説明

浄水器

【課題】浄水容器の十分な貯留容積を確保できると共に、使用者にとって使い勝手の良いポット型浄水器を提供する
【解決手段】原水を貯留可能な原水容器30と、当該原水容器30から導かれる原水を浄化する浄化処理部50と、当該浄化処理部50から供給される浄水を貯留する浄水容器70とを有する浄水器100であって、原水容器30と浄化処理部50と浄水容器70を装着自在な浄水器支持体10が設けられ、原水容器30、浄化処理部50、及び浄水容器70が独立に浄水器支持体10に装着されている装着姿勢で、原水容器30から供給される原水を浄化処理部50にて浄化し、浄水容器70に浄水として貯留可能に構成され、浄水容器70が、浄水器支持体10から独立に着脱可能に構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原水を貯留可能な原水容器と、当該原水容器から導かれる原水を浄化する浄化処理部と、当該浄化処理部から供給される浄水を貯留する浄水容器とを有する浄水器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ポット型浄水器100としては、図7に示すように、原水を貯える原水容器30と、原水容器30から導かれる原水を浄化する浄化処理部50と、浄化処理部50から導かれる浄水を貯留する浄水容器70とを備えるものが、知られている(特許文献1を参照)。
当該特許文献1のポット型浄水器100では、原水容器30及び浄化処理部50が、浄水容器70の内部に一体に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−313501号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のポット型浄水器100は、浄水容器70の内部に原水容器30及び浄化処理部50が設けられているため、浄水容器70に貯留可能な浄水の容量が、当該原水容器30及び浄化処理部50の容積分だけ、少なくなるという問題があった。
また、浄水容器70は、原水容器30及び浄化処理部50と一体に設けられているため、浄水容器70を移動させる際に、浄水容器70、原水容器30、及び浄化処理部50のすべてを一体として移動させねばならず、使用者にとって使い勝手が悪い場合があるという問題があった。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、浄水容器の十分な貯留容積を確保できると共に、使用者にとって使い勝手の良いポット型浄水器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための浄水器は、原水を貯留可能な原水容器と、当該原水容器から導かれる原水を浄化する浄化処理部と、当該浄化処理部から供給される浄水を貯留する浄水容器とを有する浄水器であって、その特徴構成は、
前記原水容器、前記浄化処理部、及び前記浄水容器を装着自在な浄水器支持体が設けられ、
前記原水容器、前記浄化処理部、及び前記浄水容器が独立に前記浄水器支持体に装着されている装着姿勢で、前記原水容器から供給される原水を前記浄化処理部にて浄化し、前記浄水容器に浄水として貯留可能に構成され、
前記浄水容器が、前記浄水器支持体から独立に着脱可能に構成されている点にある。
【0007】
上記特徴構成によれば、原水容器、浄化処理部、及び浄水容器の夫々は、独立に浄水器支持体に装着されている装着姿勢で、原水の浄化を実行する。従来技術と比較すると、浄水容器の内部は、原水容器及び浄化処理部が存在しない状態で、浄化された浄水が貯留されることとなるため、十分な浄水の貯留容積を確保できる。
さらに、浄水容器は、浄水器支持体から独立に着脱可能に構成されているので、使用者は、浄水を利用すべく、浄水容器を移動させる際、原水容器及び浄化処理部とは別に、浄水容器のみを移動させることができ、使用者の使い勝手を向上させることができる。
【0008】
