説明

洗浄液吐出装置

【課題】洗浄効果の高い洗剤及び気泡を含む洗浄液を吐出でき、また、別途洗浄液吐出用のポンプを設ける必要がなく、コストを削減できる洗浄液吐出装置を提供する。
【解決手段】キッチンシンク3用のカラン4に接続した水道管5に接続される分岐路6と、分岐路6の下流端に設けた吐出ノズル7を備える。分岐路6に定流量弁11及び開閉弁12及び逆止弁13を設ける。吐出ノズル7に分岐路6から吐出ノズル7に供給された水道水に洗剤を供給する洗剤供給部15を設けると共に分岐路6から吐出ノズル7に供給された水道水に気泡を混入する気体混入部14を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は洗浄液吐出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のキッチンシンク用のカランは吐出口から水道水をそのまま吐出するものであり、洗浄力が低く被洗浄物を綺麗に洗浄できないという問題がある(例えば特許文献1)。
【0003】
また、例えば特許文献2のように洗剤タンク内の洗剤を吐出ノズルに供給する洗浄装置も存在し、このものは洗浄力が高い洗剤を吐出できるので被洗浄物を綺麗に洗浄できる。しかし、この装置は洗剤を吐出するにあたって水道圧を利用できずポンプが必要となり、コストがかかるという問題がある。
【特許文献1】特開2000−345595号公報
【特許文献2】特開平5−192265号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、洗浄効果の高い洗剤及び気泡を含む洗浄液を吐出でき、また、別途洗浄液吐出用のポンプを設ける必要がなく、コストを削減できる洗浄液吐出装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る洗浄液吐出装置は、キッチンシンク3用のカラン4に接続した水道管5に接続される分岐路6と、分岐路6の下流端に設けた吐出ノズル7を備え、分岐路6に定流量弁11及び開閉弁12及び逆止弁13を設け、吐出ノズル7に分岐路6から吐出ノズル7に供給された水道水に洗剤を供給する洗剤供給部15を設けると共に分岐路6から吐出ノズル7に供給された水道水に気泡を混入する気体混入部14を設けることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2は請求項1において、上記開閉弁12は電気的駆動弁からなることを特徴とする。
【0007】
また、請求項3は請求項2において、上記吐出ノズル7に分岐路6から吐出ノズル7の吐出口10への水道水の供給を遮断して吐出ノズル7からの洗浄液の吐出を停止するための止水手段を設け、上記開閉弁12を開いてから所定時間t経過後に自動的に開閉弁12を閉じる制御部を設けることを特徴とする。
【0008】
また、請求項4は請求項2又は請求項3において、上記開閉弁12は流量調節可能な電動弁であることを特徴とする。
【0009】
また、請求項5は請求項2乃至4のいずれか1項において、流し台2のキッチンシンク3の周縁部上に吐出ノズル7を支持する立上部9を設け、該立上部9に上記開閉弁12を操作するための開閉弁操作部18を設けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明では、洗剤供給部から吐出ノズルに供給された水道水に洗剤を供給して洗剤を含む水道水からなる洗浄液を吐出でき、被洗浄物を綺麗に洗浄できる。また、気体混入部から吐出ノズルに供給された水道水に気体を供給して気泡を含む水道水からなる洗浄液を吐出できる。この気泡を含む洗浄液は衝撃力が高く洗浄力が高いため、一層洗浄効果を高めることができる。また、水道圧を利用して洗浄液を吐出でき、別途洗浄液吐出用のポンプを設ける必要がなく、コストを削減できる。また、洗剤供給部は水道管から離れた分岐路の下流端部に設けた吐出ノズルに設けているので、洗剤供給部から供給された洗剤がキッチンシンク用のカランに通じる水道管に逆流することを確実に防止できる。
【0011】
また、請求項2に係る発明では、上記請求項1の効果に加えて、開閉弁を電気的駆動弁で構成することで、吐出ノズルの吐出口から洗浄液を吐出するか否かを速やかに切り替えることができる。
