説明

浮動式移動プラットフォームを備えたコンベア移動システム

物品を上流側コンベア(30)から下流側コンベア(31)へ間隙(38)を横切って移動させるためのコンベア移動システムおよび移動プラットフォーム。移動プラットフォーム(40)は、端部が向かい合うように配置される2つのコンベア(30、31)間の間隙(38)内に収まる。コンベアの少なくとも1つが、間隙において反転要素(46)の周囲で方向を反転するコンベアベルト(36)を含む。移動プラットフォーム(40)は、間隙内で浮き、コンベアフレームと直接連結することなく、コンベアベルト(36)またはその反転要素(46)によって支持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
記載される移動システムは、一般に動力駆動式コンベアに関し、より詳細には、移動プラットフォームを有するコンベアに関し、移動プラットフォームの上を、物品が、端部が向き合うように配置されたコンベアベルト間を移動する。
【背景技術】
【0002】
ベルトコンベアは、端部が向き合うように配置され、上流側コンベアベルトの下流端と下流側コンベアベルトの上流端との間に間隙があることが多い。典型的には、固定板が間隙に位置付けられ、上流側コンベアベルトから下流側コンベアベルトへ間隙を横切って移動する製品用の渡し面(ride−over surface)を提供する。固定板により、2つのベルトの向き合う端部の間を、製品がより円滑に移動する。ベルトは間隙において、ノーズバー、スプロケット、またはプーリの周囲で、上側の運搬経路走行から下側の戻り経路走行へと移行する。固定板は典型的には、上側の製品移動表面が、上流側および下流側コンベアベルトの上側搬送表面と概ね同一平面になっている状態でコンベアフレームに固定される。固定板がコンベアベルトの1方または両方に対し垂直方向にずれている場合、ずれが不連続性を生むことがあり、製品が引っ掛かる原因となり得る。固定板が水平方向にずれている場合、ベルトの一方と接触するようになり、摩耗または損壊を引き起こし得る。明らかに、不適切に整列された製品移動板は、種々の問題の原因となり得る。
【発明の概要】
【0003】
本発明の特徴を具体化するコンベア移動システムは、物品を搬送方向に前進させる第1コンベアベルトを含む第1コンベアと、間隙を挟んで第1コンベアと端部が向き合うように配置された第2コンベアとを備える。第2コンベアは物品を搬送方向に前進させる。移動プラットフォームが、第1コンベアベルトと第2コンベアベルトとの間の間隙に配置される。移動プラットフォームは上側移動面を有し、第1コンベアと第2コンベアとの間を搬送方向に移動する物品がこの移動面を横断する。第1コンベアベルトが、移動プラットフォームを間隙内で支持する。
【0004】
コンベア移動システムの別の変形は、第1コンベアベルトと第2コンベアベルトとを備える。第1コンベアベルトは物品を運搬経路に沿って搬送方向に出口端の方へ前進させる。第2コンベアベルトは間隙を挟んで第1コンベアベルトの出口端に隣接する入口端を有する。第2コンベアベルトは、物品を第1コンベアベルトから受け取り、物品を運搬経路に沿ってさらに搬送方向に前進させる。第1コンベアベルトは、第1コンベアベルトの出口端において、第1反転要素の周囲で搬送経路から下側の戻り経路へと方向を反転する。第2コンベアベルトは、第2コンベアベルトの入口端において、第2反転要素の周囲で下側の戻り経路から搬送経路へと方向を反転する。コンベアベルト間の間隙に配置された移動プラットフォームは、第1コンベアベルトから第2コンベアベルトへ移動する物品を支持する移動表面を有する。第1コンベアベルト、第2コンベアベルト、第1反転要素、および第2反転要素の少なくとも1つが、間隙において移動プラットフォームを支持する。
【0005】
移動プラットフォームの1つの変形は、第1端部および第2端部を有する上側移動面と、上側移動面の第1端部から下方に延びる凹側面とを備える。凹側面は、上側経路と下側経路との間で方向を反転するコンベアベルトと接触するための接触表面を有する。
【0006】
例示的な変形のこれらの特徴が、以下の説明、添付の請求項、および付随する図面においてより詳細に記載される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】図1は、浮動式移動プラットフォームを有するコンベア移動システムの1つの変形の不等角投影図である。
【図2】図2は、図1の浮動式移動プラットフォームの不等角投影図である。
【図3A】図3Aは、複数の部品から作製される図2の移動プラットフォームの不等角投影図である。
【図3B】図3Bは、複数の部品から作製される図2の移動プラットフォームの不等角投影図である。
【図3C】図3Cは、複数の部品から作製される図2の移動プラットフォームの不等角投影図である。
【図4A】図4Aは、弛緩位置にある後退可能な脚部を含む、移動プレートの別の変形を備えた図1のコンベア移動システムの側面図である。
【図4B】図4Bは、後退位置にある後退可能な脚部を含む、移動プレートの別の変形を備えた図1のコンベア移動システムの側面図である。
【図5】図5は、プラットフォームの側面に沿って弓状リブを含む、図1のコンベア移動システムで使用可能な移動プラットフォームの別の変形の不等角投影図である。
【図6】図6は、移動ローラを含む、図1のコンベアシステムで使用可能な移動プラットフォームの別の変形の不等角投影図である。
【図7】図7は、図6の浮動式移動プラットフォームを備えた図1の移動コンベアシステムの側面図である。
【図8】図8は、移動ローラおよび区画化された上面を含む、図1のコンベア移動システムで使用可能な移動プラットフォームのさらに別の不等角投影図である。
【図9】図9は、コンベアベルトによって駆動される移動ローラを有する浮動式移動プラットフォームを備えた図1のコンベア移動システムの一部の側面図である。
