説明

浄水器及びセレクタースイッチを有するホース末端部噴霧器

浄水器(34)、弁装置、及びそのセレクタースイッチ(36)を備える噴霧器(20)が開示される。弁装置は、噴霧器に水流の通路及び/又はノズル、又は他の出力機構の選択を提供し、セレクタースイッチ(36)は、弁装置を調節するためである。セレクタースイッチは、操作者の1本の指で又は操作者の親指で調節できるので、操作者は片手で噴霧器を使用し、噴霧器(20)の設定を選択することができる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浄水器を有する噴霧器と、その弁装置及びセレクタースイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
様々なタイプの噴霧器が既知である。噴霧器は、それと関連するフィルター又は他のタイプの浄水器を有する場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
浄水器を有する改善された噴霧器と、その弁装置及びセレクタースイッチの追求が続けられている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、浄水器を有する噴霧器と、その弁装置及びセレクタースイッチに関する。本発明の多数の非限定的な実施形態がある。浄水器は、特に噴霧器が使用されないとき、噴霧器の部分を備える必要がないことを理解されるべきである。浄水器は、噴霧器が使用されるとき噴霧器と共に使用される別個の構成要素であってもよい。
【0005】
非限定的な1つの実施形態では、噴霧器は、水を噴霧するためであり、また使用時、水を浄化するための浄水器カートリッジを備える。噴霧器はコンパクトで、人間工学的であってもよい。噴霧器は、噴霧器に水流の通路及び/又はノズル、又は他の出力機構の選択を提供する弁装置と、弁装置を調節するためのセレクタースイッチとを備えてもよい。ある実施形態では、噴霧器は、操作者の1本の指で又は操作者の親指で調節できる複合的な位置セレクタースイッチを備えるので、操作者は片手で噴霧器を使用し、噴霧器の設定を選択することができる。
【0006】
多数の他の実施形態もまた可能であり、次の詳細な説明に記載されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
【0007】
次の説明を参照して考察されるとき、また添付図面と共に解釈されるとき、本発明は更に容易に明白になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本明細書は、本発明を形成すると見なす主題を特に指摘して明確に請求する請求項をもって完結するが、本発明は添付図面と関連させた次の説明で更に充分に理解されると考えられる。
【0009】
本発明は、浄水器を有する噴霧器と、その弁装置及びセレクタースイッチに関する。
【0010】
図1は、浄水器を有する噴霧器20の1つの実施形態を示している。この噴霧器20は、人間工学的に設計された、手で保持されるホース末端部の噴霧器である。図1に示される噴霧器20は独特の構造を有し、また浄水器、弁装置、及びセレクタースイッチは、そのような構造を有する噴霧器と共に使用することに限定されないことを理解されるべきである。浄水器、弁装置、及びセレクタースイッチは、いかなる好適な構造を有する噴霧器と共に使用されてもよい。
【0011】
噴霧器20は、ハウジング又は構造体22を備える。好ましくは、示される実施形態では、噴霧器20がホース24に接続されて使用されるとき、水はハウジング22を通って流れる。ハウジング22は、胴部分26と、胴部分26に対して傾斜した向きに配置され、ユーザが把持するハンドル28とを備える。噴霧器20は、操作可能にハウジング22に接続された少なくとも1つのスプレーノズル30と、ホース24のためのホース接続部(又は単に「接続部」)32とを更に備える。噴霧器20はまた、浄水器カートリッジ34など、浄水器と、セレクタースイッチ36も備える。
【0012】
