注文装置およびプログラム
【課題】注文装置において、客に対する販売促進活動を行うための情報を店員に提供することができるようにする。
【解決手段】実施形態の注文装置は、表示器と、情報受信手段と、表示制御手段と、注文受付手段と、を備える。前記情報受信手段は、売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する出力装置から前記売れ筋情報を受信する。前記表示制御手段は、メニュー品目を示すメニュー品目表示の一覧を前記表示器に表示させるとともに、前記情報受信手段が前記売れ筋情報を受信した場合、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示を、前記メニュー品目表示の一覧と一緒に前記表示器に表示させる。前記注文受付手段は、前記表示器に表示された前記メニュー品目表示の一覧からいずれかのメニュー品目表示の指定を受け付ける。
【解決手段】実施形態の注文装置は、表示器と、情報受信手段と、表示制御手段と、注文受付手段と、を備える。前記情報受信手段は、売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する出力装置から前記売れ筋情報を受信する。前記表示制御手段は、メニュー品目を示すメニュー品目表示の一覧を前記表示器に表示させるとともに、前記情報受信手段が前記売れ筋情報を受信した場合、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示を、前記メニュー品目表示の一覧と一緒に前記表示器に表示させる。前記注文受付手段は、前記表示器に表示された前記メニュー品目表示の一覧からいずれかのメニュー品目表示の指定を受け付ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、注文装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、メニュー品目表示の一覧を表示し、その一覧中のメニュー品目表示の指定を受け付け、受け付けたメニュー品目の注文を管理するハンディターミナル等の注文装置がある。この注文装置を使用する場合、店員は、客が注文したメニュー品目に対応するメニュー品目表示を指定操作して、客の注文を注文装置に入力する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような従来の注文装置においては、店員は、客の注文を入力するだけであり、客に対する積極的な販売促進活動を行うための情報を得ることができない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
実施形態の注文装置は、表示器と、情報受信手段と、表示制御手段と、注文受付手段と、を備える。前記情報受信手段は、売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する出力装置から前記売れ筋情報を受信する。前記表示制御手段は、メニュー品目を示すメニュー品目表示の一覧を前記表示器に表示させるとともに、前記情報受信手段が前記売れ筋情報を受信した場合、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示を、前記メニュー品目表示の一覧と一緒に前記表示器に表示させる。前記注文受付手段は、前記表示器に表示された前記メニュー品目表示の一覧からいずれかのメニュー品目表示の指定を受け付ける。
【0005】
実施形態のプログラムは、表示器を備える注文装置のコンピュータを、前記情報受信手段と、前記表示制御手段と、前記注文受付手段と、として機能させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、第1の実施形態にかかるオーダエントリシステムを概略的に示すシステム構成図である。
【図2】図2は、第1の実施形態にかかる分析サーバの電気的接続を示すブロック図である。
【図3】図3は、第1の実施形態にかかる店舗システムを概略的に示すシステム構成図である。
【図4】図4は、第1の実施形態にかかるハンディターミナルを示す正面図である。
【図5】図5は、第1の実施形態にかかるハンディターミナルの電気的接続を示すブロック図である。
【図6】図6は、第1の実施形態にかかるハンディターミナルの機能構成を示す図である。
【図7】図7は、第1の実施形態にかかるメニュー品目表示の一覧を表示した表示器の画面例を示す図である。
【図8】図8は、第1の実施形態にかかる売れ筋情報を表示した表示器の画面例を示す図である。
【図9】図9は、第1の実施形態にかかる在庫切れのメニュー品目表示を非表示にした表示器の画面例を示す図である。
【図10】図10は、第1の実施形態にかかるハンディターミナルのCPUが実行する注文処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】図11は、第2の実施形態にかかる売れ筋情報を表示した表示器の画面例を示す図である。
【図12】図12は、第3の実施形態にかかる売れ筋メニュー品目に対する付加情報を表示した表示器の画面例を示す図である。
【図13】図13は、第3の実施形態にかかる売れ筋メニュー品目に対する付加情報の遷移例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
【0008】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のオーダエントリシステム1を概略的に示すシステム構成図である。本実施形態のオーダエントリシステム1は、複数のファミリーレストラン等の店舗とこれらの店舗を統括する本部とを備える飲食店運営企業において使用されるものである。オーダエントリシステム1は、本部に導入される本部システム11と、複数の店舗に導入される店舗システム12と、を備える。本部システム11と店舗システム12とは、インターネット等の通信ネットワーク13を介して通信可能に接続されている。オーダエントリシステム1では、各店舗の店舗システム12が、各店舗のメニュー品目の販売実績を、本部システム11に送信する。本部システム11は、受信したメニュー品目の販売実績での売れ筋のメニュー品目を分析して、売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を各店舗システム12に配信する。
【0009】
次に、オーダエントリシステム1を詳細に説明する。
【0010】
本部システム11は、出力装置としての分析サーバ(サーバ)51と、データベース71と、を備える。分析サーバ51とデータベース71とは、互いにデータ通信可能に接続されている。
【0011】
図2は、分析サーバ51の電気的接続を示すブロック図である。分析サーバ51は、各部を駆動制御する制御部52を備える。制御部52は、CPU(Central Processing Unit)53に、バスライン54を介してROM(Read Only Memory)55と、RAM(Random Access Memory)56とが接続されて構成されたコンピュータである。CPU53は、プログラムに従って各種の演算や分析サーバ51の各部の制御を行う。ROM55は、CPU53を動作させるプログラム等の固定的情報を予め記憶する。RAM56は、各種データを書き換え可能に記憶する。
【0012】
制御部52には、バスライン54を介して、キーボード57からの入力信号を制御部52に取り込むキーボードコントローラ58と、画像データに基づいて表示器59を駆動制御し、画像データに応じた画像を表示器59に表示させる表示コントローラ60と、外部機器とデータ通信を実行する通信部としての通信インターフェース(図面では通信I/F)61と、記憶装置であるハードディスクドライブ装置(図面ではHDD)62と、が接続されている。
【0013】
制御部52のCPU53は、プログラムに従うことにより、分析手段として動作して、複数の店舗におけるメニュー品目の販売実績での売れ筋のメニュー品目を分析する。詳細には、CPU53は、各店舗の店舗システム12から送信されたメニュー品目の販売実績をRAM56やハードディスクドライブ装置62に格納する。そして、CPU53は、そのメニュー品目の販売実績での売れ筋のメニュー品目を分析する。この分析は、所定の期間(例えば1ヶ月や1週間等)におけるメニュー品目の販売数を集計し、その集計結果から販売数が多い順にメニュー品目の順位を決定するものである。このようにして、得られた分析結果を売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報として、各店舗システム12に配信する。上記の処理は、リアルタイムトランザクションとして実行される。即ち、上記の処理は、店舗システム12からメニュー品目の販売実績が送信される毎に行われ、CPU53が行った分析の結果は、リアルタイムで各店舗システム12に配信される。分析サーバ51が各店舗システム12に配信する売れ筋情報には、メニュー品目の販売数の順位が含まれる。売れ筋情報に含まれるメニュー品目の販売数の順位は、1位から規定の範囲までの順位や全ての順位であってよいが、データ通信量が多くなるのを抑制するため、1位から規定の範囲(例えば3位)までの順位であることが好適である。
