説明

浴 室

【課題】 壁パネルの上辺自体に天井パネル固定用の支持部材を一体形成することなく、壁パネルと天井パネルとを浴室の内側から簡単に連結することのできる浴室を提供する。
【解決手段】 壁パネル11と天井パネル13とを有し、壁パネル11の上辺自体またはこの壁パネル11の上部に取り付けられたアタッチメント33に係合部35を形成し、この係合部35に天井パネル支持部37Bを有する支持部材37を係合し、この支持部材37が複数の壁パネル11の上部で連続し、この支持部材37の天井パネル支持部37Bに天井パネル13の垂下片13Aを浴室の内側から固定した。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の壁パネルと天井パネルとを有した浴室に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の壁パネルとこれらに連結される天井パネルとを有したユニット式の浴室が知られている。
【0003】この種のものでは、複数の壁パネルを組み立てた後、これら壁パネルの上部に真上からドライバーなどの工具を挿入して天井パネルをねじ固定するのが一般的である。しかし、2×4工法による住宅等では、天井裏のスペースが狭く、上記の一般的な組立方法は採用できない。
【0004】そこで、浴室の内側から壁パネルと天井パネルとをねじ固定できるようにした浴室が提案されている(実開平4−72149号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の構成では、上記壁パネルの上辺自体に天井パネル固定用の支持部材が一体形成されているため、この壁パネルの製造、運搬、或いは壁パネル同士の連結が困難になるという問題がある。
【0006】また、壁パネルの上辺部から突出する支持部材の外側に、天井パネルの折り曲げ部を延出させて、支持部材とこの折り曲げ部とを浴室の内側からねじ固定するため、その接合部の止水が困難になるという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、壁パネルの上辺自体に天井パネル固定用の支持部材を一体形成することなく、壁パネルと天井パネルとを浴室の内側から簡単に連結することのできる浴室を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、壁パネルと天井パネルとを有し、壁パネルの上辺自体またはこの壁パネルの上部に取り付けられたアタッチメントに係合部を形成し、この係合部に天井パネル支持部を有する支持部材を係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したことを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の発明は、壁パネルと天井パネルとを有し、壁パネルの上辺自体またはこの壁パネルの上部に取り付けられた部材に被係合部を形成し、この部材の被係合部に係合する係合部が形成されたアタッチメントを天井パネル支持部を有する支持部材に固定し、この支持部材のアタッチメントの係合部を上記被係合部に係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したことを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の発明は、出入口用建具と天井パネルとを有し、出入口用建具の上辺自体またはこの出入口用建具の上部に取り付けられたアタッチメントに係合部を形成し、この係合部に天井パネル支持部を有する支持部材を係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したことを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、出入口用建具と天井パネルとを有し、出入口用建具の上辺自体またはこの出入口用建具の上部に取り付けられた部材に被係合部を形成し、この部材の被係合部に係合する係合部が形成されたアタッチメントを天井パネル支持部を有する支持部材に固定し、この支持部材のアタッチメントの係合部を上記被係合部に係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したことを特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載のものにおいて、上記天井パネルの垂下片を上記天井パネル支持部の内側に配置し、この天井パネル支持部に天井パネルの垂下片を浴室の内側からねじ等を用いて固定したことを特徴とするものである。
