注文管理システム、注文管理サーバ、および注文管理サーバプログラム
【目的】本発明は、注文管理システム、注文管理サーバ、および注文管理サーバプログラムに関し、利用者の時間帯に応じて必要とする商品の広告表示を行うと共に商品の注文を受けたときに利用者の座席に届けさせること目的とする。
【構成】利用者のICカードあるいは携帯端末から読み取られたIDを受信したときに、利用者のIDをもとに、利用者のIDに対応づけて予約情報を登録したテーブルを参照して予約があるか判別する手段と、予約があると判明したときにその予約情報を取り出し、予約情報と時間帯とを出力する手段と、出力された予約情報と時間帯、あるいは時間帯、に対応づけて広告表示を登録したテーブルから広告表示を取り出す手段と、取り出した広告表示を自動改札機に送信して表示させる手段と、取り出した広告表示を利用者の携帯端末宛に電子メールで送信する手段とを備える。
【構成】利用者のICカードあるいは携帯端末から読み取られたIDを受信したときに、利用者のIDをもとに、利用者のIDに対応づけて予約情報を登録したテーブルを参照して予約があるか判別する手段と、予約があると判明したときにその予約情報を取り出し、予約情報と時間帯とを出力する手段と、出力された予約情報と時間帯、あるいは時間帯、に対応づけて広告表示を登録したテーブルから広告表示を取り出す手段と、取り出した広告表示を自動改札機に送信して表示させる手段と、取り出した広告表示を利用者の携帯端末宛に電子メールで送信する手段とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が自動改札機にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取って利用者の予約情報および時間帯に応じた適切な広告表示を行うと共に注文を受け付け、車内の販売員の端末と連携することにより、予約された座席まで商品を届けさせることができる注文管理システム、注文管理サーバ、および注文管理サーバプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者は、新幹線などの駅の改札口に設置した自動改札機の検出部に、ICカードをタッチして乗車料金を残高から減算(あるいは乗車料金の残高をチェック)して入場し、所望の行き先の電車などに乗車する。
【0003】
この際、自動改札機でICカードから残高情報の他に利用者の個人情報を読み取り、当該個人情報をもとに利用者毎に適切な言語で適切な広告を当該自動改札機の表示部に表示する技術がある(特許文献1)。
【特許文献1】特開2003−44885号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術では、利用者が自動改札機の検出部にICカードをかざした(あるいはタッチ)したときに当該利用者の個人情報を読み取り、適切な言語で適切な広告メッセージを当該自動改札機に表示して当該利用者に適切な言語で適切な宣伝したり、利用者の属性情報(性別、年代、職業、趣味など)から関連付けられた広告を自動改札機に表示して当該利用者の属性情報に合った広告を表示したりすることができる。
【0005】
しかし、利用者が昼間や深夜や早朝などの時間帯に応じた適切な広告を自動改札機に表示したり、更に、時間帯に応じた適切な広告を利用者の携帯端末に合わせて送信して注文を受けたり、注文を受けた品物を利用者の座席で受け渡しを実現したりなどできないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するために、利用者が自動改札機にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取って利用者の予約情報および時間帯に応じた適切な広告表示を行う広告表示システムにおいて、駅などの改札口に設け、利用者がICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取る手段と、読み取った利用者のIDをサーバに送信する手段と、利用者のIDをサーバに送信したことに対応して、サーバから利用者のIDの乗車に関する予約情報があったときに乗車に関する予約情報と時間帯とに対応して取り出した広告表示を受信する手段と、受信した予約情報と時間帯とに対応した広告表示を表示する手段とを自動改札機に備えるシステムである。
【0007】
また、利用者のICカードあるいは携帯端末から読み取られたIDを受信したときに、利用者のIDをもとに、利用者のIDに対応づけて予約情報を登録したテーブルを参照して予約があるか判別する手段と、予約があると判明したときにその予約情報を取り出し、予約情報と時間帯とを出力する手段と、出力された予約情報と時間帯、あるいは時間帯、に対応づけて広告表示を登録したテーブルから該当する広告表示を取り出す手段と、取り出した広告表示を、送信元の自動改札機に送信して表示させる手段と、取り出した広告表示を送信元の利用者の携帯端末宛に電子メールで送信する手段とを備える。
【0008】
これらの際、予約情報は、顧客のIDに対応づけて乗車する発車駅、発車時刻、列車ID、および座席IDを少なくとも登録するようにしている。
【0009】
また、広告表示は、利用者が乗車する駅毎に登録するようにしている。
【0010】
また、電子メールを送信元の利用者の携帯端末宛に送信したことに対応して、利用者が携帯端末で電子メールを開いて表示させた広告表示上から、あるいは広告表示上の項目を選択して表示させた新たなページ上から、商品の注文を入力したときに送信された商品の注文内容を受信する手段と、商品の注文内容を受信したことに対応して、商品の注文内容および利用者の予約情報中の列車ID、座席IDからなる注文情報を列車IDの列車に搭乗している販売員の端末に送信し、列車IDの座席IDに乗車している利用者に届けるように指示する手段とを備えるようにしている。
【0011】
また、受信した商品の注文内容について、商品IDとその残数とを登録して管理するテーブルを参照して品切れと判明した場合に、品切れの旨および他の商品の注文選択画面を利用者の携帯端末に電子メールで送信し、再注文を促す手段を備えるようにしている。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、利用者が自動改札機の検出部にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDなどを読み取り、利用者のIDをもとに取り出した予約情報と時間帯とから利用者が必要とする商品の広告表示したり、併せて広告表示を利用者の携帯端末に送信して商品の注文を受けて利用者の座席に届けさせることにより、利用者の時間帯に応じて必要とする商品の広告表示を行うと共に商品の注文を受けたときに利用者の座席に届けさせることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、利用者が自動改札機の検出部にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDなどを読み取り、利用者のIDをもとに取り出した予約情報と時間帯とから利用者が必要とする商品の広告表示したり、併せて広告表示を利用者の携帯端末に送信して商品の注文を受けて利用者の座席に届けさせたりし、利用者の時間帯に応じて必要とする商品の広告表示を行うと共に商品の注文を受けたときに利用者の座席に届けさせることを実現した。
【実施例1】
【0014】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
【0015】
図1において、自動改札機1は、駅の改札口(入口、出口)に配置された改札機であって、利用者が入口でICカードをかざしてゲートを開にして入場したり、出口でかざしてゲートを開にして出場したり、併せて乗車料金を残高から減算して支払ったり、ICカードから読み取った予約情報をもとに入場・出場したりなどするための自動改札機であり、ここでは、ICカード読み取り手段11、予約情報検索手段12、入場チェック手段13、ゲート開閉手段14、短文広告表示手段15、送受信手段16、およびDB17などから構成されるものである。
【0016】
ICカード読み取り手段11は、入場時、出場時に利用者がかざしたICカードから利用者のID、残高などを無線で読み取るものである。
【0017】
予約情報検索手段12は、ICカード読み取り手段11によってICカードから読み取った利用者のIDをもとに予約情報を検索するものであって、ここでは、利用者IDをネットワーク8を介して広告サーバ50に送信して検索依頼し、当該広告サーバ50で検索された当該利用者のIDの予約情報の送信を受けて受信するものである。
【0018】
入場チェック手段13は、ICカードから読み取った利用者のID,残高などをもとに利用者の入場のチェックするものである(後述する図2などを参照)。
【0019】
ゲート開閉手段14は、入場チェック手段13により入場OKとなったときに改札口(入口、出口)のドアーを開にしたりなどするものである。
【0020】
短文広告表示手段15は、利用者のICカードから読み取った利用者のIDをもとに取得した予約情報に該当する適切な短文広告(ここでは、時間帯に対応する短文広告)を表示するものである(後述する図2などを参照)。
【0021】
送受信手段16は、ICカード読み取り手段11により読み取った利用者のID、残高などの情報を、ネットワーク8を介して広告サーバ50に送信したり、広告サーバ50から送信された情報(短文広告、残高(乗車料金を減算した後の残高)などの情報)を受信したりなどするものである。
【0022】
DB17は、各種情報を検索し易く登録して管理するデータベースであって、ここでは、短文広告パターンテーブル18などを登録したものである。
【0023】
短文広告パターンテーブル18は、利用者のIDの予約情報をもとに算出した時間帯に対応する駅毎の短文広告を予め広告サーバ50からダウンロードして登録したものである。尚、短文広告パターンテーブル18は、広告サーバ50側のDB23中に配置して必要に応じて自動改札機1からネットワーク8を介してアクセスして当該駅の該当する短文広告をダウンロードするようにしてもよい。
【0024】
利用者携帯端末4は、利用者が所持する携帯端末(例えば電子メールやICカード機能を備えた携帯電話)であって、自動改札機1にかざして利用者のID,残高などを読み取らせて入場するためのものであり、送受信手段41、入力手段42、および表示手段43などから構成されるものである。尚、利用者はICカードを別途、用意して自動改札機1にICカードをかざして入場し、携帯端末で利用者に送信された、後述する時間帯に応じた電子メールを受信するようにしてもよい。
