニウム溶液は、冷蔵庫に入れて2〜8℃で貯蔵すべきであることが当技術分野で周知である。適合性の希釈剤としては、0.9%塩化ナトリウム注射液USP、5%デキストロース注射液USP、5%デキストロースおよび0.9%塩化ナトリウム注射液USP、無菌注射水USP、ならびに乳酸加リンゲル液USPがある。
【0441】
ベクロニウム溶液は、冷蔵庫に入れて30℃未満で貯蔵し、24時間後には捨てるべきであることが当技術分野で周知である。
【0442】
ベシル酸シスアトラクリウム溶液は、冷蔵庫に入れて2〜8℃で貯蔵し、かつ光から防護すべきであることが当技術分野で周知である。
【0443】
パンクロニウム溶液は、冷蔵庫に入れて2〜8℃で貯蔵すべきであることが当技術分野で周知である。一般的な実施法では、臭化パンクロニウム溶液は、製造元から、もっとも一般的に使用されている濃度である1mg/mLで納入される。または、原液を注射用の静菌水または適合性の希釈剤で希釈して、臭化パンクロニウムを1mg/mL含有する溶液を得る。適合性の希釈剤としては、0.9%塩化ナトリウム注射液USP、5%デキストロース注射液USP、5%デキストロース・0.9%塩化ナトリウム注射液USPおよび無菌注射水USPおよび乳酸加リンゲル液USPがある。
【0444】
サクシニルコリン溶液は、冷蔵庫に入れて2〜8℃で貯蔵すべきであることが当技術分野で周知である。メチルパラベンのような防腐剤を含有するサクシニルコリンの溶液は、室温で14日間まで貯蔵することができる。
【0445】
使用方法
着色されたベシル酸アトラクリウム溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたベシル酸アトラクリウム溶液の最小投与量は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発させる最低投与量である。たとえば、ベシル酸アトラクリウム溶液は、0.1mg/kg〜1mg/kgの投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて0.1mg/kg〜0.5mg/kgであり、気管内挿管用の製剤における一例は0.4mg/kgである。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば心拍数または血圧の変化を生じさせることなく筋弛緩を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を限定なく含む。
【0446】
着色されたロクロニウム溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたロクロニウム溶液の最小投与量は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発させる最低投与量である。たとえば、ロクロニウム溶液は、0.1mg/kg〜2mg/kgの投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて0.2mg/kg〜1.2mg/kgであり、気管内挿管の場合の一例は0.8mg/kgである。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえばアレルギー反応を生じさせることなく筋弛緩を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を限定なく含む。
【0447】
着色されたベクロニウム溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたベクロニウム溶液の最小投与量は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発させる最低投与量である。たとえば、ベクロニウム溶液は、0.01mg/kg〜0.3mg/kgの投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて0.04mg/kg〜0.1mg/kgであり、気管内挿管の場合の一例は0.08mg/kgである。臭化ベクロニウムはまた、連続輸液によって投与することもでき、その場合、典型的な用量は約0.001mg/kg/分である。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえばアレルギー反応を生じさせることなく筋弛緩を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0448】
着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液の最小投与量は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発させる最低投与量である。たとえば、ベシル酸シスアトラクリウム溶液は、0.01mg/kg〜1mg/kgの投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて0.05mg/kg〜0.15mg/kgであり、気管内挿管の場合の一例は0.1mg/kgである。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえばアレルギー反応を生じさせることなく筋弛緩を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0449】
着色されたパンクロニウム溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたパンクロニウム溶液の最小投与量は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発させる最低投与量である。たとえば、パンクロニウム溶液は、0.02mg/kg〜0.5mg/kgの投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて0.04mg/kg〜0.1mg/kgであり、気管内挿管の場合の一例は0.1mg/kgである。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば心拍数または血圧の上昇を生じさせることなく筋弛緩を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0450】
着色されたサクシニルコリン溶液の送達は非経口的であり、好ましい方法は静脈内および筋内送達であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたサクシニルコリン溶液の最小投与量は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発させる最低投与量である。たとえば、サクシニルコリン溶液は、0.25mg/kg〜2mg/kgの投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて1mg/kg〜1.5mg/kgであり、一例は1mg/kgである。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえばアレルギー反応、高カリウム血症または不整脈を生じさせることなく筋弛緩を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0451】
着色されたガンタクリウム溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたパンクロニウム溶液の最小投与量は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発させる最低投与量である。たとえば、ガンタクリウム溶液は、0.02mg/kg〜0.5mg/kgの範囲の投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて0.04mg/kg〜0.1mg/kgであり、気管内挿管の場合の一例は0.1mg/kgである。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば低血圧を生じさせることなく筋弛緩を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0452】
着色されたミバクリウム溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたパンクロニウム溶液の最小投与量は、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発させる最低投与量である。たとえば、ミバクリウム溶液は、0.02mg/kg〜0.5mg/kgの範囲の投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて0.04mg/kg〜0.1mg/kgであり、気管内挿管の場合の一例は0.1mg/kgである。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば低血圧を生じさせることなく筋弛緩を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0453】
着色されたジアゼパム溶液の送達は非経口的であり、好ましい方法は静脈内および筋内送達であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたジアゼパム溶液の最小投与量は、哺乳動物において所望の効果を誘発させる最低投与量である。たとえば、ジアゼパム溶液は、0.5mg/kg〜20mg/kgの投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて1mg/kg〜10mg/kgであり、一例は2mg/kgである。たとえば、前向健忘を導入するためには、着色されたジアゼパム溶液は、5mg〜15mgの範囲の投与量で投与することができる。たとえば、急性不安を軽減するためには、着色されたジアゼパム溶液は、中程度の不安の場合には2mg〜5mgの範囲、重度の不安の場合には5mg〜10mgの範囲の投与量で投与することができる。たとえば、てんかん重積持続状態を軽減するためには、着色されたジアゼパム溶液は、5mg〜10mgの範囲の投与量で投与することができる。たとえば、急性アルコール禁断による急性動揺、震え、切迫性または急性振戦せん妄および幻覚を軽減するためには、着色されたジアゼパム溶液は、初回に10mg、必要ならば次に3〜4時間あけて5mg〜10mgの用量で投与することができる。たとえば、局所的症状、脳性麻痺、アテトーシス、スティッフマン症候群または破傷風に伴う筋痙攣を軽減するためには、着色されたジアゼパム溶液は、初回に5mg〜10mgの範囲、必要ならば次に3〜4時間あけて5mg〜10mgの範囲の投与量で投与することができる。破傷風の場合、より大きな用量が必要になるかもしれない。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば呼吸停止を生じさせることなく所望の効果を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0454】
