説明

流体吸収材のストランドからの伸長部分の連続生産方法及び装置

【課題】 流体吸収材の効率的な連続生産方法及び装置
【解決手段】 回転方向において駆動可能な、圧搾ステーションに属する圧搾要素により、進行方向において連続的に輸送され、等角間隔において配置された少なくとも3つの縦溝を同時に備えたエンドレス不織ウェッブからの縦向き圧搾吸収体の生産のために、圧搾ストランドを形成する不織ウェッブが特定長の部分に細分される生産方法とその装置において、不織ウェッブ(140)が、縦方向に関して横向きの平面において、回転方向において駆動可能な圧搾要素を用いて、搬送方向(x)において駆動され、同時に、少なくとも圧搾ストランド(240)の最終断面まで放射状に圧搾され、同時に、縦溝(131)を備えることを特徴とする方法と装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明は、流体吸収材のストランドからの伸長部分の連続生産プロセス及び装置に関し、材料ストランドは、回転方向において駆動可能なプレス要素を用いて、等周角間隔における縦溝での圧搾により、圧搾ストランドへ形状付けられ、同時に、順送り方向において輸送されるとともに、続いて、可動な切断要素によって伸長部分へ細分される。
【背景技術】
【0002】
上記の一般形式のプロセス及び装置は、特許文献1から公知である。この文書により、多層繊維材料ウェッブは、複数の縦折り目を用いて折返され、円筒状にされる。繊維材料ウェッブは、その後、包装バンドで取り囲まれ、その縦縁は、密封される。続いて、繊維材料ウェッブは、周囲方向において互いに関してオフセットされた複数対のローラーを用いて、ローラフレームにおいて、少なくとも吸収体の断面まで段階的に圧延され、不織ストランドが、形成される。該ローラー対を用いた繊維材料ウェッブの断面縮少中、不織ストランドは、4つの縦溝を設けられる。不織ストランドは、プレスロール中、加熱される。吸収体に対応する伸長部分は、続いて、ニップロールによって、薄い連結ウェブを除いて予切断され、これらの伸長部分の端部は、完全に分離される前に、それぞれ、こぶとくぼみの形態を取る。その後、回復テープが、吸収体の後端部に結びつけられ、女性衛生用タンポンを完成する。
【0003】
特許文献2は、綿詰め物のような複数のかどばった流体吸収円板から成り、中心に積み重ねられ、カップを形成するように折畳まれ、ペグの形態へプレスされる包装タンポンの生産プロセス及び機械を開示する。円板スタックは、円錐状に先細り、テーブルに固定して取り付けられた管へラムを用いてプレスされる。管周囲には、複数の縦スロットがあり、各々を通って、テーブルにねじで留められた支持腕に締結された自由回転可能なディスクの周囲が突き出る。管によるカップの穴あけ中、これらのディスクは、回転され、折り目又は溝彫りが形成される。続いて、ディスクと整列され、溝彫りをさらにくぼませる内側縦リブを有する加熱可能な丸ダイが、使用される。その後、ダイは、テーブルから取り除かれ、圧搾部材の上に置かれなければならず、その凸面は、この位置において、ダイの下端部へ突出する。軸方向に作用する凹面を有する圧搾部材は、ダイの上端部へプレスされ、その結果、ダイのドウェル時間中、ペグは、一方で、指用くぼみを、他方で、丸形こぶを設けられる。
【0004】
特許文献3は、回復テープを有する縦伸縮性生理用タンポン、並びに、吸収性タンポン本体が透湿性材料製の包装によって完全に取り囲まれた、タンポンの生産のための全自動プロセス及び装置を記載する。タンポンは、縦中心において折畳まれた多層ワッディングウェッブの伸長部分から成り、折畳み点は、タンポン本体の後端部を形成する。タンポン本体は、親水性うすはたによって取り囲まれ、折畳み点の上につき出る2つの端部は、回復手段として役立つ。うすはたは、接着剤を用いてタンポンの端部に結びつけられる。タンポン本体は、おのおの半円筒形の固定及び可動プレス型を有するプレスダイにおいて円筒形タンポンを形成するために、横にプレスされ、続いて、軸方向圧搾によって前端部において丸形こぶを設けられる。公知の装置は、半幅までワッディングウェッブを折り畳むための湾曲案内経路を含み、前進成形ホイールが、上から折畳み経路へ突出し、ウェッブの折畳み点を経路底面の上にプレスする。うすはたウェッブを布設し、案内経路の上に折畳むために、案内ローラと両フランジ付き車輪が提供され、フランジは、この点において閉じられた案内経路の上に掛合する。ワッディングウェッブは、それに結びつけられたうすはたウェッブと一緒に、2つの折たたみローラを用いて、テーブルにおいて90゜回転され、続いて、タンポンブランクを切断するための円形ナイフへ2つの被駆動プレスロー
ラによって送られ、その後、タンポンプレスへ輸送される。
【0005】
【特許文献1】WO 90/07314
【特許文献2】スイス特許第261,771号
【特許文献3】スイス特許第355 255号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発明の目的は、縦軸の周りで折畳み又は巻装した吸収材の多層ウェッブで作った吸収体が、比較的低い経費と高生産速度において連続して信頼性良く生産されるように、独立特許クレイムの前特徴条項によるプロセス及び装置を改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明は、プロセス及び装置にそれぞれ関する独立特許クレイムの特徴条項により、この目的を達成する。
【0008】
意外にも、多層ウェッブのそのようなストランドは、単一動作において、不織ストランドの母線において直線放射状圧搾力を及ぼすことにより、輸送方向を横断する唯一の平面において少なくとも吸収体の最終寸法までプレスされ、同時に、同期した動力を及ぼし、これにより、該ウェッブは、極めて高速度において完成圧搾ストランドとして同時に連続してさらに輸送され、さらに他のステーションにおいて所望の完成製品まで処理されることが判明した。
【0009】
従って、吸収体の生産のための発明によるプロセスを実行するための発明による装置は、ディスクプレスの輸送方向に垂直に向けられた共通平面においてディスクプレスの軸に本質的に放射状に支持台において配置された、少なくとも3つの本質的に円形のプレスディスクを有するディスクプレスから成り、プレスディスクは、駆動モーターと、ディスクプレスの軸に放射状にプレスディスク軸の方向においてプレスディスクを調整可能な装置に連結される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
発明は、プレスされた不織ストランドからの伸長部分の連続生産のための高速装置の例示の実施態様の概略図を用いて、以下でより詳細に説明される。
【0011】
図面は、例えば、綿繊維又は他のセルロース含有繊維、スポンジ等から成る天然繊維材料の如く、圧縮性、生物学的分解性天然材料を処理することができる、プレス不織ウェッブから作られた吸収体の連続生産、加工及び包装のための高速装置を示す。この形式の物品は、例えば、特に女性の衛生のための衛生目的、産業上又は家庭的に使用される洗浄器具のための洗浄目的、あるいは、適切ならば、生物学的分解性密封剤を含浸された窓又はドアにおける密封目的のための吸収体である。
【0012】
第1図は、吸収体130、本事例において、タンポンブランクの連続生産のための装置を示し、これらの各々から、女性の衛生のためのタンポン132が形成され、第32図に示された如く、その前端部において丸形こぶ135を有し、周囲において、8つの縦溝131と8つの縦リブ139を有し、その後端部134において、導入補助としての指用くぼみ133を有し、最後に、回復テープ136を有し、テープの端部は、結び目137によって連結される。
【0013】
第1図により、装置は、直列に連結されたステーション、即ち、折畳みステーションA、包装バンド取付けステーションB、圧搾ステーションC、及び切断ステーションD、に
おいて連続して処理される不織ウェッブ40のストックロール38から成る。各ステーションは、圧搾ステーションCを除いて、WO90/07314において本質的に記載される。
【0014】
折畳みステーション
第1図から、不織ウェッブ40の矢印xの進行方向において、エンドレス不織ウェッブ40のための固定案内板42が、ストックロール38の後ろに配置されることは、明らかである。案内板42の上に距離をおいて、好ましくは垂直に調整可能なエンドレスコンベヤーベルト44が取り付けられ、不織ウェッブ40を、摩擦結合により矢印xの方向において連続して搬送させる。示された実施態様と対照的に、エンドレスコンベヤーベルトはまた、案内板42の代わりに設けられ、この場合、少なくとも一方のコンベヤーベルトは、駆動可能である。これらの装置は、下記のステーション及び関連装置とともに、台の上に配置され、その台部分46と48のみが、示される。さらに、案内板42は、少なくとも折畳みステーションAの下側の実質部分にわたって配設されることは言うまでもなく、明瞭性のために第1図においてのみ示された。
【0015】
進行方向xにおいてコンベヤーベルト44の後ろの不織ウェッブ40の上に、そらせ板50が配置され、その後ろには、折たたみ板52が位置し、さらに、回転可能な折たたみディスク54が位置する。この第1折たたみ板52により、移動方向xにおいて右側の不織ウェッブ40の縦側部56は、第2図により、第1折たたみ動作Iを施される。同時に、移動方向xにおいて右側の不織ウェッブ40の縦側部56は、矢印aの方向において不織ウェッブ40の縦方向に平行に上方にたたみ込まれ、不織ウェッブ40の上側に布設される。第2図と第3図から、折たたみ動作Iの後に、右側縦縁58は、不織ウェッブ40の縦中軸よりも、左側縦縁60から遠いことは明らかである。例示の実施態様において、不織ウェッブ40は、25cmの幅を有する。この場合、第1折り目62の幅は、便宜上、9cmに相当する。生産された特定の吸収体130の意図した使用により、不織ウェッブ40の寸法は、非常に可変にされる。しかし、概して、不織ウェッブ40の幅は、15〜40cmの範囲である。
【0016】
さらに第1図、第2図と第4図を参照すると、第1折たたみ動作Iは、第2折たたみ動作IIによって従われ、再び、適切な折たたみ板と折たたみローラを用いて実施されることは明らかであるが、これらは、図面における明瞭性のために詳細には示されない。この折たたみ動作IIにおいて、第1折り目62によって形成された右側縦縁58は、縦折り目64の周りでたたみ込まれた右側縦側部56上に矢印bの方向においてたたみ込まれ、縦側部56の幅の中央のおおよそ三分の一に布設される。不織ウェッブ40の該幅により、この第2の折畳みは、おおよそ2cmの幅で行われる。
【0017】
第1図、第2図、第4図と第5図から明らかな如く、折たたみ動作IIIが続き、この場合、4層束66は、不織ウェッブ40の移動方向xにおいて見られる如く、右側縦側部56のまだ覆われない部分68の上に矢印cの方向において、第5図の左側へたたみ込まれ、その結果、不織ウェッブ40は、移動方向xにおいて右側を6層束69によって限定される。不織ウェッブ40の該幅により、この折たたみ動作IIIは、おおよそ3.5cmにわたる。
【0018】
第5図により残余する不織ウェッブ40の左側縦側部70は、不織ウェッブ40の移動方向xにおいて見られる如く、第1図、第2図と第6図において矢印dとは反対方向において、後者の上側に6層束69の左側縁の周りでたたみ込まれ、その結果、この折たたみ動作IVは、不織ウェッブ40の残余の左側縦側部70によって完全に取り囲まれた7層不織ウェッブ72を形成する。折畳みステーションAの端部において、輪郭付きローラが設けられ、7層不織ウェッブ72に第6図の丸形断面を付与する。この形式のプレスロー
ラは、公知であり、このため、不図示である。折たたみ動作IVの実行前に、不織ウェッブ40の左側縦側部70は、おおよそ6cmの幅を有する。吸収体の特別の意図した使用により、もちろん、不織ウェッブ40の別の形式の縦折畳み又は層状化もまた、実施される。
【0019】
包装バンド取付けステーション
第1図から、包装バンド取付けステーションBは、完全に層状にされた丸形の不織ウェッブ72の領域において包装バンド82のためのストックロール80を有することが見られる。包装バンド82は、流体浸透性であり、疎水性仕上げを有する。包装バンド82は、有孔プラスチックフィルム、網状プラスチックフィルム、不織布、メリヤス、又は同等物である。好ましくは、包装バンド82は、好ましくは、熱的に接合させるための熱可塑性成分を少なくとも部分的に有する。熱可塑性成分は、繊維又は粉末状である。包装バンド82はまた、接着、超音波等により接合される。有益な包装バンド82材料とボンディング機構は、技術における当業者によって認められるであろう。
【0020】
好ましくは、包装バンド82は、熱可塑性成分を有する不織繊維層