【図10】図10は、磁気的に駆動される移動ローラを有する浮動式移動プラットフォームを備えた図1のコンベア移動システムの一部の不等角投影図である。
【図11】図11は、ノーズバーおよび上が平坦な移動プラットフォームを含むコンベア移動システムの別の変形の移動部分の不等角投影図である。
【図12】図12は、コンベア移動システムのさらに別の変形の側面図であり、スプロケットの周囲で関節的に連結する1つのベルトと、ノーズバーの周囲で間接的に連結する別のベルトとを含み、また、プレートに対して位置決めされる外側壁を有する浮動式移動プラットフォームを含んでいる。
【図13】図13は、図12のような側面図であるが、位置決めプレートを受け入れるための溝穴を有する移動プラットフォームを備えている。
【図14】図14は、移動プラットフォームの汎用的な基部へのアタッチメント内に移動ローラをさらに含む図13の溝穴加工された移動プラットフォームの不等角投影図である。
【図15】図15は、コンベア移動システム内の図14の浮動式移動プラットフォームの側面図である。
【図16】図16は、移動表面に沿ってフィンガをさらに含む図13の溝穴加工された移動プラットフォームの不等角投影図である。
【図17】図17は、下方に引っ張るスプリングを含む移動プラットフォームの別の変形の側面図である。
【図18】図18は、重み付けされた底を含む、図1のコンベア移動システムで使用可能な移動プラットフォームの別の変形の不等角投影図である。
【図19】図19は、回転摩擦においてコンベアベルトと接触するためのプラットフォームの側面に沿ったローラを含む、移動プラットフォームの別の変形の側面図である。
【図20】浮動式移動プラットフォームの遊走を制限するための制限レールをさらに含む図1のコンベア移動システムの一部の不等角投影図である。
【図21】図21は、向き合うコンベアベルトの端部において駆動またはアイドラシャフトへのアタッチメントを含む、移動コンベアシステムの別の変形の不等角投影図である。
【図22】図22は、移動プラットフォームが互い違いに配置される、並列する図1の3つのコンベア移動システムの不等角投影図である。
【図23】図23は、図22のコンベア移動システムの一部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の特徴を具体化するコンベア移動システムの1つの変形の一部が、図1に示されている。移動システムは、上流側コンベアベルト36の上側運搬経路走行34に沿って物品を搬送方向32に前進させる上流側コンベア30を備える。上流側コンベア30は、間隙38を挟んで下流側コンベア31と端部が向き合うように配置され、間隙38の大部分は移動プラットフォーム40で満たされている。下流側コンベア31は、移動プラットフォーム40を横断する物品を上流側コンベア30から受け取り、下流側コンベアベルト37の上側運搬経路35上で搬送方向32に物品を搬送する。移動プラットフォームの上側移動面42は、円滑な移動のため、上流側および下流側コンベアベルトの上側と概ね同一平面上にある。上流側コンベアベルト36は、上流側コンベアの出口端48において駆動シャフトに取り付けられたスプロケットまたはホイールなどの反転要素46の周囲で、上側搬送経路34から下側戻り経路44へと方向を反転する。下流側コンベアベルト37は、下流側コンベアの入口端49においてアイドラシャフトに取り付けられたスプロケットまたはホイールなどの反転要素47の周囲で、下側戻り経路45から上側搬送経路35へと方向を反転する。上流側コンベアベルトは普通、駆動シャフト反転要素46および上流側反転要素(図示せず)の周囲で方向を変えるように操作される。駆動モータ(図示せず)が普通、駆動シャフトに連結され、上流側コンベアベルト36を搬送方向32に駆動する。下流側コンベアベルト37は普通、アイドラシャフト反転要素47および下流側反転要素(図示せず)の周囲で方向を変えるように操作される。下流側コンベアベルトも普通、駆動モータ(図示せず)によって駆動される。
【0009】
図1の移動プラットフォーム40は、図2に拡大して示される。移動プラットフォームは一般に砂時計型に成形され、平坦な上側製品移動面42が第1端部50から第2端部51へ延在している。凹側面52、53が、上側移動面42の2つの端部から底部54の対向端部まで下方に延在する。図2の移動プラットフォームの凹側面52、53は、90°〜180°の円弧上に延在する滑らかな弓状表面を提供し、その上を、コンベアベルトの外側面から突出するローラ56(図1)が、低摩擦の回転接触状態で乗る。図1で示されるように、移動プラットフォーム40は、固定コンベアフレーム構造に取り付けられることなく、間隙38において2つのコンベアベルト36、37によって完全に支持される。側面52、53の凹状の弓状表面は、それらの反転要素46、47の周りで関節式に連結しているコンベアベルトによって描かれる凸状の円と形状が合致する。移動プラットフォームは、永続的に固定されることなく間隙において浮くため、例えば弦運動、摩耗、または整列上の変化によって引き起こされるものなどの、ベルト位置の変化に対して自己調節できる。
【0010】
移動プラットフォーム40の形状は、搬送方向32における上側移動面42の寸法58が、搬送方向における間隙38の最も狭い寸法60よりも大きいものである。この態様において、上側移動面が間隙を通って落ちることはない。同様に、搬送方向における底部54の寸法62は、間隙の最小寸法60よりも大きい。この態様において、移動プラットフォームは2つの対向するコンベアベルトによって間隙内に捕捉される。側面52、53の湾曲は、反転要素周囲のベルトの円と形状が合致するため、ベルトは移動プラットフォーム40を支持し、上側移動面42はベルトの上側とほぼ同一平面になっている。
【0011】
