説明

浴室ユニットおよび浴室ユニットの施工方法

【課題】洗い場床に対して浴槽の位置決めを正確に行うことができる浴室ユニットおよび浴室ユニットの施工方法を提供することを目的とする。
【解決手段】洗い場の水を排出する洗い場排水口を有する洗い場床パンと、浴槽内の水を排出する浴槽排水口を有する浴槽と、前記洗い場から排出された水を受ける洗い場側導水口と、前記浴槽内から排出された水を受ける浴槽側導水口と、を有し前記洗い場の水および前記浴槽内の水を排水管へ排出する排水トラップと、を備え、前記排水トラップの前記洗い場側導水口と前記浴槽側導水口との相対位置は、固定され、前記洗い場側導水口が前記洗い場排水口に回転不能に接続され、前記浴槽側導水口が前記浴槽排水口に回転不能に接続されることにより、前記洗い場床パンに対する前記浴槽の位置が決定されることを特徴とする浴室ユニットが提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、浴室ユニットおよび浴室ユニットの施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
洗い場パンと、浴槽を下方から受ける浴槽パンと、が別体として設けられ、連結部材によって連結固定される浴室ユニットが開示されている(特許文献1)。また、洗い場床が設置される架台と、浴槽が設置される浴槽支持部と、が別体として設けられ、例えばねじなどの締結部材により連結されるユニットバスが開示されている(特許文献2)。このように、洗い場床と浴槽とが分割された浴室ユニットでは、例えば、洗い場床を基準として浴槽の位置決めを行う。
【0003】
しかしながら、洗い場床と浴槽との間に複数の介在部材が存在すると、洗い場床と浴槽との距離や相対位置にばらつきが生ずる場合がある。この場合には、洗い場床と浴槽との間に取り付けられたバスエプロンの両脇に隙間が生ずる場合がある。また、バスエプロンの両脇に生ずる隙間を最小限にするため、作業者が浴槽の位置を調整する場合がある。しかしながら、バスエプロンが取り付けられる浴槽と洗い場床との間の開口には高低差があるため、浴槽と洗い場床との位置関係を正確に測定することは困難である。また、作業負荷が比較的大きい。これらの点において、改善の余地がある。
【0004】
これに対して、洗い場床と浴槽とを連結する連結部材を備えた浴室ユニットが開示されている(特許文献3)。これによれば、正確且つ容易に浴槽の位置決め設置を行うことができる。しかしながら、特許文献3に開示された連結部材は、浴槽の底部に固定される。そのため、浴槽を設置した後に連結部材を浴槽の底部に固定する場合には、連結部材の取り付けが困難であるという点において改善の余地がある。また、浴槽を設置する前に連結部材を浴槽の底部に固定する場合には、浴槽の搬送あるいは設置をするときに連結部材が他の部材と接触するおそれがあるという点において改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−292926号公報
【特許文献2】特開2010−200847号公報
【特許文献3】特開2008−154946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、洗い場床に対して浴槽の位置決めを正確に行うことができる浴室ユニットおよび浴室ユニットの施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、洗い場の水を排出する洗い場排水口を有する洗い場床パンと、浴槽内の水を排出する浴槽排水口を有する浴槽と、前記洗い場から排出された水を受ける洗い場側導水口と、前記浴槽内から排出された水を受ける浴槽側導水口と、を有し前記洗い場の水および前記浴槽内の水を排水管へ排出する排水トラップと、を備え、前記排水トラップの前記洗い場側導水口と前記浴槽側導水口との相対位置は、固定され、前記洗い場側導水口が前記洗い場排水口に回転不能に接続され、前記浴槽側導水口が前記浴槽排水口に回転不能に接続されることにより、前記洗い場床パンに対する前記浴槽の位置が決定されることを特徴とする浴室ユニットである。
【0008】
この浴室ユニットによれば、排水トラップが有する洗い場側導水口と浴槽側導水口との相対位置は、予め固定されている。また、洗い場側導水口は、洗い場排水口に回転不能に接続されている。さらに、浴槽側導水口は、浴槽排水口に回転不能に接続されている。これにより、洗い場床パンに対する浴槽の位置が決定されている。つまり、互いの相対位置が固定された洗い場側導水口および浴槽側導水口を有する排水トラップを利用して、洗い場床パンに対する浴槽の位置が決定されている。
【0009】
これによれば、洗い場床パンに対して浴槽の位置決めを正確に行うことができる。そのため、洗い場床パンと浴槽との距離や相対位置にばらつきが生ずることを抑えることができる。そして、バスエプロンと、バスエプロンの脇に設けられた壁パネルと、の間に隙間が生ずることを抑えることができる。また、互いに隣り合う壁パネル同士が設計値よりも離れる位置に設置されたり、近づく位置に設置されることを抑えることができる。