【0025】
送受信手段41は、電子メールを受信したり、商品注文の電子メールを送信したりなどするものである。
【0026】
入力手段42は、受信した電子メールを表示させて、当該表示させた画面上で商品の注文を入力したりなどするものである。
【0027】
表示手段43は、受信した電子メールなどを画面上に表示したりするものである。
【0028】
広告サーバ50は、利用者の予約情報をもとに算出した時間帯に応じた適切な短文広告などを選択して自動改札機1に送信したり、電子メールで利用者携帯端末4に送信したり、送信した電子メールに対応して受信した注文情報をもとに該当列車に乗車する販売員の車内携帯端末7に注文情報を送信して利用者の座席に配送させたりなどするものであって、ここでは、予約情報管理サーバ2および注文管理サーバ5などから構成されるものである。
【0029】
予約情報管理サーバ2は、予約情報を管理するものであって、ここでは、予約情報検索手段21、送受信手段22、およびDB23などから構成されるものである。
【0030】
予約情報検索手段21は、自動改札機1から受信した利用者のICカードから読み取った当該利用者のIDをもとに、DB23を検索して予約情報を取り出すものである(後述する図3などを参照)。
【0031】
送受信手段22は、各種情報をネットワーク8を介して送受信するものである。
【0032】
DB23は、各種情報を検索し易く登録して管理するデータベースであって、ここでは、予約テーブル24、および顧客テーブル25などから構成されるものである。
【0033】
予約テーブル24は、利用者の予約情報を登録して管理するものである(後述する図9の(a)参照)。
【0034】
顧客テーブル25は、利用者の情報を登録して管理するものである(後述する図9の(b)参照)。
【0035】
注文管理サーバ5は、利用者からの注文を管理するものであって、ここでは、広告編集手段51、注文受付手段52、注文集計手段53、送受信手段54、およびDB55などから構成されるものである。
【0036】
広告編集手段51は、利用者の予約情報をもとに時間帯を決めてその広告(自動改札機1に送信する短文広告、利用者携帯端末に送信する電子メールなど)を編集するものである(後述する図4、図6などを参照)。
【0037】
注文受付手段52は、広告の電子メールを利用者に送信したことに対応して、注文の電子メールを受信して商品の注文を受け付けるものである(後述する図4、図6などを参照)。
【0038】
注文集計手段53は、受け付けた注文を集計(列車毎に集計)するものである(後述する図6などを参照)。
【0039】
送受信手段54は、各種情報(短文広告、電子メールなど)をネットワーク8を介して送受信するものである。
【0040】
DB55は、各種情報を検索し易く登録して管理するデータベースであって、ここでは、広告テーブル56、注文テーブル57、在庫情報テーブル58、詳細広告ファイル59などから構成されるものである(図9を参照)。
【0041】
広告テーブル56は、パターンに対応づけて商品の広告を予め登録して管理するものである(後述する図9の(c)を参照)。
【0042】
注文テーブル57は、利用者からの注文内容を登録して管理するものである(後述する図9の(e)を参照)。
【0043】
在庫情報テーブル58は、商品の在庫情報を登録して管理するものである(後述する図9の(d)を参照)。
【0044】
詳細広告ファイル59は、詳細広告を登録して管理するものである(後述する図9の(f),(g)を参照)。
【0045】
WEBサーバ6は、URLに対応づけて詳細広告のページを設け、利用者が送付された電子メール中の広告を表示させて該当商品名などをクリックするとそのURLをもとにアクセスしてダウンロードさせて当該利用者の利用者携帯端末の画面上に詳細広告を表示させる、WEBサーバであって、ここでは、詳細広告表示手段61などから構成されるものである。
【0046】
詳細広告表示手段61は、利用者が送付された電子メールを表示させた広告中から商品名などをクリックしたことに対応して、当該クリックした部分に埋め込んであるURLのページにアクセスしたことに対応して、当該ページの詳細広告をダウンロードさせて利用者携帯端末の画面上に当該詳細広告を表示させるものである。
【0047】
車内携帯端末7は、列車に搭乗した販売員が所持する携帯端末であって、ここでは、注文データ表示手段71、在庫管理手段72、および表示手段73などから構成されるものである。
【0048】
注文データ表示手段71は、利用者の注文データ(注文内容)を表示させるものである。
【0049】
在庫管理手段72は、商品の在庫を管理するものである。
【0050】
表示手段73は、注文内容、在庫状況などを画面上に表示するものである。
【0051】
ネットワーク8は、自動改札機1、利用者携帯端末4、広告サーバ50、WEBサーバ6、車内携帯端末7などが接続して相互に情報を送受信するためのネットワークであって、無線LAN.インターネットなどのネットワークである。
【0052】
次に、図2のフローチャートのもとに自動改札機1の動作を詳細に説明する。
【0053】
図2は、本発明の自動改札機の動作説明フローチャートを示す。
【0054】
図2において、S1は、利用者情報を読み込んだか判別する。これは、図1の自動改札機1のICカード読み取り手段11がかざされた利用者のICカード(あるいはICカード機能付の携帯端末)から利用者情報(利用者のID,残高などの情報)を読み取ったか判別する。YESの場合には、S2に進む。NOの場合には、S1を繰り返して待機する。
【0055】
S2は、S1のYESで利用者情報を読み取ったと判明したので、利用者情報を予約情報管理サーバ2に送信する。
【0056】
S3は、予約情報の検索結果を受信したか判別する。これは、S2で利用者情報を予約情報管理サーバ2に送信したことに対応して、予約情報管理サーバ2が後述する図3の手順により利用者の予約情報の有無を検索した結果(予約情報の検索結果)を送信し、当該送信された予約情報の検索結果を受信したか判別する。YESの場合には、S4に進む。NOの場合には、S3を繰り返して待機する。
【0057】
S4は、S3のYESで予約情報の検索結果が受信されたと判明したので、入場チェックを行う。これは、予約情報の検索結果中に、予約情報の有無、更に、残高の有無などをチェックする。尚、残高のチェックは、利用者のICカードから読み取った残高(あるいは予約情報管理サーバ2側で利用者に対応づけて登録して管理する残高)をもとにこれから乗車(入場)しようとする料金(降車駅で料金が決まるときは一定の料金)を減算してもなお残高があるかチェックする。
【0058】
S5は、予約ありか判別する。これは、S3の受信した予約情報の検索結果中に当該利用者の予約情報がありか判別する。YESの場合には、S6に進む。NOの場合には、S8に進む。
【0059】
S6は、S5のYESで、予約情報がありと判明したので、自動改札機1のゲートを開にする。
【0060】
S7は、S6に続けて、短文広告を選択して表示する。これは、S5のYESで予約情報がありと判明しているので、当該予約情報中の利用者の発車時刻に対応する時間帯を決め、当該決めた時間帯に対応する短文広告を、短文広告パターンテーブル18から取り出して自動改札機1の表示部分に表示する。尚、短文広告を予約情報の検索結果中に保持し、これを表示するようにしてもよい。
【0061】
S8は、S5でNOと判明したので、更に、残高ありか判別する。YESの場合には、S9でゲートを開にする。NOの場合には、ゲートを開にしなく、赤ランプなどを点灯して残高不足を利用者に知らせたりなどする。
【0062】
以上によって、利用者がICカード(あるいはICカード機能付の利用者携帯端末4)を自動改札機1にかざしたことに対応して、利用者情報を読み取ってネットワーク8を介して予約情報管理サーバ2に送信し、予約情報管理サーバ2から予約情報の検索結果を受信し、予約情報がありの場合にはゲートを開にすると共に当該予約情報中の利用者の予約した列車の発車時刻の時間帯に対応する短文広告を自動改札機1に表示し、予約情報がない場合には残高があるときはゲートを開にし、残高がないときはゲートを開にしなく、赤ランプを点灯して残高不足を警告したりなどすることが可能となる。
【0063】
図3は、本発明の予約情報管理サーバの動作説明図を示す。
【0064】
図3の(a)は、フローチャートを示す。
【0065】
図3の(a)において、S11は、利用者情報を受信したか判別する。これは、既述した図2のS2で自動改札機1から利用者のICカードから読み取った、図3の(b)に示す、利用者情報(利用者ID,残高などの情報)が送信され、図1の予約情報管理サーバ2が受信したか判別する。YESの場合には、S12に進む。NOの場合には、S11を繰り返し待機する。
【0066】
S12は、利用者情報に対応する予約情報を検索する。これは、S11のYESで受信した利用者情報(利用者ID,残高などの情報)をもとに、図9の(a)の予約テーブル24および図9の(b)の顧客テーブル25をそれぞれ検索し、当該利用者ID(予約者ID)に対応づけて、図3の(c)に示す、予約情報(利用者ID,列車ID、座席ID,短文広告、携帯No/電子メールアドレス、受信時刻(時間帯を決めるための情報))を取り出したり、受信時刻を取得して設定したりする。
【0067】
S13は、予約情報があるか判別する。YESの場合には、利用者IDに対応づけて予約情報がありと判明したので、S14で予約情報を送信する。送信先は、利用者情報を受信した自動改札機1、および図1の注文管理サーバ5にそれぞれ送信する。尚、自動改札機1には当該自動改札機1で必要な利用者ID,短文広告のみを送信するようにしてもよい。ここで、受信時刻をもとに、自動改札機1では、図9の(f)の短文広告パターンテーブル18を参照して当該受信時刻に対応する時間帯を決め、当該決めた時間帯に対応づけて登録されている短文広告を取り出して自動改札機に画面上に表示し、利用者が視認できるように広告表示する。一方、S13でNOの場合には、予約なしを送信する。これは、図3の(c)の予約情報の代わりに、予約なしを設定した予約情報を送信する。この場合には、自動改札機1にのみ送信する。
【0068】