(不織布)から成る。この包装バンド82は、不織ウェッブ72の周囲よりも幅広である。案内ローラ84は、ストックロール80の後ろに移動方向xを横断して、不織ウェッブ72の少し下側に配置される。第7図により、この案内ローラ84は、矢印dの方向においてストックロール80から供給された包装バンド82を、案内管86の下に、不織ウェッブ72にほぼ平行な方向eへ案内する機能を有する。
【0021】
案内管86は、第7図において示された縦スロット88を下側に備える。案内管86の下側において、縦スロット88よりも狭く作られたエンドレスコンベヤーベルト90が配置される。これにより、不織ウェッブ72を摩擦結合により巻取るようにして、支持板91を用いて、案内管86の縦スロット88の領域においてコンベヤーベルト90の上側92を案内することが、可能である。エンドレスコンベヤーベルト90は、駆動ローラ94と偏向ローラ96の周りを通常の仕方で案内され、矢印fの方向において駆動され、その結果、上側92は、不織ウェッブ72の搬送速度に対応する速度において不織ウェッブ72の移動方向xにおいて駆動される。
【0022】
包装バンド82は、縦スロット88の領域において、コンベヤーベルト90の上側92の頂面と不織ウェッブ72の下側の間に案内ローラ84を用いて案内され、上側92と不織ウェッブ72の間に発生する摩擦結合を用いて巻取られる。
【0023】
案内管86は、不織ウェッブ72の移動方向xにおいて左右の側面において、案内管86の連続配置セグメント102、104と106によって形成されたそれぞれの導入スロット98、100を備える。2つの導入スロット98、100は、案内管86の軸方向においてオフセットされることは明らかである。同時に、セグメント104は、案内管86のコアに対して鋭角を形成し、らせん状をなす第1セグメント102の後縁108が、セグメント104の前縁110よりも、管コアから短い径距離を取るようにねじられた形状であり、該前縁110は、同様に導入スロット96を制限する。
【0024】
同様にして、移動方向xにおいて後部のセグメント104の縁112の半径は、案内管86の後方セグメント106の前縁114の半径よりも小さいされ、該前縁114は、同様に、右側の導入スロット100を制限する。
【0025】
図面における明瞭性のために、第7図は、その全幅において包装バンド82を示めさないが、包装バンドが、それ自体公知でありこのため不図示の案内ローラによって案内管86の周りを上方に折畳まれ、該案内管86に沿って摺動する左側及び右側タブ116、1
18を有することを保証するものである。しかし、第7図は、包装バンド82の左側タブ116を示し、セグメント102の外面を越えて矢印gの方向において左側導入スロット98へ導入され、不織ウェッブ72の丸形の、本質的な柱面の上にセグメント104を用いて布設される。同様にして、包装バンド82の右側タブ118は、続いて、右側導入スロット100を通ってセグメント104の外側を経由し、矢印hの方向において、セグメント106により丸形の不織ウェッブ72の表面上に布設される。同時に、右側タブ118の外側縦縁124は、包装バンド82の左側タブ116の縦縁126に重なり、該縦縁126が、最初に、不織ウェッブ72の上側に布設される。
【0026】
第7図は、さらに、案内管86が、同様に、後方セグメント106の領域において上側に、包装バンド82の横タブ116、118の縦縁124、126を互いに連結するために役立つ閉鎖装置122のための中央縦スロット120を備えることを示す。例示の本実施態様において、閉鎖装置122は、縦スロット120よりも狭くされた熱密封ローラ128から成り、結果として、縦スロットを通して重なり縁124、126にもたれ掛かり、包装バンド82の熱可塑性成分の軟化の結果として互いに密封する。熱密封ローラ128は、電気抵抗加熱により、それ自体公知な方法で加熱され、後者の端部において案内管86を離れる丸く包装された不織ウェッブ140の搬送速度において矢印iの回転方向に駆動される。
【0027】
圧搾ステーション
第8図と第9図は、発明によるディスクプレス150の出口側の斜視図と直交図を示す。このディスクプレス150は、垂直に配置された親板151から成り、その出口側において、8つのプレスディスク160が、親板151の中央通路オリフィス152又はプレス軸153の周りに等周角間隔において配置される(第9図)。おおよそ13mmの最終直径を有する女姓の衛生用の標準寸法のタンポンのための吸収体を生産するために、少なくとも280mm、好ましくは300mmの直径を有する該8個のプレスディスク160は、最良であることが立証された。原則として、少なくとも3個のプレスディスク160が、必要であり、その結果、不織ストランドは、単一動作において、その最終寸法まで連続してプレスされる。しかし、プレスディスクの数とそれらの寸法は、主に、プレスされる不織ストランドの組成及び寸法と、その圧搾の所望の程度、並びに、吸収体の意図した使用による。このため、プレスディスク160の数は、8個よりも大きく又は小さく、偶数又は奇数である。経験則により、不織ストランドと、プレスによりこれから獲得された圧搾ストランドの断面が小さいほど、より少数のプレスディスクが使用されるが、この経験則は、プレスディスクの形式と、圧搾中の送り設定の深さにより、修正を許容又は必要とすると考えられる。
【0028】
プレスディスク160は、親板151の通路オリフィス152又はプレス軸153に関して放射状に調整可能なように親板151に取り付けられた、それぞれのプレスディスク保持器164に回転可能に締結される。プレスディスク保持器164は、放射状内端において支持腕162をそれぞれ設けられ、各放射状内端において、本質的に円形のプレスディスク160の一つが、回転方向において軸190の周りで駆動可能なように取り付けられる。総て8個のプレスディスク保持器164は、支持腕162とプレスディスク160と一緒に、通路オリフィス152のコア又はプレス軸153に垂直に向けられた平面において、親板151上に位置付けられる。さらに、すべてのプレスディスク160は、以下でさらに詳細に説明される如く、不織ストランドの同時搬送及び圧搾の効果と同期的に駆動される。
【0029】
支持腕162は、それぞれ、プレスディスク保持器164において軸方向に調整可能に締結され、その結果、プレス軸153に放射状に各プレスディスク160への微調整が、可能となる。さらに、第13図と第14図により、プレスディスク160が、プレス軸1
53に放射状の平面からそれら自身に平行に、放射平面(傾斜角)に関して別の角度位置へ調整されるようにして、支持腕162は、プレス軸153に平行な軸の周りでプレスディスク保持器164の軸受けブロック161において調整可能である。支持腕162とそれらに連結されたプレスディスク160の調整可能性は、圧搾中、重要なまっすぐな振れと、圧搾ストランドの直線輪郭付けを制御又は調整することを可能にする。
【0030】
特に、第9図と第10図から、各プレスディスク保持器164は、ねじボルト166を備え、これらを用いて関連した支持腕162は、スクリュ・ナット168により所望の角度位置において固定されることは、明らかである。
【0031】
第8図、第9図と第10図により、各支持腕162は、プレスディスク保持器164の対応して形状付けられた停止面172に対してシリンダー切欠きの形式において案内面170を保持する。該面170、172の曲率中心は、プレスディスク160の中央に位置する。
【0032】
さらに、第8図、第9図と第10図は、プレスディスク保持器164のための作動装置174をあらわし、これを用いて、各プレスディスク保持器164は、個々に放射状に調整可能である。本事例において、作動装置174は、等角間隔においてプレス軸に垂直に親板151の後側に締結された8個のサラ板171(第10図)を具備し、この場合、作動ボルト176は、回転可能であるが、軸方向に調整不能に、取り付けられる。これらの各作動ボルト176は、不図示のねじによって、プレスディスク保持器164に結合され、その結果、作動ボルト176の回転の結果として、各プレスディスク保持器164は前後に移動され、このため、プレス軸からのプレスディスク160の径方向距離と、結果として、不織材へのプレスディスク160の浸透深さは、正確に設定することができる。
【0033】
各プレスディスク160の駆動機構が、第10図と第11図に詳細に示される。第11図により、平歯車178は、軸受け180においてプレスディスク160に軸平行に回転可能に取り付けられ、放射状内端において駆動傘歯車182を備えた伝動軸179において締結される。この駆動傘歯車182は、不図示のねじを用いてプレスディスク本体186の一方の端面に締結された傘歯車円板184と噛み合う。プレスディスク本体186は、支持腕162のボア192において軸方向に調整可能な軸190におけるころ軸受188を用いて回転可能に取り付けられる。
【0034】
プレスディスク本体186は、支持腕162から向きがそれた外端面において、対応して形状付けられた締付けリング198を用いてプレスディスク本体186の環状面194に対して堅く締め付けられたプレスリングディスク196を収容するための外側段付き環状面194を備える。この構造は、プレスディスク160の全構造のための高価材料の経済的な使用と、それらのプレスリングディスク196の迅速な交換を許容する。
【0035】
各プレスディスク本体186において、電気抵抗加熱要素200は、プレスディスク本体186のラジアルボア202において等周角間隔において配置され、プレスディスク本体186の内端面に位置し、定置ワイパ接触子208が掛かるスリップリング206に電線204を介して連結される。抵抗加熱要素200を用いたプレスディスク160の加熱は、例えば、天然繊維材料のみが、圧搾動作を受ける時、望ましい。対照的に、プレスディスク160の加熱は、概して、既定であり、あるいは、圧搾される繊維材料が、完全又は部分的に熱可塑性物質から成る繊維を含むならば、不適当でさえある。
【0036】
親板151に締結されたブラケット212において支持された駆動モーター210は、第12図において親板151の入口側の図から見ることができる。減速歯車213を介して駆動モーター210には、歯付きリング218の内歯216と協働する駆動平歯車21
4が連結される。歯付きリング218は、プレス軸153に関して等角間隔、かつプレス軸153から等径方向距離において親板151に自由回転可能に締結された3つの軸受けローラ220において、後者の主平面に平行に、親板151においてプレス軸153と同心に回転可能に取り付けられる。歯付きリング218の内歯216は、各プレスディスク保持器164の、第11図に示された平歯車178とそれぞれ噛み合い、その結果、各プレスディスク160は、駆動モーター210を用いて、歯付きリング218によって同期式に駆動される。これは、圧搾される不織ストランドが、プレス軸153に関して共軸に、一様かつ正確に搬送されることを保証する。
【0037】
第13図、第14図と第15図は、プレスディスク保持器164をプレス軸153に放射状に同期式に調整可能にする装置を示す。この目的のために、親板151は、その入口側において、放射状のプレスディスク平面に平行で、第13図のプレスディスク160の放射平面から距離をおいて、かつ放射平面に平行に配置された8つの案内252を有する。プレスディスク保持器164の軸受けブロック161は、溝形連結式に、案内舌状物253を用いて案内252に掛合する。各案内252の底部において、矩形を限定する4つの長穴254が、各案内252の縦中軸242に平行に、かつ、関連したプレスディスク160の軸190に平行に、対において対称的に配置される(第13図と第14図)。各軸受けブロック161の案内舌状物253の下側に、該長穴254へ掛合する不図示のねじボルトが締結され、第13図と第14図から取られる如く、スクリュ・ナットを用いて親板151へ各プレスディスク保持器164の軸受けブロック161を固定し、あるいは、長穴254によって限定された程度までプレスディスク保持器164の放射状調整を許容する。
【0038】