本発明の浄水器の更なる特徴構成は、前記浄水容器が、浄水を貯留する浄水容器本体と、当該浄水容器本体の上部の開口を封止する蓋部材と、前記浄水容器本体のハンドルのカバー部材とに分解可能に構成されている点にある。
【0009】
上記特徴構成によれば、浄水容器は、蓋部材、カバー部材、及び浄水容器本体に、分解して洗浄することができるので、部材間の隙間まで洗浄して、雑菌の繁殖を効果的に抑制することができる。
また、分解することにより、食器洗浄器に入れて洗浄し易くなるため、浄水容器の洗浄に伴う使用者の手間を軽減することができる。
一方、蓋部材、カバー部材、および浄水容器本体を一体化した状態で、浄水を清潔に保てる。
【0010】
本発明の浄水器の更なる特徴構成は、前記蓋部材には、前記浄化処理部にて浄化された浄水を受け入れる浄水受入口が設けられると共に、当該浄水受入口を閉止状態と開放状態とに切り替える開閉部材が設けられ、
前記開閉部材は、前記閉止状態において、前記蓋部材から前記浄化処理部の側へ突出する突起部を有し、当該突起部は、前記開閉部材が前記開放状態にあるときに、前記蓋部材から前記浄化処理部の側とは反対側へ引退するように構成され、
前記浄水器支持体に前記浄化処理部が装着され、且つ、前記開閉部材が開放状態にあり前記突起部が前記浄水容器の前記蓋部材の上面より前記浄化処理部の側へ突出している状態において、前記突起部は、前記浄水容器が前記浄水器支持体に装着されるに伴って、前記浄化処理部に当接して、前記浄水容器の前記浄水器支持体への装着が禁止される点にある。
【0011】
本願の浄水器において、原水の浄化を実行する場合に、浄水容器の浄水受入口が閉止状態で、浄水器支持体に装着されると、浄化処理部から供給される浄水が、浄水容器に受け入れられず、外部に漏洩してしまう。このため、原水の浄化を実行する場合、浄水容器は浄水を確実に受け入れるべく、その浄水受入口を開放状態にする必要がある。
上記特徴構成によれば、浄水容器は、浄水受入口が閉止状態にある場合には、浄水器支持体への装着を禁止して、原水の浄化を実行する場合に、浄水が外部に漏洩することを防止するように構成されている。
説明を加えると、浄水受入口には、浄水受入口を閉止状態と開放状態とに切り替える開閉部材が設けられており、当該開閉部材には、その閉止状態において、蓋部材から浄化処理部の側へ突出する突起部を有し、当該突起部が、開閉部材の開放状態において、蓋部材から浄化処理部の側とは反対側へ引退するように構成されている。
そして、浄水器支持体に浄化処理部が装着され、且つ、開閉部材が開放状態にあり突起部が浄水容器の蓋部材の上面より浄化処理部の側へ突出している状態において、突起部は、浄水容器が浄水器支持体に装着されるに伴って、浄化処理部に当接して、浄水容器の浄水器支持体への装着が禁止されることとなる。
これにより、使用者が、浄水受入口が閉止状態となっている状態で、浄水容器を浄水器支持体に装着することを防止できる。これにより、原水の浄化を実行する場合に、浄水が浄水容器に受け入れられず、外部に漏洩することを適切に防止することができる。
【0012】
本発明の浄水器の更なる特徴構成は、前記原水容器は、前記浄水器支持体から独立に着脱可能に構成されている点にある。
【0013】
上記特徴構成によれば、原水容器が、浄水器支持体から独立に着脱可能に構成されているので、原水容器に原水を流入させる場合、原水容器のみを蛇口等に移動させて原水を流入させることができ、使用者の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】原水容器及び浄水容器が非装着姿勢にある場合の浄水器の斜視図である。
【図2】原水容器及び浄水容器が装着姿勢にある場合の浄水器の斜視図である。
【図3】浄化処理部が装着姿勢にある状態における非装着姿勢にある原水容器の断面図である。
【図4】浄水容器の分解斜視図である。
【図5】開閉部材が開口部を開放状態にする場合(a)と、閉止状態にする場合(b)の斜視図である。
【図6】開閉部材が開放状態にある場合(a)と閉止状態とにある場合(b)における、浄水容器の装着姿勢への移行過程を示す断面図である。