着色されたロラゼパム溶液の送達は非経口的であり、好ましい方法は静脈内および筋内送達であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたロラゼパム溶液の最小投与量は、哺乳動物において不安を軽減する、発作を制御する、または前向健忘を導入する最低投与量である。たとえば、ロラゼパム溶液は、0.002mg/kg〜0.05mg/kgの投与量で、合計用量が典型的に4mgを超えないように静脈投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて滴定して0.002mg/kg〜0.006mg/kgであり、一例は0.4mgの初回用量である。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば呼吸停止を生じさせることなく不安を軽減する、発作を制御する、または前向健忘を導入する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0455】
着色された塩酸ミダゾラム溶液の送達は非経口的であり、好ましい方法は静脈内および筋内送達であり、静脈内送達が特に好ましい。
【0456】
着色された塩酸ミダゾラム溶液の最小投与量は、哺乳動物において鎮静を導入する最低投与量である。たとえば、塩酸ミダゾラム溶液は、静脈投与され、0.25mg〜10mgの投与量での開始を実施するために滴定されることができる。好ましい静脈用量は、必要に応じて0.5mg〜2mgの範囲であり、一例は一度に1mgである。全身麻酔は、0.05mg/kg〜0.5mg/kg、もっとも好ましくは0.1mg/kg〜0.2mg/kgの範囲の用量でのミダゾラム投与によって導入することができる。意識喪失の発現は、ミダゾラムの投与の前の少量のオピオイドによって容易にすることができる。ミダゾラムはまた、効果が得られるように滴定される1〜7mg/hrの維持輸液を使用することにより、集中治療室の状況で気管内挿管を受ける患者に鎮静を提供するために使用することもできる。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば呼吸停止を生じさせることなく、鎮静、麻酔または前向健忘を誘発する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0457】
着色されたエトミデート溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたエトミデート溶液の最小投与量は、哺乳動物において全身麻酔を導入する最低投与量である。たとえば、エトミデート溶液は、0.15mg/kg〜0.5mg/kgの投与量で投与することができる。全身麻酔の導入に好ましい用量は0.3mg/kgの範囲である。着色されたエトミデート溶液の最小投与量のもう一つの例は、哺乳動物において全身麻酔を維持する最低投与量である。たとえば、エトミデート溶液は、輸液として10〜100mcg/kg/分の投与量で投与することができる。全身麻酔の維持に使用されるエトミデートは、吸入剤、たとえば亜酸化窒素、ハロゲン化メチルエチルエーテル(イソフルラン)または数多くの吸入揮発剤(デスフルラン、ハロタン、セボフルラン)のいずれかと併用することができる。多くの場合、エトミデートとともに麻薬輸液が必要であり、これらの薬剤は、投薬の臨床効能を最適化するために滴定される。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば一過性の静脈痛および一過性の骨格筋運動を生じさせることなく全身麻酔を導入する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0458】
着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の最小投与量の例は、哺乳動物において全身麻酔を導入する最低投与量である。たとえば、プロポフォール溶液または乳濁液は、ボーラスとして、0.3mg/kg〜30mg/kgの投与量で投与することができる。好ましい用量は、必要に応じて1mg/kg〜5mg/kgであり、一例は2mg/kgである。着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の最小投与量のもう一つの例は、哺乳動物において全身麻酔を維持する最低投与量である。全身麻酔の維持は、催眠を達成するのに適切な用量(50〜200mcg/kg/分)でのプロポフォールの連続輸液を使用して達成することができる。または、全身麻酔は、吸入剤、たとえばハロゲン化メチルエチルエーテル(イソフルラン)または数多くの吸入揮発剤(デスフルラン、ハロタン、セボフルラン)のいずれかで維持することもできる。これらのハロゲン化薬剤は、多くの場合、亜酸化窒素、麻薬の輸液またはプロポフォールの輸液と併せて使用される。プロポフォールが吸入剤またはタンデム輸液のいずれかとともに輸液として使用される場合、薬剤は、麻酔の目的を達成するために滴定される。着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の最小投与量のもう一つの例は、哺乳動物において鎮静を導入する最低投与量である。たとえば、プロポフォール溶液または乳濁液は、輸液ポンプを使用する鎮静の目的のためには、25マイクログラム/kg/分〜100マイクログラム/kg/分の範囲の投与量で滴定することができる。催眠を要する患者の場合、50マイクログラム/kg/分〜200マイクログラム/kg/分の範囲の輸液用量が適切である。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば一過性の静脈痛および低血圧を生じさせることなく全身麻酔を導入する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0459】
着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の最小投与量の例は、哺乳動物において全身麻酔を導入する最低投与量である。たとえば、フォスプロポフォール二ナトリウム溶液は、ボーラスとして、0.3mg/kg〜30mg/kgの投与量で使用することができる。好ましい用量は、必要に応じて1mg/kg〜5mg/kgであり、一例は2mg/kgである。着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の最小投与量のもう一つの例は、哺乳動物において全身麻酔を維持する最低投与量である。全身麻酔の維持は、催眠を達成するのに適切な用量(50〜200mcg/kg/分)でのフォスプロポフォール二ナトリウムの連続輸液を使用して達成することができる。または、全身麻酔は、吸入剤、たとえばハロゲン化メチルエチルエーテル(イソフルラン)または数多くの吸入揮発剤(デスフルラン、ハロタン、セボフルラン)のいずれかで維持することもできる。これらのハロゲン化薬剤は、多くの場合、亜酸化窒素、麻薬の輸液またはフォスプロポフォール二ナトリウムの輸液と併せて使用される。フォスプロポフォール二ナトリウムが吸入剤またはタンデム輸液のいずれかとともに輸液として使用される場合、薬剤は、麻酔の目的を達成するために滴定される。着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の最小投与量のもう一つの例は、哺乳動物において鎮静を導入する最低投与量である。たとえば、フォスプロポフォール二ナトリウム溶液は、輸液ポンプを使用する鎮静のためには、25マイクログラム/kg/分〜100マイクログラム/kg/分の範囲の投与量で滴定することができる。催眠を要する患者の場合、50マイクログラム/kg/分〜200マイクログラム/kg/分の範囲の輸液用量が適切である。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば一過性の静脈痛および低血圧を生じさせることなく全身麻酔を導入する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0460】
着色された塩酸ケタミン溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色された塩酸ケタミン溶液の最小投与量の例は、哺乳動物において全身麻酔を導入する最低投与量である。たとえば、静脈内塩酸ケタミン溶液は、0.02mg/kg〜10mg/kgの投与量で投与することができる。好ましい静脈内用量は、必要に応じて0.5mg/kg〜4mg/kgであり、麻酔の導入の場合の好ましい例は2mg/kgである。着色された塩酸ケタミン溶液は、全身麻酔の導入のためのジアゼパム、たとえばジアゼパム5〜15mgとともに使用することもできる。着色された塩酸ケタミン溶液の最小投与量のもう一つの例は、哺乳動物において痛覚消失を提供する最低投与量である。たとえば、静脈内塩酸ケタミン溶液は、0.002mg/kg/分〜0.02mg/kg/分の投与量で投与することができ、好ましい例は0.004mg/kg/分である。着色された塩酸ケタミン溶液はまた、全身麻酔を維持するためのジアゼパム、たとえばジアゼパム2〜5mgとともに使用することもできる。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば覚醒時せん妄、心拍数上昇、収縮性および頭蓋内圧を生じさせることなく全身麻酔を導入する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0461】
着色されたアトロピン溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたアトロピン溶液の最小投与量は、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する最低投与量である。たとえば、アトロピン溶液は、必要に応じて0.01mg〜200mg、0.1mg〜1mgの投与量で投与することができ、一例は0.5mgである。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば頻脈、中枢神経系毒性、瞳孔散大、調節麻痺、高体温および気道分泌物の過度な乾燥を生じさせることなく抗コリン作用効果を導入する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0462】