【0013】本発明では、まず、壁パネルまたは出入口用建具の上部近傍に係合部を設けて、この係合部に支持部材を係合させる。この支持部材は係合部に対しねじ等を用いることなく、ワンタッチで簡易脱着式に取り付け可能なことが望ましい。
【0014】これによれば、天井裏のスペースが狭い場合であっても、支持部材を係合部に簡単に取り付けることができる。
【0015】ついで、この支持部材を複数の壁パネルまたは出入口用建具の上部で連続させた後、この支持部材の天井パネル支持部に、天井パネルをねじ等を用いて固定する。この作業は浴室の内側から行う。この場合、天井パネルの垂下片を天井パネル支持部の内側に配置し、この垂下片を貫通させて、天井パネルの垂下片を天井パネル支持部に浴室の内側からねじ等を用いて固定することが望ましい。
【0016】この構成によると、壁パネルまたは出入口用建具と天井パネルとの接合部において、ユニット外部への漏水が抑えられる。天井パネルの垂下片を天井パネル支持部の内側に配置した場合、この垂下片の内側に更にシール部材を配置すれば、より完全な止水が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0018】図1において、1はバスルームユニット(浴室)を示している。この浴室1は洗い場3に隣接する浴槽5を備え、この浴槽5は浴室側防水パン(図示せず)の上に設置されている。この浴槽5、浴室側防水パン並びに洗い場3の下にはそれぞれの排水用の配水管9が設置されている。上記洗い場3および浴槽5を囲うように壁パネル11が設けられ、この壁パネル11の上には天井パネル13が設けられ、この天井パネル13の上部には、例えば換気扇(図示せず)が設けられている。浴槽5の足下側の壁パネル11Aには、洗い場3から浴槽5に跨って樹脂製の水栓カウンター17が略水平に設置されている。
【0019】この水栓カウンター17には、洗い場用の冷水または温水のカラン19と、シャワーホース21が設けられ、さらに浴槽用の冷水、温水のカラン23と、その水栓25が設けられている。
【0020】上記壁パネル11Aの水栓カウンター17の上方には鏡27が設置され、この鏡27の近傍には複数の棚部29が設けられ、上記壁パネル11Aの上部には室内照明装置30が取り付けられている。
【0021】本実施形態では、壁パネル11が繊維強化合成樹脂(FRP)製で、天井パネル13が鋼板製である。これらは図2に示すように互いに連結される。
【0022】すなわち、FRP製の壁パネル11の上縁部11Bは、浴室1の外側に向けて略直角に折り曲げられ、この上縁部11Bには上方よりねじ32を用いてピース状のアタッチメント33が適当な間隔をあけて取り付けられている。この取り付けは、浴室1を組み立てる現場で行われる。
【0023】上記アタッチメント33は上縁部11Bの上面に当接する基部33Aと、この基部33Aに弾発部33Bを介してつながり、浴室1の外側斜め上方に延出するレバー部33Cとで構成されている。基部33Aの下面には、上縁部11Bの先端に係止する突片34Aが一体的に形成され、この基部33Aの上面には、後述する支持部材37を装着する係合部35が形成され、この係合部35には2つの突片34B、34Cが突出形成されている。
【0024】このアタッチメント33を夫々の壁パネル11の上縁部11Bに取り付け、隣接する複数の壁パネル11を連結した後、夫々のアタッチメント33の係合部35に長尺の支持部材37を取り付ける。この支持部材37は複数の壁パネル11の上部で連続するように取り付けられる。
【0025】長尺の支持部材37は、上記係合部35の突片34B、34Cを挟み付け可能に形成された固定部37Aと、この固定部37Aから上方に立ち上がる天井パネル支持部37Bと、この固定部37Aから浴室1の内側に延出し、後述する天井パネル13の垂下片13Aを仮に一時的に支持する支持体37Dと、この支持体37Dの先端に形成されたシール部材支持部37Cとで構成されている。
【0026】長尺の支持部材37を係合部35に取り付ける場合、アタッチメント33のレバー部33Cを矢印A方向に押し広げて、そこに十分な空間を作った後、上方より固定部37Aを押し下げて固定する。
【0027】この場合、固定部37Aの押し下げを容易にするため、係合部35の突片34Cには案内傾斜面34Dが形成されている。支持部材37の取り付け時には、この支持部材37と壁パネル11の上縁部11Bとの間に第一シール材42が介装されて、止水効果が高められる。支持部材37と垂下片13Aとの間には第二シール材45が介装されて、止水効果が高められる。