【0010】
また、第2の発明は、第1の発明において、前記洗い場床パンおよび前記浴槽を支持する架台をさらに備え、前記排水トラップは、前記架台に取り付けられ固定されたことを特徴する浴室ユニットである。
【0011】
この浴室ユニットによれば、排水トラップが架台に取り付けられ固定された状態で、洗い場側導水口は、洗い場排水口に回転不能に接続され、浴槽側導水口は、浴槽排水口に回転不能に接続されている。そのため、洗い場床パンに対して浴槽の位置決めを行うときに、例えば差し金などを用いた作業は、不要となる。これにより、洗い場床パンに対して浴槽の位置決めをより容易に行うことができる。
【0012】
また、第3の発明は、第2の発明において、前記架台は、前記洗い場床パンを載置する洗い場用架台と、前記洗い場用架台と所定位置で連結され前記浴槽を載置する浴槽用架台と、を有し、前記排水トラップは、前記洗い場側導水口が形成された排水トラップ本体と、前記浴槽側導水口が形成された排水エルボと、を有し、前記排水トラップ本体は、前記洗い場用架台に取り付けられ、前記排水エルボは、前記浴槽用架台に取り付けられたことを特徴とする浴室ユニットである。
【0013】
この浴室ユニットによれば、排水トラップの水平方向における位置決めをより確実且つより容易に行うことができる。また、洗い場床パンに対する浴槽の位置決めをさらに正確に行うことができる。
【0014】
また、第4の発明は、第3の発明において、前記浴槽を載置する側の前記浴槽用架台の上面および前記浴槽用架台に載置される側の前記浴槽の下面のいずれか一方には凸部が設けられ、前記上面および前記下面のいずれか他方には前記凸部と嵌合可能な凹部が設けられたことを特徴とする浴室ユニットである。
【0015】
この浴室ユニットによれば、浴槽用架台の上面および浴槽の下面のいずれか一方に形成された凸部を、浴槽用架台の上面および浴槽の下面のいずれか他方に形成された凹部に嵌合させることで、浴槽用架台に対して浴槽が回転することを抑えることができる。
【0016】
また、第5の発明は、第4の発明において、前記凸部は、前記凹部に遊嵌され、前記凹部に対して水平方向に移動可能であることを特徴とする浴室ユニットである。
【0017】
この浴室ユニットによれば、凸部は、凹部に対して水平方向に移動可能であるため、浴槽排水口から凸部までの寸法がばらついたとしても、浴槽を浴槽用架台に載置した際に、浴槽の水平方向の位置をずらして、寸法のばらつきを吸収することができる。
【0018】
また、第6の発明は、第3〜第5のいずれか1つの発明において、前記浴槽用架台は、上面部を形成するフレーム材と、前記フレーム材から前記洗い場用架台へ向かって突出し、前記排水エルボを保持可能な支持材と、を有することを特徴とする浴室ユニットである。
【0019】
この浴室ユニットによれば、浴槽用架台の強度を低下させることなく、排水トラップを保持することができる。そのため、浴槽側導水口と浴槽排水口との接続作業をより容易に行うことができる。
【0020】
また、第7の発明は、第6の発明において、前記支持材は、前記洗い場用架台の側から水平方向に前記排水エルボを挿入可能な開口部を有することを特徴とする浴室ユニットである。
【0021】
この浴室ユニットによれば、洗い場用架台の側から水平方向に排水エルボを移動させ、支持材の開口部に挿入することができる。そのため、浴槽側導水口の周囲に形成された浴槽側フランジを支持材の上面に載置させやすい。そのため、浴室ユニットの施工をより楽に行うことができる。
【0022】
また、第8の発明は、架台を設置面上に設置し、互いの相対位置が固定された洗い場側導水口および浴槽側導水口を有する排水トラップを前記架台に取り付け、前記架台に支持され洗い場排水口を有する洗い場床パンを前記架台の上に載置し、前記架台に取り付けられた前記排水トラップの前記洗い場側導水口の位置に前記洗い場排水口の位置を合わせ、前記洗い場側導水口と前記洗い場排水口とを回転不能に接続して前記架台の所定位置に前記洗い場床パンを固定し、前記架台に支持され浴槽排水口を有する浴槽を前記架台の上に載置し、前記架台に取り付けられた前記排水トラップの前記浴槽側導水口の位置に前記浴槽排水口の位置を合わせ、前記浴槽側導水口と前記浴槽排水口とを回転不能に接続して前記架台の所定位置に前記浴槽を固定することを特徴とする浴室ユニットの施工方法である。
【0023】
この浴室ユニットの施工方法によれば、洗い場側導水口と、浴槽側導水口と、の相対位置が固定された排水トラップを用いて、洗い場側導水口と浴槽側導水口とを架台に取り付けた状態とする。そして、洗い場側導水口と洗い場排水口とを接続した状態とし、浴槽側導水口と浴槽排水口とを接続した状態とする。これにより、洗い場床パンに対して浴槽の位置決めを正確に行うことができる。そのため、洗い場床パンと浴槽との距離や相対位置にばらつきが生ずることを抑えることができる。