着色されたグリコピロレート溶液の送達は非経口的であり、静脈内送達が特に好ましい。着色されたグリコピロレート溶液の最小投与量は、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する最低投与量である。たとえば、グリコピロレート溶液は、0.002mg/kg〜合計1mgの投与量で投与することができる。前投薬の目的で使用される場合、多くの場合、0.005〜0.01mg/kgの範囲の用量が妥当である。薬理的非脱分極性神経筋遮断の逆転のために抗コリンエステラーゼとともに使用される場合、0.01mg/kgの範囲の用量が典型的である。哺乳動物の場合の最大投与量は、望まれない、または耐容しがたい副作用、たとえば頻脈、瞳孔散大、調節麻痺、高体温および気道分泌物の過度な乾燥を生じさせることなく抗コリン作用効果を導入する最高投与量である。いずれにしても、実施者は、当技術分野における熟練および知識によって指導され、本発明は、哺乳動物において記載された効果を達成するのに有効である投与量を非限定的に含む。
【0463】
本発明の好ましい態様を、本発明を実施するための本発明者らが知る限りの最良の形態を含め、本明細書に記載した。前記記載を読むことにより、これらの好ましい態様の変形が当業者には明らかになる。本発明者らは、当業者がそのような変形を適切に利用することを予想し、本発明が本明細書で具体的に記載された以外のやり方で実施されることを想定している。したがって、本発明は、適用法によって許されるような、特許請求の範囲で定義する主題のすべての改変および等価物を含む。そのうえ、本明細書中で指示される場合または文脈によって明らかに矛盾する場合を除き、考えられるすべての変形における上記要素の任意の組み合わせが本発明によって包含される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
色がフルオレセインを含む色素に由来する、着色された注射用薬剤。
【請求項2】
色が、フルオレセインおよびメチレンブルーを含む色素に由来する、請求項1記載の着色された注射用薬剤。
【請求項3】
色が、フルオレセインおよびインジゴカルミンを含む色素に由来する、請求項1記載の着色された注射用薬剤。
【請求項4】
色が、黄色、オレンジ色、明るいオレンジ色および緑色からなる群より選択される、請求項1記載の着色された注射用薬剤。
【請求項5】
色が緑色である、請求項2記載の着色された注射用薬剤。
【請求項6】
色が緑色である、請求項3記載の着色された注射用薬剤。
【請求項7】
薬剤が筋弛緩剤であり、色が、7mg/mL〜250mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつ明るいオレンジ色である、請求項1記載の着色された注射用薬剤。
【請求項8】
色が、7mg/mL〜100mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつ明るいオレンジ色である、請求項7記載の着色された注射用筋弛緩剤。
【請求項9】
薬剤が催眠剤であり、色が、1mg/mL〜10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつオレンジ色である、請求項1記載の着色された注射用薬剤。
【請求項10】
色が、1.5mg/mL〜2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつオレンジ色である、請求項9記載の着色された注射用催眠剤。
【請求項11】
薬剤が導入剤であり、色が、0.001mg/mL〜2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつ黄色である、請求項1記載の着色された注射用薬剤。
【請求項12】
色が、0.05mg/mL〜1.0mg/mLの濃度のフルオレセインを含む色素に由来し、かつ黄色である、請求項11記載の着色された注射用導入剤。
【請求項13】
薬剤が抗コリン作用剤であり、色が、0.001mg/mL〜0.1mg/mLの濃度のフルオレセインおよび0.001mg/mL〜0.05mg/mLの濃度のメチレンブルーを含む色素に由来し、かつ緑色である、請求項1記載の着色された注射用薬剤。
【請求項14】
色が、0.002mg/mL〜0.02mg/mLの濃度のフルオレセインおよび0.002mg/mL〜0.02mg/mLの濃度のメチレンブルーを含む色素に由来し、かつ緑色である、請求項13記載の着色された注射用抗コリン作用剤。
【請求項15】
薬剤が抗コリン作用剤であり、色が、0.001mg/mL〜0.4mg/mLの濃度のフルオレセインおよび0.001mg/mL〜0.05mg/mLの濃度のインジゴカルミンを含む色素に由来し、かつ緑色である、請求項1記載の着色された注射用薬剤。
【請求項16】
色が、0.002mg/mL〜0.2mg/mLの濃度のフルオレセインおよび0.001mg/mL〜0.03mg/mLの濃度のインジゴカルミンを含む色素に由来し、かつ緑色である、請求項15記載の着色された注射用抗コリン作用剤。
【請求項17】
色分けされた注射用薬剤を調製する方法であって、フルオレセインの濃度を変えることによって様々な色が作製される方法。
【請求項18】
フルオレセインの濃度を変えることによって黄色、オレンジ色および明るいオレンジ色が作製される、請求項17記載の方法。
【請求項19】
薬剤がベシル酸アトラクリウムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項20】
色が明るいオレンジ色である、請求項19記載の薬学的溶液。
【請求項21】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項20記載の薬学的溶液。
【請求項22】
溶液の色がフルオレセインに由来し、かつ該溶液が水溶液である、請求項20記載の薬学的溶液。
【請求項23】
医用製剤として使用するための、請求項22記載の薬学的溶液。
【請求項24】
水、0.1mg/mL〜250mg/mLの範囲のベシル酸アトラクリウムおよび7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項19記載の薬学的溶液。
【請求項25】
1mg/mL〜50mg/mLの範囲のベシル酸アトラクリウム、および7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項24記載の薬学的溶液。
【請求項26】
10mg/mLの濃度のベシル酸アトラクリウムおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項24記載の薬学的溶液。
【請求項27】
下記からなる群より選択される溶液を含む、請求項19記載の薬学的溶液:
1mLあたりベシル酸アトラクリウム(10mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液;ならびに
1mLあたりベシル酸アトラクリウム(10mg)、ベンジルアルコール(10mg)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【請求項28】
筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色されたベシル酸アトラクリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法。
【請求項29】
溶液が水溶液であり、色が明るいオレンジ色であり、明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項28記載の方法。
【請求項30】
薬剤がロクロニウムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項31】
色が明るいオレンジ色である、請求項30記載の薬学的組成物。
【請求項32】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項31記載の薬学的組成物。
【請求項33】
溶液の色がフルオレセインに由来し、該溶液が水溶液である、請求項31記載の薬学的組成物。
【請求項34】
医用製剤として使用するための、請求項33記載の薬学的組成物。
【請求項35】
水、0.01mg/mL〜100mg/mLの範囲の臭化ロクロニウム、および7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項30記載の薬学的組成物。
【請求項36】
0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の臭化ロクロニウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項35記載の薬学的溶液。
【請求項37】
1mg/mLの濃度の臭化ロクロニウムおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項35記載の薬学的溶液。
【請求項38】
下記からなる群より選択される、請求項30記載の薬学的組成物:
1mLあたり臭化ロクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)、およびフルオレセイン(50mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液;
1mLあたり臭化ロクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)およびフルオレセイン(15mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液;ならびに
1mLあたり臭化ロクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)、およびフルオレセイン(7mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【請求項39】
筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色された臭化ロクロニウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法。
【請求項40】
溶液が水溶液であり、色が明るいオレンジ色であり、明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項39記載の方法。
【請求項41】
薬剤がベクロニウムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項42】
色が明るいオレンジ色である、請求項41記載の薬学的組成物。
【請求項43】