以上によって、自動改札機1から利用者情報(利用者ID,残高)を受信した図1の予約情報管理サーバ2は、受信した利用者情報をもとにテーブルを検索して予約情報があったときに図3の(c)の予約情報に示すように情報を検索して設定して自動改札機1に送信して時間帯に対応した適切な短文広告を表示させたり、注文管理サーバ5に送信して時間帯に対応した適切な商品注文画面を電子メールで利用者携帯端末4に送信して注文を受け付けたりなどすることが可能となる。
【0069】
図3の(b)は、利用者情報の例を示す。これは、既述した図3の(a)のS11で予約情報管理サーバ2が自動改札機1から受信した利用者情報の例を示す。ここでは、利用者情報は、自動改札機1が利用者のICカードから読み取った利用者ID,残高の情報である。
【0070】
図3の(c)は、予約情報の例を示す。これは、既述した図3の(a)のS12で検索した予約情報の例であって、ここでは、予約情報は、下記の情報である。
【0071】
・利用者ID:
・列車ID:
・座席ID:
・短文広告:
・携帯No/Email add:
・受信時刻:
・その他:
ここで、利用者IDは、図3の(a)のS11で自動改札機1から受信した図3の(b)の利用者情報中の利用者ID(自動改札機1で利用者のICカードから読み取った利用者ID)である。列車ID.座席IDは、利用者IDをもとに図9の(a)の予約テーブル24を検索し、当該利用者IDに対応づけて登録されてエントリの予約されている、列車ID,座席IDである。短文広告は、受信されたときの受信時刻が属する時間帯(例えば図9の(f)の短文広告パターンテーブル18と同一のものを予約情報管理サーバ2に設け、受信時刻が属する時間帯)の短文広告を取り出して設定したものである。尚、本実施例では、図9の(f)の短文広告パターンテーブル18は、自動改札機1にそれぞれ設けたので、ここでは、不要で、受信時刻をもとに自動改札機1の側で受信時刻が属する時間帯の短文広告を取り出す。携帯No/Email addは、利用者IDをもとに図9の(b)の顧客テーブル25を検索し、当該利用者IDに対応づけて登録されているものを取り出して設定したものである。尚、時間帯は、受信時刻が属する当該時間帯として決めたが、これに限られず、利用者の予約情報中の列車の発車予定時刻の属する時間帯としてもよい。
【0072】
図4は、本発明の注文管理サーバの動作説明フローチャート(その1)を示す。
【0073】
図4において、S21は、利用者情報に対応する予約情報を受信したか判別する。これは、既述した図3のS14で予約情報が注文管理サーバ5に送信されたことに対応して、当該注文管理サーバ5で受信されたか判別する。YESの場合には、S22に進む。NOの場合には、S21を繰り返し待機する。
【0074】
S22は、S21のYESで利用者の予約情報が受信されたと判明したので、利用者の携帯端末4に短文広告パターンに対応する車内販売広告サイトのURLをメールする。これは、利用者携帯端末4に自動改札機1に送信した短文広告に対応する車内販売広告サイトのURLを電子メールで送信する。この際、自動改札機1に表示させた短文広告を併せて電子メールで送信し、電子メールを開いたときに短文広告と車内販売広告サイトのURLを一緒に表示(実際は、車内販売広告ページのアドレス(URL)を埋め込んだ短文広告を表示)させるようにしてもよい。
【0075】
以上によって、注文管理サーバ5が利用者の予約情報を受信すると、利用者携帯端末4に短文広告に対応する車内販売広告サイトのURLを埋め込んだ車内販売広告を電子メールで送信することが可能となる。
【0076】
図5は、本発明の利用者携帯端末の動作説明図を示す。
【0077】
図5の(a)は、フローチャートを示す。
【0078】
図5の(a)において、S31は、電子メールを開いて車内販売広告サイトを表示させる。これは、既述した図4のS22で注文管理サーバ5から送信された電子メールを利用者携帯端末4で受信し、当該電子メール中の該当項目(ここでは、車内販売広告サイトの文字列)をクリックし、車内販売広告サイトのページをダウンロードして表示させる。
【0079】
S32は、注文を入力する。これは、利用者がS31で表示させた車内販売広告サイト上で希望する商品を選択してその個数を入力し、注文ボタンをクリックする。
【0080】
S33は、注文情報を送信する。これは、S32で注文した注文情報、例えば図5の(b)の注文情報(商品ID、個数)を注文管理サーバ5に送信する。
【0081】
以上によって、利用者は乗車した列車の座席などで、利用者携帯端末4を操作し、受信された電子メールを開いて車内販売広告サイトを表示させ、当該車内販売広告サイト上で希望する商品、個数を入力して注文情報(利用者ID、商品ID,個数)を注文管理サーバ5に送信して注文することが可能となる。
【0082】
図5の(b)は、注文情報の例を示す。図示の注文情報は、既述した図5の(a)のS33で注文管理サーバ5に送信した例を示し、ここでは、商品ID,個数、および図示しないが利用者IDを送信する。これにより、注文管理サーバ5は、いずれの利用者が商品、個数を注文したかを認識できる。
【0083】
図6は、本発明の注文管理サーバの動作説明フローチャート(その2)を示す。
【0084】
図6の(a)は、注文受付フローチャートを示す。
【0085】
図6の(a)において、S41は、注文を受信したか判別する。これは、既述した図5の(a)のS33で利用者携帯端末4から注文情報が送信されて、注文管理サーバ5で受信したか判別する。YESの場合には、S42に進む。NOの場合には、S41を繰り返し待機する。
【0086】
S42は、S41のYESで注文情報を受信したと判明したので、列車IDに対応する在庫情報を更新する。これは、例えば図9の(d)の列車ID毎に設けた在庫情報テーブル58について、受信した注文情報の商品の残数を減算、注文数を加算し、当該在庫情報テーブル58を更新する。この際、併せて、注文情報を後述する図9の(e)の注文テーブル57に列車ID,座席ID,予約者ID(利用者ID)、駅名(例えば乗車駅名)に対応づけて注文内容(商品名、個数)を登録し、車内販売員がその座席に配達するときなどに利用する。
【0087】
S43は、不足があるか判別する。これは、S42の更新の際に、注文を受けた商品の在庫不足があるか判別する。YESの場合には、S45で在庫きれと判定し、S46で注文者に再注文受付メッセージを送信する。これにより、在庫きれの商品を注文した利用者には、電子メールで後述する図10の(b)の再注文受付メッセージを送信することが可能となる。一方、S43のNOの場合には、在庫ありと判明したので、S44で注文受付メッセージを送信する。これにより、在庫ありの商品を注文した利用者には、電子メールで後述する図10の(a)の注文受付メッセージを送信することが可能となる。
【0088】
以上によって、注文管理サーバ5は、利用者携帯端末4から注文情報を受信すると、図9の(d)の列車毎の在庫情報テーブル58を参照し、在庫ありのときは更新して図10の(a)の注文受付メッセージを電子メールで利用者携帯端末5に送信し、一方、在庫なしのときは図10の(b)の再注文受付メッセージを電子メールで利用者携帯端末5に送信することが可能となる。
【0089】
図6の(b)は、注文集計フローチャートを示す。
【0090】
図6の(b)において、S51は、列車IDごとの注文を集計する。これは、図9の(e)の注文テーブル57に登録された利用者の注文について、列車IDごとに注文を集計する(例えば列車が駅を発車したとき、あるいは随時、注文を集計する)。
【0091】
S52は、列車IDに対応する車内販売員の車内携帯端末7へ集計した注文を送信する。
【0092】
以上によって、注文管理サーバ5は、列車毎の集計して列車に乗車する車内販売員の車内携帯端末7に当該列車に乗車した利用者が注文した注文内容を電子メールなどで送信して伝達することが可能となる。
【0093】
図7は、本発明の車内携帯端末の動作説明フローチャートを示す。
【0094】
図7において、S61は、注文データを表示する。これは、車内販売員が図1の車内携帯端末4を操作し、既述した図6の(b)のS52で送信された、当該列車の集計された注文データを表示する。
【0095】
S62は、注文の受け渡し終了か判別する。これは、車内販売員が、S61で車内携帯端末5に表示させた利用者の注文内容中の座席IDを見てその座席の利用者に渡し、受け渡しかが終了したときに、注文内容の当該エントリの注文の受け渡し終了のボタンをクリックし、受け渡し終了したと登録したか判別する。YESの場合には、S63で受け渡済みを記録し、S64に進む。NOの場合には、S62を繰り返し待機する。
【0096】
S64は、注文品がまだあるか判別する。YESの場合には、S62以降を繰り返す。NOの場合には、注文内容に登録された利用者の差席にすべて注文品を受け渡し終了したので、一連の処理を終了する。
【0097】
以上によって、注文管理サーバ5から当該列車に乗車した利用者の注文内容を受信したときに、車内販売員がこれを表示させ、該当利用者の座席に商品を配達することが可能となる。
【0098】
図8は、本発明の車内販売広告の編集フローチャートを示す。
【0099】
図8において、S71は、短文広告パターンテーブルから短文広告パターンに対応する短文広告を検索し、車内販売サイトを編集する。これは、例えば図9の(f)の短文広告パターンテーブル18から時間帯(例えば利用者の予約情報中の列車の発車時刻が属する時間帯)に応じた短文広告パターンに対応する短文広告をそれぞれ取り出し、当該取り出した短文広告上の埋め込んだURLによりアクセスするページである車内販売サイトをそれぞれ編集してそれぞれ作成する。そして、図1のWEBサーバ6にそれぞれ登録しておく。
【0100】
以上の編集、登録しておくことにより、利用者が受信した電子メールを利用者携帯端末4で開くと、表示された短文広告上で該当項目(例えば車内販売広告の文字列)をクリックすると、当該文字列に埋め込んであるURLをもとにアクセスする図1のWEBサーバ6の該当ページ(時間帯に応じた適切な車内販売サイト)をダウンロードして表示させ、注文入力することが可能となる。
【0101】
図9は、本発明のテーブル例を示す。
【0102】
図9の(a)は、予約テーブル例を示す。予約テーブル24は、利用者の予約情報を登録して管理するものであって、図示の下記の情報を対応付けて登録して管理するものである。
【0103】
・列車ID:
・座席ID:
・予約者ID:
・詳細情報:
・出発駅名:
・発車時刻:
・到着駅名:
・到着時刻:
・その他:
ここで、列車ID、座席IDは、利用者が予約した列車のID,座席のIDである。予約者IDは予約した利用者IDである。詳細情報は、予約した詳細情報であって、ここでは、予約した出発駅名、発車時刻、到着駅名、到着時刻を登録したものである。