図2は、この実施形態では噴霧器20が、浄水器カートリッジ34など、浄水器のために、噴霧器20の胴部分26の後部38など、噴霧器20の一部分に開口部37を備えることを示している。浄水器34は取り外し可能なので、噴霧器が使用されないとき、浄水器は噴霧器20の部分を備える必要がない。噴霧器20は、浄水器カートリッジ34が中に適合する、いかなる好適な浄水器カートリッジ34を受ける構造体を備えてもよい。浄水器カートリッジを受ける構造体の非限定的な1つの実施形態が、米国特許出願10/713,460(2003年11月14日出願)に記載される。
【0013】
噴霧器ハウジング22はまた、浄水器カートリッジを適所に保持するためのクリップ40など、要素を有してもよい。クリップ40は、ハウジングに接合される要素を備えてもよく、又はハウジング22の一部分を備えてもよい。他の実施形態では、浄水器34は、完全に噴霧器ハウジングの内側にあってもよく、その場合、扉が浄水器34を覆ってもよく、またクリップが必要ないこともある。しかしながら、他の実施形態では、噴霧器20は、浄水器カートリッジ34のための開口部を中に含む必要のないことを理解されるべきである。そのような他の実施形態では、浄水器カートリッジ34は、少なくとも部分的に又は全体的に噴霧器20の外側にあってもよい。更に他の実施形態では、噴霧器20は浄水器を備える必要は全くない。
【0014】
図1及び図2は、浄水器カートリッジ34の非限定的な1つの実施形態を示している。浄水器カートリッジ34は、いかなる好適な構造であってもよい。図面に示される実施形態での浄水器カートリッジ34は概ね、横に並んだ2つの区画から構成される。これらの区画は、円筒形部分を備え、より具体的には、カートリッジ34は2つの円筒形部分42及び44から構成される構造体の構造であり、同部分は、それらの軸線に沿ってそろい、また合わせて接合されて、数字の「8」に似た横断面を有する複合的円筒形構造体を形成する。この特定の実施形態では、カートリッジは入口開口部及び出口開口部を有し、その両方の開口部が浄水器カートリッジの同じ末端部に位置し、その末端部が噴霧器ハウジング22に挿入される。浄水器カートリッジ34が使用されるとき、水は入口開口部から第1円筒形部分42に流入する。次に、水は第1円筒形部分42から、第1円筒形部分と第2円筒形部分を接続している水路46を通って第2円筒形部分44まで流れる。水は、出口開口部から浄水器カートリッジ34を出て、浄化されたリンススプレー導管に入る。
【0015】
浄水器カートリッジ34は常置であっても、又は取り換え可能であってもよい。浄水器カートリッジ34は、噴霧器20の胴部分26後部38の開口部37を通して噴霧器ハウジング22に挿入され、また同ハウジング22から取り外されることができる。浄水器カートリッジ34は、いかなる好適なタイプの浄水材料を備えてもよい。非限定的な1つの実施形態では、浄水器カートリッジ34は、イオン交換樹脂媒質を備える。イオン交換樹脂媒質は、米国特許第6,562,142号B2(バーガー(Barger)ら)に記載される特性のいずれを有してもよい。
【0016】
図3は、噴霧器20の内部構成要素を示している。示される非限定的な実施形態では、これらの構成要素は:嵌め込み管48、弁装置又は弁50、セレクタースイッチ36、リンス導管52、及び浄水器導管54を備える。図4は、弁50が:弁下部構成要素56、弁中間部構成要素58、弁上部構成要素60、選択ばね62、中間部選択封止部64、クリックばね66、及びクリックピン68を備えることを示している。弁50は更に、O−リング70及び他の構成要素を備えてもよい。
【0017】
図3及び図4に示されるように、嵌め込み管48の上部部分72は、弁下部構成要素56の下側の円筒形延長部74内に適合する。弁下部構成要素56の上部部分76は、円筒形部分78を備える。弁中間部構成要素58もまた、円筒形構造を有する外側を有する。弁中間部構成要素58の一部分は、弁下部構成要素56の円筒形部分78の内側に適合する。示される実施形態では、セレクタースイッチ36は、弁中間部構成要素58の外側に接合されて、そこから外向きに延伸する。示される実施形態では、セレクタースイッチ36は、弁中間部構成要素58から、円筒形の弁中間部構成要素58の軸線にほぼ垂直な方向で外向きに延伸する。
【0018】