【0028】支持部材37の固定が完了すれば、レバー部33Cが弾発部33Bの弾発力により図示の位置に戻されて、それ以後、長尺の支持部材37はアタッチメント33の係合部35に強固に保持される。なお、この浴室1を解体する場合には、ねじ41を弛めて天井パネル13を取り外した後、上記アタッチメント33のレバー部33Cを矢印A方向に押し広げて、そこに十分な空間を作った後、そこから長尺の支持部材37を取り外せばよい。
【0029】本実施形態では、壁パネル11の上縁部11Bにアタッチメント33をねじ止めした後、この壁パネル11を組み立てて、アタッチメント33の係合部35には、長尺の支持部材37をワンタッチで簡易脱着式に取り付け可能である。このため、2×4工法住宅のように天井裏のスペースが狭い場合であっても、真上からドライバーなどの工具を挿入する必要がなく、長尺の支持部材37を壁パネル11の上縁部11Bに簡単に取り付けることができる。
【0030】ついで、天井パネル13の垂下片13Aを、天井パネル支持部37Bの内側に配置させる。なお、天井パネル13は鋼板製であり、予めこの天井パネル13には垂下片13Aが曲げ加工されている。そして、この垂下片13Aを貫通させて、天井パネル支持部37Bに天井パネル13の垂下片13Aを浴室1の内側からねじ41を用いて固定されている。
【0031】この構成によると、天井パネル13のパネル面に沿って伝わる水が、天井パネル支持部37Bの外側に流出することがない。よって、天井パネル13と壁パネル11との接合部がほぼ完全に止水される。
【0032】天井パネル13の垂下片13Aを天井パネル支持部37Bの内側にねじ41で固定した後、支持部材37のシール部材支持部37Cに長尺の装飾部材43を装着する。この装飾部材43は硬質樹脂からなり、その上端及び下端に軟質樹脂部43Aを有して構成されている。この装飾部材43は支持部材27を覆い、壁パネル11と天井パネル13との連結部を隠す装飾的機能を有すると共に、軟質樹脂部43Aが壁パネル11と天井パネル13とに密着して、この密着部の止水機能を有している。この装飾部材43と垂下片13Aとの間には、第二シール材45が介装されて、止水効果が高められている。
【0033】本実施形態では、従来のものと異なり、壁パネル11の上縁部11Bに突出物が一体形成されないため、壁パネル11の製造が簡単であり、運搬が簡単であり、また、壁パネル11同士を連結する場合、上記突出物を一列に整列させる必要がないため、その連結が簡単である等の効果を奏する。
【0034】上記構成では、壁パネル11の上縁部11Bにアタッチメント33をねじ止めし、このアタッチメント33に係合部35を形成したが、これに限定されるものではなく、壁パネル11の上辺自体に直接係合部を形成し、この係合部に長尺の支持部材を取り付ける構成としてもよい。
【0035】上記構成の浴室1では、壁パネル相当位置のいずれかの位置に出入口用建具、例えば浴室ドア等が取り付けられる。
【0036】この場合、図5に示すように、出入口用建具の上枠100の上面に、上方よりねじ32を用いてピース状のアタッチメント33が適当な間隔をあけて取り付けられる。この取り付けは、浴室1を組み立てる現場で行われる。
【0037】このアタッチメント33は、上枠100の上面に載置される基部33Aと、この基部33Aに弾発部33Bを介してつながり、浴室1の外側斜め上方に延出するレバー部33Cとで構成されている。基部33Aの下面には、高さ調整用の突片101が形成されている。上枠100の上面が、図2に示す壁パネル11の上縁部11Bの上面よりも低いため、その高さの差分が、調整用の突片101の高さで補償されている。また、基部33Aの浴室内側端には階段状に位置決め部102が形成され、この位置決め部102が、上枠100の上面より突出したフック100Aの内側に係合し、これにより位置決めされている。この基部33Aの上面には、後述する支持部材37を装着する係合部35が形成され、この係合部35には2つの突片34B、34Cが突出形成されている。
【0038】このアタッチメント33を上枠100に取り付け、このアタッチメント33の係合部35に長尺の支持部材37を取り付ける。この支持部材37は上記複数の壁パネル11の上部との間で連続するように取り付けられる。
【0039】長尺の支持部材37は、上記係合部35の突片34B、34Cを挟み付け可能に形成された固定部37Aと、この固定部37Aから上方に立ち上がる天井パネル支持部37Bと、この固定部37Aから浴室1の内側に延出し、後述する天井パネル13の垂下片13Aを仮に一時的に支持する支持体37Dと、この支持体37Dの先端に形成されたシール部材支持部37Cとで構成されている。
