説明

流水耐性香料組成物および香粧品

【課題】水洗浄などにより流水にさらされたときに衣類や頭髪上からの香料成分の流失を低減することで、洗浄後の残留性が高く、さらには洗浄後の香気バランスを保持することのできる残香性香料組成物を提供する。
【解決手段】α−アミルシンナミックアルデヒド、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、ベンジルベンゾエート、4−アセチル−6−ターシャリブチル−1,1−ジメチルインダン、シクロヘキセニルサリシレート、ジフェニルオキシド、1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−2−ベンゾピラン、3−ヘキセニルベンゾエート、ヘキシルサリシレート等から選ばれる少なくとも1種からなる流水耐性香料組成物を用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水洗浄などにより流水にさらされたときに衣類や頭髪上からの香料成分の流失を低減することに関する。
【背景技術】
【0002】
香気の持続性を高める技術として、保留剤の添加や包摂化合物の利用(特許文献1)、香料前駆体の使用など徐放性に関する技術は従来より知られている(非特許文献1)。 しかしながら、これらは単に経時的な香料成分の揮散速度を制御する方法か、加熱時による急激な揮散を抑制する方法であった。
【0003】
身体洗浄料や洗髪料、洗剤、柔軟剤などは、香料用途として古くから知られているものであるが、使用後に水洗するという工程があり、香料により洗浄後に芳香を与えるという機能や、使用後も持続的なマスキング機能を与えるとしても、水洗の工程により香料も流失し、充分な効果を得ることが困難であった。また、水洗後に残留する香料成分についても、各化合物の水との親和性、皮膚や毛髪表面との親和性などのバランスにより、実際に使用してみなければ、使用後の香気バランスを予測することは困難であった。
【特許文献1】特開平01−193397号公報
【特許文献2】特表2003−504490号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記の通り、一般に残香性を高める方法は、香料の揮散速度を制御する方法であって、洗浄剤や柔軟剤など、使用時に水洗浄を伴う製品において、流水による香料成分の流失を制御する技術については、ほとんど知られていない。
【0005】
本発明は、水洗浄などにより流水にさらされたときに衣類や頭髪上からの香料成分の流失を低減することで、洗浄後の残留性が高く、さらには洗浄後の香気バランスを保持することのできる香料組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、α−アミルシンナミックアルデヒド、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、ベンジルベンゾエート、4−アセチル−6−ターシャリブチル−1,1−ジメチルインダン、シクロヘキセニルサリシレート、ジフェニルオキシド、1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−2−ベンゾピラン、3−ヘキセニルベンゾエート、ヘキシルサリシレート、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン、2,6,10−トリメチル−5,9−ウンデカジエナール、5−シクロヘキサデセン−1−オン、5−アセチル−3−イソプロピル−1,1,2,6−テトラメチルインダン、4−イソプロピル−1−メチル−2−プロペニルベンゼン、1−メチル−4−(4−メチルフェニル)−3−シクロヘキセンカルボキサアルデヒド、アセチルセドレン、β−ナフトールメチルエーテル、シクロペンタデカノリド、エチレンドデカンジオエートから選ばれる1種以上からなる流水耐性香料組成物を用いることにより、水洗浄などによる香料成分の流失を抑制し、洗濯、洗髪などですすぎを行った後にも好ましい香気を効果的に繊維や頭髪、皮膚上に残留させることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の香料組成物は、水洗浄による香料の流失を制限することができる。このため、洗濯、洗髪など水洗浄した後に衣類や頭髪上に香気が充分に残留し、芳香を持続させることができる。さらには、本発明の香料組成物を使用することにより、洗浄後の香気バランスが著しく損なわれることも抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の流水耐性香料組成物は、α−アミルシンナミックアルデヒド、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、ベンジルベンゾエート、4−アセチル−6−ターシャリブチル−1,1−ジメチルインダン、シクロヘキセニルサリシレート、ジフェニルオキシド、1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−2−ベンゾピラン、3−ヘキセニルベンゾエート、ヘキシルサリシレート、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン、2,6,10−トリメチル−5,9−ウンデカジエナール、5−シクロヘキサデセン−1−オン、5−アセチル−3−イソプロピル−1,1,2,6−テトラメチルインダン、4−イソプロピル−1−メチル−2−プロペニルベンゼン、1−メチル−4−(4−メチルフェニル)−3−シクロヘキセンカルボキサアルデヒド、アセチルセドレン、β−ナフトールメチルエーテル、シクロペンタデカノリド、エチレンドデカンジオエートから選ばれる1種以上からなる香料組成物であって、1種の化合物でも構わないが、香気バランスを保ちつつ流水耐性香料の配合量を高くするために、2種以上の化合物を組み合わせることが好ましい。