【0014】
図1に戻って、データベース71は、メニューマスタを記憶している。メニューマスタは、メニュー品目を、メニュー品目毎に割り当てられたメニューコードに対応付けて記憶したファイルである。メニューコードは、メニュー品目特定情報である。したがって、メニューマスタを参照することによって、メニューコードに基づいてメニュー品目を特定することができる。さらに、メニューマスタには、メニューコードに対応付けて、そのメニューコードによって特定されるメニュー品目の名称や単価、そのメニュー品目が所属する上位メニューが記憶されている。このメニューマスタは、分析サーバ51によって、データベース71から通信ネットワーク13を介して、各店舗システム12に配信される。
【0015】
図3は、店舗システム12を概略的に示すシステム構成図である。図3に示すように、店舗システム12は、注文端末としてのハンディターミナル101と、キッチンプリンタ201と、カスタマチェックプリンタ401と、POS(Point of Sales:販売時点管理)端末301と、オーダステーション501と、無線中継器601と、を備える。
【0016】
POS端末301、オーダステーション501、キッチンプリンタ201、およびカスタマチェックプリンタ401は、通信ケーブル15を介して互いにデータ通信可能に接続されている。また、通信ケーブル15には、店舗の天井に設置された無線中継器601が接続されている。ハンディターミナル101は、無線中継器601を介して、POS端末301、オーダステーション501、キッチンプリンタ201、およびカスタマチェックプリンタ401と無線によるデータ通信可能となっている。このような店舗システム12は、通信ネットワーク13を介して本部システム11と接続されている。
【0017】
POS端末301は、コンピュータ構成の制御部を備え、会計処理等の処理を行う。この制御部には、バスラインを介して、ハードディスクドライブ装置と通信インターフェースとが接続されている。通信インターフェースは、通信ケーブル15を介して、キッチンプリンタ201、カスタマチェックプリンタ401、オーダステーション501、および無線中継器601との間でのデータ通信を可能とする。このPOS端末301の制御部は、本部システム11のデータベース71から分析サーバ51によって配信されるメニューマスタを受信し、受信したメニューマスタを自機のハードディスクドライブ装置に格納する。そして、POS端末の制御部は、格納したメニューマスタを、ハンディターミナル101やオーダステーション501へ配信する。
【0018】
図4は、ハンディターミナル101を示す正面図である。図4に示すように、ハンディターミナル101は、左ユニット102と右ユニット103とを有する。左ユニット102と右ユニット103とは、ヒンジ104によって回動開閉可能に連結されている。ハンディターミナル101は、携帯型の注文装置であり、店員に携帯されて使用される。
【0019】
左ユニット102の筐体102aには、表示器121が設けられている。表示器121は、例えば液晶表示器である。表示器121の表示面には、タッチパネル122が積層して取り付けられている。タッチパネル122の下段側(図4中下側)の部分には、このタッチパネル122に重ねられてキーシート123が設けられている。キーシート123は、数字を表示するテンキー123a、上下の矢印を表示する矢印キー123b、および「送信」と表示された送信キー123d等を含む。右ユニット103の筐体103aには、複数個のキーを有するキーボード131が設けられている。キーは、「和善」等の上位メニューを表示する文字が印刷された複数個の上位メニューキー131a、「Enter」という文字が印刷されたエンターキー131e等である。
【0020】
図5は、ハンディターミナル101の電気的接続を示すブロック図である。ハンディターミナル101は、各部を駆動制御する制御部151を備える。制御部151は、CPU152に、バスライン153を介してROM154とRAM155とが接続されて構成されたコンピュータである。CPU152は、プログラムに従って各種の演算やハンディターミナル101の各部の制御を行う。ROM154は、CPU152を動作させるプログラム等の固定的情報を予め記憶する。RAM155は、各種データを書き換え可能に記憶する。
【0021】
制御部151には、バスライン153を介して、タッチパネル122からの入力信号を制御部151に取り込むタッチパネルコントローラ161と、画像データに基づいて表示器121を駆動制御し、画像データに応じた画像を表示器121に表示させる表示コントローラ162と、キーボード131からの入力信号を制御部151に取り込むキーボードコントローラ163と、無線部165を駆動制御する無線通信インターフェース(図面では通信I/F)164と、が接続されている。無線部165は、アンテナ166を介して無線中継器601との間で無線通信を実行する。ハンディターミナル101の制御部151が生成する注文データ等の各種情報は、無線部165から無線中継器601に送信される。ハンディターミナル101のRAM155には、POS端末301から無線中継器601を介して配信されるメニューマスタが記憶される。また、ハンディターミナル101の制御部151は、無線中継器601を介して分析サーバ51から送信された売れ筋情報を受信すると、その受信した売れ筋情報をRAM155に記憶する。
【0022】
オーダステーション501は、制御部を備える。この制御部には、バスラインを介して、ハードディスクドライブ装置と通信インターフェースとが接続されている(いずれも図示せず)。通信インターフェースは、通信ケーブル15を介して、キッチンプリンタ201、POS端末301、カスタマチェックプリンタ401、および無線中継器601との間でのデータ通信を可能とする。ハードディスクドライブ装置には、POS端末から配信されるメニューマスタが格納される。さらに、ハードディスクドライブ装置には、注文ファイルが格納されている。注文ファイルは、ハンディターミナル101から送信される注文データを記憶するファイルである。また、オーダステーション501は、注文ファイルを用いて、メニュー品目の在庫数を求める。そして、在庫が無くなった(品切れとなった)メニュー品目を検出した場合、当該メニュー品目が在庫切れである旨の在庫切れ情報を各ハンディターミナル101に送信する。
【0023】
次に、ハンディターミナル101のCPU152がプログラムに従って実行する注文処理について説明する。
【0024】
図6は、本実施形態にかかるハンディターミナルの機能構成を示す図である。ハンディターミナル101のCPU152は、プログラムに従うことにより、図6に示すように、情報受信手段171、表示制御手段172、および注文受付手段173として動作する。
【0025】
情報受信手段171は、売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する分析サーバ51から売れ筋情報を受信するものである。詳細には、情報受信手段171は、無線通信インターフェース164や、無線部165、無線中継器601、通信ネットワーク13を介して売れ筋情報を分析サーバ51から受信する。
【0026】
表示制御手段172は、メニュー品目を示すメニュー品目表示121aの一覧を表示器121に表示させる。また、表示制御手段172は、情報受信手段171が売れ筋情報を受信した場合、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示121bを、メニュー品目表示121aの一覧と一緒に表示器121に表示させる。
【0027】
図7は、本実施形態にかかるメニュー品目表示121aの一覧を表示した表示器121の画面例を示す図である。図7に示すように、複数のメニュー品目表示121aは、マトリクス状に配置されている。メニュー品目表示121aは、矩形状の表示領域を有しており、この表示領域内に、メニュー品目を示す文字列(例えば「にぎわい弁当」)を表示している。各メニュー品目表示121aには、当該メニュー品目表示121aが示すメニュー品目を特定するメニューコード(メニュー品目特定情報)が割り付けられている。例えば、「にぎわい弁当」を表示しているメニュー品目表示121aには、「にぎわい弁当」のメニューコードが割り当てられている。メニュー品目表示121aは、タッチパネル112によるタッチ指定が可能なオブジェクトとして表示されている。