図5に示されるように、弁中間部構成要素58は、中の開口部82及び中の幾つかの凹部84を備える上面80を有する。開口部82は、ホースからの水が弁50を通って流れるのを可能にする。図4、図6、及び図7に示されるように、中間部選択封止部64は、選択ばね62の頂部にあって、少なくとも部分的に弁中間部構成要素58の上面80の開口部82内に適合する。弁中間部構成要素58の上面80はまた、1つ以上の封止部86を備えてもよい。封止部86は、いかなる好適な構造であってもよい。示される実施形態では、封止部86は、弁中間部構成要素58の上面80の中央から外向きに広がる隆起した肋骨の構造である。示される実施形態の他の見解では、封止部86は、他のいかなる好適な構造を有してもよい。更に他の実施形態では、封止部は、弁中間部構成要素58の上面80に位置する代わりに又はそれに加えて、弁上部構成要素の下側に位置してもよい。
【0019】
弁上部構成要素60は、プレート87と1対の流入導管88及び90を備える。流入導管の片方は、弁50を通過して入ってくる水を、浄水器34を迂回する導管に向け、従ってリンス導管を備える。もう片方の流入導管は、弁50を通過して入ってくる水を浄水器34内に向ける。次に、浄化された水は、浄化されたリンススプレーノズルに通じる導管で浄水器から流出する。図4に示されるように、クリックピン68は、クリックばね66の上に適合し、またクリックばねは、弁上部構成要素60の下側に挿入される。次に、弁上部構成要素60は、弁中間部構成要素58の頂部に載せられて、弁50の組立てを完成する。
【0020】
図6は、「オフ」の位置でのセレクタースイッチ36及び弁装置を示している。図6に示されるように、この装置が「オフ」の位置にあるとき、弁中間部構成要素58の上面80の開口部82は、弁上部構成要素60の流入導管88と90の間に位置する。この位置では、弁上部構成要素60の下側に対する封止部86の係合によって、水が、弁50を通って流入導管88及び90のいずれかに流入するのが妨げられる。加えて、クリックピン68は、弁中間部構成要素58の上面80の中央凹部84に係合して、セレクタースイッチ36が「オフ」の位置にあるという合図を操作者に送る。
【0021】
図7は、一方の側に回転したセレクタースイッチ36及び弁装置を示している。セレクタースイッチ36がこの方法で回転するとき、弁中間部構成要素58の上面80の開口部82は弁上部構成要素60の流入導管88及び90の片方とそろい、水が、弁50を通って流入導管に流入する。この位置では、クリックピン68は、弁中間部構成要素58の上面80の中央凹部の左側の凹部84に係合して、セレクタースイッチ36が異なる位置にあるという合図を操作者に送る。
【0022】
非限定的な1つの実施形態では、セレクタースイッチ36は少なくとも2つの位置を有する。示される実施形態では、セレクタースイッチ36は、左から右へ3つの位置:「水道水噴霧」、「オフ」、及び「浄化したリンス」を有する。多数位置セレクタースイッチ36は、操作者の1本の指又は親指で調節できるので、操作者は片手で噴霧器を使用し、噴霧器の設定を選択することができる。それによって操作者は、乗り物を洗浄するプロセスの間などに、乗り物の表面に洗浄組成物を塗布するなど、もう片方の手を別の仕事に使用できる。あるいは、それによって操作者は、洗浄用手袋又は他の洗浄器具などの、物品をもう片方の手で保持できる。
【0023】
セレクタースイッチ36は、いかなる好適なタイプのスイッチを備えてもよい。図1〜図7に示されるセレクタースイッチ36は、パドル/ロッカースイッチを備える。このスイッチは、中央に操作者の親指を収容する大きさのほぼ平坦な領域92と、このほぼ平坦な領域に対して傾斜した向きに接合し、間に操作者の親指のための空間を作るのに充分な距離を隔てて離れた1対の「パドル」94(図5参照)とを有する。パドル94は、内面及び外面を有する。操作者は、自分の親指をこのほぼ平坦な領域92に置いて、スイッチの内側から、スイッチのどちらかの側の、パドル94の片方の内面に親指で力を加えることによりこのスイッチを調節できる。あるいは、操作者は、親指をスイッチの外側に置いて、スイッチのどちらかの側の、パドル94の片方の外面にその親指で力を加えることができる。そのようなスイッチの様々な実施形態は、スイッチの動きの方向で測定されるパドルの様々な幅(又は厚さ)を備え、スイッチの位置の間で切り換えられるとき、様々な「投射」距離を提供できる。