プレスディスク160のためのプレスディスク保持器164の同期的放射状調整のための装置230が、第14図において示される。この調整装置230は、後者の主平面に平行な平面において、親板151の入口側における円形溝233にプレス軸153に同心に回転可能に取り付けられた制御リング232から成る。さらに、制御リング232は、親板151から向きがそれた前側において、プレスディスク保持器164の数に対応する多数の制御ボルト234を備え(第13図と第14図)、もちろん、該制御ボルト234は、再び、等周角間隔において制御リング232に締結され、後者の主平面に垂直に外側につき出る。これらの制御ボルト234は、各々、各プレスディスク保持器164の軸受けブロック161の支持面238において、各プレスディスク保持器164の縦方向と調整方向に垂直な方向において配置された制御溝236へ掛合し、該支持面238は、制御リング232に直面する。第13図から、各プレスディスク保持器164の軸受けブロック161における制御溝236は、結果的に、制御ボルト234の縦中軸に沿って制御リング232へ引かれた正接により、鋭角を形成することは明らかであり、プレスディスク保持器164が、時計回り方向における制御リング232の回転の場合には放射状内側に、逆時計回り方向における回転の場合には対応して放射状外側に同期式に調整されることを保証する。プレスディスク160の極めて正確な同期送り設定と、圧搾される特定の不織ストランド、特に、繊維材料密度と直径への適合が、これにより可能である。
【0039】
さらに、第15図は、第13図、第14図と第15図に示された如く、プレスディスク160の各々の軸190の方向において、支持腕162の精密な調整のために特別に重要な配置241を示す。この配置241は、案内252の縦中軸242に対称的に配置され、調整ねじ248がねじ込められるねじ穴246へ開く2つのさら穴244を、プレスディスク保持器164(第15図)の各々の支持腕162において有する。調整ねじ248は、前端部において円錐先端250を備える。
【0040】
第13図、第14図と第15図により、支持腕162は、溝形案内255を用いて、親板151から向きがそれた軸受けブロック161の外側において、プレスディスク160の軸190に平行に調整可能に取り付けられ、第13図と第14図において一点鎖線によ
って示された4つのねじ連結259を用いて、解放可能に締結される。この目的のために、支持腕162のための軸受けブロック161の支持面257において、V形状の断面を有する短長の横溝256が設けられ、案内252の縦中軸242に垂直の平面において互いに距離をおいて、かつ平行に配置される。第15図により、横溝256のVプロフィルの頂点と一致する縦中軸258は、調整ねじ248の各対の円錐先端250に関して横内側にオフセットされる。調整ねじ248の各円錐先端250のテーパ角度は、横溝256のV形状横プロフィルの角度に対応するために、調整ねじ248の円錐先端250は、このため、互いに面をそらした横溝256の溝壁の一方に対してそれぞれもたれ掛かる。このため、横溝256への調整ねじ248のねじ込み深さにより、各プレスディスク保持器164は、それに締結されたプレスディスク160と一緒に、溝形案内255の方向において、プレスディスク160の軸190に平行な極めて微細に調整することができる。プレス軸153に放射状の平面からのそれら自体に平行なプレスディスク160の調整可能性は、使用された材料の形式により、不織ストランドが圧搾され、不織ストランドへのプレスディスク160の浸透深さにより、繊維材料への縦溝131のを圧搾中及び後に、プレスストランドの正確なまっすぐの振れを達成することを可能にする。
【0041】
第15図において、さら穴244は、調整ねじ248とV形状横溝256と一緒に、断面へシフトされて示され、これから、調整ねじ248は、溝形案内255の方向において横溝へ遊びなしに掛合することは明らかである。
【0042】
第16図は、鋼製のプレスリングディスク196の側面輪郭260を示し、その直径は、特に女性の衛生用に対して、吸収体の圧搾のために好都合に280〜300mmの範囲にあり、その外側、丸形の圧搾縁262は、おおよそ0.723mmの幅を有する。横輪郭260は、V形状式に放射状内側に拡幅し、輪郭フランク261は、22.5゜の鋭角を形成し、圧搾縁262から5.543mmの径方向距離において平行側面263へ併合する。これらの平行側面263は、圧搾縁262から12.332mmの径方向距離において、平行な端面265につながり、それらの間でプレスリングディスク196は、5.0mm幅である。プレスリングディスク196のこのプロフィルは、特に、なめらかな表面を有し、このため、圧搾中プレスリングディスク196に関して比較的小さな摩擦を生ずる繊維材料に関して適切であることが立証される。
【0043】
粗い表面を有し、又は圧搾中プレスストランドのコアに少程度に担持される材料に対して、ある情況の下で、第17図において示された、プレスリングディスク224の側面輪郭222を有することが都合が良く、この場合、示された如く、輪郭フランク226は、第16図に示された側面輪郭260と対照的に、プレスリングディスク224の中軸に同心に互いに距離をおいて配置された弓形断面の環状溝228を有し、圧搾される材料に関して摩擦と、結果的に、ストランドの加熱を低減させ、このため、不織ストランドの縦中軸の方向において、圧搾される材料を少なめに圧密する。適切ならば、プレスリングディスクの横輪郭の角形成輪郭フランクはまた、圧搾されるストランドの構成材料と圧搾中の材料の望ましい圧密及び搬送速度により、きざみ付け、ノヴ、突出する環状ビーズ又はほうろうによって粗くされる。
【0044】
プレスディ スク160は、圧搾中不織ストランドをディスクプレス150の出口側に向かって下流機械加工ステーションの一つへ同時に搬送するために総て駆動されるために、不規則な圧搾縁を、一つ以上又はすべてのプレスディスク160に設けることが望ましい。こうして、第18図は、周囲方向において波形231を有するプレスリングディスク227の圧搾縁229を示す。この波形圧搾縁229は、圧搾ストランド240のコアにおいて繊維材料の可変圧密を許容し、同時に、圧搾ストランドの搬送を補助する。
【0045】
圧搾されるストランドのために使用された繊維材料により、圧搾縁はまた、適切ならば
、第18図において示された例示の実施態様と対照的に、歯及び/又はきざみ付けの形態を有する。前記述は、プレスリングディスクの表面性と厚さの重要性を図示し、例えば、8〜10ミクロンの特定粗面度又は粗面度の深さが、有利であることが立証され、その結果、不織ストランドの同時搬送及び圧搾のタスクは、達成される。さらに、不織ストランドの圧搾及び搬送中受ける相当な力に関して、プレスディスク本体と、それらに締め付けられたプレスリングディスクの高い剛軟度を保証することが必要である。
【0046】
第19図は、ディスクプレス150の入口側において、管状片154を示し、その自由断面は、前端部において供給ノズル268の形式において狭幅にされる。女性の衛生用の標準サイズの吸収体の生産に関して、管状片154の断面に関する供給ノズル268の断面のおおよそ9%又は8:7の比率における縮少は、適切であることが立証される。この断面比率は、もちろん、考慮されたパラメータにより、変化される。管状片154は、プレス軸153又はプレスディスクギャップ219と共軸に配置され、圧縮性材料、好ましくは、綿繊維の如く天然生物学的分解性繊維材料から成る不織ストランド140を供給するために役立つ。供給ノズル268を用いて、不織ストランド140の丸形断面は、圧縮され、続いて、対において互いに全く対向して位置する8個のプレスディスク160の間のプレスディスクギャップ219へ自由に案内される。女性衛生用タンポンのための吸収体の生産の例示の本実施態様において、不織ストランド140は、15mmの断面直径を有する圧搾ストランド240を形成するために圧縮される。同時に、第20図に示された如く、8つの縦溝131と8つの縦リブ139が、形成される。第19図に示された最狭幅のプレスディスクギャップ219において、8つのプレスディスク160の圧搾縁は、該圧搾ストランド240を形成し、そのコアは、例示の本実施態様においておおよそ4mmの直径を有する。
【0047】
さらに、第19図において、圧搾ストランド240のためのキャッチノズル270が、搬送方向xにおいて最狭幅プレスディスクギャップ219の後ろに距離をおいて配置される。この軸長は、例えば、プレスディスクギャップ219から10〜15mmである。このキャッチノズル270の拡幅入口オリフィス156は、プレスディスクギャップ219の最狭幅断面の後ろで圧搾ストランド240が取る断面より、いくぶん大きな寸法にされる。こうして、キャッチノズル270の入口断面は、例えば、18mmの直径を有する。キャッチノズル270は、プレスディスクの数に対応する、同一の長さ及び幅の8個の縦スロット158を備え、該縦スロット158は、それぞれの関連プレスディスク160の平面においてキャッチノズル270の周囲にわたって等角間隔で配設され、おのおのは、8個のプレスディスク160の一つに放射状に自由な遊びを有して掛合する。縦スロット158は、例えば、30mmの長さにわたって配設される。キャッチノズル270の自由断面は、少なくともプレスディスクギャップ219の最狭幅断面まで、中央伸長部分274にわたって縦スロット158の後ろで狭くなる。この中央伸長部分274は、10mmの長さと、11mmの直径を有する明確な円形/円筒形断面を有する。即ち、圧搾ストランド240の断面は、プレスディスクギャップ219における圧搾ストランド240の断面に関して、キャッチノズル270の中央伸長部分274においてかなり縮小される。キャッチノズル270のこの断面縮小は、圧搾ストランド240の隣接リブ139の放射状外端の突き合わせにより、圧入された、開いた縦溝131を閉じるために役立ち、該閉溝の内側に縦開きょを有する圧搾ストランド240のほぼ円筒外面を設ける。対照的に、明確な断面をキャッチノズル270の中央伸長部分274に設けることが可能であり、これにより、キャッチノズル270の断面は、圧搾ストランド240の圧入開縦溝131を維持するのために役立つ。こうして、圧搾ストランド240の最終直径とその表面の特性と構造、例えば、第20図に示された開縦溝131は、キャッチノズル270の中央伸長部分274の内径を変えることによって強く影響される。
【0048】
キャッチノズル270は、矢印xの搬送方向において端部部分276にわたって拡幅さ
れる。端部部分276は、フランジ状の様式で強化され、電気抵抗加熱要素278を備え、これらを用いて、キャッチノズル270は、圧搾ストランド240に対して70〜90℃の範囲においてアイヨニング温度まで加熱することができる。結果として、所望ならば、くせ取り又はアイヨニング効果が、圧搾ストランド240の表面に及ぼされる。このアイヨニング効果は、不織ウェッブ140が、天然又はセルロース含有繊維から成り、即ち、熱可塑性繊維又は成分を含まない時、都合良く使用される。対照的に、加熱は、例えば、不織ウェッブ140が、吸収体の内側に関する毛管現象を改良するためにポリエチレン又はポリプロピレンの如く熱可塑性物質から少なくとも部分的に成る不織材において包装される時、不適当である。キャッチノズル270の出口端部における明確な断面の円錐状拡幅273は、繊維材料の固有弾性の結果として、圧搾ストランド240のいくらかの膨張を許容する。この断面拡幅部273は、例えば、12〜12.5mmの明確な直径を有する。断面拡幅部273の円筒端部275は、端部部分において浮動式に取付けられた、不図示の対応直径のプラスチック管の収容と停止のために役立つ。
【0049】
第20図は、プレスディスクギャップ219の断面を示し、8個の各プレスディスク160は、圧搾ストランドの縦方向において配された8個の縦溝131の一つを、圧搾ストランド240に圧入し、同時に、材料の高圧密の中央圧搾ストランドコア282を形成する。隣接するプレスディスク160のフランクの間に、8つの縦リブ139が形成され、この場合、材料は、放射状外側に、次第に小さく圧密される。達成された大きい毛管現象は、これにより、圧搾ストランド240の意図した使用とそれから生産された物品により、流体の吸収のために都合の良い方法で利用される。
【0050】
圧搾ストランド240の本質的に円筒形の周面を達成することが望ましいならば、これは、上記の如く圧搾ストランド240の外周囲に対して設けられたアイヨニング効果に関連して、第19図において示された、キャッチノズル270の中央伸長部分274における断面の多少の縮少によって達される。
【0051】
第21図は、プレスディスク160の20゜〜25゜の掛合角βを示し、女性の衛生用の吸収体の生産のための圧搾ストランド240が、第1図において天然繊維から成る折畳み不織ストランド140から生産される時、不織ストランド140の圧搾に対して最良として判定される。
【0052】
圧搾ストランド240は、吸収体130の分離前に、媒体を含浸される。液体含浸媒体は、スプレー又は浸せき方法によって、圧搾ストランド240に適用される。液体含浸媒体は、撥水性含浸媒体としてグリセリンと同様に、撥水性である。しかし、含浸媒体はまた、粉末状である。この点について、該圧搾ストランド240の含浸長部分は、密封材料として使用できることが、理解されるものである。
【0053】
切断ステーション