【0012】
また、請求項3に係る発明では、上記請求項2の効果に加えて、吐出ノズルに止水手段を設けることで、止水手段と開閉弁により二重に止水できる。また、開閉弁を開いてから所定時間経過後に自動的に開閉弁を閉じる制御部を設けることで、止水手段により吐出口への水道水の供給を停止した時に開閉弁が開き続けた状態となって、分岐路における開閉弁から吐出ノズルの止水手段までの部位に水道圧がかかって水漏れや破損が生じることを防止できる。
【0013】
また、請求項4に係る発明では、請求項2又は請求項3の効果に加えて、開閉弁を流量調節可能な電動弁により構成することで、吐出ノズルから吐出される洗浄液の吐出量を調節でき、使い勝手が良い。
【0014】
また、請求項5に係る発明では、請求項2乃至4のいずれか1項の効果に加えて、開閉弁操作部を立上部に設けることで、開閉弁操作部を操作しやすい位置に配置でき、吐出ノズルからの洗浄液の吐出を容易に切り替えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1乃至図7に示す本実施形態の一例の洗浄液吐出装置1は、流し台2に設けたキッチンシンク3に気泡を含む水道水からなる洗浄液又は気泡及び洗剤を含む水道水からなる洗浄液のいずれか一方を選択的に吐出可能なものである。
【0016】
図1に示すように、洗浄液吐出装置1は、キッチンシンク3用のカラン4に接続した水道管5に接続される分岐路6と、分岐路6の下流端に設けた吐出ノズル7を備えている。カラン4は従来から利用されているキッチンシンク3用のカランと同様のものであり、図示は省略するが流し台2における後述の吐出ノズル7を支持する立上部9を設けたキッチンシンク3の周縁部上に設けてある。水道管5の分岐路6の上流端を接続した分岐点よりも上流側には図示しない湯沸かし器を設けてあり、湯沸かし器によって所定温度に加熱された湯又は非加熱状態の水が選択的にカラン4や吐出ノズル7に供給されるようにしてある。
【0017】
分岐路6の下流部は屈曲可能なホース8で構成してあり、ホース8を屈曲して吐出ノズル7の位置や向きを自由に変更できるようになっている。図2及び図3に示すようにホース8は流し台2のキッチンシンク3の周縁部から立ち上げた立上部9の先端から引き出し自在に設けてあり、吐出ノズル7の非使用時にはホース8を立上部9内に収まり良く収納できるようになっている。立上部9は流し台2のキッチンシンク3の周縁部におけるカラン4から離れた位置においてL字状に立ち上げられ、その先端部分に吐出ノズル7を着脱自在に取付けることで、吐出ノズル7の吐出口10を下方のキッチンシンク3内に向けた状態で吐出ノズル7を支持する。
【0018】
分岐路6のホース8よりも上流側の上流部6aには、上流側から順に、定流量弁11(減圧弁)、開閉弁12、逆止弁13を設けている。また、吐出ノズル7には、上流側から順に気体混入部14、洗剤供給部15、気泡微細化部16(図7参照)、整流部17(図7参照)を設けている。つまり、分岐路6に供給された水道水は、定流量弁11(減圧弁)、開閉弁12、逆止弁13、気体混入部14、洗剤供給部15、気泡微細化部16、整流部17を順に通過した後に吐出ノズル7の吐出口10から吐出する。
【0019】
定流量弁11は水道圧により水道管から分岐路6に供給された水道水を減圧し且つ流量を一定にして下流側へと送る。開閉弁12は図4に示すように制御部を構成する制御基盤19と共に電磁弁ユニット30に内装した電磁弁12aからなる。開閉弁12の開閉は立上部9の根元部の外面に設けた開閉弁操作部18の操作により切り替えられ、このように開閉弁12の開閉を切り替えることで吐出口10から洗浄液を吐出するか否かを切り替える。開閉弁操作部18はキッチンシンク3の周縁部から立ち上げた立上部9に設けてあるので、キッチンシンク3を利用する使用者にとって非常に近い位置にあり使い勝手が良い。なお、開閉弁操作部18は立上部9のその他の部分に設けてあっても良く、例えば図8に示すように立上部9の根元部から流し台2の上面に沿って横方向に突出した部分の上面に設けても良い。また、開閉弁操作部18は流し台2のキッチンシンク3の周縁部等、立上部9以外の箇所に設けてあっても良い。