明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項42記載の薬学的組成物。
【請求項44】
医用製剤として使用するための、請求項43記載の薬学的組成物。
【請求項45】
1mg〜100mgの範囲の臭化ベクロニウムおよび70〜25000mgの範囲のフルオレセインを含む粉末。
【請求項46】
臭化ベクロニウム(10mg)、クエン酸(20.75mg)、二塩基性リン酸ナトリウム(16.25mg)、マンニトール(97mg)、フルオレセイン(100mg)、ならびに水10mLを加えると、得られる溶液のpHが4になるようなリン酸および水酸化ナトリウムを含む粉末。
【請求項47】
筋弛緩応答を誘発するのに十分である、明るいオレンジ色の臭化ベクロニウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法であって、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する方法。
【請求項48】
薬剤がベシル酸シスアトラクリウムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項49】
色が明るいオレンジ色である、請求項48記載の薬学的溶液。
【請求項50】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項49記載の薬学的溶液。
【請求項51】
溶液の色がフルオレセインに由来し、該溶液が水溶液である、請求項49記載の薬学的溶液。
【請求項52】
医用製剤として使用するための、請求項51記載の薬学的溶液。
【請求項53】
水、0.1mg/mL〜250mg/mLの範囲のベシル酸シスアトラクリウム、および7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項48記載の薬学的溶液。
【請求項54】
1mg/mL〜50mg/mLの範囲のベシル酸シスアトラクリウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項53記載の薬学的溶液。
【請求項55】
10mg/mLの濃度のベシル酸シスアトラクリウムおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項53記載の薬学的溶液。
【請求項56】
下記からなる群より選択される、請求項48記載の薬学的溶液:
1mLあたりベシル酸シスアトラクリウム(10mg)およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液;
1mLあたりベシル酸アトラクリウム(10mg)、ベンジルアルコール(10mg)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液;
1mLあたりシスアトラクリウム10mg当量のベシル酸シスアトラクリウムおよびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液、
1mLあたりシスアトラクリウム10mg当量のベシル酸シスアトラクリウム、ベンジルアルコール(10mg)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液;
1mLあたりシスアトラクリウム2mg当量のベシル酸シスアトラクリウムおよびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液;ならびに
1mLあたりシスアトラクリウム2mg当量のベシル酸シスアトラクリウム、ベンジルアルコール(10mg)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、ベンゼンスルホン酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液。
【請求項57】
筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色されたベシル酸シスアトラクリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法。
【請求項58】
溶液が水溶液であり、色が明るいオレンジ色であり、明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項57記載の方法。
【請求項59】
薬剤がパンクロニウムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項60】
色が明るいオレンジ色である、請求項59記載の薬学的溶液。
【請求項61】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項60記載の薬学的溶液。
【請求項62】
溶液の色がフルオレセインに由来し、該溶液が水溶液である、請求項60記載の薬学的溶液。
【請求項63】
医用製剤として使用するための、請求項62記載の薬学的溶液。
【請求項64】
水、0.01mg/mL〜100mg/mLの範囲の臭化パンクロニウム、および7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項59記載の薬学的溶液。
【請求項65】
0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の臭化パンクロニウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項64記載の薬学的溶液。
【請求項66】
1mg/mLの濃度の臭化パンクロニウムおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項64記載の薬学的溶液。
【請求項67】
下記からなる群より選択される、請求項59記載の薬学的溶液:
1mLあたり臭化パンクロニウム(1mg)、無水酢酸ナトリウム(1.2mg)、ベンジルアルコール(10mg)、等張化のための塩化ナトリウム(約5mg)、およびフルオレセイン(15mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液;
1mLあたり臭化パンクロニウム(2mg)、無水酢酸ナトリウム(1.2mg)、ベンジルアルコール(10mg)、等張化のための塩化ナトリウム(約5mg)、およびフルオレセイン(15mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液;
1mLあたり臭化パンクロニウム(1mg)、無水酢酸ナトリウム(1.2mg)、ベンジルアルコール(10mg)、等張化のための塩化ナトリウム(約5mg)、およびフルオレセイン(7mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液;
1mLあたり臭化パンクロニウム(2mg)、無水酢酸ナトリウム(1.2mg)、ベンジルアルコール(10mg)、等張化のための塩化ナトリウム(約5mg)、およびフルオレセイン(7mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液;
1mLあたり臭化パンクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)、およびフルオレセイン(15mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液;ならびに
1mLあたり臭化パンクロニウム(10mg)、酢酸ナトリウム三水和物(2mg)、塩化ナトリウム(3.3mg)、およびフルオレセイン(7mg)を含有する、酢酸によってpHを4.0に調整した無菌水溶液。
【請求項68】
筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色された臭化パンクロニウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法。
【請求項69】
溶液の色がフルオレセインに由来し、該色が明るいオレンジ色であり、溶液が水溶液である、請求項68記載の方法。
【請求項70】
薬剤がサクシニルコリンである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項71】
色が明るいオレンジ色である、請求項70記載の薬学的組成物。
【請求項72】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項71記載の薬学的組成物。
【請求項73】
溶液の色がフルオレセインに由来し、該溶液が水溶液である、請求項71記載の薬学的組成物。
【請求項74】
医用製剤として使用するための、請求項73記載の薬学的組成物。
【請求項75】
水、1mg/mL〜250mg/mLの範囲の二塩化サクシニルコリンおよび7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項70記載の薬学的組成物。
【請求項76】
20mg/mL〜100mg/mLの範囲の二塩化サクシニルコリンおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項75記載の薬学的溶液。
【請求項77】
20mg/mLの濃度の二塩化サクシニルコリンおよび10mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項75記載の薬学的溶液。
【請求項78】
下記からなる群より選択される、請求項70記載の薬学的組成物:
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(20mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物;
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(20mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.1% w/w)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物;
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(50mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物;
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(50mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.1% w/w)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物;
