説明

洗顔用ブラシ

【課題】 従来から洗顔用ブラシという名称にて市販されている商品はあるが、それぞれに問題点が多く肌触り、泡立ち、臭い、衛生面、耐久性に課題を要する。
【解決手段】 植毛部をPBTを使用することにより獣毛独特の臭いもなく耐久性にも優れる。PBTにテーパーをつけることにより肌触りもよくなる。また、PBTにウェーブを付けることにより広がり間ができ、空気が入り込むことによって泡立ちもよくなる。PBTに抗菌剤を練りこむことによりカビ等、衛生面も改善される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は洗顔用ブラシに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から洗顔料を泡立てて用いる洗顔用ブラシがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3114612号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗顔時に獣毛では、刺激感が強すぎ、泡立ちも悪い又獣毛はそもそも臭いがあり水分を含んだ時に特に臭いが強くなる。
【0005】
獣毛は水に弱く、水分を含んだ時間が長いと劣化が早く進み毛抜け、毛切れし長期使用が困難である。獣毛はそもそもアミノ酸とタンパク質で形成されており、カビの発生が早い等衛生面に問題がある。
【0006】
獣毛は洗顔中に毛がからみ合いスムーズに洗顔しにくく毛切れ毛抜けの、原因にもなる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
先端に向かい細くなりテーパー状にした毛先のあるPBT(ポリブチレンテレフタレート)100(%)でブラシ部分を構成する。
【0008】
テーパー状になったPBTに獣毛に近い微妙なウェーブを人工的に付けることにより広がりのある洗顔ブラシにする。
【0009】
テーパー状になったPBTに抗菌剤を練り込み衛生的な洗顔ブラシにする。
【発明の効果】
【0010】
PBTがテーパー状になり毛先を付けることにより獣毛より肌触りがよくなりPBTに獣毛に近い微妙なウェーブを人工的につけることにより広がりができ空気が入り込み、泡立ちもよくなる。
【0011】
テーパー状になったPBTに抗菌剤を練りこむことによりカビ等の衛生面にも獣毛に比べ優れる。
【0012】
植毛部をPBT100(%)で構成することにより獣毛の独特な臭いもなくなり、耐久性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】この発明の実態形態における洗顔用ブラシを示した側面図である。
【図2】図1の植毛部を扇型にした側面図である。
【図3】図1の洗顔用ブラシを示した平面図である。
【図4】洗顔用ブラシの植毛部の拡大図である。
【図5】植毛部の質量、ハンドル部分の構成をかえた洗顔用ブラシである。
【図6】図5より植毛部分、ハンドル部分をより小さくし鼻周辺専用の洗顔ブラシである。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0014】
図1〜図6を用いて発明の実施形態を説明する。
【0015】
図1に、発明の洗顔ブラシを示すが1aは植毛部であり先端に向い細くなりテーパー状にした毛先のあるPBT(ポリブチレンテレフタレート)を用いる。2のハンドル部分には水に強いアクリル樹脂を使う。ハンドル部に木材を使用すると水分により塗料が剥がれたり破損したりする。
【0016】
植毛部にはテーパー状になったPBT100(%)で構成し、獣毛に近い微妙なウェーブを人工的に付けることにより広がりができ空気が入り込み泡立ちがよくなり、臭いに関しても獣毛に比べてほとんどない。また抗菌剤を練り込むことによりカビ等、衛生面に優れている。獣毛ではカビの発生が早く衛生的に問題がある。
【0017】
獣毛は常に水分を含んだ状態にしておくと劣化が早く進み、毛切れ、毛抜けの問題があるが、テーパー状になったPBT100(%)で構成することにより耐久性にも優れる。
【0018】
PBTには直径0.07(mm)、0.10(mm)、0.15(mm)のものがあり洗顔用には0.07(mm)で構成したものが一番肌触りがよく優れている。
【0019】
図2は図1、1aの側面図から見たフラットな形状に対し1bのような扇型のタイプを作ることにより様々な人のニーズに答えることができる。
【0020】
図3、1cは平面図から見た洗顔ブラシで丸く円柱形にすることにより手首のスナップが使え円を描きながら洗顔することにより泡立ちもよくなり汚れを早く落とすことができる。
【0021】
図4は図1、植毛部の拡大図であり毛先に向い細くなっていく、テーパー状にした毛先のあるPBTにすることにより肌触りがよくなり獣毛に近い微妙なウェーブを人工的に付けることにより広がりができ空気が入り込み泡立ちもよくなる。
【0022】
図1は直径26(mm)に対し長さ40(mm)のバランスが一番適している。図5は直径17.5(mm)に対して長さ45(mm)のバランスが適している。
【0023】
図5は形状の大きさを変えることにより、価格面や様々な人のニーズに答えることがでこる。図5、4aは、アルミ金具を使用し5aは、アクリル樹脂を使用しデザイン的な面でも工夫し使いやすい形態にした。
【0024】
図6は図5よりさらに小さくし鼻周り専用のブラシを作り集中的に洗顔する構造である。4bはアルミ金具を使用し、5bはアクリル樹脂を使用している。
【0025】
図5、図6の6a、6bは、つり紐を付けることにより乾燥性、利便性をたかめる。紐には、水に強いポリエステル系の紐を使う。
【産業上の利用可能性】
【0026】
一般家庭用として利用できる理容店、エステサロン等、業務用としての利用価値もある。ニキビ対策の洗顔にも利用できる。
【符号の説明】
【0027】
1 洗顔用ブラシ
1a 植毛部
1b 植毛部
1c 植毛部
1d 植毛部
2 ハンドル
3 植毛部
4a アルミ金具部品
4b アルミ金具部品
5a ハンドル
5b ハンドル
6a つり紐
6b つり紐

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植毛部分が先端に向い細くなっていくテーパー状にした毛先のあるPBT(ポリブチレンテレフタレート)に、獣毛に近い微妙なウェーブを人工的に付けて、構成された洗顔ブラシ。
【請求項2】
前記テーパー状になったPBTに抗菌剤を練り込んだことを特徴とする請求項1に記載の洗顔用ブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−87889(P2011−87889A)
【公開日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−260433(P2009−260433)
【出願日】平成21年10月25日(2009.10.25)
【出願人】(509314998)有限会社宮尾産業 (1)
【出願人】(509315009)
【Fターム(参考)】