【0024】
これによれば、バスエプロンと、バスエプロンの脇に設けられた壁パネルと、の間に隙間が生ずることを抑えることができる。また、洗い場床パンや浴槽を設置する前において、フレーム材が組まれた架台に排水トラップを取り付けておくことができるため、より楽な姿勢で浴室ユニットの施工を行うことができる。さらに、排水トラップを利用して洗い場床パンに対する浴槽の位置決めを行うため、特別な治具などは不要である。そのため、洗い場床パンに対して浴槽の位置決めをより低コストで正確に行うことができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の態様によれば、洗い場床に対して浴槽の位置決めを正確に行うことができる浴室ユニットおよび浴室ユニットの施工方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットを表す斜視模式図である。
【図2】本実施形態にかかる浴室ユニットを表す平面模式図である。
【図3】本実施形態にかかる浴室ユニットを斜め下方から眺めたときの斜視模式図である。
【図4】本実施形態の排水トラップの取付構造を説明するための斜視模式図である。
【図5】本実施形態の排水トラップの取付構造を説明するための斜視模式図である。
【図6】本実施形態の排水トラップを例示する斜視模式図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図9】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図13】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図14】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図15】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図16】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図17】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【図18】本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットを表す斜視模式図である。
図2は、本実施形態にかかる浴室ユニットを表す平面模式図である。
なお、図2は、本実施形態にかかる浴室ユニットを図1に表した矢印A1の方向にみたときの平面模式図である。
【0028】
図1に表した浴室ユニット10は、架台100と、洗い場床パン200と、浴槽300と、排水トラップ400と、を備える。
架台100は、洗い場用架台110と、浴槽用架台120と、を有する。洗い場用架台110は、洗い場床パン200を支持する。言い換えれば、洗い場床パン200は、洗い場用架台110に載置されている。浴槽用架台120は、浴槽300を支持する。言い換えれば、浴槽300は、浴槽用架台120に載置されている。
【0029】
洗い場用架台110は、下部に設けられた支持脚111を有する。一方、浴槽用架台120は、下部に設けられた支持脚121を有する。図2に表したように、浴槽用架台120は、連結材113を介して例えばねじなどの締結部材(図示せず)により連結されている。架台100は、洗い場用架台110と浴槽用架台120とが連結された状態で、図示しない建物床の上に載置されている。
【0030】
洗い場床パン200は、洗い場排水口210を有し、使用者が例えば身体を洗浄可能な洗い場201を形成する。洗い場床パン200の上(表側)の水は、洗い場排水口210を通過し、排水トラップ400へ導かれる。そして、排水トラップ400へ導かれた水は、洗い場床パン200の下(裏側)に設けられた排水管610(図3参照)を通過して排出される。つまり、洗い場排水口210は、洗い場201の水を排出することができる。 なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
【0031】
浴槽300は、浴槽排水口310を有する。浴槽300内の水は、浴槽排水口310を通過し、排水トラップ400へ導かれる。そして、排水トラップ400へ導かれた水は、洗い場床パン200の下(裏側)に設けられた排水管610を通過して排出される。つまり、浴槽排水口310は、浴槽300内の水を排出することができる。
【0032】
図2に表したように、排水トラップ400は、架台100に取り付けられ固定されている。排水トラップ400は、洗い場排水口210を介して洗い場201から排出された水を受けることができる。また、排水トラップ400は、浴槽排水口310を介して浴槽300内から排出された水を受けることができる。そして、排水トラップ400は、洗い場201および浴槽300から導かれた水を排水管610へ排出することができる。排水トラップ400については、後に詳述する。
