説明

流体輸送装置

【課題】 チューブを押圧するために必要な押圧部の押圧力を低減させる。
【解決手段】 一部が円弧形状に配設され、弾性を有するチューブ10と、チューブ10の円弧形状の円弧中心に位置する中心軸21を中心として回転するカム20と、チューブ10の円弧形状の円弧中心方向から放射状に複数配設される押圧部30と、チューブ10の円弧形状に沿う円弧形状を有し、押圧部30とによってチューブ10を挟み込むことでチューブ10を圧閉する案内壁40と、を備え、カム20は、回転することにより、押圧部30の一端を順次押圧し、カム20に順次押圧された押圧部30は、押圧部30の他端においてチューブ10を順次押圧することで、チューブ10の圧閉と開放を繰り返して流体をカム20の回転方向に輸送し、チューブ10と接する他端32は、案内壁40の円弧形状が有する膨らみの方向と同じ方向に突出する突出部を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体を輸送する流体輸送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブと、チューブの円弧形状の円弧中心を中心軸として回転するカムと、チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に複数配設され、チューブの上流側から下流側に順次一端においてカムに押圧されることによって他端においてチューブを押圧する押圧部と、チューブの円弧形状に沿う円弧形状を有し、押圧部とによってチューブを挟み込む案内壁と、を備える蠕動方式の流体輸送装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3957322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の流体輸送装置では、押圧部がチューブを押圧するために大きな押圧力が必要となるという課題がある。
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、チューブを押圧するために必要な押圧部の押圧力を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための主たる発明は、
一部が円弧形状に配設され、弾性を有するチューブと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心に位置する中心軸を中心として回転するカムと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に複数配設される押圧部と、
前記チューブの円弧形状に沿う円弧形状を有し、前記押圧部とによって前記チューブを挟み込むことで前記チューブを圧閉する案内壁と、
を備え、
前記カムは、回転することにより、前記押圧部の一端を順次押圧し、
前記カムに順次押圧された前記押圧部は、前記押圧部の他端において前記チューブを順次押圧することで、前記チューブの圧閉と開放を繰り返して流体を前記カムの回転方向に輸送し、
前記チューブと接する前記他端は、前記案内壁の円弧形状が有する膨らみの方向と同じ方向に突出する突出部を有することを特徴とする流体輸送装置である。
【0006】
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】流体輸送装置1の上面図である。
【図2】図1のA−A切断面における流体輸送装置1の断面図である。
【図3】押圧部30の他端32の形状を示す斜視図である。
【図4】従来技術による他端132の形状を示す斜視図である。
【図5】従来技術による他端132によりチューブ10を十分に圧閉した状態を示す図である。
【図6】従来技術による他端132によりチューブ10を不十分に圧閉した状態を示す図である。
【図7】流体輸送装置1による押圧部30の他端32によりチューブ10を十分に圧閉した状態を示す図である。
【図8】流体輸送装置2を示す上面図である。
【図9】図8において押圧部30と案内壁40とでチューブ10を挟み込む部分を拡大した図である。
【図10】押圧部30の他端32の形状を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかとなる。
【0009】
即ち、一部が円弧形状に配設され、弾性を有するチューブと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心に位置する中心軸を中心として回転するカムと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に複数配設される押圧部と、
前記チューブの円弧形状に沿う円弧形状を有し、前記押圧部とによって前記チューブを挟み込むことで前記チューブを圧閉する案内壁と、
を備え、
前記カムは、回転することにより、前記押圧部の一端を順次押圧し、
前記カムに順次押圧された前記押圧部は、前記押圧部の他端において前記チューブを順次押圧することで、前記チューブの圧閉と開放を繰り返して流体を前記カムの回転方向に輸送し、