移動プラットフォームの別の変形が図3A〜3Cに示される。この変形において、移動プラットフォームは一対の分離可能な部分、すなわち、上部分66および底部分68を含む。上部分66は上側移動面42を含み、2つのコンベア間の間隙38の上側部分に存在する。底部分68は間隙の上側部分と反対の下半分に存在する。上部分はピンホール72と連通する差込口70を含み、ピンホール72はプラットフォームの幅にわたって横方向に延在する。底部分68の上側から延出する脚部74は、上部分66内の差込口70に受容されるようにサイズ決めされる。脚部74の遠位端は、脚部が差込口に挿入された時にピンホール72と整列する穴76を有する。ピンホールと脚部の穴を通る連結ピン78が、移動プラットフォーム64の2つの部分を一緒に保持する。この2ピース型移動プラットフォームは、ピンを除去すると簡単に間隙から取り外され得るまたは間隙内に設置され得る。他方、図2の1ピース型40は、コンベアシステムの側面の一方からのみ間隙内に挿入しなければならないおよび間隙から取り外さなければならない。シーム80で示されるように、1ピース型または2ピース型移動プラットフォームは、図2の部分81のように、モジューラ部分から形成してもよく、それらは接着または締結具によってシームのところで一緒に保持されてもよい。モジューラ構造により、一体型プラットフォーム用よりも小さい単一の型を使用して、様々な幅の移動プラットフォームを作製するように、モジュールを結束することが容易になり、同じように使用できる。
【0012】
移動プラットフォームの別の変形が、図4Aおよび4Bに示される。移動プラットフォーム65は、上側物品移動面67と、上側移動面と反対側の下方に延在する1組の可屈曲性脚部69、71とを有する。図4Aに示される脚部の弛緩位置において、交互式脚部69、71は上側移動面の上流端および下流端73、75の下で上流側コンベアおよび下流側コンベア30、31の方へ反対方向に湾曲する。反対方向に湾曲する脚部が、上流側および下流側コンベアベルト36、37と接触することにより、移動プラットフォームを間隙38内の適所に維持する。脚部69、71は耐久性のある弾性材料から作製されてもよい。弾性材料はコンベアベルトからの圧力下にその湾曲形状を保持するが、図4Bに示されるように、上から移動プラットフォームを間隙38から取り外すためにまたは間隙38に挿入するために、垂直な後退位置に手によって曲げることもできる。
【0013】
移動プラットフォームの別の変形が図5に示される。このプラットフォーム82は、凹状の弓状側面52、53が、上部から底部まで延在する弓状リブ84を含む点で、先に記載したプラットフォームと異なる。リブはコンベアベルト36、37のローラ56のレーン間の凹部と形状が合致し、間隙に沿った浮動式移動プラットフォームの横方向の移動を制限する。換言すると、リブが移動プラットフォームの横方向の位置を間隙内で維持するのを補助する一方、コンベアベルトと接触する凹側面の形状が、垂直方向の位置を維持するのを補助する。
【0014】
移動プラットフォームの別の変形が図6および7に示される。移動プラットフォーム86は、プラットフォームの上側移動面42に開口する凹部90内に存在する複数のローラ88を有する。ローラの突き出た部分が上側移動面を越えて突出し、一方のベルト36から他方のベルト37へ前進する時に上面を横断する物品92のための回転支持および接触面を提供する。ローラは、個々の軸93上でまたは移動プラットフォームの幅にわたって延在する連続軸上で搬送方向32に回転する。プラットフォームローラ88の頂部は2つのコンベアベルト内のベルトローラ56の頂部とほぼ同一平面に維持される。図7はまた反転要素46、47をより詳細に描写する。特に、反転要素は、駆動およびアイドラシャフト96、97に取り付けられた歯付きスプロケット94を含む。
【0015】
図8に示される移動プラットフォーム98の変形は、個々の軸または1つの軸93に取り付けられた複数のローラ88を有する。1つまたは複数の軸は、移動プラットフォームの不連続的上側移動面を形成する上表面102を有する支柱100内に支持される。ローラの突き出た部分は、支柱の上表面102を越えて突出し、移動プラットフォームを横断する物品と接触する移動表面を形成する。
【0016】
能動駆動の物品支持ローラを有する移動プラットフォームが図9に示される。図6〜8のような受動ローラを有する代わりに、図9の移動プラットフォーム104は、プラットフォームの上側移動面42を越えて突出する物品支持ローラ106を有する。ローラ106または一連のローラはローラギア108と一緒に回転するように同軸に配置される。ローラギアは、ローブカム112と一緒に回転するように同軸に配置されたカムギア110に係合される。カムローブは移動プラットフォーム104の側面114の外側をわずかに突出する。下流側コンベアベルト37が搬送方向32に運搬経路に沿って前進する時、側面114に沿って進むベルトローラ56がカムの突出ローブを押し、カムギア110内のカムを図9において反時計回りに回転させ、回転するカムがローラギアと移動ローラ106を時計回りに回転させ、支持される物品を回し、移動プラットフォームを横切り搬送方向32の下流側コンベアベルト37に載るようにする。駆動される移動ローラはまた、流れの最後の物品が移動プラットフォーム上で留まるのを防止するのに役立つ。
【0017】
従動ローラを備えた移動プラットフォームの別の変形が図10に示される。この変形において、移動プラットフォーム116は、ローラの端部に埋設された磁石120を備えた軸119に取り付けられた細長いローラ118を有する。細長いローラはプラットフォームの平坦な上面122に開口した細長い凹部121内に収まる。プラットフォームの上面は、細長い凹部によって分割され、不連続的である。ローラ118の突き出た部分は上側移動面を越えて突出する。磁石126のリングを備えたローラ124が、下流側コンベアベルト37のアイドラシャフト47に取り付けられている。下流側コンベアベルトが搬送方向32に前進する時、ローラ124は示されるように図10において時計回りに回転する。磁石126の回転するリングによって、介在する回転可能な磁石128のリングが、示されるように反時計回りに回転し、磁石128のリングによって、移動ローラ118が示されるように時計回りに回転し、支持される物品を搬送方向32に押す。