【0033】
図1に表したように、浴室ユニット10の外周部には、接続部材510と、壁パネル520と、が設置されている。接続部材510は、互いに隣り合う壁パネル520同士を連接する。壁パネル520は、洗い場床パン200の縁に設けられた図示しない壁パネル載置面に設置されている。あるいは、壁パネル520は、浴槽300の縁に設けられた図示しない壁パネル載置面に設置されている。そして、複数の壁パネル520は、接続部材510により連接され立設されている。複数の壁パネル520のいずれかには、図示しないドア取付枠を介して図示しないドアが設けられている。なお、接続部材510および壁パネル520の設置数は、図1に表した接続部材510および壁パネル520の設置数に限定されるわけではない。
【0034】
また、洗い場床パン200と浴槽300との間には、バスエプロン530が設置されている。バスエプロン530は、浴槽300の側面を覆っている。つまり、バスエプロン530は、洗い場床パン200と浴槽300との間に形成される開口を塞ぐように取り付けられている。
【0035】
ここで、図1および図2に表したように、洗い場床パン200と浴槽300とが別体として設けられた場合において、洗い場床パン200や架台100を基準として浴槽300の位置決めを行う場合を考える。この場合、洗い場床パン200と浴槽300との間に複数の介在部材が存在するため、洗い場床パン200と浴槽300との距離や相対位置にばらつきが生ずることがある。すなわち、架台100は、複数のフレーム材や複数の板材などを有する。そうすると、複数のフレーム材や複数の板材などの部品誤差や組立誤差が積み上がる場合がある。これによれば、洗い場床パン200と浴槽300との距離や相対位置にばらつきが生ずる場合がある。
【0036】
洗い場床パン200と浴槽300との距離や相対位置にばらつきが生ずると、バスエプロン530と、バスエプロン530の脇に設けられた壁パネル520と、の間に隙間が生ずる場合がある。作業者が例えば差し金などを用いて浴槽300の位置を調整しても、バスエプロン530が取り付けられる洗い場床パン200と浴槽300との間の開口には高低差があるため、洗い場床パン200と浴槽300との位置関係を正確に測定することは困難である。また、作業者にかかる負荷は、比較的大きい。
【0037】
あるいは、例えば、洗い場床パン200と浴槽300との距離が設計値よりも離れると、互いに隣り合う壁パネル520同士が設計値よりも離れる位置に設置される。これによれば、接続部材510による壁パネル520同士の連結が困難あるいは不能となったり、壁パネル520同士の連結部分に隙間が生ずる場合がある。あるいは、例えば、洗い場床パン200と浴槽300との距離が設計値よりも近づくと、互いに隣り合う壁パネル520同士が設計値よりも近づく位置に設置される。これによれば、壁パネル520が浴槽300や洗い場床パン200の側へ凸となるように撓んだり、止水性を確保するシリコンなどのシール剤を塗布する隙間が確保されない場合がある。
【0038】
これに対して、本実施形態にかかる浴室ユニット10によれば、架台100に取り付けられた排水トラップ400を利用して、洗い場床パン200および浴槽300の位置決めを行う。これによれば、洗い場床パン200に対して浴槽300の位置決めを正確に行うことができる。そのため、洗い場床パン200と浴槽300との距離や相対位置にばらつきが生ずることを抑えることができる。そして、バスエプロン530と、バスエプロン530の脇に設けられた壁パネル520と、の間に隙間が生ずることを抑えることができる。また、互いに隣り合う壁パネル520同士が設計値よりも離れる位置に設置されたり、近づく位置に設置されることを抑えることができる。さらには、洗い場床パン200に対して浴槽300の位置決めを行うときに、例えば差し金などを用いた作業は、不要となる。そのため、洗い場床パン200に対して浴槽300の位置決めをより容易に行うことができる。
【0039】
次に、洗い場床パン200に対する浴槽300の位置決め構造について、図面を参照しつつ説明する。
図3は、本実施形態にかかる浴室ユニットを斜め下方から眺めたときの斜視模式図である。
図4および図5は、本実施形態の排水トラップの取付構造を説明するための斜視模式図である。
図6は、本実施形態の排水トラップを例示する斜視模式図である。
【0040】
図3に表したように、排水トラップ400は、架台100からみて洗い場床パン200および浴槽300とは反対側に設けられ、架台100に固定されている。排水トラップ400には、排水管610が接続されている。排水管610は、洗い場201および浴槽300から導かれた水を排出する。
【0041】
図6に表したように、排水トラップ400は、排水トラップ本体410と、排水エルボ420と、接続部430と、を有する。排水トラップ本体410は、洗い場側導水口411と、洗い場側導水口411の周囲に形成された洗い場側フランジ413と、を有する。排水エルボ420は、浴槽側導水口421と、浴槽側導水口421の周囲に形成された浴槽側フランジ423と、を有する。