【0104】
図9の(b)は、顧客テーブル例を示す。顧客テーブル25は、顧客(利用者)に一意に付与したID(利用者ID)に対応づけて個人情報を登録したものであって、ここでは、図示の下記の情報を登録したものである。
【0105】
・利用者ID:
・携帯電話No/E−mail add:
・その他:
ここで、利用者IDは、利用者(顧客)に付与した一意のIDである。携帯電話No/E−mail addは、図1の利用者携帯端末4の電話番号、電子メールのアドレスである。
【0106】
図9の(c)は、広告テーブル例を示す。広告テーブル56は、車内販売サイトで販売する商品情報を登録して管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を登録して管理するものである。
【0107】
・商品ID:
・品名(商品名):
・単価:
・広告データ:
・パターン:
・その他:
ここで、商品ID、品名(商品名)、単価、広告データは、車内販売サイトで販売する商品のID,商品名、単価、当該商品の特徴などを記載した広告データである。パターンは、当該商品がいずれのパターン(時間帯に対応するパターン(図9の(f)のパターンを参照))の車内広告サイトに表示するかの区別を表すものである。
【0108】
図9の(d)は、在庫情報テーブル例を示す。在庫情報テーブル58は、列車毎に設けて商品の在庫を管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0109】
・商品ID:
・初期在庫数:
・残数:
・注文数:
・その他:
ここで、商品IDは商品に一意に付与したIDであって、図9の(c)の広告テーブル56に登録した商品IDである。初期在庫数は、初期の在庫数である。残数は、現在の在庫の残数であって、車内販売員が直接に利用者に販売したときに初期在庫数から減算した残数である。注文数は電子メールで利用者から注文を受けた累積の注文数である。注文数が残数に等しくなると在庫がなしとなるので、当該商品の販売(注文販売、および販売員による直接販売)を中止する。
【0110】
図9の(e)は、注文テーブル例を示す。注文テーブル57は、利用者から電子メールで注文を受けた詳細を登録して個別に管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0111】
・列車ID:
・座席ID:
・予約者ID(利用者ID):
・駅名:
・注文内容:
・商品ID:
・個数:
・その他:
ここで、列車ID、座席ID、予約者ID(利用者ID)、駅名は、利用者の予約した列車のID,座席のID,当該利用者のID,乗車駅名(降車駅名)である。注文内容は、電子メールで当該利用者が注文した内容である。商品ID、個数は注文内容の詳細であって、商品のID,個数である。
【0112】
図9の(f)は短文広告パターンテーブル例を示す。短文広告パターンテーブル18は、パターンに対応づけて時間帯、短文広告などを対応づけて登録して管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0113】
・パターン:
・時間帯:
・短文広告(短文広告+URL):
・その他:
ここで、パターンは、時間帯に対応づけたパターンを一意に識別する番号である。時間帯は、24時間を図示の時間で分けたものであって、例えば利用者の予約情報中の乗車駅の発車予定時刻が属する時間帯とし、当該時間帯に対応するパターンを決め、当該決めたパターンの短文広告を自動改札機1に表示させたり、電子メールで当該利用者の利用者携帯端末4に送信したりなどする。短文広告は、時間帯に適した広告を編集したものであって、当該短文広告にはURLが埋め込まれており、当該埋め込まれた文字列をクリックすると、当該URLの車内販売サイトのページをダウンロードして利用者携帯端末4に表示し、商品を注文することが可能となる。
【0114】
図9の(g)は、詳細広告ページファイル例を示す。詳細広告ページファイルは、図示のように、図9の(f)の短文広告中に埋め込まれたURLにリンクして設けたものであって、既述した車内販売サイトのページを表示させるためのファイルである。
【0115】
図10は、本発明のメッセージ例を示す。これらメッセージは、利用者が利用者携帯端末4を操作し、車内販売サイトのページを表示させて、当該ページ上から商品の注文をした場合に、表示されるメッセージ画面の例を示す。
【0116】
図10の(a)は、注文受付メッセージ例を示す。これは、利用者が利用者携帯端末4を操作し、車内販売サイトから商品を注文した場合に、在庫ありで注文を受け付け完了したときに表示されるメッセージである。
【0117】
図10の(b)は、再注文受付メッセージ例を示す。これは、利用者が利用者携帯端末4を操作し、車内販売サイトから商品を注文した場合に、在庫なしで注文を受け付ることができず、その旨の表示と、他の商品の再注文するために表示されるメッセージである。
【産業上の利用分野】
【0118】
本発明は、利用者が自動改札機にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取って利用者の予約情報および時間帯に応じた適切な広告表示を行うと共に注文を受け付け、車内の販売員の端末と連携し、予約された座席まで商品を届けさせることができる注文管理システム、注文管理サーバ、および注文管理サーバプログラムに関するものである。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の自動改札機の動作説明ローチャートである。
【図3】本発明の予約情報管理サーバの動作説明図である。
【図4】本発明の注文管理サーバの動作説明フローチャート(その1)である。
【図5】本発明の利用者携帯端末の動作説明図である。
【図6】本発明の注文管理サーバの動作説明フローチャート(その2)である。
【図7】本発明の車内携帯端末の動作説明フローチャートである。
【図8】本発明の車内販売広告の編集フローチャートである。
【図9】本発明のテーブル例である。
【図10】本発明のメッセージ例である。
【符号の説明】
【0120】
1:自動改札機
11:ICカード読み取り手段
12:予約情報検索手段
13:入場チェック手段
14:ゲート開閉手段
15:短文広告表示手段
16:送受信手段N
17:DB
18:短文広告パターンテーブル
2:予約情報管理サーバ
21:予約情報検索手段
22:送受信手段
23:DB
24:予約テーブル
25:顧客テーブル
4:利用者携帯端末
41:送受信手段
42:入力手段
43:表示手段
50:広告サーバ
5:注文管理サーバ
51:広告編集手段
52:注文受付手段
53:注文集計手段
54:送受信手段
55:DB
56:広告テーブル
57:注文テーブル
58:在庫情報テーブル
59:詳細広告ファイル
6:WEBサーバ
61:詳細広告表示手段
7:車内携帯端末
71:注文データ表示手段
72:在庫管理手段
73:表示手段
8:ネットワーク
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が自動改札機にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取って利用者の予約情報および時間帯に応じた適切な広告表示を行うと共に注文を受け付け、車内の販売員の端末と連携することにより、予約された座席まで商品を届けさせることができる注文管理システム、注文管理サーバ、および注文管理サーバプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者は、新幹線などの駅の改札口に設置した自動改札機の検出部に、ICカードをタッチして乗車料金を残高から減算(あるいは乗車料金の残高をチェック)して入場し、所望の行き先の電車などに乗車する。
【0003】
この際、自動改札機でICカードから残高情報の他に利用者の個人情報を読み取り、当該個人情報をもとに利用者毎に適切な言語で適切な広告を当該自動改札機の表示部に表示する技術がある(特許文献1)。
【特許文献1】特開2003−44885号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術では、利用者が自動改札機の検出部にICカードをかざした(あるいはタッチ)したときに当該利用者の個人情報を読み取り、適切な言語で適切な広告メッセージを当該自動改札機に表示して当該利用者に適切な言語で適切な宣伝したり、利用者の属性情報(性別、年代、職業、趣味など)から関連付けられた広告を自動改札機に表示して当該利用者の属性情報に合った広告を表示したりすることができる。
【0005】
しかし、利用者が昼間や深夜や早朝などの時間帯に応じた適切な広告を自動改札機に表示したり、更に、時間帯に応じた適切な広告を利用者の携帯端末に合わせて送信して注文を受けたり、注文を受けた品物を利用者の座席で受け渡しを実現したりなどできないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するために、利用者が自動改札機にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取って利用者の予約情報および時間帯に応じた適切な広告表示を行う広告表示システムにおいて、駅などの改札口に設け、利用者がICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取る手段と、読み取った利用者のIDをサーバに送信する手段と、利用者のIDをサーバに送信したことに対応して、サーバから利用者のIDの乗車に関する予約情報があったときに乗車に関する予約情報と時間帯とに対応して取り出した広告表示を受信する手段と、受信した予約情報と時間帯とに対応した広告表示を表示する手段とを自動改札機に備えるシステムである。
【0007】
また、利用者のICカードあるいは携帯端末から読み取られたIDを受信したときに、利用者のIDをもとに、利用者のIDに対応づけて予約情報を登録したテーブルを参照して予約があるか判別する手段と、予約があると判明したときにその予約情報を取り出し、予約情報と時間帯とを出力する手段と、出力された予約情報と時間帯、あるいは時間帯、に対応づけて広告表示を登録したテーブルから該当する広告表示を取り出す手段と、取り出した広告表示を、送信元の自動改札機に送信して表示させる手段と、取り出した広告表示を送信元の利用者の携帯端末宛に電子メールで送信する手段とを備える。
【0008】