【図7】従来技術に係る浄水器を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の浄水器100は、図1、2に示すように、原水を貯留可能な原水容器30と、当該原水容器30から導かれる原水を浄化する浄化処理部50と、当該浄化処理部50から供給される浄水を貯留する浄水容器70と、原水容器30と浄化処理部50と浄水容器70とを原水の流通方向(図1、2で、矢印Yの矢示方向)で記載順に装着自在な浄水器支持体10とから構成されている。そして、本発明の浄水器100は、特に、浄水容器70が、浄水器支持体10から各別に着脱自在に構成されている点を特徴とする。
以下では、浄水器100の全体構成を説明した後、原水容器30、浄化処理部50、及び浄水容器70の夫々について、説明を加える。
【0016】
〔全体構成〕
浄水器100は、原水容器30、浄化処理部50、及び浄水容器70の夫々が、原水の通流方向(図1、2で、矢印Yの矢示方向)を鉛直方向に沿わせる状態で、上方側から記載順に、浄水器支持体10に装着される装着姿勢となるように構成されている。
浄水器支持体10は、図1、2に示すように、テーブル(図示せず)等に載置可能な底部11と、当該底部11の側方から鉛直方向で上方(図1、2で矢印Yの矢示方向と反対方向)に延びる一対の側方支持体12とから構成されている。
一対の側方支持体12には、一対の側方支持体12に挟まれる状態で、鉛直方向で側方支持体12の略中央部位に、複数の螺子13にて、浄化処理部50が螺設されている。これにより、浄化処理部50が浄水器支持体10に装着される装着姿勢(図1、2に示す姿勢)となる。
原水容器30は、浄化処理部50が浄水器支持体10に装着されている装着姿勢において、一対の側方支持体12に挟まれる状態で、上方から下方(図1、2で矢印Yの矢示方向)へ移動して、浄化処理部50の浄化処理部本体51の上端部51aに載置されて、非装着姿勢(図1に示す姿勢)から装着姿勢(図2に示す姿勢)へと姿勢変更する。
一方、浄水容器70は、浄化処理部50が浄水器支持体10に装着されている装着姿勢において、一対の側方支持体12に挟まれる状態で、一対の側方支持体12の対向方向に直交する方向(図1で矢印Xに沿う方向)に移動して、非装着姿勢(図1に示す姿勢)から、浄化処理部50の下方で浄水器支持体10の底部11に載置される装着姿勢(図2に示す姿勢)へ姿勢変更する。
以上の如く、原水容器30及び浄水容器70は、浄水器支持体10に対して着脱自在に構成される。
そして、原水容器30、浄化処理部50、及び浄水容器70の夫々は、浄水器支持体10に装着される装着姿勢(図2に示す姿勢)において、原水容器30に貯留される原水を、自重によりその下方に位置する浄化処理部50に導いて浄化し、浄化された浄水を浄水容器70に貯留可能に構成されている。
【0017】
〔原水容器〕
原水容器30は、浄水器支持体10から取り外して移動可能であり、浄水器支持体10から取り外して移動している非装着姿勢(図3に示す姿勢)においては、その内部に原水を貯留した状態を維持できながらも、浄水器支持体10への装着姿勢においては、浄化処理部50に原水を供給可能としている点を特徴としている。以下、この特徴に係る構成について、詳細に説明する。
原水容器30は、図3に示すように、原水を貯留する原水容器本体31と、当該原水容器本体31の上方の開口32に設けられる原水容器蓋33と、原水容器本体31の下方から原水を流出する原水流出口34とを備えている。
原水容器蓋33には、原水流入口35が設けられると共に、当該原水流入口35を開放状態又は閉止状態とする原水流入口蓋36が設けられている。
原水流出口34には、原水容器30の下面から下方側(図3で矢印Yの矢示方向の先端側)に突出して、原水をその通流方向(図3で矢印Yの矢示方向)に案内する筒状突出部38が設けられている。
【0018】
原水容器30の下方には、原水流出口34の筒状突出部38の径方向で外側に位置する筒状連結部42が上方から下方(図3で矢印Yの矢示方向)に延設されている。