【0018】
図2のような移動プラットフォーム40を備えた反転要素の別の変形が図11に示される。この例において、反転要素は固定式ノーズバー130であり、その周囲に上流側または下流側コンベアベルト132が巻き付いている。移動プラットフォームに面するノーズバーの面134が、溝136と隆起部137とを交互に有する。ベルトローラ57のレーンが溝に乗り、隆起部がベルトの横方向の動きを制限する。この方法において、ノーズバーはベルトを軌道上に保持する。
【0019】
図11のようであるが溝と隆起部はないノーズバー131を使用する移動システムが図12に示され、移動プラットフォーム140の一方の側にローラレスコンベアベルト138を、反対側にローラベルト132を備えている。コンベアフレーム144に取り付けられた垂直プレート142が固定壁143を形成し、それに対して移動プラットフォーム140の垂直位置決め表面146が摺動できる。ローラベルト132に面するプラットフォームの凹状の弓状側面148が、ベルトローラ150に表面を提供し、その上をベルトローラが回転できる。移動プレートは間隙38内の位置に浮くことが可能であり、ローラベルト132と壁143との間の適所に調整可能に保持される。同様の構成が図13に示される。この例において、移動プラットフォーム154の底部に開口する垂直溝152が、コンベアフレーム144に取り付けられたプレート156を受容する。ローラベルト132の凹状の側面148に近い方の溝の側が、プレートによって提供される壁160に沿って摺動できる位置決め表面158を形成する。溝は、プレートに沿ったプラットフォームの垂直運動を許容するのに十分な深さである。
【0020】
図13の溝穴加工された移動プラットフォームの別の変形が図14と15に示される。この例において、移動プラットフォーム162は片持ち突き出し部164を含み、突き出し部はプラットフォームの一方の側でコンベアベルト168の方へさらに外側に上側移動面166を広げる。示される広げられた上側移動面は、さらにローラ170が上側移動面を越えてわずかに突出し、間隙をわたる物品を回転させる助けとなる。ローラの頂部は物品が移動面を横断するための移動表面を形成する。移動プラットフォームの突き出し部は、プラットフォームの残りの部分と一体的に形成されてもよく、またはプラットフォームの基部174に収まる別個の置き換え可能なアタッチメント172であってもよい。この方法において、ローラの有無にかかわらずフィンガープレートまたはフラットプレートなどの様々な着脱可能なアタッチメント172が、汎用的な基部174に取り付けられてもよい。基部は凹側面175を含み、アタッチメント172は上側移動面166の一部を含んでいる。そして図16に示されるように、片持ち突きだし部は、図15の隆起リブコンベアベルトの横方向に離間された隆起リブ178間の空間に延出する別個のフィンガ176を含んでもよく、物品をベルトから引き離しプラットフォーム179に載せる。フィンガ176の上側180は、上側移動面182の拡張部を画定する。
【0021】
移動プラットフォームの別の変形が図17に示される。プラットフォーム184はT字形であり、上側移動面187の反対側に先を切り取られた底部186を備える。伸長スプリング188が、プラットフォームの底部のループ190とコンベアフレーム192の一部に形成されたループまたは穴との間に引っ掛けられる。スプリングがプラットフォームを間隙内に保持する。2つのコンベアベルト194、195が垂直な支持をもたらし、上側移動面187をベルトの上側とほぼ同一平面に維持する。
【0022】
T形移動プラットフォームの別の変形が図18に示される。この例において、重み付けされたプレート196が移動プラットフォーム200の底部198に取り付けられる。重み付けされた部分が、移動プラットフォームを下方に引っ張る力としてスプリング張力の代わりに重力を用いる。
【0023】
移動プラットフォームのさらに別の変形が図19に示される。この変形は、プラットフォーム206の凹状の弓状側面204の外側に延在する複数のローラ202を有し、外側にローラを持たないコンベアベルト208との摩擦を最小限にするのに有用である。あるいはベルトは、上が湾曲した表面210を備えたローラレスベルトであってもよく、上が湾曲した表面210は、ベルトが反転要素212の周りで関節式に連結する時に、移動プラットフォームから突出する全てのローラ202の接線である凹面と形状が一致するほぼ円形の凸状外側搬送表面を画定し、上が平坦なベルトよりも衝突の少ない、より円滑な乗り具合をもたらす。そして、上が湾曲したベルトは、多くの場合、図2のような弓状の滑らかな側面を有する移動プラットフォームとさえ上手く機能し得る。
【0024】
プラットフォームが間隙内で横方向に遊走しないようにするために、ローラベルトと共に使用される移動プラットフォームの凹側面の隆起部またはリブを示してきた。横方向の遊走を制限する別の方法は、上流側および下流側コンベア30、31の対向する側面において間隙に隣接して位置する保持具214によるものである。保持具は、様々な形状であってもよく、図20ではコンベアフレームに取り付けられ得るプレートとして示される。保持具プレートは、浮動式移動プラットフォーム40が間隙に沿って横方向に広がって遊走することを制限する。
【0025】