【0028】
図8は、本実施形態にかかる売れ筋情報を表示した表示器121の画面例を示す図である。図8に示すように、売れ筋表示121bは、対応するメニュー品目表示121aに付された印である。図8は、メニュー品目表示121aにおけるメニュー品目を示す文字列に対してずれた位置に、売れ筋表示121bが表示された例を示している。図8では、印の一例として星印が示されている。なお、印は、星印に限るものではなく、丸や三角などの他の形状の印であってよい。売れ筋表示121bは、売れ筋順位が1位のメニュー品目に対応するメニュー品目表示121aに付されている。この売れ筋表示121bは、メニュー品目表示121aに重複状態で表示されている。このような表示は、例えば、メニュー品目表示121aと売れ筋表示121bとの表示に、相互に異なるレイヤーを用いることでなされる。
【0029】
また、表示制御手段172は、在庫切れ情報をオーダステーション501から受信した場合には、在庫切れ情報によって特定される在庫切れのメニュー品目に対応するメニュー品目表示121aを非表示として、その在庫切れメニュー品目の注文を受け付けないようにする。ここで、図9は、在庫切れのメニュー品目表示121aを非表示にした表示器121の画面例を示す図である。図9に示すように、在庫切れのメニュー品目表示121aの表示が有った領域(図中のハッチングで示す領域)121cは、グレーアウトされている。
【0030】
図6に戻って、注文受付手段173は、表示器121に表示されたメニュー品目表示121aの一覧からいずれかのメニュー品目表示121aの指定を受け付けるものである。注文受付手段173は、タッチパネル122のタッチ指定によるメニュー品目表示121aの指定を受け付ける。そして、注文受付手段173は、受け付けたメニュー品目表示121aに対応するメニュー品目を注文品として管理する。
【0031】
次に、注文処理の流れを図10に示すフローチャートに沿って説明する。注文処理を実行する際、ハンディターミナル101のCPU152は、電源投入に応じて無線中継器601を介してPOS端末301と通信を実行して、POS端末301からメニューマスタを受信して、ハンディターミナル101のRAM155に記憶させる。
【0032】
図10に示すように、注文処理においては、ハンディターミナル101のCPU152は、分析サーバ51から送信された売れ筋情報の受信(ステップS1のNo)や、テーブル番号の入力を待つ(ステップS3のNo)。分析サーバ51から売れ筋情報を受信した場合、CPU152は、受信した売れ筋情報をRAM155の売れ筋情報領域(図示せず)に記憶させる(ステップS2)。
【0033】
また、CPU152は、テンキー123aのタッチ指定とエンターキー131eの押下とによってテーブル番号の入力が有ったと判定した場合(ステップS3のYes)、入力されたテーブル番号をRAM155に記憶させる(ステップS4)。
【0034】
次に、CPU152は、上位メニューキー131aが押下されるのを待つ(ステップS5のNo)。CPU152は、上位メニューキー131aが押下された場合(ステップS5のYes)、メニュー品目の表示処理を行う(ステップS6)。ステップS6では、CPU152は、押下された上位メニューキー131aに対応するメニュー品目のデータをメニューマスタから読み出す。そして、CPU152は、メニュー品目表示121aとしてのメニュー品目表示121a(図7参照)の一覧を表示器121に表示させる。このとき、RAM155に売れ筋情報が記憶されている場合には、図8に示すように、その売れ筋情報を示す売れ筋表示121bをメニュー品目表示121aの一覧ととともに表示器121に表示させる。このようにメニュー品目表示121aの一覧を表示器121に表示させたならば、CPU152は、売れ筋情報の受信やメニュー品目の指定、再度の上位メニューキー131aの押下を待つ(ステップS7のNo、ステップS9のNo、ステップS12のNo)。
【0035】
CPU152は、メニュー品目表示121aの一覧を表示した後に分析サーバ51から売れ筋情報を受信した場合(ステップS7のYes)、情報更新処理を行う(ステップS8)。このステップS8では、CPU152は、受信した売れ筋情報をRAM155の売れ筋情報領域に記憶させる(ステップS3)。この際、RAM155の売れ筋情報領域に既に売れ筋情報が記憶されている場合には、RAM155の売れ筋情報領域の情報を今回受信した最新の売れ筋情報に更新する。そして、CPU152は、受信した売れ筋情報をメニュー品目表示121aの一覧ととともに表示器121に表示させる。この際、表示器121が既に売れ筋情報を表示している場合には、その売れ筋情報に代えて今回受信した最新の売れ筋情報を表示させる。これにより、最新の売れ筋情報がリアルタイムで表示される。
【0036】
次に、CPU152は、メニュー品目表示121aがタッチパネル122によってタッチ指定されることで、メニュー品目の指定が有ったと判断した場合(ステップS9のYes)、タッチ指定されたメニュー品目表示121aに対応するメニュー品目のメニューコードをRAM155に記憶させる(ステップS10)。
【0037】
そして、CPU152は、エンターキー131eが押下されるとともにタッチパネル122によって送信キー123dがタッチ指定されると、注文入力が終了したと判断し(ステップS11のYes)、注文データを生成して生成した注文データをオーダステーション501に対して送信する(ステップS13)。注文データは、RAM155に記憶されたテーブル番号、およびRAM155に記憶された全てのメニューコードを含む。なお、テーブル番号は、座席を特定する座席番号であってもよい。
【0038】
なお、CPU152は、ステップS9でメニュー品目の指定が無く(ステップS9のNo)、上位メニューキー131aが押下された場合には(ステップS12のYes)、ステップS6に戻って、メニュー品目の表示処理を再び実行する。
【0039】
そして、ハンディターミナル101から送信された注文データは、オーダステーション501によって受信される。オーダステーション501は、注文データの受信を判定すると識別番号である注文番号を追番で付して注文ファイル502に登録する。そして、オーダステーション501は、注文データをキッチンプリンタ201とカスタマチェックプリンタ401とに送信する。カスタマチェックプリンタ401は、受信した注文データに基づいて会計伝票を印字発行する。会計伝票には、注文データを特定する注文番号がコードシンボルの形態で印刷される。キッチンプリンタ201でもカスタマチェックプリンタ401と同様の処理が実行される。
【0040】
会計伝票は、接客係の店員によって顧客のテーブルに運ばれる。飲食を終えた顧客は会計伝票をPOS端末301が配置されているチェックアウトカウンタまで持ち寄ることになる。そして、POS端末301では会計処理が実行される。会計処理では、会計係の店員が会計伝票に印刷されている注文番号をコードスキャナ305に読み取らせると、POS端末301の制御部は、オーダステーション501とデータ通信を実行して、読み取られた注文番号によって特定される注文データを注文ファイル502から呼び出して、自機のRAMに記憶させる。そして、POS端末301の制御部は、この注文データに基づいて、メニューマスタを参照して、会計処理を実行する。POS端末301の制御部は、会計処理を完了した注文データを用いて販売実績データを生成し、生成した販売実績データを分析サーバ51に送信する。販売実績データは、販売したメニュー品目のメニューコードおよび数量と、販売日時と、を含む。
【0041】
以上説明したとおり、本実施形態では、情報受信手段171が売れ筋情報を受信した場合、表示制御手段172が、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示121bを、メニュー品目表示121aの一覧と一緒に前記表示器に表示させる。したがって、ハンディターミナル101において、客に対する販売促進活動を行うための情報として売れ筋のメニュー品目を店員に提供することができる。この際、売れ筋情報がリアルタイムで表示器121に反映されるので、最新の売れ筋のメニュー品目を店員に提供することができる。したがって、店舗は、店員による売れ筋のメニュー品目を客に勧めることができ、売り上げの増大を図ることができる。また、売れ筋情報が複数の店舗の販売実績に基づくものであるので、複数の店舗で総合的に売れているメニュー品目を、店員に提供することができる。