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(100mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物;
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(100mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.1% w/w)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物;
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(20mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.18% w/w)、プロピルパラベン(0.02% w/w)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物;
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(50mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.18% w/w)、プロピルパラベン(0.02% w/w)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物;ならびに
1mLあたり二塩化サクシニルコリン(100mg)、塩化ナトリウム(4.5mg)、メチルパラベン(0.18% w/w)、プロピルパラベン(0.02% w/w)、およびフルオレセイン(10mg)を含有する、塩酸によってpHを3.5に調整した無菌水溶液を含む薬学的組成物。
【請求項79】
筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色された二塩化サクシニルコリン溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法。
【請求項80】
溶液の色が明るいオレンジ色であり、該明るいオレンジ色がフルオレセインに由来し、溶液が水溶液である、請求項79記載の方法。
【請求項81】
薬剤がロラゼパムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項82】
色がオレンジ色である、請求項81記載の薬学的組成物。
【請求項83】
オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項81記載の薬学的組成物。
【請求項84】
プロピレングリコールおよびポリエチレングリコールをさらに含む、請求項83記載の薬学的組成物。
【請求項85】
医用製剤として使用するための、請求項84記載の薬学的組成物。
【請求項86】
ベンジルアルコール、0.5mg/mL〜50mg/mLの範囲のロラゼパム、および1.0〜10mg/mLの範囲のフルオレセインをさらに含む、請求項84記載の薬学的組成物。
【請求項87】
1mg/mL〜10mg/mLの範囲のロラゼパムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項86記載の薬学的組成物。
【請求項88】
約2mg/mLの濃度のロラゼパムおよび約2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項86記載の薬学的組成物。
【請求項89】
0.5mg/mL〜50mg/mLの範囲のロラゼパムおよび1.0〜10mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項81記載の薬学的組成物。
【請求項90】
プロピレングリコール(80% v/v)、ポリエチレングリコール(18% v/v)およびベンジルアルコール(2% v/v)を含み、2mg/mLの濃度のロラゼパムおよび2.5mg/mLの濃度のフルオレセインをさらに含む溶液を含む、請求項81記載の薬学的組成物。
【請求項91】
前向健忘を導入するのに十分である、着色されたロラゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において前向健忘を導入する方法。
【請求項92】
発作を制御するのに十分である、着色されたロラゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物におけるてんかんを処置する方法。
【請求項93】
不安からの解放を提供するのに十分である、着色されたロラゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における不安を処置する方法。
【請求項94】
溶液の色がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項91記載の方法。
【請求項95】
溶液の色がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項92記載の方法。
【請求項96】
溶液の色がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項93記載の方法。
【請求項97】
薬剤が塩酸ミダゾラムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項98】
色がオレンジ色である、請求項97記載の薬学的組成物。
【請求項99】
オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項98記載の薬学的組成物。
【請求項100】
溶液が水溶液である、請求項99記載の薬学的組成物。
【請求項101】
医用製剤として使用するための、請求項100記載の薬学的組成物。
【請求項102】
0.1mg/mL〜50mg/mLの範囲の塩酸ミダゾラムおよび1〜10mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項100記載の薬学的組成物。
【請求項103】
0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲の塩酸ミダゾラムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項102記載の薬学的組成物。
【請求項104】
1mg/mLの濃度の塩酸ミダゾラムおよび2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項103記載の薬学的組成物。
【請求項105】
塩酸ミダゾラム(1mg)、塩化ナトリウム(0.8% w/v)、エデト酸二ナトリウム(0.01% w/v)、ベンジルアルコール(1% w/v)、およびフルオレセイン(2.5mg)を含む、塩酸によってpHを3に調整した、請求項97記載の薬学的組成物。
【請求項106】
塩酸ミダゾラム(5mg)、塩化ナトリウム(0.8% w/v)、エデト酸二ナトリウム(0.01% w/v)、ベンジルアルコール(1% w/v)およびフルオレセイン(2.5mg)を含む、塩酸によってpHを3に調整した、請求項97記載の薬学的組成物。
【請求項107】
鎮静を導入するのに十分である、着色された塩酸ミダゾラム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法。
【請求項108】
麻酔を導入するのに十分である、着色された塩酸ミダゾラム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において麻酔を導入する方法。
【請求項109】
前向健忘を導入するのに十分である、着色された塩酸ミダゾラム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において前向健忘を導入する方法。
【請求項110】
溶液の色がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項107記載の方法。
【請求項111】
溶液の色がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項108記載の方法。
【請求項112】
溶液の色がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項109記載の方法。
【請求項113】
薬剤がジアゼパムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項114】
組成物が溶液であり、色がオレンジ色である、請求項113記載の薬学的組成物。
【請求項115】
オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項114記載の溶液。
【請求項116】
プロピレングリコールおよびポリエチレングリコールをさらに含む、請求項115記載の溶液。
【請求項117】
プロピレングリコールおよびエチルアルコールをさらに含む、請求項115記載の溶液。
【請求項118】
医用製剤として使用するための、請求項115記載の溶液。
【請求項119】
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、0.5mg/mL〜50mg/mLの範囲のジアゼパム、および1.0〜10mg/mLの範囲のフルオレセインをさらに含む、請求項115記載の溶液。
【請求項120】
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1mg/mL〜10mg/mLの範囲のジアゼパム、および1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインをさらに含む、請求項115記載の溶液。
【請求項121】
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、約4mg/mLの濃度のジアゼパム、および約2.5mg/mLの濃度のフルオレセインをさらに含む、請求項115記載の溶液。
【請求項122】
プロピレングリコール、エチルアルコール、0.5mg/mL〜50mg/mLの範囲のジアゼパム、および1.0〜10mg/mLの範囲のフルオレセインをさらに含む、請求項115記載の溶液。
【請求項123】
プロピレングリコール、エチルアルコール、1mg/mL〜10mg/mLの範囲のジアゼパム、および1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインをさらに含む、請求項115記載の溶液。
【請求項124】
プロピレングリコール、エチルアルコール、約5mg/mLの濃度のジアゼパム、および約2.5mg/mLの濃度のフルオレセインをさらに含む、請求項115記載の溶液。