コンベア移動システムの別の変形が図21に示される。この変形において、上側移動面218を有する移動プラットフォーム216は、横方向の対向端部において、上流側および下流側コンベアベルト36、37間の間隙の側面に位置するヨーク220に取り付けられる。各ヨークはビーム222を含み、ビーム222は両端部で、2つのベルトの反転要素を形成するシャフト226、227と係合する弓形部224、225などの保持要素内に終端する。保持要素は、この弓形部のように、シャフトを完全に囲んでもよいし、あるいは、ヨークを適所に保持するのに必要十分なだけシャフトの円周に形を従わせてもよい。シャフトは弓形部内で自由に回転する。移動プラットフォームの端部は、ヨークのビームに取り付けられる。従って、この変形において、移動プラットフォームはベルトではなく反転要素によって支持される。しかし、1方または両方のベルトに支持されるプラットフォームのように、反転要素によって支持される移動プラットフォーム216は、固定コンベアフレームに対してコンベアベルトとともに浮き、同じように自己調節する。
【0026】
コンベア移動システムの別の変形が図22および23に示される。この変形において、3つの図1のような移動コンベアが並列で平行に示され、全て搬送方向32に前進する。上流側および下流側コンベアベルト36、37間の間隙38、ひいては移動プラットフォーム86は、隣接コンベアの間隙及びプラットフォームから距離Dだけ搬送方向にずらされる。この移動プラットフォームの互い違いの配置により物品、特に少なくとも2つの並列コンベアにまたがるのに十分な大きさの物品の残留の発生を低減する。
【0027】
記載される移動プラットフォームは、射出成型または機械加工によってプラスチックから作製され得るし、あるいは金属または他の材料から作製され得る。記載されるコンベアベルトは、ヒンジで一緒に連結されるモジュールを含むモジューラ式プラスチックコンベアベルトであるが、ベルトは金属から作製され得るし、あるいはヒンジのない可撓性の平坦なベルトであり得る。そして、記載される移動プラットフォームのいくつかは、一方の側でベルトコンベアと、他方の側で別の種類のコンベアとともに使用してもよい。移動システムの移動プラットフォームの特徴を、それら特徴を開示する目的で特定の組み合わせにおいて示したが、当業者であれば、それら特徴は例のために示した以外の組み合わせにおいて使用されてもよいことを認識するであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を搬送方向に前進させる第1コンベアベルトを含む第1コンベアと、
間隙を挟んで前記第1コンベアと端部が向き合うように配置され、前記物品を前記搬送方向に前進させる第2コンベアと、
前記第1および第2コンベア間の前記間隙内に配置され、前記第1コンベアと前記第2コンベアとの間を前記搬送方向に移動する物品が横断する上側移動面を有する移動プラットフォームと、を含み、
前記第1コンベアベルトが前記移動プラットフォームを前記間隙内で支持することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項2】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記上側移動面が平坦な表面であることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項3】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記上側移動面が不連続的であることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項4】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、前記上側移動面を越えて延出する、前記搬送方向に回転可能な1つまたは複数のローラを含み、前記第1コンベアと前記第2コンベアとの間を移動する前記物品に回転支持を提供することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項5】
請求項4に記載のコンベア移動システムにおいて、前記ローラが、前記搬送方向に回転するように駆動されることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項6】
請求項5に記載のコンベアシステムにおいて、前記ローラを前記搬送方向に回転させるために、前記ローラ内の磁石と前記ローラ内の前記磁石に作用する磁気駆動機構とをさらに含むことを特徴とするコンベアシステム。
【請求項7】
請求項4に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、前記ローラおよび前記第1コンベアベルトと係合するギアをさらに含み、前記第1コンベアベルトの前進が前記ギアを、従って前記ローラを回転させることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項8】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームがT字形であることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項9】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが砂時計形状を有することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項10】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが一対の分離可能な部分を含み、上部分が前記間隙の上側部分に配置される上側移動面を含み、底部分が前記間隙の下側部分に配置されることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項11】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記搬送方向における前記上側移