第1図の切断ステーションDは、それぞれ対立して駆動されるニップローラ330、332の少なくとも2つの対を、90゜オフセットして、圧搾ストランド240の両側において配置してなる。2対のニップローラ330、332の各ニップローラは、ニップボス334、336と338、340を備える。ニップボス334、336は、不図示の薄い軸方向連結ウェブを除いて、吸収体130の長さにおおよそ対応する圧搾ストランド240の連続長部分の間の断面を縮小する。この連結ウェブは、ニップローラ332の最終対によって切断され、圧搾ストランド240の搬送速度に対応する、ニップローラ338、340の比較的高い周速度の結果として、比較的に強力な軸方向の運動量により排出される。ニップローラ330、332の対による吸収体130のはさみ取り中、吸収体130の前端部342は、第1図から見られる如く、丸形こぶ135の原形状において同時に前形成される。対照的に、吸収体130の後端面は、丸い指用くぼみ133の前形成された
原形状を有する。該丸形こぶ135と丸い指用くぼみ133は、連続吸収体130の間の連結ウェブの切断の後、僅かに湿らされ、少なくとも該丸形こぶ135と、所望ならば、圧搾ストランド240から分離された各吸収体130の該指用くぼみ133のくせ取りを最終的に加える。
【0054】
包装バンド82が、使用されるならば、圧搾ストランド240を取り囲む包装バンド82及び/又は圧搾ストランド240の連続部分の間の薄い軸方向連結ウェブが切り離される如く、切断ステーションDの終了及び/又は開始時に、切断装置として切断ローラの少なくとも一対を配置することが推奨される。切断ローラは、技術において一般に公知であるために、不図示である。
【0055】
第1図は、切断後に、吸収体130が、矢印xの方向を横断して連続して可動であり、吸収体130の長さよりも狭く作られたエンドレス駆動ベルト344へ移送されることを示す。吸収体130を収容するために、駆動ベルト344は、吸収体130の収容の後に、駆動カバー348を用いて頂部を閉じられる非常に多数のU形状横溝346を備える。ドライバーへ吸収体を移送するための手段は、技術的現状に属し、このため図示されない。
【0056】
駆動ベルト344を経由してコンベヤーベルト356上への第1図によるこれらの直線生産からの吸収体130の移送は、第22図において概略的に示される。第1図にすでに示された如く、吸収体130は、矢印nの方向において連続して駆動され、U形状横溝346を有する駆動ベルト344へ連続的に送られ、溝の幅は、吸収体130の直径よりも実質的に大きくされる。第22図において駆動ベルト344の右側に平行に、レセプタクル357を備えた連続駆動可能なコンベヤーベルト356が配置され、その幅は、吸収体130の直径よりほんのわずか大きくされる。コンベヤーベルト356から向きがそれた駆動ベルト344の側において、それ自体公知であり、このため不図示の付随するプッシング装置が、駆動ベルト344の横溝346と共軸に配置され、第22図に示された如く、コンベヤーベルト356のレセプタクル357へ完全に移送されようとする吸収体130の補助により、コンベヤーベルト356のレセプタクル357へ横溝346において配置された吸収体130を移送するために役立つ。
【0057】
コンベヤーベルト356は、第23図を参照して以下に記載される、こぶ形成及び指用くぼみ形成ステーションに吸収体を送る作業を有する。
【0058】
こぶ形成及び指用くぼみ形成ステーション
吸収体130をその上に配置した、矢印nの方向において可動なコンベヤーベルト356は、第23図において示される。タンポンブランクを構成する吸収体130の前端部におけるこぶ135のくせを取るための回転システム290は、方向nにおいて左側の、このコンベヤーベルト356の傍らに設けられる。吸収体130の後端部において該指用くぼみ133をくせ取りするためのさらに他の回転システム300は、矢印nの方向において回転システム290に対向して位置するコンベヤーベルト356の右側に配置される。
【0059】
前端部における丸形こぶ135と、所望ならば、圧搾ストランド240から分離された各吸収体130の後端部における丸い指用くぼみ133のくせ取りは、超音波手段又はアイヨニングによって行われる。
【0060】
両方の場合に、回転システム290は、コンベヤーベルト356の移動平面に平行に向けられた平面において、逆時計回りの矢印rの方向において回転するエンドレスたわみ部材292から成る。作業側294は、コンベヤーベルト356の移動方向nに関して、方向nにおいて閉じる鋭角を形成する。本実施態様において、回転可能なアイヨニング手段
が、使用され、加熱可能な成形型296は、エンドレス部材292の外側に締結される。該加熱可能な成形型296は、コンベヤーベルト356の移動平面においてコンベヤーベルト356から外側に配設され、端面における自由端において、吸収体130の前端部における凸半球状こぶ135の成形のための凹半球状成形ヘッド298を設けられる。成形型296は、互いに平行に、互いに距離をおいてコンベヤーベルト356上に、後者の縦方向を横断して配置された吸収体130の間隔に対応して、等間隔に締結される。各成形型296が、コンベヤーベルト356上の関連した吸収体130の前端部の反対側に共軸に位置するようにして、成形型296は、少なくともコンベヤーベルト356の作業側294に関して、コンベヤーベルト356の移動方向nにおいて開く鋭角を形成する。第23図は、成形ヘッド298が、吸収体130の前端部に接し、これらを丸形こぶ135へ変形させるまで、成形ヘッド298と吸収体130の前端部の間の間隔が、次第に減少するように、作業側294が、移動方向nにおいてコンベヤーベルト356に接近することを示す。
【0061】
吸収体130の後端部において指用くぼみ133を形成するための回転システム300は、同様に、コンベヤーベルト356の移動方向nに平行な平面において時計回り方向sにおいて回転するエンドレスたわみ部材302から成る。明らかな如く、回転システム300は、回転システム290に関して鏡面対称に配置される。従って、部材302の少なくとも一方の作業側299は、コンベヤーベルト356に対して、再び方向nにおいて閉じる鋭角に配置される。エンドレス部材302の外側には、エンドレス部材302の回転平面において外側に配設され、それらの自由端において、各吸収体130の後端部において指用くぼみ133を形成するための凸成形面を有する成形ヘッド305を保持する成形型304が締結される。この目的のために、ここでもまた、成形型304は、作業側298の領域において、共軸にそれぞれ整列され、吸収体130は、コンベヤーベルト356上に、互いに距離をあけて、連続して横断して配置される。成形型304の配置は、丸形こぶ135を形成するための成形型296が、同一吸収体130の前端部にもたれ掛かるようになる瞬間に、これらが、吸収体130の後端部にもたれ掛かるようになる如くである。結果的に、2つの回転システム290、300の成形型296、304は、同時に、互いの突き合わせを形成し、その結果、丸形こぶ135と指用くぼみ133の成形後さえも、吸収体130は、コンベヤーベルト356においてそれらの位置を維持する。
【0062】
回復テープ取付けステーション
第24〜29図は、回復テープ取付けステーションにおいて実施される動作を図示する。第24図は、タンポンを形成するように形状付けられ、吸収体130の前端部における丸形こぶ135と後端部における指用くぼみ133のくせ取り又はアイヨニングの後に、回復テープ取付けステーションへコンベヤーベルト356を用いて送られた吸収体130を示す。このステーションにおいて、上記の如く、タンポンは、穴308を備え、第24図により、例えば、後者を完全に通って、吸収体130の後端部134から6mmの距離に配される。第25図により、吸収体130を完全に通ったこの連続穴308の取付けは、吸収体130に関して全く前後に可動で、回転方向において駆動される、回転する突き錐310によって行われる。先端は、回転の結果として、切断することなく、吸収体130において個々の繊維を、注意深く互いに分離する。連続前穿孔308の直径は、例えば、0.6mに等しい。
【0063】
第26〜29図は、吸収体130における穴308への回復テープ136の延伸の個々の作業フェーズを示す。第26図において、回復テープ136は、第23図と同様の不図示の回転システムの成分である、軸方向に前後に可動な針316の眼314を通してストックリール312から案内され、これにより、針316は、コンベヤーベルト356の移動方向において吸収体130の移動と同期して運ばれる。結果的に、針316と吸収体130の連続搬送移動中、針316は、第27図により、回復テープ136と一緒に穴30
8を通って案内され、回復テープ136のゆるみ端部136aは、針眼314から垂れ下がり、適切ならば、吸引装置によって締付け装置318の有効範囲へもたらされる。
【0064】
締付け装置318は、再び、回転システムの構成部分であり、共軸に前後に可動な2つの締付けあご320、322から成り、第27図において、互いに距離をおいて配置され、あるいは、回復テープ136のゆるみ端部136aが垂れ下がる合い間を形成する。第28図において、締付けあご320、322は、互いに相接され、それらの間に回復テープ136のゆるみ端部136aを締め付けている。この締付け動作が行われるとすぐに、針316は、吸収体130から引き出される。また、第28図が示す如く、吸収体130の移動方向の上に、同様に回転システムの構成部分であり、水平面において効力を生ずる切断装置324が設けられる。針316が、吸収体130から引き戻された後、この切断装置324は、作動され、その結果、第29図により、回復テープ136は、針316と吸収体130の間で切断される。その後、各吸収体130は、穴308を通って引かれた回復テープ136と一緒に、それ自体公知で、このため不図示の空気式結節装置に送られる。同時に、リール312に通ずる回復テープ136は、針眼314におけるゆるみ端部136aにより、更新された引き込み動作のための用意ができる。
【0065】
包装ステーション
第30図は、矢印zの方向においてストックロール335と337から引き出された2つのプラスチックフィルムストリップ331、333から包装嚢350を生産するための装置を示す。2つのストックロール335、337は、回転方向において駆動可能で、プラスチックフィルムストリップ331、333の輸送方向zに関して断面において互いに重ねて配置された2つの加熱溶着ローラー339、341によって従われる。溶着ローラー339、341の各々は、反対方向における矢印gとhの同期回転移動の場合に、2つの溶着ローラー339、341の溶着リブ343、345が、互いに対向して位置し、平行シール306に沿ってフィルムストリップ331、333を互いに溶着するように、それらの軸に平行な溶着リブ343、345を備える。溶着リブ343、345は、もちろん、本事例において60゜の等周角度だけ互いに分離され、連続する溶着リブ343と345の間の合い間は、くぼみ347、349を有し、2つのフィルムストリップ331、333を用いて、嚢350を形成することを可能にし、その断面は、吸収体130の断面よりいくぶん大きくされる。
【0066】
第31図は、吸収体130の包装を概略的に示す。ブリスタストリップ351の嚢350を形成するために上側フィルムストリップ331と下側フィルムストリップ333から溶着されたウェッブは、吸収体130が、嚢350と共軸に位置するようになり、吸収体130からそれた端部又は底部352が、溶着により閉じられるようにして、互いに平行な矢印p、oの方向において吸収体130の行と平行に、同期的に、連続して駆動される。続いて、回復テープ136を有する女性の衛生用の完成タンポン132として生産された吸収体130は、矢印qの方向において嚢350へ押込まれる。その後、回復テープ136は、コイル又はらせんの形式において、各タンポン132の後端部134に取り付けられ、これにより、突出する嚢縁353は、嚢350において位置付けられた吸収体130の後端部134に対して折畳まれ、気密式に互いに溶着される。このようにして生産されたブリスタパックは、必要ならば、第31図に示されたはさみにより、パックを切り離す溶着縫ぎ目306の領域において、続くパックからの切断により、個別パック355の形式において切断され、あるいは、ブリスタパックは、多重パックとして市場に出され、これからユーザーは、必要に応じて、そのたびごとに溶着縫ぎ目306の領域においてパックを切り離すことができ、この場合に対して溶着縫ぎ目306は、切取り線を有する。
【0067】
本発明の好適な実施態様は次のとおりである。
【0068】