当該筒状連結部42は、浄化処理部50に装着される浄水カートリッジ200と連結可能に構成されている。当該連結状態が維持されている状態では、原水容器30から供給される原水は、確実に浄化処理部50の浄水カートリッジ200に導かれることとなる。
【0019】
〔脚状体及び案内部材〕
原水容器30は、その下面から下方側(図3で矢印Yの矢示方向で先端側)に延びて自身を支持する一対の脚状体43を備えている。一方、浄化処理部50の上面には、原水容器30及び浄化処理部50が浄水器支持体10に装着されている装着姿勢において、脚状体43の外面に沿う形状の案内部材54が設けられている。
当該案内部材54は、浄化処理部50が浄水器支持体10に装着されている装着姿勢(図3に示す姿勢)において、原水容器30が非装着姿勢(図3に示す姿勢)から装着姿勢に姿勢変更するときに、脚状体43を案内する形態で、浄化処理部50に対し原水容器30を案内する。
これにより、原水容器30は、原水容器30の原水流出口34と浄化処理部50に装着される浄水カートリッジ200の原水受入口117とが芯出しされている状態に、位置決めされる。
【0020】
脚状体43は、原水容器30が浄水器支持体10から取り外された非装着姿勢において、原水容器30がテーブル等(図示せず)に載置された場合、テーブル等に対して原水容器30を支持する。
このように、原水容器30が脚状体43により支持されている状態で、原水容器30の筒状突出部38の下端部38aは、脚状体43の下端部よりも上方側に位置している。
これにより、原水容器30の筒状突出部38の下端部38aは、原水容器30が脚状体43により支持されている状態において、テーブル等に当接することはなく、テーブル等に存在する場合のある雑菌の付着が防止される。
【0021】
〔浄化処理部〕
浄化処理部50は、図1、2に示すように、浄水カートリッジ200を装着可能に構成されている。
浄化処理部50は、図1、2に示すように、主には、浄水器支持体10に螺設される浄化処理部本体51と、当該浄化処理部本体51の内部に配設されて、浄水カートリッジ200を支持する浄水カートリッジ支持部材52とから構成されている。
【0022】
〔浄水容器〕
本発明においては、浄水容器70は、浄水器支持体10から独立に装着及び取り外しが可能に構成されており、その装着姿勢において、浄化処理部50にて浄化された浄水が、その内部に適切に導かれるように構成されている点を特徴としている。
以下、図1、4、5、6に基づいて、その構成を説明する。
浄水容器70は、図4に示すように、浄水を貯留する浄水容器本体71と、当該浄水容器本体71の上部の開口を封止する蓋部材72と、浄水容器本体71のハンドル73に設けられるカバー部材74とから構成されており、これらは互いに分離可能に構成されている。
蓋部材72には、図5に示すように、浄化処理部50にて浄化された浄水を受け入れる浄水受入口75が設けられると共に、当該浄水受入口75を閉止する閉止状態(図5(b)に示す状態)と、浄水受入口75を開放する開放状態(図5(a)に示す状態)とに切り替える開閉部材78が設けられる。
説明を加えると、開閉部材78は、蓋部材72に設けられた回転軸76を回転中心として回転する形態で、浄水受入口75の上方位置(図5(b)に示す位置)に位置して、浄水受入口75を閉止する閉止状態と、浄水受入口75の上方位置から外れたハンドル73側の位置(図5(a)に示す位置)に位置して、浄水受入口75を開放する開放状態とを切り替え可能に構成されている。
さらに、当該開閉部材78は、図5(b)、6(b)に示すように、閉止状態において、蓋部材72から浄化処理部50の側(図5(b)、6(b)で矢印Yの矢示方向と反対側)へ突出する突起部77を有している。当該突起部77は、開閉部材78が開放状態にあるときに、蓋部材72から浄化処理部50の側とは反対側(図5(a)、6(a)で矢印Yの矢示方向)へ引退するように構成されている。
