【課題】 解決しようとする課題は、洗面所などで行う洗顔において、洗顔した水が腕を伝って、肘や袖、さらには床を濡らしてしまうという課題。
【解決手段】 水性タオル生地を材料とし、腕に密着するようにタオル生地を折りたたみその中に伸縮性ゴムひもをとおして作成した腕輪を洗顔時にひじ手前あたりに装着することにより、洗顔時に肘の方へ流れようとする水がタイル生地の腕輪に吸水され、洗顔時の水垂れを防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、洗顔時に腕にとおして装着することにより、洗顔時に水などが腕を伝って垂れ落ちること防ぐことができるもので、洗顔時の衣類の濡れを防ぐとともに洗顔場所を清潔に保つことに役立つものである。
【背景技術】
【０００２】
洗顔時には、肘から垂れ落ちる水を少なくするために、極力屈むもしくは洗面器深く顔を埋めて洗顔することに水垂れを防止していたが、身体的に屈めないもしくは洗面器深く顔を埋めないなどの問題があり、その方法そのものの効果が非常に低かった。このため、タオルを腕に巻く方法、スポンジに穴を開けて腕輪にする方法や上半身を合羽のようなもので覆う水はね防止衣類などがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
従来の方法には、次のような欠点があった。タオルを巻く方法では、いちいち両腕をタオルで縛ることから非常な手間が掛かること。スポンジ製の腕輪については、吸水性があるものの腕の太さの調整ができないことやスポンジで腕が痛くなるなどの欠点があった。また、上半身を覆う水はね防止衣類などを装着して、水垂れを防ぐ方法もあったが、衣類の濡れは防止できても、洗顔場所全体の濡れ防止には効果が低くかった。本発明は、それらの欠点を解決するために発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
タオル生地を材料とし、これを２重にして腕輪のように加工し、その中に伸縮性のゴムを挿入した腕輪を装着することにより、洗顔時の衣類の濡れを防ぐとともに洗顔場所を清潔に保つことに役立つものである。さらに、伸縮性ゴムを使用することにより、腕からの腕の太さに対処でき、かつ、タオル生地であるために吸水性が高く肌への馴染みが良いことも課題を解決する手段となる。
【発明の効果】
【０００５】
本発明を使用することによって、洗顔時の不快な水垂れによる衣類の濡れを防ぐことができ、かつ洗顔場所への水の飛散を防ぐことができるため、洗面所を常に清潔に保つことができる。さらに、タオル生地を利用することにより、使用後は、水分を乾燥させることにより繰り返し使用でき、かつ、洗濯が可能であるため衛生的である。この他、デザインタオルを使用する、周囲にレース生地をつけるなどのデザイン性を持たせることも可能であり、また、非常に小さくなる携帯性があり、旅行先などに持ち歩くこともできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明の実施の形態について説明する。タオル生地を腕の太さを考慮し、長方形に加工し、その生地を２つ折りにし、重なり部を縫い、重なり部ではない折り目のほうに伸縮性ゴムを通して輪にし、最後に全体が輪になるようにタオル生地の両端を縫い合わせる。本発明は以上のような構造で、洗顔する際には、それを両方の腕の肘に近いあたりに装着する。これにより、いままで腕からの水垂れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の使用状況を示す図である。
【図２】本発明を構成する材料の説明である。
【図３】本発明の正面図である。
【符号の説明】
【０００８】
１ 腕
２ 腕通し穴
３ タオル生地
４ 伸縮性ゴム
５ 縫い目

【特許請求の範囲】
【請求項１】
吸水性のタオル生地を使用し、伸縮性ゴムを中に通した腕輪を腕に装着し、洗顔時に腕を伝って垂れ落ち、衣類や洗顔場所周辺を濡らすことを防ぐ腕輪。

【図１】

【図２】

【図３】

【公開番号】特開２００７−５１４００（Ｐ２００７−５１４００Ａ）
【公開日】平成１９年３月１日（２００７．３．１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−２６２８９９（Ｐ２００５−２６２８９９）
【出願日】平成１７年８月１５日（２００５．８．１５）
【出願人】（５０５３４１５０１）
【Ｆターム（参考）】