【0020】
また、開閉弁12は図5に示すように開閉弁12を開いてから所定時間t経過後に自動的に開閉弁12を閉じるように設定してある。具体的には、開閉弁12が15分間継続して開いた状態にある時に制御基盤19の制御により開閉弁12が自動的に閉じられる。
【0021】
吐出ノズル7の内部には図7に示す内部流路20を形成してあり、内部流路20の上流端がホース8に接続される。内部流路20の途中には既述の気体混入部14と洗剤供給部15を設けてあり、本例の気体混入部14による気体の混入及び洗剤供給部15による洗剤の供給は吐出ノズル7の内部流路20を洗浄水が流れる際に生じる負圧を利用する。
【0022】
内部流路20の一部は内径が下流側程小さくなる絞り部21により構成してあり、内部流路20の絞り部21の出口部付近は洗浄液の吐出時において負圧が生じる負圧発生部22となっている。
【0023】
内部流路20の負圧発生部22に対向する箇所には気体混入部14を構成する大気開放口14aと洗剤供給部15を構成する洗剤供給口15aを設けている。大気開放口14aは吐出ノズル7の外部に連通し、洗浄液の吐出時において負圧発生部22で発生する負圧により大気開放口14aから内部流路20に空気が取り込まれ、これにより水道水に気泡が混入される。
【0024】
洗剤供給口15aは吐出ノズル7に着脱自在に取り付けた洗剤タンク23に洗剤流路24を介して連通しており、洗剤流路24には洗剤用開閉弁25を設けている。洗剤用開閉弁25の開閉は吐出ノズル7に設けた押釦スイッチ26aからなる洗剤用開閉弁操作部26により切り替えられる。洗剤用開閉弁25を開閉することで洗剤タンク23と内部流路20の連通・非連通状態を切替可能としてあり、洗浄液の吐出時に洗剤用開閉弁25を開いて洗剤タンク23が内部流路20に連通することで、負圧発生部22で発生する負圧により洗剤タンク23内の液体の洗剤を内部流路20を流れる水道水に供給できるようになっている。
【0025】
洗剤用開閉弁25は図示しないばねにより洗剤流路24を遮断する方向に付勢されている。洗剤用開閉弁25を開く場合は、押釦スイッチ26aを前記ばね力に抗して押し込む。また、洗剤用開閉弁25は押釦スイッチ26aの非押し込み時には前記ばね力により洗剤流路24を遮断する位置に移動し、洗剤タンク23から内部流路20への洗剤の供給を停止する。これにより意図せずに洗剤が継続して内部流路20に供給されることを防止できる。
【0026】
気体混入部14から内部流路20に供給される空気の供給量は洗浄液のボイド率(気泡混入率)が10〜30%となるように設定してあり、気泡による洗浄効果を高めると共に気泡により洗浄液の流れが乱れることを防止でき、また、洗剤による粘性を高めて水はね防止効果を高めることができるようにしてある。また、洗剤供給部15から内部流路20に供給される洗剤の量は洗浄液の洗剤希釈濃度が5000〜10000倍となるように設定してあり、洗剤の希釈濃度の高い気泡入り洗浄液とすることで、多量の気泡を含むムース状の気泡入り洗浄液とすることができ、洗浄効果を高めることができ、また適度の粘性を有する洗剤を含む気泡入り洗浄液を吐出でき、水はね防止効果を高めることができるようにしてある。なお、図示例では大気開放口14aよりも下流側に洗剤供給口15aを設け、大気開放口14aにて気泡が混入された洗浄水に洗剤供給口15aからの洗剤を供給するようにしてあるが、大気開放口14aよりも上流側に洗剤供給口15aを設けても良いものとする。
【0027】
内部流路20の大気開放口14aよりも下流側の流路の一部は減圧・加圧部27となっている。減圧・加圧部27は水道水の流れ方向において流路面積が変化するベンチュリ管状の流路からなり、下流側程流路径を縮小した減圧部27aと減圧部27aの下流側に位置して下流側程流路径を拡大した加圧部27bとで構成してある。減圧・加圧部27を水道水(なお、洗剤用開閉弁25の開成時にはこの水道水には洗剤が含まれている)が通過すると、この通過の際に生じる水道水の圧力変動に伴って水道水に含まれる比較的大きな気泡が剪断され、これにより気泡が微細化される。
【0028】