尚、当該突起部77は、図6(b)に示すように、開閉部材78が閉止状態で、且つ、浄化処理部50が浄水器支持体10への装着姿勢にある場合に、浄水容器70を浄水器支持体10の底部11に載置すると、上下方向(図6(b)で矢印Yに沿う方向)で、浄化処理部50の下方部位53よりも、上方側に位置する。
【0023】
上述の構成により、突起部77は、図6(b)に示すように、開閉部材78が閉止状態にある状態で、蓋部材72から浄化処理部50の側へ突出するため、浄水容器70が浄水器支持体10に装着されるに伴って、浄化処理部50の下方部位53に当接する。これにより、開閉部材78が閉止状態にある状態では、浄水容器70が装着姿勢となることはない。結果、開閉部材78が閉止状態で、浄水容器70が装着姿勢とされ、原水の浄化処理が実行されて、浄水が浄水容器70の外部へ流れてしまうことを防止できる。
一方、突起部77は、図6(a)に示すように、開閉部材78が開放状態では、蓋部材72から浄化処理部50の側とは反対側へ引退するため、浄化処理部50の下方部位53に当接することはない。これにより、浄水容器70は、開閉部材78が閉止状態では、非装着姿勢から装着姿勢に移行可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明の浄水器は、浄水容器の十分な貯留容積を確保できると共に、使用者にとって使い勝手の良いポット型浄水器として、有効に利用可能である。
【符号の説明】
【0025】
10 :浄水器支持体
11 :底部
30 :原水容器
34 :原水流出口
38 :筒状突出部
38a :筒状突出部の下端部
43 :脚状体
50 :浄化処理部
54 :案内部材
70 :浄水容器
71 :浄水容器本体
72 :蓋部材
73 :ハンドル
74 :カバー部材
75 :浄水受入口
77 :突起部
78 :開閉部材
100 :浄水器
200 :浄水カートリッジ
Y :原水の通流方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原水を貯留可能な原水容器と、当該原水容器から導かれる原水を浄化する浄化処理部と、当該浄化処理部から供給される浄水を貯留する浄水容器とを有する浄水器であって、
前記原水容器、前記浄化処理部、及び前記浄水容器を装着自在な浄水器支持体が設けられ、
前記原水容器、前記浄化処理部、及び前記浄水容器が独立に前記浄水器支持体に装着されている装着姿勢で、前記原水容器から供給される原水を前記浄化処理部にて浄化し、前記浄水容器に浄水として貯留可能に構成され、
前記浄水容器が、前記浄水器支持体から独立に着脱可能に構成されている浄水器。
【請求項2】
前記浄水容器が、浄水を貯留する浄水容器本体と、当該浄水容器本体の上部の開口を封止する蓋部材と、前記浄水容器本体のハンドルのカバー部材とに分解可能に構成されている請求項1に記載の浄水器。
【請求項3】
前記蓋部材には、前記浄化処理部にて浄化された浄水を受け入れる浄水受入口が設けられると共に、当該浄水受入口を閉止状態と開放状態とに切り替える開閉部材が設けられ、
前記開閉部材は、前記閉止状態において、前記蓋部材から前記浄化処理部の側へ突出する突起部を有し、当該突起部は、前記開閉部材が前記開放状態にあるときに、前記蓋部材から前記浄化処理部の側とは反対側へ引退するように構成され、
前記浄水器支持体に前記浄化処理部が装着され、且つ、前記開閉部材が開放状態にあり前記突起部が前記浄水容器の前記蓋部材の上面より前記浄化処理部の側へ突出している状態において、前記突起部は、前記浄水容器が前記浄水器支持体に装着されるに伴って、前記浄化処理部に当接して、前記浄水容器の前記浄水器支持体への装着が禁止される請求項2に記載の浄水器。
【請求項4】
前記原水容器は、前記浄水器支持体から独立に着脱可能に構成されている請求項1乃至3の何れか一項に記載の浄水器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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