動面の寸法が、前記搬送方向における前記間隙の最も狭い寸法よりも大きいことを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項12】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、前記間隙の底側に前記上側移動面と反対に配置される底部分をさらに含み、前記搬送方向における前記移動面の寸法と前記底部分の寸法が、前記搬送方向における前記間隙の最も狭い寸法よりも大きいことを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項13】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、前記上側移動面と反対側の底部分をさらに含み、前記底部分が重み付けされることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項14】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、伸長スプリングをさらに含み、前記移動プラットフォームが、前記上側移動面と反対側の底部分をさらに含み、前記伸長スプリングの一方の端部が前記底部分に取り付けられ、他方の端部がコンベアフレームに取り付けられることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項15】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、前記搬送方向に沿って前記上側移動面から延出するフィンガをさらに含み、前記フィンガの上側が前記上側移動面の拡張部を画定することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項16】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、前記上側移動面から下方に延在する第1側面と、反対側の第2側面とをさらに含み、前記第1側面および第2側面の少なくとも一方が凹状の弓状表面を画定することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項17】
請求項16に記載のコンベア移動システムにおいて、前記凹状の弓状表面が弓状リブを含むことを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項18】
請求項16に記載のコンベア移動システムにおいて、前記第1コンベアベルトが搬送側に沿ってローラを含み、ローラが前記移動プラットフォームの前記凹状の弓状表面上で回転することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項19】
請求項16に記載のコンベア移動システムにおいて、前記第1コンベアベルトが、円滑な摺動接触のために、前記凹状の弓状表面の曲率に一致する凸状の外側搬送表面を有することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項20】
請求項16に記載のコンベア移動システムにおいて、前記凹状の弓状表面が、90°〜180°の円弧上に延在することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項21】
請求項16に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、前記凹状の弓状表面の外側に延在して前記第1コンベアベルトと接触する複数のローラをさらに含むことを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項22】
請求項21に記載のコンベア移動システムにおいて、前記凹状の弓状表面の外側に延在する前記ローラと接触する前記第1コンベアベルトが、前記ローラにより接触される凸状外側搬送表面を有することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項23】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記上側移動面の下の前記間隙内に延在する壁をさらに含み、前記移動プラットフォームが、前記壁と摺動可能に接触する位置決め表面と、前記第1コンベアベルトを受け入れて前記上側移動面を前記搬送方向において所定の位置に維持するための、前記上側移動面から下方に延在する第1凹側面とをさらに含むことを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項24】
請求項23に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、片側が前記位置決め表面として定められる垂直溝をさらに含むことを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項25】
請求項23に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、前記第1の凹側と反対側の第2の側をさらに含み、前記第2の側が前記位置決め表面を形成することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項26】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームの前記間隙に沿った遊走を制限するために、前記第1および第2コンベアの対向する側面において前記間隙に隣接して位置する第1保持具および第2保持具をさらに含むことを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項27】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記移動プラットフォームが、前記上側移動面の反対側に下方に延在する第1および第2脚部を含み、前記第1脚部が、前記第1脚部が前記第1コンベアの方に湾曲する弛緩位置から、前記第1脚部が垂直である後退位置まで屈曲可能であり、前記第2脚部が、前記第2脚部が前記第2コンベアの方に湾曲する弛緩位置から、前記第2脚部が垂直である後退位置まで屈曲可能であることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項28】