内部流路20の減圧・加圧部27よりも下流側にはメッシュや多孔質体等からなる多数の孔を有する気泡剪断部28を設けている。洗浄水に含まれる気泡は気泡剪断部28の多数の孔を通過することで更に微細化される。
【0029】
内部流路20の下流側端部は洗浄水の流れ方向において流路径が同一となる整流部17となっている。整流部17の流路長さLは整流部17の直径aの2〜5倍としてあり、洗浄水は整流部17にて整流された後に吐出口10から直線状に吐出される。
【0030】
また、図示は省略するが、吐出ノズル7には吐出口10への水道水の供給(洗浄液の吐出)を停止するための止水手段を設けている。止水手段は例えば内部流路20の絞り部21よりも上流側の箇所に設けた内部流路20を開閉する機能に加えて流量調整する機能を備えた流量調整機構からなり、吐出ノズル7には流量調整機構を操作するための流量調整機構操作部29(止水手段操作部)を設けている。
【0031】
上記洗浄液吐出装置1を用いてキッチンシンク3の内面や食器等の被洗浄物を洗浄するには、開閉弁操作部18を操作して開閉弁12を開き、この状態で洗剤タンク23を取り付けた吐出ノズル7を把持して吐出口10を被洗浄物に向け、止水手段操作部29を操作して内部流路20を開く。
【0032】
これにより、洗剤用開閉弁25が閉じた状態にある場合には、分岐路6から吐出ノズル7に供給された水道水は気体混入部14にて気泡が混入され、次に水道水に含まれる気泡が減圧・加圧部27及び気泡剪断部28で構成される気泡微細化部16にて微細化され、この後、整流部17で整流された後、吐出口10から微細気泡を含む洗浄液として吐出される。
【0033】
また、押釦スイッチ26aを押し込んで洗剤用開閉弁25が開いた状態にある場合には、分岐路6から吐出ノズル7に供給された水道水は、気体混入部14にて気泡が混入され、次に洗剤供給部15にて洗剤が供給され、次に、水道水に含まれる気泡が減圧・加圧部27及び気泡剪断部28にて微細化され、この後、整流部17で整流された後、吐出口10から微細気泡及び洗剤を含む洗浄液として吐出される。そして、このように吐出口10から吐出された微細気泡又は微細気泡及び洗剤を含む洗浄液を被洗浄物に当てて被洗浄物を洗浄する。
【0034】
このように本発明の洗浄液吐出装置1は洗剤を含む水道水からなる洗浄効果の高い洗浄液を吐出できるので、被洗浄物を綺麗に洗浄できる。また、気体混入部14から吐出ノズル7に供給された水道水に気体を供給して気泡を含む水道水からなる洗浄液を吐出できるい。この気泡を含む洗浄液は衝撃力が高く洗浄力が高いため、一層洗浄効果を高めることができる。また、既述のように水道圧を利用して洗浄液を吐出できるので別途洗浄液吐出用のポンプを設ける必要がなく、コストを削減できる。また、気泡を含む洗浄液は衝撃力が高く洗浄力が高いので、この点でも洗浄効果が高い。また、洗剤供給部15は水道管5から最も離れた分岐路6の下流端部の吐出ノズル7に設けているので、洗剤供給部15から供給された洗剤がキッチンシンク3用のカラン4に通じる水道管5に逆流することを確実に防止できる。
【0035】
また、本例では洗浄液に含まれる気泡は泡径が非常に小さい微細気泡であるため、汚れへの付着性、浸透性、剥離効果が高く、このため被洗浄物に付着した油汚れをより効果的に落とすことができる。また、この微細気泡は泡径が非常に小さく均一に含まれるために洗浄液の水流を乱しにくく、このため前述の水はねを一層防止できるという効果もある。
【0036】
また、本例では上記開閉弁12は電磁弁12aであり、即ち弁を電気的に駆動できる電気的駆動弁で構成してあるので、吐出口10から洗浄液を吐出するか否かを速やかに切り替えることができる。また、この開閉弁12は制御基盤19からなる制御部により開いてから所定時間t経過後に自動的に開閉弁12を閉じるように制御される。従って、既述の止水手段操作部29によって操作される流量調整機構により内部流路20を遮断した時に開閉弁12が開き続けた状態となり、開閉弁12から吐出ノズル7の流量調整機構までの流路に水道圧がかかって水漏れや破損が生じることを防止できる。
【0037】