【0042】
また、本実施形態では、表示制御手段172が、在庫切れ情報をオーダステーション501から受信した場合には、在庫切れ情報によって特定される在庫切れのメニュー品目に対応するメニュー品目表示121aを非表示として、その在庫切れメニュー品目の注文を受け付けないようにする。したがって、ハンディターミナル101が在庫切れのメニュー品目の注文を受け付けてしまうということが、抑制される。
【0043】
(第2の実施形態)
図11は、本実施形態にかかる売れ筋情報を表示した表示器の画面例を示す図である。
【0044】
本実施形態は、ハンディターミナル101の表示制御手段172が表示器121に表示させる売れ筋情報が、第1の実施形態に対して異なる。
【0045】
本実施形態の売れ筋表示121bは、対応するメニュー品目表示121aに付された売れ筋順位表示である。具体的には、売れ筋順位1位、2位、3位のメニュー品目表示121aに、それぞれ「1」、「2」、「3」が売れ筋表示121bとして付されている。これらの売れ筋表示121bは、メニュー品目表示121aに重複状態で表示されている。図11では、メニュー品目表示121aにおけるメニュー品目を示す文字列に対して、売れ筋表示121bが重複状態で表示された例が示されている。この場合、売れ筋表示121bを点滅表示にすると、メニュー品目表示121aにおけるメニュー品目を示す文字列を、店員がより容易に確認できるので、好適である。
【0046】
以上説明した本実施形態でも、ハンディターミナル101の表示制御手段172が表示器121に売れ筋表示121bを表示させるので、第1の実施形態と同様に、ハンディターミナル101において、客に対する販売促進活動を行うための情報として売れ筋のメニュー品目を店員に提供することができる。
【0047】
(第3の実施形態)
図12は、本実施形態にかかる売れ筋メニュー品目に対する付加情報121dを表示した表示器121の画面例を示す図、図13は、本実施形態にかかる売れ筋メニュー品目に対する付加情報121dの遷移例を説明するための図である。
【0048】
本実施形態は、ハンディターミナル101の表示制御手段172が、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目に対する付加情報121dを表示器121に表示させる点が、第1および第2の実施形態に対して異なる。なお、図12および図13は、第2の実施形態に本実施形態の付加情報121dを適用した例が示されている。
【0049】
付加情報121dは、メニューマスタ中に含まれた情報である。メニューマスタ中の付加情報はメニューコードに対応付けて記憶されている。表示制御手段172は、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目のメニューコードでメニューファイルを検索して、メニューマスタから付加情報を読み出す。そして、付加情報121dを表示器121に表示させる。
【0050】
付加情報121dは、表示器121の上部に表示される。付加情報121dは、例えば、メニュー品目の販売促進用の売り文句である。図11では、付加情報121dの一例として「1 夏バテ防止に!!」という売り文句が示されている。この付加情報121dのうち「1」は、売れ筋の順位が1位であることを示している。
【0051】
表示制御手段172は、表示させる付加情報121dを順次変更させる。詳細には、表示制御手段172は、図13に示すように、売れ筋順位の上位から下位の順に付加情報121dを表示する。表示制御手段172は、まず、図13の(a)に示すように、売れ筋順位1位のメニュー品目に対する付加情報121d(図面では「1 夏バテ防止に!!」)を表示器121に規定の時間の間表示させる。次に、表示制御手段172は、図13の(b)に示すように、売れ筋順位2位のメニュー品目に対する付加情報121d(図面では「○○○○○」)を表示器121に規定の時間の間表示させる。次に、表示制御手段172は、図13の(c)に示すように、売れ筋順位3位のメニュー品目に対する付加情報121d(図面では「△△△△△」)を表示器121に規定の時間の間表示させる。表示制御手段172は、この表示処理を繰り返し行う。
【0052】
以上説明したとおり、本実施形態では、表示制御手段172が、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目に対する付加情報121dを表示器121に表示させる。よって、ハンディターミナル101において、客に対する販売促進活動を行うための情報として売れ筋のメニュー品目とともに付加情報121dを店員に提供することができる。したがって、店員は、表示器121に表示された付加情報121dを用いてメニュー品目を客に勧めることができる。これにより、売り上げの増大を図ることができる。
【0053】
なお、上記の各実施形態では、表示制御手段172および注文受付手段173を、ハンディターミナル101に設けた例を説明したが、これに限るものではない。例えば、表示制御手段172および注文受付手段173を分析サーバ51に設けてもよい。また、分析サーバ51以外の複数のサーバを設けて、これらのサーバに表示制御手段172および注文受付手段173を設けてもよい。また、ハンディターミナル101のコンピュータを、情報受信手段171、表示制御手段172および注文受付手段173のうちの少なくとも1つの手段として機能させるプログラムを、分析サーバ51のコンピュータがハンディターミナル101に送信するようにしてもよい。即ち、分析サーバ51などの1以上のサーバが、通信ネットワーク13を介して、ハンディターミナル101に対して、例えばSaaS(Software as a Service)などのクラウドコンピューティングの形態で、各種のサービスを提供するようにしてよい。
【0054】
また、注文装置として、携帯型のもの(ハンディターミナル101)を例に説明したが、これに限るものではなく、注文装置として、卓上などに置かれた状態で使用される置き型のものであってもよい。
【0055】
以上説明したとおり、上記の各実施形態によれば、ハンディターミナル101において、客に対する販売促進活動を行うための情報を店員に提供することができる。
【符号の説明】
【0056】
13…通信ネットワーク
51…分析サーバ(出力装置)
101…ハンディターミナル(注文装置)
121…表示器
121a…メニュー品目表示
121b…売れ筋表示
121d…付加情報
151…制御部(コンピュータ)
171…情報受信手段
172…表示制御手段
173…注文受付手段
【先行技術文献】
【特許文献】
【0057】
【特許文献1】特開2003−115082公報
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、注文装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、メニュー品目表示の一覧を表示し、その一覧中のメニュー品目表示の指定を受け付け、受け付けたメニュー品目の注文を管理するハンディターミナル等の注文装置がある。この注文装置を使用する場合、店員は、客が注文したメニュー品目に対応するメニュー品目表示を指定操作して、客の注文を注文装置に入力する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような従来の注文装置においては、店員は、客の注文を入力するだけであり、客に対する積極的な販売促進活動を行うための情報を得ることができない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
実施形態の注文装置は、表示器と、情報受信手段と、表示制御手段と、注文受付手段と、を備える。前記情報受信手段は、売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する出力装置から前記売れ筋情報を受信する。前記表示制御手段は、メニュー品目を示すメニュー品目表示の一覧を前記表示器に表示させるとともに、前記情報受信手段が前記売れ筋情報を受信した場合、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示を、前記メニュー品目表示の一覧と一緒に前記表示器に表示させる。前記注文受付手段は、前記表示器に表示された前記メニュー品目表示の一覧からいずれかのメニュー品目表示の指定を受け付ける。
【0005】