【0040】長尺の支持部材37を係合部35に取り付ける場合、アタッチメント33のレバー部33Cを押し広げ、上方より固定部37Aを押し下げて固定する。その他の構成は、図2に示す構成と略同一である。
【0041】図3は別の実施形態を示す。
【0042】本実施形態では、壁パネル11がタイル11E貼りである。この場合、フレーム11Fの上縁部に上方よりねじ32を用いてピース状のアタッチメント63が適当な間隔をあけて取り付けられる。この取り付けは、浴室1を組み立てる現場で行われる。アタッチメント63は基部63Aと、この基部63Aに弾発部63Bを介してつながり、浴室1の外側斜め上方に延出するレバー部63Cとで構成されている。基部63Aの下面には、フレーム11Fの上縁部に嵌合する一対の突片64Aが一体的に形成され、これにより位置決めされる。この基部63Aの上面には、支持部材67を装着する係合部65が形成され、この係合部65には2つの突片64B、64Cが突出形成されている。
【0043】支持部材67は、図2に示すものと略同様の構成であり、この支持部材67はアタッチメント63の係合部65にワンタッチで装着される。そして、天井パネル13の垂下片13Aを、天井パネル支持部67Bの内側に配置させて、この垂下片13Aを貫通させて、天井パネル支持部67Bに天井パネル13の垂下片13Aを浴室1の内側からねじ41を用いて固定する。なお、その他の構成において、図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】図4は別の実施形態を示す。
【0045】本実施形態では、壁パネル11がステンレス板11Bの内側に石膏ボード11C、断熱材11D等を貼って構成されている。なお、図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0046】この種のものでは、壁パネル11同士が組立フレーム47を用いて連結されており、この組立フレーム47と壁パネル11のステンレス板11Bとの間にねじ49、51を用いて長物組立フレーム(部材)53が取り付けられている。この長物組立フレーム53には被係合部55が形成され、この被係合部55にはピース状のアタッチメント57Aが係止されている。
【0047】このアタッチメント57Aは、ねじ58を介して、長尺の支持部材57の固定部57Bに固定されている。アタッチメント57Aには係合部57Cが形成され、この係合部57Cは長物組立フレーム53の被係合部55に係合されている。支持部材57には天井パネル支持部57Dが形成されている。そして、天井パネル13の垂下片13Aを、天井パネル支持部57Dの内側に配置させ、この垂下片13Aを貫通させ、天井パネル支持部57Dに天井パネル13の垂下片13Aを浴室1の内側からねじ41を用いて固定する。
【0048】本実施形態では、その他の実施形態と異なり、長尺の支持部材57に予めアタッチメント57Aが固定されている。
【0049】そして、図示は省略したが、出入口用建具の上枠100の上面に、長尺の支持部材57を取り付ける場合にも、このアタッチメント57Aの構成が適用されることはいうまでもない。
【0050】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものでないことは明らかである。上記実施形態では、天井パネル11が、2枚の長方形のパネルを中央で連結して形成されているが、これに限定されず、1枚の大きなパネルで形成してもよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、壁パネルの上辺自体またはこの壁パネルの上部に取り付けられたアタッチメントに係合部を形成し、この係合部に天井パネル支持部を有する支持部材を係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したため、壁パネルの上辺自体に天井パネル固定用の支持部材を一体形成することなく、壁パネルと天井パネルとを浴室の内側から簡単に連結することができる。
【0052】請求項2記載の発明では、壁パネルの上辺自体またはこの壁パネルの上部に取り付けられた部材に被係合部を形成し、この部材の被係合部に係合する係合部が形成されたアタッチメントを天井パネル支持部を有する支持部材に固定し、この支持部材のアタッチメントの係合部を上記被係合部に係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したため、壁パネルの上辺自体に天井パネル固定用の支持部材を一体形成することなく、壁パネルと天井パネルとを浴室の内側から簡単に連結することができる。