なお、上記一例の洗浄液吐出装置1は、開閉弁12を分岐路6を開閉する電磁弁12aにより構成したが、開閉弁12は手動のものであっても良い。また、開閉弁12を流量調節可能な電動弁(図示せず)により構成しても良く、電動弁としては開成時における弁の開度を調節可能なものが用いられる。また、この場合、電動弁を操作する開閉弁操作部18は、上記一例と同様に立上部9の根元部の外面や流し台2におけるキッチンシンク3の周縁部上に設けられるつまみや複数のスイッチ等により構成する。例えば、図6(a)には開閉弁操作部18を流量を段階的に変更可能としたつまみで構成した例が開示してあり、また、図6(b)には開閉弁操作部18を無段階的に変更するボリュームスイッチで構成した例が開示してある。なお、このように開閉弁12として流量調節可能とした電動弁を用いる場合には、上記一例における流量調整機構を設けなくても良いものとする。
【0038】
また、上記各例の洗浄液吐出装置1は分岐路6の下流部を屈曲自在なホース8により構成したが、屈曲できない金属製の管体等により構成しても良い。また、洗剤タンク23は吐出ノズル7に設けず、流し台2内に設ける等して、ポンプにより吐出ノズル7の洗剤供給部に供給するものあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施形態の一例を示すフロー図である。
【図2】同上の洗浄液吐出装置を設けた流し台の斜視図である。
【図3】同上の吐出ノズルを設けたホースを流し台から引き出した状態を示す斜視図である。
【図4】同上の電磁弁ユニットの断面図である。
【図5】同上の開閉弁の開閉状態を示すタイムチャートである。
【図6】(a)は洗浄液の吐出流量を段階的に調節可能な開閉弁操作部の正面図であり、(b)は洗浄液の吐出流量を無段階的に調節可能な開閉弁操作部の正面図である。
【図7】同上の吐出ノズルの概略構成図である。
【図8】他例の洗浄液吐出装置の吐出ノズル及び立上部を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
1 洗浄液吐出装置
2 流し台
3 キッチンシンク
4 カラン
5 水道管
6 分岐路
7 吐出ノズル
11 定流量弁
12 開閉弁
13 逆止弁
14 気体混入部
15 洗剤供給部
18 開閉弁操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キッチンシンク用のカランに接続した水道管に接続される分岐路と、分岐路の下流端に設けた吐出ノズルを備え、分岐路に定流量弁及び開閉弁及び逆止弁を設け、吐出ノズルに分岐路から吐出ノズルに供給された水道水に洗剤を供給する洗剤供給部を設けると共に分岐路から吐出ノズルに供給された水道水に気泡を混入する気体混入部を設けることを特徴とする洗浄液吐出装置。
【請求項2】
上記開閉弁は電気的駆動弁からなることを特徴とする請求項1に記載の洗浄液吐出装置。
【請求項3】
上記吐出ノズルに分岐路から吐出ノズルの吐出口への水道水の供給を遮断して吐出ノズルからの洗浄液の吐出を停止するための止水手段を設け、上記開閉弁を開いてから所定時間経過後に自動的に開閉弁を閉じる制御部を設けることを特徴とする請求項2に記載の洗浄液吐出装置。
【請求項4】
上記開閉弁は流量調節可能な電動弁であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の洗浄液吐出装置。
【請求項5】
流し台のキッチンシンクの周縁部上に吐出ノズルを支持する立上部を設け、該立上部に上記開閉弁を操作するための開閉弁操作部を設けることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の洗浄液吐出装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2009−155847(P2009−155847A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−333249(P2007−333249)
【出願日】平成19年12月25日(2007.12.25)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】