1.回転方向において駆動可能で、圧搾ステーションに属する圧搾要素によって進行方向に連続して輸送され、等角間隔において配置された少なくとも3つの縦溝を同時に備えたエンドレス不織ウェッブからの縦向き圧搾吸収体の生産のために、圧搾ストランドを形成する不織ウェッブが特定長の部分に細分される生産プロセスにおいて、不織ウェッブ(40)が、縦方向に関して横向きの平面において、回転方向において駆動可能な圧搾要素を用いて、搬送方向(x)において駆動され、同時に、少なくとも圧搾ストランド(240)の最終断面まで放射状に圧搾され、同時に、縦溝(131)を備えることを特徴とする生産プロセス。
【0069】
2.不織ウェッブ(140)が、プレス軸(153)に垂直に向けられた唯一の単一平面において、同時に輸送及び圧縮されることを特徴とする上記1に記載のプロセス。
【0070】
3.不織ウェッブ(40)が、圧搾前に明確に案内され、圧搾ストランド(240)が、圧搾後明確に案内されることを特徴とする上記1又は2に記載のプロセス。
【0071】
4.さまざまな深さの縦溝(131)が、不織ウェッブ(140)へ圧入されることを特徴とする上記1〜3のいずれか一つに記載のプロセス。
【0072】
5.不織ウェッブ(140)の周囲方向において見た時、縦溝(131)が、交互に、異なる深さに放射状に圧搾されることを特徴とする上記4に記載のプロセス。
【0073】
6.不織ウェッブ(140)の少なくとも2つの全く対向した縦溝(131)が、縦方向において異なる深さまで連続して圧搾されることを特徴とする上記4に記載のプロセス。
【0074】
7.不織ウェッブ(140)が、圧搾ストランド(240)の最終断面よりも小さくされた断面まで放射状に圧搾されることを特徴とする上記1に記載のプロセス。
【0075】
8.不織ウェッブ(140)が、溝(130)の放射状外側部分を閉じることにより、ほぼ円筒状の表面を伝えるように圧搾されることを特徴とする上記7に記載のプロセス。
【0076】
9.不織ウェッブ(140)が、等周角度だけ互いに分離された4対の全く対向した縦溝を備えることを特徴とする上記1〜8のいずれか一つに記載のプロセス。
【0077】
10.不織ウェッブ(140)が、加熱されることを特徴とする上記1〜9のいずれか一つに記載のプロセス。
【0078】
11.不織ウェッブ(140)の加熱が、圧搾中行われることを特徴とする上記10に記載のプロセス。
【0079】
12.圧搾ストランド(240)が、加熱されることを特徴とする上記1〜11のいずれか一つに記載のプロセス。
【0080】
13.吸収体(130)として役立つ圧搾ストランド(240)の伸長部分が、圧搾ストランド(240)の直径ニップローリングにより、部分の間の軸方向連結ウェッブを除いて、プリカットされ、該ニップローリングは、90°において段階的にオフセットされることを特徴とする上記1〜12のいずれか一つに記載のプロセス。
【0081】
14.圧搾ストランドから分離された伸長部分が、女性の衛生用のタンポンの生産のために役立つプロセスにおいて、圧搾ストランド(240)からの吸収体(130)のはさ
み取り中、各吸収体(130)の前端部が、丸形こぶ(135)として前形成され、各場合に同時に、先行する吸収体(130)の後端部が、指用くぼみ(133)として前形成されることを特徴とする上記13に記載のプロセス。
【0082】
15.圧搾ストランド(240)の個々の吸収体(130)が、薄い連結ウェッブの領域において切断されることを特徴とする上記13又は14に記載のプロセス。
【0083】
16.吸収体(130)の前端部における丸形こぶ(135)の少なくとも前形成原形状が、連続する吸収体(130)の間の連結ウェッブの切断の後にわずかに湿らされることを特徴とする上記15に記載のプロセス。
【0084】
17.圧搾ストランド(240)から分離された各吸収体(130)の前端部における少なくとも丸形こぶ(135)が、最終的にくせ取りにより形成されることを特徴とする上記13〜16のいずれかに記載のプロセス。
【0085】
18.各分離吸収体(130)の前端部における少なくとも丸形こぶ(135)のくせ取りが、超音波手段によって行われることを特徴とする上記17に記載のプロセス。
【0086】
19.各吸収体(130)の前端部における少なくとも丸形こぶ(135)のくせ取りが、アイヨニングによって行われることを特徴とする上記17に記載のプロセス。
【0087】
20.タンポン(132)を形成する吸収体(130)の後端部が、その搬送中に、回復テープ(136)を設けられることを特徴とする上記13〜19のいずれか一つに記載のプロセス。
【0088】
21.回復テープ(136)が取り付けられる前に、タンポンの後端部(134)が、回復テープ(136)を収容するための連続穴(308)を形成するために、横に穿孔されることを特徴とする上記20に記載のプロセス。
【0089】
22.回復テープ(136)が、閉じた眼(314)を有する針(316)を用いて前穿孔(308)を通って引き入れられ、回復テープ(136)のゆるい端部(136a)が、締め付けられ、続いて、針(316)が、引き戻され、これにより、回復テープ長を完全に引き入れるために、回復テープ(136)が、タンポン(132)の上の調整位置において切断されるが、十分に長い端部は、同時に、次のタンポン(132)の用意をするために、針(316)に通された状態を維持することを特徴とする上記20又は21に記載のプロセス。
【0090】
23.回復テープ(136)の端部が、結び目をつくられることを特徴とする上記20〜22のいずれか一つに記載のプロセス。
【0091】
24.真空結び機械が、回復テープ(136)の端部を結ぶために使用されることを特徴とする上記23に記載のプロセス。
【0092】
25.圧搾ストランド(240)が、吸収体(130)の分離前に媒体を含浸されることを特徴とする上記1〜13のいずれか一つに記載のプロセス。
【0093】
26.含浸媒体が、液体であることを特徴とする上記25に記載のプロセス。
【0094】
27.液体含浸媒体が、スプレーにより圧搾ストランド(240)に塗布されることを特徴とする上記26に記載のプロセス。
【0095】
28.圧搾ストランド(240)が、浸せき方法によって液体含浸媒体を含浸されることを特徴とする上記26に記載のプロセス。
【0096】
29.液体含浸媒体が、撥水性であることを特徴とする上記26に記載のプロセス。
【0097】
30.グリセリンが、撥水性含浸媒体として使用されることを特徴とする上記25に記載のプロセス。
【0098】
31.媒体が粉末状であることを特徴とする上記25に記載のプロセス。
【0099】
32.密封材料としての上記25〜31のいずれか一つに記載の含浸伸長部分の利用法。
【0100】
33.不織ウェッブ(140)が、少なくとも一つの繊維材ウェッブから形成されることを特徴とする上記1に記載のプロセス。
【0101】
34.溝の圧搾の前に、不織ウェッブ(40)が、一方の縦縁(58)から、縦方向に平行に数回折畳まれ、その後、他の縦縁(60)が、反対方向において多層不織ウェッブ(40)上に折畳まれることを特徴とする上記33に記載のプロセス。
【0102】
35.15〜40cmの幅を有する不織ウェッブ(40)が、使用されることを特徴とする上記33又は34に記載のプロセス。
【0103】
36.多層不織ウェッブ(40)の断面が、丸形にされることを特徴とする上記33〜35のいずれか一つに記載のプロセス。
【0104】
37.溝の圧搾の前に、丸形不織ウェッブ(40)が、流体浸透性包装バンド(82)によって取り囲まれることを特徴とする上記36に記載のプロセス。
【0105】
38.包装バンドの縦縁の連結が、包装バンド(82)の熱可塑性成分の溶着により行われる上記37に記載のプロセス。
【0106】
39.不織包装バンド(82)の利用を特徴とする上記37又は38に記載のプロセス。
【0107】
40.通路オリフィスを備えた親板が、拡幅入口オリフィスを有し、縦方向において複数のスロットを有する管片を配置し、ディスクプレスが、複数の円形プレスディスクを有し、その周囲が、それぞれ、スロットを通って管片の内部へ突出し、プレスディスクが、管片に垂直な共通平面において等間隔に親板上に配置され、管片に関して放射状に調整可能であるプレスディスク保持器に締結された車軸に回転可能に搭載された上記1又は以降の上記のいずれか一つに記載のプロセスを実施するための装置において、エンドレス不織ウェッブ(140)を形成するための装置(A、B)が、管片(154)に先行し、その出口オリフィスが、プレスディスク(160)によって形成されたギャップ(219)からある距離前方に配置され、プレスディスク(160)に対して、駆動装置(210)が設けられ、これを用いて、プレスディスク(160)が、同期式に駆動され、その結果、不織ウェッブ(40)が、プレスディスク(160)によってプレスディスクギャップ(219)へ引き入れられ、同時に、少なくとも圧搾ストランド(240)の最終直径まで放射状に圧搾されることを特徴とする装置。
【0108】
41.ディスクプレス(150)が、垂直に位置付けられた親板(151)から成り、その出口側において、8個以上のプレスディスク(160)が、プレス軸(153)の周りに等周角間隔において配置されることを特徴とする上記40に記載の装置。
【0109】
42.プレスディスク保持器(164)が、それぞれ、放射状内端において支持腕(162)を備え、各支持腕の放射状内端において、本質的に円形のプレスディスク(160)の一つが、回転方向において軸(190)の周りで駆動可能であるように搭載されることを特徴とする上記40に記載の装置。
【0110】
43.支持腕(162)が、それぞれ、プレスディスク保持器(164)において軸方向に調整可能に締結され、その結果、プレス軸に放射状の各プレスディスク(160)の微調整が、可能であることを特徴とする上記40〜42に記載の装置。
【0111】
44.プレスディスク(160)が、プレス軸(153)に放射状の平面からそれら自体に平行に、放射状平面に関して別の角度位置へ調整されるように、該支持腕(162)が、プレス軸(153)に平行な軸の周りでプレスディスク保持器(164)の軸受けブロック(161)において調整可能であることを特徴とする上記43に記載の装置。
【0112】
45.該支持腕(162)の各々が、ねじボルト(166)を備え、これらを用いて、該関連支持腕(162)は、ねじナット(168)により所望の角度位置において固定されることを特徴とする上記44に記載の装置。
【0113】
46.各支持腕(162)が、シリンダー切欠きの形式の案内面(170)により、軸受けブロック(161)の対応した形状の停止面(172)に対してもたれ掛かり、該案内面(170、172)の曲率中心が、プレスディスク(160)の中央に位置することを特徴とする上記44又は45に記載の装置。
【0114】
47.各プレスディスク保持器(164)を個々に放射状に調整可能とする、プレスディスク保持器(164)のための作動装置(174)を特徴とする上記43に記載の装置。
【0115】
48.等角度間隔でプレス軸(153)に垂直に親板(151)の後側に締結されたプレスディスクの数に対応する保持板(171)を具備し、作動ボルト(176)は回転可能であるが、該放射状に可動な各軸受けブロック(161)内で軸方向に調整不能に取り付けられる作動装置(174)を特徴とする上記47に記載の装置。
【0116】
49.該プレスディスク(160)の各々のための駆動機構が、軸受け(180)においてプレスディスク(160)に軸平行に回転可能に取り付けられ、放射状内端において駆動傘歯車(182)を備える伝動軸(179)において締結された平歯車(178)を具備することを特徴とする上記48に記載の装置。
【0117】
50.該駆動傘歯車(182)が、支持腕(162)のボア(192)において軸方向に調整可能な軸(190)において軸受け(188)を用いて、回転可能に取り付けられたプレスディスク本体(186)の一方の端面に締結された傘歯車円板(184)と噛み合うことを特徴とする上記42〜49のいずれかに記載の装置。
【0118】
51.該プレスディスク本体(186)が、支持腕(162)から向きがそれた外端面において、対応した形状の締付けリング(198)を用いて、プレスディスク本体(186)の環状面(194)に対して確実に締め付けられるプレスリングディスク(196)を収容するための外側段付き環状面(194)を備えることを特徴とする上記50に記載
の装置。
【0119】
52.電気抵抗加熱要素(200)が、プレスディスク本体(186)の放射状ボア(202)において等周角間隔で配置され、プレスディスク本体(186)の内端面に位置し、固定ワイパー接触子が掛かるスリップリング(206)に電線(204)を介して連結されることを特徴とする上記50又は51に記載の装置。
【0120】
53.駆動モーター(210)が、親板(151)の入口側において取り付けられ、歯付きリング(218)の内歯(216)と協働する駆動平歯車(214)に減速歯車(213)を介して連結されることを特徴とする上記40又は49に記載の装置。