【請求項125】
組成物が乳濁液であり、色がオレンジ色である、請求項113記載の薬学的組成物。
【請求項126】
オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項125記載の乳濁液。
【請求項127】
大豆油および水をさらに含む、請求項125記載の乳濁液。
【請求項128】
医用製剤として使用するための、請求項126記載の乳濁液。
【請求項129】
0.5mg/mL〜50mg/mLの範囲のジアゼパムおよび1.0〜10mg/mLの範囲のフルオレセインをさらに含む、請求項127記載の乳濁液。
【請求項130】
1mg/mL〜10mg/mLの範囲のジアゼパムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインをさらに含む、請求項127記載の乳濁液。
【請求項131】
約5mg/mLの濃度のジアゼパムおよび約2.5mg/mLの濃度のフルオレセインをさらに含む、請求項127記載の乳濁液。
【請求項132】
プロピレングリコール(80% v/v)、ポリエチレングリコール(18% v/v)、およびベンジルアルコール(2% v/v)を含み、4mg/mLの濃度のジアゼパムおよび2.5mg/mLの濃度のフルオレセインをさらに含む、溶液。
【請求項133】
注射用の水、ジアゼパム(5mg/mL)、プロピレングリコール(40% w/v)、エチルアルコール(10% w/v)、フルオレセイン(2.5mg/mL)、pHを6.5にするのに十分な安息香酸ナトリウムおよび安息香酸(5% w/v)、ならびにベンジルアルコール(1.5% w/v)を含む、請求項113記載の薬学的組成物。
【請求項134】
ジアゼパム(5mg/mL)、精留大豆油(150mg/mL)、ジアセチル化モノグリセリド(50mg/mL)、精留卵黄リン脂質(12mg/mL)、グリセリン(22.0mg/mL)、フルオレセイン(2.5mg/mL)、注射用の水、およびpHを約8に調節するための水酸化ナトリウムを含む、請求項113記載の薬学的組成物。
【請求項135】
前向健忘を導入するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において前向健忘を導入する方法。
【請求項136】
手術前の不安および緊張を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における手術前の不安および緊張を軽減する方法。
【請求項137】
急性不安を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における急性不安および緊張を軽減する方法。
【請求項138】
てんかん重積持続状態を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物におけるてんかん重積持続状態を軽減する方法。
【請求項139】
アルコール禁断の症候を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における急性アルコール禁断による急性動揺、震え、切迫性または急性振戦せん妄、および幻覚を軽減する方法。
【請求項140】
筋痙攣を軽減するのに十分である、着色されたジアゼパム溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における局所的症状、脳性麻痺、アテトーシス、スティッフマン症候群、または破傷風に伴う筋痙攣を軽減する方法。
【請求項141】
溶液がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項135記載の方法。
【請求項142】
溶液がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項136記載の方法。
【請求項143】
溶液がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項137記載の方法。
【請求項144】
溶液がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項138記載の方法。
【請求項145】
溶液がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項139記載の方法。
【請求項146】
溶液がオレンジ色であり、該オレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項140記載の方法。
【請求項147】
薬剤がエトミデートである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項148】
色が黄色である、請求項147記載の薬学的組成物。
【請求項149】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項148記載の薬学的組成物。
【請求項150】
溶液が水およびプロピレングリコールを含む、請求項149記載の薬学的組成物。
【請求項151】
医用製剤として使用するための、請求項150記載の薬学的組成物。
【請求項152】
水、プロピレングリコール、0.02mg/mL〜20mg/mLの範囲のエトミデート、および0.001〜2.5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項147記載の薬学的組成物。
【請求項153】
0.5mg/mL〜10mg/mLの範囲のエトミデートおよび0.05〜1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項152記載の薬学的溶液。
【請求項154】
2mg/mLの濃度のエトミデートおよび0.15mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項152記載の薬学的溶液。
【請求項155】
1mLあたりエトミデート(2mg)、プロピレングリコール35% (v/v)およびフルオレセイン(0.15mg)を含有する無菌水溶液を含む、請求項147記載の薬学的組成物。
【請求項156】
全身麻酔を導入するのに十分である、着色されたエトミデート溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法。
【請求項157】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項156記載の方法。
【請求項158】
全身麻酔を維持するのに十分である、着色されたエトミデート溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法。
【請求項159】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項158記載の方法。
【請求項160】
亜酸化窒素の使用をさらに含む、請求項159記載の方法。
【請求項161】
薬剤がプロポフォールである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項162】
色が黄色である、請求項161記載の薬学的組成物。
【請求項163】
溶液または乳濁液の色がフルオレセインに由来する、請求項162記載の薬学的組成物。
【請求項164】
溶液または乳濁液が水および大豆油を含む、請求項163記載の薬学的組成物。
【請求項165】
医用製剤として使用するための、請求項164記載の薬学的組成物。
【請求項166】
水、1mg/mL〜50mg/mLの範囲のプロポフォール、および0.001〜2.5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項161記載の薬学的組成物。
【請求項167】
5mg/mL〜15mg/mLの範囲のプロポフォールおよび0.05〜1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項166記載の薬学的溶液または乳濁液。
【請求項168】
10mg/mLの濃度のプロポフォールおよび0.15mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項166記載の薬学的溶液または乳濁液。
【請求項169】
全身麻酔を導入するのに十分である、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法。
【請求項170】
溶液または乳濁液の色がフルオレセインに由来する、請求項169記載の方法。
【請求項171】
鎮静を導入するのに十分である、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法。
【請求項172】
溶液または乳濁液の色がフルオレセインに由来する、請求項171記載の方法。
【請求項173】
全身麻酔を維持するのに十分である、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法。
【請求項174】
溶液または乳濁液の色がフルオレセインに由来する、請求項173記載の方法。
【請求項175】
鎮静を維持するのに十分である、着色されたプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を維持する方法。
【請求項176】
溶液または乳濁液の色がフルオレセインに由来する、請求項175記載の方法。
【請求項177】
全身麻酔を導入する、鎮静を導入する、全身麻酔を維持する、または鎮静を維持するのに十分である、黄色のプロポフォール溶液または乳濁液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する、鎮静を導入する、全身麻酔を維持する、または鎮静を維持する方法であって、該黄色がフルオレセインに由来する方法。
【請求項178】
薬剤がフォスプロポフォール二ナトリウムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項179】
色が黄色である、請求項178記載の薬学的組成物。
【請求項180】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項179記載の薬学的組成物。
【請求項181】
溶液が水溶液である、請求項180記載の薬学的組成物。
【請求項182】
医用製剤として使用するための、請求項181記載の薬学的組成物。
【請求項183】
水、1mg/mL〜50mg/mLの範囲のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび0.001〜2.5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項178記載の薬学的組成物。
【請求項184】