【0024】
図8は、セレクタースイッチの別の実施形態を示している。図8では、セレクタースイッチ36は親指スイッチである。操作者は、自分の親指でスイッチのどちらかの側に力を加えることにより、このスイッチを調節できる。異なる幅を有するこのスイッチの他の実施形態もまた提供されて、1つのスイッチ設定から別の設定まで切り換えられるとき、異なる「投射」距離を提供することができる。他の実施形態では、セレクタースイッチ36は他のいかなる好適な構造を有してもよい。
【0025】
多数の他の実施形態が可能である。それらの幾つかには次のようなものがある。他の実施形態では、例えば噴霧器は、米国特許出願10/137,748(2002年5月2日出願)と、US2003/0034051A1(2003年2月20日出願)に記載されたタイプであってもよく、又は米国意匠特許出願29/193,107(2003年11月3日出願)に示される噴霧器の構造であってもよい。他の実施形態では、弁装置50は、噴霧器20の胴部分26に位置してもよい。他の実施形態では、弁装置50の構成要素が逆であってもよい。それ故に、「上部」部分と称される弁装置50の様々な部分が「第1部分」と称されてもよく、また「下部」部分と称される弁装置50の様々な部分が「第2部分」と称されてもよい。
【0026】
噴霧器は、いかなる好適な方法で製造されてもよい。噴霧器20のハウジング22及び他の多くの構成要素が、プラスチックなど、いかなる好適な材料から作製されてもよい。示される実施形態では、ハウジングは、2つ以上の部分から構成されてもよい。噴霧器20の構成要素は、ハウジングを含むピースの少なくとも1個の内側で組立てられてもよく、次に、ハウジング22のピースが合わせて固定されてもよい。
【0027】
噴霧器20を使用するために、入口開口部及び出口開口部を備える浄水器カートリッジ34の末端部が、噴霧器ハウジング22内に位置する受ける構造体に挿入される。クリップ40は、カートリッジ34を適所で保持する。浄水器カートリッジ内のイオン交換樹脂がなくなると、クリップ40が下向きに押されて、カートリッジ34からはずされ、カートリッジ34が取り外されて、新しいカートリッジと取り換えられる。
【0028】
噴霧器20は、いかなる好適な方法又はプロセスで使用されてもよい。非限定的な1つの実施形態では、噴霧器20は、車など、乗り物の外面を洗浄するプロセスで使用されてもよい。このプロセスは、いかなる好適な数の工程をいかなる好適な順序で含んでもよい。そのような1つの実施形態では、プロセスは、乗り物の外面に洗浄組成物を塗布する工程を含む。いかなる好適な洗浄組成物が使用されてもよく、また洗浄組成物は、いかなる方法で乗り物の表面に塗布されてもよい。
【0029】
そのような実施形態の1つの見解では、洗浄組成物は、乗り物の表面を親水性にするポリマーを含む。1つの好適なポリマーは、米国特許第6,593,228号B2(オーベイ(Aubay)ら、2003年7月15日発行)に記載される。好適な洗浄組成物は、米国特許出願(U.S.Patent Application Publication)2002/01600224A1(バーガー(Barger)ら、2002年10月31日出願)に記載される。そのような実施形態の1つのバージョンでは、洗浄組成物は、乗り物の表面に直接塗布されてもよい。そのような実施形態の別のバージョンでは、洗浄組成物は、濃縮した洗浄組成物をバケツの水などの水で希釈し、次に、希釈した洗浄組成物を乗り物の表面に塗布することにより塗布されてもよい。洗浄組成物は、洗浄組成物を乗り物の表面に流すか若しくは噴霧するなど、いかなる好適な方法で乗り物の表面に塗布されてもよく、又は洗浄組成物を乗り物の表面に塗布するために、いかなる好適なタイプのアプリケータ(スポンジ、洗濯手袋など)を使用してもよい。
【0030】
次に、噴霧器20はリンスの設定に設定されて、洗浄組成物を洗い流すために使用されてもよい。この後、噴霧器20が、浄化されたリンスの設定に設定されて、乗り物の表面は、浄化されたリンス水で洗われて、乗り物表面に残るいかなる残基形成物質も除去することができる。