これらの際、予約情報は、顧客のIDに対応づけて乗車する発車駅、発車時刻、列車ID、および座席IDを少なくとも登録するようにしている。
【0009】
また、広告表示は、利用者が乗車する駅毎に登録するようにしている。
【0010】
また、電子メールを送信元の利用者の携帯端末宛に送信したことに対応して、利用者が携帯端末で電子メールを開いて表示させた広告表示上から、あるいは広告表示上の項目を選択して表示させた新たなページ上から、商品の注文を入力したときに送信された商品の注文内容を受信する手段と、商品の注文内容を受信したことに対応して、商品の注文内容および利用者の予約情報中の列車ID、座席IDからなる注文情報を列車IDの列車に搭乗している販売員の端末に送信し、列車IDの座席IDに乗車している利用者に届けるように指示する手段とを備えるようにしている。
【0011】
また、受信した商品の注文内容について、商品IDとその残数とを登録して管理するテーブルを参照して品切れと判明した場合に、品切れの旨および他の商品の注文選択画面を利用者の携帯端末に電子メールで送信し、再注文を促す手段を備えるようにしている。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、利用者が自動改札機の検出部にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDなどを読み取り、利用者のIDをもとに取り出した予約情報と時間帯とから利用者が必要とする商品の広告表示したり、併せて広告表示を利用者の携帯端末に送信して商品の注文を受けて利用者の座席に届けさせることにより、利用者の時間帯に応じて必要とする商品の広告表示を行うと共に商品の注文を受けたときに利用者の座席に届けさせることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、利用者が自動改札機の検出部にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDなどを読み取り、利用者のIDをもとに取り出した予約情報と時間帯とから利用者が必要とする商品の広告表示したり、併せて広告表示を利用者の携帯端末に送信して商品の注文を受けて利用者の座席に届けさせたりし、利用者の時間帯に応じて必要とする商品の広告表示を行うと共に商品の注文を受けたときに利用者の座席に届けさせることを実現した。
【実施例1】
【0014】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
【0015】
図1において、自動改札機1は、駅の改札口(入口、出口)に配置された改札機であって、利用者が入口でICカードをかざしてゲートを開にして入場したり、出口でかざしてゲートを開にして出場したり、併せて乗車料金を残高から減算して支払ったり、ICカードから読み取った予約情報をもとに入場・出場したりなどするための自動改札機であり、ここでは、ICカード読み取り手段11、予約情報検索手段12、入場チェック手段13、ゲート開閉手段14、短文広告表示手段15、送受信手段16、およびDB17などから構成されるものである。
【0016】
ICカード読み取り手段11は、入場時、出場時に利用者がかざしたICカードから利用者のID、残高などを無線で読み取るものである。
【0017】
予約情報検索手段12は、ICカード読み取り手段11によってICカードから読み取った利用者のIDをもとに予約情報を検索するものであって、ここでは、利用者IDをネットワーク8を介して広告サーバ50に送信して検索依頼し、当該広告サーバ50で検索された当該利用者のIDの予約情報の送信を受けて受信するものである。
【0018】
入場チェック手段13は、ICカードから読み取った利用者のID,残高などをもとに利用者の入場のチェックするものである(後述する図2などを参照)。
【0019】
ゲート開閉手段14は、入場チェック手段13により入場OKとなったときに改札口(入口、出口)のドアーを開にしたりなどするものである。
【0020】
短文広告表示手段15は、利用者のICカードから読み取った利用者のIDをもとに取得した予約情報に該当する適切な短文広告(ここでは、時間帯に対応する短文広告)を表示するものである(後述する図2などを参照)。
【0021】
送受信手段16は、ICカード読み取り手段11により読み取った利用者のID、残高などの情報を、ネットワーク8を介して広告サーバ50に送信したり、広告サーバ50から送信された情報(短文広告、残高(乗車料金を減算した後の残高)などの情報)を受信したりなどするものである。
【0022】
DB17は、各種情報を検索し易く登録して管理するデータベースであって、ここでは、短文広告パターンテーブル18などを登録したものである。
【0023】
短文広告パターンテーブル18は、利用者のIDの予約情報をもとに算出した時間帯に対応する駅毎の短文広告を予め広告サーバ50からダウンロードして登録したものである。尚、短文広告パターンテーブル18は、広告サーバ50側のDB23中に配置して必要に応じて自動改札機1からネットワーク8を介してアクセスして当該駅の該当する短文広告をダウンロードするようにしてもよい。
【0024】
利用者携帯端末4は、利用者が所持する携帯端末(例えば電子メールやICカード機能を備えた携帯電話)であって、自動改札機1にかざして利用者のID,残高などを読み取らせて入場するためのものであり、送受信手段41、入力手段42、および表示手段43などから構成されるものである。尚、利用者はICカードを別途、用意して自動改札機1にICカードをかざして入場し、携帯端末で利用者に送信された、後述する時間帯に応じた電子メールを受信するようにしてもよい。
【0025】
送受信手段41は、電子メールを受信したり、商品注文の電子メールを送信したりなどするものである。
【0026】
入力手段42は、受信した電子メールを表示させて、当該表示させた画面上で商品の注文を入力したりなどするものである。
【0027】
表示手段43は、受信した電子メールなどを画面上に表示したりするものである。
【0028】
広告サーバ50は、利用者の予約情報をもとに算出した時間帯に応じた適切な短文広告などを選択して自動改札機1に送信したり、電子メールで利用者携帯端末4に送信したり、送信した電子メールに対応して受信した注文情報をもとに該当列車に乗車する販売員の車内携帯端末7に注文情報を送信して利用者の座席に配送させたりなどするものであって、ここでは、予約情報管理サーバ2および注文管理サーバ5などから構成されるものである。
【0029】
予約情報管理サーバ2は、予約情報を管理するものであって、ここでは、予約情報検索手段21、送受信手段22、およびDB23などから構成されるものである。
【0030】
予約情報検索手段21は、自動改札機1から受信した利用者のICカードから読み取った当該利用者のIDをもとに、DB23を検索して予約情報を取り出すものである(後述する図3などを参照)。
【0031】
送受信手段22は、各種情報をネットワーク8を介して送受信するものである。
【0032】
DB23は、各種情報を検索し易く登録して管理するデータベースであって、ここでは、予約テーブル24、および顧客テーブル25などから構成されるものである。
【0033】
予約テーブル24は、利用者の予約情報を登録して管理するものである(後述する図9の(a)参照)。
【0034】
顧客テーブル25は、利用者の情報を登録して管理するものである(後述する図9の(b)参照)。
【0035】
注文管理サーバ5は、利用者からの注文を管理するものであって、ここでは、広告編集手段51、注文受付手段52、注文集計手段53、送受信手段54、およびDB55などから構成されるものである。
【0036】
広告編集手段51は、利用者の予約情報をもとに時間帯を決めてその広告(自動改札機1に送信する短文広告、利用者携帯端末に送信する電子メールなど)を編集するものである(後述する図4、図6などを参照)。
【0037】
注文受付手段52は、広告の電子メールを利用者に送信したことに対応して、注文の電子メールを受信して商品の注文を受け付けるものである(後述する図4、図6などを参照)。
【0038】
注文集計手段53は、受け付けた注文を集計(列車毎に集計)するものである(後述する図6などを参照)。
【0039】
送受信手段54は、各種情報(短文広告、電子メールなど)をネットワーク8を介して送受信するものである。
【0040】
DB55は、各種情報を検索し易く登録して管理するデータベースであって、ここでは、広告テーブル56、注文テーブル57、在庫情報テーブル58、詳細広告ファイル59などから構成されるものである(図9を参照)。
【0041】
広告テーブル56は、パターンに対応づけて商品の広告を予め登録して管理するものである(後述する図9の(c)を参照)。
【0042】
注文テーブル57は、利用者からの注文内容を登録して管理するものである(後述する図9の(e)を参照)。
【0043】
在庫情報テーブル58は、商品の在庫情報を登録して管理するものである(後述する図9の(d)を参照)。
【0044】
詳細広告ファイル59は、詳細広告を登録して管理するものである(後述する図9の(f),(g)を参照)。
【0045】
WEBサーバ6は、URLに対応づけて詳細広告のページを設け、利用者が送付された電子メール中の広告を表示させて該当商品名などをクリックするとそのURLをもとにアクセスしてダウンロードさせて当該利用者の利用者携帯端末の画面上に詳細広告を表示させる、WEBサーバであって、ここでは、詳細広告表示手段61などから構成されるものである。
【0046】
詳細広告表示手段61は、利用者が送付された電子メールを表示させた広告中から商品名などをクリックしたことに対応して、当該クリックした部分に埋め込んであるURLのページにアクセスしたことに対応して、当該ページの詳細広告をダウンロードさせて利用者携帯端末の画面上に当該詳細広告を表示させるものである。
【0047】
車内携帯端末7は、列車に搭乗した販売員が所持する携帯端末であって、ここでは、注文データ表示手段71、在庫管理手段72、および表示手段73などから構成されるものである。
【0048】
注文データ表示手段71は、利用者の注文データ(注文内容)を表示させるものである。
【0049】
在庫管理手段72は、商品の在庫を管理するものである。
【0050】
表示手段73は、注文内容、在庫状況などを画面上に表示するものである。
【0051】
ネットワーク8は、自動改札機1、利用者携帯端末4、広告サーバ50、WEBサーバ6、車内携帯端末7などが接続して相互に情報を送受信するためのネットワークであって、無線LAN.インターネットなどのネットワークである。