【0042】
接続部430は、排水トラップ本体410と、排水エルボ420と、を接続する。つまり、接続部430は、洗い場側導水口411と、浴槽側導水口421と、を接続する。接続部430は、例えば樹脂や金属などにより形成され、非可撓性を有する。つまり、接続部430は、例えば蛇腹構造を有するホースや、弾性を有するゴムにより形成されたホースなどのようには可撓性を有していない。そのため、洗い場側導水口411と、浴槽側導水口421と、の相対位置は、固定されている。
【0043】
図4および図5に表したように、排水トラップ本体410は、洗い場側フランジ413において例えばねじなどの締結部材551により洗い場用架台110に取り付けられ固定されている。例えば、排水トラップ本体410は、洗い場側フランジ413において4つの締結部材551により固定されている。また、排水エルボ420は、浴槽側フランジ423において締結部材551により浴槽用架台120に取り付けられ固定されている。例えば、排水エルボ420は、浴槽側フランジ423において2つの締結部材551により固定されている。但し、洗い場側フランジ413および浴槽側フランジ423において用いられる締結部材551の個数は、これだけに限定されるわけではない。排水トラップ本体410および排水エルボ420が回転しないように、洗い場側フランジ413および浴槽側フランジ423において複数の締結部材551が用いられればよい。
【0044】
具体的には、浴槽用架台120は、フレーム材125と、フレーム材125に固定された板材127と、支持材128と、を有する。フレーム材125は、浴槽用架台120の上面(浴槽300が載置される側の面)部を形成する。支持材128は、フレーム材125に付設され、洗い場201の側すなわち洗い場用架台110あるいは洗い場床パン200の側へ向かって突出している。図4に表したように、支持材128には、洗い場用架台110の側に開口を有する開口部129が形成されている。そして、排水エルボ420の少なくとも一部は、洗い場用架台110の側から水平方向に支持材128の開口部129に挿入され、浴槽側フランジ423において支持材128に保持されている。つまり、排水エルボ420の少なくとも一部は、浴槽側フランジ423が支持材128の上面に載置された状態で保持されている。これによれば、浴槽用架台120の強度を低下させることなく、排水トラップ400を保持することができる。
【0045】
一方、洗い場側フランジ413は、洗い場用架台110に載置されているわけではない。排水トラップ本体410の少なくとも一部は、洗い場側フランジ413が洗い場用架台110の下面(洗い場床パン200が載置される側とは反対側の面)に付設された状態で洗い場用架台110に取り付けられている。
【0046】
そして、図4に表したように、洗い場側導水口411は、洗い場排水口210に接続されている。排水トラップ本体410が締結部材551により回転しないように洗い場用架台110に固定されているため、洗い場側導水口411は、洗い場排水口210に回転不能に接続されている。また、浴槽側導水口421は、浴槽排水口310に接続されている。排水エルボ420が締結部材551により回転しないように浴槽用架台120の支持材128に固定されているため、浴槽側導水口421は、浴槽排水口310に回転不能に接続されている。
【0047】
このようにして、洗い場側導水口411と、浴槽側導水口421と、の相対位置が予め固定された排水トラップ400は、洗い場側導水口411が洗い場排水口210に接続された状態で、および浴槽側導水口421が浴槽排水口310に接続された状態で、架台100に固定されている。これにより、洗い場床パン200に対して浴槽300の位置決めを正確に行うことができる。そのため、洗い場床パン200と浴槽300との距離や相対位置にばらつきが生ずることを抑えることができる。
【0048】
これによれば、バスエプロン530と、バスエプロン530の脇に設けられた壁パネル520と、の間に隙間が生ずることを抑えることができる。また、互いに隣り合う壁パネル520同士が設計値よりも離れる位置に設置されたり、近づく位置に設置されることを抑えることができる。さらには、洗い場床パン200に対して浴槽300の位置決めを行うときに、例えば差し金などを用いた作業は、不要となる。そのため、洗い場床パン200に対して浴槽300の位置決めをより容易に行うことができる。
【0049】
また、前述したように、洗い場側導水口411を有する排水トラップ本体410は、洗い場用架台110に取り付けられている。浴槽側導水口421を有する排水エルボ420は、浴槽用架台120に取り付けられている。これにより、排水トラップ400の水平方向における位置決めをより確実且つより容易に行うことができる。また、洗い場床パン200に対する浴槽300の位置決めをさらに正確に行うことができる。
