洗車ブラシ

【課題】車両等の洗車に用いる洗車ブラシの形状は、長く使用している間にブラシの先端のみだけが消耗して短くなり、根元部分だけが長く残っていた。ところが、根元部分だけでは容易に洗車が出来ない。
【解決手段】柄である本体４とブラシ固定部分の３を分離させブラシ固定部分３を１８０度回転させる。本体４とブラシ固定部分３は、ドライバーを使いビスで固定させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、車両等の洗車に用いる洗車ブラシの形状に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の車両などの洗車に用いる洗車ブラシの形状は、図４にしめすように柄である本体４の先端にブラシ１が設けられたものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、以上の技術によれば、長く使用している間にブラシ１の先端のみが消耗して短くなり、図４のように根元だけが長く残ってしまっていた。ところが、根元部分では洗浄が容易に出来ない。
そこで、この発明は、ブラシ固定部分３を１８０度回転させてやる事により、全体的にかつ均一にブラシを有効利用できる洗車ブラシを提供する事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
以上の課題を解決するために、第一発明は、ブラシ固定部分３のみを１８０度回転させる事を特徴とした洗車ブラシである。
また、第二発明は、ブラシ固定部分３のみを１８０度回転させ、このブラシ固定部分３はドライバー一本で分離出来るように、回転軸２はビスで止める事を特徴とする洗車ブラシである。
【発明の効果】
【０００５】
第一発明、または第二発明によれば、ブラシ固定部分３のみを１８０度回転させてやる事により、ブラシ両端を有効利用でき節約になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
この発明の一実施形態を、図１と図２と図３に示す。
洗車ブラシの柄である本体４はプラスチック製であり、この本体４の先端にはナイロン製のブラシ１が設けられている。このブラシ１とブラシ固定部分３は一体になっているが、本体４とは図３のように分離するため、回転軸２となるビスで止められる。すなわち図２のように、ブラシ１の毛列８は、全体で楕円形をなし、しかも同心の２列でドーナツ状態に設けられるが、その楕円形の中心には、ブラシ固定部分３に小さな円筒状の空洞部分５が形成され、その空洞部分の底部にはビス貫通孔６が形成される。そしてビスをこの空洞部分５を通して、ビス貫通孔６から、本体４のビス孔７に螺合させる。固定部分３を回転するときは、この螺合をゆるめる。
【０００７】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、一体になったブラシ１とブラシ固定部分３が１８０度回転する働きで、図４のようなブラシの消耗のかたよりをなくす事が出来る為、ブラシ１を無駄なく均一に使う事が出来る。また、ビスはドライバー一本で簡単に取り外せる。
【０００８】
「他の実施形態」
図１と図２と図３の実施形態では、１８０度回転させるために回転軸２にビスを使用したが、他の実施形態では、ブラシ固定部分３をはめ込み式にしたものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】この発明の洗車ブラシのブラシ固定部分３を１８０度回転させた後を側面から見た図である。
【図２】図１の、ブラシの取り付いた側を上面から見た図である。
【図３】図１の本体４とブラシ固定部分３を１８０度回転させた後に分離させた図である。
【図４】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
【００１０】
１ブラシ２回転軸（ビス）３ブラシ固定部分
４柄である本体５空洞部分６ビス貫通孔
７本体４のビス孔８ブラシ１の毛列９ホース差込口

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ブラシを固定しているブラシ固定部分３と、柄であるブラシ本体４を分離させる事により、前記ブラシ固定部分３をブラシ本体４に対して少なくとも１８０度回転し、前後を逆にするための回転軸２と、を有する事を特徴とする洗車ブラシ。
【請求項２】
前記ブラシ本体４に対し、ブラシ固定部分３を取り外しするためには、回転軸２はビスとし、その回転軸２のビスはブラシ固定部分３のブラシ側から取り付けるようにし、そのビスをゆるめる事により、前記ブラシ本体４とブラシ固定部分３を引き離した状態にする事でブラシ固定部分３が１８０度回転することが可能となる事を特徴とする請求項１に記載の洗車ブラシ。

【図１】