【0121】
54.該歯付きリング(218)が、プレス軸(153)に関して等角間隔、かつ、プレス軸(153)から等放射状距離において、親板(151)に自由回転可能に締結された3つの軸受けローラ(220)において、後者の主平面に平行な親板(151)のプレス軸(153)と同心に回転可能に取り付けられることを特徴とする上記53に記載の装置。
【0122】
55.歯付きリング(218)の該内歯(216)が、それぞれ、各プレスディスク保持器(164)の平歯車(178)と噛み合い、その結果、各プレスディスク(160)が、駆動モーター(210)を用いて、歯付きリング(218)によって同期式に駆動されることを特徴とする上記54に記載の装置。
【0123】
56.該親板(151)が、その入口側において、放射状プレスディスク平面に平行に、かつ、プレスディスク(160)の放射状平面から距離をおき、平行に配置された案内(252)を備えることを特徴とする上記40〜55のいずれか一つに記載の装置。
【0124】
57.プレスディスク保持器(164)の軸受けブロック(161)が、溝形連結の方式で、案内舌状物(253)を用いて案内(252)へ掛合することを特徴とする上記42と56のいずれか一つに記載の装置。
【0125】
58.各案内(252)の底部において、4つの長穴(254)が、矩形を限定し、関連プレス軸(160)の軸に平行であるとともに、各案内(252)の縦中軸(242)に平行に、対称的に対で配置されることを特徴とする上記56と57のいずれか一つに記載の装置。
【0126】
59.ねじボルトが、各軸受けブロック(161)の案内舌状物(253)の下側に締結され、各ねじボルトが、該長穴(254)に掛合し、ねじナットを用いて、親板(151)に各プレスディスク保持器(164)の軸受けブロック(161)を調整可能に固定することを特徴とする上記57と58のいずれか一つに記載の装置。
【0127】
60.制御リング(232)から成るプレスディスク保持器(164)の同期式放射状調整のための装置(230)が、後者の主平面に平行な平面における親板(151)の入口側の円形溝(233)において、プレス軸(153)と同心に回転可能に取り付けられることを特徴とする上記56〜59のいずれか一つに記載の装置。
【0128】
61.該制御リング(232)が、親板(151)から向きがそれた前面側において、プレスディスク保持器(164)の数に対応する多数の制御ボルト(234)を備え、該制御ボルト(234)は、等周角間隔において制御リング(232)に締結され、後者の主平面に垂直に外側に突出することを特徴とする上記60に記載の装置。
【0129】
62.該制御ボルト(234)が、各々、各プレスディスク保持器(164)の軸受けブロック(161)の支持面(238)において、各プレスディスク保持器(164)の調整方向に配置された制御溝(236)へ掛合し、該支持面(238)は、制御リング(232)に面することを特徴とする上記61に記載の装置。
【0130】
63.各プレスディスク保持器(164)の軸受けブロック(161)における該制御溝(236)が、制御ボルト(234)の縦中軸に沿って制御リング(232)に引かれた接線に関して、鋭角(α)を形成し、プレスディスク保持器(164)は、内側と外側に放射状に同期式に調整されることを特徴とする上記62に記載の装置。
【0131】
64.プレスディスク(160)の各々の軸(190)に関する支持腕(162)の精密な調整のための配置(241)を特徴とする上記63に記載の装置。
【0132】
65.該配置(241)が、各プレスディスク保持器(164)の支持腕(162)において2つのさら穴を含み、該さら穴(244)は、案内(252)の縦中軸(242)に対称的に配置され、前端部において円錐先端(250)を備えた調整ねじ(248)がねじ込められるねじ穴(246)へ開くことを特徴とする上記64に記載の装置。
【0133】
66.各支持腕(162)が、溝形案内(255)を用いて、親板(151)から向きがそれた軸受けブロック(161)の外側において、プレスディスク(160)の軸(190)に平行に調整可能に取り付けられ、4つのねじ連結(259)を用いて解放可能に締結されることを特徴とする上記65に記載の装置。
【0134】
67.案内(252)の縦中軸(242)に垂直な平面において、互いに距離をおき、互いに平行に配置された、V形状断面を有する横溝(256)が、支持腕(162)のための軸受けブロック(161)の支持面(257)において設けられることを特徴とする上記65に記載の装置。
【0135】
68.横溝(256)のV輪郭の頂点と一致する該V形状溝(256)の縦中軸(258)が、調整ねじ(248)の各対の円錐先端(250)に関して横内側にオフセットされることを特徴とする上記64〜67のいずれか一つに記載の装置。
【0136】
69.調整ねじ(248)の各円錐先端(250)のテーパ角度が、横溝(256)のV形状横輪郭の角度に対応し、その結果、調整ねじ(248)の円錐先端(250)が、互いに向きをそらした横溝(256)の2つの溝壁の一方に対してそれぞれ掛かり、横溝(356)への調整ねじ(248)のねじ込み深さに応じて、各支持腕(162)は、それに締結されたプレスディスク(160)と一緒に、溝形案内(255)の方向においてプレスディスク(160)の軸(190)に平行に極めて微細に調整可能であることを特徴とする上記64〜68のいずれか一つに記載の装置。
【0137】
70.該プレスディスク(160)の直径が、特に女性の衛生用の吸収体(130)の圧搾のために、280〜300mmの範囲にあり、外側の丸圧搾縁(262)が、おおよそ0.723mmの幅を有することを特徴とする上記40〜69のいずれか一つに記載の装置。
【0138】
71.各プレスディスク(160)の横輪郭(260)が、V形状の様式で放射状内側に拡幅し、輪郭フランク(261)が、22.5°の鋭角を形成し、圧搾縁(262)から5.543mmの径方向状距離において平行側面(263)へ併合することを特徴とする上記70に記載の装置。
【0139】
72.該平行側面(263)が、圧搾縁(262)から12.332mmの径方向距離において、平行端面(265)へつながり、プレスディスク(160)が5.0mm幅であることを特徴とする上記70又は71に記載の装置。
【0140】
73.弓形断面の環状溝(228)を有する輪郭フランク(226)を有するプレスディスク(160)の横輪郭(222)が、プレスディスク(160)の中軸と同心に、互いに距離をおいて配置されることを特徴とする上記70〜72のいずれか一つに記載の装置。
【0141】
74.角形成輪郭フランクが、粗面にされることを特徴とする上記70〜73のいずれか一つに記載の装置。
【0142】
75.プレスディスク(160)が、不規則な圧搾縁を備えることを特徴とする上記40に記載の装置。
【0143】
76.プレスディスク(160)の該圧搾縁(229)が、波形(231)を有することを特徴とする上記75に記載の装置。
【0144】
77.該プレスディスク(160)の圧搾縁(229)が、8〜10ミクロンの粗面度深さを有する上記70〜76のいずれか一つの記載の装置。
【0145】
78.ディスクプレス(150)の入口側に管片を取り付け、該管片(154)の自由断面が、前端部において供給ノズル(268)の形式で狭幅にされることを特徴とする上記40〜77のいずれか一つに記載の装置。
【0146】
79.管片(154)の断面に関する供給ノズル(268)の断面のおおよそ9%の縮小を特徴とする上記78に記載の装置。
【0147】
80.該供給ノズル(268)の断面が、不織ストランド(140)の丸い断面が、圧縮され、続いて、8個のプレスディスク(160)の間のプレスディスクギャップ(219)へ自由に案内される如く、寸法にされることを特徴とする上記79に記載の装置。
【0148】
81.圧搾ストランド(240)のためのキャッチノズル(270)が、搬送方向(x)において最狭プレスディスクギャップ(219)からある距離後ろに配置されることを特徴とする上記40〜80のいずれか一つに記載の装置。
【0149】
82.プレスディスクギャップ(219)からキャッチノズル(270)の軸方向距離が10〜15mmであることを特徴とする上記81に記載の装置。
【0150】
83.キャッチノズル(270)の拡幅入口オリフィス(156)が、圧搾ストランド(240)が、プレスディスクギャップ(219)の最狭断面の背後で取る断面よりもいくらか大きな寸法にされることを特徴とする上記80又は81に記載の装置。
【0151】
84.キャッチノズル(270)の該自由断面が、圧搾ストランド(240)が、少なくともプレスディスクギャップ(219)の最狭断面の背後で取る最狭断面まで、中央伸長部分にわたって縦スロット(158)の背後で狭幅にされることを特徴とする上記81〜83のいずれか一つに記載の装置。
【0152】
85.該キャッチノズル(270)の中央伸長部分(274)が、10mmの長さと、11mmの直径の明確な円形/円筒形断面を有することを特徴とする上記81〜84のい
ずれか一つに記載の装置。
【0153】
86.キャッチノズル(270)の入口断面の直径が18mmであることを特徴とする上記81〜85のいずれか一つに記載の装置。
【0154】
87.キャッチノズル(270)が、プレスディスクの数に対応する、同一長及び幅の多数の縦スロット(158)を備え、該縦スロット(158)が、それぞれの関連プレスディスク(160)の平面において、キャッチノズル(270)の周囲にわたって等角間隔で配設され、各々は、8個のプレスディスク(160)を、放射状に遊びを有して収容することを特徴とする上記81〜86のいずれか一つに記載の装置。
【0155】
88.該縦スロット(158)が、30mmの長さにわたって配設されることを特徴とする上記87に記載の装置。
【0156】
89.該キャッチノズル(270)が、ディスクプレス(150)の搬送方向において端部分(276)にわたって拡幅されることを特徴とする上記80〜87のいずれか一つに記載の装置。
【0157】
90.端部分(276)が、フランジ状の方式で補強され、電気抵抗加熱要素(278)を備え、これを用いて、キャッチノズル(270)は、圧搾ストランド(240)に対して70〜90℃の範囲においてアイヨニング温度まで加熱されることを特徴とする上記89に記載の装置。
【0158】
91.キャッチノズル(270)の出口端部において12〜12.5mmの明確な断面直径の円錐状拡幅(273)を特徴とする上記89に記載の装置。
【0159】
92.断面拡幅部(273)の円筒形端部分(275)が、該端部分(275)において浮動式に取り付けられる対応する直径のプラスチック管の収容のためと、その止め具として役立つことを特徴とする上記91に記載の装置。
【0160】
93.不織ストランド(140)の圧搾のためのプレスディスク(160)の掛合角度(β)が20〜25°であることを特徴とする上記81〜92のいずれか一つに記載の装置。
【0161】
94.切断ステーション(D)が、圧搾ストランド(240)の両側に90°オフセットして配置され、それぞれ対立して駆動可能なニップローラ(330、332)の少なくとも2つの対から成ることを特徴とする上記40〜93のいずれか一つに記載の装置。
【0162】
95.ニップローラ(330、332)の該2つの対のニップローラが、各々、ニップボス(334、336;338、340)を備え、薄い軸方向連結ウェッブを除いて、圧搾ストランド(240)の連続伸長部分の間の断面を縮小することを特徴とする上記94に記載の装置。
【0163】
96.ニップローラ(332)の最終対が、圧搾ストランド(240)の連続吸収体(130)の間の該連結ウェッブの切断装置として設けられることを特徴とする上記95に記載の装置。
【0164】
97.ニップローラ(330、332)が、吸収体(130)の前端部(342)と、くぼみを有する吸収体(130)の後端部を同時に予成形するように形成されることを特徴とする上記95に記載の装置。
【0165】
98.包装バンド(82)が使用されるならば、切断ローラの少なくとも一対が、圧搾ストランド(240)及び/又は圧搾ストランド(240)の連続吸収体(130)の間の薄い軸方向連結ウェッブを取り囲む包装バンド(82)を切り離すために、切断ステーション(D)の終了及び/又は開始時に配置されることを特徴とする上記94〜97のいずれか一つに記載の装置。
【0166】