実施形態のプログラムは、表示器を備える注文装置のコンピュータを、前記情報受信手段と、前記表示制御手段と、前記注文受付手段と、として機能させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、第1の実施形態にかかるオーダエントリシステムを概略的に示すシステム構成図である。
【図2】図2は、第1の実施形態にかかる分析サーバの電気的接続を示すブロック図である。
【図3】図3は、第1の実施形態にかかる店舗システムを概略的に示すシステム構成図である。
【図4】図4は、第1の実施形態にかかるハンディターミナルを示す正面図である。
【図5】図5は、第1の実施形態にかかるハンディターミナルの電気的接続を示すブロック図である。
【図6】図6は、第1の実施形態にかかるハンディターミナルの機能構成を示す図である。
【図7】図7は、第1の実施形態にかかるメニュー品目表示の一覧を表示した表示器の画面例を示す図である。
【図8】図8は、第1の実施形態にかかる売れ筋情報を表示した表示器の画面例を示す図である。
【図9】図9は、第1の実施形態にかかる在庫切れのメニュー品目表示を非表示にした表示器の画面例を示す図である。
【図10】図10は、第1の実施形態にかかるハンディターミナルのCPUが実行する注文処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】図11は、第2の実施形態にかかる売れ筋情報を表示した表示器の画面例を示す図である。
【図12】図12は、第3の実施形態にかかる売れ筋メニュー品目に対する付加情報を表示した表示器の画面例を示す図である。
【図13】図13は、第3の実施形態にかかる売れ筋メニュー品目に対する付加情報の遷移例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
【0008】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のオーダエントリシステム1を概略的に示すシステム構成図である。本実施形態のオーダエントリシステム1は、複数のファミリーレストラン等の店舗とこれらの店舗を統括する本部とを備える飲食店運営企業において使用されるものである。オーダエントリシステム1は、本部に導入される本部システム11と、複数の店舗に導入される店舗システム12と、を備える。本部システム11と店舗システム12とは、インターネット等の通信ネットワーク13を介して通信可能に接続されている。オーダエントリシステム1では、各店舗の店舗システム12が、各店舗のメニュー品目の販売実績を、本部システム11に送信する。本部システム11は、受信したメニュー品目の販売実績での売れ筋のメニュー品目を分析して、売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を各店舗システム12に配信する。
【0009】
次に、オーダエントリシステム1を詳細に説明する。
【0010】
本部システム11は、出力装置としての分析サーバ(サーバ)51と、データベース71と、を備える。分析サーバ51とデータベース71とは、互いにデータ通信可能に接続されている。
【0011】
図2は、分析サーバ51の電気的接続を示すブロック図である。分析サーバ51は、各部を駆動制御する制御部52を備える。制御部52は、CPU(Central Processing Unit)53に、バスライン54を介してROM(Read Only Memory)55と、RAM(Random Access Memory)56とが接続されて構成されたコンピュータである。CPU53は、プログラムに従って各種の演算や分析サーバ51の各部の制御を行う。ROM55は、CPU53を動作させるプログラム等の固定的情報を予め記憶する。RAM56は、各種データを書き換え可能に記憶する。
【0012】
制御部52には、バスライン54を介して、キーボード57からの入力信号を制御部52に取り込むキーボードコントローラ58と、画像データに基づいて表示器59を駆動制御し、画像データに応じた画像を表示器59に表示させる表示コントローラ60と、外部機器とデータ通信を実行する通信部としての通信インターフェース(図面では通信I/F)61と、記憶装置であるハードディスクドライブ装置(図面ではHDD)62と、が接続されている。
【0013】
制御部52のCPU53は、プログラムに従うことにより、分析手段として動作して、複数の店舗におけるメニュー品目の販売実績での売れ筋のメニュー品目を分析する。詳細には、CPU53は、各店舗の店舗システム12から送信されたメニュー品目の販売実績をRAM56やハードディスクドライブ装置62に格納する。そして、CPU53は、そのメニュー品目の販売実績での売れ筋のメニュー品目を分析する。この分析は、所定の期間(例えば1ヶ月や1週間等)におけるメニュー品目の販売数を集計し、その集計結果から販売数が多い順にメニュー品目の順位を決定するものである。このようにして、得られた分析結果を売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報として、各店舗システム12に配信する。上記の処理は、リアルタイムトランザクションとして実行される。即ち、上記の処理は、店舗システム12からメニュー品目の販売実績が送信される毎に行われ、CPU53が行った分析の結果は、リアルタイムで各店舗システム12に配信される。分析サーバ51が各店舗システム12に配信する売れ筋情報には、メニュー品目の販売数の順位が含まれる。売れ筋情報に含まれるメニュー品目の販売数の順位は、1位から規定の範囲までの順位や全ての順位であってよいが、データ通信量が多くなるのを抑制するため、1位から規定の範囲(例えば3位)までの順位であることが好適である。
【0014】
図1に戻って、データベース71は、メニューマスタを記憶している。メニューマスタは、メニュー品目を、メニュー品目毎に割り当てられたメニューコードに対応付けて記憶したファイルである。メニューコードは、メニュー品目特定情報である。したがって、メニューマスタを参照することによって、メニューコードに基づいてメニュー品目を特定することができる。さらに、メニューマスタには、メニューコードに対応付けて、そのメニューコードによって特定されるメニュー品目の名称や単価、そのメニュー品目が所属する上位メニューが記憶されている。このメニューマスタは、分析サーバ51によって、データベース71から通信ネットワーク13を介して、各店舗システム12に配信される。
【0015】
図3は、店舗システム12を概略的に示すシステム構成図である。図3に示すように、店舗システム12は、注文端末としてのハンディターミナル101と、キッチンプリンタ201と、カスタマチェックプリンタ401と、POS(Point of Sales:販売時点管理)端末301と、オーダステーション501と、無線中継器601と、を備える。
【0016】
POS端末301、オーダステーション501、キッチンプリンタ201、およびカスタマチェックプリンタ401は、通信ケーブル15を介して互いにデータ通信可能に接続されている。また、通信ケーブル15には、店舗の天井に設置された無線中継器601が接続されている。ハンディターミナル101は、無線中継器601を介して、POS端末301、オーダステーション501、キッチンプリンタ201、およびカスタマチェックプリンタ401と無線によるデータ通信可能となっている。このような店舗システム12は、通信ネットワーク13を介して本部システム11と接続されている。
【0017】
POS端末301は、コンピュータ構成の制御部を備え、会計処理等の処理を行う。この制御部には、バスラインを介して、ハードディスクドライブ装置と通信インターフェースとが接続されている。通信インターフェースは、通信ケーブル15を介して、キッチンプリンタ201、カスタマチェックプリンタ401、オーダステーション501、および無線中継器601との間でのデータ通信を可能とする。このPOS端末301の制御部は、本部システム11のデータベース71から分析サーバ51によって配信されるメニューマスタを受信し、受信したメニューマスタを自機のハードディスクドライブ装置に格納する。そして、POS端末の制御部は、格納したメニューマスタを、ハンディターミナル101やオーダステーション501へ配信する。
【0018】
図4は、ハンディターミナル101を示す正面図である。図4に示すように、ハンディターミナル101は、左ユニット102と右ユニット103とを有する。左ユニット102と右ユニット103とは、ヒンジ104によって回動開閉可能に連結されている。ハンディターミナル101は、携帯型の注文装置であり、店員に携帯されて使用される。
【0019】