【0050】
また、作業者は、排水エルボ420の少なくとも一部を支持材128の開口部129に挿入することができるため、浴槽側フランジ423を支持材128の上面に載置させやすい。そのため、浴室ユニット10の施工作業をより楽に進めることができる。また、排水エルボ420の少なくとも一部は、例えば浴槽300内から排出される水により比較的大きい荷重を受けても、浴槽側フランジ423において支持材128に保持されているため、浴槽用架台120の強度を確保することができる。
【0051】
なお、排水トラップ400を、樹脂の射出成型部品を組み合わせて形成すれば、寸法精度が良くなり、洗い場床パン200に対して浴槽300を極めて高い精度で位置決めすることができる。
【0052】
次に、本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法について、図面を参照しつつ説明する。
図7〜図18は、本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットの施工方法を説明するための斜視模式図である。
なお、図15は、図14に表した領域Bを拡大して眺めた拡大模式図である。
【0053】
まず、例えばねじなどの締結部材(図示せず)により、連結材113(図2参照)を介して洗い場用架台110と浴槽用架台120とを連結する。続いて、支持脚111、121の長さを適宜調整し、図7に表したように、架台100を例えば建物床などの設置面の上に設置する。
【0054】
続いて、図8に表したように、洗い場側導水口411および浴槽側導水口421が洗い場排水口210および浴槽排水口310の下方位置にそれぞれ配置されるように、排水トラップ400を架台100に取り付ける。
【0055】
具体的には、まず、排水エルボ420の少なくとも一部を支持材128の開口部129に挿入し、浴槽側フランジ423において支持材128に保持させる。つまり、排水エルボ420の少なくとも一部を支持材128の開口部129に挿入し、浴槽側フランジ423を支持材128の上面(浴槽300が載置される側の面)に載置する。続いて、洗い場側フランジ413を洗い場用架台110の下面に当て、洗い場用架台110の上面(洗い場床パン200が載置される側の面)側から締結部材551により排水トラップ本体410を洗い場用架台110に固定する。このとき、複数の締結部材551を用いて排水トラップ本体410を洗い場用架台110に固定することで、排水トラップ本体410が回転しないようにする。続いて、支持材128の上面側から締結部材551により排水エルボ420を支持材128に固定する。このとき、複数の締結部材551を用いて排水エルボ420を支持材128に固定することで、排水エルボ420が回転しないようにする。
【0056】
続いて、図9および図11に表したように、洗い場用架台110のコーナ部であって浴槽300が設置される側とは反対側のコーナ部に接続部材固定具515を締結部材551により固定する。続いて、図10(a)、図10(b)、および図11に表したように、洗い場用架台110の側面であって浴槽300が設置される側とは反対側の側面に接続部材固定具516を固定する。接続部材固定具515、516は、接続部材510を固定し立設させることができる。
【0057】
続いて、図11に表した矢印A2のように洗い場床パン200を接続部材固定具515、516の方向へ移動させて接続部材固定具515、516に位置に合わせる。そして、洗い場床パン200の洗い場排水口210の位置が架台100に取り付けられた排水トラップ400の洗い場側導水口411の位置に合うように位置合わせを行う。続いて、洗い場床パン200を洗い場用架台110に固定する。
【0058】
続いて、図12に表したように、ワッシャ221と、第1の締め付けフランジ223と、封水筒225を洗い場排水口210の部分に取り付ける。第1の締め付けフランジ223を取り付けることにより、排水トラップ本体410を洗い場排水口210が形成された部分に取り付けることができる。
【0059】
このとき、洗い場床パン200は、接続部材固定具515、516により回転不能とされ、洗い場用架台110に固定されている。また、洗い場側導水口411を有する排水トラップ本体410は、複数の締結部材551により洗い場用架台110に固定され回転不能とされている。これにより、洗い場側導水口411を洗い場排水口210に対して回転不能に接続することができる。
【0060】
続いて、図13に表したように、浴槽300の浴槽排水口310の位置が架台100に取り付けられた排水トラップ400の浴槽側導水口421の位置に合うように位置合わせを行う。具体的には、例えば、浴槽排水口310の周縁から下方に延在する図示しない凸部を排水エルボ420に形成された図示しない凹部に差し込む。そうすると、浴槽排水口310の位置を浴槽側導水口421の位置に合うように位置合わせを行うことができる。続いて、浴槽300を浴槽用架台120に固定する。