【0009】
本発明の残香性香料組成物は、前記の流水耐性香料組成物が10質量%以上含まれることが好ましい。流水耐性香料組成物が10質量%以上含まれることにより、洗髪時や洗濯時のすすぎなど水洗された後に、充分な量の香料化合物が頭髪や繊維上に残留し、好ましい芳香を付与することができる。
【0010】
本発明の残香性香料組成物には、前記の流水耐性香料組成物の他に任意の香料を配合することができる。例えば、アネトール、ドデカノール、ゲラニオール、ネロリドール、テトラヒドロゲラニオール、9−デセノール、ウンデカナール、トランス−2−デセナール、10−ウンデセナール、2−メチルウンデカナール、ヘキシルシンナミックアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、イソアミルフェニルエチルエーテル、エチレンブラシレート、メチル2−ノネノエート、n−アミルサリシレート、エチル−2−ターシャリブチルシクロヘキシルカルボネート、ゲラニルアセテート、ゲラニルフェニルアセテート、イソアミルサリシレート、 メチルアンスラニレート、ネリルアセテート、フェネチルフェニルアセテート、1,1,2,3,3−ペンタメチル−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロインデン−4−オン、α−イオノン、β−イオノン、6−アセチル−1,1,2,4,4,7−ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン、3−メチル−3−ブテニルベンゾエート、アンブレットリド、エチルヘキサヒドロ−4,7−メタノインダン−3−カルボキシレート、6,6−ジメチル−2−ノルピネン−2−プロピオンアルデヒド、テトラメチルドデカハイドロナフトフラン、テトラメチルドデカハイドロナフトピラン、ジメチルベンジルカルビニルブチレート、2(6)−メチル−8−(1−メチルエチル)ビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン−2(3)−イル−1,3−ジオキソラン、2−ターシャリブチルシクロヘキシルアセテート、イソカンフィルシクロヘキサノール、3,5,5−トリメチルヘキシルアセテート、4−ターシャリブチルシクロヘキシルアセテートから選ばれる香料化合物が、流水への耐性が前記化合物群に次いで高く、好ましく用いられる。
【0011】
また、ドデカナール、ヘキシルシクロペンタノン、3−メチル−5−フェニルペンタノール、フェニルアセトアルデヒド、ガンマメチルデカラクトン、エチル3,5,5−トリメチルヘキサノエート、4−メチル−3−デセン−5−オール、アニスアルコール、2−メチル−1−ヘプテン−3−オール、2,6,10−トリメチル−9−ウンデカナール、10−ウンデセナール、トリデカナール、4−トリシクロデシリデンブタナール、テトラヒドロシトラール、イソヘキセニルシクロヘキセニルカルボキサアルデヒド、p−エチルジメチルヒドロシンナミックアルデヒド、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデヒド、トリシクロデセニルプロピオネート、イソプロピルミリステート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、ブチル5−デセノエート、ブチルウンデシレネート、エチル3−ノネノエート、エチル3−オキソヘプタノエート、グアイアシルアセテート、3−ヘキセニルサリシレート、イソボルニルアセテート、リナリルアセテート、酢酸ミルセニル、ローズフェノン、テルピニルアセテート、イソジャスモン、メチレンテトラメチルヘプタノン、γ−メチルイオノン、10−ウンデセン−2−オン、β−ミルセン、8−デセン−5−オリド、γ−ウンデカラクトンから選ばれる香料化合物についても流水に対する耐性が比較的高いため、本発明の残香性香料組成物に好ましく用いられる。
【0012】
本発明の残香性香料組成物においては、流水耐性香料組成物を好ましくは10質量%以上含有していれば特に問題はないが、前記の流水耐性香料およびその他の残香性香料に好ましく用いられる香料化合物群から選ばれる化合物を配合して、香調を整えることが好ましい。
【0013】
本発明の流水耐性香料組成物およびこれを配合した残香性香料は、水洗など使用時に流水にさらされる香粧品に用いられる。本発明の香粧品としてより具体的には、石鹸、洗顔料、洗剤、柔軟剤、ボディーソープ、シャンプー、リンス、ヘアートリートメントなどが挙げられる。
【0014】