【0053】請求項3記載の発明では、出入口用建具の上辺自体またはこの出入口用建具の上部に取り付けられたアタッチメントに係合部を形成し、この係合部に天井パネル支持部を有する支持部材を係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したため、出入口用建具の上辺自体に天井パネル固定用の支持部材を一体形成することなく、出入口用建具と天井パネルとを浴室の内側から簡単に連結することができる。
【0054】請求項4記載の発明では、出入口用建具の上辺自体またはこの出入口用建具の上部に取り付けられた部材に被係合部を形成し、この部材の被係合部に係合する係合部が形成されたアタッチメントを天井パネル支持部を有する支持部材に固定し、この支持部材のアタッチメントの係合部を上記被係合部に係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したため、出入口用建具の上辺自体に天井パネル固定用の支持部材を一体形成することなく、出入口用建具と天井パネルとを浴室の内側から簡単に連結することができる。
【0055】請求項5記載の発明では、壁パネルと天井パネルとの接合部において、ユニット外部への漏水が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による浴室の一実施形態を示す図である。
【図2】壁パネルと天井パネルとの接合部を示す断面図である。
【図3】別の実施形態を示す断面図である。
【図4】別の実施形態を示す断面図である。
【図5】別の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 浴室
11 壁パネル
13 天井パネル
13A 垂下片
33 アタッチメント
35 係合部
37 支持部材
37B 天井パネル支持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】 壁パネルと天井パネルとを有し、壁パネルの上辺自体またはこの壁パネルの上部に取り付けられたアタッチメントに係合部を形成し、この係合部に天井パネル支持部を有する支持部材を係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したことを特徴とする浴室。
【請求項2】 壁パネルと天井パネルとを有し、壁パネルの上辺自体またはこの壁パネルの上部に取り付けられた部材に被係合部を形成し、この部材の被係合部に係合する係合部が形成されたアタッチメントを天井パネル支持部を有する支持部材に固定し、この支持部材のアタッチメントの係合部を上記被係合部に係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したことを特徴とする浴室。
【請求項3】 出入口用建具と天井パネルとを有し、出入口用建具の上辺自体またはこの出入口用建具の上部に取り付けられたアタッチメントに係合部を形成し、この係合部に天井パネル支持部を有する支持部材を係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したことを特徴とする浴室。
【請求項4】 出入口用建具と天井パネルとを有し、出入口用建具の上辺自体またはこの出入口用建具の上部に取り付けられた部材に被係合部を形成し、この部材の被係合部に係合する係合部が形成されたアタッチメントを天井パネル支持部を有する支持部材に固定し、この支持部材のアタッチメントの係合部を上記被係合部に係合し、この支持部材の天井パネル支持部に上記天井パネルの垂下片を浴室の内側から固定したことを特徴とする浴室。
【請求項5】 上記天井パネルの垂下片を上記天井パネル支持部の内側に配置し、この天井パネル支持部に天井パネルの垂下片を浴室の内側からねじ等を用いて固定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の浴室。

【図1】
image rotate


【図2】
image rotate


【図3】
image rotate


【図4】
image rotate


【図5】
image rotate


【公開番号】特開2002−81219(P2002−81219A)
【公開日】平成14年3月22日(2002.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−273901(P2000−273901)
【出願日】平成12年9月8日(2000.9.8)
【出願人】(000003724)トステム株式会社 (8)
【Fターム(参考)】