5mg/mL〜15mg/mLの範囲のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび0.05〜1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項183記載の薬学的溶液。
【請求項185】
10mg/mLの濃度のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび0.15mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項184記載の薬学的溶液。
【請求項186】
全身麻酔を導入するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法。
【請求項187】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項186記載の方法。
【請求項188】
鎮静を導入するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法。
【請求項189】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項188記載の方法。
【請求項190】
全身麻酔を維持するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法。
【請求項191】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項190記載の方法。
【請求項192】
鎮静を維持するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を維持する方法。
【請求項193】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項192記載の方法。
【請求項194】
色がオレンジ色である、請求項178記載の薬学的組成物。
【請求項195】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項194記載の薬学的組成物。
【請求項196】
溶液が水溶液である、請求項195記載の薬学的組成物。
【請求項197】
医用製剤として使用するための、請求項196記載の薬学的組成物。
【請求項198】
水、1mg/mL〜50mg/mLの範囲のフォスプロポフォール二ナトリウム、および1〜10mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項178記載の薬学的組成物。
【請求項199】
5mg/mL〜15mg/mLの範囲のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび1.5〜5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項198記載の薬学的溶液。
【請求項200】
10mg/mLの濃度のフォスプロポフォール二ナトリウムおよび2.5mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項198記載の薬学的溶液。
【請求項201】
全身麻酔を導入するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法。
【請求項202】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項201記載の方法。
【請求項203】
鎮静を導入するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を導入する方法。
【請求項204】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項203記載の方法。
【請求項205】
全身麻酔を維持するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法。
【請求項206】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項205記載の方法。
【請求項207】
鎮静を維持するのに十分である、着色されたフォスプロポフォール二ナトリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において鎮静を維持する方法。
【請求項208】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項207記載の方法。
【請求項209】
薬剤が塩酸ケタミンである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項210】
色が黄色である、請求項209記載の薬学的組成物。
【請求項211】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項210記載の薬学的組成物。
【請求項212】
溶液が水溶液である、請求項211記載の薬学的組成物。
【請求項213】
医用製剤として使用するための、請求項212記載の薬学的組成物。
【請求項214】
水、10mg/mL〜500mg/mLの範囲の塩酸ケタミン、および0.001〜2.5mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項209記載の薬学的組成物。
【請求項215】
10mg/mL〜250mg/mLの範囲の塩酸ケタミンおよび0.05〜1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項214記載の薬学的溶液。
【請求項216】
100mg/mLの濃度の塩酸ケタミンおよび0.15mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項214記載の薬学的溶液。
【請求項217】
1mLあたり塩酸ケタミン(100mg)、塩化ベンゼトニウム(0.1mg)、およびフルオレセイン(0.15mg)を含有する無菌水溶液を含む、請求項209記載の薬学的組成物。
【請求項218】
全身麻酔を導入するのに十分である、着色された塩酸ケタミン溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を導入する方法。
【請求項219】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項218記載の方法。
【請求項220】
ジアゼパムの使用をさらに含む、請求項219記載の方法。
【請求項221】
全身麻酔を維持するのに十分である、着色された塩酸ケタミン溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において全身麻酔を維持する方法。
【請求項222】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項221記載の方法。
【請求項223】
ジアゼパムの使用をさらに含む、請求項222記載の方法。
【請求項224】
薬剤がアトロピンである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項225】
色が緑色である、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項226】
溶液の色がフルオレセインおよびメチレンブルーに由来する、請求項225記載の薬学的溶液。
【請求項227】
溶液の色がフルオレセインおよびインジゴカルミンに由来する、請求項225記載の薬学的溶液。
【請求項228】
溶液が水溶液である、請求項226記載の薬学的溶液。
【請求項229】
溶液が水溶液である、請求項227記載の薬学的溶液。
【請求項230】
医用製剤として使用するための、請求項228または229記載の薬学的溶液。
【請求項231】
水、0.04mg/mL〜4.0mg/mLの範囲のアトロピン、0.001〜0.05mg/mLの範囲のメチレンブルー、および0.001〜0.1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項232】
0.1mg/mL〜2.0mg/mLの範囲のアトロピン、0.002〜0.02mg/mLの範囲のメチレンブルー、および0.002〜0.02mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項231記載の薬学的溶液。
【請求項233】
0.5mg/mLの濃度のアトロピン、0.003mg/mLの濃度のメチレンブルー、および0.004mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項232記載の薬学的溶液。
【請求項234】
水、0.04mg/mL〜4.0mg/mLの範囲のアトロピン、0.001〜0.05mg/mLの範囲のインジゴカルミン、および0.001〜0.4mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項235】
0.1mg/mL〜2.0mg/mLの範囲のアトロピン、0.001〜0.03mg/mLの範囲のインジゴカルミン、および0.002〜0.2mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項234記載の薬学的溶液。
【請求項236】
0.5mg/mLの濃度のアトロピン、0.015mg/mLの濃度のインジゴカルミン、および0.006mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項235記載の薬学的溶液。
【請求項237】
水、アトロピン(0.4mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、メチレンブルー(0.003mg/mL)、およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.5に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項238】
水、アトロピン(0.4mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)、およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.5に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項239】