本発明の残香性香料の香粧品への添加量は、通常使用される香料の添加量と同程度でよく、製品毎に適宜決定すればよい。一般的な使用量としては、例えば基剤に対して0.1〜1質量%が例示され、たとえばシャンプーで、0.4〜0.6質量%、洗剤で、0.1〜0.2質量%、柔軟剤で、0.1〜0.2質量%の範囲が例示される。
【実施例1】
【0015】
(流水耐性試験)
流水耐性試験において、評価の基準となる化合物の選定を行った。以下に示すA〜Cの3種の試験を行い、3種共にほぼ充分な残香性を有する試料としてリリーアルデヒドを選択し、これを標準として比較評価を行うこととした。評価は、基準化合物よりも残留性の低いものを0点とし、同等のものを1点、より高いものを2点として評価した。
【0016】
A.毛髪洗浄剤用香料の流水耐性試験
ヘアケア製品中の香料が髪の毛に付着した後流水で洗い流されることを想定し、香料の人毛への付着特性を試験することとした。人毛の大量入手は困難であるため、ケラチンパウダーと匂い紙をその代用に用いて単品香料のスクリーニング試験を行った。単品香料混合物の10%エーテル溶液1gをケラチンパウダー3.75g、匂い紙1.25gの混合物に賦香する。これをガラス製のクロマトグラフ管(30φ×600mm)に入れ、40℃の温水200mlを10ml/分の速度で流す。温水を流し終えた賦香物をエーテルで抽出しその香料組成をGC分析した。またブランクとして温水を流していない賦香物も同時にエーテル抽出しその香料組成をGC分析して両者の結果を比較検討した。
【0017】
B.洗剤用香料の流水耐性試験
試験用香料化合物に相対評価用標準として「Lilyaldehyde」を等量混合し、これを試験用香料とした。試験用香料を液体洗剤基剤に1%賦香し、これを試料とした。洗濯機に水30Lを入れ、ここに綿製のタオル(310mm×310mm)6枚を入れる。タオルを撹拌しながら試料20mlを添加した後10分間撹拌し、これを「洗い工程」とした。洗い工程終了後タオルを脱水槽に移して1分間脱水し水分を軽く除去した。2Lのエーテルにタオルを1枚づつ順次入れて、タオルに付着した香料成分をエーテルに移行させた後、エーテルを濃縮除去して香料成分を得た。これをGCDで分析した。
【0018】
C.柔軟剤用香料の流水耐性試験
試験用香料化合物に相対評価用標準として「Lilyaldehyde」を等量混合し、これを試験用香料とした。試験用香料を柔軟剤基剤に4%賦香し、これを試料とした。洗濯機に水30Lを入れ、ここに綿製のタオル(310mm × 310mm)6枚を入れる。タオルを撹拌しながら試料5gを添加した後3分間撹拌し、これを「洗い工程」とした。洗い工程終了後タオルを脱水槽に移して1分間脱水し水分を軽く除去した。2Lのエーテルにタオルを1枚づつ順次入れて、タオルに付着した香料成分をエーテルに移行させた後、エーテルを濃縮除去して香料成分を得た。これをGCDで分析した。
【0019】
(試験結果)
前記試験の結果を総合して、特に流水にさらされたときの耐性に優れた香料化合物を選定した。その結果を表1に示す。
【0020】
【表1】

【0021】
これらの化合物は、使用後に流水にさらされる製品に使用した場合であっても、香料成分の流失を抑制するできることが確認された。
【実施例2】
【0022】
以下に本発明の流水耐性香料組成物の処方について一例を示す。
【0023】
(シャンプー用残香性香料処方例)
(質量%)
────────────────────────────────
アリルシクロヘキサンプロピオネート 0.3
アルファスコン 1.5
β−イオノン 1
シスジャスモン10%DPG溶液 1
シス−3−ヘキセニルアセテート10%DPG溶液 0.5
シス−3−ヘキセニルサリシレート 3
シトロネロール 1.5
エチルリナロール 2
エチルマルトール10%DPG溶液 1.5
2−イソブチル−4−ヒドロキシ−4− 7
メチルテトラヒドロピラン
アセト酢酸エチルエチレングリコールケタール 2
γ−デカラクトン 0.2
γ−メチルイオノン 1.5
γ−ウンデカラクトン 3
メチルジヒドロジャスモン 45
3−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5− 2.5
イル−2−メチルプロパナール
イソ・イー・スーパー 3
リリィアルデヒド 6.5
スチラリルアセテート 0.5
o−ターシャリブチルシクロヘキシル 3.5
2,4−ジメチル−3−シクロヘキセニル− 3
カルボキシアルデヒド10%DPG溶液
4−メチル−3−デセン−5−オール 5
10%DPG溶液
ω−ペンタデカノリド 5
────────────────────────────────
合計 100
【0024】
(洗剤用残香性香料処方例)
(質量%)
────────────────────────────────
α−アミルシンナミックアルデヒド 5
ドデシルアルデヒド 0.5
メチルウンデカナール 0.1
アニスアルデヒド 2.5
ベンジルアセテート 8
シンナミックアルコール 4
クマリン 2.5
ジヒドロミルセノール 12.5
ミュゲアルデヒド 2
オイゲノール 0.4
トナリド 3
γ−メチルイオノン 1.5
ヘキシルシンナミックアルデヒド 6.5
ヒドラトロパアルコール 0.5
リリィアルデヒド 6.5
リナロール 10
フェニルエチルアセテート 1.5
バーティネート 8