前記チューブと接する前記他端は、前記案内壁の円弧形状が有する膨らみの方向と同じ方向に突出する突出部を有することを特徴とする流体輸送装置である。
このような流体輸送装置によれば、チューブを押圧するために必要な押圧部の押圧力を低減させることができる。
【0010】
かかる流体輸送装置であって、前記突出部は、前記突出部が対向する前記案内壁と同じ形状を有することを特徴とする流体輸送装置である。
このような流体輸送装置によれば、チューブを押圧するために必要な押圧部の押圧力をより低減させることができる。
【0011】
かかる流体輸送装置であって、前記突出部は、前記チューブの長手方向と交差する方向を長手方向とする直方体形状を有し、
前記直方体形状は、前記チューブの長手方向において前記他端の中央部に配置されることを特徴とする流体輸送装置である。
このような流体輸送装置によれば、簡単に製造できる形状を有する押圧部であっても、押圧部の押圧力を低減させることができる。
【0012】
また、一部が円弧形状に配設され、弾性を有するチューブと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心に位置する中心軸を中心として回転するカムと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に複数配設される押圧部と、
前記チューブの円弧形状に沿う円弧形状を有し、前記押圧部とによって前記チューブを挟み込むことで前記チューブを圧閉する案内壁と、
を備え、
前記カムは、回転することにより、前記押圧部の一端を順次押圧し、
前記カムに順次押圧された前記押圧部は、前記押圧部の他端において前記チューブを順次押圧することで、前記チューブの圧閉と開放を繰り返して流体を前記カムの回転方向に輸送し、
前記チューブと接する前記他端に対向する前記案内壁は、前記チューブと接する前記他端の面に対向する突出部を有することを特徴とする流体輸送装置である。
このような流体輸送装置によれば、チューブを押圧するために必要な押圧部の押圧力を低減させることができる。
【0013】
===第1実施形態===
<<流体輸送装置の全体構成>>
図1は、本発明の第一実施形態である流体輸送装置1の上面図である。図2は、図1のA−A切断面における流体輸送装置1の断面図である。図1〜図2に示すように、流体輸送装置1は、チューブ10、カム20、押圧部30、案内壁40、貯留部50を備える。
【0014】
チューブ10は、一部が円弧形状に配設され、弾性を有する円筒管であり、流体を貯留する貯留部50から流体輸送装置1の外部へ流体を輸送する。
【0015】
カム20は、チューブ10の円弧形状の円弧中心に位置する中心軸21を中心としてローター(不図示)から回転力を得て回転する。
【0016】
カム20は、外周部に凸部分(中心軸21からの距離が長い部分)である凸部22a〜22dと、外周部に凹部分(中心軸21からの距離が短い部分)である凹部23a〜23dとを有する。凸部22a〜22dは、後述する押圧部30の一端31a〜31gと接触する面であり、凸部22a〜22dのそれぞれの周方向ピッチと外形形状、は同一となるように形成される。凸部22a〜22dは、一端31a〜31gに押圧力を付与する。
【0017】
凹部23a〜23dは、押圧部押圧面22a〜22dのそれぞれのピッチ間に設けられる。凹部23a〜23dは、後述する押圧部30の一端31a〜31gに接触するものの、押圧力を付与しない。
【0018】
押圧部30(30a〜30g)は、チューブ10の円弧形状の円弧中心方向から放射状に複数配設される。すなわち、カム20の中心軸21からチューブ10に向かう方向に放射状に複数配設される。
【0019】
押圧部30は、一端31(31a〜31g)、他端32(32a〜32g)、軸部33(33a〜33g)を有し、一端31はカム20に接し、他端32チューブ10に接する。他端32は、チューブ10の円弧形状が有する膨らみの方向と同じ方向に突出する突出部を有するが、詳細は後述する。軸部33は、柱状である。押圧部30は、軸部33が案内孔34(34a〜34g)を貫通することによって、案内孔34に沿って進退可能である。
【0020】
案内壁40は、チューブ10の円弧形状に沿う円弧形状を有する。案内壁40と押圧部30とによってチューブ10を挟み込み、チューブ10を圧閉する。
【0021】
<<流体輸送装置の動作>>
流体輸送装置1が流体を輸送する際の動作について説明する。
カム20が回転すると、凸部22a〜22dが順次押圧部30a〜30gの一端31a〜31gを押圧する。カム20の凸部22a〜22dに順次押圧された押圧部30a〜30gは、押圧部30a〜30gの他端32a〜32gにおいてチューブ10を案内壁40との間に順次挟み込んで押圧する。すなわち、カム20の凸部22aは、カム20の回転に従って、カム20の回転方向に移動しつつ、押圧部30a〜30gを順次押圧し、押圧された各押圧部30に対応するチューブ10の部分が押圧される。つまり、カム20の凸部22aの移動に従って、チューブ10の圧閉される部分はカム20の回転方向に移動する。これにより、チューブ10内の流体は、カム20の回転方向に押し出されるようにして、チューブ10内を移動する。
【0022】