【0061】
ここで、図14および図15に表したように、浴槽300の下面には凹部320が設けられている。一方、浴槽用架台120の上面には凸部123が設けられている。例えば、凸部123を有する板材が、浴槽用架台120の上面に締結部材551により取り付けられている。凹部320と凸部123とは、互いに嵌合可能である。図14に表したように、凹部320および凸部123は、例えば浴槽300の短辺と略平行する方向に延在している。言い換えれば、凹部320および凸部123は、例えば浴槽300の長辺と略直交する方向に延在している。図14に表したように、複数の凹部320および複数の凸部123が設けられていてもよい。あるいは、1つの凹部320および1つの凸部123が設けられていてもよい。
【0062】
浴槽300を浴槽用架台120に載置し、浴槽用架台120の凸部123を浴槽300の凹部320に嵌合させることで、浴槽用架台120に対して浴槽排水口310を中心として浴槽300が回転することを抑えることができる。また、このとき、浴槽用架台120の凸部123は、浴槽300の凹部320に遊嵌されている。そのため、例えば浴槽排水口310の位置を浴槽側導水口421の位置に合うように位置合わせを行う際に、凹部320に対して凸部123を水平方向に移動可能である。すなわち、浴槽用架台120に対して浴槽300を水平方向に移動させることができる。これにより、浴槽排水口310から凸部123までの寸法がばらついたとしても、浴槽300を浴槽用架台120に載置した際に、浴槽300の水平方向の位置をずらして寸法のばらつきを吸収することができる。この浴槽300の水平方向の位置のずれは、浴槽300の回転に対する法線方向への微小量のずれである。
【0063】
なお、図14および図15では、浴槽300の下面に凹部320が設けられ、浴槽用架台120の上面に凸部123が設けられているが、これだけに限定されるわけではない。例えば、浴槽300の下面に凸部が設けられ、浴槽用架台120の上面に凹部が設けられていてもよい。この場合でも、浴槽用架台120に対して浴槽300が回転することを抑えることができる。
【0064】
続いて、図16に表したように、例えば治具339などを用いて第2の締め付けフランジ333を浴槽排水口310の部分に取り付ける。第2の締め付けフランジ333を取り付けることにより、排水エルボ420を浴槽排水口310が形成された部分に取り付けることができる。
【0065】
このとき、浴槽300は、浴槽300の凹部320および浴槽用架台120の凸部123により回転不能とされ、浴槽用架台120に固定されている。また、浴槽側導水口421を有する排水エルボ420は、複数の締結部材551により浴槽用架台120に固定され回転不能とされている。これにより、浴槽側導水口421を浴槽排水口310に対して回転不能に接続することができる。
【0066】
続いて、図17に表した矢印A3および矢印A4のようにバスエプロン530を移動させ、洗い場床パン200と浴槽300との間に形成される開口を塞ぐようにバスエプロン530を取り付ける。そして、図18に表した矢印A5のように、バスエプロン530の下部を浴槽300の側に押し込むことで、洗い場床パン200と浴槽300との間にバスエプロン530を取り付け固定することができる。
【0067】
本実施形態にかかる浴室ユニット10の施工方法によれば、洗い場側導水口411と、浴槽側導水口421と、の相対位置が固定された排水トラップ400を用いて、洗い場側導水口411と浴槽側導水口421とを架台100に取り付けた状態とする。そして、洗い場側導水口411と洗い場排水口210とを接続した状態とし、浴槽側導水口421と浴槽排水口310とを接続した状態とする。これにより、洗い場床パン200に対して浴槽300の位置決めを正確に行うことができる。そのため、洗い場床パン200と浴槽300との距離や相対位置にばらつきが生ずることを抑えることができる。
【0068】
これによれば、バスエプロン530と、バスエプロン530の脇に設けられた壁パネル520と、の間に隙間が生ずることを抑えることができる。また、洗い場床パン200や浴槽300を設置する前において、フレーム材が組まれた架台100に排水トラップ400を取り付けておくことができるため、より楽な姿勢で浴室ユニット10の施工を行うことができる。さらに、排水トラップ400を利用して洗い場床パン200に対する浴槽300の位置決めを行うため、特別な治具などは不要である。そのため、洗い場床パン200に対して浴槽300の位置決めをより低コストで正確に行うことができる。
【0069】
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、架台100や洗い場床パン200や浴槽300や排水トラップ400などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや排水トラップ本体410や排水エルボ420の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、浴槽排水口310と排水エルボ420とを別部品を介して接続してもよい。この別部材を介した接続は、特に、浴槽300の周囲に保温パンを設置する場合に有効である。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【符号の説明】