【0052】
次に、図2のフローチャートのもとに自動改札機1の動作を詳細に説明する。
【0053】
図2は、本発明の自動改札機の動作説明フローチャートを示す。
【0054】
図2において、S1は、利用者情報を読み込んだか判別する。これは、図1の自動改札機1のICカード読み取り手段11がかざされた利用者のICカード(あるいはICカード機能付の携帯端末)から利用者情報(利用者のID,残高などの情報)を読み取ったか判別する。YESの場合には、S2に進む。NOの場合には、S1を繰り返して待機する。
【0055】
S2は、S1のYESで利用者情報を読み取ったと判明したので、利用者情報を予約情報管理サーバ2に送信する。
【0056】
S3は、予約情報の検索結果を受信したか判別する。これは、S2で利用者情報を予約情報管理サーバ2に送信したことに対応して、予約情報管理サーバ2が後述する図3の手順により利用者の予約情報の有無を検索した結果(予約情報の検索結果)を送信し、当該送信された予約情報の検索結果を受信したか判別する。YESの場合には、S4に進む。NOの場合には、S3を繰り返して待機する。
【0057】
S4は、S3のYESで予約情報の検索結果が受信されたと判明したので、入場チェックを行う。これは、予約情報の検索結果中に、予約情報の有無、更に、残高の有無などをチェックする。尚、残高のチェックは、利用者のICカードから読み取った残高(あるいは予約情報管理サーバ2側で利用者に対応づけて登録して管理する残高)をもとにこれから乗車(入場)しようとする料金(降車駅で料金が決まるときは一定の料金)を減算してもなお残高があるかチェックする。
【0058】
S5は、予約ありか判別する。これは、S3の受信した予約情報の検索結果中に当該利用者の予約情報がありか判別する。YESの場合には、S6に進む。NOの場合には、S8に進む。
【0059】
S6は、S5のYESで、予約情報がありと判明したので、自動改札機1のゲートを開にする。
【0060】
S7は、S6に続けて、短文広告を選択して表示する。これは、S5のYESで予約情報がありと判明しているので、当該予約情報中の利用者の発車時刻に対応する時間帯を決め、当該決めた時間帯に対応する短文広告を、短文広告パターンテーブル18から取り出して自動改札機1の表示部分に表示する。尚、短文広告を予約情報の検索結果中に保持し、これを表示するようにしてもよい。
【0061】
S8は、S5でNOと判明したので、更に、残高ありか判別する。YESの場合には、S9でゲートを開にする。NOの場合には、ゲートを開にしなく、赤ランプなどを点灯して残高不足を利用者に知らせたりなどする。
【0062】
以上によって、利用者がICカード(あるいはICカード機能付の利用者携帯端末4)を自動改札機1にかざしたことに対応して、利用者情報を読み取ってネットワーク8を介して予約情報管理サーバ2に送信し、予約情報管理サーバ2から予約情報の検索結果を受信し、予約情報がありの場合にはゲートを開にすると共に当該予約情報中の利用者の予約した列車の発車時刻の時間帯に対応する短文広告を自動改札機1に表示し、予約情報がない場合には残高があるときはゲートを開にし、残高がないときはゲートを開にしなく、赤ランプを点灯して残高不足を警告したりなどすることが可能となる。
【0063】
図3は、本発明の予約情報管理サーバの動作説明図を示す。
【0064】
図3の(a)は、フローチャートを示す。
【0065】
図3の(a)において、S11は、利用者情報を受信したか判別する。これは、既述した図2のS2で自動改札機1から利用者のICカードから読み取った、図3の(b)に示す、利用者情報(利用者ID,残高などの情報)が送信され、図1の予約情報管理サーバ2が受信したか判別する。YESの場合には、S12に進む。NOの場合には、S11を繰り返し待機する。
【0066】
S12は、利用者情報に対応する予約情報を検索する。これは、S11のYESで受信した利用者情報(利用者ID,残高などの情報)をもとに、図9の(a)の予約テーブル24および図9の(b)の顧客テーブル25をそれぞれ検索し、当該利用者ID(予約者ID)に対応づけて、図3の(c)に示す、予約情報(利用者ID,列車ID、座席ID,短文広告、携帯No/電子メールアドレス、受信時刻(時間帯を決めるための情報))を取り出したり、受信時刻を取得して設定したりする。
【0067】
S13は、予約情報があるか判別する。YESの場合には、利用者IDに対応づけて予約情報がありと判明したので、S14で予約情報を送信する。送信先は、利用者情報を受信した自動改札機1、および図1の注文管理サーバ5にそれぞれ送信する。尚、自動改札機1には当該自動改札機1で必要な利用者ID,短文広告のみを送信するようにしてもよい。ここで、受信時刻をもとに、自動改札機1では、図9の(f)の短文広告パターンテーブル18を参照して当該受信時刻に対応する時間帯を決め、当該決めた時間帯に対応づけて登録されている短文広告を取り出して自動改札機に画面上に表示し、利用者が視認できるように広告表示する。一方、S13でNOの場合には、予約なしを送信する。これは、図3の(c)の予約情報の代わりに、予約なしを設定した予約情報を送信する。この場合には、自動改札機1にのみ送信する。
【0068】
以上によって、自動改札機1から利用者情報(利用者ID,残高)を受信した図1の予約情報管理サーバ2は、受信した利用者情報をもとにテーブルを検索して予約情報があったときに図3の(c)の予約情報に示すように情報を検索して設定して自動改札機1に送信して時間帯に対応した適切な短文広告を表示させたり、注文管理サーバ5に送信して時間帯に対応した適切な商品注文画面を電子メールで利用者携帯端末4に送信して注文を受け付けたりなどすることが可能となる。
【0069】
図3の(b)は、利用者情報の例を示す。これは、既述した図3の(a)のS11で予約情報管理サーバ2が自動改札機1から受信した利用者情報の例を示す。ここでは、利用者情報は、自動改札機1が利用者のICカードから読み取った利用者ID,残高の情報である。
【0070】
図3の(c)は、予約情報の例を示す。これは、既述した図3の(a)のS12で検索した予約情報の例であって、ここでは、予約情報は、下記の情報である。
【0071】
・利用者ID:
・列車ID:
・座席ID:
・短文広告:
・携帯No/Email add:
・受信時刻:
・その他:
ここで、利用者IDは、図3の(a)のS11で自動改札機1から受信した図3の(b)の利用者情報中の利用者ID(自動改札機1で利用者のICカードから読み取った利用者ID)である。列車ID.座席IDは、利用者IDをもとに図9の(a)の予約テーブル24を検索し、当該利用者IDに対応づけて登録されてエントリの予約されている、列車ID,座席IDである。短文広告は、受信されたときの受信時刻が属する時間帯(例えば図9の(f)の短文広告パターンテーブル18と同一のものを予約情報管理サーバ2に設け、受信時刻が属する時間帯)の短文広告を取り出して設定したものである。尚、本実施例では、図9の(f)の短文広告パターンテーブル18は、自動改札機1にそれぞれ設けたので、ここでは、不要で、受信時刻をもとに自動改札機1の側で受信時刻が属する時間帯の短文広告を取り出す。携帯No/Email addは、利用者IDをもとに図9の(b)の顧客テーブル25を検索し、当該利用者IDに対応づけて登録されているものを取り出して設定したものである。尚、時間帯は、受信時刻が属する当該時間帯として決めたが、これに限られず、利用者の予約情報中の列車の発車予定時刻の属する時間帯としてもよい。
【0072】
図4は、本発明の注文管理サーバの動作説明フローチャート(その1)を示す。
【0073】
図4において、S21は、利用者情報に対応する予約情報を受信したか判別する。これは、既述した図3のS14で予約情報が注文管理サーバ5に送信されたことに対応して、当該注文管理サーバ5で受信されたか判別する。YESの場合には、S22に進む。NOの場合には、S21を繰り返し待機する。
【0074】
S22は、S21のYESで利用者の予約情報が受信されたと判明したので、利用者の携帯端末4に短文広告パターンに対応する車内販売広告サイトのURLをメールする。これは、利用者携帯端末4に自動改札機1に送信した短文広告に対応する車内販売広告サイトのURLを電子メールで送信する。この際、自動改札機1に表示させた短文広告を併せて電子メールで送信し、電子メールを開いたときに短文広告と車内販売広告サイトのURLを一緒に表示(実際は、車内販売広告ページのアドレス(URL)を埋め込んだ短文広告を表示)させるようにしてもよい。
【0075】
以上によって、注文管理サーバ5が利用者の予約情報を受信すると、利用者携帯端末4に短文広告に対応する車内販売広告サイトのURLを埋め込んだ車内販売広告を電子メールで送信することが可能となる。
【0076】
図5は、本発明の利用者携帯端末の動作説明図を示す。
【0077】
図5の(a)は、フローチャートを示す。
【0078】
図5の(a)において、S31は、電子メールを開いて車内販売広告サイトを表示させる。これは、既述した図4のS22で注文管理サーバ5から送信された電子メールを利用者携帯端末4で受信し、当該電子メール中の該当項目(ここでは、車内販売広告サイトの文字列)をクリックし、車内販売広告サイトのページをダウンロードして表示させる。
【0079】
S32は、注文を入力する。これは、利用者がS31で表示させた車内販売広告サイト上で希望する商品を選択してその個数を入力し、注文ボタンをクリックする。
【0080】
S33は、注文情報を送信する。これは、S32で注文した注文情報、例えば図5の(b)の注文情報(商品ID、個数)を注文管理サーバ5に送信する。
【0081】
以上によって、利用者は乗車した列車の座席などで、利用者携帯端末4を操作し、受信された電子メールを開いて車内販売広告サイトを表示させ、当該車内販売広告サイト上で希望する商品、個数を入力して注文情報(利用者ID、商品ID,個数)を注文管理サーバ5に送信して注文することが可能となる。
【0082】
図5の(b)は、注文情報の例を示す。図示の注文情報は、既述した図5の(a)のS33で注文管理サーバ5に送信した例を示し、ここでは、商品ID,個数、および図示しないが利用者IDを送信する。これにより、注文管理サーバ5は、いずれの利用者が商品、個数を注文したかを認識できる。
【0083】
図6は、本発明の注文管理サーバの動作説明フローチャート(その2)を示す。
【0084】