左ユニット102の筐体102aには、表示器121が設けられている。表示器121は、例えば液晶表示器である。表示器121の表示面には、タッチパネル122が積層して取り付けられている。タッチパネル122の下段側(図4中下側)の部分には、このタッチパネル122に重ねられてキーシート123が設けられている。キーシート123は、数字を表示するテンキー123a、上下の矢印を表示する矢印キー123b、および「送信」と表示された送信キー123d等を含む。右ユニット103の筐体103aには、複数個のキーを有するキーボード131が設けられている。キーは、「和善」等の上位メニューを表示する文字が印刷された複数個の上位メニューキー131a、「Enter」という文字が印刷されたエンターキー131e等である。
【0020】
図5は、ハンディターミナル101の電気的接続を示すブロック図である。ハンディターミナル101は、各部を駆動制御する制御部151を備える。制御部151は、CPU152に、バスライン153を介してROM154とRAM155とが接続されて構成されたコンピュータである。CPU152は、プログラムに従って各種の演算やハンディターミナル101の各部の制御を行う。ROM154は、CPU152を動作させるプログラム等の固定的情報を予め記憶する。RAM155は、各種データを書き換え可能に記憶する。
【0021】
制御部151には、バスライン153を介して、タッチパネル122からの入力信号を制御部151に取り込むタッチパネルコントローラ161と、画像データに基づいて表示器121を駆動制御し、画像データに応じた画像を表示器121に表示させる表示コントローラ162と、キーボード131からの入力信号を制御部151に取り込むキーボードコントローラ163と、無線部165を駆動制御する無線通信インターフェース(図面では通信I/F)164と、が接続されている。無線部165は、アンテナ166を介して無線中継器601との間で無線通信を実行する。ハンディターミナル101の制御部151が生成する注文データ等の各種情報は、無線部165から無線中継器601に送信される。ハンディターミナル101のRAM155には、POS端末301から無線中継器601を介して配信されるメニューマスタが記憶される。また、ハンディターミナル101の制御部151は、無線中継器601を介して分析サーバ51から送信された売れ筋情報を受信すると、その受信した売れ筋情報をRAM155に記憶する。
【0022】
オーダステーション501は、制御部を備える。この制御部には、バスラインを介して、ハードディスクドライブ装置と通信インターフェースとが接続されている(いずれも図示せず)。通信インターフェースは、通信ケーブル15を介して、キッチンプリンタ201、POS端末301、カスタマチェックプリンタ401、および無線中継器601との間でのデータ通信を可能とする。ハードディスクドライブ装置には、POS端末から配信されるメニューマスタが格納される。さらに、ハードディスクドライブ装置には、注文ファイルが格納されている。注文ファイルは、ハンディターミナル101から送信される注文データを記憶するファイルである。また、オーダステーション501は、注文ファイルを用いて、メニュー品目の在庫数を求める。そして、在庫が無くなった(品切れとなった)メニュー品目を検出した場合、当該メニュー品目が在庫切れである旨の在庫切れ情報を各ハンディターミナル101に送信する。
【0023】
次に、ハンディターミナル101のCPU152がプログラムに従って実行する注文処理について説明する。
【0024】
図6は、本実施形態にかかるハンディターミナルの機能構成を示す図である。ハンディターミナル101のCPU152は、プログラムに従うことにより、図6に示すように、情報受信手段171、表示制御手段172、および注文受付手段173として動作する。
【0025】
情報受信手段171は、売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する分析サーバ51から売れ筋情報を受信するものである。詳細には、情報受信手段171は、無線通信インターフェース164や、無線部165、無線中継器601、通信ネットワーク13を介して売れ筋情報を分析サーバ51から受信する。
【0026】
表示制御手段172は、メニュー品目を示すメニュー品目表示121aの一覧を表示器121に表示させる。また、表示制御手段172は、情報受信手段171が売れ筋情報を受信した場合、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示121bを、メニュー品目表示121aの一覧と一緒に表示器121に表示させる。
【0027】
図7は、本実施形態にかかるメニュー品目表示121aの一覧を表示した表示器121の画面例を示す図である。図7に示すように、複数のメニュー品目表示121aは、マトリクス状に配置されている。メニュー品目表示121aは、矩形状の表示領域を有しており、この表示領域内に、メニュー品目を示す文字列(例えば「にぎわい弁当」)を表示している。各メニュー品目表示121aには、当該メニュー品目表示121aが示すメニュー品目を特定するメニューコード(メニュー品目特定情報)が割り付けられている。例えば、「にぎわい弁当」を表示しているメニュー品目表示121aには、「にぎわい弁当」のメニューコードが割り当てられている。メニュー品目表示121aは、タッチパネル112によるタッチ指定が可能なオブジェクトとして表示されている。
【0028】
図8は、本実施形態にかかる売れ筋情報を表示した表示器121の画面例を示す図である。図8に示すように、売れ筋表示121bは、対応するメニュー品目表示121aに付された印である。図8は、メニュー品目表示121aにおけるメニュー品目を示す文字列に対してずれた位置に、売れ筋表示121bが表示された例を示している。図8では、印の一例として星印が示されている。なお、印は、星印に限るものではなく、丸や三角などの他の形状の印であってよい。売れ筋表示121bは、売れ筋順位が1位のメニュー品目に対応するメニュー品目表示121aに付されている。この売れ筋表示121bは、メニュー品目表示121aに重複状態で表示されている。このような表示は、例えば、メニュー品目表示121aと売れ筋表示121bとの表示に、相互に異なるレイヤーを用いることでなされる。
【0029】
また、表示制御手段172は、在庫切れ情報をオーダステーション501から受信した場合には、在庫切れ情報によって特定される在庫切れのメニュー品目に対応するメニュー品目表示121aを非表示として、その在庫切れメニュー品目の注文を受け付けないようにする。ここで、図9は、在庫切れのメニュー品目表示121aを非表示にした表示器121の画面例を示す図である。図9に示すように、在庫切れのメニュー品目表示121aの表示が有った領域(図中のハッチングで示す領域)121cは、グレーアウトされている。
【0030】
図6に戻って、注文受付手段173は、表示器121に表示されたメニュー品目表示121aの一覧からいずれかのメニュー品目表示121aの指定を受け付けるものである。注文受付手段173は、タッチパネル122のタッチ指定によるメニュー品目表示121aの指定を受け付ける。そして、注文受付手段173は、受け付けたメニュー品目表示121aに対応するメニュー品目を注文品として管理する。
【0031】
次に、注文処理の流れを図10に示すフローチャートに沿って説明する。注文処理を実行する際、ハンディターミナル101のCPU152は、電源投入に応じて無線中継器601を介してPOS端末301と通信を実行して、POS端末301からメニューマスタを受信して、ハンディターミナル101のRAM155に記憶させる。
【0032】
図10に示すように、注文処理においては、ハンディターミナル101のCPU152は、分析サーバ51から送信された売れ筋情報の受信(ステップS1のNo)や、テーブル番号の入力を待つ(ステップS3のNo)。分析サーバ51から売れ筋情報を受信した場合、CPU152は、受信した売れ筋情報をRAM155の売れ筋情報領域(図示せず)に記憶させる(ステップS2)。
【0033】
また、CPU152は、テンキー123aのタッチ指定とエンターキー131eの押下とによってテーブル番号の入力が有ったと判定した場合(ステップS3のYes)、入力されたテーブル番号をRAM155に記憶させる(ステップS4)。
【0034】