一方で、凹部23a〜23dが順次押圧部30a〜30gの一端31a〜31gに対向する位置に移動すると、押圧部30a〜30gは、チューブ10の弾性力により元の位置に戻り、チューブ10の圧閉が解除される(チューブ10が開放される)。すなわち、カム20の凹部23aは、カム20の回転に従って、カム20の回転方向に移動しつつ、押圧部30a〜30gへの押圧を順次解除し、押圧が解除された各押圧部30に対応するチューブ10の部分の押圧が解除される。つまり、カム20の凹部23aの移動に従って、チューブ10の圧閉が解除される部分はカム20の回転方向に移動する。そして、チューブ10の押圧が解除された部分には貯留部50から流体が充填される。
【0023】
このように、カム20が回転することで、チューブ10の圧閉と開放(圧閉の解除)を繰り返し、流体をカム20の回転方向に輸送する。
【0024】
また、凸部22b〜22d及び凹部23b〜23dについても同様に、カム20が回転することで、チューブ10の圧閉と開放を繰り返し、流体をカム20の回転方向に輸送する。
【0025】
<<押圧部他端の形状>>
図3は、押圧部30の他端32の形状を示す斜視図である。同図に示すように、他端32は、案内壁40の円弧形状が有する膨らみの方向と同じ方向に突出する押圧突出部35を有する。より具体的には、他端32に対向する案内壁40は円弧形状に湾曲しており、他端32の押圧突出部35も案内壁40と同じ方向にほぼ同じ曲率で湾曲している。
【0026】
<<流体輸送装置の有効性>>
流体輸送装置1によれば、一部が円弧形状に配設され弾性を有するチューブ10と、チューブ10の円弧形状の円弧中心に位置する中心軸21を中心として回転するカム20と、チューブ10の円弧形状の円弧中心方向から放射状に複数配設される押圧部30と、チューブ10の円弧形状に沿う円弧形状を有し、押圧部30とによってチューブ10を挟み込むことでチューブ10を圧閉する案内壁40と、を備え、カム20は回転することにより押圧部30の一端31を順次押圧し、カム20に順次押圧された押圧部30は押圧部30の他端32においてチューブ10を順次押圧することでチューブ10の圧閉と開放を繰り返して流体をカム20の回転方向に輸送し、チューブ10と接する他端32は、案内壁40の円弧形状が有する膨らみの方向と同じ方向に出っ張る押圧突出部35を有することにより、チューブ10を押圧する押圧部30の押圧力を低減させることができる。
【0027】
図4は、従来技術による押圧部130の他端132の形状を示す斜視図であり、図5は、従来技術による押圧部130の他端132によりチューブ10を十分に圧閉した状態を示す図であり、図6は、従来技術による押圧部130の他端132によりチューブ10を不十分に圧閉した状態を示す図である。図6に示す状態では、他端132の外周部分が接触するチューブ10の部分においてチューブ10は圧閉されているものの、他端132の中央部分が接触するチューブ10の部分においてチューブ10は圧閉されていない。このような状態では、流体の一部がチューブ10内に滞留してしまう。チューブ10内の流体がチューブ10内に滞留することなく輸送するためには、図5に示すように、他端132の外周部分が接触するチューブ10の部分においてチューブ10は圧閉されるのみならず、他端132の中央部分が接触するチューブ10の部分においてもチューブ10が圧閉される必要がある。すなわち、他端132の外周部分が接触するチューブ10の部分においてチューブ10は大きく食い込むように押圧される必要があった。そして、図5に示すような状態とするためには、押圧部130に大きな押圧力を与える必要があった。また、このためにはカム20のトルクを大きくする必要がった。
【0028】
しかし、流体輸送装置1によれば、チューブ10と接する他端32は、案内壁40の円弧形状が有する膨らみの方向と同じ方向に出っ張る押圧突出部35を有するので、図4に示す従来技術を用いた場合よりも小さい押圧力でもって、チューブ10を十分に圧閉することができる。
【0029】
図7は、流体輸送装置1による押圧部30の他端32によりチューブ10を十分に圧閉した状態を示す図である。以下、従来技術による場合を示す図5と流体輸送装置1による場合を示す図7とを比較する。まず、従来技術による場合には押圧部他端の外周部分が接触するチューブ10の部分においてチューブ10は大きく食い込むように押圧されるが、この場合チューブ10の弾性力による反力は大きくなるので、押圧部30に大きい押圧力が必要となる。一方で、流体輸送装置1による場合には、押圧部30の他端32は、押圧突出部35により、チューブ10に何れの接触部分においてもほぼ均等に押圧力がかかるように押圧している。したがって、この場合チューブ10の弾性力による反力は従来技術の場合よりも小さくなるので、押圧部30には従来技術の場合よりも小さい押圧力で十分である。また、これによりカム20のトルクは、従来技術による場合と比べて小さくすることができる。
【0030】
===第二実施形態===