請求項1に記載のコンベア移動システムにおいて、前記第2コンベアが、前記第1コンベアベルトと端部が向き合うように配置された第2コンベアベルトを含むことを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項29】
請求項28に記載のコンベア移動システムにおいて、
物品を前記搬送方向に前進させる第3コンベアベルトを有する第3コンベアと、
第2の間隙を挟んで前記第3コンベアベルトと端部が向き合うように配置された第4コンベアベルトを有し、前記物品を前記第3および第4コンベアベルト間で移動させ、前記物品をさらに前記搬送方向に前進させる第4コンベアであって、前記第3および第4コンベアベルトが、前記第1および第2コンベアベルトと平行かつ並列に配置され、前記第1および第2コンベアベルト間の間隙が、前記第3および第4コンベアベルト間の前記第2の間隙から前記搬送方向にずれている第4コンベアと、
前記第3および第4コンベアベルト間の前記第2の間隙に配置され、前記第1コンベアベルトから前記第2コンベアベルトへ移動する物品が横断する上側移動面を有する第2移動プラットフォームと、
をさらに含み、前記第3および第4コンベアベルトの少なくとも1つが、前記第2の間隙内で前記第2移動プラットフォームを支持していることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項30】
第1コンベアベルトであって、物品を前記第1コンベアベルトの出口端の方へ搬送方向に運搬経路に沿って前進させる第1コンベアベルトと、
間隙を挟んで前記第1コンベアベルトの出口端に隣接する入口端を有し、前記物品を前記第1コンベアベルトから受け取り、前記物品を前記運搬経路に沿ってさらに前記搬送方向に前進させる第2コンベアベルトと、
前記第1コンベアベルトの出口端の第1反転要素であって、前記第1コンベアベルトが前記第1反転要素の周囲で前記運搬経路から下側の戻り経路へ方向を反転する第1反転要素と、
前記第2コンベアベルトの入口端の第2反転要素であって、前記第2コンベアベルトが前記第2反転要素の周囲で下側の戻り経路から前記運搬経路へ方向を反転する第2反転要素と、
前記第1および第2コンベアベルト間の間隙に配置され、前記第1コンベアベルトから前記第2コンベアベルトへ移動する物品を支持する移動表面を有する移動プラットフォームと
を含み、前記第1コンベアベルト、前記第2コンベアベルト、前記第1反転要素、および前記第2反転要素の少なくとも1つが、前記移動プラットフォームを前記間隙内で支持することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項31】
請求項30に記載のコンベア移動システムにおいて、前記第1および第2コンベアベルトの対向する側面において前記間隙に隣接して位置する第1ヨークおよび第2ヨークをさらに含み、前記第1および第2ヨークの各々は、前記第1および第2反転要素と係合する第1および第2保持要素内に両端部で終端するビームを含み、前記移動プラットフォームが、前記第1および第2反転要素によって前記間隙内で支持されるように前記第1および第2ヨークの前記ビームに両端部において取り付けられることを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項32】
請求項30に記載のコンベア移動システムにおいて、前記第1および第2反転要素の少なくとも1つが、前記第1および第2コンベアベルトの1つと係合するスプロケットまたはホイールが取り付けられた回転可能なシャフトを含むことを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項33】
請求項30に記載のコンベア移動システムにおいて、前記第1および第2反転要素の少なくとも1つがノーズバーを含み、ノーズバーの周囲を前記第1および第2コンベアベルトの1つが、前記運搬経路と前記戻り経路との間で関節式に連結することを特徴とするコンベア移動システム。
【請求項34】
第1および第2端部を有する上側物品移動面と、
前記上側物品移動面の前記第1端部から下方に延在し、上側経路と下側経路との間で方向を反転するコンベアベルトと接触するための接触表面を有する凹側面と、
を含むことを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項35】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記上側物品移動面が平坦な表面であることを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項36】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記上側物品移動面が不連続的であることを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項37】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記上側物品移動面を横断する物品に回転支持をもたらすために、前記上側物品移動面を越えて延在し、前記搬送方向に回転可能な1つまたは複数のローラをさらに含むことを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項38】