【0070】
10 浴室ユニット、 100 架台、 110 洗い場用架台、 111 支持脚、 113 連結材、 120 浴槽用架台、 121 支持脚、 123 凸部、 125 フレーム材、 127 板材、 128 支持材、 129 開口部、 200 洗い場床パン、 201 洗い場、 210 洗い場排水口、 221 ワッシャ、 223 第1の締め付けフランジ、 225 封水筒、 300 浴槽、 310 浴槽排水口、 320 凹部、 333 第2の締め付けフランジ、 339 治具、 400 排水トラップ、 410 排水トラップ本体、 411 洗い場側導水口、 413 洗い場側フランジ、 420 排水エルボ、 421 浴槽側導水口、 423 浴槽側フランジ、 430 接続部、 510 接続部材、 515、516 接続部材固定具、 520 壁パネル、 530 バスエプロン、 551 締結部材、 610 排水管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗い場の水を排出する洗い場排水口を有する洗い場床パンと、
浴槽内の水を排出する浴槽排水口を有する浴槽と、
前記洗い場から排出された水を受ける洗い場側導水口と、前記浴槽内から排出された水を受ける浴槽側導水口と、を有し前記洗い場の水および前記浴槽内の水を排水管へ排出する排水トラップと、
を備え、
前記排水トラップの前記洗い場側導水口と前記浴槽側導水口との相対位置は、固定され、
前記洗い場側導水口が前記洗い場排水口に回転不能に接続され、前記浴槽側導水口が前記浴槽排水口に回転不能に接続されることにより、前記洗い場床パンに対する前記浴槽の位置が決定されることを特徴とする浴室ユニット。
【請求項2】
前記洗い場床パンおよび前記浴槽を支持する架台をさらに備え、
前記排水トラップは、前記架台に取り付けられ固定されたことを特徴する請求項1記載の浴室ユニット。
【請求項3】
前記架台は、
前記洗い場床パンを載置する洗い場用架台と、
前記洗い場用架台と所定位置で連結され前記浴槽を載置する浴槽用架台と、
を有し、
前記排水トラップは、
前記洗い場側導水口が形成された排水トラップ本体と、
前記浴槽側導水口が形成された排水エルボと、
を有し、
前記排水トラップ本体は、前記洗い場用架台に取り付けられ、前記排水エルボは、前記浴槽用架台に取り付けられたことを特徴とする請求項2記載の浴室ユニット。
【請求項4】
前記浴槽を載置する側の前記浴槽用架台の上面および前記浴槽用架台に載置される側の前記浴槽の下面のいずれか一方には凸部が設けられ、
前記上面および前記下面のいずれか他方には前記凸部と嵌合可能な凹部が設けられたことを特徴とする請求項3記載の浴室ユニット。
【請求項5】
前記凸部は、前記凹部に遊嵌され、前記凹部に対して水平方向に移動可能であることを特徴とする請求項4記載の浴室ユニット。
【請求項6】
前記浴槽用架台は、
上面部を形成するフレーム材と、
前記フレーム材から前記洗い場用架台へ向かって突出し、前記排水エルボを保持可能な支持材と、
を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
【請求項7】
前記支持材は、前記洗い場用架台の側から水平方向に前記排水エルボを挿入可能な開口部を有することを特徴とする請求項6記載の浴室ユニット。
【請求項8】
架台を設置面上に設置し、
互いの相対位置が固定された洗い場側導水口および浴槽側導水口を有する排水トラップを前記架台に取り付け、
前記架台に支持され洗い場排水口を有する洗い場床パンを前記架台の上に載置し、前記架台に取り付けられた前記排水トラップの前記洗い場側導水口の位置に前記洗い場排水口の位置を合わせ、前記洗い場側導水口と前記洗い場排水口とを回転不能に接続して前記架台の所定位置に前記洗い場床パンを固定し、
前記架台に支持され浴槽排水口を有する浴槽を前記架台の上に載置し、前記架台に取り付けられた前記排水トラップの前記浴槽側導水口の位置に前記浴槽排水口の位置を合わせ、前記浴槽側導水口と前記浴槽排水口とを回転不能に接続して前記架台の所定位置に前記浴槽を固定することを特徴とする浴室ユニットの施工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2013−63163(P2013−63163A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−203388(P2011−203388)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】