水、アトロピン(0.5mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、メチレンブルー(0.003mg/mL)、およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.5に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項240】
水、アトロピン(0.5mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)、およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.5に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項241】
水、アトロピン(1mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、メチレンブルー(0.003mg/mL)、およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.5に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項242】
水、アトロピン(1mg/mL)、メチルパラベン(0.1% w/v)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)、およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.5に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項243】
水、アトロピン(0.1mg/mL)、塩化ナトリウム(9mg/mL)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)、およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.2に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項244】
水、アトロピン(0.05mg/mL)、塩化ナトリウム(9mg/mL)、インジゴカルミン(0.015mg/mL)、およびフルオレセイン(0.006mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.2に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項245】
水、アトロピン(0.1mg/mL)、塩化ナトリウム(9mg/mL)、メチレンブルー(0.003mg/mL)、およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.2に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項246】
水、アトロピン(0.05mg/mL)、塩化ナトリウム(9mg/mL)、メチレンブルー(0.003mg/mL)、およびフルオレセイン(0.004mg/mL)を含む、硫酸によってpHを4.2に調整した、請求項224記載の薬学的溶液。
【請求項247】
抗コリン作用効果を導入するのに十分である、着色されたアトロピン溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する方法。
【請求項248】
溶液の色がフルオレセインおよびメチレンブルーに由来する、請求項247記載の方法。
【請求項249】
溶液の色がフルオレセインおよびインジゴカルミンに由来する、請求項247記載の方法。
【請求項250】
薬剤がグリコピロレートである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項251】
色が緑色である、請求項250記載の薬学的溶液。
【請求項252】
溶液の色がフルオレセインおよびメチレンブルーに由来する、請求項251記載の薬学的溶液。
【請求項253】
溶液の色がフルオレセインおよびインジゴカルミンに由来する、請求項251記載の薬学的溶液。
【請求項254】
溶液が水溶液である、請求項252記載の薬学的溶液。
【請求項255】
溶液が水溶液である、請求項253記載の薬学的溶液。
【請求項256】
医用製剤として使用するための、請求項254または255記載の薬学的溶液。
【請求項257】
水、0.002mg/mL〜2.0mg/mLの範囲のグリコピロレート、0.001〜0.05mg/mLの範囲のメチレンブルー、および0.001〜0.1mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項250記載の薬学的溶液。
【請求項258】
0.05mg/mL〜1.0mg/mLの範囲のグリコピロレート、0.002〜0.02mg/mLの範囲のメチレンブルー、および0.002〜0.02mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項257記載の薬学的溶液。
【請求項259】
0.2mg/mLの濃度のグリコピロレート、0.003mg/mLの濃度のメチレンブルー、および0.004mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項258記載の薬学的溶液。
【請求項260】
水、0.002mg/mL〜2.0mg/mLの範囲のグリコピロレート、0.001〜0.05mg/mLの範囲のインジゴカルミン、および0.001〜0.4mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項250記載の薬学的溶液。
【請求項261】
0.001mg/mL〜1.0mg/mLの範囲のグリコピロレート、0.001〜0.03mg/mLの範囲のインジゴカルミン、および0.002〜0.2mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項260記載の薬学的溶液。
【請求項262】
0.2mg/mLの濃度のグリコピロレート、0.015mg/mLの濃度のインジゴカルミン、および0.006mg/mLの濃度のフルオレセインを含む、請求項261記載の薬学的溶液。
【請求項263】
1mLあたり水、グリコピロレート(0.2mg)、ベンジルアルコール(0.9% w/v)、メチレンブルー(0.003mg)、およびフルオレセイン(0.004mg)を含有する無菌水溶液を含む、請求項250記載の薬学的溶液。
【請求項264】
1mLあたり水、グリコピロレート(0.2mg)、ベンジルアルコール(0.9% w/v)、インジゴカルミン(0.015mg)、およびフルオレセイン(0.006mg)を含有する無菌水溶液を含む、請求項250記載の薬学的溶液。
【請求項265】
抗コリン作用効果を導入するのに十分である、着色されたグリコピロレート溶液を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において抗コリン作用効果を導入する方法。
【請求項266】
溶液の色がフルオレセインおよびメチレンブルーに由来する、請求項265記載の方法。
【請求項267】
溶液の色がフルオレセインおよびインジゴカルミンに由来する、請求項265記載の方法。
【請求項268】
薬剤がガンタクリウムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項269】
色が明るいオレンジ色である、請求項268記載の薬学的溶液。
【請求項270】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項268記載の薬学的溶液。
【請求項271】
溶液の色がフルオレセインに由来し、該溶液が水溶液である、請求項268記載の薬学的溶液。
【請求項272】
医用製剤として使用するための、請求項271記載の薬学的溶液。
【請求項273】
水、0.1mg/mL〜250mg/mLの範囲のガンタクリウム、および7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項268記載の薬学的溶液。
【請求項274】
1mg/mL〜50mg/mLの範囲のガンタクリウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項273記載の薬学的溶液。
【請求項275】
筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色されたガンタクリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法。
【請求項276】
溶液が水溶液であり、色が明るいオレンジ色であり、明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項275記載の方法。
【請求項277】
薬剤がミバクリウムである、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項278】
色が明るいオレンジ色である、請求項277記載の薬学的溶液。
【請求項279】
溶液の色がフルオレセインに由来する、請求項277記載の薬学的溶液。
【請求項280】
溶液の色がフルオレセインに由来し、該溶液が水溶液である、請求項277記載の薬学的溶液。
【請求項281】
医用製剤として使用するための、請求項280記載の薬学的溶液。
【請求項282】
水、0.1mg/mL〜250mg/mLの範囲のミバクリウム、および7〜250mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項277記載の薬学的溶液。
【請求項283】
1mg/mL〜50mg/mLの範囲のミバクリウムおよび7〜100mg/mLの範囲のフルオレセインを含む、請求項282記載の薬学的溶液。
【請求項284】
筋弛緩応答を誘発するのに十分である、着色されたミバクリウム溶液の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において筋弛緩応答を誘発する方法。
【請求項285】
溶液が水溶液であり、色が明るいオレンジ色であり、明るいオレンジ色がフルオレセインに由来する、請求項284記載の方法。

【公表番号】特表2009−515895(P2009−515895A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540243(P2008−540243)
【出願日】平成18年11月13日(2006.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2006/043963
【国際公開番号】WO2007/059019
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(508138900)
【Fターム(参考)】