99.タンポンブランクを構成する吸収体(130)の前端部においてこぶ(135)を形成するための回転システム(290)が、コンベヤーベルト(356)の一方の側において設けられ、吸収体(130)の後端部において指用くぼみ(133)を形成するためのさらに他の回転システム(300)が、矢印(n)の方向において回転システム(290)の反対側に位置するコンベヤーベルト(356)の他方の側に配置されることを特徴とする上記40〜98のいずれか一つに記載の装置。
【0167】
100.該回転システム(290)が、コンベヤーベルト(356)の移動平面に平行に向けられた平面において、逆時計回り方向である矢印(r)の方向において回転するエンドレスたわみ部材(292)から成り、該エンドレスたわみ部材(292)の作業側面(294)が、コンベヤーベルト(356)の移動方向(n)により、方向(n)において閉じる鋭角を形成し、コンベヤーベルト(356)の移動平面においてコンベヤーベルト(356)から外側に配された回転する加熱可能な成形型が、端面における自由端部において、吸収体(130)の前端部における該凸半球形こぶ(135)の形成のための凹状半球形成形ヘッド(298)を備えることを特徴とする上記99に記載の装置。
【0168】
101.吸収体(130)の後端部において指用くぼみ(133)を形成するための回転システム(300)が、コンベヤーベルト(356)の移動方向(n)に平行な平面において時計回り方向(s)において回転するエンドレスたわみ部材(302)から成ることを特徴とする上記99に記載の装置。
【0169】
102.回転システム(300)の部材(302)の少なくとも一つの作業側面(299)が、方向(n)において閉じる回転システム(290)のコンベヤーベルト(356)に対して鋭角において配置される如く、該回転システム(290;300)が、互いに関して鏡面対称に配置されることを特徴とする上記99〜101のいずれか一つに記載の装置。
【0170】
103.成形型(304)が、エンドレス部材(302)の外側に締結され、エンドレス部材(302)の回転平面において外向きに配され、該成形型(304)は、自由端部において、各吸収体(130)の後端部において指用くぼみ(133)を形成するための凸成形面を有する成形ヘッド(305)を保持することを特徴とする上記101又は102に記載の装置。
【0171】
104.成形型(296)が、縦方向を横断してコンベヤーベルト(356)上に配置された吸収体(130)の距離に対応する等距離において、平行に互いに離間されて締結されることを特徴とする上記101又は102に記載の装置。
【0172】
105.成形型(304)が、作業側面(298)の領域において、それぞれ同軸に配列され、吸収体(130)は、コンベヤーベルト(356)において互いに距離をおいて連続して横に配置されることを特徴とする上記103に記載の装置。
【0173】
106.丸形こぶ(135)を形成するための成形型(296)が、同一吸収体(130)の前端部に掛かるようになる瞬間に、成形型(304)が、吸収体(130)の後側
に掛かるようになり、その結果、2つの回転システム(290;300)の成形型(296;304)は、同時に、互いの突き合わせを形成し、丸形こぶ(135)と指用くぼみ(133)の成形後さえも、吸収体(130)は、コンベヤーベルト(356)においてそれらの位置を維持する如く成形型(304)の配置を特徴とする上記101〜105のいずれか一つに記載の装置。
【0174】
107.回復テープ取付けステーションが、コンベヤーベルト(356)に関連され、各吸収体(130)の後端部において直径穴(308)をあけるために、吸収体(130)に関して直径方向に前後に可動である回転突き錐(310)を具備することを特徴とする上記101〜103のいずれか一つに記載の装置。
【0175】
108.針(316)が、前後に可動であり、コンベヤーベルト(356)の移動方向において吸収体(130)の移動と同期して針(316)を保持する回転システムの構成部分であり、その結果、針(316)は、回復テープ(136)と一緒に、吸収体(130)の穴(308)を通って案内され、回復テープのゆるい端部(136a)は、針の眼(314)から垂れ下がり、適切ならば、吸引装置によって締め付け装置(318)の有効範囲に置かれることを特徴とする上記107に記載の装置。
【0176】
109.締め付け装置(318)が、さらに他の回転システムの構成部分であり、回復テープ(136)のゆるい端部(136a)のための2つの締め付けあご(320、322)から成ることを特徴とする上記108に記載の装置。
【0177】
110.回転テープ(136)のゆるい端部(136a)が締め付けられた時、針(316)が、吸引体(130)から引き出されることを特徴とする上記108に記載の装置。
【0178】
111.切断装置(324)が、吸引体(130)の移動方向の上に設けられ、水平面において有効であり、同様に、回転システムの構成部分であり、該切断装置(324)は、針(316)が、針(316)と吸収体(130)の間で回復テープ(136)を切断するために、吸収体(130)から引き出された時、作動可能であることを特徴とする上記106〜110のいずれか一つに記載の装置。
【0179】
112.ストックロール(335;337)から引き出される2つのフィルムストリップ(331、333)からパッケージ嚢を生産するための装置が、回転方向において駆動可能であり、フィルムストリップ(331、333)の輸送方向(z)に関する断面において互いに重ねて配置される2つの加熱溶着ローラ(339、341)によって従われることを特徴とする上記40〜111のいずれか一つに記載の装置。
【0180】
113.溶着ローラ(339、341)の各々が、軸に平行な溶着リブ(343、345)を備え、反対方向における同期回転移動の場合に、該2つの溶着ローラ(339、341)の溶着リブ(343、345)が、それぞれ互いに対向して位置し、平行シール(306)に沿ってフィルムストリップ(331、333)を互いに溶着することを特徴とする上記112に記載の装置。
【0181】
114.該溶着リブ(343、345)が、等周角度により互いに分離され、連続する溶着リブ(343、345)の間の合い間が、くぼみ(347、349)を有し、2つのフィルムストリップ(331、333)を用いて、嚢(350)を形成することを可能にし、その断面が、吸収体(130)の断面よりもいくらか大きくされることを特徴とする上記113に記載の装置。
【0182】
115.溶着リブ(343、345)が、等周角度により互いに分離され、連続する溶着リブ(343、345)の間の合い間が、くぼみ(237、349)を有し、2つのフィルムストリップ(331、333)を用いて、嚢(350)を形成することを可能にし、その断面が、吸収体(130)の断面よりもいくらか大きくされることを特徴とする上記113又は114に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【0183】
【図1】第1図は、折畳み、包装バンド取付け、圧搾及び切断ステーションを装備した、発明による装置の部分概略斜視図である。
【図2】第2図は、不織ウェッブの折畳みパターンの頂面図を示す。
【図3】第3図は、第2図の線3−3に沿った断面を示し、不織ウェッブの第1の折畳みを示す。
【図4】第4図は、第2図の線4−4に沿った断面を示し、不織ウェッブの第2の折畳みを示す。
【図5】第5図は、第2図の線5−5に沿った断面を示し、不織ウェッブの第3の折畳みを示す。
【図6】第6図は、第2図の線6−6に沿った断面を示し、側縁が不織ウェッブの折たたみ部分の上側に折畳まれた後の折畳み不織ウェッブを示す。
【図7】第7図は、包装バンド取付けステーションの斜視正面図を示す。
【図8】第8図は、発明によるディスクプレスの出口側の概略図を示す。
【図9】第9図は、ディスクプレスの出口側の図を示す。
【図10】第10図は、プレスディスク保持器と、それに回転可能に締結されたプレスディスクを有する、第8図に示されたディスクプレスの切欠き図を示す。
【図11】第11図は、プレスディスクとかさ車駆動機構を通った中央縦断面を示す。
【図12】第12図は、プレスディスクを同期式に駆動する歯付きリングのために駆動モーターを有する、ディスクプレスの入口側の図を示す。
【図13】第13図は、回転可能な制御リングを用いたプレスディスク保持器の同時調整用装置の部分切取図を示す。
【図14】第14図は、第13図の線14−14に沿った断面図を示す。
【図15】第15図は、第13図の線15ー15に沿った断面図を示す。
【図16】第16図は、2つの異なるプレスディスク横輪郭を示す。
【図17】第17図は、2つの異なるプレスディスク横輪郭を示す。
【図18】第18図は、波形周囲輪郭を有するプレスディスクの部分切欠き図を示す。
【図19】第19図は、縦断面において供給ノズルとキャッチノズルを有する、直径平面において互いに対向して位置した2つのプレスディスクの図を示す。
【図20】第20図は、8つのプレスディスクによってプレスストランドを圧縮したディスクプレスギャップの断面を示す。
【図21】第21図は、繊維材料ストランドへのプレスディスクの掛合角の表現を示す。
【図22】第22図は、連続回転するコンベヤーベルト上への直線的に生産された吸収体の移送の図を示す。
【図23】第23図は、吸収体の前後端部の成形のための回転システムの図を示す。
【図24】第24図は、前穿孔した吸収体の頂面図を示す。
【図25】第25図は、回復テープの取付けのための吸収体の直径穴の前穿孔装置の概略図を示す。
【図26】第26図は、吸収体における前穿孔を通して回復テープを引くための装置の4つの異なる作業フェーズを示す。
【図27】第27図は、吸収体における前穿孔を通して回復テープを引くための装置の4つの異なる作業フェーズを示す。
【図28】第28図は、吸収体における前穿孔を通して回復テープを引くための装置の4つの異なる作業フェーズを示す。
【図29】第29図は、吸収体における前穿孔を通して回復テープを引くための装置の4つの異なる作業フェーズを示す。
【図30】第30図は、吸収体の包装のための装置を示す。
【図31】第31図は、吸収体の包装のための装置を示す。
【図32】第32図は、斜視図において完成吸収体を示す。
【符号の説明】
【0184】
参照記号の表
a 矢印
b 矢印
c 矢印
d 矢印
e 矢印
f 矢印
g 矢印
h 矢印
i 矢印
n 矢印
o 矢印
p 矢印
q 矢印
r 矢印
s 時計回り方向
x 進行方向
z 矢印
A 折畳みステーション
B 包装バンド取付けステーション
C 圧搾ステーション
D 切断ステーション
α 鋭角
β 作用角度
I 第1折たたみ動作
II 第2折たたみ動作
III 第3折たたみ動作
IV 第4折たたみ動作
38 ストックロール
40 不織ウェッブ
42 案内板
44 エンドレスコンベヤーベルト
46 台部分
48 台部分
50 そらせ板
52 折たたみ板
54 折たたみディスク
56 右側縦側部(不織ウェッブ40)
58 右側縦縁
60 左側縦縁
62 第1折り目
64 縦折り目
66 4層束
68 覆われていない部分(右側縦側部56)
69 6層束
70 左側縦側部(不織ウェッブ40)
72 7層不織ウェッブ
80 ストックロール
82 包装バンド
84 案内ローラ
86 案内管
88 縦スロット(案内管86)
90 エンドレスコンベヤーベルト
91 支持板
92 上側
94 駆動ローラ
96 偏向ローラ
98 導入スロット(案内管86)
100 同前
102 セグメント(案内管86)
104 同前
106 同前
108 後縁(セグメント102)
110 前縁(セグメント104)
112 後縁(セグメント104)
114 前縁(セグメント106)
116 横タブ(包装帯82)
118 同前
120 中央縦スロット(案内管86)
122 閉鎖装置
124 外側縦縁(横タブ118)
126 縦縁(横タブ116)
128 熱密封ローラ
130 吸収体
131 縦溝
132 タンポン
133 指用くぼみ
134 後端部(タンポン)
135 丸形こぶ
136 回復テープ
136a ゆるみ端部(回復テープ136)
137 結び目
139 縦リブ
140 不織ウェッブ(丸形、包装)
150 ディスクプレス
151 親板(又は軸受け板)
152 通路オリフィス
153 プレス軸
154 管状片
156 拡幅入口オリフィス
158 縦スロット(キャッチノズル270)
160 プレスディスク
161 軸受けブロック
162 支持腕
164 プレスディスク保持器
166 ねじボルト
168 スクリュ・ナット
170 シリンダー切欠きの形式の案内面
171 サラ板
172 停止面
174 作動装置
176 作動ボルト
178 平歯車
179 伝動軸
180 軸受け
182 駆動傘形車
184 傘歯車円板
186 プレスディスク本体
188 ころ軸受
190 軸
192 ボア(支持腕162)
194 段付き環状面
196 プレスリングディスク
198 締付けリング