次に、CPU152は、上位メニューキー131aが押下されるのを待つ(ステップS5のNo)。CPU152は、上位メニューキー131aが押下された場合(ステップS5のYes)、メニュー品目の表示処理を行う(ステップS6)。ステップS6では、CPU152は、押下された上位メニューキー131aに対応するメニュー品目のデータをメニューマスタから読み出す。そして、CPU152は、メニュー品目表示121aとしてのメニュー品目表示121a(図7参照)の一覧を表示器121に表示させる。このとき、RAM155に売れ筋情報が記憶されている場合には、図8に示すように、その売れ筋情報を示す売れ筋表示121bをメニュー品目表示121aの一覧ととともに表示器121に表示させる。このようにメニュー品目表示121aの一覧を表示器121に表示させたならば、CPU152は、売れ筋情報の受信やメニュー品目の指定、再度の上位メニューキー131aの押下を待つ(ステップS7のNo、ステップS9のNo、ステップS12のNo)。
【0035】
CPU152は、メニュー品目表示121aの一覧を表示した後に分析サーバ51から売れ筋情報を受信した場合(ステップS7のYes)、情報更新処理を行う(ステップS8)。このステップS8では、CPU152は、受信した売れ筋情報をRAM155の売れ筋情報領域に記憶させる(ステップS3)。この際、RAM155の売れ筋情報領域に既に売れ筋情報が記憶されている場合には、RAM155の売れ筋情報領域の情報を今回受信した最新の売れ筋情報に更新する。そして、CPU152は、受信した売れ筋情報をメニュー品目表示121aの一覧ととともに表示器121に表示させる。この際、表示器121が既に売れ筋情報を表示している場合には、その売れ筋情報に代えて今回受信した最新の売れ筋情報を表示させる。これにより、最新の売れ筋情報がリアルタイムで表示される。
【0036】
次に、CPU152は、メニュー品目表示121aがタッチパネル122によってタッチ指定されることで、メニュー品目の指定が有ったと判断した場合(ステップS9のYes)、タッチ指定されたメニュー品目表示121aに対応するメニュー品目のメニューコードをRAM155に記憶させる(ステップS10)。
【0037】
そして、CPU152は、エンターキー131eが押下されるとともにタッチパネル122によって送信キー123dがタッチ指定されると、注文入力が終了したと判断し(ステップS11のYes)、注文データを生成して生成した注文データをオーダステーション501に対して送信する(ステップS13)。注文データは、RAM155に記憶されたテーブル番号、およびRAM155に記憶された全てのメニューコードを含む。なお、テーブル番号は、座席を特定する座席番号であってもよい。
【0038】
なお、CPU152は、ステップS9でメニュー品目の指定が無く(ステップS9のNo)、上位メニューキー131aが押下された場合には(ステップS12のYes)、ステップS6に戻って、メニュー品目の表示処理を再び実行する。
【0039】
そして、ハンディターミナル101から送信された注文データは、オーダステーション501によって受信される。オーダステーション501は、注文データの受信を判定すると識別番号である注文番号を追番で付して注文ファイル502に登録する。そして、オーダステーション501は、注文データをキッチンプリンタ201とカスタマチェックプリンタ401とに送信する。カスタマチェックプリンタ401は、受信した注文データに基づいて会計伝票を印字発行する。会計伝票には、注文データを特定する注文番号がコードシンボルの形態で印刷される。キッチンプリンタ201でもカスタマチェックプリンタ401と同様の処理が実行される。
【0040】
会計伝票は、接客係の店員によって顧客のテーブルに運ばれる。飲食を終えた顧客は会計伝票をPOS端末301が配置されているチェックアウトカウンタまで持ち寄ることになる。そして、POS端末301では会計処理が実行される。会計処理では、会計係の店員が会計伝票に印刷されている注文番号をコードスキャナ305に読み取らせると、POS端末301の制御部は、オーダステーション501とデータ通信を実行して、読み取られた注文番号によって特定される注文データを注文ファイル502から呼び出して、自機のRAMに記憶させる。そして、POS端末301の制御部は、この注文データに基づいて、メニューマスタを参照して、会計処理を実行する。POS端末301の制御部は、会計処理を完了した注文データを用いて販売実績データを生成し、生成した販売実績データを分析サーバ51に送信する。販売実績データは、販売したメニュー品目のメニューコードおよび数量と、販売日時と、を含む。
【0041】
以上説明したとおり、本実施形態では、情報受信手段171が売れ筋情報を受信した場合、表示制御手段172が、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示121bを、メニュー品目表示121aの一覧と一緒に前記表示器に表示させる。したがって、ハンディターミナル101において、客に対する販売促進活動を行うための情報として売れ筋のメニュー品目を店員に提供することができる。この際、売れ筋情報がリアルタイムで表示器121に反映されるので、最新の売れ筋のメニュー品目を店員に提供することができる。したがって、店舗は、店員による売れ筋のメニュー品目を客に勧めることができ、売り上げの増大を図ることができる。また、売れ筋情報が複数の店舗の販売実績に基づくものであるので、複数の店舗で総合的に売れているメニュー品目を、店員に提供することができる。
【0042】
また、本実施形態では、表示制御手段172が、在庫切れ情報をオーダステーション501から受信した場合には、在庫切れ情報によって特定される在庫切れのメニュー品目に対応するメニュー品目表示121aを非表示として、その在庫切れメニュー品目の注文を受け付けないようにする。したがって、ハンディターミナル101が在庫切れのメニュー品目の注文を受け付けてしまうということが、抑制される。
【0043】
(第2の実施形態)
図11は、本実施形態にかかる売れ筋情報を表示した表示器の画面例を示す図である。
【0044】
本実施形態は、ハンディターミナル101の表示制御手段172が表示器121に表示させる売れ筋情報が、第1の実施形態に対して異なる。
【0045】
本実施形態の売れ筋表示121bは、対応するメニュー品目表示121aに付された売れ筋順位表示である。具体的には、売れ筋順位1位、2位、3位のメニュー品目表示121aに、それぞれ「1」、「2」、「3」が売れ筋表示121bとして付されている。これらの売れ筋表示121bは、メニュー品目表示121aに重複状態で表示されている。図11では、メニュー品目表示121aにおけるメニュー品目を示す文字列に対して、売れ筋表示121bが重複状態で表示された例が示されている。この場合、売れ筋表示121bを点滅表示にすると、メニュー品目表示121aにおけるメニュー品目を示す文字列を、店員がより容易に確認できるので、好適である。
【0046】
以上説明した本実施形態でも、ハンディターミナル101の表示制御手段172が表示器121に売れ筋表示121bを表示させるので、第1の実施形態と同様に、ハンディターミナル101において、客に対する販売促進活動を行うための情報として売れ筋のメニュー品目を店員に提供することができる。
【0047】
(第3の実施形態)
図12は、本実施形態にかかる売れ筋メニュー品目に対する付加情報121dを表示した表示器121の画面例を示す図、図13は、本実施形態にかかる売れ筋メニュー品目に対する付加情報121dの遷移例を説明するための図である。
【0048】
本実施形態は、ハンディターミナル101の表示制御手段172が、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目に対する付加情報121dを表示器121に表示させる点が、第1および第2の実施形態に対して異なる。なお、図12および図13は、第2の実施形態に本実施形態の付加情報121dを適用した例が示されている。
【0049】
付加情報121dは、メニューマスタ中に含まれた情報である。メニューマスタ中の付加情報はメニューコードに対応付けて記憶されている。表示制御手段172は、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目のメニューコードでメニューファイルを検索して、メニューマスタから付加情報を読み出す。そして、付加情報121dを表示器121に表示させる。
【0050】
付加情報121dは、表示器121の上部に表示される。付加情報121dは、例えば、メニュー品目の販売促進用の売り文句である。図11では、付加情報121dの一例として「1 夏バテ防止に!!」という売り文句が示されている。この付加情報121dのうち「1」は、売れ筋の順位が1位であることを示している。
【0051】