図6の(a)は、注文受付フローチャートを示す。
【0085】
図6の(a)において、S41は、注文を受信したか判別する。これは、既述した図5の(a)のS33で利用者携帯端末4から注文情報が送信されて、注文管理サーバ5で受信したか判別する。YESの場合には、S42に進む。NOの場合には、S41を繰り返し待機する。
【0086】
S42は、S41のYESで注文情報を受信したと判明したので、列車IDに対応する在庫情報を更新する。これは、例えば図9の(d)の列車ID毎に設けた在庫情報テーブル58について、受信した注文情報の商品の残数を減算、注文数を加算し、当該在庫情報テーブル58を更新する。この際、併せて、注文情報を後述する図9の(e)の注文テーブル57に列車ID,座席ID,予約者ID(利用者ID)、駅名(例えば乗車駅名)に対応づけて注文内容(商品名、個数)を登録し、車内販売員がその座席に配達するときなどに利用する。
【0087】
S43は、不足があるか判別する。これは、S42の更新の際に、注文を受けた商品の在庫不足があるか判別する。YESの場合には、S45で在庫きれと判定し、S46で注文者に再注文受付メッセージを送信する。これにより、在庫きれの商品を注文した利用者には、電子メールで後述する図10の(b)の再注文受付メッセージを送信することが可能となる。一方、S43のNOの場合には、在庫ありと判明したので、S44で注文受付メッセージを送信する。これにより、在庫ありの商品を注文した利用者には、電子メールで後述する図10の(a)の注文受付メッセージを送信することが可能となる。
【0088】
以上によって、注文管理サーバ5は、利用者携帯端末4から注文情報を受信すると、図9の(d)の列車毎の在庫情報テーブル58を参照し、在庫ありのときは更新して図10の(a)の注文受付メッセージを電子メールで利用者携帯端末5に送信し、一方、在庫なしのときは図10の(b)の再注文受付メッセージを電子メールで利用者携帯端末5に送信することが可能となる。
【0089】
図6の(b)は、注文集計フローチャートを示す。
【0090】
図6の(b)において、S51は、列車IDごとの注文を集計する。これは、図9の(e)の注文テーブル57に登録された利用者の注文について、列車IDごとに注文を集計する(例えば列車が駅を発車したとき、あるいは随時、注文を集計する)。
【0091】
S52は、列車IDに対応する車内販売員の車内携帯端末7へ集計した注文を送信する。
【0092】
以上によって、注文管理サーバ5は、列車毎の集計して列車に乗車する車内販売員の車内携帯端末7に当該列車に乗車した利用者が注文した注文内容を電子メールなどで送信して伝達することが可能となる。
【0093】
図7は、本発明の車内携帯端末の動作説明フローチャートを示す。
【0094】
図7において、S61は、注文データを表示する。これは、車内販売員が図1の車内携帯端末4を操作し、既述した図6の(b)のS52で送信された、当該列車の集計された注文データを表示する。
【0095】
S62は、注文の受け渡し終了か判別する。これは、車内販売員が、S61で車内携帯端末5に表示させた利用者の注文内容中の座席IDを見てその座席の利用者に渡し、受け渡しかが終了したときに、注文内容の当該エントリの注文の受け渡し終了のボタンをクリックし、受け渡し終了したと登録したか判別する。YESの場合には、S63で受け渡済みを記録し、S64に進む。NOの場合には、S62を繰り返し待機する。
【0096】
S64は、注文品がまだあるか判別する。YESの場合には、S62以降を繰り返す。NOの場合には、注文内容に登録された利用者の差席にすべて注文品を受け渡し終了したので、一連の処理を終了する。
【0097】
以上によって、注文管理サーバ5から当該列車に乗車した利用者の注文内容を受信したときに、車内販売員がこれを表示させ、該当利用者の座席に商品を配達することが可能となる。
【0098】
図8は、本発明の車内販売広告の編集フローチャートを示す。
【0099】
図8において、S71は、短文広告パターンテーブルから短文広告パターンに対応する短文広告を検索し、車内販売サイトを編集する。これは、例えば図9の(f)の短文広告パターンテーブル18から時間帯(例えば利用者の予約情報中の列車の発車時刻が属する時間帯)に応じた短文広告パターンに対応する短文広告をそれぞれ取り出し、当該取り出した短文広告上の埋め込んだURLによりアクセスするページである車内販売サイトをそれぞれ編集してそれぞれ作成する。そして、図1のWEBサーバ6にそれぞれ登録しておく。
【0100】
以上の編集、登録しておくことにより、利用者が受信した電子メールを利用者携帯端末4で開くと、表示された短文広告上で該当項目(例えば車内販売広告の文字列)をクリックすると、当該文字列に埋め込んであるURLをもとにアクセスする図1のWEBサーバ6の該当ページ(時間帯に応じた適切な車内販売サイト)をダウンロードして表示させ、注文入力することが可能となる。
【0101】
図9は、本発明のテーブル例を示す。
【0102】
図9の(a)は、予約テーブル例を示す。予約テーブル24は、利用者の予約情報を登録して管理するものであって、図示の下記の情報を対応付けて登録して管理するものである。
【0103】
・列車ID:
・座席ID:
・予約者ID:
・詳細情報:
・出発駅名:
・発車時刻:
・到着駅名:
・到着時刻:
・その他:
ここで、列車ID、座席IDは、利用者が予約した列車のID,座席のIDである。予約者IDは予約した利用者IDである。詳細情報は、予約した詳細情報であって、ここでは、予約した出発駅名、発車時刻、到着駅名、到着時刻を登録したものである。
【0104】
図9の(b)は、顧客テーブル例を示す。顧客テーブル25は、顧客(利用者)に一意に付与したID(利用者ID)に対応づけて個人情報を登録したものであって、ここでは、図示の下記の情報を登録したものである。
【0105】
・利用者ID:
・携帯電話No/E−mail add:
・その他:
ここで、利用者IDは、利用者(顧客)に付与した一意のIDである。携帯電話No/E−mail addは、図1の利用者携帯端末4の電話番号、電子メールのアドレスである。
【0106】
図9の(c)は、広告テーブル例を示す。広告テーブル56は、車内販売サイトで販売する商品情報を登録して管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を登録して管理するものである。
【0107】
・商品ID:
・品名(商品名):
・単価:
・広告データ:
・パターン:
・その他:
ここで、商品ID、品名(商品名)、単価、広告データは、車内販売サイトで販売する商品のID,商品名、単価、当該商品の特徴などを記載した広告データである。パターンは、当該商品がいずれのパターン(時間帯に対応するパターン(図9の(f)のパターンを参照))の車内広告サイトに表示するかの区別を表すものである。
【0108】
図9の(d)は、在庫情報テーブル例を示す。在庫情報テーブル58は、列車毎に設けて商品の在庫を管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0109】
・商品ID:
・初期在庫数:
・残数:
・注文数:
・その他:
ここで、商品IDは商品に一意に付与したIDであって、図9の(c)の広告テーブル56に登録した商品IDである。初期在庫数は、初期の在庫数である。残数は、現在の在庫の残数であって、車内販売員が直接に利用者に販売したときに初期在庫数から減算した残数である。注文数は電子メールで利用者から注文を受けた累積の注文数である。注文数が残数に等しくなると在庫がなしとなるので、当該商品の販売(注文販売、および販売員による直接販売)を中止する。
【0110】
図9の(e)は、注文テーブル例を示す。注文テーブル57は、利用者から電子メールで注文を受けた詳細を登録して個別に管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0111】
・列車ID:
・座席ID:
・予約者ID(利用者ID):
・駅名:
・注文内容:
・商品ID:
・個数:
・その他:
ここで、列車ID、座席ID、予約者ID(利用者ID)、駅名は、利用者の予約した列車のID,座席のID,当該利用者のID,乗車駅名(降車駅名)である。注文内容は、電子メールで当該利用者が注文した内容である。商品ID、個数は注文内容の詳細であって、商品のID,個数である。
【0112】
図9の(f)は短文広告パターンテーブル例を示す。短文広告パターンテーブル18は、パターンに対応づけて時間帯、短文広告などを対応づけて登録して管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0113】
・パターン:
・時間帯:
・短文広告(短文広告+URL):
・その他:
ここで、パターンは、時間帯に対応づけたパターンを一意に識別する番号である。時間帯は、24時間を図示の時間で分けたものであって、例えば利用者の予約情報中の乗車駅の発車予定時刻が属する時間帯とし、当該時間帯に対応するパターンを決め、当該決めたパターンの短文広告を自動改札機1に表示させたり、電子メールで当該利用者の利用者携帯端末4に送信したりなどする。短文広告は、時間帯に適した広告を編集したものであって、当該短文広告にはURLが埋め込まれており、当該埋め込まれた文字列をクリックすると、当該URLの車内販売サイトのページをダウンロードして利用者携帯端末4に表示し、商品を注文することが可能となる。
【0114】
図9の(g)は、詳細広告ページファイル例を示す。詳細広告ページファイルは、図示のように、図9の(f)の短文広告中に埋め込まれたURLにリンクして設けたものであって、既述した車内販売サイトのページを表示させるためのファイルである。
【0115】
図10は、本発明のメッセージ例を示す。これらメッセージは、利用者が利用者携帯端末4を操作し、車内販売サイトのページを表示させて、当該ページ上から商品の注文をした場合に、表示されるメッセージ画面の例を示す。
【0116】
図10の(a)は、注文受付メッセージ例を示す。これは、利用者が利用者携帯端末4を操作し、車内販売サイトから商品を注文した場合に、在庫ありで注文を受け付け完了したときに表示されるメッセージである。
【0117】
図10の(b)は、再注文受付メッセージ例を示す。これは、利用者が利用者携帯端末4を操作し、車内販売サイトから商品を注文した場合に、在庫なしで注文を受け付ることができず、その旨の表示と、他の商品の再注文するために表示されるメッセージである。
【産業上の利用分野】
【0118】