200 電気抵抗加熱要素
202 ラジアルボア
204 電線
206 スリップリング
208 固定すり接点
210 駆動モーター
212 ブラケット
213 減速歯車
214 駆動平歯車
216 内歯
218 歯付きリング
219 プレスディスクギャップ
220 軸受けローラ
222 横輪郭
224 プレスリングディスク
226 輪郭フランク
227 プレスリングディスク
228 環状溝
229 圧搾縁(プレスリングディスク227)
230 調整装置
231 波形
232 制御リング
233 円形溝
234 制御ボルト
236 制御溝
238 支持面
240 圧搾ストランド
241 配置
242 縦中軸
244 さら穴
246 ねじ穴
248 調整ねじ
250 円錐先端
252 案内
253 案内舌状物
254 長穴
255 溝形結合
256 V形状横溝
257 支持面
258 縦中軸
259 ねじ連結
260 側面輪郭
261 輪郭フランク
262 圧搾縁(プレスリングディスク196)
263 側面
265 端面
268 供給ノズル
270 キャッチノズル
273 円錐状拡幅
274 中央伸長部分
275 円筒形端部
276 端部分
278 抵抗加熱要素
282 圧搾ストランドコア
290 回転システム
292 たわみ部材(回転システム290)
294 作業側
296 成形型
298 成形ヘッド
299 作業側
300 回転システム
302 エンドレスたわみ部材(回転システム300)
304 成形型
305 成形ヘッド
306 溶着縫ぎ目
308 穴
310 突き錐
312 ストックリール
314 眼
316 針
318 締付け装置
320 締付けあご
322 締付けあご
324 切断装置
330 ニップローラの対
331 フィルムストリップ
332 ニップローラの対
333 フィルムストリップ
334 ニップボス
335 ストックロール
336 ニップボス
337 ストックロール
338 ニップボス
339 溶着ローラ
340 ニップボス
341 溶着ローラ
342 前端部(吸収体130)
343 溶接リブ
344 キャリヤベルト
345 溶接リブ
346 横溝
347 くぼみ
348 駆動カバー
349 くぼみ
350 包装嚢
351 ブリスタストリップ
352 底端部(包装嚢350)
353 ニップ溝
355 個別パック
356 コンベヤーベルト
357 レセプタクル(コンベヤーベルト356)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前端部及び後端部を有し縦方向に伸びている圧搾吸収体をエンドレス不織ウエッブから生産する装置であって、
通路オリフィスを設けた親板を含み、ここで、通路オリフィス中その貫通方向に配置された管状片が拡幅入口オリフィスを有し縦方向に伸びた複数のスロットを備え、
複数の円形プレスディスクを有するディスクプレスを備えていて、その外側の円周部分が、それぞれ、スロットを通ってその管状片の内部に突出し、
そのプレスディスクが管状片に垂直な共通面内に角度間隔を置いて親板上に配置されたプレスディスク保持器上に締結された軸上で回転可能に取付けられていて、かつ、管状片に対して半径方向に調節可能であり、
その中で、エンドレス不織ウエッブを形成するための装置が管状片の前に置かれ、その出口オリフィスがプレスディスクにより形成されるギャップの前方に距離を置いて配置され、
プレスディスクを同期させて駆動するための駆動装置を設けていて、
不織ウエッブをプレスディスクによりプレスディスクのギャップに引込むことができて、一回の操作で半径方向に少なくとも圧搾ストランドの最終直径に同時に押すことができる装置。
【請求項2】
8個以上のプレスディスクが、通路オリフィス内にあるプレス軸の回りに等しい円周方向の角度間隔で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
プレスディスク保持器が、それぞれ、その半径方向内側端部に支持腕を設けていて、その支持腕のそれぞれが回転方向で、その軸の回りに駆動可能になるように半径方向内側端部に取付けられている実質的に円形のプレスディスクのひとつを有していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
各プレスディスクの横輪郭は半径方向内側にV形状になるように拡げられ、各プレスディスクの輪郭の側面が鋭角を形成し、圧搾エッジから半径距離隔たったところにおいて平行側面が次第に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
管状片がディスクプレスの入口側に取付けられ、前記管状片の無拘束な断面を狭くして前端部で供給ノズルの形にしたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項6】
圧搾ストランドのためのキャッチノズルが搬送方向近くのプレスディスクのギャップ後方に距離を置いて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項7】
不織ストランドの圧搾のために、不織ストランドがプレスディスクと20°から25°の掛合角度を形成していることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
さらに、少なくとも2対のニップローラを含む切断ステーションを含み、そのニップローラは圧搾ストランドの両側で90°のオフセットで配置され、それぞれ反対方向に駆動可能であることを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記少なくとも2対のニップローラのうちのニップローラがそれぞれ、薄い軸方向連結ウエッブを除く圧搾ストランドの連続長部分の間の断面を縮小するためのニップボスを設けていることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
さらに、コンベヤーベルトの一方の側に供給されたタンポンブランクとなる吸収体の前端部にこぶを形成するための回転システムと、コンベヤーベルトの他方の側に配置された
吸収体の後端部に指用くぼみを形成するための、前記回転システムの反対に位置した別の回転システムを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記回転システムが、コンベヤーベルトの移動平面に平行な方向の面内で反時計方向に回転する第一のエンドレスたわみ部材を含み、
ここで前記第一のエンドレスたわみ部材の作業側面はコンベヤーベルトと共にコンベヤーベルトの移動方向に閉じる鋭角を形成し、コンベヤーベルトの移動面内でコンベヤーベルトから外向きに延びた形態のその方向で回転する加熱可能な成形型を有し、その型はその上に凹型半球の成型ヘッドを有し、吸収体の前端部に前記凸型半球形こぶを形成する、ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
吸収体の後端部に指型くぼみを形成するための回転システムが、コンベヤーベルトの移動方向に平行な面内で時計方向に回転する第二のエンドレスたわみ部材を含むことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項13】
回復ひも取付けステーションがコンベヤーベルトと関連付けられ、各吸収体の後端部に直径に沿った穴を貫通させるために、吸収体に対し直径方向に前後に可動である回転錐を具備することを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項14】
さらに、ストックロールからそれぞれが引出された2枚のフィルムストリップからパッケージ嚢を生産するための装置で、その後に、回転方向に駆動可能で、かつ、フィルムストリップの輸送方向に関する横断面内で一方の上に他方を配置した2個の加熱溶着ローラを含む装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項15】
同期駆動のプレスディスクが、一回の操作でストランドを最終直径に同時に圧搾することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項16】
縦方向に伸ばした圧搾吸収体をエンドレス不織ウエッブから製造するための方法で、
a)単一の圧搾ステーションで一平面内に実質的に配置され、構成された複数の圧搾要素を回転する段階、
b)回転する複数の圧搾要素を通じて圧搾要素の面に実質的に垂直な第一の方向で、不織ウエッブを駆動する段階、
ここで、複数の圧搾要素により同時に、一回の操作で不織ウエッブを最終寸法に圧搾して、実質的に円筒形の、少なくとも3個所以上の縦溝とその間に、対応する数の、その円筒形の円周回りに等角度の間隔を置いて配置されているリブを有する圧搾ストランドを形成する、
c)その圧搾ストランドを特定長さの部分に細分する段階
を含む方法。
【請求項17】
さらに、吸収体の分離前に媒体を圧搾ストランドに含浸する段階を含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
吸収体がタンポンとして形成されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項19】
種々の深さの縦溝を不織ウエッブ内に押し込むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項20】
溝の半径方向外側の部分が実質的に閉じられて、実質的円筒面を処理されたストランドに与えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項21】
圧搾ストランドを複数部分に細分するステップが連続長部分の間で断面積を実質的に縮小するように圧搾ストランドを第一のニップローラで処理し、一方、複数部分間の軸方向結合ウエッブを残すこと、及び、その後にその結合ウエッブを第二のニップローラで切断すること、第一及び第二のニップ・ローラ処理が90°の度合いでオフセットされていることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項22】
さらに、各吸収体のドーム状前端部及び各吸収体の後端部のくぼみを形成する段階を含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項23】
タンポンの後端部に、その搬送中に、回復ひもが設けられていることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項24】
回収ひもはクローズド・アイを有する針により、予め開けられた穴を通して引張られ、回収ひもの自由端部を締め付けた後で針を引き戻し、ここで、回収ひもの全長が完全に引張られるために回収ひもがタンポン上の調節可能位置で切断され、一方、同時に十分長い端部が次のタンポンの準備のために針に通されたままになっていることを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項25】
第一の吸収体のドーム状前端部を形成する段階が隣接する吸収体の凹んだ後端部を形成する段階と同時に行われることを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項26】
含浸媒体が液体であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項27】
液体の含浸媒体が撥水性であることを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項28】
さらに、多層の不織ウエッブ部分を形成するために、一方の縦縁から縦方向に平行して、それ自体の上に不織ウエッブが数回折畳まれ、次ぎに、その多層不織ウエッブ部分の上に他方の縦縁が折畳まれる段階を含む請求項16に記載の方法。
【請求項29】
さらに、折畳まれたエッブを流体透過可能な包装バンドで包む段階を含む請求項28の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【公開番号】特開2008−184729(P2008−184729A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−54649(P2008−54649)
【出願日】平成20年3月5日(2008.3.5)
【分割の表示】特願平8−532183の分割
【原出願日】平成8年4月26日(1996.4.26)
【出願人】(508035746)ジヨンソン・アンド・ジヨンソン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング (1)
【Fターム(参考)】