図8は、第二実施形態である流体輸送装置2を示す上面図であり、図9は、図8において押圧部30と案内壁40とでチューブ10を挟み込む部分を拡大した図である。第一実施形態の流体輸送装置1と第二実施形態の流体輸送装置2は、チューブ10とカム20と押圧部30と案内壁40とを備える点では同様である。しかし、第一実施形態においては、押圧部30の他端32の形状が案内壁40の形状と同一となるように、他端32が押圧突出部35を有するが、第二実施形態においては、案内壁40が押圧部30の他端32に対向して壁から突出する壁突出部41を有する点が異なる。
【0031】
具体的には、図8及び図9に示すように、他端32が平面であり、押圧部30の他端32が対向する案内壁40の部分に、平面の部材が壁突出部41として配設される。
【0032】
なお、壁突出部41の形状は、押圧部30の他端32と同一の形状を有するものであってもよい。
【0033】
流体輸送装置2によれば、チューブ10と接する他端32に対向する案内壁40は、チューブ10と接する他端32の面に対向する突出部を有することにより、チューブ10を押圧する押圧部30の押圧力を低減させることができる。
【0034】
===その他の実施の形態===
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
【0035】
第一実施形態において、押圧部30の他端32の形状は、押圧部30の他端32が対向する案内壁40と同じ形状としたが、これに限られず、押圧部30の他端32を対向する案内壁40に合わせたときにできる隙間が小さくなるような形状であればよい。図10は、別の実施形態にかかる押圧部30の他端32の形状を示す斜視図である。例えば、同図に示すように、押圧部30の他端32は、チューブ10の長手方向と交差する方向を長手方向とする直方体形状の押圧突出部35を、チューブ10の長手方向において他端32の中央部に有することとしてもよい。すなわち、従来技術の押圧部の他端に直方体形状の突起物を付加すれば、押圧部30となる。つまり、簡単に製造できる形状を有する押圧部30であっても、チューブを押圧するために必要な押圧部の押圧力を低減させることができる。
【符号の説明】
【0036】
1、2 流体輸送装置
10 チューブ
20 カム
21 中心軸
22 凸部
23 凹部
30 押圧部
31 一端
32 他端
33 軸部
34 案内孔
35 押圧突出部
40 案内壁
41 壁突出部
50 貯留部
130 押圧部
132 他端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一部が円弧形状に配設され、弾性を有するチューブと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心に位置する中心軸を中心として回転するカムと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に複数配設される押圧部と、
前記チューブの円弧形状に沿う円弧形状を有し、前記押圧部とによって前記チューブを挟み込むことで前記チューブを圧閉する案内壁と、
を備え、
前記カムは、回転することにより、前記押圧部の一端を順次押圧し、
前記カムに順次押圧された前記押圧部は、前記押圧部の他端において前記チューブを順次押圧することで、前記チューブの圧閉と開放を繰り返して流体を前記カムの回転方向に輸送し、
前記チューブと接する前記他端は、前記案内壁の円弧形状が有する膨らみの方向と同じ方向に突出する突出部を有することを特徴とする流体輸送装置。
【請求項2】
請求項1に記載の流体輸送装置であって、
前記突出する突出部は、前記突出する突出部が対向する前記案内壁と同じ形状を有することを特徴とする流体輸送装置。
【請求項3】
請求項1に記載の流体輸送装置であって、
前記突出部は、前記チューブの長手方向と交差する方向を長手方向とする直方体形状を有し、
前記直方形状は、前記チューブの長手方向において前記他端の中央部に配置されることを特徴とする流体輸送装置。
【請求項4】
一部が円弧形状に配設され、弾性を有するチューブと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心に位置する中心軸を中心として回転するカムと、
前記チューブの円弧形状の円弧中心方向から放射状に複数配設される押圧部と、
前記チューブの円弧形状に沿う円弧形状を有し、前記押圧部とによって前記チューブを挟み込むことで前記チューブを圧閉する案内壁と、
を備え、
前記カムは、回転することにより、前記押圧部の一端を順次押圧し、
前記カムに順次押圧された前記押圧部は、前記押圧部の他端において前記チューブを順次押圧することで、前記チューブの圧閉と開放を繰り返して流体を前記カムの回転方向に輸送し、
前記チューブと接する前記他端に対向する前記案内壁は、前記チューブと接する前記他端の面に対向する突出部を有することを特徴とする流体輸送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−202542(P2011−202542A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−68675(P2010−68675)
【出願日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【出願人】(591093494)株式会社ミスズ工業 (58)