請求項37に記載の移動プラットフォームにおいて、前記ローラを回転させるための手段をさらに含むことを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項39】
請求項38に記載の移動プラットフォームにおいて、前記ローラを回転させるための手段が、前記ローラ内の磁石と、前記ローラを回転させるために前記ローラ内の前記磁石に作用する磁気駆動機構とを含むことを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項40】
請求項38に記載の移動プラットフォームにおいて、前記ローラを回転させる前記手段が、前記ローラと係合し前記凹側面の外側に延在するギアシステムを含むことを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項41】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記移動プラットフォームがT字形であることを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項42】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記移動プラットフォームが砂時計形状を有することを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項43】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、一対の分離可能な部分、前記上側物品移動面を含む上部分および底部分を含むことを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項44】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記上側物品移動面と反対側の底部分をさらに含み、前記底部分が重み付けされていることを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項45】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記上側物品移動面から延出するフィンガをさらに含み、前記フィンガの上側が前記上側物品移動面の拡張部を画定することを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項46】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記上側物品移動面の第2端部から下方に延在する反対側の第2側面をさらに含むことを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項47】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記凹側面が弓状であることを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項48】
請求項47に記載の移動プラットフォームにおいて、前記弓状の凹側面に形成された弓状リブをさらに含むことを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項49】
請求項47に記載の移動プラットフォームにおいて、前記凹状の弓状面が90°〜180°の円弧上に延在することを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項50】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記凹側面の外側に延在する複数のローラをさらに含むことを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項51】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、前記上側物品移動面の反対側に下方に延出する第1および第2脚部をさらに含み、前記第1脚部が、前記第1脚部が前記上側物品移動面の前記第1端部の下に湾曲する弛緩位置から、前記第1脚部が垂直である後退位置まで屈曲可能であり、前記第2脚部が、前記第2脚部が前記上側物品移動面の前記第2端部の下に湾曲する弛緩位置から、前記第2脚部が垂直である後退位置まで屈曲可能であることを特徴とする移動プラットフォーム。
【請求項52】
請求項34に記載の移動プラットフォームにおいて、
前記凹側面を含む基部と、
前記上側移動面の少なくとも一部を含み、前記基部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントと、
を含むことを特徴とする移動プラットフォーム。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公表番号】特表2013−512833(P2013−512833A)
【公表日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−543160(P2012−543160)
【出願日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際出願番号】PCT/US2010/058691
【国際公開番号】WO2011/071743
【国際公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【出願人】(508181663)レイトラム,エル.エル.シー. (43)
【Fターム(参考)】