表示制御手段172は、表示させる付加情報121dを順次変更させる。詳細には、表示制御手段172は、図13に示すように、売れ筋順位の上位から下位の順に付加情報121dを表示する。表示制御手段172は、まず、図13の(a)に示すように、売れ筋順位1位のメニュー品目に対する付加情報121d(図面では「1 夏バテ防止に!!」)を表示器121に規定の時間の間表示させる。次に、表示制御手段172は、図13の(b)に示すように、売れ筋順位2位のメニュー品目に対する付加情報121d(図面では「○○○○○」)を表示器121に規定の時間の間表示させる。次に、表示制御手段172は、図13の(c)に示すように、売れ筋順位3位のメニュー品目に対する付加情報121d(図面では「△△△△△」)を表示器121に規定の時間の間表示させる。表示制御手段172は、この表示処理を繰り返し行う。
【0052】
以上説明したとおり、本実施形態では、表示制御手段172が、売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目に対する付加情報121dを表示器121に表示させる。よって、ハンディターミナル101において、客に対する販売促進活動を行うための情報として売れ筋のメニュー品目とともに付加情報121dを店員に提供することができる。したがって、店員は、表示器121に表示された付加情報121dを用いてメニュー品目を客に勧めることができる。これにより、売り上げの増大を図ることができる。
【0053】
なお、上記の各実施形態では、表示制御手段172および注文受付手段173を、ハンディターミナル101に設けた例を説明したが、これに限るものではない。例えば、表示制御手段172および注文受付手段173を分析サーバ51に設けてもよい。また、分析サーバ51以外の複数のサーバを設けて、これらのサーバに表示制御手段172および注文受付手段173を設けてもよい。また、ハンディターミナル101のコンピュータを、情報受信手段171、表示制御手段172および注文受付手段173のうちの少なくとも1つの手段として機能させるプログラムを、分析サーバ51のコンピュータがハンディターミナル101に送信するようにしてもよい。即ち、分析サーバ51などの1以上のサーバが、通信ネットワーク13を介して、ハンディターミナル101に対して、例えばSaaS(Software as a Service)などのクラウドコンピューティングの形態で、各種のサービスを提供するようにしてよい。
【0054】
また、注文装置として、携帯型のもの(ハンディターミナル101)を例に説明したが、これに限るものではなく、注文装置として、卓上などに置かれた状態で使用される置き型のものであってもよい。
【0055】
以上説明したとおり、上記の各実施形態によれば、ハンディターミナル101において、客に対する販売促進活動を行うための情報を店員に提供することができる。
【符号の説明】
【0056】
13…通信ネットワーク
51…分析サーバ(出力装置)
101…ハンディターミナル(注文装置)
121…表示器
121a…メニュー品目表示
121b…売れ筋表示
121d…付加情報
151…制御部(コンピュータ)
171…情報受信手段
172…表示制御手段
173…注文受付手段
【先行技術文献】
【特許文献】
【0057】
【特許文献1】特開2003−115082公報
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示器と、
売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する出力装置から前記売れ筋情報を受信する情報受信手段と、
メニュー品目を示すメニュー品目表示の一覧を前記表示器に表示させるとともに、前記情報受信手段が前記売れ筋情報を受信した場合、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示を、前記メニュー品目表示の一覧と一緒に前記表示器に表示させる表示制御手段と、
前記表示器に表示された前記メニュー品目表示の一覧からいずれかのメニュー品目表示の指定を受け付ける注文受付手段と、
を備える注文装置。
【請求項2】
前記出力装置は、複数の店舗におけるメニュー品目の販売実績での売れ筋のメニュー品目を分析するサーバであり、
前記情報受信手段は、通信ネットワークを介して前記サーバから前記売れ筋情報を受信する請求項1に記載の注文装置。
【請求項3】
前記売れ筋表示は、対応する前記メニュー品目表示に付された印である請求項1または2に記載の注文装置。
【請求項4】
前記売れ筋情報は、売れ筋の順位を含み、
前記売れ筋表示は、対応する前記メニュー品目表示に付された売れ筋順位表示である請求項1または2に記載の注文装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目に対する付加情報を前記表示器に表示させる請求項1ないし4のいずれか一項に記載の注文装置。
【請求項6】
表示器を備える注文装置のコンピュータを、
売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する出力装置から前記売れ筋情報を受信する情報受信手段と、
メニュー品目を示すメニュー品目表示の一覧を前記表示器に表示させるとともに、前記情報受信手段が前記売れ筋情報を受信した場合、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示を、前記メニュー品目表示の一覧と一緒に前記表示器に表示させる表示制御手段と、
前記表示器に表示された前記メニュー品目表示の一覧からいずれかのメニュー品目表示の指定を受け付け、受け付けたメニュー品目表示に対応するメニュー品目を注文品として管理する注文受付手段と、
として機能させるプログラム。
【請求項1】
表示器と、
売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する出力装置から前記売れ筋情報を受信する情報受信手段と、
メニュー品目を示すメニュー品目表示の一覧を前記表示器に表示させるとともに、前記情報受信手段が前記売れ筋情報を受信した場合、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示を、前記メニュー品目表示の一覧と一緒に前記表示器に表示させる表示制御手段と、
前記表示器に表示された前記メニュー品目表示の一覧からいずれかのメニュー品目表示の指定を受け付ける注文受付手段と、
を備える注文装置。
【請求項2】
前記出力装置は、複数の店舗におけるメニュー品目の販売実績での売れ筋のメニュー品目を分析するサーバであり、
前記情報受信手段は、通信ネットワークを介して前記サーバから前記売れ筋情報を受信する請求項1に記載の注文装置。
【請求項3】
前記売れ筋表示は、対応する前記メニュー品目表示に付された印である請求項1または2に記載の注文装置。
【請求項4】
前記売れ筋情報は、売れ筋の順位を含み、
前記売れ筋表示は、対応する前記メニュー品目表示に付された売れ筋順位表示である請求項1または2に記載の注文装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目に対する付加情報を前記表示器に表示させる請求項1ないし4のいずれか一項に記載の注文装置。
【請求項6】
表示器を備える注文装置のコンピュータを、
売れ筋のメニュー品目を示す売れ筋情報を送信する出力装置から前記売れ筋情報を受信する情報受信手段と、
メニュー品目を示すメニュー品目表示の一覧を前記表示器に表示させるとともに、前記情報受信手段が前記売れ筋情報を受信した場合、前記売れ筋情報による売れ筋のメニュー品目を報知する売れ筋表示を、前記メニュー品目表示の一覧と一緒に前記表示器に表示させる表示制御手段と、
前記表示器に表示された前記メニュー品目表示の一覧からいずれかのメニュー品目表示の指定を受け付け、受け付けたメニュー品目表示に対応するメニュー品目を注文品として管理する注文受付手段と、
として機能させるプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−146118(P2012−146118A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−3839(P2011−3839)
【出願日】平成23年1月12日(2011.1.12)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月12日(2011.1.12)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】
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