【0031】
本記述全体にわたって言及した全ての特許、特許出願(及びそれに基づいて発行された特許及びいかなる関連して発行された外国特許出願)、並びに公開公告の開示内容を本明細書に参考として組み込む。但し、本明細書に参考として組み込まれる文献のいずれもが本発明を教示又は開示していないことを明言する。
【0032】
本発明の特定の実施形態について記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明らかである。更に、本発明をある特定の実施形態と関連して説明してきたが、これは説明を目的とするものであって、限定を目的とするものではなく、本発明の範囲は、添付の請求項によって定義され、これは従来技術が可能にするのと同様に幅広く考えられるべきであることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】浄水器を有する噴霧器の非限定的な1つの実施形態の前側斜視図。
【図2】図1に示される噴霧器の後側斜視図。
【図3】噴霧器の内部構成要素を示すためにハウジングの一部分が切り取られて示される、図1に示される噴霧器の側面図。
【図4】弁装置の非限定的な1つの実施形態の構成要素の組立て分解斜視図。
【図5】弁中間部構成要素の頂部とセレクタースイッチを示す斜視図。
【図6】「オフ」の設定で同じ位置で別角度からの、弁中間部構成要素の頂部とセレクタースイッチを示す斜視図。
【図7】流れる機能の1つの設定で同じ位置で別角度からの、弁中間部構成要素の頂部とセレクタースイッチを示す斜視図。
【図8】セレクタースイッチの別の実施形態の斜視図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作者の手で把持するためのハンドル部分を備えるハウジングと、
前記ハウジングの前記ハンドル部分の中の弁装置であって、オフ機能と1つ以上の噴霧機能の組み合わせを提供する構造を有する弁装置と、を備える噴霧器において、前記弁装置が、
弁下部構成要素と、
前記弁下部構成要素より上に配置された弁上部構成要素であって、下側を有する弁上部構成要素と;
前記弁下部構成要素と前記弁上部構成要素の間に位置する弁中間部構成要素であって、前記弁中間部構成要素が上面を有し、またその中に開口部を有し、前記弁中間部構成要素が前記弁下部構成要素及び前記弁上部構成要素に関して回転可能であり、前記弁上部構成要素の前記下側と、前記弁中間部構成要素の前記上面の少なくとも一方がその上に封止部を有する弁中間部構成要素と;
操作可能に前記弁装置に接続されたセレクタースイッチであって、前記噴霧器をオフにするための位置と、前記弁装置を前記1つ以上の噴霧器の設定に設定するための位置の両方を有するセレクタースイッチとを備える噴霧器。
【請求項2】
操作者の手の、手のひらと指の間で把持するためのハンドル部分を備えるハウジングと;
前記ハウジングの中の弁装置であって、2つ以上の噴霧器の機能を提供する構造を有する弁装置と;
操作可能に前記弁装置に接続されたセレクタースイッチであって、前記セレクタースイッチが前記2つ以上の噴霧器の設定のための位置を有し、前記セレクタースイッチが、前記操作者の指に適合する前記ハンドル部分の一部分から距離をおいて前記ハンドル部分の少なくとも前記一部分より上に位置し、前記距離が、前記操作者が前記ハンドル部分で前記噴霧器を保持するのと同じ前記操作者の手の親指で前記セレクタースイッチを動かすのに充分な範囲内であるセレクタースイッチとを備える噴霧器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−511347(P2007−511347A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−539895(P2006−539895)
【出願日】平成16年11月12日(2004.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2004/037786
【国際公開番号】WO2005/049218
【国際公開日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】