本発明は、利用者が自動改札機にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取って利用者の予約情報および時間帯に応じた適切な広告表示を行うと共に注文を受け付け、車内の販売員の端末と連携し、予約された座席まで商品を届けさせることができる注文管理システム、注文管理サーバ、および注文管理サーバプログラムに関するものである。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の自動改札機の動作説明ローチャートである。
【図3】本発明の予約情報管理サーバの動作説明図である。
【図4】本発明の注文管理サーバの動作説明フローチャート(その1)である。
【図5】本発明の利用者携帯端末の動作説明図である。
【図6】本発明の注文管理サーバの動作説明フローチャート(その2)である。
【図7】本発明の車内携帯端末の動作説明フローチャートである。
【図8】本発明の車内販売広告の編集フローチャートである。
【図9】本発明のテーブル例である。
【図10】本発明のメッセージ例である。
【符号の説明】
【0120】
1:自動改札機
11:ICカード読み取り手段
12:予約情報検索手段
13:入場チェック手段
14:ゲート開閉手段
15:短文広告表示手段
16:送受信手段N
17:DB
18:短文広告パターンテーブル
2:予約情報管理サーバ
21:予約情報検索手段
22:送受信手段
23:DB
24:予約テーブル
25:顧客テーブル
4:利用者携帯端末
41:送受信手段
42:入力手段
43:表示手段
50:広告サーバ
5:注文管理サーバ
51:広告編集手段
52:注文受付手段
53:注文集計手段
54:送受信手段
55:DB
56:広告テーブル
57:注文テーブル
58:在庫情報テーブル
59:詳細広告ファイル
6:WEBサーバ
61:詳細広告表示手段
7:車内携帯端末
71:注文データ表示手段
72:在庫管理手段
73:表示手段
8:ネットワーク
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が自動改札機にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取って当該利用者の予約情報および時間帯に応じた適切な広告表示を行う広告表示システムにおいて、
駅などの改札口に設け、利用者がICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取る手段と、
前記読み取った利用者のIDをサーバに送信する手段と、
前記利用者のIDをサーバに送信したことに対応して、サーバから当該利用者のIDの乗車に関する予約情報があったときに当該乗車に関する予約情報と時間帯とに対応して取り出した広告表示を受信する手段と、
前記受信した予約情報と時間帯とに対応した広告表示を表示する手段と
を自動改札機に備えたことを特徴とする注文管理システム。
【請求項2】
利用者のICカードあるいは携帯端末から読み取られたIDを受信したときに、当該利用者のIDをもとに、利用者のIDに対応づけて予約情報を登録したテーブルを参照して予約があるか判別する手段と、
前記手段により予約があると判明したときにその予約情報を取り出し、当該予約情報と時間帯とを出力する手段と、
前記出力された予約情報と時間帯、あるいは時間帯、に対応づけて広告表示を登録したテーブルから該当する広告表示を取り出す手段と、
前記取り出した広告表示を、前記送信元の自動改札機に送信して表示させる手段と、
前記取り出した広告表示を、前記送信元の利用者の携帯端末宛に電子メールで送信する手段と
を備えたことを特徴とする注文管理サーバ。
【請求項3】
前記予約情報は、顧客のIDに対応づけて乗車する発車駅、発車時刻、列車ID、および座席IDを少なくとも登録したことを特徴とする請求項2に記載の注文管理サーバ。
【請求項4】
前記広告表示は、利用者が乗車する駅毎に登録したことを特徴とする請求項2あるいは請求項3に記載の注文管理サーバ。
【請求項5】
前記電子メールを送信元の利用者の携帯端末宛に送信したことに対応して、当該利用者が携帯端末で当該電子メールを開いて表示させた広告表示上から、あるいは当該広告表示上の該当項目を選択して表示させた新たなページ上から、商品の注文を入力したときに送信された当該商品の注文内容を受信する手段と、
前記商品の注文内容を受信したことに対応して、当該商品の注文内容および当該利用者の前記予約情報中の列車ID、座席IDからなる注文情報を当該列車IDの列車に搭乗している販売員の端末に送信し、当該列車IDの座席IDに乗車している利用者に届けるように指示する手段と
を備えたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の注文管理サーバ。
【請求項6】
前記受信した商品の注文内容について、商品IDとその残数とを登録して管理するテーブルを参照して品切れと判明した場合に、品切れの旨および他の商品の注文選択画面を当該利用者の携帯端末に電子メールで送信し、再注文を促す手段を備えたことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の注文管理サーバ。
【請求項7】
コンピュータを、
利用者のICカードあるいは携帯端末から読み取られたIDを受信したときに、当該利用者のIDをもとに、利用者のIDに対応づけて予約情報を登録したテーブルを参照して予約があるか判別する手段と、
前記手段により予約があると判明したときにその予約情報を取り出し、当該予約情報と時間帯とを出力する手段と、
前記出力された予約情報と時間帯、あるいは時間帯、に対応づけて広告表示を登録したテーブルから該当する広告表示を取り出す手段と、
前記取り出した広告表示を、前記送信元の自動改札機に送信して表示させる手段と、
前記取り出した広告表示を、前記送信元の利用者の携帯端末宛に電子メールで送信する手段と
として機能させるための注文管理サーバプログラム。
【請求項1】
利用者が自動改札機にICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取って当該利用者の予約情報および時間帯に応じた適切な広告表示を行う広告表示システムにおいて、
駅などの改札口に設け、利用者がICカードあるいは携帯端末をかざしたときに利用者のIDを読み取る手段と、
前記読み取った利用者のIDをサーバに送信する手段と、
前記利用者のIDをサーバに送信したことに対応して、サーバから当該利用者のIDの乗車に関する予約情報があったときに当該乗車に関する予約情報と時間帯とに対応して取り出した広告表示を受信する手段と、
前記受信した予約情報と時間帯とに対応した広告表示を表示する手段と
を自動改札機に備えたことを特徴とする注文管理システム。
【請求項2】
利用者のICカードあるいは携帯端末から読み取られたIDを受信したときに、当該利用者のIDをもとに、利用者のIDに対応づけて予約情報を登録したテーブルを参照して予約があるか判別する手段と、
前記手段により予約があると判明したときにその予約情報を取り出し、当該予約情報と時間帯とを出力する手段と、
前記出力された予約情報と時間帯、あるいは時間帯、に対応づけて広告表示を登録したテーブルから該当する広告表示を取り出す手段と、
前記取り出した広告表示を、前記送信元の自動改札機に送信して表示させる手段と、
前記取り出した広告表示を、前記送信元の利用者の携帯端末宛に電子メールで送信する手段と
を備えたことを特徴とする注文管理サーバ。
【請求項3】
前記予約情報は、顧客のIDに対応づけて乗車する発車駅、発車時刻、列車ID、および座席IDを少なくとも登録したことを特徴とする請求項2に記載の注文管理サーバ。
【請求項4】
前記広告表示は、利用者が乗車する駅毎に登録したことを特徴とする請求項2あるいは請求項3に記載の注文管理サーバ。
【請求項5】
前記電子メールを送信元の利用者の携帯端末宛に送信したことに対応して、当該利用者が携帯端末で当該電子メールを開いて表示させた広告表示上から、あるいは当該広告表示上の該当項目を選択して表示させた新たなページ上から、商品の注文を入力したときに送信された当該商品の注文内容を受信する手段と、
前記商品の注文内容を受信したことに対応して、当該商品の注文内容および当該利用者の前記予約情報中の列車ID、座席IDからなる注文情報を当該列車IDの列車に搭乗している販売員の端末に送信し、当該列車IDの座席IDに乗車している利用者に届けるように指示する手段と
を備えたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の注文管理サーバ。
【請求項6】
前記受信した商品の注文内容について、商品IDとその残数とを登録して管理するテーブルを参照して品切れと判明した場合に、品切れの旨および他の商品の注文選択画面を当該利用者の携帯端末に電子メールで送信し、再注文を促す手段を備えたことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の注文管理サーバ。
【請求項7】
コンピュータを、
利用者のICカードあるいは携帯端末から読み取られたIDを受信したときに、当該利用者のIDをもとに、利用者のIDに対応づけて予約情報を登録したテーブルを参照して予約があるか判別する手段と、
前記手段により予約があると判明したときにその予約情報を取り出し、当該予約情報と時間帯とを出力する手段と、
前記出力された予約情報と時間帯、あるいは時間帯、に対応づけて広告表示を登録したテーブルから該当する広告表示を取り出す手段と、
前記取り出した広告表示を、前記送信元の自動改札機に送信して表示させる手段と、
前記取り出した広告表示を、前記送信元の利用者の携帯端末宛に電子メールで送信する手段と
として機能させるための注文管理サーバプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2012−73788(P2012−73788A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−217703(P2010−217703)
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【出願人】(598057291)株式会社富士通エフサス (147)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【出願人】(598057291)株式会社富士通エフサス (147)
[ Back to top ]