β−フェニルエチルアルコール 7
ローズフェノン 1
テルピネオール 12
ω−ペンタデカノリド 5
────────────────────────────────
100
【0025】
(柔軟剤用残香性香料処方例)
(質量%)
───────────────────────────────────────────
アセチルセドレン 10
アニスアルデヒド 1
バクダノール 0.5
シトロネロール 1.5
ジメチルベンジルカルビニルアセテート 1
オイゲノール 0.5
アセト酢酸エチルエチレングリコールケタール 1.5
γ−メチルイオノン 25
γ−ウンデカラクトン 0.5
1,1,2,3,3,8−ヘキサメチル−1,2,3,5,7,8− 25
ヘキサヒドロ−6−オキサ−シクロペンタ[b]ナフタレン
メチルジヒドロジャスモネート 10
ヘキセニルサリシレート 1
イソ・イー・スーパー 4
トリシクロデセニルアセテート 4
リラール 4
スチラリルアセテート 0.5
ラズベリーケトン 1
ローズフェノン 0.5
バニリン10%DPG溶液 2.5
テトラヒドロミルセノール 1
ω−ペンタデカノリド 5
───────────────────────────────────────────
100
【実施例3】
【0026】
以下に本発明の流水耐性香料組成物を使用した製品の処方について一例を示す。
【0027】
(シャンプー処方例)
(質量%)
─────────────────────────────────
アルキル硫酸トリエタノールアミン液 25
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム 15
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5
ラウリン酸ジエタノールアミド 2
プロピレングリコール 2
ジステアリン酸エチレングリコール 1.5
クエン酸 0.3
シャンプー用残香性香料 0.5
水 48.7
─────────────────────────────────
100.0

【0028】
(洗剤処方例)
(質量%)
────────────────────────────────
ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 18
ゼオライト 20
ケイ酸ナトリウム 8
炭酸ナトリウム 8
無水硫酸ナトリウム 44.9
カルボキシメチルセルロース 1
洗剤用残香性香料 0.1
────────────────────────────────
100
【0029】
(柔軟剤処方例)
(質量%)
────────────────────────────────
イミダゾリン型カチオン性界面活性剤 20
エチレングリコール 6
ポリオキシエチレンアルキルエーテル 2
硫酸ナトリウム 0.8
柔軟剤用残香性香料 0.2
水 71
────────────────────────────────
100.0
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明の流水耐性香料組成物を使用することにより、毛髪洗浄料や洗剤、柔軟剤など使用後に流水にさらされる製品に使用したときでも、香料成分が流失することを抑制し、芳香の賦与を効果的に行うことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
α−アミルシンナミックアルデヒド、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、ベンジルベンゾエート、4−アセチル−6−ターシャリブチル−1,1−ジメチルインダン、シクロヘキセニルサリシレート、ジフェニルオキシド、1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−2−ベンゾピラン、3−ヘキセニルベンゾエート、ヘキシルサリシレート、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン、2,6,10−トリメチル−5,9−ウンデカジエナール、5−シクロヘキサデセン−1−オン、5−アセチル−3−イソプロピル−1,1,2,6−テトラメチルインダン、4−イソプロピル−1−メチル−2−プロペニルベンゼン、1−メチル−4−(4−メチルフェニル)−3−シクロヘキセンカルボキサアルデヒド、アセチルセドレン、β−ナフトールメチルエーテル、シクロペンタデカノリド、エチレンドデカンジオエートから選ばれる少なくとも1種からなる流水耐性香料組成物。
【請求項2】
請求項1に記載の流水耐性香料組成物を10質量%以上含有することを特徴とする、残香性香料組成物。
【請求項3】
請求項2に記載の残香性香料組成物を含有する香粧品。

【公開番号】特開2006−124444(P2006−124444A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−311739(P2004−311739)
【出願日】平成16年10月27日(2004.10.27)
【出願人】(000201733)曽田香料株式会社 (56)
【出願人】(504180206)株式会社カネボウ化粧品 (125)
【Fターム(参考)】